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WATAIN-Lawless Darkness
WATAIN-Lawless Darkness-Four Thrones
WATAIN-Lawless Darkness-Reaping Death
WATAIN-Opus Diaboli (2cd+dvd)
WATAIN-Sworn to the Dark
WATAIN-Sworn to the Dark-Legions of the Black Light
WATAIN-Sworn to the Dark-Legions of the Black Light
WATAIN-Sworn to the Dark-Satan's Hunger
WATAIN-Sworn to the Dark-Stellarvore
WATAIN-Sworn to the Dark-Storm of the Antichrist
WATAIN-Sworn to the Dark-Sworn to the Dark
WATAIN-The Wild Hunt
WATERCLIME-The Astral Factor
WATERCLIME-The Astral Factor-Mountains
WATERCLIME-The Astral Factor-The Astral Factor
WATERCLIME-The Astral Factor-Timewind
WAXEN-Agios Holokauston
WE BUTTER THE BREAD WITH BUTTER-Der Tag an dem die Welt unterging
WEAKLING-Dead as Dreams
WEHRHAMMER-Wir Ziehen in Den Krieg
WEIRD FATE-The Collapse of All That Has Been
WELTBRAND-Control Division
WELTMACHT
WELTMACHT-The Call to Battle
WEREWOLF
WEREWOLF-The Order of Vril
WHEN
WHEN
WHEN
WHEN
WHEN MINE EYES BLACKEN-When Mine Eyes Blacken
WHEN-Prefab Wreckage
WHEN-Prefab Wreckage-Dark Abyss
WHEN-Prefab Wreckage-Hands of Orlac
WHEN-Prefab Wreckage-Hieronymus(four Sins)
WHEN-Psychedelic Wunderbaum
WHEN-Psychedelic Wunderbaum-As Speak You Are
WHEN-Psychedelic Wunderbaum-Extremist Cow
WHEN-Psychedelic Wunderbaum-Footsteps
WHEN-Psychedelic Wunderbaum-Kali
WHEN-Psychedelic Wunderbaum-Snowfish
WHEN-Psychedelic Wunderbaum-Time Ago
WHEN-Psychedelic Wunderbaum-Young Feet Flush
WHEN-Svartedauen(the Black Death)
WHEN-Whenever
WHEN-Whenever-Clay Is Light & Light Is Matter
WHEN-Whenever-E=mc²
WHEN-Whenever-In Allmansland
WHEN-Whenever-Modern Research Into Mummies
WHEN-Whenever-Some Apocalypses

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WATAIN-Lawless Darkness ★★★ (2010-07-13 14:26:00)

2010年発表の4th。
Terrorizer誌で満点を獲得するなど、既にプレスからは非常に高い評価を得てますね。発売前のリスニングパーティでは、雑誌記者に杯に入った血を飲ませようとしたとか(笑)。

前作と比べると少し音質のシャリシャリ感が強くなってますが、作風に大きな変化はありませんね。相変わらず真性ブラックの邪悪さ、メロブラの甘美さ、ファストブラックの攻撃性を兼ね備えたような、エクストリームメタルとしての質の高さと、ブラックの真髄を聴かせる事を見事に両立させた作風。この手のブラックではONDSKAPTやOFERMOD、AZAGHALなども非常に良質な作品をリリースしてますが、これを聴いて、WATAINは一段上の高みにいるな…と思いました。

個人的に、凄みを感じる理由としてはアンサンブル、特にドラムが素晴らしいからだと思うんですよね…時にファストブラッ
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WATAIN-Lawless Darkness-Four Thrones ★★★ (2010-07-13 23:38:45)

キーボードは入っていないんですが…個人的に、初期EMPERORに通じるマジな邪悪さを感じる曲。特に「Equilirbium of TOTAL DEATH」の後の畳み掛けるパートにそれを強く感じます。EMPERORが、1stや2ndの頃の感性のまま、シンフォ要素を捨てて進化したらこういう曲を作ったのでは。

WATAIN-Lawless Darkness-Reaping Death ★★★ (2010-07-13 23:35:52)

