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Usher-to-the-ETHERさんの発言一覧(評価・コメント) 5651-5700
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SOLEFALD-Red for Fire - An Icelandic Odyssey Part Ⅰ
SOLEFALD-Red for Fire - An Icelandic Odyssey Part Ⅰ-Bragi
SOLEFALD-Red for Fire - An Icelandic Odyssey Part Ⅰ-Crater of the Valkyries
SOLEFALD-Red for Fire - An Icelandic Odyssey Part Ⅰ-Sun I Call
SOLEFALD-Red for Fire - An Icelandic Odyssey Part Ⅰ-Survival of the Outlaw
SOLEFALD-Red for Fire - An Icelandic Odyssey Part Ⅰ-There is Need
SOLEFALD-Red for Fire - An Icelandic Odyssey Part Ⅰ-Where Birds Have Never Been
SOLEFALD-Red for Fire - An Icelandic Odyssey Part Ⅰ-White Frost Queen
SOLI DIABOLI GLORIA-SOLI DIABOLI GLORIA
SOLSTAFIR
SOLSTAFIR-Kold
SOMBRES FORETS-Royaume de glace
SOMNIA-Above Space and Time
SOMNOLENCE-As Midgard Weeps
SONIC HISPEED OMEGA-Toho Tempest Ⅱ-Is She U.n. Owen?
SONIC HISPEED OMEGA-Toho Tempest Ⅱ-Necro Fantasia ~gone Away to the Fairyland
SONIC HISPEED OMEGA-Toho Tempest Ⅱ-White Rabbits' White Flags
SONIC REIGN-Monument in Black
SONIC REIGN-Raw Dark Pure
SONIC REIGN-Raw Dark Pure-Deceit Doctrine
SONIC REIGN-Raw Dark Pure-The Martyr Urge
SONNENBRAND
SONNENBRAND-В Осознании Превосходства
SORCIER DES GLACES-Ritual of the End
SORDIDE-La France a peur
SORGELDOM-Inner Receivings
SORHIN-Apokalypsens Angel
SORT VOKTER-Folkloric Necro Metal
SORT VOKTER-Folkloric Necro Metal-Hatefulle Tanker ut i Natten
SORTSIND
SORTSIND-Vanvid
SORTSIND-Vanvid-Graven Ved Slottet
SORTSIND-Vanvid-More Days
SORTSIND-Vanvid-Vandrer Blandt Dodninge
SOTHIS
SOTHIS-De Oppresso Liber
SOTHIS-De Oppresso Liber-De Oppresso Liber
SOTHIS-De Oppresso Liber-Of Night and Silence
SOTHIS-De Oppresso Liber-The Cold Disconnection
SOULEMISSION-Tales of Inevitable Death
SOULREAPER
SOULREAPER-Written In Blood
SOULREAPER-Written In Blood-Labyrinth Of The Deathlord
SOULREAPER-Written In Blood-Satanized
SOULREAPER-Written In Blood-Ungodly
SOULREAPER-Written In Blood-Written In Blood
SOUND HORIZON
SOUND HORIZON
SOUND HORIZON
SOUND HORIZON

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SOLEFALD-Red for Fire - An Icelandic Odyssey Part Ⅰ (2006-06-08 22:08:00)

2005年発表の5th。

アイスランドを舞台にした物語がコンセプトになっているせいか、今回はヴァイキングメタルの要素が強いですね。歌詞を見るとオーディンを始めとして戦乙女やドワーフ、ロキなど、ファンタジーや北欧神話好きにはお馴染みの面々が出てきて、歌詞を読んでて楽しい。
…んですが、正直言って音楽的には前作の方が良かったと思ってしまったり。

今回もサックスはちゃんと出てきますし、ストリングスの入れ方などはやはり知性的で素晴らしいのですが…。特に音質がヘヴィでもないのにリフとデス声で押すパートがイマイチなんですよね…。しかもそのパートが結構多いし、デス声も×チガイじみた狂性がないので、それが続くと結構だれてしまいます。

ただ、「SUN I CALL」や「WHITE FROST QUEEN」といったプログレ路線の曲は相変わらず素晴らしいし、前述
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SOLEFALD-Red for Fire - An Icelandic Odyssey Part Ⅰ-Bragi ★★ (2006-02-18 18:30:52)

