この曲を聴け! 

H・Wさんのページ
H・Wさんの発言一覧(評価・コメント) 1-50
→PC向けページ
Tweet
13
AC/DC-The Razors Edge-Thunderstruck
ACCEPT-Eat the Heat
ALCATRAZZ-Live Sentence
ALCATRAZZ-No Parole From Rock'n'Roll
ALCATRAZZ-No Parole From Rock'n'Roll-Hiroshima Mon Amour
ANDI DERIS-Come in From the Rain
ANDI DERIS-Come in From the Rain-1000 Years Away
ANGRA-Angels Cry
ANGRA-Holy Land
ARMAGEDDON-Three
ARMAGEDDON-Three-Stranglehold
ARMAGEDDON-Three-The Contract
ARMAGEDDON-Three-Well of Sadness
ARMAGEDDON-Three-Winter Skies
AXEL RUDI PELL-Eternal Prisoner
BAD MOON RISING
BAD MOON RISING-Bad Moon Rising
BAD MOON RISING-Bad Moon Rising-Old Flames
BAD MOON RISING-Opium for the Masses
BAD MOON RISING-Opium for the Masses-Believe
BADLANDS
BADLANDS-Badlands
BBM-Around the Next Dream
BLACK SABBATH
BLACK SABBATH-13
BLACK SABBATH-Born Again-Digital Bitch
BLACK SABBATH-Cross Purposes-I Witness
BLACK SABBATH-Dehumanizer
BLACK SABBATH-Dehumanizer-TV Crimes
BLACK SABBATH-The Eternal Idol
BLACK SABBATH-The Eternal Idol-Born to Lose
BLACK SABBATH-Tyr-Anno Mundi (The Vision)
BLACKMORE'S NIGHT-Autumn Sky
BLACKMORE'S NIGHT-Under a Violet Moon
BLACKMORE'S NIGHT-Under a Violet Moon-Fool's Gold
BLIND GUARDIAN-Somewhere Far Beyond
BLUE MURDER-Blue Murder
BLUE MURDER-Nothin' But Trouble
BON JOVI-New Jersey
BON JOVI-The Circle
BRUCE DICKINSON-Balls to Picasso
BURNING RAIN-Pleasure to Burn
BURNING RAIN-Pleasure to Burn-Cherie Don't Break My Heart
Brothers in Arms
Burning Heart
CATHEDRAL-The Ethereal Mirror
CATHEDRAL-The Ethereal Mirror-Midnight Mountain
CAUGHT IN THE ACT-Act I: Relapse of Reason
CHILDREN OF BODOM

 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7


発言している19曲を連続再生 - Youtube



13 ★★★ (2013-07-29 00:21:20)

HEAVEN&HELLの時、「ミュージシャン生命どころか実際の寿命の心配」みたいな事を書いた矢先にロニーがあんなことになってしまって、もうなんというか、うかつにそういうことも書けなくなってしまった感のある近頃ではあるが、こりゃまた凄いのが届きましたなあ。

歳をとってから、再結成とかで「あの頃よもう一度」、と言わんばかりのアルバムを発表することはよくあるが、このアルバムはマジで「未発表だった幻のサードアルバムです」と言われても疑いなく信じるレベルの作品。
もともと、若さに任せて無理矢理がなり立てたような演奏をしていなかったことも幸いしてか、どう切り取っても最高純度のブラック・サバスを楽しめる。
それにしてもこれ、世界中にゴマンといるフォロワーのミュージシャン達の胸に、どのように響くのか、そこがすごく気になる。

あ、それとドラマー、僕は最初聴いたとき、
…続き

AC/DC-The Razors Edge-Thunderstruck ★★ (2002-09-08 00:39:18)

「これから何かが起こりそう」なイントロが素晴らしい。(ライブのオープニングテーマに使用したTHUNDERのセンスに脱帽。)
歪みが浅いにもかかわらず、物凄い重厚感を演出するマルコム・ヤングのリズムギターも炸裂して、おもわず身体が上下運動してしまう。
凄まじいグルーヴである。

ACCEPT-Eat the Heat ★★ (2005-05-10 23:44:00)

その昔、友人のHM初心者にせがまれて、あらゆるバンドの曲を詰め込んだテープを作ったことがある。
その際、友人から「一番カッコよかった」という評をいただいたのが、このアルバムのオープニングナンバーだった。(「XTC」つったかなー。)
ジューダスやメイデン、RIOTなんかを押しのけての快挙に、僕は
「お前、なんか間違ってないか?」
としつこく確認してしまったわけだが・・・。
もうこのアルバムは売り払ってしまって手元にないが、
当時の僕が、かなり「偏った耳」を持っていたことを考えると、
ひょっとして友人が正解だったのではないかと、少し気になる今日この頃である。

