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Usher-to-the-ETHERさんの発言一覧(評価・コメント) 1151-1200
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BERRYZ工房-⑦ Berryz タイムス-女子会 The Night
BERRYZ工房-⑦ Berryz タイムス-真っ白いあの雲
BERRYZ工房-⑦ Berryz タイムス-本気ボンバー!!
BERRYZ工房-シングル/カップリング/その他-Cha Cha Sing
BERRYZ工房-シングル/カップリング/その他-告白の噴水広場
BERRYZ工房-シングル/カップリング/その他-大人にはなりたくない 早く大人になりたい
BERRYZ工房-愛のアルバム⑧
BERRYZ工房-愛のアルバム⑧-Because happiness
BERRYZ工房-愛のアルバム⑧-Mythology〜愛のアルバム〜
BERRYZ工房-愛のアルバム⑧-Shy boy
BERRYZ工房-愛のアルバム⑧-ああ、夜が明ける
BERRYZ工房-愛のアルバム⑧-愛の弾丸
BERRYZ工房-愛のアルバム⑧-新しい日々
BERRYZ工房-愛のアルバム⑧-世の中薔薇色
BERRYZ工房-愛のアルバム⑧-青春劇場 (Berryz工房Ver.)
BERRYZ工房-愛のアルバム⑧-恋愛模様
BESATT-Hail Lucifer
BESTIA ARCANA
BESTIA ARCANA-To Anabainon ek tes Abyssu
BESTIAL MOCKERY-Christcrushing Hammerchainsaw
BETHLEHEM-A Sacrificial Offering to the Kingdom of Heaven in a Cracked Dog's Ear
BETHLEHEM-A Sacrificial Offering to the Kingdom of Heaven in a Cracked Dog's Ear-Devilcrazy God Thirteen
BETHLEHEM-Sardonischer Untergang Im Zeichen Irreligiöser Darbietung-Du sollst dich töten
BETHLEHEM-Sardonischer Untergang Im Zeichen Irreligiöser Darbietung-Nexus
BEWITCHED-At the Gates of Hell
BEYOND DAWN
BEYOND DAWN-Bygone
BEYOND HELVETE-Self-Therapy
BEYOND LIGHT-Eclipsed Sun Path
BEYOND THE DREAMS-In the Heart of Nothing
BEYOND YE GRAVE-Ester Panim
BHAOBHAN SIDHE-Gas Chamber Music
BITTER PEACE-Opus Ⅱ
BLACK CILICE-Mysteries
BLACK CRUCIFIXION-Hope of Retaliation
BLACK FLAME
BLACK FLAME-Septem
BLACK FUCKING CANCER-Black Fucking Cancer
BLACK FUNERAL
BLACK FUNERAL-Empire of Blood
BLACK HATE
BLACK HATE-Los Tres Mundes
BLACK MESSIAH-Oath of a Warrior
BLACKLODGE
BLACKLODGE->SolarKult<
BLACKWINDS
BLACKWINDS-Origin
BLANKFIELD-Fast Forward to End of East
BLANKFIELD-Fast Forward to End of East-Guilty People, Innocent Doll
BLANKFIELD-Fast Forward to End of East-Half Ghost

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発言している20曲を連続再生 - Youtube



BERRYZ工房-⑦ Berryz タイムス-女子会 The Night ★★★ (2011-09-28 20:40:39)

タイトルからはかまびすしくてカラフルなイメージの楽曲を予想してましたが、意外にも薄暗いクサメロが全編に渡って聴けるクール系の曲。こぶしを効かせたりウィスパー気味に歌ったりしながら、サビではやはりこのグループ独特の切迫した声で決める、歌い回しのドラマティックさがメロディの良さを更に引き立てる曲。

BERRYZ工房-⑦ Berryz タイムス-真っ白いあの雲 ★★ (2012-02-07 20:04:52)

最初聴いたときは割と地味めな曲だと思いましたが、聴きこむと味が出てくる曲ですね。ゆったりしたストリングスがタイトル通りの、白い雲が青空を流れていくのを、寝そべって眺めているような穏やかな気持ちになれます。パワーで押すだけでなく、こういう温かみのある歌も歌えるのが素晴らしい。

BERRYZ工房-⑦ Berryz タイムス-本気ボンバー!! ★★ (2011-09-28 20:40:07)

流石にこのタイトルは…と思いましたが、イナズマイレブンのタイアップソングと聞いてまあ納得。曲的には、夏の抜けるような青空が浮かぶような、爽やかなメロディで疾走する、勢いのある曲調ですが…Aメロのやさぐれっぷりが半端ないですね(笑)。かっこいいし、個人的にはたまらない歌声です(笑)。

BERRYZ工房-シングル/カップリング/その他-Cha Cha Sing ★★★ (2012-07-26 21:14:55)

