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Wings of Antichrist / TRIUMPHATOR
Usher-to-the-ETHER ★★★ (2006-03-26 21:13:00)
99年発表の1st。2ndはいつか出るのだろうか…
一聴しての感想は「これ、日本盤出てもおかしくないんじゃ…」でした。

スウェーデン産らしい、DARK FUNERALやMARDUKを思わせるメロウなメロディを所々にフィーチャーしたブルータルブラックなんですが、リフやメロディなど曲そのものの良さ、ブラスト含有率の高いブルータリティ、全パートが非常にクリアに聴こえる音質の良さなどとてもクオリティが高いです。
時々入るキュルキュルしたイカレ系の早弾きフレーズもメタル然としていてかっこいいですし、ブラックのある意味閉鎖的な雰囲気が駄目な人でもエクストリームな音楽が好きならばきっと気に入るんじゃないかと思います。このクオリティなら、MARDUK等と同列の評価を得ても良いと思うんだけどなぁ…本当に、何故つい最近まで廃盤(?)の憂き目に遭っていたのか理解できません。

そして私のお目当てのArioch様のヴォーカルですが…
もしもブラックメタラー達が崇拝するようなサタンが本当にいたとしたなら、自分の意志を代行させる預言者として彼を地上に遣わしたに違いありません。一応、スタイルとしてはがなり系になるのかな…?ただ他のがなり系と違って、音程の低さが呪文系のAttila並。この声で絶叫されるとまるで地の底からの喚び声みたいで物凄く不気味です。

喉を潰すようにして邪悪にうめく部分とかもあるし…普通のデス/ブラックのヴォーカルが怒りや憎しみを外に向かって吐き出しているとしたら、この人は叫びを通じて憎悪を吐き出し、それを確認・増幅してまた自分の中に取り込みなおしている感じです。FUNERAL MISTの邪悪さに拘ったヴォーカルも、MARDUKでの派手にがなり散らすヴォーカルも素晴らしかったし、本当に彼はどのスタイルをやっても、邪悪さが滲み出てきてしまうんですね…もう首っ丈です(笑)

ちなみについ最近ライブやEPの曲を追加して再発されました。
このアルバムずっと探しててなかなか見つからなかったので本当に嬉しい。という訳で、みなさん買いましょう(笑)。こんな素晴らしいものを放っておく手はないです。

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