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Usher-to-the-ETHERさんの発言一覧(評価・コメント) 1501-1550
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CALI≠GARI-第6実験室
CALI≠GARI-第6実験室-ただいま。
CALI≠GARI-第6実験室-ママが僕をすててパパが僕をおかした日
CALI≠GARI-第6実験室-近代的コスメ唱歌
CALI≠GARI-第7実験室-きりきりまいむ
CALI≠GARI-第7実験室-デジタブルニウニウ
CALI≠GARI-第7実験室-ハイカラ・殺伐・ハイソ・絶賛
CALI≠GARI-第7実験室-マグロ
CALI≠GARI-第7実験室-体内騒音あやなしアンチ苦笑
CALI≠GARI-第7実験室-東京ロゼヲモンド倶楽部
CALVARIUM
CALVARIUM-Assaulting the Divine
CAMPO DE MAYO-CAMPO DE MAYO
CANIS DIRUS-A Somber Wind From A Distant Shore
CANTIQUE LÉPREUX -Cendres Célestes
CAPRICORNUS
CAPRICORNUS-Alone Against All
CARACH ANGREN-Death Came Through a Phantom Ship
CARNAL FORGE-The More You Suffer
CARNARIUM-Constelaciones de Requiems
CARPATHIAN FOREST-Defending the Throne of Evil
CARPATHIAN FOREST-Fuck You All!!!!
CARPATHIAN FOREST-Fuck You All!!!!-Shut Up, There is No Excuse to Live...
CARPATHIAN FOREST-Fuck You All!!!!-Submit to Satan!!!
CARPATHIAN FOREST-Fuck You All!!!!-The Frostbitten Woodlands of Norway
CARPE TENEBRUM
CARPE TENEBRUM-Dreaded Chaotic Reign
CARPE TENEBRUM-Dreaded Chaotic Reign-Aetherial Benefaction
CARPE TENEBRUM-Dreaded Chaotic Reign-Sense of Face
CARPE TENEBRUM-Mirrored Hate Painting
CARPE TENEBRUM-Mirrored Hate Painting-And Fever
CARPE TENEBRUM-Mirrored Hate Painting-Mirrored in Scarry Skies
CARPE TENEBRUM-Mirrored Hate Painting-Void Dress
CATAPLEXY-...LUNAR ECLIPSE,CHAOS TO THE RUIN...
CAVUS-Fester and Putrefy
CELEPHAÏS-Tir N'a N'og
CELESTIA
CELESTIA-Frigidiis Apotheosia: Abstinencia Genesiis
CELESTIAL BLOODSHED-Cursed, Scarred and Forever Possessed
CELTIC FROST-Monotheist
CELTIC FROST-Monotheist-Ain Elohim
CELTIC FROST-Monotheist-Incantation Against You
CELTIC FROST-Monotheist-Obscured
CELTIC FROST-Monotheist-Os Abysmi vel Daath
CELTIC FROST-Monotheist-Progeny
CELTIC FROST-Monotheist-Triptych: I. Totengott
CELTIC FROST-Monotheist-Triptych: II. Synagoga Satanae
CENDRES DE HAINE
CENDRES DE HAINE-Bellum Omium Contra Omnes
CHADENN-Pour redevenir poussière

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CALI≠GARI-第6実験室 ★★ (2005-05-14 09:47:00)

石井秀仁、桜井青、村井研次郎、武井誠の布陣になってから、初のオリジナルアルバム。
2001年に発表された作品。
このアルバムはcali≠gariの中でも最も整合性のある作品だと思います。
「フラフラスキップ」「近代的コスメ唱歌」といった秀仁さん主導の楽曲と、
「ママが僕をすててパパが僕をおかした日」「ただいま。」などの青さん主導の曲では
明らかに路線が違うのに、このアルバムでは上手く共存できています。
この作品から秀仁さんが作詞・作曲にも参加していますが、彼の書く詞はブラックユーモアや
情景や心情の描写を得意とした青さんのそれとは違い、小生意気な(褒め言葉)風刺に満ちています。
例えば、しょぼいV系バンドがファンに呆れられ、離れられていく様子を歌った「近代的コスメ唱歌」
好きなバンドがリスナーのニーズに合わせられて音楽性を曲げられてい
…続き