ALCATRAZZ-Live Sentence ★★ (2002-08-13 07:39:00)

これがもし、編集なしの「通しのライブ盤」だったなら、伝説的名盤扱いになっていたのだろうか。歌が酷すぎて「迷盤」になってしまったという可能性もあるが。
なんにせよ、このアルバム最大にして唯一の聴き所は、若きイングヴェイの凄まじいギタープレイである。
アルカトラスにおける彼のソロは、完璧な起承転結を構成する「構築物」である。だから、という訳かどうかは微妙な所だが、現在の彼のように、ソロパートの原形をとどめないほどに弾き崩すという事が、ここでは一切ない。
基本的にアルバムに忠実に弾いておきながら、ちょっとした空間を見つけるとそこに凄まじいオブリを放り込んだり、ソロパートの終わりのほうで少し遊びを入れてみる、というぐらいのスタンスは、ライブでのギターパートのありかたとして理想的だ。
そういうスタンスの中、余裕綽々で難易度D級フレーズを(正確に)連発する様は、圧巻。しかも、
…続き

ALCATRAZZ-No Parole From Rock'n'Roll ★★ (2003-01-06 10:31:00)

キャッチーな歌メロ。
火傷しそうな程に熱い歌唱。
存在感抜群のギター・バッキング。
そして古今東西、最強最高のギターソロの数々。
これ以上のメロディックHR作品を、僕は知らない。

ALCATRAZZ-No Parole From Rock'n'Roll-Hiroshima Mon Amour ★★★ (2002-09-08 01:02:49)

イントロのギターの一音目が、ヒューンと鳴った瞬間、ただ事ではない空気が流れる。
これは初回先頭打者初球場外ホームランである。
曲はその空気感をひっぱったまま、この曲最大のドラマであるギターソロまで聴き手の意識を誘導する。
それにしても、この曲唯一の弱点はそのギターソロ直後のとってつけたようなオルガンフレーズだ。ライブではイングヴェイが堪らずオブリを放り込んでいるが、あそこでテンションがストーンと落ちる。
イングヴェイが後年、「おれはハモンドが嫌いだ」と言っているが、DPフリークの彼が元来ハモンドが嫌いだったとは考えにくい。
原因はお前だ。ジミー・ウォルドー(笑)

ANDI DERIS-Come in From the Rain ★★ (2010-01-27 00:36:00)

「5曲目が収録されていなければ、文句無く名盤である。」とか断言してしまうと怒られるのだろうかw(特にHELLOWEENのファンには)
アルバム全編を通じて猛烈な哀愁が漂っているのだが、5曲目でプツっと途切れるのが残念でならない。「曲を飛ばせば良いじゃないか。CDなんだから」というハナシではあるが、「作品てのは、そういうモンじゃねえだろう。」とか、一応言ってみる事にする。
それにしても、この作品の空気感は凄く良い。メロディも素晴らしい。
バックミュージシャンには見知らぬ顔が並んでいて、そういうアルバムを好きになることはあんまり無いのだが、これは大好きなんだよなあ。

ANDI DERIS-Come in From the Rain-1000 Years Away ★★ (2002-07-17 01:07:14)

雲ひとつ無い、どこまでも透き通った空が感じさせる哀愁、とでも言おうか。
アンディ・デリスの生み出すメロディーには、「爽やかな風と涙」という趣を感じる。
バックの演奏は「毒にも薬にもならない」が、その淡々とした流れが、こういう曲には抜群に合うから不思議なものだ。

ANGRA-Angels Cry ★★ (2003-08-07 23:29:00)

僕は、「あーアあー」という例の「アンドレ・フェイク」(勝手に命名)がどうにも好きになれず、結局、「HOLY LAND」に軍配を上げてしまうほうなのだが、このアルバムも良く聴いた。
VIPERの「THEATER OF FATE」よりも若干哀愁メロディが後退したように思ったが、演奏技術は天地の差。特に、謎の「サジマ・ギター」を操るキコ・ルーレイロ氏のテクは、思わず笑ってしまうほど凄まじい。
クラシカル・スピードメタルの水準を押し上げた一枚だろう。
それにしても、アンドレ・フェイク、馴染めない・・・。

ANGRA-Holy Land ★★ (2002-08-27 19:59:00)