タイのアーティストBird Thongchaiのカバー(原題は「ROW MAH SING)。
これは聴いた瞬間、耳を疑ってしまったんですけど…だって余りにも、私が「このグループにはこういう楽曲を歌って欲しい」って思う曲調そのままだったんですもん(笑)。最早カバーとは思えないほどこのグループの色に染まっている感じで、サビの「♪ちゃ~ちゃらっちゃちゃちゃらら、ちゃ~ちゃらっちゃちゃ~」を聴いてると、何もかもどうでも良くなってきます(笑)。最近ももクロとかBABYMETALとか、初聴で絶大なインパクトを残すグループが脚光を浴びてますが、この曲はインパクトではそれらグループの上を行くと思う。わざとらしいくらいにエキゾチックさを強調したアレンジ、大袈裟にコブシを回しまくったコミカルな歌唱も実に楽しい。世の中に名曲は数あれど、ここまで聴き手を楽しい気分にさせてくれる曲はなかなかないですよ。超お
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BERRYZ工房-シングル/カップリング/その他-告白の噴水広場 ★★★ (2011-09-28 20:37:23)

これは初めて聴いたとき耳を疑いました。
歌謡曲っぽい曲は数あれど、この曲はまるっきり歌謡曲。町会の旅行とかで、年配の方が集まる宴会の、会場に設置されてるカラオケで歌っても違和感なさそうですもん(笑)。アイドルグループなのにこういう曲でシングル切っちゃうのが素敵。

BERRYZ工房-シングル/カップリング/その他-大人にはなりたくない 早く大人になりたい ★★★ (2012-02-07 20:07:32)

温存してシングル表題曲として出して欲しかったくらいの名曲。
ギターが結構印象的なフレーズを弾いてて、特にサビの歌メロに対して合いの手的に入るパートがかなりかっこいい。クラシックなロック観の強いBuono!と比べると、こっちはもっとモダンで、加えてつんく氏のダサいと紙一重でかっこいい独特な感性がある感じ。Aメロからどキャッチーでインパクトのある曲。

BERRYZ工房-愛のアルバム⑧ ★★ (2012-06-16 21:43:16)

2012年発表の8th。

まず、ジャケの衣装が可愛らしくていいですね(笑)
それに加えて、前作、前々作がかなりの好内容で、相当期待しながらアルバムを聴いたんですが…これの少し前に出た℃-uteの新作と全く同じ理由で、初聴の印象は微妙なものでした。収録曲数の少なさ、既発曲の多さ、そして(既発曲以外での)分かりやすい王道キラーチューンの不在、ですね。特に締めの曲が℃-uteの新アルバムのラス曲のヴァージョン違いで、しかも全く好きになれなかった曲なのが辛い…。

しかし、冷静に見ると「Shy boy」「恋愛模様」「新しい日々」はつんく氏らしい哀愁歌謡メロディ、メンバーの個々のスキル、アレンジャーの丁寧な仕事振りが発揮された、どれも名曲と言えるものだし、「Mythology」「世の中薔薇色」も、個人的なツボとは違うものの質は低くない(特に「Mythology」はア
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BERRYZ工房-愛のアルバム⑧-Because happiness (2012-06-16 21:39:16)

℃-uteの「幸せの途中」と同時再生すると1曲になるという仕掛けがされたことで有名な曲ですが…「♪ね~え(タンタンタンタンタンタン…)」…なんだこの間は(笑)。明らかに間延びしているように感じられるんですけど…正直種明かしされてからも、今ひとつ好きになれない曲なんですよね…感心はするけど、好んで聴こうとは思わないというか。

BERRYZ工房-愛のアルバム⑧-Mythology〜愛のアルバム〜 ★★ (2012-06-16 21:42:35)

ワウギターやパーカッション、前面に出たベースがリズムを強調し、そこに多幸感を感じさせるブラスが絡むトラックがとっても華やか。ファンク要素の取り入れ方が上品で、洋物ポップスのヒットソングっぽい雰囲気。「FOREVER LOVE」のアイドルの枠を超えるような、やたらソウルフルな歌い回しもメンバーのスキルの高さを見せ付けてくれるし、全体的にレベルは滅茶苦茶高い曲だと思う。ただそれは客観的に見ての話で、個人的なツボとはちょっとズレてるんですよね…なんか穏やか過ぎるというか、彼女達にはもっとガチャガチャした曲を演って欲しいっていうか。ただアイドル曲を舐めてる人が聴いたら驚くようなクオリティはあるので、広義の音楽ファンには自信を持ってお勧め。

BERRYZ工房-愛のアルバム⑧-Shy boy ★★★ (2012-06-16 21:40:21)

これはいいですね。打ち込みを活用した、エキゾチックで妖艶なトラックに、哀愁のある歌メロが乗る曲で、ムーディな空気の中、貫くように響くサビのフレーズ「愛だよ」はかなりのインパクト。アレンジャーのAKIRA氏自ら手掛けるコーラスワークも、曲の情緒溢れるムードを更に引き出してますね。もしBerryz工房のリミックス集とか出る事があるなら、この曲は是非やってほしい。

BERRYZ工房-愛のアルバム⑧-ああ、夜が明ける ★★★ (2011-09-28 20:42:49)

