この曲を聴け! 

Usher-to-the-ETHERさんのページ
Usher-to-the-ETHERさんの発言一覧(評価・コメント) 6051-6100
→PC向けページ
Tweet
TANGORODRIM-Justus Ex Fide Vivit
TARTAROS
TARTAROS-The Grand Psychotic Castle
TARTAROS-The Grand Psychotic Castle-The Grand Psychotic Castle
TARTHARIA-Bleeding for the Devil
TEARS OF TRAGEDY-ELUSIVE MOMENT
TEITANBLOOD-Black Putrescence of Evil
TEITANBLOOD-Seven Chalices
TEITANBLOOD-Woven Black Arteries
TEMPLE OF BAAL-Lightslaying Rituals
TEMPLE OF GNOSIS-De Secretis Naturae Alchymica
TEMPLE OF NOT
TEMPLE OF NOT-Μέλαινα Τάξις τοῦ Θανάτου
TENEBRAE IN PERPETUUM
TENEBRAE IN PERPETUUM-Onori funebri rituali
TERDOR-AXIS PANZERZUG ANNO NOVEMBER 1942
TERRA TENEBROSA
TERRA TENEBROSA-The Tunnels
THANTIFAXATH-Sacred White Noise
THAW
THAW-Thaw
THE 3RD AND THE MORTAL-In This Room
THE 3RD AND THE MORTAL-In This Room-A Touch Of・・・
THE 3RD AND THE MORTAL-In This Room-Harvest
THE 3RD AND THE MORTAL-In This Room-Hollow
THE 3RD AND THE MORTAL-In This Room-Monody
THE 3RD AND THE MORTAL-In This Room-So Pure
THE 3RD AND THE MORTAL-In This Room-Sophisticated Vampires
THE 3RD AND THE MORTAL-In This Room-Sort of Invisible
THE 3RD AND THE MORTAL-In This Room-Stream
THE 3RD AND THE MORTAL-Memoirs
THE 3RD AND THE MORTAL-Memoirs-Fools Like Us
THE 3RD AND THE MORTAL-Memoirs-Good Evening Mr. Q
THE 3RD AND THE MORTAL-Memoirs-Reflection
THE 3RD AND THE MORTAL-Memoirs-Those of My Kind
THE 3RD AND THE MORTAL-Memoirs-Zeppoliner
THE 3RD AND THE MORTAL-Nightswan-Neurosis
THE 3RD AND THE MORTAL-Painting on Glass
THE 3RD AND THE MORTAL-Painting on Glass-Commemoration
THE 3RD AND THE MORTAL-Painting on Glass-Crystal Orchids
THE 3RD AND THE MORTAL-Painting on Glass-Dreamscapes
THE 3RD AND THE MORTAL-Painting on Glass-Magma
THE 3RD AND THE MORTAL-Painting on Glass-Persistent and Fleeting
THE 3RD AND THE MORTAL-Project Bluebook
THE 3RD AND THE MORTAL-Project Bluebook-Drone
THE 3RD AND THE MORTAL-Project Bluebook-Sort of Invisible
THE 3RD AND THE MORTAL-Project Bluebook-Stalker
THE 3RD AND THE MORTAL-Project Bluebook-The City
THE 3RD AND THE MORTAL-Tears Laid in Earth
THE 3RD AND THE MORTAL-Tears Laid in Earth-Oceana

 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 | 32 | 33 | 34 | 35 | 36 | 37 | 38 | 39 | 40 | 41 | 42 | 43 | 44 | 45 | 46 | 47 | 48 | 49 | 50 | 51 | 52 | 53 | 54 | 55 | 56 | 57 | 58 | 59 | 60 | 61 | 62 | 63 | 64 | 65 | 66 | 67 | 68 | 69 | 70 | 71 | 72 | 73 | 74 | 75 | 76 | 77 | 78 | 79 | 80 | 81 | 82 | 83 | 84 | 85 | 86 | 87 | 88 | 89 | 90 | 91 | 92 | 93 | 94 | 95 | 96 | 97 | 98 | 99 | 100 | 101 | 102 | 103 | 104 | 105 | 106 | 107 | 108 | 109 | 110 | 111 | 112 | 113 | 114 | 115 | 116 | 117 | 118 | 119 | 120 | 121 | 122 | 123 | 124 | 125 | 126 | 127 | 128 | 129 | 130 | 131 | 132 | 133 | 134 | 135 | 136 | 137 | 138 | 139 | 140 | 141 | 142 | 143 | 144 | 145 | 146 | 147 | 148 | 149 | 150 | 151 | 152 | 153 | 154 | 155 | 156 | 157 | 158 | 159 | 160 | 161 | 162 | 163 | 164 | 165 | 166 | 167 | 168 | 169 | 170 | 171 | 172 | 173 | 174 | 175 | 176