1343さん、おっしゃるとおりです。(拍手)
こういう建設的な実験は大歓迎だ。
安直にカッコいいスピードチューンでまとめたとしても、ぼくはもうあんまり大げさに感心したりはしない。
こういう、何らかの要素をHMのフィールドで消化しようと試みる取り組みの中で、名作を超えた画期的作品が生まれると思うし、そういう、意欲に満ちた作品は、聴いていて飽きない。
聴くものを脱皮させるような作品が、僕は好きだ。

ARMAGEDDON-Three ★★ (2002-08-11 22:04:00)

「HMの達人」アモット兄弟の弟、クリストファー・アモットによるプロジェクトのサード。
アーク・エネミーは正統派HMとデス要素による陰影がものの見事に決まっているが、彼らの「正統派要素」を純粋培養したものを聴いてみたい、というのはファン心理として当然。
そういう意味では兄のスピリチュアル・ベガーズよりもずっと日本のファンに受けるだろう。
彼ら最大の持ち味、ギタープレイに関しては、兄、マイケルが「一音必殺」の激情タイプであるのに対して、弟さんのほうはもう少し流麗。ソロ全体の雰囲気で勝負するタイプだ。どちらにせよ、尋常でない叙情性がある、HM界の得がたい財産である。

このサードアルバムはクリストファーがリードヴォーカルを兼ねているが、心配無用、上手い上手い。深みのある声質も抜群にカッコよく、カイ・ハンセンなんぞとは比較にならない。
ただ、全体を通して、曲の
…続き

ARMAGEDDON-Three-Stranglehold (2002-08-12 09:47:09)

ジミ・ヘンドリックス風ヘヴィー・リフから始まって重量感たっぷりに疾走、ジョン・サイクス風のフルピッキング・フレーズを織り交ぜながら、キャッチーな歌メロでハートを掴む。
突然メジャー7thのクリーントーンが流れたと思ったら(来たぞ来たぞ!)ここぞとばかりにウリ・ロートか、ヨナス・ハンソンかというメロディー構築ソロが炸裂する。
この時点でノックアウト。あとは放心状態である。

ARMAGEDDON-Three-The Contract (2002-08-12 10:15:40)

冒頭、アルペジオのテーマ・フレーズにかぶさるメロディーが凄い。
一瞬の出来事だが、猛烈な泣きを発散している。このへん、兄の「必殺技」に近い。
曲自体はちょと退屈だが・・・

ARMAGEDDON-Three-Well of Sadness (2002-08-12 09:58:47)

どこかSKID ROWのヘヴィー・バラードを彷彿とさせる作風だが、メロディーの構成に一捻りあって、曲の端々に心を捉えるフッキングポイントが設けられている。
クリストファーの歌唱はここで抜群の表現力をみせる。
うまい。

ARMAGEDDON-Three-Winter Skies (2002-08-12 10:04:36)

EUROPEのような、しっかりとメロディーが存在する正統派チューン。
タッピングのソロをはじめ、作風自体は古いが、こういう「安心のコード進行」は、理屈ぬきでいい。
現代のファンがどう感じるかは微妙であるが。

AXEL RUDI PELL-Eternal Prisoner ★★ (2002-08-09 00:41:00)

いろんな所で「ギターが下手だ」と吊るし上げを食らっているぺル君のアルバム。何枚目かは知らないのだ。ごめんね。
ジェフ・スコット・ソートが出来のいい歌メロを歌っているので、まずまず楽しく聴ける。
ギターについては、確かに上手くはないが、HRギターの典型的フレーズを奔放に弾いていて、ノリのいいナンバーでの扇情性は結構高いし、あんまり無理して小難しいフレーズを弾こうとしてないので、個人的には結構好感を持っていたりする。
今聴くと、ちょっと古臭い感じは否めないが、こういうのがすきって人、結構いると思う。

BAD MOON RISING ★★ (2002-07-02 00:25:00)

↑そうそう。
どなたか権利のある方、BURNING RAIN追加おねがい。

BAD MOON RISING-Bad Moon Rising ★★ (2002-06-08 00:30:00)

判官びいき?曲作りの才能がない?
セカンドアルバム以降の冴えのなさが、最終的な評価を決定付けてしまったかのような感のあるBMRだが、このファーストアルバムは文句なしの高品質HR版である。
ブリティッシュロックの薫りを色濃く残した、湿り気のあるHR。ダグ・アルドリッジのギターは特にバラードのソロで抜群の冴えを見せる。「OLD FLAMES」は絶品。