物悲しげなストリングスによるインスト。音楽に対してこういう褒め言葉って間違っているかもしれませんが、風光明媚な楽曲だと思います。

SOLEFALD-Red for Fire - An Icelandic Odyssey Part Ⅰ-Crater of the Valkyries ★★★ (2006-09-20 20:30:08)

このアルバム全体を貫いているヴァイキングや北欧神話的な世界観と、今までのSOLEFALDの作風が合わさり、見事に実を結んだと言える傑作。取り敢えず隙の無い曲展開、流石と言うほかないですね。他のメタルサイドの曲もこれぐらいドラマティックなら過去作を超える名盤になったと思うのになぁ…。

SOLEFALD-Red for Fire - An Icelandic Odyssey Part Ⅰ-Sun I Call ★★★ (2006-02-18 18:23:28)

アイスランドの物語をテーマとしているからか、サックスはムーディーというよりも船出を思わせる、悲しみと勇壮さのあるメロディですね。なんか家族を残して旅立つ男の哀愁、みたいな(←勝手な解釈・笑)。
低音の擦れ声が、壮大な物語の始まりを告げる、軋みながら開いてゆくドアの音の様です。

SOLEFALD-Red for Fire - An Icelandic Odyssey Part Ⅰ-Survival of the Outlaw (2006-02-18 18:19:36)

曲の途中に入っている「うわぁぁん」みたいな泣き声が良くも悪くも印象に残りますね…キーの美麗フレーズといった「らしい」部分はとても良いんですけど、メタリックなパートはちょっと物足りなさが残ってしまうかも。

SOLEFALD-Red for Fire - An Icelandic Odyssey Part Ⅰ-There is Need (2006-09-20 20:26:26)

この曲もリフで引っ張っていく系ですが、そのリフが重々しくダークで結構聴き応えあり。でもこれ位のリフは他のデス/ブラックでも聴けちゃうので、もっと個性を出して欲しかった。キーボードや普通声が乗ってくる所はやっぱりらしくてかっこいいですが、正直名曲まではいかないかも。

SOLEFALD-Red for Fire - An Icelandic Odyssey Part Ⅰ-Where Birds Have Never Been (2006-09-20 20:23:01)

イントロからリフで引っ張っていく曲ですが、そのリフがあまり面白くないのがちょっと彼ららしくないかも…。タイトルもかっこいいし、ヴァイキングっぽいメロディの勇壮なノリも好きなので悪い曲ではないんですが。彼らならもっと上手くアレンジできたと思う。

SOLEFALD-Red for Fire - An Icelandic Odyssey Part Ⅰ-White Frost Queen ★★★ (2006-02-18 18:28:43)

このアルバムって前作よりプログレ的な部分とメタル的な部分が分かれた作風の様に思いますが、これは前者ですね。SOLEFALDのこういう曲調凄く好き。
女性ヴォーカルが重要なパートを担っているし、全体的に美しいですが優しさすら感じる優美さを湛えた部分と、キーボードが妖しく仄めく部分が混交する独特な雰囲気があって面白いです。

SOLI DIABOLI GLORIA-SOLI DIABOLI GLORIA ★★ (2013-04-26 22:44:44)

2009年発表の1st。

バンド名やアートワーク等から、おそらくDEATHSPELL OMEGA大好きなんだろうな…と思っていたら、本当にDSOのカヴァーまで演っちゃってますね…。その事からも察せる通り、初期DSOにも通じる、オールドスクールなプリミティブブラックなんですが…金属質な響きを強調したやたらRAWなドラムと、刃物系のノイズを撒き散らすギターリフが交じり合った血腥い音塊が聴き手を責め苛む、かなりカルトな雰囲気の音。

但し、フレンチブラックの病んだ雰囲気にも通じる、悪のオーラを纏うようなメロディ使い、プリブラとしては緩急の付いた展開、聴き手の喉元を食いちぎろうとするような、いっそ小気味良いほどに歪んだ絶叫ヴォーカルなど、各要素は悪くないんですよね。この荒々しい音質を受け入れられるかどうかで、評価が大きく変わってくる作品だと思います。個人的にはブラックを
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SOLSTAFIR ★★ (2011-09-21 21:25:55)

アイスランド産ヴァイキング/ブラック。
近年のENSLAVEDにも通じるプログレッシブな路線。

SOLSTAFIR-Kold (2011-09-21 21:26:46)

