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なPさんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 51-100
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ANGRA-Angels Cry ★★ (2003-12-06 22:44:00)
90年代前半のメタル界という時間軸で考えると、とてつもなく優れたアルバム。これ以前の例えばドイツ産のバンドはまだ70年代から80年代の既存のHRの空気を残していて、独特の明るさやスピード感を味付けたものだったと思うのだが、ビートのはっきりした硬質なリズム隊の上にテクニカルで美しいメロディが乗っていて絶妙に彼らの出身地域の民族音楽のエッセンスすらまぶしてある音楽性は実は新鮮なものだった。高度な音楽理論にのっとった形でシンフォニックなスピードメタルを纏め上げている。クラシカルというキーワードすら引き出しの一つにすぎないという所がすごい。んで、その引き出しの1個1個の質がどれも高い。
アンドレ・マトスの個性的なボーカルも面白いし、ふんにゃりとした声のコーラスとかも独特。Evil WarningやAngels Cryなんかにみられるリズムチェンジまで含めたドラマを演出する中間パートがさらに
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ALCATRAZZ-No Parole From Rock'n'Roll-General Hospital ★★ (2003-12-01 22:41:10)
クランチなバッキングの音がたまらん。これぐらいの音色だとアルペジオの響きがいいんですわ。Alcatrazzってイングヴェイがサウンドの主導権を握っていたらしいが、Aメロはグラハム特有の音符の並びですよね。この辺の曲では意外とメンバーのインプットもあったのでは?
ま、なんといっても構築美抜群のソロ。色気抜群のペンタトニックを交えつつメロディアスに泣かせ、終わりの方でジェットコースターのようにダイナミックに下降&上昇するスピーディな連符が美しいですね。ギターでピーコするなら飽きの来ないこの曲を推します。
YNGWIE MALMSTEEN-Attack!! ★★ (2003-11-19 01:42:00)
音質はだいぶ改善された。CDっぽい乾いた音ですけどね。少なくとも前のアルバムの自主制作レベルではないだろう。
相変わらずドゥギーは地味。なんつーか奥行きが浅いというか平面的なんですよね。けっして下手ではないし、ここでもRainbow同様ソツなく仕事をしている。でも無理やり前任者のマーク・ボールズ風のラインに近づけちゃってるのが悲しいし、結局は自分のスタイルを持たないモノマネシンガーと感じさせる局面がいっぱい。Rainbowのボーカルっつったらそりゃもう本来なら大抜擢なんだけど、選んだのはリッチーじゃなくてキャンディスだったというオチ。結局売れない歌手ってイメージが(笑)Mad Dogなんてアルペジオのソロ(こんなのを軽く弾けたら気持ちいいだろうなー)やエンディングのキーボードも含めとてもカッコ良い曲なんだけど、今のイアン・ギランか仙人ウリ・ロートの歌唱みたいなヘナチョコリンな歌い方
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YNGWIE MALMSTEEN-War to End All Wars ★★ (2003-11-19 00:27:00)
インストで曲数を稼ぐのは駄作、凡作の証。当然の如くサウンド的に「なんじゃこれ?」という感想を持った。彼のライブ時の音のデカさに通ずる各楽器のバランスの悪さ、スネアの中途半端なイコライジングもカッコ悪い。しいて言えばソロの噛み付くような音が生々しくて迫力があるといったところか。何はともあれマーク・ボールズって上手なんだけど、なーんか飽きちゃう。ちょうど彼が一緒にやったトニー・マカパインのギターと同じで魂を感じないんだ。この点では同じくモーホーで有名なロブやフレディにはとても敵わないよね。
Masqueradeはインペリテリがやるようなストレートな疾走曲なんだけど、なかなかPOPな味付けしてあって良い曲です。Miracle of Lifeも近年稀に見る美しい曲。こういうのだとイングヴェイのギターもマークの絶唱も素晴らしいんだからもっとこの手のをやればよかったっつの。
GARY MOORE-Wild Frontier ★★ (2003-10-12 03:41:00)
メロディ、世界観、ギタープレー全て完璧なアルバムです。バグパイプを真似たギターを交えたアイリッシュサウンドから景色が見える。ここに名曲The Lonerの現代的アレンジを持ち込んで、きっちり溶け込ませている所がすごい。
ただカルチャークラブやカジャグーグーじゃないんだから、単なる音の遊びと化す12インチシングル盤を連発なんて安っぽいことはガンコ親父にはして欲しくなかったね
