この曲を聴け! 

Usher-to-the-ETHERさんのページ
Usher-to-the-ETHERさんの発言一覧(評価・コメント) 1251-1300
→PC向けページ
Tweet
BLUTKLINGE-Call of the Blackened Woods
BLUTMOND
BLUTMOND-The Revolution is Dead!
BLUTRACHE-TODESSEHNSUCHT
BOGDAN RACZYNSKI
BOGDAN RACZYNSKI-Alright!
BOGUS BLIMP
BOGUS BLIMP-Rdtr
BOGUS BLIMP-Rdtr-Automated Bathroom
BOGUS BLIMP-Rdtr-Ministry of Police Affairs
BOGUS BLIMP-Rdtr-POLICE CHASING POLICE
BOGUS BLIMP-Rdtr-Sci-Fi City
BON JOVI-Slippery When Wet-Livin' on a Prayer
BONJOUR TRISTESSE-Par Un Sourire
BOOK OF BLACK EARTH-The Cold Testament
BOOK OF SAND-Destruction, not Reformation
BORGNE-Entraves de l'Âme
BORIS-Flood
BORIS-New Album
BORKNAGAR-Origin
BORKNAGAR-Origin-Oceans Rise
BORKNAGAR-Origin-The Human Nature
BORKNAGAR-Origin-The Spirit of Nature
BORKNAGAR-Origin-White
BORKNAGAR-Quintessence-Colossus
BORKNAGAR-Quintessence-Genesis Torn
BORKNAGAR-Quintessence-Inner Landscape
BORKNAGAR-Quintessence-Ruins of the Future
BORKNAGAR-Quintessence-The Presence Is Ominous
BORKNAGAR-The Archaic Course
BORKNAGAR-The Archaic Course-Ad Noctum
BORKNAGAR-The Archaic Course-Nocturnal Vision
BORKNAGAR-The Archaic Course-Oceans Rise
BORKNAGAR-The Archaic Course-The Black Token
BORKNAGAR-The Archaic Course-The Witching Hour
BORKNAGAR-The Archaic Course-Universal
BORNHOLM
BORNHOLM-March for Glory and Revenge
BOSSE-DE-NAGE-Ⅱ
BOTANIST-IV: Mandragora
BRANIKALD
BRANIKALD-Stormheit
BREIZH OCCULT-Anaon
BRISEN-MADRE TENEBRA
BROCKEN MOON-10 Jahre Brocken Moon
BROWN JENKINS
BROWN JENKINS-Death Obsession
BRYMIR-Breathe Fire to the Sun
BUNKUR
BUNKUR-Nullify

 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 | 32 | 33 | 34 | 35 | 36 | 37 | 38 | 39 | 40 | 41 | 42 | 43 | 44 | 45 | 46 | 47 | 48 | 49 | 50 | 51 | 52 | 53 | 54 | 55 | 56 | 57 | 58 | 59 | 60 | 61 | 62 | 63 | 64 | 65 | 66 | 67 | 68 | 69 | 70 | 71 | 72 | 73 | 74 | 75 | 76 | 77 | 78 | 79 | 80 | 81 | 82 | 83 | 84 | 85 | 86 | 87 | 88 | 89 | 90 | 91 | 92 | 93 | 94 | 95 | 96 | 97 | 98 | 99 | 100 | 101 | 102 | 103 | 104 | 105 | 106 | 107 | 108 | 109 | 110 | 111 | 112 | 113 | 114 | 115 | 116 | 117 | 118 | 119 | 120 | 121 | 122 | 123 | 124 | 125 | 126 | 127 | 128 | 129 | 130 | 131 | 132 | 133 | 134 | 135 | 136 | 137 | 138 | 139 | 140 | 141 | 142 | 143 | 144 | 145 | 146 | 147 | 148 | 149 | 150 | 151 | 152 | 153 | 154 | 155 | 156 | 157 | 158 | 159 | 160 | 161 | 162 | 163 | 164 | 165 | 166 | 167 | 168 | 169 | 170 | 171 | 172 | 173 | 174 | 175 | 176


発言している20曲を連続再生 - Youtube



BLUTKLINGE-Call of the Blackened Woods ★★ (2013-09-24 19:06:32)

2007年発表の4曲入りEP。
…と言っても、現在流通しているEwiges Eis盤はボーナストラックが1曲入っていて、演奏時間は40分以上で、ボリュームはフル並。

作風としては、物悲しいメロディのトレモロやアルペジオ、非人間的なまでに歪み切った絶叫と嘆きを乗せた呻きを使い分けるヴォーカルを、一部ブラストを交えつつ基本スローなリズムに乗せて展開していく、鬱ブラックの典型と言えるような感じですが…。まず肝であるメロディが非常に秀逸。鬱や絶望よりも、涙腺を刺激するような悲哀の感情に満ちたようなメロディが、全編に渡って横行。