2009年発表の3rd。

…これはヴァイキングなのか微妙な路線ですね…。
厚みのある、ノイジーなリフと残響感のあるギターのフレーズ、サイケデリックなキーボードなどによってスピリチュアルな情景を描きつつ、(ハード)ロックの力強いリズムを大胆に導入したマッシブで重厚な音で聴かせる、プログレッシブなブラックメタル。

一応、トレモロリフによる神秘性のあるメロディ等も取り入れてはいるんですが…描写している情景が、ヴァイキングのそれではなく、精神世界的な感じなんですよね。1曲目に至っては、タイトル通りの荒野を思わせるワイルドなアンサンブルまで演ってますし。個人的には、ENSLAVEDの例が無かったらヴァイキングの一形態とは思えない音。ENSLAVED聴いてても「言われてみれば…」って感じですけど(笑)。

ただ、この作品、深遠な世界観を高い精度とクオリテ
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SOMBRES FORETS-Royaume de glace ★★ (2009-12-29 02:59:00)

2008年発表の2nd。

鬱系・ノイズ系ブラックの名産地として有名なカナダ・ケベック州の独りブラックという事ですが、このバンドもBURZUMを髣髴とさせる鬱ブラックを演ってますね。決して派手に鬱メロや狂気をブチ撒けるタイプではないものの、本家よりも湿り気を帯びたキーボード、ノイズの蠢きがそのままリフになったかのようなギターリフ、幽玄で深みのあるメロを奏でるアルペジオなどによって、丁寧に情景を描写してます。

…個人的に、この作品のキモとなっているのは、Annatar氏のヴォーカルだと思います。基本BURZUMスタイルの、これまた本家に全く見劣りしない悲痛な絶叫ですが、それに加えて中音域で憎悪や絶望を感じさせる憎々しげな声を出したり、悲痛絶叫に地声を混ぜてより悲痛に聞こえさせたりなど、確かな表現力があると思う。ヴォーカルの歌い方によって、曲自体から見えてくる情景も
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SOMNIA-Above Space and Time ★★★ (2014-08-03 00:17:38)

2012年発表の1st。

バンド名はラテン語のsomnium(「夢」の意)の複数形でしょうか。どこか女性的な響きを持つ単語を冠したバンド名ですが、出音は繊細さを垣間見せるパートはありつつも、基本的にヴァイキング的な野太さ・力強さを感じるブラック。時折プログレッシブな側面を見せつつ、キメやメロディのハモり、ギターソロなどを多用した、ブラックとしてはロック的なバンド感やダイナミズムを感じさせる音。ヴォーカルのがなり声も太さがあってかっこいいです。

リフには漢達の悲哀を滲ませるような、民族的なメロウさも込められており、近年エクストリームメタルとしての強靭さを増したKHORSや、「Isa」「Ruun」期のロック色強い頃のENSLAVED辺りに通じる雰囲気を持っていると思います。ブラックとしてはメジャー志向がやや強めの音に思えますが、「Like Ashes」の冒頭など、
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SOMNOLENCE-As Midgard Weeps ★★★ (2014-10-23 21:13:29)

2008年発表の1st。

ABSURDのメンバーによるレーベル、Darker than Black発のブラックメタル経由アンビエント作品という事ですが、確かにLORD WINDやWONGRAVEN辺りのペイガン・アンビエントに通じる神秘性を醸し出す作風ですね。ただ、こちらはインダストリアル/エレクトロニカ要素もかなり強く、土着的な民族性よりもスピリチュアルな方面に足を踏み入れた音になっている感じがします。

重層的な音色で、空間を灰色に染め上げるようなシンセ、亡霊のようなコーラス、そして淡々とした打ち込みのリズムが絡み、聴き手の精神に直接語りかけてくるかのような音像を展開。上記のバンドと比較しても、日常を侵食してバンド側の描く情景を聴き手に見せ付ける力は、全く劣っていないと言えるでしょう。シンセと打ち込みの音色の相性が非常に良く、心地良く精神世界へのトリップを楽
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SONIC HISPEED OMEGA-Toho Tempest Ⅱ-Is She U.n. Owen? ★★★ (2009-08-03 20:43:54)

モチーフはSLAYERの「Angel of Death」。
確かに、この速さはメロスピの疾走よりスラッシュの爆走に近いのかも。しかし、そこに乗るのはメロスピよりクサいシンセメロ。…DRAGONFORCEの音楽性を「まるで早送りしたよう」と表現されてる方がいましたが、この曲の「早送り感」はDRAGONFORCEでは相手にならない程強い。聴いててめっちゃ気持ち良いです。

