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Usher-to-the-ETHERさんの発言一覧(評価・コメント) 6801-6850
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VON-Satanic Blood-Devil Pig
VON-Satanic Blood-Veadtuck
VON-Satanic Blood-Watain
VOND-Selvmord
VORDVEN-History
VORKREIST
VORKREIST-Sabbatical Flesh Possession
VRAIN-RENDEZ BLUE
VRAIN-RENDEZ BLUE-MOONLIGHT RENDEZVOUS
VRAIN-RENDEZ BLUE-RISE
VRAIN-RENDEZ BLUE-SOARING REFRAIN
VRAIN-RENDEZ BLUE-熊ん蜂の飛行~FLIGHT OF THE BUMBLEBEE~
VREDEHAMMER
VREDEHAMMER-Pans Skygge
VREID-I krig
VREID-I krig-Folkefiendar
VREID-I krig-I krig
VREID-I krig-Under isen
VROLOK
VROLOK-Void (The Divine Abortion)
VULTURE INDUSTRIES
VULTURE INDUSTRIES-The Dystopia Journals
VULTURE INDUSTRIES-The Dystopia Journals-Blood Don't Flow Streamlined
VULTURE INDUSTRIES-The Dystopia Journals-Grim Apparitions
VULTURE INDUSTRIES-The Dystopia Journals-Pills of Conformity
VULTURE INDUSTRIES-The Dystopia Journals-The Benevolent Pawn
VUOHIVASARA-Perdition Reigns Supreme
Von Branden-Flammenreich
Vulgar Display of Power
Vulgar Display of Power-Fucking Hostile
Vulgar Display of Power-Rise
Vulgar Display of Power-This Love
WALLACHIA
WALLACHIA-Shunya
WALTARI-Blood Sample-All Roads Will Lead to Rome
WALTARI-Blood Sample-Exterminator Warheads
WALTARI-Blood Sample-Helsinki
WALTARI-Blood Sample-New York
WALTARI-Yeah! Yeah! Die! Die! Death Metal Symphony in Deep C
WAR INSIDE-S.U.T.U.R.E
WARDRUNA-Runaljod – Gap Var Ginnunga
WARDRUNA-Runaljod – Gap Var Ginnunga-Thurs
WARLOGHE-The First Possession
WARLOGHE-The First Possession-Black Metal Hell
WARLOGHE-The First Possession-Once More Against the Light (for Satan)
WARLOGHE-Womb of Pestilence
WARLOGHE-Womb of Pestilence-A Monolith Clad in Fog
WARLOGHE-Womb of Pestilence-Dark Spires Swirl in the Abyss
WARLOGHE-Womb of Pestilence-Illuminating Void
WARTHA-Paŭstań

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発言している27曲を連続再生 - Youtube



VON-Satanic Blood-Devil Pig ★★★ (2010-07-22 23:30:40)

プリブラの本質のみを抜き出して作ったかのような曲。
だって基本、「♪デー、デデデー」っていうギターリフ一本ですよ。ブラックの本質がリフにあることをシンプルな手法で抉り出した名曲だと思う。そのリフに絡むリードメロも、実にサタニックで素晴らしいです。

VON-Satanic Blood-Veadtuck ★★★ (2010-07-22 23:29:58)

最近で言えばNED勢にも通じるような、サタニックなメロディをドゥーミーに聴かせる曲。この密教のBGM的な雰囲気も、「Devil Pig」などの典型的なプリブラとはまた違う意味でブラックの真髄だと思いますが…92年の時点でここまでエッセンシャルな音を出しているバンドがアメリカにいたというのが凄い。

VON-Satanic Blood-Watain ★★★ (2010-07-22 23:28:17)

あのWATAINに、バンド名を決定せしめたほどの名曲。
淡々とリズミカルに吐き出していくヴォーカルに、呪術めいた雰囲気があって良いですね。しかもこのヴォーカル、敢えて「呪術めいた雰囲気を出そう」と思ってなさそうな所が、また凄いと思う。

VOND-Selvmord ★★ (2010-05-01 21:31:00)

