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WHEN-Whenever-Stripped of Its Coverings
WHEN-Writercakebox-the Unblessed World of When (1983-1998)-Asylum
WHEN-Writercakebox-the Unblessed World of When (1983-1998)-Beardsoup in Tangier - Part Ⅰ
WHEN-Writercakebox-the Unblessed World of When (1983-1998)-Beardsoup in Tangier - Part Ⅱ
WHEN-Writercakebox-the Unblessed World of When (1983-1998)-Black, White & Grey
WHEN-Writercakebox-the Unblessed World of When (1983-1998)-Fogface
WHEN-Writercakebox-the Unblessed World of When (1983-1998)-Frozen Atlantics
WHEN-Writercakebox-the Unblessed World of When (1983-1998)-Karius & Baktus
WHEN-Writercakebox-the Unblessed World of When (1983-1998)-Morning Mood
WHEN-Writercakebox-the Unblessed World of When (1983-1998)-Prefab Wreckage
WHEN-Writercakebox-the Unblessed World of When (1983-1998)-The Death of Ase
WHEN-You Are Silent
WHEN-You Are Silent-False Alarm
WHIRLING
WHIRLING-Faceless Phenomena
WHITE EMPRESS-Rise of the Empress
WHITE WARD-Futility Report
WIGRID
WIGRID-Die Asche eines Lebens
WILL OF THE ANCIENTS-To Our Glorious Dead
WILL'O'WISP-Inusto
WILLOOS-Als Loze Willen Dwalen
WINDS
WINDS-The Imaginary Direction of Time
WINDZOR-Never Die
WINDZOR-Never Die-I....
WINTERBLOOD-Le fredde ali dell'inverno
WINTERBLUT-Das Aas Aller Dinge
WINTERBURST-The Mind Cave
WINTERFYLLETH-The Mercian Sphere
WINTERHORDE-Underwatermoon
WINTERUS-IN CARBON MYSTICISM
WISDOM (PARAGUAY)
WISDOM (PARAGUAY)-Sacra Privata
WISTARIA
WISTARIA-DEEP
WIZARDS' HYMN-Hymnal
WIZARDS' HYMN-Hymnal-Firestorm
WIZARDS' HYMN-Hymnal-The Glory of the Desert
WIZARDS' HYMN-Hymnal-Wings of Time
WIZARDS' HYMN-Transience
WIZARDS' HYMN-Transience-Remains
WODENSTHRONE-Loss
WOE
WOE-Quietly, Undramatically
WOLD-Stratification
WOLFSHADE-EVENING STAR...
WOLFSMOND
WOLFSMOND-Tollwut
WOLVHAMMER-The Obsidian Plains

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発言している17曲を連続再生 - Youtube



WHEN-Whenever-Stripped of Its Coverings (2006-09-22 21:22:37)

前半は変な語り(呪文?)と、ゴッドファーザー愛のテーマに似たメロディを練習してるかのような変なギター。後半は呪術的な雰囲気。意味不明なようでいて、次の曲とちゃんと繋がってるのが良いですね。でも前半はやっぱ意味不明。

WHEN-Writercakebox-the Unblessed World of When (1983-1998)-Asylum (2006-10-21 01:31:23)

「今まではねぇ、×××(聞き取れない)の侵略の対象である、向こうの話をしましたねぇ」から始まる、訛った日本語でのおじさんの語りをサンプリングした曲。おそらく廃仏毀釈についてだと思いますが、なんでこれをサンプリングしたのか意味不明(笑)
ラストはおじさんの声にエフェクト掛けて闇金業者のインタビュー風に。

WHEN-Writercakebox-the Unblessed World of When (1983-1998)-Beardsoup in Tangier - Part Ⅰ ★★ (2006-10-21 03:16:56)

♪た~たん、た~たん、ららら、らっらら~。
…聴き手よりも先にヴォーカルの方が忘我状態になってしまっているトランスミュージック。ラストが近付くと更にヴォーカルの脱力感が増してきます。凄く印象に残るのは確かだけど、この歌は何を表しているのだろう…。

WHEN-Writercakebox-the Unblessed World of When (1983-1998)-Beardsoup in Tangier - Part Ⅱ (2006-10-21 03:19:28)

前後の曲が常軌を逸しすぎているため、えらく普通に聞こえましたが十分「変な曲」の範疇に入るでしょうね。前曲で脱力したテンションをクールダウンさせてくれますが、この後に続く曲がアレなので…

WHEN-Writercakebox-the Unblessed World of When (1983-1998)-Black, White & Grey ★★★ (2006-10-21 03:32:36)

ここで聴けるのは抜粋バージョンですが…。
WHENはサンプリングと自前の音楽を組み合わせるのが上手いですね。サンプリングがメインのパートでもさりげなく雰囲気を煽る音楽を流していて、効果を跳ね上げているのが凄いです。展開が読めないどころか、聴いてもどういう脈絡で繋がってるのか分からない曲ですが、私的には8分以降からの展開が好き。