SONIC HISPEED OMEGA-Toho Tempest Ⅱ-Necro Fantasia ~gone Away to the Fairyland ★★ (2009-08-03 20:47:18)

モチーフはX「Silent Jealousy」。
主旋律が結構主張の強いもので、しかも「Silent Jealousy」とはかなり傾向の異なるものなので擬態率はそれほど高く感じないんですが、ドラムのフレーズはYoshikiですね。打ち込みですが音は悪くなく、首を振りまくってドラムを叩く彼の姿が浮かんでくるようです。

SONIC HISPEED OMEGA-Toho Tempest Ⅱ-White Rabbits' White Flags ★★ (2009-08-03 20:53:03)

モチーフはSOUND HORIZONの「エルの絵本【笛吹き男とパレード】」ですが…快楽音楽堂といい、SHって何故かメタラーに人気なんですよね…。この曲のメロディも本家に負けず劣らずクサくて素晴らしい!…でも、やっぱり歌が入ったほうがクサく聞こえるかも。

SONIC REIGN-Monument in Black ★★★ (2013-03-01 23:16:41)

2013年発表の2nd。

前作「Raw Dark Pure」が、普遍的で聴きやすいブラックメタルの様式を踏襲しつつ、SATYRICONやTHORNSに通じる厭世・厭人的な雰囲気も感じさせる良盤だったんですが、今作もその作風は変わりませんね。前作の路線は踏まえつつ、音質面やフレーズ面、展開面などで更なるクオリティアップが図られている感じ。何気に前作から7年近く経ってますが、待った甲斐があったのではないでしょうか。

とりわけ進化していると思ったのはプロダクションですね。モダンなヘヴィさにも、プリミティブなRAWさにも頼らない、聴いていて非常に心地良く感じる音。聴きやすいのになんか陰湿なのが良いんですよね。パートによっては意外とグルーヴィな感触があったりもするんですが、フレーズのダークさと音質の良さのせいもあり、全く嫌味に感じません。また、リフも無慈悲さは変わりませ
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SONIC REIGN-Raw Dark Pure ★★★ (2008-07-25 22:39:00)

2006年発表の1st。

バンド名のSONICはモダンな要素の、REIGNはオールドスクールな要素の象徴で、その二つを上手く統合したブラックメタルを志向しているバンドらしいですが…ギターリフはシャープに、ツーバスは心地良く聴かせるクリアな音質、厭人的な感性を無機質さに転化したようなメロディを練りこんだリフ捌き、時折挿入されるロック的なリズム、切れ味の鋭く威厳のあるヴォーカルのがなり声など、「Rebel Extravaganza」~「Volcano」期のSATYRICONにかなり影響を受けている事がモロに分かるサウンド。

特にヴォーカル、がなり声だけでなく、預言者の呟きのような語りまでそっくりだったので最初聴いた時はちょっと笑っちゃいました(笑)。刻みとトレモロをメカニカルに組み合わせたリフや、2曲目のマーチっぽいリズムの入れ方などを聴くと、復活後のTHORNS
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SONIC REIGN-Raw Dark Pure-Deceit Doctrine ★★★ (2008-08-16 20:32:05)

このメカニカルな刻みを交えたりフ捌き、どうしてもTHORNS辺りを思い出さずにはいられないんですが、やっぱりかっこいいですね。低空飛行するヘリコプターが機銃掃射するようなイメージのリフ。

SONIC REIGN-Raw Dark Pure-The Martyr Urge ★★★ (2008-08-16 20:34:36)

この曲のメインリフはどこかフランスのプリミティブブラックのような毒々しさがありますね。こういうタイトな作風&クリアな音質でこういうメロディをやられると、フランス勢とはまた違った魅力があります。

SONNENBRAND ★★ (2013-10-05 10:04:17)

ロシア産ペイガンブラック。
バンド名はドイツ語ですが、れっきとしたロシア産のバンドです。

SONNENBRAND-В Осознании Превосходства ★★ (2013-10-05 10:05:20)

2013年発表の1st。

これはペイガンブラックの中でも、割と上級者向けの音かもしれません。
まずインパクトあるのがリフのノイジーな音質。高音域のノイジーさを強調していながら、しっかりベースも聴こえる低音域も疎かにしない音作りで、かなり音圧高めで殺しに来ている感じ。このノイジーさ、どちらかというとマニアックなプリブラか鬱系に通じるものがあるように思います。それをもっと刺々しく攻撃的に整えた感じ。