「Lawless Darkness」は、現時点では同系統のブラックの中でもトップクラスのアルバムだと思いますが…中でもこの曲は頭抜けてる。最初の畳み掛けからハッとなりますもん。WATAINってこういうリズムを演らせたら右に出る者はいないバンドだと思う。そこに絡むヴォーカルラインも、Arioch氏に匹敵するくらいセンスいいと思う。
また、メロディ面でどこか後期DISSECTIONへのリスペクトも感じられますね。こういう音を出すバンドがいるなら、Jon氏も安心して冥界を統べていられるというものです。

WATAIN-Opus Diaboli (2cd+dvd) ★★★ (2012-05-20 20:18:23)

2012年発表のライブCD2枚+ドキュメントDVDの計3枚組。

「DVD」
海岸を歩く魔術師(?)や、這い回る蛇などを用いた、メンバーの感性による映像美を表現したようなイメージ映像パートと、Erikのインタビュー、そしてライブ映像が交互に出てくる構成。インタビューは要所で映像と共にエフェクトもかかり、ちょっとホラー映画を意識したような感じですね。内容は自分達のメタルバンドとしての立ち位置や、音楽への考えを述べてたりして興味深いですが、何分英語なので…(笑)。あのアートワークでよく見る三叉槍に逆さ十次を組み合わせたマークに、深い意味がある事には驚きました。

そしてライブは文句なくかっこいいですね。
凶悪なエピソードから想像するような、衝動だけに任せたような感じは全くなく、しっかりメタルバンドとして貫禄のある、威風漂うパフォーマンスをしてますね。フロン
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WATAIN-Sworn to the Dark ★★★ (2007-05-29 22:59:00)

2007年発表の3rdアルバム。

本人達は過去の作品について「核爆弾を作ったはいいが、それを落とす為の戦闘機がない」と流通の乏しさを嘆いていたようですが、このアルバムはこの界隈では大手のレーベルであるSeason of Mistから出ているので、その不満も解消されたのではないでしょうか。実際、私もこの作品で初めて彼らを知りました。

音楽性のほうですが、本人達はそれほど意識しているわけではないようですが、DISSECTIONが良く引き合いに出されているようですね。確かに、ヴォーカルの切れ味の鋭いがなり声、叙情味のあるメロディが絶妙のタイミングで炸裂する展開のドラマティックさなど音像が割と近いことに加え、メンバーの一人がDISSECTIONにライブメンバーとして在籍していた経歴があったり、引き合いに出されるのもよく分かります。

しかしそれ以上にDIS
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WATAIN-Sworn to the Dark-Legions of the Black Light ★★★ (2007-05-29 23:07:15)

DISSECTIONのJonに捧げられた曲。
だからなのか、他の曲以上にDISSECTIONっぽさを感じますが、彼らの個性もしっかり出ていて、全く模倣っぽさは無いのが素晴らしい。でも、DISSECTIONを1st、2ndしか聴いていない人に、「Maha Kali」と同時に聞かせて、「どっちがDISSECTIONの新曲でしょう?」ってやったら普通にこっちと答える人が多そう(笑)

WATAIN-Sworn to the Dark-Legions of the Black Light ★★★ (2007-06-05 21:04:19)

DISSECTIONのJonに捧げられた曲。
その為か、このバンドの個性に加えて結構DISSECTIONっぽさも感じる箇所がありますね。後半のメロウなギターソロとか寂寥感ある刻みリフとかがそれっぽいです。DISSECTIONの1st、2ndが好きならば必聴の名曲。

WATAIN-Sworn to the Dark-Satan's Hunger ★★★ (2007-06-05 20:53:57)

淡々とした冷徹さで押すパート、どこか近年のSATYRICONにも通じる催眠的残虐さがありますね。それだけでなく、いかにもブラック然とした甘美で邪悪な泣きメロも完備しており、それを両立させるセンスの高さが素晴らしいです。

WATAIN-Sworn to the Dark-Stellarvore ★★★ (2007-06-05 21:01:25)

アルバムのラストを飾る曲。
ラストだけあって、不気味な普通声によるヴォーカルも取り入れ、更に禍々しい雰囲気が強調されているような気がします。途中ヴォーカルのデス声と槌を振り下ろすようなバンドサウンドの掛け合いがありますが、音質が良いため迫力があって良いですね。

WATAIN-Sworn to the Dark-Storm of the Antichrist ★★ (2007-06-05 20:56:10)