発言している25曲を連続再生 - Youtube



TANGORODRIM-Justus Ex Fide Vivit ★★ (2014-02-07 11:59:52)

2007年発表の4th。
経歴的に面白そうなのでなんとなく購入してしまいましたが、これがなかなかにかっこいいオールドスクールブラック。

RAWで響きのいいドラミングに、ジャリジャリした質感のブラックメタルらしい生々しさを残した音作りなんですが、この音作りがオールドスクールなノリの良さと見事に合ってるんですよね。疾走パートは邪悪さを撒き散らしつつのドライブ感がなんとも気持ちいいし、テンポを落とすようなパートではどす黒さが際立っていて威圧感がある。ヴォーカルは地声成分がかなり混じった野太いがなり声。こういうスタイルを下手なシンガーがやると目も当てられない事になりますが、このヴォーカルはしっかりドスを効かせられているのが素晴らしいですね。邪悪さ、存在感も申し分なし。

単純に聴いていて気持ちのいいアルバムでありながら、邪悪さ、どす黒さもしっかり感じさせてくれる良
…続き

TARTAROS ★★ (2008-09-16 18:23:00)

EMPERORのライブメンバー、Charmand Grimlochによる独りブラック。
やはりEMPEROR関連は才人が多い…。
彼、今何してるんでしょうね。
EP聴く限りかなり良いミュージシャンだと思うんですが…。

TARTAROS-The Grand Psychotic Castle ★★★ (2008-09-16 18:20:00)

97年発表の5曲入りミニアルバム。
ボーナストラック2曲を収録した再発盤も出ている模様。

Charmand GrimlochはEMPERORでも(ライブ)キーボードを担当してた事からも分かるように、スタイルはシンフォニック・ブラックなんですが、シンフォ要素の作りこみが半端ではないですね。ゴシック・ホラー風味の耽美で妖しく、恐怖感を煽りつつ、どこかロマンティックな音色を多用したキーボードはそれだけを抜き出してもホラー映画のサントラに使えてしまいそう。
…尤も、実際使おうとしたら、メロディが派出すぎてBGMにならないという理由で却下されてしまいそうですが(笑)。

バンドサウンドもギターの歪みのきつめなRAWで勢いのある音で、ところどころトレモロリフを入れたり上手く援護してますが、やはり主眼はキーボードの方に置かれているという印象。このキーがバンドを飲み
…続き

TARTAROS-The Grand Psychotic Castle-The Grand Psychotic Castle ★★★ (2008-09-16 18:22:36)

イントロから人体に有害な波長の音が含まれてそうなキーに乗せて、キモかっこいい笑い声でインパクトは充分。悪の魔術師か何かになりきってるような感じ(笑)。なりきったまま普通声で歌い上げてますが、この普通声がIhsahnにも通じる朗唱で絶品。その後のデスヴォイスも悪魔的な雰囲気でかなりかっこいい。…こういう歌い方が出来るなら、他の曲でももっとやって欲しかったな。

TARTHARIA-Bleeding for the Devil ★★ (2015-07-27 22:53:11)

2014年発表の4th。

ゴシック性を感じさせるメロブラは沢山ありますが、このバンドはその取り入れ方というか、配分が独特で面白いですよね。神秘性を感じさせるキーボード、メロウさを感じさせるリフ、一部で導入されたシアトリカルな雰囲気を醸し出す女性ヴォーカル…などは確かにゴシックに通じる感性を感じ取れるのですが、全体的にマッシブでやたらオラオラな攻撃性が感じられるのが特徴です。

特に鉈で叩き斬るようなヘヴィネスや、スラッシュメタルに通じる生々しい攻撃性を封じ込めたリフワーク、ハードコア的な獰猛さや野蛮さを感じさせるヴォーカルなどが、作風をやたらイカツイものにしているんですよね。音量は作風の割に小さい気がしなくもないですが、上げるとやたらマッチョな音になりますし。この配分の仕方ってなかなか無いものだと思います。

キーや女性ヴォーカルを取り入れた作風から
…続き

TEARS OF TRAGEDY-ELUSIVE MOMENT ★★★ (2011-11-25 23:00:17)

2011年発表の1st。

これは2曲目がたまたま店内で流れてて、こらえきれずに購入しました。
路線としてはピアノやチャーチオルガン等、華美なキーボードを配したメロスピに、可憐な女性ヴォーカルによる歌謡曲のキャッチネスと起伏、メロスピの飛翔感を併せ持つ歌メロを乗せた感じの作風で、あそこまで歌メロ超重視主義ではないものの、個人的には「女声ゴシック版のX JAPAN」という印象。