個人的には、実はストイックで地味なメロディよりも、こうした分かりやすく琴線に響くメロディの方が好みなんですよね。それを弾くギターの音色も、金属質なノイジーさを強調しながらも、耳に痛かったり変に人工的だったりという事のない、奥行きを感じさせ
…続き

BLUTMOND ★★ (2013-07-22 20:45:47)

スイス産アヴァンブラック。
ブラック的邪悪さからはかけ離れた、都会的な音を出してるバンド。

BLUTMOND-The Revolution is Dead! ★★ (2013-07-22 20:46:36)

2013年発表の3rd。

音的には、サックスを用いたジャジーな雰囲気や、インダストリアル要素を含むパートを取り入れた、アヴァンギャルドなブラックメタルで、一部シューゲイザー的な清らかさを感じさせるトレモロがあったり、ワインを傾けながら歌っているかのようなお洒落クリーンがあったり、様々な要素を取り入れて変化に富んだ展開を聴かせる作風。ヘヴィなリフやツーバスにサックスを絡めてくる辺りは、如何にもジャンルを跨いでいるバンドの音という感じで個人的にツボだったり。

その出音からはブラック的な薄暗さや邪悪さは殆ど感じられず、代わりに都会的なアンニュイさ、お洒落さがあって、どこか人を食ったような雰囲気があるのが特徴ですね。ミッドテンポ中心かつヘヴィなリフを用いた音作りは、ブラックというよりヘヴィロックやゴシックを聴いているような感触があり、アーバニズムをテーマにしたブラック
…続き

BLUTRACHE-TODESSEHNSUCHT ★★★ (2012-04-12 23:35:33)

2008年発表の2nd。

1曲目を聴いた感じでは、粗めの音質による荒っぽい疾走に、やたらに殺気立ったヴォーカルを乗せたスタイルで、「ああ、バンド名通りのWAR系なスタイルか…」と思ったんですが、聴き進めていくとかなりメロディアスな部分も見せてくれ、意表を突かれました。メロウではあるんですが、派手にメロディを押し出すパートも多く、叙情的というよりは煽情的と言った方がしっくり来るような、聴いていてテンションの上がるものが多い感じ。メリハリが付いてて実に心地良い曲作りだと思う。

しかし、このヴォーカルは一体何なんでしょう…
「ギャアアアアアアアアアアアアウ!!!」
「ギャアアアアアアアアアアアアウ!!!」
何かに取り付かれたようなテンションで絶叫しまくりで、完全に常軌を逸してます。鬱ブラック的な泣き叫びも聴かせますが…多くの鬱系バンドのヴォーカルが
…続き

BOGDAN RACZYNSKI ★★ (2010-05-21 19:02:00)

親日家としても有名なミュージシャン。
1stアルバムのタイトルに「Boku mo Wakaran」と付けるほどで、
ライブでは流暢に日本語を話すとか。
メタラーの間では、ULVERの曲をトンデモ・リミックスしたことで知られてますね。

BOGDAN RACZYNSKI-Alright! ★★ (2010-05-21 19:00:00)

何枚目かは分かりませんが、07年発表のフルアルバム。
以下エレクトロニカをほとんど知らない、単なるULVER好きの感想です(笑)。
裏ジャケのゴキゲンなコメント通りの、めっちゃハイテンションでダンサブルな
エレクトロニカ作品で、ULVERのRemixでそのぶっ飛んだポップ(?)感に惹かれた人でも、
一発で気に入りそうな感じ。もし私が恋愛系のシミュレーションゲーム(ギャルゲー)を
制作するんだったら、デートのプランを入力する画面ではこんな感じのリズムの曲を
使いたいですね(笑)。聴いてると妙にワクワクと浮き足立った気分になるというか、
良い事がある気がしてくると言うか。
もちろん、リズムだけでなく、その上に乗るサンプリングやキーボードなどもかなり賑々しい
雰囲気がありますね。比較対象として、アイドル系のポップスを持ち出したくなる程に、
…続き

BOGUS BLIMP ★★ (2008-03-30 21:22:00)

ULVERのGarmの主催するJESTER RECORDS所属のアーティスト。
最近のULVERが好きな人にお勧め。

BOGUS BLIMP-Rdtr ★★ (2008-03-30 21:15:00)