雑誌のレビューで、キーボードの音色の多彩さについて褒められてましたが、確かにこの曲のキーのアレンジはちょっとしたシンフォメタル並だと思う。サビの歌メロに合いの手的に入る音とか、アレンジャーは絶対プログレ好きだと思うし。しかしここまでやりながら、キーが出しゃばり過ぎることなく、大人しめのポップスになっているところが凄いと思う。歌の面でも、サビの「♪愛は~」のロングトーンとか、どこか切迫したシリアスさが感じられて、垂れ流しのポップスとは一線を画す曲になってますね。

BERRYZ工房-愛のアルバム⑧-愛の弾丸 ★★★ (2011-09-28 20:38:03)

何気にメンバーの声質や、歌い回しのスキルを最大限に活用してかっこよく仕上げた曲なんじゃないでしょうか。サビの裏返り気味のしゃくりが、疾走感のある哀愁メロとも相俟って、刺さるような胸に来る感じを出してると思う。Aメロ~Bメロ~サビの流れもよく、どこを切ってもクサくてほんと素晴らしい。シングルらしいシングルだと思います。

BERRYZ工房-愛のアルバム⑧-新しい日々 ★★★ (2012-06-16 21:37:35)

この曲、アルバム中で一番好きかもしれないです。
清水さん、嗣永さん、夏焼さんの3人がヴォーカルを務めてますが、彼女達の歌声が本当に良い。キャットボイスっぽい個性的な声質で、シリアスなバラード系も可愛い系もロック系もこなす嗣永さん、歌唱力で言ったらおそらくグループでもトップと思われる夏焼さんの声も相変わらず素晴らしいですが、この曲では清水さんの歌声が物凄く光ってると思う。クールで哀愁漂う中に芯の強さが感じられるような声で、メロディのメロウさや歌詞の雰囲気と完璧に合ってると思う。流石超絶に個性的なメンバーを率いてるだけはあります(笑)

BERRYZ工房-愛のアルバム⑧-世の中薔薇色 ★★ (2012-06-16 21:41:16)

前作の「一丁目ロック!」の路線を引き継ぐような、可愛らしさを振りまきつつ盛り上げる、アッパーな曲。ただこの曲も、分かりやすい曲ではあるけどあまり個人的にはツボに嵌まらず…。コミカルさと可愛らしさの折衷点が、丁度私のツボではない箇所に着地してしまった感じ(笑)。

BERRYZ工房-愛のアルバム⑧-青春劇場 (Berryz工房Ver.) (2012-06-16 21:36:39)

いくら彼女たちのヴォーカルが好きと言っても、正直この曲は蛇足だと思うなぁ…アルバムラストなのに何処の馬の骨とも知れない男性ヴォーカルが、リードヴォーカルで入ってくるとげんなりする…。せめてつんく氏が歌ってくれればもう少しリピートするんですけど。アイドルっぽさも薄いしあんまり好きじゃないです。

BERRYZ工房-愛のアルバム⑧-恋愛模様 ★★★ (2012-06-16 21:38:22)

持続音のような、視界を塗り潰すベース音が主人公の寂寞とした内面とシンクロするかのようなバラード曲ですが…ヒーカップっぽい装飾や震えるような、細かいビブラートを操り異様に切迫した感情を演出する菅谷さんの表現力が凄まじいですね…ここ2枚くらいで異常なくらい歌唱力が伸びたんじゃないでしょうか。Berryz工房の他にこの曲を歌えるグループはアイドル界にはまずいないでしょう。

BESATT-Hail Lucifer ★★★ (2017-01-03 11:26:55)

2000年発表の2nd。

ポーランドのブラックではかなり評価が高い(一部は日本盤も発売されている)ようですが、それも頷けるくらい「ツボを突いた」作品だと思います。作風自体は邪悪なトレモロや苛烈なブラストを織り交ぜつつ、緩急付けて聴かせる、ブラックメタルの王道という感じですが、音作りが凄く「分かってらっしゃる」という感じがします。

ノイズ質を多く含むギターリフは冒涜的な感覚を、丸めのドラムの音色はモダンさではなく生々しさを、音圧の中で鳴るガリガリしたベース音は獣性を感じさせて、それが一体になるとブラックでしかなしえない邪悪なムードが演出されてるように思います。ノルウェー勢だとTAAKE辺りと近い感覚でしょうか。また初期EMPERORを髣髴とさせる、喉に過剰な負担が掛かりそうな破れかぶれなヴォーカルも素晴らしいです。


…まだ現役バリバリで活動
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BESTIA ARCANA ★★ (2012-08-18 17:56:04)

NIGHTBRINGERのメンバーによるアメリカ産ブラック。
去年出た1stが凄まじく邪悪。邪悪さで言ったらNIGHTBRINGER以上かもしれません。

BESTIA ARCANA-To Anabainon ek tes Abyssu ★★★ (2012-08-18 17:56:46)