BAD MOON RISING-Bad Moon Rising-Old Flames (2002-07-02 00:35:40)

かなり俗っぽい言い方になるが、WHITESNAKEの 「IS THIS LOVE」 を彷彿とさせるバラード。
カル・スワンの声はこういう曲で抜群の相性を見せるが、何よりダグのギターソロがスンバラシイ。
タッチ、展開、揺らし方、全てスムーズで完璧。

BAD MOON RISING-Opium for the Masses ★★ (2003-06-22 23:25:00)

いや、それにしてもクーカイ殿とは趣味が合う(笑)
セカンドアルバムが酷評された事に腹を立てたカル・スワン渾身の一撃。
実は、僕もこのアルバムは愛聴している。
ファーストの頃に顕著だった英国風HRの薫りを期待すると若干肩透かしを食うが、
これはこれでイケルし、そもそも「ハードロック」の領域を一歩たりとも踏み外してはいない。
ダグのプレイもアクセル全開。フラッシーなパートでみせる抜群のスリル感は、彼の作品の中でも本作が際立っているように思う。
何度も言うが、ほかに消えるべきバンドはあった。

BAD MOON RISING-Opium for the Masses-Believe (2002-09-21 23:27:50)

確かに、セカンドアルバム以降の彼らには、全体的に冴えが無かった。
しかし、正統派ファンにそっぽを向かれた理由が、「グランジっぽくなった」という一言に集約されているのはどうにも合点が行かない。
この曲はファンキーな縦ノリ系ナンバーで、その疾走感は、凄まじいといっても良い。リフの切れ味、ヴォーカルの表現力も見事で、どう低く見積もっても「駄曲」ではない。
こういう曲を作っているのだから、「グランジ。以上。」では、彼らを的確に表現しているとは到底言えない。
忘れてはならないのは、彼らが本来、非常に優れたミュージシャンで、それだけに、我々の期待が、バブルのように膨らんで(膨らみすぎて)いたということだ。
酷評が嵐となって、吹き飛ばされるように消えていったBMRだが、彼らにWHITESNAKE級の作品を真剣に期待する方が、そもそも間違いだったのだ。
この曲を聴くと
…続き

BADLANDS ★★ (2002-07-02 00:58:00)

元オジーオズボーンバンドのギタリスト、ジェイク・E・リーが、70年代HRへの懐古を意識しながら作ったバンド。
当時はスーパーバンド扱いだった。(オジーの後光があれば当然か)
シンプルな楽曲ながら、特にオブリでひねりの聴いた技を駆使するジェイクのギターが、異様に美しい華となって、バンドに個性を与えている。彼の「空間に割り込むセンス」は本当に凄い。

故レイ・ギランのソウルフルなヴォーカルも、素晴らしい。
モチーフが80年代の過剰な虚飾で無いだけに、今聴いてもまったく古さを感じない。

BADLANDSとジェイク・E・リー再評価の気運を!

BADLANDS-Badlands ★★ (2002-09-08 01:26:00)

ジェイク・E・リーが尻すぼみになっていってしまったのは、ハードロック三大不可思議のうちの一つだ。(残りの二つは現在考え中)
この人のセンスのよさは本物だった。
このアルバムで聴ける彼のプレイには、時代の変化を言い訳にさせない、普遍的なカッコよさがあった。神出鬼没、変幻自在のニンジャ・ギターとでも言おうか。スパッと切り込んでくる切れ味が素晴らしい。
これだけの仕事が出来るミュージシャンを、このままフェイド・アウトさせてしまうわけにはいかない。
ジェイーク!!
カムバーック!!!!

BBM-Around the Next Dream ★★ (2003-02-07 14:28:00)

ナイトドライブに最高のお供、その2。(その1は僕の発言から検索してね。)
CREAMの3分の2とゲイリー・ムーアが合体した、ブルーズロック・プロジェクト。
「WHITE ROOM」そっくりの①には驚いたが、クリームのような「壮絶な即興の応酬」という趣はなく、非常に渋いロックをじっくりと聴かせてくれる。
「渋い」という言葉に騙されて「退屈」な作品を掴まされる事はよくあるが、この作品は退屈とは無縁。やはり随所で出現するメロディのよさと、ジンジャー・ベイカーの心地よくスウィングするリズムのおかげか。ジャケットで確認する限りでは、ほとんど点滴と杖が似合いそうなぐらいのよぼよぼおじいちゃんに見えるが、この人は本当に凄い。
ゲイリーのプレイは楽曲を重視してか、若干抑え気味。しかし音数は減ろうとも、放つオーラは変わらないし、他の誰かで代役が務まるようなプレイでもない。