CALI≠GARI-第6実験室-ただいま。 ★★★ (2004-10-02 09:36:00)

cali≠gariのバラードは聴いていると泣きそうになる程胸に来るものが多いですが、この曲はその中でも最も「泣ける」曲だと思います。
歌詞は端的に言うと失恋を歌っていますが、無理矢理前向きになろうとする主人公が痛々しくて共感してしまいます。特に家に帰っても「おかえり」を言ってくれる人がいないから自分で自分に言ってあげる所とか、苛立ちの余り壊してしまった目覚し時計を飾っておく所とか、これで泣かなきゃ何で泣く!!ってくらい心を震わすものがあります。

CALI≠GARI-第6実験室-ママが僕をすててパパが僕をおかした日 ★★★ (2004-10-01 14:25:14)

タイトルだけを見るとどうも色物っぽい感じがしますが、実はかなりシリアスな内容の歌詞の曲。特に冒頭の主人公が公園で平穏に暮らす家族を見かけ羨んでいる描写や、どんなに辛い事が起きても青空を見上げて耐えていこうとする心情の描写は、胸を打つ物があります。
曲のほうも薄くディストーションを掛けたカッティングを使用したギターリフとハモンド系のオルガンの音が程よく混ざり合っていて、かっこいいけど聴きやすい仕上がりになっていると思います。

CALI≠GARI-第6実験室-近代的コスメ唱歌 ★★ (2004-09-29 21:20:59)

「付け焼き刃のゴシック」「中二の単語でつまずいたならシャウト」と上っ面だけのヴィジュアル系を痛烈に風刺した歌詞が小気味良い楽曲。
自らもヴィジュアル系のフィールドに居ながらにしてこんな詞を書いてしまうセンスに脱帽。

CALI≠GARI-第7実験室-きりきりまいむ (2005-06-16 18:24:31)

知る人ぞ知る、某バンドの「キリキリ×イ」の元となったと思われる曲。
まぁ、是非はともかくとしてこの割と地味めな曲に目をつけたのは何気に慧眼だと思った。

CALI≠GARI-第7実験室-デジタブルニウニウ ★★ (2004-10-06 10:56:59)

よく分からないタイトルのテクノ・ポップ。デジタブルという単語を採用したのは「ベジタブル」はあるのに、「デジタブル」はありそうで無いような響きが気に入ったのだとか。
リズムやエフェクトボーカルのアレンジによって、ポップで可愛らしい曲になっています。

CALI≠GARI-第7実験室-ハイカラ・殺伐・ハイソ・絶賛 ★★★ (2004-10-06 10:56:16)

ギターを前面に押し出したロックで、異彩を放つものが多いcali≠gariの曲の中では普通のロック好きやV系好きが取っ付きやすいであろう曲。特にイントロのカッティングリフのかっこよさは特筆ものです。
歌詞は…よく意味が分からない(笑)インタビューを読む限りではこの意味不明さは意図的な物らしいですが…

CALI≠GARI-第7実験室-マグロ ★★ (2004-09-29 21:17:07)

祭囃子のようなリズム メロディと「♪ぐーるぐるーぐる」というポップな語感の歌詞が印象深い曲。
曲の表層だけをなぞると明るい曲に思えますが、本当は電車による自殺を歌った曲で、「マグロ」は飛散する肉片を赤身魚の刺身に例えたもの。このセンスがいかにも彼等らしくて好きです。ギターソロの能天気なメロディも良いですね。

CALI≠GARI-第7実験室-体内騒音あやなしアンチ苦笑 ★★ (2005-05-18 21:04:22)