WHEN-Writercakebox-the Unblessed World of When (1983-1998)-Fogface (2006-10-21 03:21:56)

ARCTURUSに「DISGUISED MASTER」のイントロとして提供した曲。
タイトルはこのアルバムの為に変えたとか。原曲と比べると、僅かに短くなって約30秒程度の曲になってます。

WHEN-Writercakebox-the Unblessed World of When (1983-1998)-Frozen Atlantics ★★★ (2006-10-21 03:12:05)

シンセの音色自体はタイトル通り「凍てつくような」とでも表現したくなるようなキンキンした音色ですが、使い方がコミカルというかなんかズレてる感じなのでいまいち「凍てつく」感は薄いです。そしてそのズレ感はシンセのみになるパートで頂点に…。
でもこれ、普通にかっこいいと思うんですけど…私もWHENミュージックに大分洗脳されてきたかな(笑)

WHEN-Writercakebox-the Unblessed World of When (1983-1998)-Karius & Baktus ★★★ (2006-10-21 01:40:25)

この曲凄い好き。
不条理な歯痛を引き起こすバクテリアがテーマの、子供向けの話がベースとなっているらしいですが、チャイルディッシュな音色やメロディの中に潜む確かな悪意が素晴らしい。よくホラーで無邪気さをある種の残酷さと結びつけて少女のモチーフを使用するものを見かけますが、そんなものこの曲の前では児戯に等しいと言えるでしょう。

WHEN-Writercakebox-the Unblessed World of When (1983-1998)-Morning Mood ★★ (2006-11-17 17:12:11)

個人的には「ASYLUM」の次に笑える曲。
サンプリングさえ無ければ普通にいい感じのインストですが、左から聞こえてくるのは…もしかしていびき!?「朝の雰囲気」ってそういうこと!?最初は何だか分からなくて普通に聴いてましたが、気付いた時は爆笑でした(笑)

WHEN-Writercakebox-the Unblessed World of When (1983-1998)-Prefab Wreckage ★★★ (2006-10-21 03:25:21)

執拗に繰り返される、ストリングスによる主題は分かりやすいダークさがあって取っ付きやすいので、WHENの中では入っていきやすい曲といえるかも。とはいっても後半のノイズパートはどこに連れて行かれるのか分からないような不安感を伴いますが、慣れてくると逆に快感です。

WHEN-Writercakebox-the Unblessed World of When (1983-1998)-The Death of Ase ★★ (2006-10-21 03:27:43)

ゆったりと破滅的なストリングスに乗る、心電図と呼吸音。
ピッ、ピッ、ピッ、ピッ、ピッ、ピ——————————。
…ご臨終?

WHEN-You Are Silent ★★ (2008-07-03 22:27:00)

2008年発表の多分12th。
久し振りに恐いWHENが戻って来た感じですね。
WHENってダークで不条理なサンプリング音楽を志向しながらも、その中にどこか捻じ曲がった
ポップ性のある音楽を展開してきて(こう書くと散々に貶してるみたいだけど・笑)、
「Psychedelic Wunderbaum」辺りからダークさとポップさが反転し、明るめの作風になって
きたと思いますが、今作ではその比率が再反転し、元に戻った感じです。
…例えば、恐い音楽として知られるアーティストでも、STALAGGHならシリアスで精神異常的な
恐さ、CRADLE OF FILTHなら巧みなコンセプト性によるエンターテイメント的な恐さとか
狙いが分かるんですが、WHENの恐さはそのどちらなのか判別が不可能、そもそも恐い音楽を
志向して作られているのかどうかも分からない
…続き

WHEN-You Are Silent-False Alarm ★★★ (2008-07-03 22:39:47)

こんな曲をマジで作ってる人がいること自体恐いよ…。
幾つかのパートに分かれた、20分超えの曲なんですが、第二部に当たるであろう、ドローンの上に打擲音と銃撃音、悲鳴が入るパートがキモ恐すぎるんですが…血腥い雰囲気をストレートに表現しているならまだ受け入れられる恐さなんですが、この曲の場合悲鳴がカトゥーンちっくでコミカルに聞こえなくもなく、理性で判断できない生理的違和感があるんですよね…それも生理的嫌悪感まで達すれば逆に安心できそうなもんですが、感覚の下ろし所がない音が延々と続くのはかなりキツイ。なのにドローン・アンビエントとしてはかなり聴けるという(笑)チャレンジャーな人や恐い思いがしたい人は是非。

WHIRLING ★★ (2011-01-14 19:57:50)