2011年発表の1st。
路線的にはいわゆるアンビエントブラックなんですが、これはDARKSPACEやVINTERRIKETなど、このサブジャンルの有名どころに匹敵する逸材かもしれません…。

NIGHTBRINGERのメンバー3人によるブラックとの事ですが、高音で弾かれる禍々しく不穏で不吉なトレモロをNIGHTBRINGERから引き継ぎつつ、アンビエント要素とプリミティブ要素をもっと濃くし、邪悪さに特化したような作風…と言った感じでしょうか。バンドサウンドで聴かせるパートでもアンビエント要素を絡めてくるのが特徴で、負の想念や腐った膿漿の渦巻くノイジーな闇の中から、トレモロリフによる邪悪極まりない旋律が聴こえてくるような音作りが成されていますね。

メタルのカタルシス等は無視してひたすらにジクジクと腐敗した毒素を垂れ流すかのような音で、NIGHTBRINGE
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BESTIAL MOCKERY-Christcrushing Hammerchainsaw ★★ (2011-12-05 20:47:15)

2002年発表の1st。
再発盤はCDトレイが赤くてなんとも禍々しい(笑)。

音的にはスラッシュやハードコアの要素が強い、オールドスクールなブラックメタルですね。ジャギジャギした感触のリフと、ブンブンいうベース、時折入るイカレ系のギターソロなど、出音がことごとくテンション高い感じで聴いていて爽快。演奏時間はフルアルバムとしては26分とかなり短めではありますが、スカッと聴ける感じがいいと思う。

スラッシュ/ハードコア寄りのブラックの中では、ダーティな雰囲気だけでなく冒涜的なムードもまた強いのが特徴。出音的に最近のDARKTHRONEを思わせる炸裂感や、AURA NOIRに通じる熱さも持ち合わせてはいるんですが、そこに初期BEHERIT的なやぶれかぶれな冒涜性も加わっている感じ。ヴォーカルがプリミティブ系っぽい形振り構わないがなりで、スラッシュ/ハードコアよ
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BETHLEHEM-A Sacrificial Offering to the Kingdom of Heaven in a Cracked Dog's Ear ★★ (2009-09-22 09:12:00)

98年発表の3rd「Sardonischer Untergang im Zeichen Irreligioser Darbietung」をヴォーカルにSHININGのKvarforthを迎え、再レコーディングした作品。2009年発表。ただのセルフカヴァーではなく、曲順やアレンジにもかなり手が加えられており、結構印象が違いますね。

まずKvarforthのヴォーカルですが、SHININGの時同様の怨念に満ち満ちたパフォーマンスで聴かせてくれます。Attila(MAYHEM)そっくりの呻き声から、がなりの途中で無気力化して弱々しい声を出したり、舌を巻いてるんだが喉を鳴らしてるんだか判別の付かない咆え声を出したり、感情表現の幅は相変わらず非常に広い。勿論鬱ブラ的な狂気的な絶叫もありますが、この人の声って「憤怒」「狂気」よりも「苦悶」「苦痛」を強く感じられるんですよね。

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BETHLEHEM-A Sacrificial Offering to the Kingdom of Heaven in a Cracked Dog's Ear-Devilcrazy God Thirteen ★★ (2009-09-22 09:13:48)

今回のリメイクで4曲目から1曲目に昇格。
いきなりKvarforthのパフォーマンスがキレキレでいいですね。ドイツ語のカウントから囁き声でのスキャットで聴き手の心を掴みます。この人、狂気だけじゃなくてそれを演出する能力やアイデアがあるからこそ支持されるんだろうなぁ…。

BETHLEHEM-Sardonischer Untergang Im Zeichen Irreligiöser Darbietung-Du sollst dich töten ★★★ (2009-09-22 09:15:17)

これは原曲の方が好き。
Count(BURZUM)が早口で喚きまくっているようなヴォーカルパフォーマンスは、SILENCER以上の狂性と迫力を感じられます。Kvarforthの狂気の演出には巧みさが感じられるんですが、Marcoの歌い方はマジで頭のネジが吹っ飛んでそうな感じ。

BETHLEHEM-Sardonischer Untergang Im Zeichen Irreligiöser Darbietung-Nexus ★★★ (2009-09-22 09:16:05)

これも原曲の方が好きだなぁ…
空間を利用したドラムの音がとにかく聴き手を不安にさせます。このアルバムのドラムの音って妙に元気で好きじゃないんですが、この曲でのドラムアレンジは素晴らしいの一言。音作りの上手さから、暗黒プログレ好きにも受けそう。

BEWITCHED-At the Gates of Hell (2012-06-03 05:36:11)

99年発表の3rd。

スラッシュ色の強いブラックというと、AURA NOIRやCADAVER辺りと並んでよく名前が挙がるBEWITCHEDですが…思ってた以上にブラック色は薄めですね。スラッシーなリフには古き良きメタルという感じのメロディアスさがあるし、むしろ正統派寄りのデスラッシュに近い感触。ヴォーカルも時折邪悪極まりない咆哮を聴かせるものの、基本的にはダミ声の吐き捨てでスラッシュに近いスタイル。