2004年発表の3rdアルバム。
このバンドもエレクトロニカやアンビエントなどにサンプリングを加えた、前衛的・実験的な
作風で、WHENや脱メタルしてからのMANESやULVERなどと同様に、聴いていて抽象的な
イメージを喚起させる音楽性ですね。特に「PERDITION CITY」の頃のULVERに似てますが、
こっちの方が見えてくる景色がより不条理で、妖しくて実体をつかめない感じ。
朝起きたらタイムトリップしてて、周りが全部人間の倫理の及ばない機械文明になったような
恐怖感だったり、意識だけ異次元に飛ばされて彷徨っているような浮遊感を味わえます。
こういう音楽をやっているだけあって、やっぱり音響やリズムでの心地良さの演出が上手い。
加えて、意外にもピアノやキーボード、一部トロンボーンなどによるメロディもあるので、
実験性やマニアック
…続き

BOGUS BLIMP-Rdtr-Automated Bathroom (2008-03-30 21:19:35)

キーボードの音色がどこかコミカルさを感じさせる曲。
個人的にはタコ型のアナクロな火星人を連想しました(笑)。

BOGUS BLIMP-Rdtr-Ministry of Police Affairs (2008-03-30 21:20:34)

妖しげな音の中、意図不明な質問が繰り返される曲。
…絶対話が通じないであろうマッドサイエンティストに実験される五秒前な気分。

BOGUS BLIMP-Rdtr-POLICE CHASING POLICE ★★★ (2008-03-30 21:17:52)

トラック6と7で二部構成になっている曲。
Part1
左の耳から入ってリスナーの脳を撫でつつ、右に抜けていくような奇妙な音響処理の施されたストリングスが印象に残る曲。タイトルはこの変な音響と関連付けてのものでしょうか。なかなか洒落が効いてると思います。
Part2
今度は神経を逆撫でする…のではなく、優しく撫でるかのようなストリングスが心地良い。テクノビートの気持ち良さとも相まって、軽くトリップ出来そうな感じです。Part1でもストリングスが重要なモチーフとして使われていたことを考えると、ストリングスは警官の象徴なんでしょうか。意味不明(笑)。

BOGUS BLIMP-Rdtr-Sci-Fi City ★★★ (2008-03-30 21:18:47)

この曲に関して言えば、「美しい」と形容しても間違いないんじゃないかと思います。低音で妖しげな音響を構築する事に貢献したり、お洒落かつ頽廃的に曲を彩ったりするピアノが美味。まあ、十分妖しいムードの曲ですけどね(笑)。

BON JOVI-Slippery When Wet-Livin' on a Prayer ★★ (2005-07-10 10:44:41)

何故か私の周りの洋楽ファンの人たちは、ほとんどがこの曲をカラオケのレパートリーに入れています。それぐらい有名な曲。
声質が良く歌も上手いので、ハイトーンやってもヘロヘロにならないヴォーカルが力強くて良いです。

BONJOUR TRISTESSE-Par Un Sourire ★★ (2015-09-15 21:15:19)

2011年発表の1st。
まずバンド名が良いですよね(笑)。「悲しみよこんにちは」って、「タッチ」かよ!と思い、思わず購入してしまいました。まあ中古でしたし…。本当はフランソワーズ・サガンの小説が元ネタでしょうけど(そもそも「タッチ」主題歌の方も)。

そんな経緯で買ってしまいましたが、実はHERETOIR、THÄNENKINDのメンバーである、Nathanael氏による独りブラックなんですね。これらバンドがシューゲイザー/ポストブラック的な儚さを感じさせるのに対し、こちらは王道過ぎるくらい王道な鬱ブラック。正直、何も衒いが無さ過ぎてレビューに困るくらい(笑)。

完全に絶望一色ではなく、時折エモーショナルなメロディも登場するのもこの手の常套といえば常套ですね。ヴォーカルは世の中の苦痛から背を向けて駄々を捏ねるかのように、嫌気の篭もった感情を吐き出す絶叫タイ
…続き

BOOK OF BLACK EARTH-The Cold Testament ★★ (2012-04-04 22:00:23)

2011年発表の3rd。
個人的には、評価の難しいアルバムですね…。

BEHEMOTHやMARDUKを思わせる、重厚感のある猛烈な爆裂ブラストで突進しつつも、トレモロリフで聴かせるパートではしっかりブラック由来の寒々しいメロディを仕込んでくる、デス・ブラックの良いとこ取りをしたようなハイブリッドで、かつ非常にクオリティの高いエクストリームメタル。

爆撃ドラム、ゴリゴリベース、重厚なギターと各楽器の音が相当の迫力を持って聴こえる、モダンで硬質なプロダクションもひっくるめてかなり高品質な仕上がり。デスメタルスタイルの野太く野蛮な咆哮ながら、どこかキャッチネスもあるヴォーカルラインも良い感じですね。