…というか、このバンドのメインコンポーザー、絶対X JAPAN大好きだと思う。ちょっとしたリフであるとか、間奏のギターソロやキーボードの入れ方など、随所に直接的な影響が現れている感じ。しっかりドラマティックさを受け継いでます。ただ惜しいのが、ギターが二人体制ではないことですね…。2曲目とか、ソロパートの後半でハモったら悶絶度が一気に3割は増すのに…。あとドラミングもメロスピなんだし、
…続き

TEITANBLOOD-Black Putrescence of Evil ★★ (2011-10-20 22:49:40)

2004年発表のデモ、05-06年のスプリット音源を集めた編集盤。
09年リリース。外側からはアルバムタイトルが見えない面倒な仕様(笑)。

オールドスクールなデスメタルの、ドロドロした質感の強いリフ捌きで攻める、やたらテンションの高いウォーブラック…が隣の部屋から聞こえてくるような音源(笑)。流して聴くと、どこでSEと曲が切り替わったのか一瞬分からないほどの篭りっぷり。ヴォーカルも喋り声の延長のようなガナリ、ウィスパーの延長のようなブラック絶叫で更にカルトなムードを煽ってます。

しかし、こんな出音なのに、かっこいいリフを弾いているのは十分伝わるし、時折入るギターソロにやたら邪悪なものがあったり、カルトファンにしか楽しめない訳ではない魅力があるのが面白い。ヴォーカルも曲の割に攻撃性が低い感じはしますが、生霊の声をマイクが拾ってしまった…みたいな雰囲気があっ
…続き

TEITANBLOOD-Seven Chalices ★★★ (2012-05-23 21:43:04)

2009年発表の1st。

ダーティで不道徳で、デスメタルにも通じるドロドロ感の強いウォーブラックである事自体は「Black Putrescence of Evil」の頃と変わっていませんが、 全てに於いてパワーアップしてますね。隣の部屋から聴こえてくるようだった音質は、今作では圧迫感も増し、地下臭さを感じさせるのに丁度良い篭もり度になっているし、SE的なパートを挟み、更に不敬さを演出する構成もチープとは言えない凝りよう。

特に進歩したと思うのがヴォーカルで、単にがなるというよりも、まるで内腑に蓄えたれた毒素をえずき出すかのような、爛れた表現力を身に付けていると思う。この声がオールドスクールでノイジーなリフと相性ばっちりで、更に作品の野蛮さだったり、宗教やモラルに唾を吐きかけるような不敵さだったりを際立てているんですよね。音源集の時よりもその野蛮さ・不敵さを確信
…続き

TEITANBLOOD-Woven Black Arteries ★★★ (2013-01-19 06:46:45)

2012年発表の2曲入りコンピレーションCD。
新曲と前年に発表されたアナログに収録された曲からなる構成。

WARブラック大注目株の彼等ですが、今作もまた素晴らしい内容ですね。…2曲で27分という大作主義の作風、クワイヤや演説などの宗教じみたSEを用いたカルトなムードの演出、音響ドゥームに通じるダークなプロダクション…と、ここまでフラグが立ちまくってるのに全然高尚さだとか芸術性だとかに向かっていかず、不敬な野蛮さばかりが際立つこの雰囲気はある意味凄いと思う。

シャーシャーと耳を聾し、現実感を失わせるようなギターリフが音像を支配し、ボテボテと針山を転がり回るように叩かれるドラム、内臓を吐き散らしながらのたうつ様なヴォーカル、時折挿入される狂ったギターソロ…正に悪鬼羅刹の音という感じ。衝動に任せて演奏している立ち姿よりも、獄卒どもが地上に溢れ出して無辜の人間
…続き

TEMPLE OF BAAL-Lightslaying Rituals ★★★ (2013-07-06 23:12:41)

2009年発表の3rd。

これは凄まじいですね。簡単に言えば、デスメタル的なヘヴィで実体的な暴虐性・好戦性とフレンチブラックの妖しい邪悪メロウなムードを融合した…という感じなんですが、これが単純な加算より遥かに高い効果を生んでいる感じですね。全編通じて邪悪が脈動するような力強さを感じられる作風ですが、特にフレンチ産らしい悪の美学の詰まったメロディを伴いつつ疾走するパートが鬼かっこいい。