確かに、オールドスクールでダーティな感触は強いんですが…それが宗教的であったり、冒涜的であったりといった方向には繋がらず、ワイルドでストレートなかっこよさが演出されている感じですね。VENOM辺りのブラックのルーツになったバンドが好みの方にとっては非常に熱いアルバムだと思うんですが、個人的なツボとはちょっとズレてるかも。なので☆は1つですが、好みが合う方ならもっと
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BEYOND DAWN ★★ (2011-01-14 19:50:00)

VED BUENS ENDE、VIRUS、LAMENTED SOULSのEinarが参加するバンド。
初期音源を聴いた限り、やはりアヴァンギャルドなブラックを演ってます。
最近では「トラウマティック・エレクトロ・ロック」を自称した音楽性にシフトしたとか。

BEYOND DAWN-Bygone ★★ (2011-01-14 19:51:06)

91-94年のバンド最初期の音源を集め、2009年に再発された作品集。

メンバーがVBE、VIRUS絡みという事で、それに近い作風を求めてしまいますが…確かに、掴みどころのない、アバンギャルドで、底知れないダークさのある、非定型のブラックという点では共通してますね。何かの鳴き声なのか、警告音なのか良く分からない音色で始まり、それを引き継ぎつつRAWに疾走、妙にスケールの大きいメロディを聴かせる導入部で掴みはオッケー。

明らかに内向きの変態性のある曲展開、精神異常者のうわ言のような呟きと、ハードコアっぽいがなりを使い分けるヴォーカル、死と疫病を運ぶようなトロンボーンの使い方などから醸造される世界観は、やはりVBEのそれと似てはいるんですが…悪夢的で、底なしの沼に引き込むかのようなVBEに対し、こっちは潜在意識下で宇宙や幻の中を彷徨っているような、奇妙な陶酔感があ
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BEYOND HELVETE-Self-Therapy ★★ (2011-10-08 00:08:19)

2011年発表の1st。

CDショップの紹介で、「病的にダメな感じのヴォーカル」みたいに書かれていて、つい買ってしまったんですが…「確かに!」って膝を打ちたくなるくらい、アッチに逝っちゃってるヴォーカルですね(笑)。最早苦悶を吐き出すとかそういうレベルではなく、自分の不注意で掃除機を壊した男が、顔を真っ赤にして口から泡飛ばしながら抗議してるような、ある意味エモーショナルなガナり声。こじれたらすぐにでも裁判所とかに訴えそうな勢いです(笑)。

しかし、普段の狂気の独り芝居ヴォーカルではなく、「Fears」のような割とまともなヴォーカルラインがある曲は意外にもかっこいいパフォーマンスを聴かせるし、「Confession」の語りは普通に渋くて素敵だし、実はスキルのあるヴォーカルなのかもしれません。何気にホイッスルボイスまで使ってますし。独り芝居ヴォーカルも、最初は滑稽
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BEYOND LIGHT-Eclipsed Sun Path ★★ (2011-08-05 22:40:17)

2010年発表の1st。
TRISTやHAPPY DAYSにも関わったRH-がアートワークを担当。

まずオープニングがピアノとSEによる、かなり本格的に鬱世界に入っていくようなものだったので、本編入った瞬間ずっこけそうになりましたね(笑)。プリミティブ並に軽い、今にも消え入りそうな音。作風としては陰鬱なメロディを配した、鬱系に属するタイプですが…この手としては珍しくトレモロの頻度はそう高くなく、代わりにアルペジオや空間系のキーボードを多用してますね。音質とも相俟ってかなり儚い音になってます。

また、2曲目などでは最近のSATYRICONを平らに平らに、平べったく薄く延ばしたような鬱メロの平坦リフも用いられていますが…これが鬱ブラックが「バンドサウンドによるアンビエント音楽」「トレモロリフ中心のフューネラルドゥーム」というスタイルに落ち着く前の、初期FOR
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BEYOND THE DREAMS-In the Heart of Nothing ★★ (2012-06-30 20:29:21)

2011年発表の3rd。

これ、1曲目がNACHTBLUTの「Antik」を初めて聴いたときに匹敵する衝撃ですよね…シンフォブラックにこんな甘酸っぱいメロディ乗せるか、っていう(笑)。1曲目以外にこんな変り種な曲はないですが、モダンでスタイリッシュな質感のリフに印象に残るメロディのキーボードを乗せた、メロデス的なストレートなかっこよさの強いシンフォブラックで、決してインパクトだけに終わらないクオリティのある作品ですね。

ただ、このバンドはモダンなゴシックメタルの血も入っているせいなのか、時折ダミ声でリズミカルなヴォーカルがちょっとラップっぽく聞こえたり、リズムにダンサブルさを感じたりするんですよね…。その辺りにかっこよさを覚える人や、そもそもブラックの邪悪さに然程こだわらない人なら、逆に取っ付きやすく感じると思いますが、個人的にはシンフォブラックとしてはちょっ
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BEYOND YE GRAVE-Ester Panim ★★★ (2014-07-27 09:57:08)

