この曲を聴け! 

The Art of Dying / DEATH ANGEL
火薬バカ一代 ★★ (2006-07-29 23:51:00)
アコギのイントロに続いて1曲目が疾走を開始した瞬間、多くのファンがガッツポーズを取ったに違いない、
DEATH AGEL、'04年発表の再結成第1弾アルバム。
前作「ACT Ⅲ」と比較した時、スラッシュ・メタルならではの疾走感が、かなり戻って来ているのが特徴で、
これに押しやられる形でファンク色が大きく後退。代わって、THE ORGANIZATION時代に培ったと思しき
「うねり」が、スパイスとして加えられている。
とは言え、やはりメインはピュア・スラッシュ・チューンの数々。特に①③⑥⑧といった、アルバムのポイントとなる
位置(先制・中押し・ダメ押し)に配された疾走曲が、いずれも高品質に仕上げられているのには拍手喝采。
中でも、哀愁を帯びて駆け抜ける⑧“SPIRIT"は、新生DEATH ANGELの新機軸とでも言うべき名曲じゃなかろうか。
思いっきり突っ走ってる時でも常に余裕を感じさせ、アグレッシブな作風ながらも、
ちゃんとメロウな曲——“A ROOM WITH AVIEW"に通じる、ドラマ性に富んだ情熱的なバラード——を収録してくれる、
歴戦のスラッシャーならではの懐の大きさもナイス。全方位からのファンの期待に見事応えた、会心の復活作である。

→同意