この暴虐さとメロウさが共起する作風、いかにもスウェーデンのブラックメタルバンドっぽいクオリティの高さがあって良いですね。特に疾走パートはMARDUKにも通じる暴虐ぶりで、実にかっこいいです。

WATAIN-Sworn to the Dark-Sworn to the Dark ★★★ (2007-06-05 20:58:36)

どこか威風を感じるブラックメタル。
特にタイトルを禍々しい声で連呼する箇所なんて、悪魔の軍勢が進軍してくるよう…

WATAIN-The Wild Hunt ★★★ (2013-08-22 23:25:46)

2013年発表の5th。
今度はCentury Mediaに移籍してのリリース。

邪悪な属性を帯びつつも、狂熱に浮かされたような高揚を感じさせるリードギターや、ブラックメタルならではの邪悪の美学を音で叩き込むようなトレモロ、ブラストだけでなく、オールドスクールな畳み掛けも多用し、重厚かつテンション高い曲作り…など、WATAINならではの魅力は前作同様で、彼等の音に魅せられている方なら当然の如く陶酔に導かれるような作品…ではありますが、前作とは大分変わったポイントもありますね。

まず音作りも曲作りも、より「工夫が凝らされた」音になっていると思います。プロダクションは前作以上にクリアで、メジャーな音という感じですが…そこに効果音やヴォーカルエフェクトなどがバンドサウンドの迫力を後押しするように使用された展開が多く、より雰囲気を感じる音像になったように思います
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WATERCLIME-The Astral Factor ★★ (2007-12-09 22:40:00)

VINTERSORG、BORKNAGARなどヴァイキング/プログレブラックで名を馳せる、
Mr. VことVintersorg氏の別プロジェクトの、2006年発表の1st。
Vintersorgは幼少の頃に70年代のシンフォニックロックやジャズロックなどの洗礼を
受けたらしく、こっちではそういった影響を強く感じさせるハードロックをやってます。
邪悪さや暴虐性などは望むべくもないですが、メロトロンやムーグなどのキーボードを
敷き詰めた、アトモスフェリックでどこか温かな、幻想的なサウンドが楽しめます。
結構フルートなんかも入ってるのがVintersorgらしいですね。
ただ、こういう温かな雰囲気はもしかするとブラック好きには受けないかもしれません。
私も正直苦手な部分があったりします…が、1、3、8辺りは名曲だと思います。
また、VINTE
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WATERCLIME-The Astral Factor-Mountains ★★★ (2007-12-09 22:43:24)

1曲目だけに、歌メロからして即効性抜群な曲。
もう歌詞の一行目の「♪lonely coast」の部分から、微妙なしゃくりあげを使ったVintersorg様の美声に酔い痴れちゃって下さい。ゲストのヴォーカルもヴォーカルスタイルが近いですが、やっぱりVintersorgの方が色気があって好きですね。

WATERCLIME-The Astral Factor-The Astral Factor ★★★ (2007-12-09 22:42:20)

アルバム中、個人的に最も鮮烈なイメージを感じた曲。
かなり作りこまれてる感じがしますが、歌も演奏も意外とメロディがキャッチー。こういうキャッチーさとプログレ的な深さを両立させる人って凄い。かなりの名曲です。

WATERCLIME-The Astral Factor-Timewind ★★★ (2007-12-09 22:44:13)

なんかタイトルからしてプログレっぽい(笑)
キーボードがふんだんに使用されたアルバムですが、この曲は特にその使い方が良いですね。異国情緒を感じさせるけど、どこの国か分からないというか…Vintersorgの心象世界といった感じでしょうか。イントロからその世界に引き込みます。

WAXEN-Agios Holokauston ★★ (2015-08-24 14:20:28)

2014年発表の2nd。

ONWARDという割と名の知れた正統派/パワーメタルバンドの元メンバーで、DARKANEのライブメンバーでもあるToby Knapp氏による独りブラックということですが、その出自を物語るかのように、猛烈な勢いで刻み込んだり、メロウなフレーズを練り込んだりするテクニカルでメタリックな魅力に満ちたギターリフが、他のプリミティブブラックとの大きな違いでしょうか。リードギターのメロディが強調されるパートはメロデス以上にメロディアス。