ただ、個人的にはなにか物足りなさも残るんですよね…。ジャンルのトップと比肩しうるブルータリティも、それを支えるテクニカルな演奏も、緩急の付いたドラマ
…続き

BOOK OF SAND-Destruction, not Reformation ★★ (2013-07-29 12:54:03)

2010年発表の2nd。

2009年結成のかなり新しいバンドらしいですが、新進気鋭のバンドらしい実験性に満ちたブラックを演っていますね。ザラついたギターリフがメタルのヘヴィネスではなく、アンビエントなアトモスフェリックさを演出し、そこに胡弓らしきストリングスの大陸的で雄大な音色が乗る、瞑想的な雰囲気を醸し出すポストブラック。宗教性よりも思惟性を強く感じさせるような知的な音。

サタニックな邪悪さはほぼ皆無に等しい音なんですが、何故か聴いていて恐怖を覚える音なんですよね。特にギターノイズに溶け込むようにして、リズムを刻む音が精神を少しずつ冒していくような感触があってかなり怖い。メロディアスなストリングスとの対比のせいもあり、いびつで壊れた世界観が表現されているような印象がありますね。

このバンドは聴く人によって評価が極端に分かれがちらしいですが、それ
…続き

BORGNE-Entraves de l'Âme ★★★ (2012-04-12 23:38:25)

2010年発表の5th。

ザラついた質感の、RAWなバンドサウンドをキーボードが包み込み、寒々しく幻想的な情景を描き出すアトモスフェリック・ブラックで、タイプとしてはVINTERRIKETやCOLDWORLD、AURVANDIL辺りに近い世界観を持っているバンドですね。これらのバンドと比べると、この作品はより禍々しく邪悪なムードが強く、個人的には少しサイケデリックな感覚も覚えたり。

うっすらとノイジーなリフとアトモスフェリックなキーボードが交じり合い、黒く重く垂れ込めるようなサウンドスケープに、毒素と悪意をばら撒くようにトレモロが響き渡る音は聴いているだけで体の芯から冷えていきそう。時に体の震えと同期するようなおぞましさ、時に日常から乖離した神秘性を感じさせるトレモロリフの使い方は、近年のLUNAR AURORAにも通じるセンスの良さを感じられます。

…続き

BORIS-Flood ★★★ (2008-01-20 23:21:00)

2000年発表の多分3rd。
小文字borisとしては一枚目になるんでしょうか。borisはまだSUNN O)))とのコラボ作品とこれしか聴いてないんですが、これはかなりの名作じゃないでしょうか…基本ドローンなのに、凄くドラマ性を感じる作品だと思います。

帯には一曲70分と書かれてますが、実際にはトラックが4つに分かれているし、曲間がシームレスに繋がってるとは言え、一つのフレーズが幽体離脱するように乖離しながら繰り返され、途中から現れたドローンに飲み込まれ行く狂気の展開を見せるトラック1、メロウな雰囲気に浸れるトラック2、静寂と轟音の圧倒的な対比が素晴らしい、ヴォーカルも入ったトラック3、その余韻を引き摺りつつ鈍足で終焉に向かうトラック4…と、トラックの繋ぎ目ではっきりと場面が変わるので、組曲的な作品と言えると思います。

この作品って、情景の描写が凄く繊
…続き

BORIS-New Album (2011-05-25 23:21:00)

成田忍氏をプロデューサーに迎え、エイベックスより放つ新作はエクストリーム・ポップな仕上がり…みたいなコメントで、興味を持って買ってみたんですけど…微妙ですね、正直。「Borisはメジャーに魂売ってポップになっちまった!最悪だ!」って言われる方がまだマシなのかもしれませんけど、敢えて「微妙」と言いたいです。

個人的に嫌だったのは、これが「想像を裏切らない音楽」だった事なんですよね。
一番ポップと言われる「フレア」でさえ、一流のポストロックバンドや、実験音楽ユニットがポップ方向に本気出したらこれくらいの曲は作れるだろう…という想像の範疇に収まってしまってる感じ。とてもじゃないけど、「メジャーの圧力でポップにさせられた」という物語を想像できるほどの、ポップ性は感じられないです。

例えば、今回多用されているWataさんの歌にしても、正直言って歌唱力はカラオケを趣
…続き

BORKNAGAR-Origin ★★★ (2007-01-31 23:29:00)