2012年発表の3rd。

実は国内のレーベルからのリリースという事もあって、購入してみましたがこれがかなりハイレベルなメロディック・ブラック。ロシア産ながらNAGLFARやDARK FUNERALなど北欧勢に通じる、寒々しいトレモロ疾走を軸に据えつつ、刻みリフを用いたノリの良いパートも挿入するドラマティックな路線ですが、プロダクションがクリアかつ重さもしっかりあるので後者のようなパートも心地良く聴かせてくれますね。エクストリーム・メタルとして純粋に質の高い音と言えると思います。

また、このバンドの特徴としては、所々で正統派メタル的というか、ハードロックに通じる哀愁を感じさせるパートが出てくる事でしょうか。疾走パートでの暴虐さ、邪悪さ、寒々しさの撒き散らし振りからすると意外な感じではあるんですが、こういうパートがあるお陰で更にドラマティックさを増し、より聴き応え
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BHAOBHAN SIDHE-Gas Chamber Music (2014-10-19 10:57:31)

2012年発表の音源集。

93年のEP「New Order」、96年の1stフル「Corpse Crater」、同年のデモ「Jinx」を収録したコンピレーション盤。バンドは「Jinx」デモ発表後は活動していなかったようですが、New Era Productionsもよくもまあこんなマニアックな音源を見つけてきましたね…。作品中でブラックメタルを演ってるのは「New Order」部分のみですが…93年といえば、MYSTICUMが結成された年。そんな時期のオランダで、MYSTICUMを更にマニアックにしたようなインダストリアル・ブラックを演っていたというのが驚き。

冷徹さを感じさせるマシンドラムに、蚊の泣くような、薄い音ながら確実に聴き手に耳障りさを感じさせるノイジーなギター、ギターの代わりにメロディを担うような、強調されたベースライン…これらが合わさると、非常に
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BITTER PEACE-Opus Ⅱ ★★★ (2014-05-17 10:12:51)

2013年発表の2nd。
マスタリングはあのNecromorbus Studioだとか。

楽曲的には、プリミティブな質感の強い作風ながら、メロディや緩急のメリハリのしっかり付いた良質なブラックで、SEやアンビエントインストを挿入し邪悪な雰囲気を煽る展開も。Necromorbus Studioでのマスタリングの効果なのか、プロダクションはRawながら味があって良いですね。ショップでは初期デスに通じると言われていた通り、低音が効いていて陰湿さが醸し出されてますが、トレモロやアルペジオなどメロディ要素のあるギターワークの音色は鋭め。

加えて、ツーバス連打やブラスト、ファストな2ビートでの疾走のどれも心地良く聴かせるドラムの音も相俟って、音作りはアンダーグラウンドなブラック特有の粗さは残しつつ、締まりのあるものになっているように思います。また、ヴォーカルも結構特
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BLACK CILICE-Mysteries ★★★ (2016-06-19 10:35:04)

2015年発表の3rd。
活動当初よりかなりの数のデモをリリースしているようですが、フルとしては3枚目。2016年に日本のレーベル、Hidden Marlyが再発しているので、そこで聴いた人も多いのでは。

ディプレッシブ系の鬱要素と、プリミティブ系の粗さを組み合わせて独特の陰湿さを表現するブラックメタル。疾走の頻度も高いミニマルなリズム、腐食を促すようなネガティブ極まりないメロディ、ザンザンに降り付ける酸性の雨を思わせるような粗いプロダクション…と、音を構成する要素がお互いにカルト臭を高めあい、ある意味でカリスマ性すら感じさせる雰囲気があるように思います。

特に特徴的なのは余りにもRawな音。ギターの歪みの出力が不安定で、ノイズが妙な波形を描いているのだと思いましたが…このノイズに聞こえるやつ実はヴォーカルだったんでしょうか(笑)。ただ、このプロダクショ
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BLACK CRUCIFIXION-Hope of Retaliation ★★ (2011-12-01 21:48:02)

2011年発表の2nd。
バンド結成20周年を記念した作品だとか。
1~4曲目が新曲、5曲目以降がライブ音源という構成。

速さに任せたブラストで畳み掛けるというよりは、時にロック的なグルーヴ感も感じさせる、心地良い速さのテンポ設定のパートを中心に、丁寧に曲を展開させる作風で、割とオールドスクールな風味が強い感じですね。あまり極端な方向に向かわず、メタルとしてのかっこよさを重視してる感じ。ヴォーカルも発狂系ではなく、地声成分のかなり強いドスの効いた吐き捨てで、妙に貫禄があったりします。個人的にはこのヴォーカル、悪のヒーローが技名叫んでる時の声みたいでちょっと面白く感じたり(笑)。

ただ、基本的にオールドスクールなメタルの感触強めなんですが、ギターのジギジギした感触のディストーションや、トレモロリフの北欧らしい寒々しさ、ブラックらしい邪悪さ・荘厳さなど
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BLACK FLAME ★★ (2012-07-19 21:09:32)