…続き

BLACK SABBATH ★★ (2004-01-12 20:57:00)

「怖い音楽ってのも面白いかもしれないな。」
っていうトコロからサバスは始まった。
だから初期のサバスは、常に不気味さ、怖さを意識しながら曲を作っていたはずだ。
しかし、そういう、方向性を限定した音作りというのは、必ずどこかで行き詰まる。
オジーが脱退する直前には、サバスは墜落寸前の飛行を余儀なくされていたはずだ。売れてなかったもの。実際。
ロニー・ジェイムス・ディオを迎えたサバスが、当時としては劇的な進化を遂げて新しい音楽性を得たことは、墜落を免れようとするトニーとギーザーの防衛本能だった。進化せずにいられなかったのだ。
あのまま妙に不気味な曲を書き続けていたとしたら、サバスの今があったかどうか・・・。
だから、ミュージシャンが売れ続けていくために、あの変化には間違いなく正義があった。
だが、今になって、怖い音楽をやろうとした初期サバスの先
…続き

BLACK SABBATH-13 ★★★ (2013-07-29 00:21:20)

HEAVEN&HELLの時、「ミュージシャン生命どころか実際の寿命の心配」みたいな事を書いた矢先にロニーがあんなことになってしまって、もうなんというか、うかつにそういうことも書けなくなってしまった感のある近頃ではあるが、こりゃまた凄いのが届きましたなあ。

歳をとってから、再結成とかで「あの頃よもう一度」、と言わんばかりのアルバムを発表することはよくあるが、このアルバムはマジで「未発表だった幻のサードアルバムです」と言われても疑いなく信じるレベルの作品。
もともと、若さに任せて無理矢理がなり立てたような演奏をしていなかったことも幸いしてか、どう切り取っても最高純度のブラック・サバスを楽しめる。
それにしてもこれ、世界中にゴマンといるフォロワーのミュージシャン達の胸に、どのように響くのか、そこがすごく気になる。

あ、それとドラマー、僕は最初聴いたとき、
…続き

BLACK SABBATH-Born Again-Digital Bitch ★★ (2002-06-10 02:09:42)

イアン・ギランのメタリックな側面が、最高の形で表面化した一曲。
この曲はへたなディープ・パープルの曲よりも100倍カッコいい。
この事実だけで、充分である。

BLACK SABBATH-Cross Purposes-I Witness ★★ (2002-08-15 01:08:07)

↑思います。
HM界最大の不幸は、ギーザーとコージーのコラボレーションがついに実現しなかった事だ。
このバンドでは、けっこうニアミスだったんだけどなあ。

BLACK SABBATH-Dehumanizer ★★ (2004-05-06 23:37:00)

このアルバムを作るぐらいなら、なんでロニーをわざわざ呼び戻したのか?
上の誰かもおっしゃっていたが、オジーの方が明らかに適任だし、なんならほかの誰かでも良さそうな感じの曲調が並ぶ。
てなわけで、一曲目がスタートしてからずっと、僕はジャケに描かれている白シャツ男の如く、「アイター」となっていたわけだが、
TV CRIMESが始まったとたん、今度はいい意味で白シャツ男のポーズになった。「ビビビビ」
しかし最大風速を記録したのはその一瞬のみ。
「アイター」

BLACK SABBATH-Dehumanizer-TV Crimes ★★ (2002-08-18 01:10:58)

DEHUMANIZERに対する失望の大きさはよく判る。
わかるぞこのやろー。
・・・失礼。
でもね、トニー・アイオミ大先生がヘヴィー・リフをザクザクやっておられるのですよ。ギーザー・バトラー大統領がボトムをうねうねやっておられるのですよ。ロニー・ディオ校長が絶叫しておられるわけじゃないですか。
それで悪かろうはずがないのだ。
なのにこの無関心ぶりはいったい・・・
なんなのだこのやろー!
失敬。
いやわかる。確かにこのメンバーに期待する音といえば、やっぱり「あの音」だ。アルバム全体のこの重苦しい雰囲気に辟易するのはよく判る。

しかし、
この曲を聴こうじゃないか。
これは、ファンサービス、といって良いくらい「正統派」している。
あのメンバーの正統派HMが聴けるなら、残りの曲が全部退屈でも、安い買い物じゃないか。
…続き