ベースのゴリゴリいう音色が心地良い、ヘヴィで低音の効いたブルータルな音像といい、デスメタル的な低音咆哮を中心にした威厳と迫力を感じるヴォーカルワークといい、音自体は非常に野蛮極まりない、ダイレクトな攻撃性のある音なんですが、ブラックメタル特有の宗教的な邪悪さもまた強く、デス要素を取り入れていてもムード面でしっかり「ブラックしている」のが素晴らしいです。押し潰されるようなインテン
…続き

TEMPLE OF GNOSIS-De Secretis Naturae Alchymica ★★ (2016-12-24 15:22:37)

2016年発表の1st。

如何にもスピリチュアルな世界観を描いていそうなバンド名、ラテン語のアルバムタイトル、そして有名レーベルATFMからの発売という事で気になっていた作品。実際に聴いてみると、確かにこれは期待や予想を裏切らない音ですね。スローテンポの中、スラッジ・ドゥーム的なノイジーに引き摺るリフの上、宗教的なキーボードや魔的なトレモロなどが重なり、どす黒い世界観を描いていくスタイル。

黒く精神に染み込んでいくような出音はこの手の音としてもかなりディープな雰囲気で、目を閉じて聴くと世界観に引き込まれそうになりますね。ただ、どうも展開にSE的なものを感じる部分が多くて…ブラックらしいトレモロが鳴っているときの魔性な空気感などはたまらないものがありますが、個人的にはもう少し展開があると良かったですね…。正直展開に関しては物足りなさあるかも。

狙っ
…続き

TEMPLE OF NOT ★★ (2011-07-31 19:26:43)

アメリカ産ブラック/ダークアンビエント。
NIGHTBRINGERのメンバー2名によるプロジェクト。

TEMPLE OF NOT-Μέλαινα Τάξις τοῦ Θανάτου ★★ (2011-07-31 19:28:34)

2010年発表の1st。おそらく150枚限定。
ジャケ買いしたら、NIGHTBRINGERのメンバーのプロジェクトだったとは…
なんか嬉しくなってしまいますね(笑)。

肝心の内容は、インダストリアルノイズやドローンを用いた、まるで地底にいる時に聴こえてくる音をそのまま表したかのようなダークアンビエントで、かなりカルトな内容。この手が好きならば地底にある密教の寺院で瞑想をしているような、宗教的ムードに浸れる事請け合いな一枚。確実にNIGHTBRINGERに通じるような、暗黒性がありますよね。

メロディやドラマ性など、通常メタルに求められる普遍的な価値観とは全く異なる視点から作られてる音ですので、購入の際は覚悟を決めてお求めを。…と言っても、このアーティストページ見てるような人ならまあ損はしないでしょう(笑)。

TENEBRAE IN PERPETUUM ★★ (2011-06-29 21:09:44)

HORNAやKROHMともスプリットを出してるイタリアのブラック。
AISLINGのメンバーが関わっているのが意外といえば意外かも。

TENEBRAE IN PERPETUUM-Onori funebri rituali ★★ (2011-06-29 21:11:14)

2003年発表の1st。

もう販促コメントの「For Fans of BURZUM and Old DARKTHRONE」の一言だけで、中身の想像がつきますよね。ご想像の通り、その手の黎明期ブラックの影響大なプリブラです…以上レビュー終了。…と行きたいところですが、それじゃ余りに味気ないのでもうちょっと書きます(笑)。

黎明期ブラックの「リアルに音質が劣悪」なバンドと比べると、このバンドの音質は「プロデュースされたRAWさ」という感じで、どこか乾いた印象を受ける、金属質なリフの音色と、RAWというかラフなドラムの響きが特徴。メロディは邪悪さ、寒々しさよりも病的な印象が強く、特に10曲目の聴いているだけで脳が溶け出しそうなメロディなんかは耳に残りますね。

ただ、その病気じみたメロディセンスや、一部でDEATHSPELL OMEGAの3rdのPray
…続き

TERDOR-AXIS PANZERZUG ANNO NOVEMBER 1942 (2012-10-28 22:18:50)

2008年発表の1st。

メロウなだけでなく、暗さや悲哀といった感情を含んだメロディと、焼け付くようなノイジーなリフが、ブラックメタルらしい好戦的で荒々しい演奏に乗り、戦場の殺伐とした空気感だったり、荒廃した焦土の荒涼感を感じさせるブラックメタル。楽曲やメロディ自体のセンスは悪くなく、特に理性の箍が外れリミッター解除モードで絶叫を繰り返すヴォーカルなんか実にかっこいいと思えます。しかし…