2006年発表の7thアルバム。
全編アコースティックな楽器で製作された作品です。

北欧のアーティストでこういう作品というと、OPETHの「Damnation」やGREEN CARNATIONの「The Acoustic Verses」等が思い浮かびますが、雨の日の日曜の憂鬱的モノクロな雰囲気の前者、秋の色づく葉を思わせる切なさを感じさせる後者と比べると、この作品はフルートやストリングスの音色、メロディ・アレンジのドラマティックさによって、浮かんでくる風景の色彩が鮮やかなアルバムだと思います。特に神話的な情景が浮かぶほどのオーケストラアレンジが聴ける「WHITE」が素晴らしい。音質も非常に綺麗で、楽器の音のバランスも良好。

私はVintersorgの参加した作品は初めて聴いたんですが、彼のヴォーカル良いですね。こういう作風にぴったりとはまるような、まろや
…続き

BORKNAGAR-Origin-Oceans Rise ★★★ (2007-01-31 23:07:43)

「The Archaic Course」収録曲のリメイク。
あのアルバムの中では最もデスヴォイスの頻度の高いこの曲を、どうアコースティックに料理するのかと思ったら、デス声パートは語りにしたり普通にメロディ付けたりしてますね。浮かんでくる情景は原曲よりも壮大かも。

BORKNAGAR-Origin-The Human Nature ★★ (2007-01-31 23:12:52)

時折現れるフルートのメロディが印象的な曲。
このフルートが曲をドラマティックにしてますね。こういう作風なのに、地味にならずこういうドラマ性があるのが凄いです。

BORKNAGAR-Origin-The Spirit of Nature ★★★ (2007-01-31 23:15:17)

アルバムのラストを飾るインスト。
でもこの曲、ただのエンディングのインストってレベルじゃないですね。ストリングスの繊細な音色とメロディが琴線に触れまくります。あっという間の三分間。

BORKNAGAR-Origin-White ★★★ (2007-01-31 23:10:47)

このアルバムはどの曲も質が高いですが、これは頭一つ抜けて好き。
このオーケストレーションの上品を通り越して「高貴」の領域まで踏み込んでいる作風、アコースティックながらEMPERORの4th辺りと似た神話的な感覚が味わえます。これは本当に素晴らしい!!

BORKNAGAR-Quintessence-Colossus ★★★ (2006-09-28 17:24:43)

前作よりもSimenの普通声が少なくなってしまったアルバムですが、この曲はほぼ普通声で歌い上げてます。曲自体ギターも哀愁メロで威風がありますし、やっぱり彼の普通声は気品があって好きです。
でも、聴いているとどこか破滅が迫っているかのような不安感もありますが。

BORKNAGAR-Quintessence-Genesis Torn ★★ (2006-11-08 20:55:17)

全編デスヴォイスでSimenのコブシ声が聴けないのは残念ですが、それでもこの曲のヴォーカリゼーションは好き。サビの掛け合いが案外キャッチーで、段々とドスの効き方が強くなっていく部分がかっこいい。

BORKNAGAR-Quintessence-Inner Landscape ★★ (2006-11-08 20:53:01)

シンセサイザーによる心象風景描写。
一応ドラムやベースも入ってますが、音の7割はシンセって感じ。
COLOSSUSからこの曲の流れはアルバム中特に哀愁の強いパートです。

BORKNAGAR-Quintessence-Ruins of the Future ★★ (2006-11-08 20:46:52)

海の男というよりも、風を切って飛翔するような高揚感の強い曲。
アルバム全体を通してちょっと丸めの音質ですが、この棘の少ない音質から繰り出される美メロのトレモロリフも、妙に味のある哀愁を感じさせてていいですね。

BORKNAGAR-Quintessence-The Presence Is Ominous ★★★ (2006-11-08 20:50:25)

Simenのヴォーカルの音域の広さを上手く生かした曲。
勇壮と哀愁を備えた曲に乗せての、彼の味のある高音と威厳のある中音でのハーモニーがたまりません。更にその影から憎しみを吐き出すようなデスヴォイスが…名曲です!

BORKNAGAR-The Archaic Course ★★★ (2006-11-05 23:00:00)

98年発表の3rd。

このバンドはヴァイキング、もしくはフォークメタルとカテゴライズされる事が多いですが、このアルバムを聴いてみた限りでは後期EMPERORの作風にも通ずる、プログレッシブでブラックの要素を含むドラマティックなメタルだと思います。

後期EMPERORと比べると激烈度は抑え目で、殆ど普通声とミディアムテンポで進行し、ブルータリティよりも展開やメロディ等をじっくりと聴かせる作風ですね。「AD NOCTUM」のような疾走感のある曲もかっこいいです。

…でも、このアルバムの目玉はSimenのヴォーカル。
私的には彼の貢献のお蔭で、このアルバムを名盤といってはばかりません。IhsahnやGarm同様、デス声と普通声を使うタイプですが普通声のほうが特に素晴らしい。地声が高いのか、かなり高いキーを出しても無理を感じさせず、なおかつ声量も減
…続き

