この曲を聴け! 

War at the Warfield(live 2003) / SLAYER
メタラァ ★★ (2004-03-23 10:51:00)
SLAYERのライヴDVD。発売はデイヴ・ロンバード加入後だったがこのライヴではポール・ボスタフがドラムを叩いている。
そのポール・ボスタフ、ここでは「脱退理由は肘の故障じゃなかったっけ?」と疑問を抱かせる程の激烈ドラミングを披露している。まぁ、彼は現在TESTAMENTのメンバーなのでその脱退理由は建て前上だったのかも知れないな。とにかく凄いドラマーである。
フロントの3人は言うまでもなく、その威厳に満ちた佇まいは文句なく格好良い。トム・アラヤのヘッド・バンギングの格好良さときたらもう…。ケリー・キング、ジェフ・ハンネマンのハイパー・クレイジーなギターソロも勿論健在。
悔やまれるのがギターの低音が聴き取りづらいことがたまにあること。これはうちのDVDプレイヤーがゲーム機であるからかも知れないが、至極残念であった。
しかし、バンドのパフォーマンスが総てのマイナス要素を飲み込み、そのマイナス要素までも味方に付けているのではないか、と思わせる迫力を備えたライヴである。選曲も文句はあるまい。
それからこのDVDには「BLOODLINE」のPVとドキュメンタリー映像が入っている。PVはなかなか格好良い出来だ。ドキュメンタリーは、なんともまぁ、クレイジーなファンがいるのもだなぁ、と。そしてそのファンに質問するインタビュアーもまたクレイジーな質問をするものだ。11歳の息子と一緒にライヴに来ている親父やアルミ缶を食いちぎる男など愉快な仲間達がいっぱいだ。他にもバンドのメンバーやカーク・ハメットなど他のバンドのメンバーのインタビューも含まれている。何度でも観たくなる物ではないかも知れないが(笑)、ファンなら一度は観ても損はないドキュメンタリーだと思う。

→同意