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Back to Eden / TERRY BROCK
火薬バカ一代 ★★ (2008-02-10 19:40:00)
KANSAS、STEVE MORSE BAND、JOHNNY VAN ZANT BAND等でキャリアを積み、スコティッシュHRバンドSTRANGEWAYSがリリースした
2枚の名盤『NATIVE SONS』『WALK ON THE FIRE』に参加した事で、メロディアス・ロック・ファンの間で一躍知名度を
高めたアメリカ人シンガー、テリー・ブロックが、イタリアのFRONTIER RECORDSから'01年に発表した初のソロ・アルバム。
様々なバンドで活動してきた彼氏だが、本作で聴かれるサウンドに一番近いのは、やはりSTRANGEWAYSだろうか。
洗練された哀愁のメロディに彩られた楽曲を、テリーがスティーヴ・ペリーばりの、伸びやかでソウルフルな歌唱を
駆使して歌い上げる様は、まさに産業ロックの鏡といった感じの仕上がりで、心地良いったらありゃしない。
特に、イントロのSEを経て、軽やか且つキャッチーにスタートする爽快な②や、“NATIVE SON"なるタイトルに
STRANGEWAYSファンがニヤリとする④、SURVIVERのジム・ピートリックが曲作りに協力している⑦、アイリッシュ風味の
薫るバラード⑬、そして本編のハイライトというべき、TOUCHのマイク・マンゴールド(Key)もゲスト参加している、
強力なフックを備えたメロディがガッツポーズ物の③といった楽曲は、嘗ての所属バンドの名曲群と比べても、
全く遜色ないクオリティを誇る。↑の方も言っている通り、全14曲も収録して、中弛みを殆ど感じさせない内容ってのは
凄い(ただ、ボーナス・トラックはいらんかったかなー)。全てのメロディ愛好家にお薦めできる1枚。

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