ただし、音作りは3部作期のDARKTHRONEが可愛く思えるレベルでキッツいです(笑)。普通の音量で聴くと確実に耳が痛くなること請け合いなノイジーなプロダクションで、ヴォーカルも人の声なのかノイズなのか分からないくらいのリバーブ掛かってるし、Raw過ぎるにも程がある音作り。ぶっちゃけ、耳が疲れます(笑)。それがギ
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WE BUTTER THE BREAD WITH BUTTER-Der Tag an dem die Welt unterging ★★★ (2011-03-28 22:17:18)

2010年発表の2nd。
特価だったので買いましたが、凄過ぎますね、これ。

音楽的には、ミッドテンポ、グルーヴ重視のキーボード入りデスコアという感じですが、まずキーのセンスが素晴らしい。サイバー系の音色でアーバンな雰囲気を醸し出したり、ストリングス系でクラシカルなメロディを奏でたりしてますが、その合わせ方が絶妙で、まるで破滅する街の中を彷徨っている悪夢を見ているような、シリアスだけどどこかキッチュな、凄く独特のムードを醸し出しています。

根幹となるリフも、時にメロブラ的な不穏さを醸したり、時にメロデス的な高揚感を生んだりしつつも、全体を通してヘヴィな音色で実に心地よいです。悪夢のような世界観も、このヘヴィネスがあるからこそ表現できているのかと。ただ、唯一惜しいのはドラムの音作りですね。モダンにしたいのは分かるけど、打ち込みのようなガチャガチャした音になっ
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WEAKLING-Dead as Dreams ★★★ (2009-01-27 16:38:00)

2000年に彼らが残した唯一のアルバム。5曲76分の大作主義な作品。
XASTHURやLEVIATHANの作品に匹敵するアメリカン・ブラックの名盤と(マニアの間では)名高いこの作品ですが、確かにこれは凄い!!久し振りに、一聴しただけで衝撃を受けました。

確かに泣き叫び系ヴォーカルや時折出てくるディプレッシブなメロディは鬱系に通じるものがありますが、リフに刻みを入れたり豪速のブラストが入ってたりメタリックな展開や、音響を上手く利用した情景描写を交えた劇的な曲構成、RAWさはしっかり保ったままメロディ・フレーズもちゃんと聴き取れ音圧もあるバランスのいい音質など、この手のカルトブラックとしては割と聴きやすい印象。

…なんですけど、底知れない混沌とした雰囲気や、血腥さも同時に漂ってるのが素晴らしいです。鬱ブラックには陽の光も差さない岩戸に閉じ込められたような雰囲
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WEHRHAMMER-Wir Ziehen in Den Krieg (2014-07-23 21:08:12)

99年発表の1st。
2011年にNebelklangにより再発された盤を購入しました。

基本的には、紙を引き裂くような、バリバリしたノイズの乗せ方に、スラッジにも通じる響きを感じさせるリフと、かつての(DARKTHRONEの)Nokturno Culto氏のがなりを、より喉に負担を掛ける方向に突き詰めたようなエグエグしいがなりが、強烈な衝動性を感じさせる、オールドスクールな要素強めのブラックメタル。

このバンドは安易に寒々しいトレモロ疾走パートを挿入する事を避けているのか、展開に結構工夫が見られるんですが…その工夫が、逆にマニアック度を上げてしまっている感じですね…。音数を少なくして、隙間を感じさせる音作りにしてみたり、ノイジーさを殊更に強調してみたり…。普通にメロディアスなパートでは、ペイガン系に通じる叙情性があって悪くないんですが。特に5曲目「Br
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WEIRD FATE-The Collapse of All That Has Been ★★★ (2012-08-23 21:10:03)

2012年発表の1st。
個人的にも大注目のレーベル、Cold Dimensionsからのリリースという事で試聴してみたらかなり良かったので購入。全編通して聴いていてもやはり期待を裏切らない良いアルバムですよ、これは。

路線としては、氷の礫が吹き付けてくるようなザラついた質感のギターリフと共に疾走するアトモスフェリックなブラックで、同じレーベルに所属するBATTLE DAGORATHやMORTUUS INFRADAEMONI辺りにも近い音。但し、こちらはメロディに肉体を離れた魂がアストラル界を覗き見ているかの如き神秘性が感じられ、物理的な肌寒さというよりはもっと霊的な、悪寒めいた寒々しさの感じられるコールドブラック…という感じ。