この音作りで大分篩いに掛けられてしまいそうですが、楽曲自体は良質。泣き要素の強いトレモロで攻めるパートは初心者でも問答無用でグッと来るような叙情性ですが、余りそればかりを強調せず、メロディアスになり過ぎないリフ捌きは音質とも相俟ってヒリヒリとした感触を生んでますね。ヴォーカルの地声交じりの絶叫も、リフと音質の醸し出す殺伐とした雰囲気に良く合ってると思う。

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SORCIER DES GLACES-Ritual of the End ★★★ (2014-09-29 14:43:11)

2014年発表の5th。
これは素晴らしいです。97年から活動するバンドで、既にフルだけで5枚も出しているベテランなのに、今まで知らなかったのを思わず恥じてしまうくらい素晴らしい。

CDを取り外すと、ケース下に「Primitive Cold Metal」とのキャッチコピーが記載されてますが、正にその言葉をそのまま音にしたかのような、寒々しさに満ちたブラックメタル。叩き具合によるスネアの音の変化まで伝わるような、やたら生々しい音のドラム、ややノイジーで刺々しいながら、厚みもあるリフの音色、それだけで聴き手を凍りつかせるかのように、鋭い声でがなるヴォーカル…と、「Primitive」の単語通りの、剥き身の衝動と向き合う事を聴き手に強いる音。この「こだわり」の感じられる音は、ケベック州のバンドならではといったところでしょうか。

そして「Cold」の単語も、恐ろ
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SORDIDE-La France a peur ★★★ (2015-11-26 01:52:00)

2014年発表の1st。

一言で言うなら、スラッジ要素も感じさせる、熱量の高いノイジーさのリフ+オールドスクール+フレンチらしいメロウなブラック、を組み合わせた感じの路線なんですが、これが凄まじくかっこいい!スラッシーで勢いのあるパートはストレートな熱気をよりダイレクトに伝えてくるし、スローパートは焼け付くような乾いた狂気を感じさせ、神経を休める事を許さないインテンスな雰囲気を演出してますね。ヴォーカルの喉を磨り減らすようなパフォーマンスも作風に実にピッタリ。

何気にベースもブオンブオン鳴っててかなり音像はエグいんですが、実はかなりメロディアスなフレーズを弾くパートが目立ち、4曲目の「L’innocence」なんかでは特に顕著なんですが、それが狂気的なトレモロと合わさると何かが脈動するような、ダイナミズムのある邪悪さが表現されているように思います。惜しむらくは
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SORGELDOM-Inner Receivings ★★ (2014-08-16 21:40:20)

2010年発表の2nd。

元はWHIRLINGのJododen氏による独りアコースティック・プロジェクトとしてスタートしたらしいですが、ここで聴けるのは北欧産らしい叙情的なトレモロリフを多用した、メロディアスでかつドラマティックなブラックメタル。中世的なメロディの使い方を始め、フレーズの端々にメロディック・ブラックの名盤であるSATYRICONの「Nemesis Divina」アルバムからの影響を感じ取れるのは気のせいでしょうか。

この作品がNemesis Divina」を始めとしたメロブラと異なるのは、ポストブラック的な側面もかなり強い事ですね。アルペジオにうっすらとトレモロの残響を重ね、美しくも現実から遊離したような感覚を味合わせるパートなんて、殆どシューゲイザー路線のブラックを聴いているかのよう。ただし、ブラック本来の凶悪さもしっかり根付いており、メロデ
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SORHIN-Apokalypsens Angel ★★ (2009-08-20 22:05:00)

2000年発表の2nd。
2009年にNorma Evangelium Diaboliよりリマスター、ボーナス入りで再発。

専門店では、「MARDUKやDARK FUNERALと並び、スウェディッシュ・ブラックの礎を作り上げたバンド」として紹介されていましたが…それらのバンドがブルータリティやスピードに重きを置いているのに対し、こちらはよりメロディやリフを聴かせる事を重視している感じですね。ブラックメタルの邪悪さをしっかり継承しつつ、疾走映えするかっこいいメロディや、嫌味にならないセンスのいい刻みリフの導入などは、スウェーデン勢よりもTAAKEに近い路線だと思います。リフの動きの多さはTAAKE以上かもしれません。