GARY MOORE-Run for Cover ★★ (2003-10-12 03:30:00)
前作、前々作が非常に愛聴盤だったため、発表当時は「あれれ?」という感じでした。Run for Coverにしても、Out in the Fieldsにしてもハードロックのフォームの中では未完成でチープな表現なような気がして。当時はガキでしたからフィルもグレンもムーディすぎたのね。今聴くと当時注目しなかった楽曲を中心に味わい深い作品だったりする。
GARY MOORE-Victims of the Future ★★ (2003-10-12 03:23:00)
長年慣れ親しんだアナログ版の曲順の方が確かに良かった。2曲目にTeenage Idolってのはなー・・・全体的にはHold on to Loveが入ってるせいか前作よりもPOPな印象がある。Journeyを感じさせるようなキーボードの音が良い曲なので自分などはサウンドシステムを新しく導入する時の視聴に使いますね。カバー曲Shapes of ThingsでのテンションたっぷりのソロやMurder in the Skiesのリフのメタリック加減など、彼の履歴を考えると異常な程にハードな方向性も併せ持ったいた時期であったと考えられる。名曲Empty Roomsはこのアルバムのオリジナルバージョンがギター三昧で一番好き。ま、イアン・ペイスはゲイリー側からの制限もあったんだろうけど明らかにやっつけ仕事。逆にこの時期のゲイリーの片腕となったニール・カーターというキーボード奏者はハーモニーも取れる名プ
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GARY MOORE-Corridors of Power ★★ (2003-10-12 03:01:00)
サウンドのエッジが鋭い文字通りのハードロックアルバム。80年代サウンドってほどメカニカルでなく70年代の臭みのある空気を残しているのが面白いところ。イアン・ペイスがもっと彼らしいプレーを披露してくれていたら・・・とか、ハードな曲でのゲイリーのボーカルがややヒステリック過ぎるのでは?ってとこが弱点なんだろうけど、とにもかくにもギターキッズは買って損なし。弦をぶち切ってしまいそうな2音チョーキングとかこれ以上ないような大胆なアーミングなど迫力満点。例のサーモンピンクのストラトでの録音パートが多いようで、ジャキーンと鳴り響くシングルコイルのドライブサウンドとアナログディレイの組み合わせがカッコ良いです。
COZY POWELL-Over the Top ★★ (2003-10-09 01:21:00)
そりゃフィル・コリンズみたいに歌手としての方が有名であるなら別だけど、ドラマーのソロアルバムなんて普通つまらないに決まってるが、あえて3部作と呼ばせてもらってるOver the Top、Octopass、Tiltは全て突出した出来であると思う。人気HRドラマーだったコージーの輝かしい履歴に恥じない、いやむしろそれと肩を並べるような作品である。
このアルバムに関しては、バラエティに富んでいるが実験的ってほど実験的でもなく聴きやすい作りになってて、HRファンの耳に大いに馴染む。
EL&Pっぽいキーボードインストあり、ゲイリー・ムーアとジャック・ブルースのスリリングなジャム曲Killersありーの、まんまジェフ・ベックのEl Sidありーの、後にゲイリー・ムーアがカバーで名演をするThe Lonerの渋いバージョンありーの、最後はドラムソロを楽曲化したのまで入ってる贅沢な作り。ドラ
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ZENO-Listen to the Light ★★ (2003-10-09 00:48:00)
完膚なきまでにZENOのサウンド。大昔に聴いた、幻の名作のあの東洋的なエッセンスをまぶした美しいメロディと、すこぶる色気のあるギターソロが聴ける名作アルバム。
ワウ・ペダルなんて古臭い器具を使ってここまで美しく官能的なサウンドを表現出来るのが凄いです。ギター自体はフロイドローズ+ハンバッカーだったと思うけど、素のストラト至上主義の人を唸らすこと間違いないでしょう。
Meet Me at the Rainbowのギターはとにかく凄い。Wチョーキングでディストーション成分が強くなる辺りでは、心を掻き毟られるどころか玉の裏筋をねこじゃらしでなでられるような快感すらある。それにしても素晴らしいギターだ。
ZENO-Zenology ★★ (2003-10-09 00:35:00)
なんせこの人。自分が中学生の時にデビューしたはずなのですが、いまだに3枚しかアルバムが出ていない(笑)しかもこのZenologyは正式アルバムとちょっと違うみたいで、レコーディング時期もバラバラだし、ボーカルも3人起用。御馴染みのマイケル・フレクシグがメインだけど、トミー・ハートやヘルゲ・エンゲルケまで歌っている。