基本は霊性の高い、幽玄でアトモスフェリックな音なんですが、抽象的で深遠なムードをしっかり保った上で、攻撃的な刻みリフであるとか
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WELTBRAND-Control Division ★★ (2011-12-20 23:23:43)

2010年発表の3rd。
このバンドは初聴ですが、かなり強烈なファスト/ウォーブラックですね。

目の前にあるもの全てをぶち壊すような、苛烈なテンションのファストブラックをベースに、ハードコアのガチムチな肉体性をぶち込んでドーピングを施したような、凶暴極まりない音。ファストブラックの体感速度が麻痺する一歩手前の豪速も、ハードコアの炸裂感を感じられる速さも、共に過不足なく取り入れられ、相乗効果で更に凶悪な攻撃性を手にしている感じ。

リフも時折トレモロで毒の効いたメロディを挟んだりしてはきますが、基本オールドスクールな感触が強いものが多めで、聞き手を磨り潰さんとする迫力があるのが良いですね。また、ドラムの音質に結構癖があるのも特徴で、特に一打ごとに相手の骨をへし折るかのようなバスドラの音の響きがかっこいい。リフの圧迫感とも相俟って、聴いてると戦火の中に問答無用
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WELTMACHT ★★ (2013-02-02 10:17:18)

KRIEG人脈によるアメリカ産ブラック。
2枚のアルバムを残し、現在は解散してしまっている模様。

WELTMACHT-The Call to Battle ★★ (2013-02-02 10:19:10)

2001年発表の1st。
12曲32分、最長曲でも4分半と1トラックはやや短めの構成。

KRIEGのネームバリューに惹かれて買ってみましたが、これは渋いですね(笑)。オールドスクールな作風ながら、ミッドテンポを基調としたいぶし銀な感触を醸し出す音で、初期GORGOROTHを更に渋くしたかのような路線。キーボードの導入やブラストで攻めるパートもありますが、基本的には心地良い渋かっこよさの支配する音ですね。

初期GORGOROTHと同様、このバンドもどこか土着的な感触がありますが、ヴァイキングというよりは密林にでも潜んでいそうな雰囲気。そしてImperial氏のヴォーカルは、相変わらず蛮族の酋長的というか、鈍器をフルスイングかつ全力で振りぬく野蛮さがありますが、今回はそこに裏返り気味の鬱テイストを加えてきた感じ。やはり彼のヴォーカルはヒリヒリする狂気が感じら
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WEREWOLF ★★ (2011-12-18 17:38:42)

ポーランド産ペイガン/プリミティブブラック。
No Coloursより2枚のアルバムをリリースしています。

WEREWOLF-The Order of Vril ★★ (2011-12-18 17:39:27)

2009年発表の2nd。

CDを再生すると、まずRAWでオールドスクールな感じのリフ捌きと、ギエエ系のひしゃげたヴォーカルが出迎えてくれ、「なるほど、このバンドはこういう路線か…」とストレートなプリブラだと理解しかけたんですが…意外にもそこにクワイアやチャーチオルガン系の、荘厳なキーボードを重ねてきました。しかもアルバムを通じてこの2つの使用頻度はかなり高く、常に雰囲気を演出している感じ。

ただ、ちょっと異質だと思うのは、ここまで高い頻度でキーボードの装飾を用いておきながら、あまり(というか殆ど)これらがメロディらしいメロディを弾かない事ですね。ペイガン思想を持ったバンドらしく、民族っぽい叙情性を込めたメロディや、北欧プリブラ風の荒涼感のあるメロディも出てきますが、その殆どはギターの方に振ってる感じ。キーはあくまでムードの演出に用いている辺り、なんだか硬派な感
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WHEN ★★ (2006-09-22 21:36:00)

SATYRICONの曲に使用されていたり、ULVERのGARMの運営するレーベルである
Jester Recordsに所属していたり、ブラックメタラーには縁のあるWHEN。
音楽的には非HR/HMだと思うんですけど…こっちで良かったのかな?