音質は、最初はドラムの金属音が結構目立ってるせいで、アングラ感丸出しな印象を受けたんですが…良く聴くとかなり整ってますね。リフがクリアに聴こ
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SORT VOKTER-Folkloric Necro Metal ★★ (2009-01-29 23:16:00)

ノルウェーブラックの重要人物Ildjarnらによるバンドが残した唯一のアルバム。
オリジナルは96年発表ですが、最近になって再発された模様。

ILDJARNはミニマルでノイジーなプリミティブブラックからシンセ・アンビエントに音楽性を移行させて行きましたが、このバンドではその二つを合わせたようなブラックを演ってますね。プリブラのミニマリズムによる陶酔感と、シンセサイザーによる情景描写を掛け合わせたような路線。音質はILDJARNにも増して劣悪で、特にギターが線香花火を思わせるチープさ。

ILDJARNのようにCDの収録時間ギリギリまでノイジーなプリブラを詰め込んだりというような極端なミニマリズムはなく、曲によってプリブラにシンセを被せたり、逆にシンセ音楽にギターノイズを被せたり、プリブラからシンセ音楽に移行したりなど、手持ちのカードで色々なパターンを試して
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SORT VOKTER-Folkloric Necro Metal-Hatefulle Tanker ut i Natten ★★ (2009-01-29 23:17:48)

線香花火のようだったギターノイズがこの曲では噴出、ヴォーカルも噛み付かんばかりの迫力で迫ってきます。このアルバム随一の憎しみに満ちた音像。それにしても、このギターの音…ほとんどテレビの砂嵐ですね。バンドメンバーにギタリストの代わりに、テレビ担当を入れた…という伝説が残ってもおかしくない音(笑)。

SORTSIND ★★ (2005-10-23 21:05:00)

デンマーク産ブラックメタルバンド。
本来ならこんなマニアックなバンドを追加していいのか…と悩みましたが、
全音源CD再発記念と言う事で、どうかお目こぼしを(笑)

SORTSIND-Vanvid ★★★ (2005-10-23 20:58:00)

2005年発売のバンドの全音源集。CDは1000枚限定だそうです。

このバンドはヴォーカルと曲調の病みぶりが評判で、しかも作品が入手困難と言う事で一体どんな声で歌い、どんな曲をやっているのか気になっていたんですが、実際聴いてみるとやっぱり期待を裏切らず凄かったです。

まずヴォーカルですが、これはかなりヤバいです…
頭のネジが幾つも外れているんじゃないかと思うような喚き振りで、時には怯えたような泣き声(?)のような物まで…まるで録音ブースの中でナイフで自分の体を刺して、痛みに泣き叫びながらヴォーカル録りに臨んでるんじゃないかと思わせる程。それでなくても録音中に白目剥いたり唾液を垂らしたりは普通にやってそう(笑)

そして肝心の曲も話題になるだけの事はあると思います。
リフのメロディがほんとに良すぎる…曲によってはDARKTHRONEの4t
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SORTSIND-Vanvid-Graven Ved Slottet ★★★ (2005-10-23 20:59:53)

この曲、音質がかなりしょぼくてまるでファミコンの内臓音源みたいなんですが(笑)、その音質でめっちゃ叙情的なメロディを奏でられると何故か浸ってしまう…。メタル聞き始めの頃は悪い音質が武器になるなんて思いもしませんでしたが、この曲を聴けば一発で分かると思います…多分。

SORTSIND-Vanvid-More Days ★★★ (2006-02-25 19:57:04)

兵隊の行進を指揮する狂った指揮官のような、太い普通声が聴ける曲。
個人的にはこういう声ってメタルの普通声の種類の中では一番好きですね。予想外に「いい声」なので驚きましたが、あの泣き狂い系悲鳴ヴォーカルも声質がいいからこそ様になってるのかも?

SORTSIND-Vanvid-Vandrer Blandt Dodninge ★★★ (2005-10-23 21:01:08)

これを試聴して、「1000枚限定でも絶対に買わなければ…」と決意。
ザラザラしたノイズで真っ白になった頭の中に、叙情メロディと邪悪ヴォーカルのアンサンブルを力づくで流し込まれるのは、ブラック好きにとって物凄い快感であると思います。

SOTHIS ★★ (2008-10-10 21:45:00)

先月1stを発表した、アメリカ産シンフォニックブラック。
これまた凄いバンドが出てきましたね…。
と言っても、バンド自体は99年からあるみたいですが。
DIMMU BORGIRやCOFにも通じるメジャー志向のシンフォニックブラックなんですが、
彼らはそこにメロブラ並の叙情リフを入れて更なる高みに達してしまってる感じです。
マニアだけでなく、初心者やブラック好き以外の人にも是非聴いてほしいバンド。