Heat of Emotionは一応これがオリジナルなのだろうか。このアルバムはZenoのギターならではってのが薄くて、前半はFair Warningっぽい分かりやすいメロディアス佳曲が続く。Is It LoveやTogetherなんかも泣けますね。Zenoっぽい曲と言えばLet There Be HeavenやIn Love With an Angel。やはりマイケルの歌がしっくりきますね。
ただしZeno自身の官能的なソロワークに浸りたいなら次作を推します。あ
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UFO-Misdemeanor ★★ (2003-10-09 00:18:00)
音も曲調も非常に80年代的なアルバムである。
はっきり言ってB級の出来なのは否めないしセールスもその通りになったのだが、POPというかソフトと言うか売れ線というか、産業ROCKっぽいシンセワークが心地良い。数々の名演を生んだUFOがこれをやるから面白いのだ。アトミック・トミー・Mのギターにも不思議な魅力が詰まっていて、強引なエフェクトで強引な早弾きをぐしゃっとアーミングして強引なメロディアスフレーズでまとめる。
ともかく買って損しないアルバムです。廃盤になってそうだが。
MCAULEY SCHENKER GROUP-"Unplugged" Live ★★ (2003-10-08 23:47:00)
このアルバムには騙されましたよ。レコード会社の陰謀か。邦題は「MSGライブ~神々の饗宴」
MSGのライブといったらハマースミスのライブ盤以来。あれがなかなかヘヴィローテーションであった自分は、そりゃもう期待感に溢れ股間がモッコリーしてあえて曲順も見ずにライブ体験しようと持ち帰ったものです。
ロビンが「Cry for the Nations」とか「On and On」とか歌っちゃうのかなー。やっぱり「Captain Nemo」もやってるんだろうな。みたいな感じで。
「って、これだったのかーーーー」と、それそれはがっかりしました。
けど、素晴らしいアルバムでした。東芝EMIへの恨みも一瞬で消えた。
なにしろ普通のロックアルバムよりギターに聴き所が多いぐらい。マイケルってアコースティックも上手いのね。さらにバッキングのアルペジオ弾いてる人って無茶苦茶ギター
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MCAULEY SCHENKER GROUP-M.S.G. ★★ (2003-10-08 23:30:00)
EVEがいいですね。Aメロから絶品のBメロさらにCメロまであってサビもポップでなかなかおいしいメロディ盛り沢山。でもこのAメロみたいなダーティな歌い方をロビンがすると、ヴィンス・ニールみたいでモッコリしちゃう(意味不明)
When I'm Gone、What Happens to Me、Never Ending Nightmareなどのバラード曲も以前のTimeやAnytimeに続く名作となっている。ちょっとバラードが多すぎるけど、こういうのやるとロビンはさすがに上手いですね。
MCAULEY SCHENKER GROUP-Save Yourself ★★ (2003-10-08 23:18:00)
実はSave Yourselfのイントロにはがっかりしたクチです。そりゃ今聴けばなんてことないだろうけど、その頃ってシャープネル系の早弾きギタリストが流行ってたのよ。なにもマイケルがこの方向性をアピールしなくても・・・なんてことを思っちゃったのね。こいつはコンチェルトが飛翔してねーじゃん、みたいな。
アルバム全体としてはなかなか良い感じで、Bad Boysなんかも結構語れる曲。単純なロックンロールにシークェンスフレーズで味付けていたりしてマイケルのメロディアスなソロもあって面白い。Anytimeはこのラインナップ筆頭のバラードですね。Destinyも良い曲だけど、本来のマイケルの音楽性からだいぶ離れていきましたね。
MCAULEY SCHENKER GROUP-Perfect Timing ★★ (2003-10-08 23:05:00)
発表当時は大いに聴きこんだ前作Built to Destroyよりさらにアメリカ進行を意識した空気が強くて違和感があったが、今現在聴くとメロディの強いブリティッシュロックで持ちこたえていたのが分かる。所詮(というかうれしいことに)マイケル・シェンカーの音楽の範囲を超えていないのだ。ドラムの音とかが80年代的ですけどね。つまるところボーカリストも含めメンバー交代で違うバンドにはなったが、マイケルの泣きは健在でHere Today, Gone Tomorrowのリードのラインなんてたまらないですね。このラインナップを象徴するようなスローナンバーTimeの出来も素晴らしい。
んー、でもBuilt to Destroyの方がどうしても好き。ゲイリー・バーデン愛でしょか。
RAINBOW-Long Live Rock 'n' Roll-Kill the King ★★★ (2003-07-26 10:08:09)