タイトルの意味は不明(笑)「あんちくしょう」??
後のgoatbedにも繋がっていくようなアンビエントな曲調。子供の声なども入っていて、夕暮れの公園の幼心には幻想的に見える光景が目に浮かびます。

CALI≠GARI-第7実験室-東京ロゼヲモンド倶楽部 ★★★ (2005-05-18 20:54:19)

「さくら さくら」のメロディをテルミンが弾くオープニングから、cali≠gariお得意のジャジー・ポップに。ヴォーカルはサビを除いて語り調ですが、それでもポップな曲に仕上げるアレンジは流石です。
でも、「♪万引きをした老人を撃ち殺して誇らしげな警察官」というセンテンスを決して肯定的でない文脈で用いただけで削除を要求する音楽業界には超失望。もともと歌詞の聞こえ辛い曲なのでもっと配慮してくれても…

CALVARIUM ★★ (2011-10-04 22:11:43)

フィンランド産ブラック。
HORNAやBEHEXEN、SATANIC WARMASTERのメンバーや元メンバーによって構成されているという時点で、既にアングラでプリミティブな音を出してるというのが想像付きますよね。

CALVARIUM-Assaulting the Divine ★★ (2011-10-04 22:14:39)

2004年発表の4曲入りEP。
当初はBEHEXENとのスプリットに提供する予定だったとか。

ブラックらしい粗さを保ちつつ、この系統としては割と太めな音のリフと、邪悪が脈動するようなゴリゴリしたベースによって演出されるダーティな音質は、どちらかというとオールドスクール系や、ウォー系に近い感触がありますが…曲の方はダーティさよりも邪悪な空気感を重視した、カルトで地下臭いムードの充満した、プリミティブな路線ですね。

前述したようにプリミティブとしては低音が効いており、音が太いんですが、それが曲の邪悪さをより引き立てているように思います。太いバンドサウンドによって黒く塗り潰された視界に、神秘的なギターメロだったり寒々しいトレモロだったりのメロディが影のようによぎり、体の芯まで響くような暗黒度の高い雰囲気が演出されていると思う。

ただ、カルトではあ
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CAMPO DE MAYO-CAMPO DE MAYO ★★ (2012-03-18 21:53:05)

2006年発表の音源集。999枚限定。
2004年に発表された3本のデモにボーナス2曲を追加したもの。

「Renewing the Call for War」
ジギジギ系の金属質なノイジーさの中から、微かにメロウなメロディが聴こえてくるリフ捌きと、細かく脈動するようなベースライン、単調な打ち込みドラムが特徴の、カルト臭の半端ないプリミティブブラック。エフェクトの掛かりまくったノイジーなヴォーカルや、一頻り暴れ終わったら曲を閉じるミニマルな展開など、この手の中でも衝動性の高い音。時々疲れたように息を吐いてるようなヴォーカルは妙な味がありますね(笑)。どこか忙しないというか、細かい感じのするリズムの取り方は北欧勢とはちょっと違うポイントでしょうか。

「Playing with Toys that would have been Dangerous ev
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CANIS DIRUS-A Somber Wind From A Distant Shore (2014-02-21 00:50:11)

2009年発表の1st。

最早普段からブラックを聴いている人には「鬱ブラックです。」の一言だけで、大方の音楽性が頭に思い描けてしまいそうな、典型的な鬱ブラック。悲鳴ヴォーカル、陰鬱なメロディ、スローに進行する展開と鬱系のテンプレは一通り満たしている音ですが、NARGAROTHの3rd辺りを思わせる、ノイズ質を強調した、怨念が降りかかってくるようですらある強烈な音作りが印象的。