1994年発表の1st。タイトルは「自殺」の意。
裸で女性の首に刃物を突きつける、体を張ったジャケットが目印です(笑)。

今はエレクトロゴシック路線に活路を見出しているようですが、当時はシンセ・アンビエントに傾倒していたようで、MORTIISの初期作品と同様のアンビエントを演ってます。正直、名義を分ける必要があるのか疑問に思うくらい(笑)、酷似した路線の作風。
敢えて違いを挙げれば、持続音を抑鬱を感じるほど質量感のある音にし、圧迫感を出してダークなメロディを響かせる、犀の河原を彷徨うような悲愴なメロディを聴かせる、シンセを鬼火のような幽玄さのある音色にする…など、ややダークな表現が多めな事でしょうか。

ちなみに、この作品にも裏話的なライナーがありますが…このアルバムのタイトルを「自殺」とした理由について、当時の死と闇への奇妙なまでの妄執を挙げてます
…続き

VORDVEN-History ★★ (2011-11-16 23:01:51)

2003年発表のコンピレーション盤。
97年のデモ「When the Wind Blew for the First Time」と99年のフル「Towards the Frozen Shadows」、01年EP「Woodland Passage」の3つの音源を収録した、約78分の長大なボリュームの音源集。ちなみに音源集のタイトルは書かれていないんですが、調べたら「History」というタイトルだそうです。

路線は神秘的なキーボードがRAWなバンドサウンドを包み込む、VINTERRIKETやLUSTREなどのアトモスフェリックなシンフォニック・ブラックを先取りしてやっている感じで、VINTERRIKETのような寒々しい世界観よりも、むしろ精神世界的な神秘性を感じる音。基本キーがメイン楽器的な音像ですが、どの音源においてもバンドサウンドに打ち込みを用いていないので、特にド
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VORKREIST ★★ (2012-08-31 19:22:06)

フランス産デス/ブラックメタル。
SECRETS OF THE MOONを始め、様々なバンドに参加した経験を持つ女性ベーシストのLSK氏や、MERRIMACKのA.K.氏らが関わるバンド。

VORKREIST-Sabbatical Flesh Possession ★★ (2012-08-31 19:24:29)

2003年発表の1st。

人脈や関連バンドは真っ黒ですけど、作風の方は刻みやハーモニクスを多用したリフ、アングラ臭を効かせつつ低音を効かせ、血腥い暴力性を漂わせる音作り、ブラック系の喚きだけでなく地の底から響くような低音グロウルも使うヴォーカルと、かなりデスメタルの色も強い路線ですね。フランス産に多い病気っぽさはあまりなく、もっと直接的に禍々しく暴力的な雰囲気を伝えるような音。

個人的には、ドラムの音がちょっと篭もり気味なのがかなりツボなんですよね…。却って音が重々しく聴こえて、低音の効いたプロダクションとも相俟って絨毯爆撃でも受けているような感じ。心地良い蹂躙感です。また、アングラで暴力的な雰囲気とは裏腹に、メロいパートは何気にかなりメロディアス。特に9曲目なんて、最初期のARCH ENEMYが泣きメロとギターソロを捨ててアングライズムに特化したような雰囲気
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VRAIN-RENDEZ BLUE ★★ (2008-05-01 23:18:00)

2007年発表の1st。
まずメンバーの宇宙船の乗組員と陰陽師を混ぜたような奇抜な格好に目が行きますが…
確かに、メタルをベースにサイバーなトランス風シンセや日本人らしいポップな歌メロを
混ぜたスタイルは、この奇抜極まりない格好に通じる物があるのかもしれませんね…。
自分達のスタイルをしっかりと持っていながら、リフやアンサンブルなどメタルとしての
根本的な魅力にも全く妥協は無く、クオリティの高い非常にかっこいいサウンドだと思います。
そのスタイルの中でも疾走するキャッチーな曲だけでなく、バラードを始めジャズっぽい
雰囲気の曲やクラシック曲のど迫力のカヴァーなんかもあったりして、アルバム一枚を通して
リスナーの興味を反らさせないバラエティに富んだ作品に仕上がってるのも良いですね。
ヴォーカルはアニソンっぽいと言われてるようですが…媚びた
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VRAIN-RENDEZ BLUE-MOONLIGHT RENDEZVOUS ★★★ (2008-05-01 23:21:36)