ギター奏法の話を・・・こいつは3本弦使用のオルタネイトだとかなり難しいです。自分はハナっから1弦の5F、9Fと2弦の7Fのエコノミーで妥協。帰りの1弦5Fのみアップ。これでいくと途中でキツいストレッチになるけど、ピッキングは遥かに楽です。Child in Timeもこの手でイケましたね。これで邪道というならイングヴェイのRising Forceも邪道になる。
Rainbow疾走曲の代表でコンパクトな中にドラマ性もたっぷりの名曲です。
GARY MOORE-Victims of the Future-Empty Rooms ★★★ (2003-07-15 22:58:45)
例により銭ゲバの御本人は単純にバラード曲での大ヒットを狙っただけではあろうが、そこは天才の作品。とてつもなく出来の良いバラードに仕上がっている。色々なバージョンが存在しているが、私はオリジナルのこれが中間部の展開が一番ドラマチックで好きですね。
SCORPIONS-Love at First Sting-Rock You Like a Hurricane ★★ (2003-07-15 22:50:59)
Scorpionsが全世界の市場においてピーク時期のシングル曲。なんといってもメタル然としたカッコいいリフに乗っかるリードギターという役割分担なんかを見て「バンドやろうぜ」状態の私の琴線に触れた。数々の名演を生んだクラウ・マイネのシンガーとしての魅力は何十分の1も伝えられていないのが残念だけどリズムもタイトでノリは最高。曲の一部として十分機能しているギターソロのフレージングも鋭い。
DIO-Holy Diver-Stand Up and Shout ★★★ (2003-07-14 23:26:03)
身体中の関節がきしむこと必至の超ヘドバンナンバー。イントロにおけるアル中ベーシストのジミー・ベインの硬いトーンでの音符4つ。いくらなんでもオカズ入れすぎだー!!のヴィニー・アピスのやりすぎフィル連打。ゲイリー・ムーアの一番イケない部分の無茶弾きを平然とコピーするヴィヴィアンのソロ。何を取っても究極のメタルファンタジーの具現化。
はっきり言って非メタラーの失笑の対象になっても文句を言えないぐらい馬鹿げたメタルアンセム。なんでけど、好きなもんはしょうがないじゃんかー!!第一今でもこの曲を当時と同じ声で還暦の爺さんが歌ってるんだぜー。信じられない。
おおお。ロニー愛してるぜー。(俺もだいぶオヤジになったのでメロイックサインはポケットの中で勘弁してね)
LANA LANE-Ballad Collection Ii-Goodbye Yellow Brick Road ★★★ (2003-07-14 22:27:13)
素晴らしいカバーです。なんか無茶苦茶感動する。
元曲も素晴らしいんですけど、これはLana Laneが未来にカバーする為にあったような曲としか言いようがないですね。インストパートも面白いし、マジでお勧め。
LANA LANE-Ballad Collection-Avalon ★★★ (2003-07-14 22:22:13)
このバラードコレクションは良いですね。というより、この人達わざわざメタルやらなくとも・・・と思わせるほどバラード曲の質の高さが光ります。既に300年間ぐらい名曲だったような気がしてしまうような曲を現在において書けてしまうのが不思議。
LANA LANE-Love is an Illusion-LIAA Prelude ★★ (2003-07-14 22:15:45)
ははははは。ただのイントロなんだけど、30秒過ぎ辺りのキーボードの白玉だけで逝ってしまいました。ピンク・フロイドみたい。
多分アルバムをなんとなく買ってしまった人もこの音聴いただけで、元取ったような気がしたでしょうね(笑)
LANA LANE-Curious Goods-Escher's Staircase ★★★ (2003-07-14 22:08:24)
地味な2ndアルバムの中では光ってる1曲。
エッシャーの階段って美術の教科書に載ってたダマシ絵のことでしょ?情景の浮かぶオシャレなテーマがプログレ系ROCKらしい。淡々と進むメロディ展開も無理なく身体に入ってくる。
LANA LANE-Covers Collection-Still Loving You ★★★ (2003-07-14 22:01:12)
これは美しい。絶品です。
Scorpionsの原曲においては全米でスマッシュヒットしたアルバム「Love at First Sting」に収められていました。あれはあれで珍しくリードを弾くルドルフのギターのメロディが良かったんだけど。ここで聞けるラナの歌唱はとても素晴らしく裏声スレスレの部分がなんとも悲しげに響きとても感動的である。ちなみにルドルフの弾いたメロディ部分はチェロで奏でられており、文字通りシンフォニックなバラードに仕上がっている。
Scorpionsも聴き直したら、クラウスの歌に久しぶりに感動しちゃったよ。ま、曲自体が100点満点なんだろね。
ANGRA-Holy Land ★★ (2003-07-04 02:24:00)
これ一般的評価低いの??