BLACK SABBATH-The Eternal Idol ★★ (2002-09-19 01:53:00)

トニー・マーティン在籍時の音源のなかで、もっとも影が薄いアルバムといえよう。(加入一発目の作品だと言うのに)
次のアルバム以降はすべて、コージー・パウエルか、ギーザー・バトラーのどちらかが参加しているから、というのも理由の一つかもしれない。
レコーディングメンバーを見ると、ボブ・デイズリーとか、エリック・シンガーとか、有名ではあるけれどパンチ力に欠ける名前が並んでいる。
しかし、このアルバムの、非常に均整の取れた、キャッチーな楽曲の数々を楽しんでいると、こういう軽めのノリもアリかなあ、と感じてしまう。ギーザーやコージーの持ち込む、エナジー全開のスーパーサウンドも、もちろん魅力だが、シェイプアップされた音世界の中で楽しむ、トニー・アイオミのフックに富んだ楽曲も、なかなかに味がある。
ロニーほどに熱くは無く、湿り気のある声質がたまらなく魅力的なトニー・マーティンだが、
…続き

BLACK SABBATH-The Eternal Idol-Born to Lose ★★ (2002-08-15 01:02:50)

トニー・マーティン在籍時の音源にも、過去に劣らず名曲が多い言うのは、すでに皆さん書いておられるとおりだが、忘れちゃいけません。この曲。
はっきり言って、キャッチーである。ポップといって良いかもしれない。
しかし、「だから駄目」というような視野の狭いファンなら、そもそもトニー・マーティンを養護したりはしないだろう。
北欧の中堅メロディックHMバンドあたりがこの曲を発表していたなら、「この1曲のためにアルバムを買ってもよい」とか評されていたに違いない。そう思えるぐらいの名曲だ。

BLACK SABBATH-Tyr-Anno Mundi (The Vision) (2002-06-08 00:32:33)

コージー・パウエルがなぜに凄いのか、これを聴けば分かる。

BLACKMORE'S NIGHT-Autumn Sky ★★ (2010-11-20 08:53:22)

もう、彼に「こっちに戻ってきてくださいよ」とお願いするのも無駄だろうと、
あきらめの境地に達している昨今ではあるものの、
まさかこのプロジェクトが10年以上にわたって存続するとは思わなかった僕としては、
さすがに若干食傷気味と言わざるを得ない現状では、ある。
相変わらず素晴らしいメロディと、最近顕著な「ハードロックと表記しても差し支えないような曲」の存在もあって、安心して聴いていられる作品であることに間違いは無いのだが、そこに安心以上のものを感じないのは、リスナーの我侭なのだろうか。

キャンディスがリッチーにとって、単なるシンガー以上の存在である以上、
そのパートナーシップについてとやかく言っても始まらないのは承知しているが、
正直、彼女の歌が100点満点とは思わないのも、事実なのである。
特に今回のアルバムでは、妙にコブシをまわす
…続き

BLACKMORE'S NIGHT-Under a Violet Moon ★★ (2002-10-05 08:28:00)

ブラックモアズナイト最高傑作はこれだ。
いいや。絶対これだ。
FOOL'S GOLD一曲のために3000円払ってもいい。
タイトルチューンも素晴らしい。
POSSUM GOES TO PRAGUEはリッチーのアコギ・プレイの最高峰だ。
とにかく、このアルバムを聴けば、リッチー・ブラックモアがHRの世界で生み出してきた、数々の「フックに満ちた名演」のカラクリが解る。
一瞬のひらめきによる素晴らしきコードチェンジ・マジック。
その刹那、まさに、「あの瞬間」と全く同じ感動を味わえる。

BLACKMORE'S NIGHT-Under a Violet Moon-Fool's Gold ★★★ (2005-06-29 22:33:34)

サイコー。ビビビビ!!(←カラダがしびれる音)

BLIND GUARDIAN-Somewhere Far Beyond ★★ (2002-06-27 01:19:00)

最近のアルバムはどれも音圧が高すぎて、疲れる。
この作品は最高だ。
独特の世界観をもつフックに満ちたメロディーは、聴き手をアナザーワールドへと導く。
必要以上にパワーでねじ伏せようとしないところがまた秀逸。
「音の力」を借りず、「音符の力」で熱を発生させるのは至難の業。
これは絶対買いだ。他のは後でいい。

BLUE MURDER-Blue Murder ★★ (2002-08-02 02:54:00)