何気にアルバム中一番好きな曲だったりします。
ちょっとジャズっぽいお洒落な雰囲気が感じられる曲ですが、キーボードと絡むギターの音色が凄くいい。フレーズやアンサンブルだけでなく、音色にまでしっかりと配慮が行き届いてるアレンジ能力の高さが窺えますね。

VRAIN-RENDEZ BLUE-RISE ★★★ (2008-05-01 23:20:01)

オープニングからいきなりの離陸→飛翔でめっちゃ痺れる。
一旦飛び出したらラストまでテンションが落ちず飛翔しっ放し。ラストテンポ落とす所まで聴くと、曲を聴いただけなのに何かをやり遂げたような充実感(笑)。ただ、欲を言えばコーラスはもっと力強いほうが良かったなぁ。

VRAIN-RENDEZ BLUE-SOARING REFRAIN ★★★ (2008-05-01 23:20:49)

このバンドって本当にメタルが好きなんでしょうね…。
キーボードが目立つフレーズを弾いている時や歌メロが前に出てる時でさえ、ギターが単調な刻みリフで援護に回ったりという事が無く、しっかりと存在感のあるフレーズを入れるバトル上等なアンサンブル。やっぱりメタルのアンサンブルはこうでないと!

VRAIN-RENDEZ BLUE-熊ん蜂の飛行~FLIGHT OF THE BUMBLEBEE~ ★★★ (2008-05-01 23:22:34)

有名なクラシック曲のカヴァー。
あの忙しないフレーズをど迫力のバンドサウンドで再現してかっこよくならない訳が無い!!脳味噌引っ掻き回される…どころかブッ掻き回されます(意味不明)。

VREDEHAMMER ★★ (2011-10-25 22:04:06)

ノルウェー産ブラック。
ex-ELITEのPer Valla氏が中心となって活動しているバンド。

VREDEHAMMER-Pans Skygge ★★★ (2011-10-25 22:06:14)

2011年発表の5曲入りEP。
ちなみにまだフルアルバムはリリースしていない模様。

ショップやネットの評価でも、最近のメジャー路線のKEEP OF KALESSINの良質なフォロワーが現れたと評判になってて、「これはチェックせねば」とCD買いに走りましたが…確かに「Reclaim」EP以降の、スラッシーに刻み込む、攻撃的かつ繊細でメロいリフワークを主体で攻めるスタイルのブラックで、インスト明けの2曲目からいきなり機銃掃射のようなリフが胸を熱くさせますね。

ヴォーカルの狂気に任せず、一語一語をダーティに、確信を持って吐き出すようなパフォーマンスも、(KOKの)Thebonのスタイルに似たものがあります。ただゴシック的な暗さを演出するインストで始まったり、所々に暗鬱としたメロディを挟んだり、近年のKOKよりも全体的に暗めな印象。また、ヴァイキング的な朗唱や掛
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VREID-I krig ★★★ (2008-06-30 21:54:00)

2007年発表の3rd。

このバンドはヴァイキングメタルとして評価の高いバンドであるWINDIRのメンバーの多くが関わっているようですが…私はWINDIRは未聴なんですが、このアルバムは良いですね。

このバンドもヴァイキングメタルを演ってるんですが、漢コーラスや海賊チックな朗唱、民族的なメロディの導入やピアノ・ストリングス等の楽器による情景描写などいかにもヴァイキングメタルという感じのものだけでなく、ロック乗りのリズムにメタルの強靭なリフを組み合わせたダイナミズムでヴァイキングらしさを演出する近年のENSLAVED的な手法、ブラックの平坦なリフをリズム楽器のように使って民族の士気を高めるノリを演出する手法なども見られ、かなり多角的な面からヴァイキングらしさを追求しているというのが伝わってきます。

もちろん、民族メロも多分に含むトレモロの煽情度、ヴ
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VREID-I krig-Folkefiendar ★★ (2008-06-30 21:56:26)