メロスピと言われる軽めの音楽とは一線を画した、HMの硬質なサウンドの中にクラシックや民俗音楽を用いてすこぶる高度なテクニックで味付けて、なおかつ優しいメロディが散りばめられた素晴らしいアルバムです。1st同様キーボードのシンフォニックな使い方が上手い。やはりAngraのパブリックイメージはこのアルバムでしょう。
ロックの世界でのこのような音楽性の融合ってあんまし好きなのが無いんだけど、これはすんなり自分の中に入った。自分が若い頃日本のHMバンドが流行ったんだけど、こういう大胆な方法論を取れたバンドがいなかったからあくまで一時のブームで終わったんだろうねー。日本人もこれぐらい自分の国に対して誇りを持てたらいいですね。
RAINBOW-Stranger in Us All ★★ (2003-07-02 00:26:00)
なんつーか超無難なボーカリスト選択が悲しい。来日ライブをブートで聴いたけど、ドゥギーがSpotlight Kidの歌い始めをジョーそっくりに歌った時の歓声に笑った。
Rainbow聴くときのボリューム設定で聴くと音がデカイ。時代の流れが感じられますね。このアルバムが出た頃って音源発表が数年サイクルだからWolf to the Moonのソロなんか聴いたときには奏法の変化にビックリしましたね。珠玉はBlack MasqueradeとHall of the Mountain King。力が入ってます。
自分もRainbowっぽさの具現化したCold Hearted WomanとかStand and FightとかToo Late for Tears辺りも十分楽しめてしまうわけでギタリスト向けというか、アドリブのぶち込む隙も多いし、「掛けながら弾く用」アルバムの一つだったりします。
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RAINBOW-Down to Earth ★★ (2003-07-02 00:13:00)
ヒット性の高いシングルが含まれてることとグラハムの喉から血が出そうなボイスが魅力。作曲にロジャー・グローバーが大きく関与していることにより、以前のロニー時代に見られた美しき偏狭趣味はだいぶ薄められている。ただしコージーもまだ叩いているのでHRとしては十分に迫力あるという賛否両論になってしかるべしの1枚。
当時の世界観で語るべきものだから難しいんだけど、Eyes of the WorldがGates of Babylonの線で書かれたとしたらこの2曲の印象の違いがそのままロニー時代と新Rainbowの作ろうとしたものの違いである。
Lost in Hollywoodの無茶弾き部分は狂気のギタリストぶりが発揮されていて面白い。Acceptのギターの奴なんかここパクリまくってたよねー(笑)
RAINBOW-Long Live Rock 'n' Roll ★★ (2003-07-01 23:57:00)
Lady of the Lakeのロニーがいいですねー。緩急完璧なロニーワールド。
Kill the Kingはコージーですね。ズチャッチャッチャってね。この人のバスドラって、ギタリストが本来16分で刻むところを楽して8分でやったりすると、自分もすかさずそこは1蹴り。始めからそういう曲だったってことになる。ドラマーなのに曲を知ってますよね。
大作Gates of Babyronは何もかも良いでしょう。サビでフワンフワンと鳴るシンセの音もいいし、ソロの展開はリッチーの書いた曲の中でも群を抜いてドラマチック。ちょこっとスィープのとことかキますねー。時間を掛けただけあります。
RAINBOW-Rising ★★ (2003-07-01 23:41:00)
1stとの違いはより「HR」を強調した点。ドラムスのパターンまで含めた構築美みたいなものが表れた点。いいですねー、ギターみたいにリフを刻んでしまうドラムスが。A Light in the Blackのインストパートのキーボードとのユニゾンや不良によってたかって足蹴連打されてるような無茶なツーバスなど利き所満載。当時はこんな感じで激しい音楽の筆頭だったのです。コンサートで死んじゃう人まで出る始末。そして何より虹を掴んでしまっているインパクトたっぷりなジャケットは今でも色褪せませんね。
個人的にはTarot Womanが一番好きかな。
RAINBOW-Ritchie Blackmore's Rainbow ★★ (2003-07-01 23:24:00)