ARMAGEDDAやBERGRAVENのメンバーが関わるアヴァンブラック。
上記バンドに負けず劣らずグロい音出してます。

WHIRLING-Faceless Phenomena ★★ (2011-01-14 19:59:02)

2010年発表の1st。

一言で言うなら、「音像重視型のVED BUENS ENDE」タイプ。
VBE本家は、ベースとドラムのねちっこい絡みによって、聴き手を病的な世界へ引きずり込むような作風でしたが、このバンドの音楽性はアンサンブルの粘度はある程度保ちつつ、音像によって沼めいた世界観を演出するタイプですね。特にギターリフの、ノイズの被膜を薄く張る事で、瘴気を外に逃がさないような音色にそれを強く感じます。リフのメロディそれ自体も、BERGRAVEN的な病み爛れた感じですし。

悪夢めいた光景は特にスロー~ミドルのパートで強く感じられますが、スロー~ミドルでの聴き手を舐り殺すようなムードのせいか、時にメロウなリフすら伴う疾走パートにまで薄気味悪さが波及しているのが、なんとも素晴らしい。精神異常者が悪夢の光景を淡々と語るような朗唱ヴォーカル、妙なねちっこさのあ
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WHITE EMPRESS-Rise of the Empress ★★ (2015-04-07 21:43:06)

2014年発表の1st。

CRADLE OF FILTHを長年支え続けたギタリスト、Paul Allender氏の新バンドという事で話題も厚く、日本盤もリリースされている注目の一枚。私も購入しましたが、期待に違わぬクオリティの高さのある作品ですね。

作風は、クラシカルなメロディとメタリックなギターワークで攻める、シンフォニックなエクストリームメタルで、COFともそう遠くない路線ですね。COFの特に「Damnation and a Day」「Thornography」アルバムで聴けた音に近い、熱量の高い感じのギターワークがやはりかっこいい。デスやブラックよりも、正統派、メロデス、スラッシュ辺りの影響が強いのも当時のCOF的ですが、こちらでは更にその傾向は強くなっている印象。

COFと最も趣を異にしているのが、現LUNAR MORTISのメンバーであ
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WHITE WARD-Futility Report ★★★ (2017-06-03 10:30:25)

2017年発表の1st。
所謂ポストブラックには悪魔崇拝や自然への回帰だけでなく、アーバン(都会的)な情景を描くバンドも出てきていましたが…ウクライナからその代表格といえる作品を作り上げたバンドが登場したようです。

路線としては、ノイジーな音像や苛烈な疾走、叙情性の高いトレモロリフといったブラックメタルの要素を巧みに使い、情景を描き出すポストブラックで、官能的な響きを帯びたサックスや、聴き手の情景への没我を誘うような打ち込みリズムなども取り入れて進行していくスタイルですが…音像に多大な影響を与えるサックスを、ポストロック的なパートだけでなく、ブラックメタル的なパートにも用いているのが特徴。ブラック要素とポスト要素を厳密に分けず、融合を図っているの(しかも、それが上手く行っている)は個人的に物凄く気に入った点ですね。

また、都会的情景の中に潜む病的さや空虚
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WIGRID ★★ (2011-09-02 22:23:50)

ドイツ産鬱ブラック。
Ulfhednir氏による独り体制で活動している模様。

WIGRID-Die Asche eines Lebens ★★ (2011-09-02 22:24:55)

2005年発表の2nd。
No Coloursより1000枚限定のリリース。タイトルの意味は「命の灰」。

もう大作5曲のみを収録したアルバム構成からして、BURZUMの3rdの影響受けまくりですが、「これでラストが長大キーボード・アンビエントだったらウケるかも(笑)」と思ったら、本当にそうでビックリ。どんだけBURZUMラブなんですか…。音圧低めで淡いノイジーさのプロダクション、ほとんどノイズと化した、狂気に満ちた高音絶叫なんかも、思いっきりBURZUMの影響下にあると思う。

ただ、後続に多大な影響を与えたBURZUMのクラシックな名曲「Det Som Engang Var」が、フレーズもムードも圧倒的なものがあったのに対し、このバンドは淡いギターノイズを含むリフの波でリスナーの気分を凹ませ、そこに物悲しげなメロディをうっすらと流して更に追い討ちを掛ける
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WILL OF THE ANCIENTS-To Our Glorious Dead ★★★ (2015-05-27 22:22:41)

2013年発表の2nd。
自主制作でしたが、翌年にPRC Musicより再発されました。

…オリジナル盤が出たのは2年前とはいえ、去年発売されたCDとしては信じられないくらいの値段で中古で投げ売られてたのでサルベージ。と、軽い気持ちで購入しましたが、これがフルプライス払ったとしても全く惜しくないくらいの、メロディックブラックの良盤。ブラックメタル本来のエクストリームさと、正統派メタルのメロディアスさやドラマティックな楽曲構成、そしてそこはかとなく漂うペイガン臭を組み合わせ、劇的でメリハリのある展開のメロディックブラックを聴かせます。