ヴォーカルのラストの叫びに惚れた…

VREID-I krig-I krig ★★★ (2008-06-30 21:55:44)

ストリングスパートを挟んだ、ドラマティックな情景描写が堪能出来るタイトルトラック。ストリングスのパートは、映画でヴァイキングの船が港に入っていくシーンを見ているかのように鮮やかに場面が浮かびます。メンバーは軍服着てたりして強面調ですが、メロディセンスは実に繊細ですね。

VREID-I krig-Under isen ★★★ (2008-06-30 21:57:12)

民族掛かったメロディを惜しげも無くリフに練り込み、華麗に疾走するキラーチューン。この非常にメロディックでいて甘くならない曲想は、名盤「Under the Sign of Hell」でのGORGOROTHに近しいものがあるかもしれません。

VROLOK ★★ (2010-05-03 14:57:00)

アメリカ産アンビエント・ブラック。
関連メンバーがMORTIFERA(フランス)、NOX INFERI(オーストラリア)と何気に
ワールドワイド。ブックレットによると、アイスランドでレコーディングとかも
してるらしいし…鬱系に近い音でありながら、実は世界を股にかけて活動してる模様です。

VROLOK-Void (The Divine Abortion) ★★ (2010-05-03 14:56:00)

2007年発表の…ブックレットによると2ndらしいです。

音的には…ノイジーに引き摺るリフといい、葬式めいたメロディといい、ドゥーム的な要素もかなり強いアンビエント寄りのブラック。特に4曲目、空気を震わせながら引き摺るリフの音色なんて、ほぼスラッジに近いといえると思う。この手にしては珍しく、キーボードを使用しないタイプで、代わりにハーモニカや、聖歌や効果音、映画からの引用などのサンプリングを用いて、雰囲気を演出するのも特徴ですね。

また、クレジットによるとドラムトリガーも使用していないそうですが…それがかなり効果を上げている感じがします。普通、音楽に「方向」なんて概念は無いですが…この作品の、特に疾走パートにおいて、下に落ちていくような錯覚を覚えるのは、独特のリズムをこの音色で演っているからだと思う。それと引き摺り系の、葬式メロディのリフが絡むと、まるで視界が
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VULTURE INDUSTRIES ★★ (2009-03-01 07:23:00)

ENSLAVEDのライブメンバーが在籍するプログレブラック。
ARCTURUSやIhsahnのソロが好きな方にお勧め。
有名バンドのライブメンバー在籍のバンドって、何気に質が高いのが多い気がする。

VULTURE INDUSTRIES-The Dystopia Journals ★★ (2009-03-01 07:17:00)

2007年発表の1st。

「ARCTURUSっぽい」と前から評判の彼らですが…そう前置きされても、実際に聴いてみるとかなりの驚きがあるくらい、ARCTURUSソックリのプログレブラックですね(笑)。しかも特定のアルバムじゃなく、SFっぽい情景が垣間見えるキャッチーなリフやキーボードの音色は「The Sham Mirrors」に、気難しい賢者のような低音ノーマル声や全体に漂うリスナーを幻惑するようなムードは「La Masquerade Infernale」に通じるものがあるなど、ARCTURUSが今までにリリースしてきた作品全体から影響を受けたような仕上がりの音なのが面白いです。

…でも、ヴォーカルはGarm風に低音で歌い上げられる時点で歌唱力あると思う上、ブラック声もバリエーション豊かでかなりの実力者だし、曲自体もARCTURUSが3rdリリース後にメンバーを
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VULTURE INDUSTRIES-The Dystopia Journals-Blood Don't Flow Streamlined ★★★ (2009-03-01 07:20:20)

Garm風の低音ヴォーカルで早口で歌い上げたり、ヴォーカルはなかなか器用。
これを聴くと、「La Masquerade Infernale」でのGarmの歌い方で少しがなり入れると、Attilaの声にちょっと近くなるんだなぁ…と思えてきます。

VULTURE INDUSTRIES-The Dystopia Journals-Grim Apparitions ★★★ (2009-03-01 07:22:07)