ただしNARGAROTHの3rdとは異なり、こちらはトレモロよりもアルペジオによりメロディを奏でる傾向が強いのと、時折リードメロに悲壮なだけでなく、ちょっと渋めなメロディ使いがあるのが大きな違いでしょうか。また、ヴォーカルは「ヒィアアアア!」系の悲痛絶叫ですが、一声一声に全力で感情を乗せてる感じがして、この手としては好きな方ですね。

Moribund Records発らしい
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CANTIQUE LÉPREUX -Cendres Célestes ★★★ (2017-06-03 10:27:22)

2016年発表の1st。

…カナダ・ケベック州出身のアトモスフェリック・ブラックで、Eisenwaldからのリリース…ということですが、ある意味国やレーベルの色が良く出ている音なんじゃないかな…と思います。同じアトモスフェリックブラックでも、例えばAvangarde辺りからリリースしてるバンドと比べると、耳を劈くノイジーさだったり、スラッシーで攻撃的なパートがあったり、よりメタルの衝動性やカルトさが強調されている音という感じ。

ただし、展開はドラマティックかつ練られている印象。時折見せる、和風ホラーにも通じるダークな響きと叙情性を帯びたトレモロリフは的確にこの手の音が好きな人のツボを突きに来るし、ともすれば金太郎飴になりがちなこのジャンルとしては上手く楽曲を差別化出来ているように思います。叙情性はあれど、なよなよした甘さは殆ど感じられず、結構辛口な耳当たり。…
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CAPRICORNUS ★★ (2013-04-26 22:48:48)

初期GRAVELANDにも在籍した、ポーランドのペイガンシーンの重要人物。
ソロとしてはEPやスプリットの他、2004年にアルバムを一枚リリースしています。

CAPRICORNUS-Alone Against All ★★ (2013-04-26 22:50:20)

2004年発表の1st。
残念ながらこのアルバムをリリースして活動を停止した模様。

ポーランドにおけるペイガン/NSブラックのシーンの重要人物であったCapricornus氏ですが、この作品は典型的なプリミティブブラックという感じの音を出してますね。陰鬱さ8割、メロウさ2割くらいの荒涼としたリフを主体としたプリブラの合間に、瞑想的アンビエントなインストを挟んで雰囲気を演出していく作風。粗くて薄い音作りも、リフの荒涼とした感触を上手く助長してます。

7曲目「Bombing Certain Land」のリフ使い等、パートによってはメロウさを押し出してくる部分もありますが、基本的には渋めのプリミティブだと思う。時折用いるオールドスクールな刻みや、高音絶叫ではなく、恫喝するようながなりを聴かせるヴォーカルもあって、殺伐とした感触もかなり強めの仕上がり。民族的とい
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CARACH ANGREN-Death Came Through a Phantom Ship ★★★ (2011-04-05 20:42:17)

2010年発表の2nd。

丁度シンフォ系が聴きたくなったときにショップで推されてたので、つい買ってしまったんですが、これは高品質なリリースが続くシンフォブラックの中でも、特に作曲面や演出面において、頭一つ抜けたクオリティを持ってる作品ではないでしょうか。

ゴシック的な仄暗い邪悪さと美しさを備えたメロディと、緩急織り交ぜた展開でシアトリカル・コンセプチュアルな世界観を、まるで劇場にいるかのような臨場感をもって聴かせる作風は近年のCRADLE OF FILTHに近いものがありますが、このバンドは更に初期DIMMU BORGIRのムード作りの上手さまで兼ね備えているのが凄い。時々後期EMPERORのような、知性的な邪悪さの宿ったメロディも聴けるし、個人的にはシンフォブラックとしては非の打ち所がないです。

(特に近年の)COFが正統派メタルのマッシブさに
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CARNAL FORGE-The More You Suffer ★★★ (2011-05-07 11:28:55)