このバンド、楽曲が良いですよね。アルバム全体で聴ける、時に勇壮に、時に哀愁たっぷりに聴かせるギターメロディが非常に豊潤で素晴らしいんですが、ブラスト時の畳み掛けやヴォーカルのがなりの獰猛さなど、聴きやすい音ながらエクストリー
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WILL'O'WISP-Inusto ★★★ (2016-04-22 00:09:01)

2015年発表の4th。

イタリア産のプログレデス、SADIST人脈ということで覚悟完了してた筈ですが…予想以上にぶっ壊れな音楽性で素晴らしいです(笑)。ベースはテクニカルな側面も見せるデスメタルですが、トライバルなパーカッションを惜しげもなくぶっ込んできたり、電子音の使用も躊躇わなかったり、時々デスメタルを聴いていることを忘れそうになるくらい逸脱度高めな音。

どの曲も怪奇なアレンジが施されているのは共通ですが、そのアプローチが楽曲ごとに異なるのが聴いていて楽しいんですよね。ごくナチュラルにパーカッションがドラム以上に目立ってる曲もあれば、アンサンブルの中でベースを暴れさせたり、果ては琴のような音色のキーボードまで出てきたり…。こういう音楽に耐性がなければ聴き疲れしてしまいそうですが、こんな風に振り回され続けるのも面白いものです。

いかれた音楽性
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WILLOOS-Als Loze Willen Dwalen ★★ (2015-05-26 06:00:15)

2012年発表の2nd。
Self Mutilation Servicesより500枚限定でリリース。

もうイントロの、ノイジーなギターがアトモスフェリックなムードを醸し出し、そのままミッドテンポで悲壮感溢れる本編に雪崩れ込む展開からして、BURZUMへのリスペクトが感じられますよね。ただし、鬱ブラックであることは疑いないですが、BURZUMの深遠でダークな雰囲気というよりは、メロディにはポスト/シューゲイザー系のエモーショナルで儚げな、泣き要素が強い印象があります。

構成は割と大作主義ですが、ミニマルなだけでなく、リードギターによる琴線を掻き毟る事必至なメロディが大フィーチャーされていたり、なかなかにドラマティック。ただ、若干ミニマルな作りのせいか、パートによってはちょっと派手になりすぎないように意識してる感があるような…。個人的には、トレモロの海に溺
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WINDS ★★ (2006-04-19 15:25:00)

Hellhammer参加のゴシック。
アマゾンで検索すると、「w-inds」ばかり引っかかるんですが…(笑)

WINDS-The Imaginary Direction of Time ★★ (2006-04-19 15:35:00)

2004年発表の2nd。
Hellhammerが参加しているという事で、ブラックメタルの要素だったり
豪速ブラストが入っているというイメージがあるかもしれませんが、意外なことに
上質で耽美なゴシックメタルをやっております。
メロディは陰鬱さよりもむしろ悲劇性が強く、それを少しナルシスティックなヴォーカルが
歌い上げると正に悲劇のヒーローになったような感じで気持ち良く酔えます(笑)
また、弦楽カルテットが生音で入っていて、底の深い叙情性を演出しています。
しかし、それにも増して素晴らしいのはAndy Winterのピアノ。
クラシック・ピアノのソロアルバムも出しているこの人、ARCTURUSの
Sverd辺りと比肩するセンスの持ち主だと確信してます。
それだけだとあまりメタルっぽい感じはしませんが、ちゃんとクラシカルな泣きの
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WINDZOR-Never Die ★★ (2009-11-10 23:48:00)

2009年発表の2曲入りデモ。
ジャケなどにあしらわれたマスコットキャラがとっても可愛らしいですね(笑)。
…Noir誌のライブレポートでは、ヴォーカルのきのっぴぃ氏の明るいキャラクターに
スポットが当てられて紹介されていたため、なんとなくキャピキャピしたヴォーカルの
メロスピをイメージしてたんですが、全然違いますね(笑)。彼女のヴォーカルは、
メタルサウンドと良く合う伸びと太さを兼ね備えた、重厚なもので硬派なメタラーにも
受けが良さそう。それでいて愛想も悪くないのが良いです。
演奏の方も、リフがジェネリックでなく練られていて、動きがあってかっこいいし、
キーボードのプログレッシブな絡ませ方も上手いと思うし、かなりレベル高いと思います。
…まだフルアルバムも出してない、若いバンドがこれだけの曲を書けるのって、凄い事だと
思うんで
…続き

WINDZOR-Never Die-I.... ★★ (2009-11-10 23:50:06)

このデモなら、私はこの2曲目の方が好みかな。
ギターとリフの絡み合いが1曲目にも増して派手でかっこいい。
キーボーディストが作った曲だからこういう仕上がりなのかも。