この音作りはなんとも惜しいですね…まずイントロの、SEが終わり際にぶつ切りになる、トラック分けをミスったようなオープニングで早くもテンションが急速冷却。本編もプリブラのような聴きづらい音ではないにしても、音割れのようなノイズが入ったり今にも消え入りそうな弱々しさになったり、後半の楽曲だけ音量大きめだったり、ある意味プリブラより性質悪い音。この辺りまともにしてくれれば、普通に良
…続き

TERRA TENEBROSA ★★ (2013-10-25 22:28:58)

スウェーデン産アヴァンギャルドブラック。
バンド名はおそらく「暗黒の大地」の意。
メンバーやジャケのヴィジュアルが変なバンドとしても知られてます(笑)。

TERRA TENEBROSA-The Tunnels ★★ (2013-10-25 22:29:50)

2011年発表の1st。

被り物をした変態的なジャケットに惹かれ、ジャンルがポストブラックということ以外の予備知識なしに買ってしまいましたが…これはかなり聴き手を選びそう。不穏なアルペジオであるとか、深く歪んだギターの音色であるとか、使われているパーツはブラックなんですけど、メタルとしての整合性から背を向けて、ひたすらに不穏さを煽る事に終始しているような音で、半ばノイズ/アヴァンギャルドに足を突っ込んだような音になってますね。

儀式的な感触を醸し出す不気味なアルペジオ、どす黒い靄を吐き出すような気色の悪いリフ、エフェクトによって攻撃性を殺がれ、得体の知れなさを感じさせるヴォーカル等が混じって出来る音像は、宇宙に棲む怪物が思念派を送って人間の脳裏に見せる映像といった趣のグロテスクさ。もしくは謎の思念体に取り付かれた人が作った音楽という感じ(笑)。


…続き

THANTIFAXATH-Sacred White Noise ★★★ (2014-07-03 21:20:23)

2014年発表の1st。
これ、今年聴いたブラックの中でもベスト候補かもしれません。

まず特記しておきたいのは、このバンドが優れた「トレモロリフ師」であるという事ですね。例えばドップラー効果の如き音程変化を取り入れ、より悪意的で非日常的な音色を実現してみせたり、粗いノイズと高音のトレモロを組み合わせることで宗教的恍惚感や浮遊感を演出したり、メロディの起伏に合わせトレモロのオン/オフを巧みに切り替えることで、傷口に蛆虫が蠢くかのようなおぞましさを醸し出したり…トレモロの使い方一つでもかなりのアイデアが用いられており、しかもそのどれもがベクトルが「邪悪さ」の方向を向いてるんですよね。

トレモロリフのフレーズ自体のセンスも群を抜いていて、例えば「Panic Becomes Despair」で聴ける、作中ではストレートに寒々しさを表現するメロディは、「Trans
…続き

THAW ★★ (2013-12-26 21:28:26)

ポーランド産ドローン/アンビエントブラック。
FURIAと人脈的に関わりがある模様。

THAW-Thaw ★★★ (2013-12-26 21:29:41)

2013年発表の1st。

まず、オープニングのどす黒い粘液質の液体を、呪いを込めてかき回すような暗黒ドローンから、ジクジクと湧き出る膿のようなブラックメタルの音が立ちあがってくる1~2曲目の構成からして、既にグッときてしまいますね(笑)。ドローン/アンビエント寄りの音ですが、その重くドロつく音像を纏いつつ猛然と疾走する蹂躙パートもあり、沸々と煮え滾った憎しみをぶつけてくるかのようで良い按配。

また、疾走パートでも狂気や瞑想的な感触も感じさせる「Divine Light」「Hunted Prey」、サイケデリックなメロディと共に這いずり回りつつ、即興的なドラムが聴き手を威嚇する「Kiara」、どす黒さだけでなく、乾いたメロウさもある「On the World’s Grave」、耳に岩石を突っ込むかの如き害悪ノイズリフで責め苛む「Under the Slag He
…続き

THE 3RD AND THE MORTAL-In This Room ★★ (2006-12-28 21:43:00)

何故かこのアルバムだけ買うのが遅れてしまいましたが…。
THE 3RD AND THE MORTALの作品では今まで「MEMOIR」が一番好きだったんですが、
この作品も負けず劣らずのアルバムだと思います。何故今まで聴かなかったんだろう…。
前作同様、ゴシック/ドゥームメタルというよりはプログレッシブロックとして扱った方が
しっくり来そうな内容。音作りが非常に上手く、浮世離れした雰囲気やその空気感に
リスナーを耽溺させる術は前作と比べてもかなり進歩しているのではないでしょうか。
確かに、女性Voのゴシックメタルとして聴こうとしたり、音を分析しながら聴いたりすると
難解に感じてしまうのかもしれません。しかし音に酔いながら聴くと、難解どころか
曲の中に取り込まれてしまうかのような感覚が味わえるはず。ヴォーカルも歌を歌として
聞かせるという
…続き