WHEN ★★ (2006-09-24 13:20:00)

確かにブラックメタルと共通する要素は皆無ですね(笑)
やっぱり音楽性的にはプログレファン向けでしょうか。
私はまだ「WHENEVER」しか聴いていないので、関連しているアーティストからして
HR/HMを昔やっていたりしたらどうしようかちょっと不安だったんですが…。
Encyclopaedia Metallumにも無いですし、こっちで良かったみたいですね。

WHEN ★★ (2006-10-21 01:34:00)

ベスト買いましたが、この人昔からこうだったんですね…
例えるなら、NINなんかが聴いてて「この人大丈夫かな?」なのに対して、
こっちは「この人、もう駄目かも…」って感じ(流石に冗談です・笑)。
しかし「ASYLUM」のアレは一体なんなんでしょう。
WHENを始める前のプロジェクトで作った曲らしいですが。
北欧の人にはあの訛りがダークに聴こえるんでしょうか…?

WHEN ★★ (2006-10-23 23:46:00)

ありがとうございます!
レビュアーとして尊敬してる方にそう言って頂けるなんて身に余る光栄ですよ。
でも、「ASYLUM」は日本人だったら誰もまともにレビューできないと思うんですが(笑)
こないだ電車の中で聴いてて、笑い顔になるのを堪えるのがかなり大変でした…。
でも、あの曲妙にキリの良い所でサンプリングが中断、終了するのがまた
良い味出してるんですよね。妙に「~ねぇ」という念押しが多い台詞ですけど、
個人的には闇金インタビュー風のエフェクト掛かってからの「ねぇ、ねぇ。」の
2連発が一番の笑いどころ。しかし、一枚目のトリを飾ったり、わざわざWHEN以前の
曲を持ち出してくる辺り、本人的には会心の出来なのかもしれませんね(笑)
…以前外人は日本の地名が漢字で全身にプリントされたシャツでも割と平気で
着る…という話を聞いて、流石にそれ
…続き

WHEN MINE EYES BLACKEN-When Mine Eyes Blacken (2014-06-09 20:39:44)

2009年発表の1st。
残念ながらこのアルバムをリリース後、活動を停止した模様。

作風的には、如何にもSelf Mutilation Services所属バンドらしい、鬱ブラックの典型という感じですが…マニアックな作風のバンドの多いこのジャンルでも、ここまでストイックな作風も珍しいと思う。緩やかに命が削られていくかのような、ジリジリとしたノイジーなリフ、或いは生きる希望を奪い去っていくような陰鬱なアルペジオと、喉が張り裂けそうな裏返り気味の絶叫を従え、ひたすらに淡々と進行していく、愛想が無いにも程がある作風。例えて言うなら、チェコのTRIST辺りをもっとマニア向けにした感じでしょうか。

分かりやすく印象に残る叙情鬱メロ?劇的な展開?実験要素?何それ美味しいの、とでも言わんばかりに、鬱ブラックとして削ぎ落とされた音。芯があるというよりは、むしろ芯しか残っ
…続き

WHEN-Prefab Wreckage ★★ (2007-03-29 21:53:00)

94年発表の5th。
時期的には「SVARTEDAUEN」の後に当たる作品なので、最近の路線のようなポップさは
希薄ですが、今回は弦楽トリオが入ったため、それが独特なものであるにしろ陰鬱なもので
あるにしろ、耳に残るメロディが増えた為僅かに聴きやすくなった気がします。
ヴォーカルも殆どの曲でメロディを歌ってますが、これ、かなり下手なのでは…(笑)。
また、表題曲やラストの大作ではノイズを巧みに使い、聴き手を酔わせてくれるパートも。
こういうのを聴くと、Lars Pedersenは本当に才能のあるミュージシャンだということが
分かりますね。もっとも、平素はその才能は主に変な方向に発揮されていますが…(笑)。
ただ、全6曲で4曲がベストに入っているというのは、かなり割高感を感じます。
と言ってもベスト未収録のラスト曲は名曲だし、一概に「ベ
…続き

WHEN-Prefab Wreckage-Dark Abyss ★★ (2007-03-29 21:41:10)

ベストの表記だと「The Dark Abyss」だけど…どっちが合ってるんだろ?
弦などによるメロディは聴き終わった後に口笛で吹きたくなるくらいに華やか(?)で、キャッチー。でもその後ろでは何故か時限爆弾が仕掛けられているような音が…。後半呻き声まで入るし。奈落を往く悪魔達の行進曲といった所でしょうか。

WHEN-Prefab Wreckage-Hands of Orlac ★★ (2007-03-29 21:38:08)