WINTERBLOOD-Le fredde ali dell'inverno (2011-09-17 19:49:16)

2008年発表の1st。

VINTERRIKETやPAYSAGE D’HIVERのアンビエント作品を直接的に想起させるような、ブラックメタル的な世界観を描くダークアンビエント。ただし、上記のバンドがまだメロディアスな部分や、曲らしさを残しているのに対し、このバンドはそれら作品を更に薄く引き延ばしたような、「風景として存在する事」に特化した、更に硬派な作品。

VINTERRIKETやPAYSAGE DIVERが雪原の風景を描いているとするなら、このバンドの音はその情景が死の寸前、閉じそうな瞼の隙間からぼんやり見える…みたいな感じだと思う。ただ、魂が持ってかれそうなムードは確かにあるものの、個人的には硬派すぎてちょっと退屈を覚えたり。雪原系リチュアル・アンビエントが心の底から大好きな人にのみ強く推薦。ちょっと好きくらいだとハードル高いかも…。

WINTERBLUT-Das Aas Aller Dinge ★★ (2008-04-11 23:03:00)

2007年発表の3rd。
ジャケやケースが真っ黒で一見誰のアルバムか分からないんですが…(笑)

端的に言うと、「VED BUENS ENDEの遺伝子がドイツで萌芽した感じ」。
VBE同様、ジャズ的なアンサンブルを取り入れたブラックで、VBEと比較するとブラストの頻度が高めだったり、ギターとベースのハモる箇所が多かったり、PESTE NOIRE辺りにも通じる夜中の墓場で骸骨が踊っているような頽廃的なメロディが多く聴かれたりといった特徴がありますね。

ブラストが炸裂するパートであっても、ベースがそれに同調するのを拒むかのようにマイペースに頽廃メロを弾いていたりして、凄く粘っこい雰囲気のある作品。ベースが意識しなくても聴き取れるような音質も、アンサンブル重視の音楽性にあってますね。またヴォーカルもデスヴォイス以外に生気の無い涎垂らしながら歌ってそうな普通
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WINTERBURST-The Mind Cave ★★★ (2013-12-21 11:29:32)

2012年発表の1st。

これは凄いですね。作風それ自体は、何か壮大なストーリーが繰り広げられる映画のサウンドトラックの如き、美麗でクッサクサなメロディを奏でるキーボードをフィーチャーしつつ、負けじとクサいメロディを奏でるトレモロリフを始め、しっかりバンドサウンドにも主張させる、均整の取れたシンフォニック・ブラックという感じで、特に奇抜さ、目新しさはありませんが…1stにして既にジャンルのお手本のようなクオリティの高さですね。

クサメロ好きならうっとりしっ放しになること間違いなしの華美さがありつつ、ブラックらしい暗黒性も仄かに感じるメロディセンスといい、そのメロディの良さを活かしたドラマ性たっぷりの展開といい、とにかく万事に於いて質が高いという印象。音質も、バンドサウンドをモダンにし過ぎて、喧しさがメロの華美さを打ち消す事もなく、さりとて薄っぺらいチープさがあ
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WINTERFYLLETH-The Mercian Sphere ★★ (2011-05-11 22:20:19)

2010年発表の2nd。

このバンドも、ノイジーなリフの中にネイチャー/ペイガン系の悲壮なメロディを練りこみ、フォーク要素を各所に取り入れた音楽性で、過去のメンバーが在籍しているWODENTHRONEとも似た路線のスタイルですね。ただし、キーボードとバンドサウンドを溶け込ませていたWODENTHRONEと比べると、こちらの方がリフのメロディをより重視した感じ。

また、悲しみに暮れるようなメロディの多いWODENTHRONEと比較して、こちらはより陰鬱なメロディが多めの印象。テンポを落としたら鬱系のスタイルとも似そう。その陰りと、ペイガン的な要素って何気に凄くマッチするんですよね。沼の深みに嵌っていく感じだとか、自然の、人知の及ばない悪意だとか…このバンドも、バンドサウンド以上の「情景」で見せてくれる音を創ってると思います。

ペイガン系と言っても、
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WINTERHORDE-Underwatermoon ★★★ (2010-12-23 22:35:34)

2010年発表の2nd。

既に評判になってますが、またしてもシンフォブラックの傑作の登場ですね。
印象的なフレーズをそこかしこに鏤めつつ、過不足無く絡み合うギターワーク&シンセワーク、クリアかつ重厚な一級品のプロダクション、シンフォ系でもトップレベルのメロディセンス…と、出音だけを聴いても凄まじくクオリティの高い作品ですが…割と音の絢爛さ、フレーズのかっこよさで押す傾向のあるシンフォ系バンドの中で、このバンドは「展開美」「構築美」をかなり重視しているのが素晴らしいです。