THE 3RD AND THE MORTAL-In This Room-A Touch Of・・・ ★★★ (2006-12-28 21:22:21)

ほんと、そんな感じの曲ですね。
ここまで来ると、もう陶酔感のある音楽というよりは陶酔している精神状態を音で表現しているような感じ。リズムが入ってからの控え目な盛り上がりもその陶酔感を静かに盛り上げてくれます。

THE 3RD AND THE MORTAL-In This Room-Harvest ★★★ (2006-12-27 21:54:37)

ピアノが儚いメロディで、哀メロ好きにはたまらない1曲。
でも哀愁と同じか、それ以上にミステリアスな雰囲気があるのがまた良いんですよね。神秘的な曲想で、アルバム中でもヴォーカル重視の曲でなかなかに聴きやすいです。

THE 3RD AND THE MORTAL-In This Room-Hollow ★★★ (2006-12-28 21:27:15)

結構機械的な音が入ってるのに、超自然的な儀式に立ち会ってるような印象の曲。幽谷の、前が見えないほど霧の立ち込めた神社の社で、暗闇の中で霊を降ろす為に瞑想してるような感じ。遠くから巫女の声が響いてくる…。
…と書きましたが、こういう曲って絶対聴き手によって見えてくる景色に違いがあると思います。多分私みたいな印象を受ける人は他にいないんじゃないかと。でも名曲という事には変わりありません。必聴です。

THE 3RD AND THE MORTAL-In This Room-Monody ★★★ (2006-12-27 22:01:39)

宇宙に向けて電波でメッセージを送っているような曲。
…と思ったら、電波で送った内容を曲解されて宇宙人が襲来、機械が打ち壊されてしまったみたい?しかし壊れて尚、機械は電波を出し続けるのでした…みたいな。

THE 3RD AND THE MORTAL-In This Room-So Pure ★★★ (2006-12-27 22:04:08)

ジャジーで、お洒落な雰囲気の曲なんですが…どうにもアレンジのせいで無重力感のような、不思議な感覚がありますね…。将来宇宙旅行が一般的になったら、宇宙ステーションの中のバーではこんな曲が流れてるといいな。

THE 3RD AND THE MORTAL-In This Room-Sophisticated Vampires ★★ (2006-12-28 21:16:40)

この曲の嬌声や悲鳴にも似た狂的なヴォーカル、やはりタイトルの吸血鬼的なものを表現しているのでしょうか…。ギターのメロディもヴォーカルに負けず劣らずの狂気が感じられます。知性と狂性が同居した曲。

THE 3RD AND THE MORTAL-In This Room-Sort of Invisible ★★★ (2006-12-28 21:19:45)

この幽玄でダークなシンセの音色が入ってきた瞬間、脳が蕩けそうになりますね(笑)。その蕩けた脳に、ギターやヴォーカルによるメロディが流れ込んでくると何とも言えない快感。でも歌詞は…これは何を表現しているのだろう…。

THE 3RD AND THE MORTAL-In This Room-Stream ★★★ (2006-12-27 21:59:28)

メタルから離れても、しっかりフィメールゴシック好きの心を鷲掴みする曲を作ってくれるのはやっぱり嬉しい所。ヴォーカルは中音域での歌唱で、曲も幻想的といえばそうなんですが、何となく現実の悲しみや苦しみが原因で幻想が作り出されたという雰囲気があるように思います。アコギとパーカッションの音色の組み合わせが特に好きです。

THE 3RD AND THE MORTAL-Memoirs ★★★ (2005-11-17 19:47:00)

多数のセッションメンバーと共に制作した、2002年発表の4th。

「PROJECT BLUEBOOK」を先に聴いていたので、特に意外だとは思いませんでしたが、もうこの時点でほぼメタルから脱却し、心地良いリズムの繰り返し&キーボード等の幽玄な音色というスタイルに変わっています。どっちかというとMASSIVE ATTACKとか4th、5thの頃のULVER辺りに近いかもしれません。スクラッチの音なども入っていて今までとはかなり違う感じがしますが、やっぱり根底に流れるメランコリックさは今までの作品とどこか共通していて、ダークな物が好きであれば聴いていて癒されます。

ちなみにAnne-Maryは前作で脱退してしまったようです。
The 3rd And The Mortalというとゴシックメタルに女性ヴォーカルを導入した事で先駆者としての扱いを受けているバンドと聴
…続き

THE 3RD AND THE MORTAL-Memoirs-Fools Like Us ★★★ (2005-11-17 19:51:14)