全世界的に成功したホワイトスネイクで、ほとんど奇跡的とも言える仕事をした男の「次なる一手」だっただけに、当時、それはそれは注目したものだ。
心配されたジョンのヴォーカルは存外に上手で、いい味(粘り気が強すぎる?)を出しているが、なにぶん比較される相手が悪すぎた。当時は、「これをデヴィッドが歌っていたらなあ」とか無為な事を考えてしまったものである。
しかし、このあいだひさびさに聴いたら、これがホント、いいのだ。
これ以降、徐々に垢抜けていったジョンだが、この作品はマイナーの空気を強く発散していて、俗っぽく言えば、「伝統的HR様式」の雰囲気がムンムンである。
それにしても、バラードにおける彼のギターソロの音は凄い。
あのアタックが全然ない「ヴィイイーン」という音はどうやって出しているのかさっぱり判らないが、猛烈に情感がある。

BLUE MURDER-Nothin' But Trouble ★★ (2011-01-03 00:00:12)

最近聴きなおしたら、案外良かった、というアルバムのひとつ。

発表当時は、「スカっと垢抜けたサイクスなんぞ、誰が求めるものか。」と思っていた。
ファーストの持っていた荘厳で格調高い雰囲気はどこへいったのか、と涙したものである。
応募券で当選したジョンのビデオが唯一の救いではあったものの(あれ、どこへいったかなあ)、本当にこのアルバムには良い印象が無かったのだ。

あれからもう、15年以上経った耳で聴いてみると、まあ、そんなに目くじらをたてなくとも良いではないか、と、当時の僕を諭してみたくなるような出来。
確かに垢抜けてはいるが、だからと言って決してアメリカ人には作れない部類の「アメリカナイズ」ではある。

いや、そもそも、あの純英国産ホワイトスネイクをアメリカで爆発させた張本人に、僕らは一体何を求めていたというのだろうか。

BON JOVI-New Jersey ★★ (2002-09-07 00:24:00)

ハードロックが最も華やいだ、あの素晴らしき時代の空気がいっぱいに詰まった、宝物のようなアルバム。
どの曲もきらびやかなエネルギーに満ち溢れていて、しかもメロディーが素晴らしい。
したり顔のロックマニアは、マイナーで斜めに構えたような音楽ばかりを愛聴する傾向にあるが、いかなる「通好み」なロックバンドでも、これほど大量の良質メロディーを生産する事は出来ないだろう。
「LIVING IN SIN」や「BLOOD ON BLOOD」の、あの突き抜けていくような感動を前に、いかなる理屈も無力である。
「売れてるから聴かない」というひねくれものの諸君。わざわざ損をしてはいけない。
いけないぞおおお!
・・・失礼。

BON JOVI-The Circle ★★ (2010-02-18 11:32:00)

なぜか妙にU2臭い部分が目立つ最新作。
何?リッチーって、こんなギター弾くヒトだったっけ?という感じ。
彼らは何を演っても自分たちの色に染め上げるだけの力量を持っているし、
このアルバムのどこを切っても「パクリ」なんていう言葉は出てこないんだけれども。
だったら良いじゃん、という事なんだけど・・・。
しかしね、ディレイの効いたクリーントーンで、ああいうコード進行でチャランチャランとやるのは、「彼ら」の専売特許だわ。無心で聴こうと努力しても、頭をよぎるのは仕方ないのと違うか。

いや、まあいいんですけどね。
作品全体としては、突出した曲は無いものの、全編にわたって良質なメロディと土臭い哀愁が漂う、非常にオーソドックスな(いい意味で)アルバムですわ。
長期醸造のブランデーみたいな、まったりと丸い味わい、っていうんですか。
僕は悪くな
…続き

BRUCE DICKINSON-Balls to Picasso ★★ (2002-06-08 00:14:00)

「典型的HMバンド」からの脱皮を試みたミュージシャンの、創造意欲あふれる作品を見過ごしてはならない。
メイデン復帰で歓迎ムード一色の彼だが、この作品は素晴らしかった。

曲のいたるところに仕掛けられた、耳に引っかかる「フック」と、ムード満点の曲作りは、「いかにも」が並んだメイデンのアルバムよりも奥が深く、味わい深いと思う。

BURNING RAIN-Pleasure to Burn ★★ (2002-07-05 00:00:00)

まさか2000年に入って、これほどストレートなHRを新譜で聴く事になるとは思わなかった。(笑)
これを聴けばBAD MOON RISIGの「戦犯」が、カル・スワンであった事が判る。
HRファンがかつてBMRに期待してやまなかった音楽がここで聴けるのだ。