2003年発表の4th。

これはかっこいいですね。
スラッシュのスピード感や野蛮な感じ、テクニカルなリフの刻みなどの長所を純粋培養していったら、「デス」の冠がいつの間にか付いていたようなデスラッシュで、ザカザカ刻みを入れつつ邪悪なメロディを練りこんでくるギターワーク、歪みが効きつつ衝動的な野蛮さも残したヴォーカルと共に爆走する、「これでかっこいいと思わなかったら嘘だろ?」と思うような、ごく分かりやすい魅力のある作品。特に、単調にならず常に聴き手の興味を惹き続けるリフが素晴らしい。

聴いてて単純に熱くなれるアルバム。
何故か中古で安い事が多いので、試しに買ってみてはどうでしょう。

CARNARIUM-Constelaciones de Requiems ★★ (2012-11-01 22:29:55)

2002年発表の1st。
これは聴きやすいシンフォブラックですね。

タイプとしては、刻みリフを多用し、メタリックに聴かせるメロデスちっくなバンドサウンドに、ハープシコードやストリングスの音色を用いたキーボード、声楽的な歌い回しの女性クリーンヴォーカルが乗り、上品で荘厳な世界観を演出するシンフォブラック。メロディそのものも、如何にもゴシック的な甘美さが感じられるもので、暗黒耽美趣味を分かりやすく伝える、ある意味キャッチーな作風。

丁度「Midian」期のCRADLE OF FILTHが、「Her Ghost in the Fog」等で一部取り入れていた女性ソプラノを全編に取り入れ、より聴きやすくキャッチネスを重視した作風というと近いものがあるように思います。但し、音作りやアレンジにはCOFと比べると幾分…というか大分チープな部分もあり、まだマニア向けといっ
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CARPATHIAN FOREST-Defending the Throne of Evil ★★ (2008-07-27 19:29:00)

2003年発表の4th。
ブラックメタルのサタニックな雰囲気を表現するのには、例えばオールドスクールなリフ捌きで
ダーティさを演出したり、キーボードを上手く使って妖しさやおぞましさを感じさせたり等の
手法がありますが、このアルバムはその二つを同時に演っている結構珍しい路線の作風。
キーボードはメロディ面よりも、冷たさや邪悪さを感じさせる音で雰囲気面に貢献している
感じで、オールドスクールなリフが軸にあるブラックメタルという感じですね。
サックスも導入したりしてますが、当然それによって聴きやすくなったりすることはなく、
異形の何かを召喚しているような妖しさがあり、全体を通じてマジな邪悪さが感じられます。
Nattefrostのヴォーカルもやはり大きな魅力の一つでしょう。
次作のような箍が外れたようなイキっぷりではなく、典型的なブラック特
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CARPATHIAN FOREST-Fuck You All!!!! ★★ (2006-11-27 17:32:00)

2006年発表の5th。
初回盤は缶ケース仕様もあり。

タイトルにも「!」マークが4つも付いて気合入りまくりのブラックメタル。割合としては刻み系と平坦系のリフを多く含むスラッシーな曲調で、トレモロリフによる荘厳メロディやキーボードもアクセントに用いてる感じ。ただ前作と比べるとキーの方は明らかに減っていて、今作では本当に「ほんの味付け程度」っていうくらいの頻度。

でも、メンバーも「ヴォーカル重視のアルバム」と言っているだけあって、一番の聴き所はやっぱりNattefrost氏のヴォーカルでしょう。これはかなり壮絶です。基本的にはいかにもブラックメタルな高音がなりで、時折熱くアジるような声や低音でドスを聴かせたデスヴォイスも使ってますが、マジで頭の血管がブチ切れそうな勢いで叫びまくってます。

たまに喉を締め過ぎているのか、声というより笛のような空
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CARPATHIAN FOREST-Fuck You All!!!!-Shut Up, There is No Excuse to Live... ★★★ (2006-11-27 17:35:15)

Come kaos, come death!!!
Come kaos, come death!!!
このキレのあるブラック声が素晴らしい。一緒に叫べそうだし。

CARPATHIAN FOREST-Fuck You All!!!!-Submit to Satan!!! ★★★ (2006-08-13 23:08:35)