ベースの深い音色が、聴いていて気持ちの良い曲。
声質が変わって聴こえるほどにメロディに抑揚を付けて歌うヴォーカルも面白いです。

VULTURE INDUSTRIES-The Dystopia Journals-Pills of Conformity ★★ (2009-03-01 07:19:27)

SF的宇宙観のケレン味と、曼荼羅的宇宙観の神秘性の両方を持ってる曲。
しかし、ヴォーカルの第一声にはびっくり。あまりにもGarmにそっくりで…ARCTURUSを知っているなら少なからず驚くと思います。

VULTURE INDUSTRIES-The Dystopia Journals-The Benevolent Pawn ★★ (2009-03-01 07:21:18)

宇宙的浮遊感の丁寧な描写はARCTURUSの4thに通じるものも。
やっぱり色々な作品が混じってる気がする。

VUOHIVASARA-Perdition Reigns Supreme ★★★ (2014-03-05 20:08:03)

2012年発表の2nd。

プレイボタンを押して早速流れる音が、ヘヴィさではなく生々しさを強調したような、ややノイジーなプロダクション、悲壮感を伴うトレモロリフ、プリミティブな衝動性をぶち撒ける絶叫ヴォーカルと、アンダーグラウンドな雰囲気を色濃く残す、如何にもなブラックだと思いきや…聴き進めて行くと意外にもメロディアスな作りになっていて、ちょっと驚きました。

殆どの曲で聴けるトレモロリフのメロディは、語弊を恐れずに言えば「クサい」と表現しても憚らないくらいのドラマティックさだと思う。クサさだけでなく、悲壮感や土着性から来る邪悪さも両立させていて、ホント素晴らしいメロディセンス。音作りやムードはカルトな雰囲気を漂わせてますが、このドラマ性に富んだトレモロと刻みリフを駆使した起伏のある曲作りは、メタルとしての正統なかっこよさもかなり強いように思います。

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Von Branden-Flammenreich ★★ (2013-06-01 17:28:02)

2012年発表の2nd。

ブラック特有の、禍々しいエナジーを放出するようなどす黒いディストーションを音像の真ん中に据えつつ、トレモロリフやリードギターが儚く神秘的で、時に幽玄さを感じさせるメロディを紡ぎながら進行する、シューゲイザー寄りの感性を持ったブラックメタル。ドリーミーというよりはナイトメアな音像、汚くエモーショナルな濁声ガナリヴォーカルなど、この手のブラックの中では直接的な攻撃性も強めの音。

このバンドの音楽性は、クラシックやジャズ等からも影響を受けているという事なんですが…そういった要素はあくまで副次的で、基本はシューゲイザー系ブラックな感じなのがちょっと物足りないかも。そういう素養があるなら、個人的にはもっとあからさまにやってくれた方が面白くなったような気もします。ただ、黒い音像の中に神秘的なメロディが仄めく様は、ちょっと最近のLUNAR AURO
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Vulgar Display of Power ★★ (2005-07-13 18:01:00)

やっぱりPhil Anselmoが格闘家っぽいって思う人いるんですね(笑)
歌詞カードの写真なんて汗までかいてて睨みつけててかっこいい。PRIDEとかにいそう…
そしてそのPhil Anselmoのヴォーカルなんですが、かっこいいですね。
怒号の中に時折入ってくる高音絶叫みたいな声が凄くアクセントになってます。
しかも、普通に歌ったり、ナレーション的な語りをする時の声は色気たっぷり。
流石、ManiacやらKilljoyやらメタル界でもヤバイ人たちとつるんでるだけあります。
この声、硬質かつヘヴィーなメタルサウンドに完璧にあってますね。
ここまで有名なバンドになるとレンタルショップにも置いてあると思うので、いきなり
買うのはちょっと…って人でも、借りてでも聴くべき作品です。
出たのは92年だそうですが、今聴いてもかっこいいと思える音を
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Vulgar Display of Power-Fucking Hostile ★★★ (2005-07-13 18:01:53)

アグレッシブでヘヴィなのに、サビが分かりやすくていい!!
へヴィなものが好きならば、一回聴いただけで良さが分かる曲だと思います。

Vulgar Display of Power-Rise ★★ (2005-07-13 18:02:15)

曲が進むに従い、緊張感とアグレッションを増していく演奏がとてもかっこいい。サビはヘヴィです。やっぱりこのサビって、ライブではみんなでコブシを突き上げるのかな?