SOTHIS-De Oppresso Liber ★★★ (2008-10-10 21:38:00)

2008年発表の1st。
数多くの優良ブラックメタルバンドを抱えるレーベル、Candlelightに移籍してのリリース。タイトルは米軍のモットーで「抑圧からの解放」らしいです。

ブラックメタルのアングラ感こそ希薄ながら、派出なキーボードの装飾を施した音像でエクストリームメタル好き全般にアピール出来る質の高さとメジャー感を備えた、近年のDIMMU BOGIRに通じるシンフォニック・ブラック。背徳性に溢れたメロディは、COFに通じるものもあるかもしれません。しかしこれ、恐ろしくクオリティ高いですね。
前述のバンドやANOREXIA NERVOSAなどのクラスのバンドでないと勝負にならないくらいのレベルに達してると思うんですけど…。

大きな特徴は、ど派手なキーボードが入ったシンフォニックブラックというスタイルにも関わらず、バンドサウンド自体が非常に魅力的
…続き

SOTHIS-De Oppresso Liber-De Oppresso Liber ★★★ (2008-10-10 21:41:11)

ぶっちゃけ、メロディにDIMMU BORGIRの曲で聴いたような部分があるんですが…(笑)クオリティでも向こうのキラーチューンと比較しても劣らないものがあると思います。息も詰まるような音なのに、こうまで質が高いと聴いてて疲れないなぁ…。テンション上がります。

SOTHIS-De Oppresso Liber-Of Night and Silence ★★★ (2008-10-10 21:40:15)

1曲目からフックのあるリフと大仰なシンフォニックなサウンドの波状攻撃!!
バンドのアンサンブルとシンフォなキーボードのバランスの良さでは既にDIMMU BORGIRを凌いでしまっているかもしれません。正直、「アメリカのシンフォブラックってどうなの?」と思ってたんですが、この1曲目で完全にノックアウトされました。

SOTHIS-De Oppresso Liber-The Cold Disconnection ★★★ (2008-10-10 21:43:04)

おかしな表現ですけど、この曲の豪速ブラスト&吸い込まれるようなキーボードのパートは、「嵐のような荘厳さ」があるように思います。キーボードの音色の選び方も本当に巧み。

SOULEMISSION-Tales of Inevitable Death ★★★ (2017-08-25 12:53:17)

2016年発表の1st。
「Sea of Emptiness」でSHININGのNiklas Kvarforthがゲスト参加。

…SHININGの彼が参加してる時点で何となく予想はつきますが、トレモロを多用したメロディックな曲作りとは裏腹に、メロディ自体はどこか病的で前衛的な雰囲気のある、鬱要素強めなメロブラ。要所でアトモスフェリックなキーを配し、更に鬱要素を深めていくスタイルで、ヴォーカルも往年のManiac氏のパフォーマンスを髣髴とさせる、粘着質な喚き声で曲に負けじと病気振りを発揮。

ブラストによる疾走を多用し、メタリックなギターソロを入れるなど、メリハリのついた展開などはエクストリームメタル然としていますが…ドラムのやや軽めな音、ノイジーなギターの音色など、プロダクションは若干癖があり、デスメタルなどの持つゴリゴリとした硬質さは志向されていない感じ
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SOULREAPER ★★ (2010-07-04 00:19:00)

DISSECTIONのメンバーが絡むスウェディッシュ・デス。
残念ながら現在は解散してしまっているようです。

SOULREAPER-Written In Blood ★★ (2010-07-04 00:14:00)

2000年発表の1st。
3曲目「Satanized」はDISSECTIONの前身バンドSATANIZEDのカヴァー。
DISSECTIONのメンバーが在籍という事で購入しましたが、DISSECTIONが寒々しいリフで
疾駆するメロブラだったのに対し、こっちは粘着質な禍々しさや泥臭さを感じさせる、
ドロドロとしたリフを中心に展開するデスメタルで、基本的には全くの別物。なんですが、
タイトル曲など時々DISSECTIONっぽさを感じる部分もしばしば。また、同郷のHEARSE程
露骨ではないにしろ、リズムにロックンロール(ハードコア?)っぽいノリの良さがある
パートもあり、それがドロドロした中にある種の軽快さを感じさせる要因になってますね。
何気にこのバンドの音を他の一般的なデスメタルよりも魅力的たらしめているのは、
ヴォーカルのChri
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SOULREAPER-Written In Blood-Labyrinth Of The Deathlord ★★ (2010-07-04 00:18:30)

