この曲を聴け! 

Temple of Shadows / ANGRA
ポール・ビッテンコート ★★ (2005-04-13 15:32:00)
2004年に発売された5thアルバム。いや、新生アングラとしては2ndということになるか。個人的には前作「REBITH」のほうが好きな曲が多かった。だが!しかし!バラエティに富んだ楽曲、緻密に練られたアレンジ、そして前作よりも更に研ぎ澄まされたテクニック…。アルバム全体の評価としては限りなく満点に近い。いや、満点だろう。あとは曲の好みだ。もしこのアルバムを聴いて酷評する人間がいるのなら、その人が普段何を聴いているのか非常に興味がある。よく、「メタルはちょっと…。」「クラシカルなのがダメ」って人がいるけど、そういう人にも是非おススメしたい。勢いだけのへヴィメタルじゃない、ただのメロディックメタルとも違う、“ANGRA"というバンドを感じて欲しい。
ボーカルのエドゥ・ファラスキの歌唱力は相変わらず素晴らしい!一時期へヴィメタルのボーカルは声が高いだけかと思っていたこともあったが(まったく恥ずかしい)、前作で初めてエドゥのボーカルを聴いてからというもの、僕の中ではセバスチャン・バックやマイケル・スウィート、そしてマイケル・キスクと並んでフェイバリット・ボーカリストの一人になった!それは今作を聴いてもなんら変わることはなかった。
ギターのキコ・ルーレイロはその超絶テクニックに更に磨きをかけているし、相棒であるラファエル・ビッテンコートも負けじと腕に冴えを見せる。
そしてバンドの屋台骨を支えるリズム隊の二人、ベースのフェリッペ・アンドレオーリ、ドラムのアキレス・プリースターも忘れてはならない。その安定感はもはやベテランの域に達している。それは先に発売されたライブ盤を聴いてもらえばもっとよくお分かりいただけると思う。
とにかく!全てに置いて“完・璧"なのである。さあ、普通の“パワーメタル"の域をはるかに超越した世界に足を踏み入れよう!

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