Vulgar Display of Power-This Love ★★ (2005-07-13 18:02:40)

バラードだと思い、「こんな曲もいけるんだ~」とか考えてたらサビで化けました。こんな展開するとは思わなかった。しかし普通に歌っても上手いですね。

WALLACHIA ★★ (2013-01-06 23:26:38)

先日Debemur Mortiより新作を発表した、ノルウェーのシンフォニック・ブラックメタルバンド。何気に結成は95年とかなり活動期間の長いバンドらしいです。

WALLACHIA-Shunya ★★★ (2013-01-06 23:27:10)

2012年発表の3rd。
日本人名っぽいアルバムタイトル(笑)。「俊也」ってところでしょうか。

路線としては、トレモロや刻みをバランス良く織り込んだギターリフに、シンセによる荘厳な装飾を纏って疾走する、メロデス要素もあるシンフォニック・ブラック。生のストリングスを使用するパートもあったり、シンセが弦や鍵盤系だけでなくサイバー系やSE系の音色も交えていたり、ドラマ性に富んだクオリティの高い音。何気にギターリフが耳を惹く箇所も多く、バンドサウンドと装飾のバランス感覚も良い感じ。

ただクオリティの高いシンフォニックブラックというだけでなく、個人的にはBORKNAGAR辺りに通じる、バイキング風味の勇壮さにプログレッシブな感性が加わったような、独特の感覚も覚えるんですよね。特にブラストで攻めるパート、暴虐さよりも勇壮さと神秘性が同時に伝わってくるような雰囲気が似
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WALTARI-Blood Sample-All Roads Will Lead to Rome ★★ (2006-11-29 19:59:56)

まさかメタルバンドのアルバムでこんな曲が聴けるとは…(笑)
DJと思しき声やターンテーブルまで入ってかなり本格的なラップが聴けます。しかもサビは友人に「この曲最近流行りの洋楽で、車のCMにも使われてるんだよ」とか言って聴かせたら普通に信じそうなくらいキャッチーで、ほんとかっこいいです。かなりの名曲だと思いますがラストのヴォーカルが猫なで声みたいであまり好きじゃないので、★2つ。

WALTARI-Blood Sample-Exterminator Warheads ★★★ (2006-11-29 19:57:16)

カミソリの様に鋭いリフ捌き、絶叫するヴォーカル、ブラストビート全開の非常にブルータルな楽曲…だと思ってたら、いきなり何かを哀願するような声でラップを始めやがった…面白すぎるんですが(笑)。★は幾つ付けても付けたりないくらいです。
しかしこれ、他には結構ポップな曲もあるのに、リフなんてエクストリーム路線のみを追い求めている、それも一流のバンドにも全く引けを取りませんね。凄い。

WALTARI-Blood Sample-Helsinki ★★★ (2006-11-29 19:58:15)

私的WALTARI初体験。
このバンドはインダストリアルやテクノを始め、様々な要素を取り入れるのが上手いと各所で絶賛されてましたが、評判以上ですね。弾けるようなサンプリング音が心地良いです。他にも絶叫→ラップとかの展開も面白いですし、歌メロ自体もなかなかに良い。1曲目からセンスの良さが滲み出てます。

WALTARI-Blood Sample-New York ★★★ (2006-11-29 20:01:13)

スラッシーでかっこいい曲だと思ってたら、間奏辺りからリフが禍々しさを帯び始め、絶叫も伴ったデスパートに。こうしたパートだけを集めてアルバム作っても名盤が出来そうなくらい、各要素のクオリティが高いです。特にリフに痺れる。

WALTARI-Yeah! Yeah! Die! Die! Death Metal Symphony in Deep C ★★ (2009-06-25 22:02:00)