殆どインストと言っても良い曲で、ジャジーなリズムにこういう妖しげな音が乗ると、癒されすぎて死にそう(笑)。冒頭部分に拍手っぽい音も入ってるし、アングラな劇場っぽい、暗いんだけどどこか上品な雰囲気。ジャズ・エイジのもぐり酒場でまどろんでるみたい。

THE 3RD AND THE MORTAL-Memoirs-Good Evening Mr. Q ★★ (2006-02-05 09:20:57)

この曲のイントロの音作り、面白いですね。
なんか頭の中で虫が蠢いているみたいでこそばゆいです。触覚をも刺激するかのようなこの曲、ヘッドフォンもしくはイヤフォンを使うともっと楽しめるかと思います。

THE 3RD AND THE MORTAL-Memoirs-Reflection ★★ (2006-02-05 09:19:04)

THE 3RD AND THE MORTALなのに男性ヴォーカルだなんて…
そのヴォーカルのぐにぐにな歌い回しはまあまあといったところですが、2分45秒あたりのところのスクラッチがめっちゃかっこいいので、必聴です。

THE 3RD AND THE MORTAL-Memoirs-Those of My Kind ★★ (2006-03-10 17:46:43)

二つの男性ヴォーカルがハモってますが、下のメロ歌ってるほうがオペラ座の怪人的な不気味さでいいですね。全体的にこのアルバムって低音が効いてるんですが、その低音と凄くマッチして怪しげな雰囲気が良く出ていると思います。

THE 3RD AND THE MORTAL-Memoirs-Zeppoliner ★★ (2006-02-05 09:22:06)

伸びのある声での「HELLO」がとにかく耳に残る曲。
私はレビューサイトなどで変化を知っていたのでごく自然に受け入れられましたが、以前からファンだった人は戸惑ったのかな。もう1stの頃の面影はないです。でもこっちの方が好き。

THE 3RD AND THE MORTAL-Nightswan-Neurosis ★★★ (2007-03-10 20:36:46)

前半は1stの音楽性にもかなり通じる物がある女声ゴシック・ドゥームですが、後半からプログレサイドに突入、タイトル通りの神経症の人の内面にトリップしているかのような前衛的な曲調に。出たタイミングから言っても、このバンドが脱メタルした象徴といえる曲なのかも。
前任者に劣らない美声と、神経を逆撫でする狂気の高音を使いこなすヴォーカルも凄い。

THE 3RD AND THE MORTAL-Painting on Glass ★★ (2005-10-15 16:18:00)

96年発表の2ndアルバム。
前作と比較すると、音像は結構変わってます。
キーボードやノイズ、サンプリング、また曲によってはメロトロンやトロンボーンなどを
使うようになり、音色が増えた事で華やかな感じに…なるはずもなく(笑)、むしろそれらの
使い方のせいで前作以上に鬱々とした雰囲気を醸し出しています。
まるで海外の路地裏のホテルの「眠ったら二度と目覚めないベッド」の上で、
色の無い夢を見ているような頽廃的な空気感があります。
とはいっても今のところの最新作「Project Bluebook」を聴く限り、現在はほとんど
トリップホップやインプロに傾いているようですが、このアルバムはちゃんと泣きのリフも
出てくるし、ドラムも生を使ってるようなのでメタラーでも結構受け入れやすいんじゃないでしょうか。
そして音楽性の変化のせいか、ヴォー
…続き

THE 3RD AND THE MORTAL-Painting on Glass-Commemoration ★★★ (2005-09-03 11:52:08)

メロトロンやトロンボーンの響きが、聴き手に死を前にしているにもかかわらず心地良いまどろみから抜け出せなくなってしまうかのような感覚を呼び起こす曲。
このモノクロームな音像、恐ろしくも魅力的ですね。

THE 3RD AND THE MORTAL-Painting on Glass-Crystal Orchids ★★★ (2005-10-15 16:21:16)

まるでAnn-Mariの歌がレトロなフォルムの蓄音機から流れてくるような、モノクロームな世界観を持った曲。声の調子もMagma等とは違って儚く優しげ。前作とは違った意味で癒されます(癒される、っていうのはちょっと語弊があるかも)。

THE 3RD AND THE MORTAL-Painting on Glass-Dreamscapes ★★★ (2005-10-15 16:23:17)

曲の前後をインストで挟み、雰囲気作りもばっちり。
こういう曲を聴くと、やっぱりゴシックだなぁ…って思いますね。泣きのリフも健在です。ラストのチャーチオルガンが荘厳さを見せつつも怖い。

