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Unbreakable / SCORPIONS
ギターの国から2002.遺言 ★★ (2004-06-08 23:03:00)
5年ぶりの新作。ここ数年「柔らかい」仕事に従事して来たベテランが、ある意味本職に復帰した期待のアルバム。
1曲目が始まったとたん重いリフが襲って来てハッとするが、クラウス・マイネの歌声が聞こえてきた瞬間「あぁ・・、スコーピオンズなんだなぁ」と妙な実感が心に突き刺さる。懐かしい、というよりは新鮮といった方がいい。良い意味でのHRが展開される。ボーナス映像のクラウスではないが、ただ単にスコーピオンズである、それが素晴らしい。
とりわけ前半の楽曲の力強さは半端じゃない。説得力が違う。一方後半は楽しいロックが連発され、時々「KISSか?はたまたモトリーか?」と思うほど最高のロックンロールサーカスを楽しむことが出来る。メンバーの楽しんで演奏している姿が目に浮かんだ。
大団円の⑬を終えた後、余韻に浸ろうとするとボーナストラックが始まるがこの2曲もかなり良い。本編の内容を損ねることのない最高のボーナスだ。
曲単位ではなく、アルバム全体を聴き終えた時の後味が良いものは純粋に良いものである、と僕は思う。このアルバムも然り、そんなアルバムである。
ボーナスビデオでルドルフが2人いるのが笑えた。何そんなもん作ってんねん!(笑)

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