BORKNAGAR-The Archaic Course-Ad Noctum ★★★ (2006-09-28 17:14:46)

タイトルはラテン語で「夜に」の意。
アルバムの中でも展開にメリハリの利いた曲なのではないかと思います。歌メロ自体もなかなかですが、「AD NOCTUM~」からの瘴気を纏いながら飛翔するような、妙な音色のギターリフを引き連れて絶叫するパートの切り込み方がドラマティックでお気に入りです。

BORKNAGAR-The Archaic Course-Nocturnal Vision ★★ (2006-11-05 23:16:52)

この曲は作曲がBrun、作詞はSimenですが…歌メロはどっちが付けてるんだろう。やっぱリリシストのSimenなのかな?ともかく最初の歌メロ部分の、声のちょっとした歪みやトーンすらも完璧に操っているようなヴォーカルラインは印象深いですね。正直後半は掴み所がないとも思いましたが、全体で見て名曲だと思います。

BORKNAGAR-The Archaic Course-Oceans Rise ★★ (2006-11-05 23:12:48)

この曲は結構ヴァイキングっぽい要素がありますね。
勇壮なメロディで聞かせる所があったり、アコギで叙情性を醸し出すパートがあったり。アルバムの中では普通声は少なめの曲ですが、Simenはデスヴォイスも十分かっこよく、満足。

BORKNAGAR-The Archaic Course-The Black Token ★★★ (2006-09-28 17:21:06)

ICS VortexことSimenの歌の上手さが良く分かる曲。
声量はあるし、かなり複雑でしかも高音のメロをなんなく、独特の節回しを付けたヴォーカルで歌い上げていて素晴らしい。凍えるような寒さを感じさせるファルセットによるハイトーンも聴き所。

BORKNAGAR-The Archaic Course-The Witching Hour ★★★ (2006-11-05 23:20:25)

タイトル通り妖しげな雰囲気ですが、私はSimenの歌に酔い痴れてます(笑)
サビメロはシンセの音色とも相まってキャッチーな雰囲気ですが、パートによってはSimenの中性的な声色を生かした妖しさのあるメロも出てきて、どっちも聴き応えあるのがいいですね。

BORKNAGAR-The Archaic Course-Universal ★★★ (2006-09-28 17:17:40)

起伏のある歌メロを作らせたら日本人の右に出る者はいないんじゃないかと思ってましたが、こういう曲を聴くと北欧の人も凄いと思いますね。特にサビ部分、「complete wisdom」の所の急な音程移動を要するメロディが聴いていて耳に心地良いです。

BORNHOLM ★★ (2012-06-24 01:53:35)

INVICTUSのメンバーが関わるハンガリー産ブラックメタルバンド。
KEEP OF KALESSIN辺りに通じるかなりクオリティの高い音出してます。

BORNHOLM-March for Glory and Revenge ★★ (2012-06-24 01:54:37)

2009年発表の2nd。

これ、相当クオリティ高くないですか…?
タイプとしては刻みリフとトレモロリフを巧みに織り交ぜ、疾走パートに重きを置きつつドラマティックに、時にテクニカルに聴かせるスタイルで、疾走パート重視だった頃のDISSECTIONや再結成後のKEEP OF KALESSINに通じる音。勇壮なブラス系、幽玄で雄々しいクワイア系のキーボードの導入など、ペイガン的な味付けもあり。

上記のバンドに比べると、ギターソロには殆どリソースを割かず、リフの暴虐性で責め立てる展開、メロディの叙情性よりも刻みの圧力を強く感じるリフのスタイル、ペイガン要素が触発する戦争ムード等の要素により、かなり好戦的に聴こえるのも特徴ですね。演奏もテクニカルで音圧高めなので、エクストリームメタルとしてストレートなかっこよさがあると思う。

ただ、暴虐に刻むリフの影
…続き

BOSSE-DE-NAGE-Ⅱ ★★ (2012-04-22 22:28:06)

2012年発表の2nd。
特にタイトルは書いてありませんが、検索したら「Ⅱ」で通ってるみたいです。

KRALLICE辺りが引き合いに出される、ポストブラックとして紹介されていたり、ジャケがブラックメタルっぽくないお洒落さだったり、ボサノバでもやってそうな字面のバンド名といい(笑)、お洒落さとか高尚さとかが強いブラック離れした音だろうな…と想像してたんですが、がっつりブラックしてる音でした。