う~ん…この曲の一部のパートに、「Thorns of Crimson Death」に通じる何かが感じられる、というのは、流石に偏った見方でしょうか。余りDISSECTIONと比較しすぎるのも失礼な気もするし。

SOULREAPER-Written In Blood-Satanized ★★ (2010-07-04 00:16:50)

DISSECTIONの前身で、Johan Normanも在籍していたSATANIZEDの曲のセルフ(?)カヴァー。メロブラへの萌芽前の時期に作った曲だからか、アルバムの他の曲と比べるとリフが大分メロディック。ヴォーカルもブラック然とした絶叫ですが、こっちの方が声が音に乗っている感じがする。

SOULREAPER-Written In Blood-Ungodly ★★★ (2010-07-04 00:17:39)

コーラスパートの、低音で呻く呪術的なヴォーカルが印象に残る曲。その直前にブラックメタル的な絶叫をしているので、よりこのパートが強く焼きつくようになってますね。このバンドにおけるヴォーカルの重要性、表現力の高さが良く分かる曲。

SOULREAPER-Written In Blood-Written In Blood ★★★ (2010-07-04 00:15:52)

この曲が一部「Where Dead Angels Lie」を意識しているというのは、強ち穿ちすぎという訳でもないと思う。一部のパートにおける暗黒美の表現など、ちょっとトリビュート的な要素も混じってそう。こっちは疾走も交えた構成で、意識しすぎじゃないのが良いですね。

SOUND HORIZON ★★ (2006-09-17 22:09:00)

このグループ、色々なレビューを見るとよくALI PROJECTが比較対象として
挙げられてますけど、個人的には犬神サーカス団の方が似てると思います。
HR/HMをベースにした曲作り、語り、よく人が死んだりそれを暗示する歌詞…
結構共通点は多いのではないでしょうか。
私的にはメタルベースの曲は犬神くらいリフにキレと多様性があると嬉しいかな。
まあ、歌メロの美しさやメロディアスなアレンジなど他に美点があるから、
今のままでも全然かっこいいですけどね。
それに「エルの天秤」「沈んだ歌姫」など非メタルの曲が魅力的なのも素晴らしいですし。

SOUND HORIZON ★★ (2006-10-16 07:51:00)

オリコン雑誌見たんですが、新譜「少年は剣を…」が10位以内にランクインしてました。
何気に売れてるんですね…カラオケにも1st、2ndは殆ど入ってましたし。

…SH名義ではないので、ここに登録するのはまずいかもしれないので、
私的「霧の向こうに繋がる世界(REVO&霜月はるか)」レビュー…っていうか感想。
『Weiß ~幻想への誘い~』★★★
個人的には、最もコラボレーションの意義があったと思う曲。
曲調的には霜月さんのソロや彼女のプロジェクト「MAPLE LEAF」と同じく、
ZABADAK系の民族っぽい素朴な曲調ですが、アレンジにSHならではの
派手なオーケストレーションが用いられていて、両者の個性がぶつかりあい
昇華されているように思います。歌もこの路線が一番しっくりきますね。
っていうかこの路線で彼女
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SOUND HORIZON ★★ (2006-11-13 20:22:00)

さっきオフィ覗いたら「Roman」の曲リスト出てました。
でもナレーター多っ。歌メロ減ってないかちょっと不安だったり…。
このグループのファンはやっぱりナレーション増えるのは歓迎なのかな?
ライブDVDは持ってないです…俄かファン丸出しかも(笑)

SOUND HORIZON ★★ (2006-11-27 18:01:00)

「朝と夜の物語」でヴォーカルを取っているHiver氏についてなんですけど…。
タワレコで買ったら「Roman Perfect Guide Book」という小冊子が貰えたんですが、
これによるとジャケの男性、おそらく曲に登場する人形師の名前は「Hiver」
だそうです。…つまり架空の人物という事ですよね。
この人形師の「Roman」の世界への関わり方を考えると、もしかしてHiver氏は
REVOさんなんじゃないかという気がするんですが…考えすぎでしょうか。
こないだREVOさんがテレビに出てましたが、微妙に声が似てた気も…。


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