96年発表の5th。
私は「Space Avenue」二枚組のボーナスディスクで入手しましたが、オリジナル盤は
トラック分けがされておらず、全てが1トラックに入っているものもあるそうです。
聴いてみての第一印象は…前評判通りのド派手な音像に悶絶したのももちろんなんですが、
それ以上に「アイデア勝負な作品」というものでした。例えばメロブラ調のトレモロ疾走と
ディズニー的?な華やかなオーケストレーションを交互に繰り出したり、忍び寄る弦の
妖しいメロの上で脅かすようにバンドサウンドを断続的に入れたりなど、彼ららしい
変則的なアレンジがそこかしこで聴かれ、全く予定調和にならない作品に仕上がってますね。
シリアスなだけでなく、少し滑稽味のようなものが混じっているように感じられる辺り、
逆にただならぬ凄みを感じられるように思います。
10分
…続き

WAR INSIDE-S.U.T.U.R.E ★★★ (2017-04-07 23:02:11)

2016年発表の2nd。

フランス産のいわゆるブラッケンド・デスとの事ですが…これはハイクオリティかつ、デス・ブラックの配分が結構ユニークで、魅力的な作品ですね。この手のバンドって、デス要素がブルデスの禍々しさ・強靭さを重視することが多い印象がありますが、このバンドはそれだけでなく、OBITUARY(の疾走部分)やMALEVOLENT CREATIONなど、スラッシーなオールドスクールデスに通じる切れ味も重視している感じがします。

そこにブラックメタルらしいメロウかつ毒のあるトレモロや、どす黒いメロディ使いなどが合わさり、より展開にメリハリが付けられており、聴いていて引き込まれる仕上がりに。ヴォーカルもオールドスクールデスを思わせる吐き捨てながら、どこかブラック的な狂気も感じさせる声で音にピッタリ。ちなみに、音作りも当然のようにメジャー級。クリアかつ暴虐性をし
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WARDRUNA-Runaljod – Gap Var Ginnunga ★★ (2009-10-31 06:59:00)

GORGOROTHのEinar、Gaahl等によるフォーク/アンビエントプロジェクト第一弾。
2009年発表。ライナーを読むと、三部作のうちの一枚目となっているようですね。

靄が掛かったような、妖しげな雰囲気を醸し出すドローンとトライバルなリズムをバックに、男性ヴォーカルの詠唱や女性ヴォーカルの祈祷的歌唱、フィドル等による民族的メロディなどが乗り、本格的に中世のシャーマニックな世界観を描く、神秘的なサウンド。民族的なクサメロやディフォルメされて分かりやすくなったヴァイキング像などの、エンターテイメント性はほぼ皆無で、GRAVELANDやLUCIFUGUMと比べてももっとストイックな音を出してると思う。

そのせいか、遠くの村で儀式の煙が上がっているのを見ている感じだったり、陶酔の中で儀式の幻覚を見ているようだったり、どこか俯瞰視点で情景を見ているような雰囲
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WARDRUNA-Runaljod – Gap Var Ginnunga-Thurs ★★ (2009-10-31 07:01:32)

TRELLDOMの悪夢再び、な声ドローンを含む曲。
Gaahl様のお顔を思い浮かべながら聴くとかなり恐いかも。

WARLOGHE-The First Possession ★★ (2009-02-12 18:51:00)

99年発表の1st。

ブックレットを開くと、歌詞ではなく「今のブラックメタルは弱っちいジョークや金儲けの手段以外の何物でもねぇ」と息巻いてるステイトメントが目に入りますが…まあそこから想像出来るようないかにもなプリミティブブラックです(笑)。

音質が音像の中心にギターノイズが居座っている、結構独特なもので少し聴きづらいですが、そこから漏れてくるメロディは美しいし、ヴォーカルも恐ろしく潰れた、ねちっこいがなり声で邪悪さ満点だし、「プリブラとしての質の高さ」の要件は十分に備えていると思います。刻みリフで溜めてからトレモロリフに雪崩れ込んだり、切り返して疾走したりプリブラのアングラ感を壊さない程度のメタリックなかっこよさもあって、ミニマリズムよりもドラマ性を重視するタイプの作風と言えそう。