うむ。確かに現在のブラックモアズナイトとの距離感は近い。リッチーの本質的な音楽性を上手くRockのスタイルで表現されている。それにしてもロニーが上手いよなー。リッチーのソロワークはこの1stが一番良いかも知れませんね。カッコ良さを狙ってやってる感じが全くしなくて自然にメロディアスに弾いている。得意のアラビア音階やクド目のスタッカートなど独特のワンノートの煌きが随所に見られる。瞬間的に出て来る早いパッセージ時のトーンの色気ったらそりゃもう。16世紀のグリーンスリーブスのソロなんて何度聴いても飽きが来ない。
ROBERT PLANT-The Principle of Moments ★★ (2003-07-01 23:00:00)
彼の場合ソロワークではあんまり成功しなかったみたいですが、このアルバムはPOPアルバムとして出来が良かったのでそこそこ売れた。私もタイムリーで愛聴しておりました。スマッシュヒットしたBig Logという曲があってアメリカの田舎町のガソリンスタンドを舞台にした渋いPVがTVKのミュートマでガンガン流れてましたね。Messin' With the MekonやWreckless Loveみたいな中期以降のLED ZEPPELIN的な曲もあるけど、全体的にThe Firmよりは曲調が馴染み易く良いと思った。この頃のバンドメンバーだったジョン・ボーナム的なものを踏襲するドラマーも面白いけど、ロビー・ブラントというギタリストが奏でるエレクトリックのクリーントーンのセンスが無茶苦茶良いのでギタリストはご参考に。メタル耳には新鮮この上ないでしょう。
で、是非聴いてみて欲しいのがアップテンポナンバ
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YNGWIE MALMSTEEN-Live!! ★★ (2003-06-29 03:39:00)
初回限定だったか忘れたけど、前代未聞の前座ディスク付き。なんだか友人がそのDr.Sinを気に入ってしまったようでした。
このLiveはええぞー。とにもかくにもメッタメタに弾きまくり。1曲目がMy Resurrectionってのがまたいい。トラック5にFar Beyond the Sunとクレジットされてる部分なんか熱いなんてもんじゃない。なんせ原曲の半分は不一致なのに色気たっぷりでインプロヴァイズしまくっちゃってます。こんなのを目の前でやられたら興奮するの忘れて呆れかえっちゃうよなー。ということで、イングヴェイはライブだとさらにキレるギタリストであることをご自身の耳で確かめて下さい。選曲もまずまず。ファンなら大満足間違いないし、強くお勧めしておきます。
YNGWIE MALMSTEEN-Facing the Animal ★★ (2003-06-29 03:15:00)
マッツ・レヴィン程度だったら、ヴェセーラでもいいじゃないの?とも思えるが、このアルバムはお気に入りです。音楽性の拡散がいい感じに拡がって飽きの来ない作りになってますし、プロダクション良好。当たり前だがタンガリィデスに任せればこれぐらいのクォリティには出来るよなー。
このアルバムがどれだけ楽しめるかと言うと、いきなりゲイリー・ムーアのアイリッシュ路線の曲で始まってくれます。ってパクリかい(笑)。んでDドロップチューンのヘヴィ曲の連発。うーん楽曲が苦しい。けどマッツもムキになって熱唱してるし、コージーのシンバルも派手に鳴ってるし、なんか心地よい。音が良いって素晴らしいことだ。
美しいのがキました。Like an Angel - For Aprilあまりにも美しい泣きメロ。しかしついこないだまでAmberdawnにPrisoner of Loveでステージに呼んでチューまでしてた非
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YNGWIE MALMSTEEN-Inspiration ★★ (2003-06-29 02:49:00)
Carry on My WayやIn the Dead of Nightはなかなかカッコ良いけど、ほとんど原曲と変わんないんだよね。んで、原型を留めていないDPやRainbowは概ねイマイチです。Child in Timeはああいう風に終わらせてはいけません。第一いくら好きだからと言って一体何曲リッチーやるのよ。そういうとこがGoing イングWayで笑える。ラフに演奏されるPictures of Homeのジョーはなかなか。ギランの曲はジョー本人の聴きこみ具合も手伝ってさすがに上手。一番面白いのはThe Sails of Charonかな。このダークなムードを聴いて熱くなった人はウリ時代のScorpionsを買いに走ったでしょ?