メロディのパターンも多く、ヴァイキング的な勇壮なものもあれば、ゴシック的な沈痛な泣きメロあり、プログレ的な幽玄なものもありで、それらを歌詞のエピックな世界観と絡めて的確に展開させる、作曲能力/楽曲構築能力には鬼気迫るものがあると思う。世界観の語り部たるヴォーカルが、ハイピッチ~グロウルを
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WINTERUS-IN CARBON MYSTICISM ★★ (2012-01-16 20:48:27)

2011年発表の1st。

レビューサイト/ブログ等で、優れたメロディセンスを持つ新人メロブラバンドが居ると聞いて購入しましたが、確かに噂に違わぬメロさですね…。イントロのメロウなインストから期待させますが、2曲目冒頭のDISSCETIONから殺気や邪気を抜きさって、牧歌的にかつクサくしたようなリードギターのメロディで早くも悶絶してしまいました(笑)。

しかもこのバンド、ポスト/シューゲイザー系のクライマックスシーンを思わせるような、儚くも激情迸るものであったり、ドイツ産ブラックのような打ち付ける氷の礫を思わせるトレモロだったり、メロディの方向性が曲によって違うんですよね。しかも曲がコンパクトに纏まっていて、メロディの美しさという美点のみを見せ付けて曲を終わらせる感じで、初聴でのインパクトを与える事にも成功していると思う。

ただ、色々なレビューで言
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WISDOM (PARAGUAY) ★★ (2013-12-18 23:57:57)

同名バンドはメタルシーンにも幾つか存在するようですが、これはパラグアイのブラック/スラッシュメタルバンド。実は93年に結成し、現在も活動を続ける古株のバンドだったりします。

WISDOM (PARAGUAY)-Sacra Privata ★★★ (2013-12-18 23:59:46)

2009年発表の3rd。

店頭ではパラグアイ産のブラック/スラッシュとして紹介されてましたが、スラッシー度/オールドスクール度はWATAINやGORGOROTH以上、AURA NOIRやCARPATHIAN FOREST未満くらいでしょうか。あからさまに邪悪さを強調するトレモロ、クリアながらドスの効いたプロダクション、野太く威圧感のある中音域でのがなりヴォーカル、ブラスト頻度も高い暴虐な展開と、WATAIN辺りの持つどす黒い真性テイストも濃厚で、個人的にはRAVENCULTやNIFELHEIM等のバンドに近い作風に感じました。

南米産のバンドなんですが、トレモロに込められたサタニックさが北欧のバンド以上にあからさまなのがまた素晴らしいんですよね。例えばインスト明け2曲目の「Ave Kadath」やタイトル曲なんかは、初っ端から不運を呼ぶ風が吹き付ける如き禍々し
…続き

WISTARIA ★★ (2010-06-06 07:40:00)

日本の新進気鋭のヘヴィロック/メタルバンド。
「Sound in the Ocean that is Bluer than Indigo(藍より青い海の中の音)」を
コンセプトに掲げ活動しています。尚、バンド名は「WISTERIA」ではないので注意。
それで検索してもヒットしません(笑)。

WISTARIA-DEEP ★★ (2010-06-06 07:36:00)

2010年発表の1stシングル(インスト2曲を含む5曲入り)。
今の所、流通はDISK UNION限定のようです。
メンバー全員が89年生まれという、若いバンドですが…音の方も若いというか、凄く今風ですね。
7弦ツインギター&5弦ベースの編成が繰り出すゴリゴリとしたヘヴィな音に、ダウナー気味な
感情的なヴォーカルによる、少し歌謡的なメロを乗せたスタイルで、V系ロック、
モダンへヴィネス、ヘヴィメタルの三者を繋ぐような音楽性と言えそう(良いとこ取りとも言う)。
グロウルをさらっと盛り込む辺り、感性が今風だな…って思います。
個人的に気に入ったのは、歌謡テイストが嫌味にならない程度に、自然に盛り込まれている点。
タイトル曲なんかはかなり印象的な歌メロがあるんですが、メロ自体にどこか突き放したような
雰囲気もあって、それがヘヴィなバンドサウ
…続き

WIZARDS' HYMN-Hymnal ★★ (2009-04-20 21:32:00)

2006年発表の1st。
この時点ではまだ分かりやすいメロパワを中心とした路線ですが…確かにこれは素晴らしい。
演奏自体のメロディもかなりクサめですが、特に歌メロが良いです。「歌謡的」までいかない、
あくまでメタリックさを壊さないメロディなんですが、メロパワでも曲によって飛翔感、
高揚感、清浄感、クラシカルなクサ味などの属性を与えていて、確実に曲毎の個性の強さに
つながっている感じ。幻想的な光景がパノラマの様に広がる「The Glory of the Desert」でも、
歌メロが優れているお陰であの幽遠な雰囲気が出てるんだと思います。
2ndの評価が芳しくないのは、路線変更したからではなく、歌メロでこれだけ曲に個性を
付けられる才能があるのにそれをしなかったから、ではないでしょうか。
実際、私はミディアムな「The Glory~」が
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WIZARDS' HYMN-Hymnal-Firestorm ★★★ (2009-05-06 23:12:37)