少し初心者には音質的に厳しいかもしれませんが、プリブラの良盤だ
…続き

WARLOGHE-The First Possession-Black Metal Hell ★★ (2009-02-12 18:54:39)

なんかB級めいたタイトルですが、中身はA級のプリブラです。
刻みリフでこちらの高揚感を煽るだけ煽っておきながら、トレモロリフで視界を広げていく展開が実にかっこいい。頭の2曲で、リスナーを引き込む力があると思う。

WARLOGHE-The First Possession-Once More Against the Light (for Satan) ★★★ (2009-02-12 18:55:29)

音質こそチープなものの、スケールの大きい破滅を描くようなメロディが絶品な曲。もう少しメロディが聞き取りやすければなぁ…と思わなくもないですが、想像力で補完できる余地があるからこそ、更に良く聞こえるのかも。

WARLOGHE-Womb of Pestilence ★★★ (2009-02-12 18:53:00)

2003年発表の2nd。

リフ捌きが邪悪さ>メロウさの傾向がいくらか強くなった(気がする)とか、ダウナーなヴォーカルがよくもまあこんな搾り出すような、潰れた声で歌えるなぁ…と感心してしまうレベルになってきたとか、細かく異なったり成長してると思う部分はあるんですが、まあこの手のバンドが容易に音楽性を変える筈もなく…今作も前作同様の、真っ黒なプリミティブブラックど真ん中な音を聴かせてくれます。

ただ、音質は前作とは結構違ってますね。
前作ではジリジリした音色のギターノイズが音の真ん中に居座ってる感じでしたが、今回はノイズが全体に広がり、くぐもった音になった感じがします。耳に痛い音ではなくなった分、聴きやすくなったともいえるんですが…私的にはこの音質によって、前作よりも地下臭さが顕著になったように思います。

1st、2ndどちらも良質なプリブラな
…続き

WARLOGHE-Womb of Pestilence-A Monolith Clad in Fog ★★ (2009-02-12 18:56:32)

呪いの儀式を楽器で演ったような曲。
ヴォーカルも憎たらしい相手を具体的に思い浮かべてそうな、恨みがましさ全開のパフォーマンスで実に素晴らしいです。

WARLOGHE-Womb of Pestilence-Dark Spires Swirl in the Abyss ★★★ (2009-02-12 18:58:17)

やっぱりリフ捌きは前作よりも邪悪になってると思う。
魔が音に引き寄せられて集まってくるような感覚が出てきた感じ。でもこの曲のアルペジオのメロディ、なんかめっちゃ既聴感があるんですが…。

WARLOGHE-Womb of Pestilence-Illuminating Void ★★★ (2009-02-12 18:57:19)

今作中最もメロディが立ってると思う曲。
録音状態はかなりチープだし、メロディも結構シンプルなんですが、出ている音以上に深遠な感覚を覚えるんですよね…。こういう感覚が欲しくてプリブラみたいな魔境音楽を聴くのかも。

WARTHA-Paŭstań ★★ (2014-05-11 14:43:31)

2013年発表の1st。
IMMORTALのカヴァーを含む11曲入り。

ベラルーシ産のペイガンブラックという物珍しさと、ショップの紹介でもこの手のバンドの注目株と目されているという紹介に惹かれ購入。確かに、これは期待を裏切らないだけのものがありますね。オーケストラ以外にも笛の音色なども含む、シンフォニックなキーボードと、ソロにもパートを割いた、楽曲のメロディアスさを強調するメロデス風のギターワークが絡み、非常にドラマティックに展開していく、エピック極まりないペイガンブラック。

流石にショップで「脅威の新人」と言われるだけの事はあり、この手で最も重要になってくるメロディセンスはかなりのもの。ペイガン的なエスニックな神秘性と、クラシカルな華やかさを備えたメロディはクサメロ好きにはかなりグッと来る。これがドラマ性を重視したギターワークや展開と上手く噛み合ってる
…続き


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