YNGWIE MALMSTEEN-Fire and Ice ★★ (2003-06-29 02:36:00)
実はこのアルバムの頃がイングヴェイの日本におけるセールスの全盛期です。オリコン一位なんてとんでもない状態。あれだけ人気のあったLAメタル勢が滅亡して、ほんとにヘヴィでPOP性のカケラも無い骨太メタルが売れ出して、Angraを始めとする出来の良いスピードメタルがまだ出てきていない時期でRainbowやMSG等古くからのHRファンを満足させるバンドの活動が滞って来た時期です。そんなこんなで他に代替品が薄かっただけなような。正直言うと私も少しメタルから離れてました。頭のDragon Flyがまた酷い。このタイプの曲が多く、かなり冗長に流れます。TeaserだってVan Halenを安っぽくしたみたいで彼が作ったいくつかのPOP曲の中ではランクは落ちるでしょう。ま、ギターソロが出てくるとやっぱり熱いんだけどね。さすがに俺もファンなんでこんなもんでコロっと騙されちゃう。
秀曲Forever
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YNGWIE MALMSTEEN-Eclipse ★★ (2003-06-29 02:13:00)
うーん。捨て曲なしって皆さん簡単に褒めすぎなような・・・
今も昔もあまり好きになれません。このボーカル、ジョン・ノーラムのアルバムではなかなかに才能を発揮していたんだけど、メタルやるには致命的に線が細い。何を狙ってシングルにしたか分からんけど、その2曲Making LoveとJudasがこれまたつまんない曲なんだよね。さらにハイトーンのキツい疾走曲になるといっぱいいっぱいな印象で熱いムードを壊してくれちゃう。
とはいえBedroom Eyesなんかは彼ならではの上手さを表現出来ていますし、バラードSave Our Loveも感動的です。ギターソロは素晴らしいものが多くDemon Driverのソロは彼のクラシカル決めの中でも1,2を争う出来でしょう。イングヴェイという人って(北欧独特のイモっぽさも含めて)実はそれほど北欧っぽいのが出て来ない人なんで無理して全体的にその色を出し
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YNGWIE MALMSTEEN-Trial by Fire: Live in Leningrad ★★ (2003-06-29 01:47:00)
ビデオのジョーがサングラスを取らないってのが腹立つ。このライブアルバムはあまり出来が良くありません。当然持ち歌はいいんだけど、マーク・ボールズの曲をジョーが歌ってもあまり良く聴こえないんですよね。そういやRainbow時代のディオの曲も酷かったし・・・ジョーはPOPなアメリカンロックやポール・ロジャースやカヴァーデイルのブルージータイプの人のカバーだと上手いのにね。それとRising Forceもやれよな!!
それなりに聞き所はあります。You Don't Remember, I'll Never Forgetの中に含まれるGreensleevesやStrange Kind of Womanで萌えましょう。
YNGWIE MALMSTEEN-Trilogy ★★ (2003-06-29 01:34:00)
前任ジェフ・スコットソートよりも実はロニー・ジェイムス・ディオに近いテクニックを持つマーク・ボールズを擁して登場した3作目。この人の場合、基本キーが高いので楽器的に聴こえてしまい苦手な人は苦手かも。前作がかなりへヴィだったので、1曲目のYou Don't Remember, I'll Never Forgetの一聴でキーボードの音が大きくてAlcatrazzの音像に戻った印象を受けました。MTVでも結構流れていたなー。ベーシストが古時計の振り子みたいな妙なアクションをしてました(笑)
インギー本人は気に入っているらしいが、いくつかの疾走曲に見られるように曲自体の練りこみが浅く飽き易い部分もあるかも知れない。確か昔作った曲と言っていたけど、その積み重ねた時間のせいかMagic Mirrorは格別にカッコいいですね。ソロ中盤のメジャーキーのアドリブとかキません?
YNGWIE MALMSTEEN-Marching Out ★★ (2003-06-29 01:17:00)
MTV公募でめっけたジェフ・スコット・ソートを前作とは違い全編に渡ってフィーチャーしたアルバム。ま、こやつ。ルックスも含めかなり暑苦しい奴なんだけど、ハイトーンの伸びや上限の高さのテクニックは抜群なんで許そう。ボーカルアルバムなのでクラシカルな部分を若干抑えて、当時流行っていたチープだけどギターの音がハードなLAメタルやDio等のベテラン勢に対抗してヘヴィに攻めてみましたという感じ。
シングルになったI am a Vikingは大した曲じゃないような気もするけど、Disciples of HellやAnguish and Fear等のリフは熱い。
音質うんぬんに関しては、もしかしたらレコード時代はこんなに酷くなかったかも知れない。CD化時にどっかミスったんじゃないかな?このアルバムを楽しむにはメディアプレイヤーのDFXプラグインなどハイ上がりなイコライザーセッティングが必須な
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YNGWIE MALMSTEEN-Rising Force ★★ (2003-06-29 00:57:00)