鬱ブラックにも通じる、抑圧された感情の迸りをそのまま練り込んだようなリフのメロディを伴い、悲痛に何かを訴えかけるように叫ぶボーカルを乗せ、疾走メインで展開するブラックで、お洒落とか高尚とかいうよりは、むしろ下世話なくらい感情剥き出しな感じ。2曲目なんか平易な英語で書かれてるので分かりやすいですが、歌詞も結構ヒドいです(笑)。ザラついた音像やミニマルな展開なんかは、確か
…続き

BOTANIST-IV: Mandragora (2014-08-22 21:34:47)

2013年発表の4th。

ショップの紹介で、シューゲイザー/カスカディアン系のブラック好きにお勧めされていたのと、セールで安かったこと、「植物学者」というブラックとしては意外性のあるバンド名に惹かれ購入したんですが…なんか、バンド名以上に音楽性が奇妙で、人を選びまくる感じですね…ぶっちゃけて言うと、私は若干付いていけてないです(苦笑)。

最大の特徴はギターの代わりにダルシマーを使用したというリフの音作りで、これがシューゲイザー系の轟音やスラッジ系の引き摺りとも異なる、悠遠で迂遠な音色を奏でてます。それが妙にパーカッシブなチャカポコ言うドラムと絡み、まるでアジアの密教の儀式に立ち会っているかのような、宗教的なムードを醸し出してますね。…密教的な割に、暗黒っぽさや邪悪さがあまり重視されていないような雰囲気で、ひたすらに不条理さだけが膨れ上がっていくような感じ。
…続き

BRANIKALD ★★ (2012-04-13 19:24:11)

ロシア産重鎮ペイガンブラック。
現在は活動していない模様ですが、90年代前半より活動し、十枚以上のアルバムをリリースしています。

BRANIKALD-Stormheit ★★ (2012-04-13 19:23:39)

94年発表の5曲入りデモ。何度かCDで再発されてる模様。
バンドとしては一番最初に公に出た音源らしいです。
デモですが、演奏時間は40分以上ありボリュームは結構ありますね。

黎明期ブラックメタルの作品、それもペイガン思想を持つロシアのバンドのデモということで、初期GRAVELAND以上にカルトなものを想像してましたが、案外聴きやすいですね。粗いプロダクションの中に響く、リフに込められた土着的なメロディがじわじわと染み込んでくるようなブラックメタルで、音に埋もれがちですが一部では勇壮なクリーンヴォーカルもあり。音質とメロディがマッチし、枯れた夜の森を歩いているような、不気味な雰囲気が演出されています。

ただ、聴きやすいといっても「思ったよりは」であって、埋もれがちなメロディやプリミティブな音質など、十分にカルト性のある音でこの手の愛好家じゃないと辛い
…続き

BREIZH OCCULT-Anaon ★★ (2016-02-07 14:24:44)

2013年発表の1st。
本編の後にライブ盤「Pagan Inquisition」が収録されているという、かなりのボリュームのある作品。

一言で言えば、ブラックメタルの「野蛮さ」に特化したようなオールドスクールな音で、フレンチブラックながら南米産のブラック辺りにイメージが近い作風。人智を超えたスピードや病んだメロウさなどに傾倒することなく、あくまで野卑に蹂躙していくRawな音が心地良いです。ただヴォーカル…声がひしゃげきってる所は良い感じですが、裏声を混ぜた叫び声は微妙過ぎる…。なんか情けない感じがしてしまって、個人的にはこの音ならもっと野太い方が好みですね。

ちなみにライブ盤の方も、スタジオ音源でも感じられた野卑さを楽しめる程度のラフな音で悪くないです。曲間の繋ぎに一瞬空白が入るのがちょっと気になるくらいで、この手にありがちな何を演っているか分からない
…続き

BRISEN-MADRE TENEBRA (2012-10-01 22:34:56)

2009年発表の5曲入りEP。
なんかバンド名がセンブリ茶っぽい(笑)

奇数曲がホラー系のインスト、偶数曲がブラックメタル曲の構成。
何気にキャリアの長いバンドで、96年にフルアルバムをリリースして以来の作品となるらしいですが…オールドスクールな感触とバンドの標榜するオカルトなムードを上手く両立させた、良い作品だと思います。

2曲目は針の筵を転げまわるような、スラッシーなパートが印象的な曲、4曲目はロック的なミッドテンポに妖しい語りが乗る儀式めいた曲。どちらも薄暗いメロディ、喉を絞めたようなキイキイ系ヴォーカルが入り、なかなか独特な雰囲気を持ってますね。1曲目、3曲目のインストも妖しいムード満点で、悪くないと思う。