THE 3RD AND THE MORTAL-Painting on Glass-Magma ★★ (2005-10-15 16:19:38)

いきなり前作のファンから賛否ありそうな曲。
頽廃を呼ぶようなトロンボーンは鳴ってるし、歌も優しさよりもむしろ威圧感すら感じるような低音だし。最初は結構戸惑いました(特にヴォーカルに)が、私的にはこっちのほうが好きかも。

THE 3RD AND THE MORTAL-Painting on Glass-Persistent and Fleeting ★★ (2005-10-15 16:22:14)

ATROXの曲にも通じる、妖しいヴォーカルラインが特徴の曲。
Edvardsen姉妹恐るべしって感じです(笑)。Ann-Mariの声は、どこかアフリカ辺りの民族音楽のイメージに近いです。

THE 3RD AND THE MORTAL-Project Bluebook ★★ (2005-09-03 11:50:00)

2005年発表の作品。
新曲2曲、ライブ5曲の変則的なCDです。
このCDでは1stの頃と違い、殆ど(全く?)と言っていい程メタル要素はありません。
新曲は2曲とも繰り返される打ち込みのリズムに、男女ヴォーカルを交えた幽玄な音色が乗る
というものになっていますが…こういうのって確かトリップホップというのでは?
ライブもインプロヴィゼーションの曲が2曲も入ってるし、おそらくメタラーの間では
問題作となりそうな感じですね。個人的には③や④なんかかなり良い雰囲気だと思うんですが
新作なのに某所で投売りに近い値段で売られていたり、やっぱり好みが分かれるのかな…
因みに、④~⑦はMDに直接レコーディングしたので、ブートレグとして扱って欲しい
みたいな事が書かれていますが、音質はかなりクリアで普通に楽しめます。

THE 3RD AND THE MORTAL-Project Bluebook-Drone ★★ (2007-09-22 18:07:32)

「MEMOIRS」の路線をもっとドライにしたような印象の新曲。
男女ヴォーカルの掛け合いも雰囲気たっぷりですし、Bメロ部分(?)辺りまではかなり好きですが、サビの粘着的な伸びやかさのヴォーカルのインパクトが少しムードを壊し気味な気も。

THE 3RD AND THE MORTAL-Project Bluebook-Sort of Invisible ★★★ (2007-09-29 11:41:54)

ギターのザラついた質感が強く、スタジオ版とはまた違った陶酔感を演出するライブバージョン。スタジオ版ではAnne-Mary嬢が陶酔の中に現れる夢魔のようなヴォーカルで妖しさを醸し出してましたが、彼女が脱退した為こちらは男女ツインヴォーカル。男ヴォーカルが太くて怪しくて意外にも良い味。
MANESも男ヴォーカルでエレクトロゴシックやるならこういうヴォーカル取り入れて欲しいな…。

THE 3RD AND THE MORTAL-Project Bluebook-Stalker ★★★ (2005-09-03 11:50:58)

バグパイプやクラリネットの音がお洒落なインプロヴィゼーション。
最初は淡々とした曲だと思いましたが、段々とこの海岸線のホテルのバルコニーから夕日を眺めてるみたいな雰囲気に引き込まれていきました。…でも、なんか微妙に四次元入ってるような(笑)

THE 3RD AND THE MORTAL-Project Bluebook-The City ★★★ (2005-09-03 11:54:35)

ここで聴けるのはライブ版ですが…
なんかこの曲のピアノの音色、妙に「和」を感じるんですが…私だけ?かなり日本人好みのメロディだと思います。このメロディ、琴とかでやっても合いそう。

THE 3RD AND THE MORTAL-Tears Laid in Earth ★★ (2005-09-03 11:50:00)

94年発表の1stアルバム。
ゴシック好きの間では名盤と言われているだけあって、良い作品です。
このアルバムの音楽性は「エクスペリメンタル・ドゥーム・メタル」とも定義される通り、
非常にゆったりとしたテンポに切ないメロディを乗せるものとなっています。
ヴォーカルを担当するKari Rueslattenの声も、透き通っていながらもどこか聴き手に
畏怖を感じさせる雰囲気があって、66分聴き通したら必ず鬱になれます(笑)
個人的には5、6曲聴いただけで、もう寂しくなってしまいます。

THE 3RD AND THE MORTAL-Tears Laid in Earth-Oceana ★★ (2007-03-10 20:39:03)

約19分弱の大作。
正直言って、美しい女声ヴォーカルによるメロディを楽しむタイプのゴシックメタルだと思って聴くとちょっと冗長。でもドゥームを楽しむ感覚で、情景を楽しみながら聴くとなかなか良い感じ。


MyPage