タイムリーに聴いた世代です。Alctrazzでの登場は勿論相当にショックだったです。音符の詰め込みも凄いと思ったが、その並び方による響きの美しさと一音一音のアタック感、繊細なストラトサウンドを自分といくつも違わない若者が完璧に使いこなしていたのですから。伊藤政則の「水晶の如き煌めき」という表現を思い出します。
確かバンド脱退するや否やと言う頃に大したプロモーションも無くこのアルバムが世に出てきました。2曲目は早いシャッフルでやけにカッコいいなーという印象は受けました。(後にアルバムの中でもずば抜けたテクニックやエンディングに代表されるドラマチックなアレンジメントに気付くことになる)ボーカル入りのAs Above, So Belowなんかも分かりやすいカッコ良さがありましたし、世に上手いギタリスト多かれど、Icarus' Dream Suiteの微妙な音程のコントロール具合なんてかな
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MEGADETH-Cryptic Writings-She-Wolf ★★★ (2003-06-22 02:40:04)
現代風ヘヴィネスとスラッシュを混ぜ合わせて21世紀の精神異常者を演奏するようなギターワークを見せつけてビビらせて、ノリのいいアップテンポで普通のHMファンまで納得させてしまう力技ありのPOP(???)ナンバー。天才を感じた。
MEGADETH-The World Needs a Hero-Dread and the Fugitive Mind ★★★ (2003-06-22 02:33:33)
言ってみればShe Wolfの焼き直しのような曲なんですけど、まず冒頭の語り。自己紹介させろってさ。カッコイイ。こんなのナルシストなデイヴにしか出来ないわな。リズムOn後の絶妙なコードワーク、相当にギター慣れしてないと書けません。サビらしいサビのないまま流れちゃう突き放しっぷり。そう思ってると強烈なツーバス連打のインストゥルメンタルパートに突入して、キター!!って感じのピトレリ泣きソロ登場。何故かそのまま歌が入らずのエンディングに唖然。
聴き所満載の名曲です。
なんつーかピトレリ加入後はコレだけなような・・・
TEN-The Robe-Give Me a Piece of Your Heart ★ (2003-06-22 02:07:33)
こいつはいただけない。Runawayのキーボード リズムアレンジにLivin' on a Playerのレトロなギターワークを被せてYou Give Love a Bad Nameのまんまデスモンド節で歌われる曲なんだけど、そのまんますぎて笑えない。JourneyやAsiaならモロモロの事情でまだアリだけど、Bon Joviはやめてくれ。
ファンとして☆0個を食らわせてやりたいところ。
TEN-The Robe-Standing on the Edge of Time ★★ (2003-06-22 01:59:37)
この中途半端な明るさとエッジの効いたサウンドは彼らならでは。The Robeの中でも上位に位置しているはず。
TEN-The Name of the Rose-The Rainbow ★★ (2003-06-22 01:56:18)
彼らが演奏するバラードをヘヴィにアレンジしたような曲ですけど、非常に耳に残る秀逸なメロディを持っています。ギターソロも泣いている。
TEN-The Name of the Rose-Wait for You ★★ (2003-06-22 01:52:45)
ミドルアッパーなテンポが心地よいドライブナンバー。リフがカッコ良いのでギタリスト諸氏はレパートリーにしてみては?1stのStay with Me系統の曲なんだけど、こっちもなかなかドラマチックで良いです。I Will Wait for YouのYouが次のフレーズで主語として扱われてるのがオシャレ。
TEN-The Name of the Rose-Turn Around ★★ (2003-06-22 01:44:38)
低音を響かせるゲイリーの声がとても良い曲。Girlの発音がモノホンだ(当たり前)男の俺がカッコイイと思うんだからさすがに女はイチコロですね。後半のハモリも美しい。
ZENO-Listen to the Light-Meet Me at the Rainbow ★★★ (2003-06-19 03:49:17)
これは初聴でキたねー。カッコイイ。
曲自体は掴み所がないような感じで展開していくのにそのドラマが渦になって押し寄せるようなアップテンポナンバー。ギターのワウ引っ掛かり気味のトーンに下腹部が噛み付かれる錯覚に陥る。気が狂ったと言われるかも知れないが、音を聴くことでオナニー出来てしまうような気がする。って、ホントにやりはしねーけど、それぐらい色気のあるギターなのです。クラシカルでもゴージャスでもヘヴィでもPOPでもない純正哀メロ派必聴です。
悲しいことにZENOなんて世界中でほんの一部の人しか知らないはずですが、この曲を聴いて感じることが出来た方は一生の宝ですよ。
FAIR WARNING-Fair Warning-The Heat of Emotion ★★★ (2003-06-19 03:31:48)
例えば哀メロ付きイントロのある曲Out of the Run、Burning Heartと言った曲の雰囲気が好きならこれもその一つに入るであろう。いやむしろそのトップに食い込む楽曲だと思う。ソロもなかなか意外性があるラインで耳に残る。Zenoで歌ってるボーカルが苦手な人にはトミーの絶唱を聴いて下さい。
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