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Once / NIGHTWISH
メタラァ ★★ (2005-08-22 09:36:00)
北欧はフィンランドが誇る、シンフォニック・メタル道のトップをひた走るNIGHTWISHの5th。
"シンフォニック・メタル"、そして"女性ヴォーカル"、この2つの言葉から想像されるは気品と呼ぶに近いものだと思う。そう、確かに気品は充分感じられる。しかしなんだ、このパワフルさは!!なんだ、このヘヴィさは!!なんだ、このアグレッションは
!!それでいてなんだ、この荘厳さ、ドラマティックっぷりは!!間違いなくこの音楽はメタルですね!
どの曲も完成度がハンパじゃないことは言うに及ばず、それを聴かせるプロダクションが余りにも素晴らしい!!ヘヴィでソリッドで前面に押し出されたギター・リフ、ゴリゴリブリブリのベース・サウンド、ヘヴィでタイトでパワフルなドラム、そして本作の荘厳さと音の広がりを演出している素晴らしい生オーケストラ、この総てがしっかり聴こえ、さらには互いが一体となって緊張感を煽り、壮大さや広がりを持たせているところがね、素晴らしいよ、これ。1級品を越えて、まさに超1級品!!
そして、個人的に大っ好きなマルコ・ヒエタラのヴォーカルがちゃ~んとフィーチャーされているのも嬉しい。ターヤのオペラティックな、時に儚く、時に力強いその歌唱とマルコ・ヒエタラの侠気溢れる野獣ヴォーカルのカッコ良さときたら…。「こりゃマルコがメイン・ヴォーカルの別バンド、TAROTのアルバムも買わなきゃな!」と思わせるには充分!(笑)
楽曲の話に戻るけど、やはりツォーマスが「曲作りのときは映画音楽を意識する」と言うだけあって、曲の持つドラマはまさにそれ。ま、ドラムやギター・サウンドのお陰で、俺にとってはそんじょそこらの映画のサントラなんて軽~く超えちゃってる印象ですけどね!(笑)
フィンランド語(ですよね?)の響きも音楽性に合っていて、もう1曲くらい登場してくれても良いんじゃないかと思うくらい。
シンフォニックであること、メタリックであること、美しくあること、ドラマティックであること、総てにおいて妥協なんぞ一切見当たらない傑作!!

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