ダグ・アルドリッジの演奏は申し分ないし、キース・セント・ジョンのヴォーカルも、これぞ80年代HRシンガー、という典型的な歌唱を聴かせてくれる。
お気に入りのCDをもとめて未だあの時代のアルバムを買い集めるような正統派ファンにとっては心強い存在であろう。

しかし、ここまで臆面も無く直球勝負で迫られると、ちょっと「ひねり」を期待してしまう、というか、プラスアルファの魅力を探してしまうのも事実。
ファン心理は奥深いのであった。

BURNING RAIN-Pleasure to Burn-Cherie Don't Break My Heart (2002-07-05 00:15:27)

この曲のAメロ、Bメロで聴ける、キース・セント・ジョンの「デヴィッド・カヴァーデイルのモノマネ」は凄い。
「栗貫のルパン」を聴いた時のような、微妙な違和感が気持ち悪いほどである。

Brothers in Arms ★★★ (2016-08-24 21:49:40)

それまでストラトをメインで使っていたノップラーが突然レスポールを手に取った、と。
そして、この音。
もう流石としか言いようがない。
この雰囲気を出すのはレスポール以外考えられない。

凄い。

Burning Heart ★★★ (2002-09-29 02:10:02)

この曲はギターソロに尽きる。
この曲の、このソロが、近年まれに見る超弩級構築美ソロイングで、皆それを知っていたというのに、アンディー・マレツェクの被害妄想が強かったのは残念だ。
「スカイギターのせいでヘルゲばかりが注目されるのはフェアじゃない」とか、インタビューでも平気でそういう趣旨の発言をしていたしなあ。
我々はもうすこし彼を手厚く保護するべきだったのかもしれない。「イングヴェイのギターには最近構築美が無い」とかボヤく前に。
このまま放っておくと、この種は絶滅してしまうぞ。
アンディー・マレツェクのギタリストとしてのポテンシャルは、それはそれは恐ろしいほど高い。
バラードのソロで見せる、とてつもない泣きのオーラ。
この曲のような疾走ナンバーで、「もうひと煽り」してくれる最高の構築能力と、速いパッセージでも体勢を崩さないテクニック。

…続き

CATHEDRAL-The Ethereal Mirror ★★ (2002-06-30 11:19:00)

ドゥームロックにせよデスメタルにせよ、あまりにコア寄りなものは、一部マニア以外に訴えかけられるようなシロモノではないが、伝統的HRの精神性を核に配する事によって、僕のような「普通のHMファン」にとって、「キワモノ要素」が非常に心地よく感じられる、という事を狙って、非常に頭のいいHRの達人が作った、確信犯的アルバムである。
アーク・エネミーも同様で、あちらが「デス」をモチーフにしているのに対して、このカテドラルは「ドゥーム」を題材に、一般的なHRファンの心を捉えるアルバムを提供してくれる。

リー・ドリアン、ギャリー・ジェニングス、アモット兄弟。
彼らはHRの達人である。

CATHEDRAL-The Ethereal Mirror-Midnight Mountain ★★★ (2002-11-01 00:13:14)

軽やかにヘヴィー(??)なドラミングが心地よい、彼らにとっては異色の疾走チューン。はっきり言って、カッコイイ。
キャッチーなサビと手拍子がサイコー。
ドゥーム色の強い曲が並ぶアルバムのアクセントとしてもいい働きをしている。達人の技だ。

CAUGHT IN THE ACT-Act I: Relapse of Reason ★★ (2010-08-10 01:04:00)

サウンドプロデュースの良い、良くできたメロハー作品。
TENとかがツボに嵌る人間ならば、ぜひ押さえておきたいアルバム。
どのパートも、どこを切っても素人臭さが無く、安定感抜群。
プロの仕事をまざまざと見せ付ける、玄人好みの逸品。

CHILDREN OF BODOM ★★ (2003-12-04 09:03:00)

実はこのバンド、全く興味がなくて、一度も聴く機会がなかったのだが、今年のベストアルバムに多くの投票が集中していて、そのなかになんとこ~いちさんの名前もあったので、ためしに携帯着メロをダウンロードしてみた。(CD買わないところがミソ)
すると、流れてきたのはアニメロボットが登場しそうな、コッテコテの疾走HMだった。(イッパツマンの三冠王が飛んでくるかと思って一瞬身構えた。)
こっ・・・これにデス声が乗るのですか・・・?
想像つかないなあ・・・。興味ある。
次、購入するCDは決まった。また報告します。再会!


MyPage