架空の民族の土着の音楽って感じの曲。
しかもその民族は人間じゃなさそう。半魚人とか。

WHEN-Prefab Wreckage-Hieronymus(four Sins) ★★★ (2007-03-29 21:32:24)

アルバムを締める15分の大作。
ダークアンビエントに始まり、噴出するインダストリアルノイズ、暴れまわるグリッチノイズ、歌詞カード裏のアートワークを体現するような地獄メロを交えて展開する曲。…この曲、ダークでアヴァンギャルドな音響作品としてかなりまともな出来だと思うんですが…こういう前衛的な曲でもしっかり聴かせられる才能があるのに、それを変な方向へ向けるのがWHENのWHENたる所以なんでしょうね(笑)

WHEN-Psychedelic Wunderbaum ★★ (2007-03-27 19:48:00)

98年発表の、おそらく7th。
JESTER RECORDS移籍第一弾となるアルバム。
JESTERのサイトのプレスレビューにて、「聴く分には完全なる楽しみであるが、言葉で
説明するには完全なる悪夢だ」と評されていたり、あの鬼才GarmことTrickster Gが
HEAD CONTROL SYSTEMのサンクスリストにて「地上で最も素晴らしいワンマン・バンド」と
讃辞を送っていたりすることからも、変態好きにアピールするサウンドだと分かりますね。
「THE BLACK DEATH」やベスト盤を聴く限り、このバンドはサンプリングを駆使した、
不条理かつダークな音楽を演っていた(そのせいか、初期の楽曲はその陰鬱な雰囲気から
ノルウェーのインナーサークルを始めとする、ブラックメタラーの間で愛聴されていたとか)
という印象でしたが、今回は見違
…続き

WHEN-Psychedelic Wunderbaum-As Speak You Are (2007-02-20 10:28:41)

曲を遮って挿入される「So tired...listen what I have to say」や、電子的なエフェクトをかけているにも関わらずやる気の無さが伝わってくるヴォーカルが印象的な曲。怖がらせようとしているのかどうかすら分からない所がサイコ的。

WHEN-Psychedelic Wunderbaum-Extremist Cow ★★ (2007-02-20 10:21:59)

徹底化!徹底化!徹底化!
徹底化!徹底化!徹底…
なんのつもりでしょうか(笑)

WHEN-Psychedelic Wunderbaum-Footsteps (2007-02-20 10:20:06)

夜道を歩いていると、いつの間にか足音が一つ余計についてきていた…どころか、たくさんの手拍子がついてきてしまい、逆に何だか楽しくなってきてしまった…みたいな曲。

WHEN-Psychedelic Wunderbaum-Kali ★★★ (2007-02-20 10:39:58)

Kaliはシヴァ神とも関連の深い女神で、DISSECTIONもこの女神を題材に曲を作ってますね。そんな題材をアレイスター・クロウリーが取り上げた詞を引用しているのだから、さぞダークな曲が出来ると思いきや…なんなんでしょうかこのトロピカルでリラックスした雰囲気は(笑)。ヴォーカルなんてプールサイドでお金持ちがガウン着てワイン飲みながら歌ってる感じだし…。

WHEN-Psychedelic Wunderbaum-Snowfish ★★ (2007-02-20 10:25:01)

サンプリングの内容が、おもちゃの車のクラクションのような音や変な電子音、象の鳴き声などから構成されている時点でもうまともな音楽であることを放棄している気がするんですが…。この音で盛り上げようとしてるのが笑えます(笑)。

WHEN-Psychedelic Wunderbaum-Time Ago ★★★ (2007-01-22 21:43:16)

これはLars流のサプライズでしょうか!?
とにかくこれまでの音源のダークさとは全く縁の無さそうな、脳天気なベースのメロディに超びっくり。そして歌メロの余りのポップさに更に驚愕。これ、ビートルズファンとかに聴かせても普通に気に入るのでは…。勿論アレンジはポップなだけじゃなく、ちゃんと(?)ズレてるんですが、それでも一瞬「え??」ってなる事は確実な一曲。

WHEN-Psychedelic Wunderbaum-Young Feet Flush ★★ (2007-02-20 10:31:38)

ラスベガスとハワイの資料を眺めながら、そこへの旅行を妄想している男の頭の中を音楽で表現したらこんな感じになるんでしょうか。詞はこれもアレイスター・クロウリーの引用ですが…そこに「Let's take a trip」とかサンプリング入ってくるのが可笑しい。