イタリア産ブルータルブラック。
DEAD TO THIS WORLDやJANVSにも籍を置き、SLAVIA、DISIPLIN、GLORIOR BELLI、MORTUARY DRAPEなど数多くのバンドに関わってきたM:A Fogらによるバンド。

BLACK FLAME-Septem ★★ (2012-07-19 21:12:01)

2011年発表の5th。

タイプとしては、デスメタルのダイレクトな暴虐性を取り入れてビルドアップした感じの、ファストパートに重きを置きつつヘヴィネスも重視したブラックメタルで、BEHEMOTHやHATE、RAVEN WOODS辺りを思わせる路線の音ですね。ヴォーカルもブラック的なハイピッチ絶叫でなく、低音のグロウル主体でかなりデスに近い作風。ハーモニクスを交えたギターワークも、緊張感を生み出していてかっこいい。

デスメタル的な刻みを多用した、荒々しいリフ捌きにブラック由来のメロいトレモロを仕込んでくるのはこの手のデス寄りブラックでは常套と言えますが、他の似た路線のバンドやメロブラ系のバンドと比較しても、メロディの陰鬱度が高いのが特徴。短く陰鬱で、印象的なフレーズをリフに込めて執拗に繰り返す様は何か鬼気迫るものを感じます。ヴォーカルの吼え方も、BEHEMOTH辺
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BLACK FUCKING CANCER-Black Fucking Cancer ★★★ (2017-04-05 13:22:25)

2016年発表の1st。

ショップでもネットでもKATHARSISの名盤3rdを髣髴とさせると評判だった作品。確かに、カオスと血腥さを演出するリフ捌き、整合性と荒々しさを備えた赤黒い音質など、例の作品に対する崇拝すら伝わってくるブラックですね。ただしこちらはヴォーカルが(パフォーマンスは狂気じみてるものの)よりリズムに寄り添っていたり、若干整った音で、カオティックなソロを入れるなどサタニックなデスメタルに通じる雰囲気も感じられます。

この作品の一番の売りは、やはりリフとリズムのアンサンブルでしょうか。前述したようにKATHARSISの「VVorldVVithoutEnd」的な、精神抉るような禍々しいカオスを演出するリフですが、そこにドラムががっつり絡んでくるのが特徴。その結果、何か邪悪な蠢いているような、脈動感ある音作りになっているように思います。…ちなみに、
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BLACK FUNERAL ★★ (2011-04-22 20:50:33)

グリム・メディエヴァル・ヴァンピリック・ブラックを標榜するアメリカのバンド。一時期はアンビエントに傾倒していたらしいです。

BLACK FUNERAL-Empire of Blood (2011-04-22 20:51:10)

97年発表の2nd。

このバンドはアンビエントも演っているらしいですが、この作品は女性の語りを交えたオープニングや、パイプオルガンを使った、教会の墓場にいるようなインストを挟み、「ヴァンピリック」な世界観を表現しようとしている以外は、ほぼオーソドックスなプリミティブ・ブラックのスタイルですね。

音質は当然ながら劣悪で、特にカラオケの個室でエコーマックスで叫んだかのようなヴォーカルが酷い(笑)。最早病的なのか何なのか分からないです。しかし中世の後ろ暗い部分のみを抜き出したような、メロウだけどグロテスクなトレモロ、テンションだけならMARDUK並な爆走など、根幹自体はかなりしっかりしていて、プリミティブ好きから支持を受けるのも頷けます。

吸血鬼を題材にしたコンセプトからして、全くアメリカ的な音は期待してませんでしたが、期待通り(?)な北欧アングラ・プ
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BLACK HATE ★★ (2013-07-06 00:01:30)

メキシコ産ブラックメタルバンド。
ANDRAMELECHなどに在籍するB.G.Ikannuna氏による独りブラックとしてスタートし、一旦活動を停止した後、バンド編成で再スタートしたという経緯があるみたいです。

BLACK HATE-Los Tres Mundes ★★★ (2013-07-06 00:07:42)

2012年発表の2nd。
おそらくバンド編成になってから初のアルバム。
…スリーブが小さくてキツくて開封しづらい…。

中心人物であるB.G.Ikannuna氏の経歴を見てみると、NOSTALGIEにDEEP-PRESSION、LUPUS NOCTURNUSなど錚々たる鬱ブラックが名を連ねていますが、こっちのバンドではごく真っ当なかっこよさのあるエクストリームメタルを展開していて驚きました。基本は鬱要素もあるブラックですが、熱く刻み込むリフ捌きがあったり、ノリのいいグルーヴ感のあるリズムを取り入れていたり、バンドサウンドを謳歌しているような作風。

ハイクオリティなエクストリームメタルと鬱要素を同居させている辺りはMANETHRENだったりIMPERIAL DEKADENZだったりといったバンドを思わせますが、こっちはプロダクションがクリアなだけでなく
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BLACK MESSIAH-Oath of a Warrior ★★ (2010-12-26 17:32:24)