3つもビックリマーク付けちゃってまぁ…。
全編を刻みリフで覆い尽くした熱いノリの曲で、ギターソロもかっこいいです。こういう一点集中型のかっこよさのある曲って印象に残りやすくていいですね。

CARPATHIAN FOREST-Fuck You All!!!!-The Frostbitten Woodlands of Norway ★★★ (2006-08-13 23:11:59)

しっかりと聴かせる所は哀愁のトレモロリフで聞かせてくれるため、結構聴きやすい曲ですが最初は亡霊のような効果音(?)に驚きました。初聴き時は普通に変な音が入っちゃったのか外から聞こえるのかとか思ってしまって不気味だった…(笑)。

CARPE TENEBRUM ★★ (2007-11-07 09:01:00)

ex-DIMMU BORGIRのAstennu、Nagashによるプロジェクト。
現在はNagashは脱退し、Astennuのソロになっている模様。

CARPE TENEBRUM-Dreaded Chaotic Reign (2007-11-07 08:53:00)

2002年発表の3rd。実質的にAstennuのソロになり、バンドロゴも変わり音楽性も大きく変化した一枚。具体的には、思いっきりデスメタルの方向に舵を切ってます。

4曲目のインストには元シンフォニックブラックバンドらしいキーボードがフィーチャーされてますが、その部分以外は完全にデスメタルとなってしまってます。ヴォーカルの歌い方もブラック声からデス声になってますし。

それだけなら良かったんですが、デスとして微妙な出来なのがちょっと…。最初の印象はBLOOD RED THRONEのヴォーカルの切れ味、リフのフック、音質の良さなどの各要素を弱めた感じ…でした。「このCDを買え」で言うのも何ですが、正直言ってこれならBLOOD RED THRONE辺りのバンドの作品を買った方がいいかもしれません。

前作では気にならなかったドラムのチープさも、この作風だと
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CARPE TENEBRUM-Dreaded Chaotic Reign-Aetherial Benefaction ★★ (2007-11-07 08:56:49)

唯一前作までとの接点が見えるような、シンフォなインスト。
…こういうのが出来るなら、いっそのことシンフォニックブラックとは一線を画する、「シンフォニック・デス」でもやってみれば良かったのに。一曲くらいはそういう実験をしても良かったのでは。

CARPE TENEBRUM-Dreaded Chaotic Reign-Sense of Face (2007-11-07 08:57:37)

リフもヴォーカルも良く聴くとちゃんとかっこいいんですが…
聴いていていまいち感情移入できないのはドラムの打ち込みっぽいチープさが原因かも。

CARPE TENEBRUM-Mirrored Hate Painting ★★ (2007-11-07 08:50:00)

99年発表の2nd。

現在のDIMMU BORGIRがコアなブラックメタルファンから非難の対象となる要因として、攻撃性や音質の良さ、HR/HMとしてのクオリティの高さを得たのと引き換えに、初期や中期に持っていたアトモスフェリックな空気感を失ってしまったというのがありますが、その空気感をある程度キープしたまま攻撃性を増したシンフォニックブラック、このアルバムの内容を一言で表すと、そんな感じになるのではないでしょうか。

初期DIMMU BORGIRに劇的疾走の攻撃性を取り入れ、シンフォ要素を少し弱めた感じです。ただ、DIMMU BORGIRと比べると主題となるメロディが全体的に弱めで曲が印象に残りにくかったり、曲の合間に挿入される語りがダレを生む要因になっていたり、ドラムが打ち込みっぽい音色だったり(実際打ち込みかも)広くお勧めするにはちょっと小粒という感じも。こ
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CARPE TENEBRUM-Mirrored Hate Painting-And Fever ★★★ (2007-11-07 08:59:42)