タイトル通り、演奏も歌メロも熱い曲。
特にBメロ部分、サビへ向けてギアを入れつつ、それ自体凄まじくクサいメロディが実に素晴らしい。ラストの「Firestorm!」連呼も熱かっこいいです。

WIZARDS' HYMN-Hymnal-The Glory of the Desert ★★★ (2009-05-06 23:10:08)

実はメロスピ曲を差し置いて一番好きです。
ミディアムテンポで、広大な砂漠のような、険しい情景を丁寧に描いていく楽曲。でも、聴いているとこの険しい情景が自分を優しく受け入れてくれるような印象もあるんですよね。ヴォーカルの歌い方も実に好みで、特にサビの「Flee away」の部分は凄くかっこいいと思う。

WIZARDS' HYMN-Hymnal-Wings of Time ★★★ (2009-05-06 23:07:07)

彼らのクサメタルバンドとしての名声でこのアルバムを買った人なら、まずイントロでガッツポーズ、そして海外バンドではなかなか聴かれないキャッチーな歌メロで悶絶でしょう!歌唱も歌メロ自体に負けないくらい起伏があってかっこいい。でも、高音部の歌声は微妙に可愛らしい声なような…(笑)。

WIZARDS' HYMN-Transience ★★ (2009-04-20 21:34:00)

2008年発表の2nd。
ネット上のレビューを読んでみても今一つな評価が多く、発売から一年も経ってないのに
某所で500円で投げ売りされていたことから、逆に興味を持って買ってしまった作品(笑)。
聴いてみての感想ですが…酷評されるようなアルバムではないものの、後に購入した1stと
比べると小粒な感も否めないな…と思いました。
前作で見せたメロパワ中心の路線とはうって変わって、スケールの大きいシンフォな音と、
良く練られた世界観の演出で引き込んでいく、映画のサントラ的な魅力を強く備えた
ゴシックメタルという感じの作風で、1曲目から「おおっ」と思わせる質の高さはあるんですが…
所々良いメロやかっこいいアンサンブルは出てくるし、アレンジは緻密だし音も良くなってるん
ですが、1stと比べるとフックに欠け、最後まで集中力を持って聴き通すのが難し
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WIZARDS' HYMN-Transience-Remains ★★★ (2009-05-06 23:16:03)

前作の「The Glory of the Desert」に匹敵するくらい、巧みな情景描写で和な世界を描く曲。…この一曲目を聴いた時は、世間の評価とは裏腹に名盤だと思いましたが…。この情景描写の上手さと1stでの歌メロでの表情の付け方を、全曲で両立させたら凄いアルバムが出来そうなんですけど…

WODENSTHRONE-Loss ★★ (2011-05-11 22:12:09)

2009年発表の1st。

このバンドも、WOLVES IN THE THRONE ROOMの系譜に当る、自然崇拝系のブラックを演ってますね。ザラついたリフに勇壮だったり、悲しみに満ちていたりなペイガン要素も含むメロディを含蓄させ、それを纏って疾走する作風はかなり共通した世界観を持ってると思う。ヴォーカルのハイピッチながなりも情景にフィットしてます。

ただ、このバンドはそこに荘厳なキーボードが覆い被さるのが特徴ですね。空間的な音色だけでなく、オルガンの音色も用いてますが…普通、オルガンの音色を使うと宗教的な色が出てきてしまいますが、このバンドの作風だと宗教ではなく、「自然への」畏怖の感情が掻き立てられるのが興味深い。

ミニマルな疾走で非日常な光景を描いていく作風と言う事で、風景描写の傾向こそ違いますが、Cold Dimensionsのリリースを追っ
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WOE ★★ (2011-06-10 21:53:07)

アメリカ産ブラックメタルバンド。
KRIEGの現ドラマーのChris Griggが在籍。

WOE-Quietly, Undramatically ★★★ (2011-06-10 21:53:39)

2010年発表の2nd。
この作品、アルバムタイトルとは真逆の音ですよね(笑)。

ハードコアのやぶれかぶれさも伴ったファストブラックで、とにかくテンションの高さが半端ないです。ヴォーカルは親の仇が川の向こう岸にいるかのように全力で喚きまくり、ドラムもファストパートの飛ばしぶりが凄まじい。スラッシュビートも多用しますが、ギターの音色・リフの質感がグルーヴ系でなく、最近のバンドに多いバンドサウンドを歪みで包み込むようなタイプなので、意外とオールドスクールな感触は薄め。