ただ、ブラック曲はどちらも4分に満たない曲で、ラストのインストがあまり変化のない4分を超える楽曲という構成はちょっと不満
…続き

BROCKEN MOON-10 Jahre Brocken Moon ★★ (2010-02-27 08:55:00)

2008年発表の2枚組企画盤。

ディスク1は、05年の1st「Mondfinsternis」の全曲をそのまま収録。基本は陰鬱なメロディに発狂ヴォーカルと、いわゆる「鬱ブラック」にカテゴライズされる音ではあるんですが、メロディが救いの無い漆黒ではなく、どこか「哀愁」も感じられるモノクロの情景が浮かぶ感じであったり、そのメロの哀感を活かしたメロウな疾走プリブラも演っていたり、FORGOTTEN WOODS風のロック的リズムを取り入れた曲、ダークアンビエントなどもあり、表現の方法はなかなかに多彩。

ヴォーカルは一流の鬱ブラなら標準装備している発狂系絶叫・嗚咽悲鳴を使いこなしているのは当然ながら、怨嗟の篭もった感情を糊上に塗りつけるような、邪悪な中音域が特に素晴らしい。この手には珍しいマイルドで漢らしい普通声も、「もしかしてドイツの葬式ってこんな感じだったりして…」と
…続き

BROWN JENKINS ★★ (2010-05-02 08:53:00)

アメリカ産ブラック/ドゥーム。
06年に発足し、既に活動を停止している、短命のバンド。
しかし今までに出した2枚のアルバムはカルトな支持を得ている模様。

BROWN JENKINS-Death Obsession ★★★ (2010-05-02 08:52:00)

2010年発表の2nd。
LEVIATHANやSARGEISTなど、カルトなリリースで注目を集めるMoribund Recordsより発売。

これ、タイプとしてはディプレッシブ/アヴァンギャルド・ブラックになるんでしょうか。独自のヴィジョンを追求するバンドの多いこのジャンルの中でも、頭一つ抜けた奇妙な音楽性だと思います。まず羽虫の羽音など、人間が作り出した音階ではない音を模しているとしか思えないような、気味の悪いメロディを、ノイズを引き摺りながら奏でていくリフだけでも、「グロ注意」のタグを付けたくなるレベルですが…

そこに絡んでいくのが、ロック調の妙に躍動感のあるドラムと、ノリの良さすら感じられる、よく動くベースというのがまたグロいんですよね。普通に鬱ブラック的なスローパートもあり、そういうパートでは「メロディが毒々しくて、ベースラインが催眠的なディプレ
…続き

BRYMIR-Breathe Fire to the Sun ★★★ (2011-08-07 21:36:35)

2011年発表の1st。

某CDショップでは「大型新人」としてプッシュされ、メタルを取り扱う各レビューサイトやブログでもENSIFERUMやEQUILIBRIUM、TURISASなどトラッド/フォーク要素の強い、シンフォニックなクサメタルを愛好する人からは既に高い評価を得ている作品ということで、つい手が伸びてしまいました。まあミーハー代表なんで(笑)。

内容は前述のバンドの路線に近い、シンフォブラックの大仰さ+トラッドの土着的なメロディ+メロデス的なメタリックなギターワーク、という感じなんですが、アルバムオープニングのイントロからまあクサいこと(笑)。メロディを聴いているだけで、最近の映像志向のFFとか、SFX技術を駆使したハリウッド映画だとか、豪奢なエンターテイメント映像作品のようなムービーが脳内で流れてきました(笑)。

何人もの騎士たちが旗を
…続き

BUNKUR ★★ (2011-07-27 20:23:57)

オランダ産ドローン/ドゥームメタルバンド。
初期EARTHやSUNN O)))以上にカルトな音出してるバンドです。

BUNKUR-Nullify ★★ (2011-07-27 20:27:13)

2009年発表の2nd。

最初は聴き手の足元を浸すくらいだったのが、徐々に水位を上げ、聞き手を窒息させんとするような重低音、遅すぎて最早リズムの体を成していないようなリズム、デス声やシャウトというより、助けを呼ぶ哀訴のようなヴォーカル、聴き手の神経に障るノイズ・サンプリングが重なり合って出来る、差し込む光を全て吸収して無に還すようなドローン・サウンド。FF5のラスボスが使っていた「無の力」を音にしたら、こんな感じかもしれませんね。

一応、潮の満ち干きのような重低音の波があったり、ドラムを何かが緩やかに崩壊するように打ち鳴らしてみせたり、全てのものが海の底の藻屑と消えるような景色を思わせるエンディングがあったり、一応展開はあるといえばある…という感じですが、全体的に見たら三部構成だったEARTHの「Earth 2」よりも更にどす黒くて平らな音だと思う。これに比べ
…続き


MyPage