2005年発表の2nd。
ディスクユニオンのブラックメタルガイド本にも載ってましたね。

ガイド本や、各種レビューサイトでもメロディの「クサさ」が賞賛を浴びていますが、実際聴いてみると…確かにこれは凄い。メタル的な整合性こそEQUILIBRIUMやELUVEITIEに一歩譲るものの、その分メロディそのもののクサさに特化している感じですね。最早ヴァイキングというか…ヒーローもののテーマソングとか、ファンタジー音楽とか、そのレベル。「ヒロイック」「ファンタジック」という次元は既に超越してしまってます(笑)。

ただ、メロディは甘口ながら、作風そのものは意外にも辛口。噛み千切り系のがなりはなかなかに凄絶だし、ノーマル声もパワーメタル系ではなく、ヴァイキング系の朴訥さがあって個人的には好感触。音質もブラックメタル的な荒さが残ってるし、即効性はあれど決して聴きやすい音
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BLACKLODGE ★★ (2011-04-25 21:46:27)

フランス産インダストリアル・ブラック。
MERRIMACKのメンバーが在籍してます。

BLACKLODGE->SolarKult< ★★★ (2011-04-25 21:45:24)

2006年発表の2nd。

これ聴いて思ったんですが、実はBLACKLODGEは「インダストリアルブラックの顔」足りえるバンドなのではないでしょうか…作風的にも、クオリティ的にも。無機質なマシンビートに機械音のサンプリングを取り入れた音楽性はインダストリアル・ブラックの王道ともいえる作風ですが、それらの要素がバンドサウンドと不可分一体になっていて、「取り入れただけ」「逆にバンドサウンドが飲み込まれてる」とはならないセンスの良さが素晴らしい。

特にマシンビートと、ブラック特有のノイジーなリフを組み合わせての、無機質な世界観の演出する力は、今まで聴いたインダストリアル・ブラックでも最も優れているように思います。ところどころバンドサウンド自体をコラージュしたり、リフをノイズミュージックすれすれまで歪めたりしてはいますが、実験的であっても抽象的になりすぎず、機械的な世界
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BLACKWINDS ★★ (2010-07-15 23:34:00)

スウェーデン産ブラック。
SetherialのInfaustus氏が主要メンバーとして在籍してます。

BLACKWINDS-Origin ★★ (2010-07-15 23:32:00)

2008年発表の1st。

この作品、発表自体は08年ですが、実際には結成して間もなくの99年に制作された音源らしいですね。だからか、SETHERIALよりも大分プリミティブ寄りの音を出してます。

ファストブラックの代表格足り得るくらい、猛然とした攻撃性を見せていたSETHERIALと比べると、こっちはプリブラらしい陶酔感を重視した作風。…しかしこの作品も、本当に「RAWさが心地良い」音ですよね。ギターは本来かなりノイジーな筈なんですが、篭もった音質のせいでうるさく感じないし、同様のことがドラムにも言えますね。反面、デモ音源的なグルグルと渦巻くような低音が残っていたり、僅かに聴こえるメロディがじわりと沁みるようなリフがあったり、肺の空気を全て吐き出すような切れ味鋭い高音絶叫ヴォーカルがしっかり聴こえたり、プリブラ的な陶酔感を各要素が強める音になってると思う。
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BLANKFIELD-Fast Forward to End of East ★★ (2010-02-27 08:45:00)

09年発表の東方インスト・メタルコアアレンジ。
帯タタキによると「爆走エモーショナルメタルコア」とのことですが…正直ここまで
「爆走」に拘ったアルバムを作ってくれるとは思いませんでした。パートによっては、
その「爆走」がグラインドレベルになってるんですが…(笑)。必然的に、ギターワーク
(特にリフ)もリズムに合わせてファストになってるんですが、その中で疾走感・焦燥感を
更にアップさせたり、邪悪さを重視したり変化に富んだパフォーマンスをしてくれていて
実に素晴らしい。
しかも、一つの展開で引っ張る事を良しとせず、矢継ぎ早に展開を繰り出していく所が
「凄み」を感じるんですよね…ここまで整合性を保ったまま、「カオティックさ」を
表現できるバンドもそうないのでは。更に突然4つ打ちを取り入れたり、様々な要素も
取り入れてますが…元々音がカ
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BLANKFIELD-Fast Forward to End of East-Guilty People, Innocent Doll ★★★ (2010-02-27 08:47:53)

グラインド並のスピード感が、何故こうもハマってるのか不思議(笑)。
もう「本気を出したアリス・マーガトロイドのテーマ(非公式)」に認定してもいいんじゃないんでしょうか(笑)。全力で殺しに来てるような速射ドラムと、それにしっかりついていくギターワークがかっこよすぎる。

BLANKFIELD-Fast Forward to End of East-Half Ghost ★★ (2010-02-27 08:50:32)

原曲のメロディは、居合の達人の間合いに入ったような緊張感のあるものだと思いましたが…こっちのバージョンは、問答無用でズタズタにされている感じですね。


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