WHEN-Svartedauen(the Black Death) ★★ (2006-12-26 21:56:00)

92年発表の4thアルバムで、38分の大作曲を一曲のみ収録。
この曲はベストにも収録されてますが、そちらでは約6分に短縮されています。
この大作主義と劇場的なサウンドはあるレビューでは北欧のDEVIL DOLLと紹介されていましたが
DEVIL DOLLがまず曲ありきなのに対し、このアルバムは陰鬱・狂的なサウンドスケイプを
偏執的なまでに執拗に表現しているという印象。現在ではWHENは(どこかが酷くズレてるけど)
結構ポップな面もある曲を作ってますが、この作品はひたすら暗黒世界が表現されています。
時々「ビヨヨーン」みたいなコミカルな音色のサンプリングも用いられていますが、笑えると
言うよりは魔界に拉致されて無理矢理へんてこりんなクリーチャーのダンスを見せられるような
笑うに笑えないような感じ。きっとTAAKEも(未聴ですが)こういう恐ろし
…続き

WHEN-Whenever ★★ (2007-03-27 21:50:00)

2004年発表の10th…で合ってるかな?
音楽的には、Psychedelic Wunderbaumからの流れを汲む不条理ポップ路線。
ただ、今回は初期のWHENの作風を思わせるダークな大作、民族音楽風のメロでミニマルに
展開していく曲、ホラー映画を思わせるメロディをフィーチャーした曲、歌が前に出た小品等
一曲ごとの個性が際立っていて、アルバムの構成によりメリハリが付いている印象。
加えて不条理な感覚が先行していた感のあるPsychedelic Wunderbaumと比べると、聴いていて
どこか心地良さ(陶酔感?)のようなものが感じられ、少し聴きやすくなっている感もあり。
やはり万人には勧められませんが、最近のULVER等が好きならば結構行けてしまうかも。

WHEN-Whenever-Clay Is Light & Light Is Matter ★★ (2006-09-22 21:29:53)

前半歌モノっぽいですが、後半はやっぱり不条理。
でもその後半はアコギのフレーズが何とも良い感じだし、ピアノなんかは結構綺麗でなかなか。不思議の国に迷い込んだアリスはこんな気持ちだったのではないでしょうか。

WHEN-Whenever-E=mc² ★★ (2006-09-22 21:19:47)

タイトルは確かアインシュタインの相対性理論の公式。
…しかし曲とは全然関係無いような。歌メロが結構取っ付きやすいにも関わらず、ハンドクラップまで取り入れた微妙にズレたコミカルさを持ったパートもあってやっぱり変な曲。

WHEN-Whenever-In Allmansland ★★★ (2006-09-22 21:33:42)

まるでホラー映画で怪物が登場したシーンのような恐怖を煽る音楽…なのかと思っていたら、いきなり雰囲気を弛緩させるようなアコギと歌メロが…。でもこういうノリ大好きです(笑)。

WHEN-Whenever-Modern Research Into Mummies ★★ (2006-09-22 21:26:23)

タイトルにもあるようにミイラ男を連想させるような妖しいメロディ、繰り返しによってトリップ感を出す手法…この曲はどこかアフリカ辺りの民族音楽みたい。WHENにしては分かりやすい曲だと思います。
私はこのアルバム何故かタワレコのワールドミュージックの棚で見つけたんですが、確かにこれだけ聴いたらそこに置きたくなるかも。

WHEN-Whenever-Some Apocalypses ★★★ (2006-11-27 21:16:23)

BURZUMやSTALAGGHなんかはそんなに抵抗無く受け入れられたんですけど、この曲は最初聴いた時は「無理…」と思いました…。それから暫くこのCDを棚に置きっぱなしにしてたぐらい(笑)今の評価は★の数の通りです。
曲的には不気味な男女コーラスパート、Lars氏の絶叫が聴けるロックパート、浮遊感のあるシンセパートなどからなりますが、相変わらずパートごとの脈絡が分からなく不吉な感じ。14分の大作ですが、各パートのコントラストが鮮やかになってる分、昔の大作よりも訳分からない度が増してるような気さえします。しかし「曲のタイプを選択しろ」と言われても困るんですが(苦笑)


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