この作品、最初はそのやぶれかぶれなハイテンションに圧倒されますが、意外にも曲はドラマティックで緻密なんですよね。アルペジオやギターソロが展開の中心になることもあるし、タイトル曲ではまさかのマイルドなヴォーカルハーモニーまで。そのせいか、ショップではメタルコアとブラックの融合と言われてましたし。
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WOLD-Stratification ★★ (2009-07-20 19:42:00)

2008年発表の3rd。

ノイズブラックと一口に言っても、STALAGGHやMZ.412のように始めからノイズを志向していたり、ILDJARNやSORTSINDのようにバンドサウンドを歪めることでノイズに接近したり様々なアプローチがありますが、このバンドは後者ですね。…しかしこれ、ILDJARNやSORTSINDよりも更にノイズに近いイカレ具合なのではないでしょうか。

ギターノイズがリズムやフレーズを飲み込んでしまい、アンサンブルが崩壊しかけるほど強く、殆ど音の壁と化しているような作風。まるで巨大な火花の化け物が周囲の景色を焼き切りながら、悠然と移動しているような音像。ヴォーカルのエフェクト掛かった血の叫びは、この化け物に焼かれて死んだ犠牲者の怨念のようにも聴こえます。
…「The Frozen Field」では珍しくリズムがまともに聴こえますが、ドラム
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WOLFSHADE-EVENING STAR... ★★ (2012-03-11 20:23:48)

2006年発表の1st。

物悲しく陰鬱なリフを、疾走を交えたミニマルな展開とRAWな音質で聴かせるブラックメタルで、タイプとしてはディプレッシブとプリミティブの両方の特性を持った感じでしょうか。BURZUMとかSHININGとか、この手のバンドの代表格よりも更に、鬱や悲哀の感情を描写する事のみに特化したような作風。

メロディのセンスはこの手のバンドの中でも秀逸な方で、派手さはないものの、じわじわと感情に訴えかけてくるような、メロウなメロディがかなり素晴らしい。暗雲が少しずつ視界を埋めていく様だとか、命の蝋燭が緩やかに溶けていく様だとか、そういう光景が浮かんでくるようなメロディ。割れ気味に叫ぶヴォーカルが、やや埋もれがちなミックスなのも、攻撃性よりも情緒を重視している感じで雰囲気あって良いですね。

正直鬱ブラックとしては割と典型的なスタイルで、目新
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WOLFSMOND ★★ (2011-08-17 23:45:41)

ドイツのプリミティブ/ペイガンブラック。
ABSURDのメンバーが在籍してます。

WOLFSMOND-Tollwut ★★ (2011-08-17 23:47:47)

2005年発表の2nd。

音像こそジャリジャリした音色のギターリフを伴って疾走する、典型的なプリミティブブラックという感じですが、要所要所でペイガン風味の民族的なメロディを挿入し、それが大きな特徴になってますね。ラスト曲ではキーやクリーンボイスも導入、よりペイガンらしいムードに。音質はメロディを損なうレベルで粗いわけではないし、メロディ自体もなかなかの煽情力があると思う。

しかし、個人的にはこの作品の素晴らしさはヴォーカルにあると思います。
まずプレイボタンを押した直後から、「必死」という言葉しか浮かんでこないような、真に迫った絶叫。しかも曲の途中の絶叫でも、力を入れすぎて呼気やホイッスル音、喘鳴に近いような音まで漏れていたりかなり凄絶。デス声にしてもこの人より上手い人は沢山いると思いますが、上手い人よりもこういう全力感があるパフォーマンスの方が、私は断
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WOLVHAMMER-The Obsidian Plains ★★★ (2013-06-01 21:15:30)

2011年発表の2nd。

ショップの紹介によると、スラッジ要素のあるブラックとの事で、割とマニアックな路線を想像していましたが…これ、ストレートに滅茶苦茶かっこいいですね。スラッジ・ドゥーム由来の、街に火の手が上がるような絶望的な引き摺りノイズを塗したリフが視界を黒く染めつつ、ハードコア的な炸裂感のある疾走パートを多く含む展開で聴き手を蹂躙していく、破壊的なブラックメタル。

スラッジ要素の強いバンドにしては意外に少なめのスローパートも、荒廃した雰囲気が上手く演出され、破壊的な疾走パートとの対比もあってかなり魅力的に聴こえる。また、頻度はそれ程多いわけではないものの、ブラック由来のトレモロリフには毒々しいメロディが塗り込められており、展開にインパクトを与えてくれてますね。ブラックメタル特有の高音絶叫と、ハードコア的な怒号を使い分けるヴォーカルも、しっかり邪悪さを
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