ジャケ裏では「And Forever」と誤記されてるのが何ともチープ(笑)
イントロからウットリするような美しいサウンド。この曲のキーボードとリフがメロディアスに絡むパートは、アルバム中でも最大の聴き所の一つと言っていいと思います。

CARPE TENEBRUM-Mirrored Hate Painting-Mirrored in Scarry Skies ★★★ (2007-11-07 08:58:45)

ブラックらしいメロディックなリフ、キーボードの醸し出す幽玄な雰囲気、憎しみがあふれて押さえきれないようなヴォーカル…やっぱりこういう曲はいいですね。とても次作でデス化する要因が見当たらないくらい真っ当にかっこいいシンフォニックブラックやってます。

CARPE TENEBRUM-Mirrored Hate Painting-Void Dress ★★ (2007-11-07 09:00:37)

3分に満たない短めの曲ですが、キーやメロディックなリフが華々しく炸裂してます。雰囲気がいいので、ドラムのチープさもそれ程気になりません。

CATAPLEXY-...LUNAR ECLIPSE,CHAOS TO THE RUIN... ★★★ (2008-06-12 19:46:00)

2008年発表の1st。このバンド、91年結成らしいですが…満を持してのフルって感じですね…。

日本のブラックって、オーソドックスな北欧のブラックのスタイルを基調としつつも、例えばSSORCならドス黒いギターの音色、ARKHA SVAなら芸達者なヴォーカルとフランス的耽美メロディ、MANIERISMEなら日本特有の陰湿でホラーな雰囲気など、どこかに秀でたセールスポイントがあるものが多い傾向にあると思いますが、このCATAPLEXYにもそれは当てはまりますね。

…このバンドは雰囲気のある音作りが特に素晴らしいです。ブラックらしい真っ黒な音像の中でもベースのトレモロが割とはっきり聞こえるようなプロダクションなんですが、この音質が瘴気が漏れ出してくるような禍々しさと共にどこか厳かな雰囲気を醸し出しているように思います。ここぞというところで印象深いメロディを織り込んで
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CAVUS-Fester and Putrefy ★★ (2011-12-29 22:51:44)

2010年発表の1st。
一曲でex-MAYHEMのBlasphemerがゲスト参加。

1枚目のアルバムながら、かなり邪悪度の高いブラックメタルですね。
メロディ感の薄い、オールドスクールな響きを残したリフと、ガリガリ言うベースの音色が組み合わさって出来る音は、多少聴き疲れのする音ながら腐食部分が広がっていくような、妙な不気味さを漂わせていてムードは濃厚。ヘヴィさは強くない代わり、炸裂感のあるドラムの音色も曲の雰囲気を煽っていて良い感じ。

あと、個人的にはヴォーカルの表現力の高さを評価したいですね。基本的にブラックメタルの王道的ながなりスタイルですが、TRIUMPHATORでのAriochにも通じるような、ウゾウゾした薄気味悪さも感じさせる声で、異常な感じが漂ってるのがグッド。1曲目のオープニングから男が悪魔の子を出産してるような、狂気と表現力を見
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CELEPHAÏS-Tir N'a N'og ★★ (2014-04-23 20:49:10)

2012年発表の2曲入りEP。
自主制作にてリリースされた後、ポストブラック好きにはお馴染みのPest Productionが出時スリーブ仕様、500枚限定で再発。再発にあたり、アートワークも新調されてる模様です。…デジスリーブ仕様、大嫌いだわ…。取り出しにくいし保存性も悪いし正に誰得ってやつですよ…。

音楽性的には、一曲目の「Wisdom」が一部を除いてほとんどアコースティックな音で構成されている事からも分かる通り、ギターのノイジーな轟音だけでなく、アコースティックやクリーントーンの音色にも重きを置いた、叙情的で幻想的な作風。ヴォーカルも入れず、フォーキーな叙情メロディでファンタジックな光景を描き出すことに専念しているかのような音作り。作風が作風だけに、2曲でも30分以上の演奏時間がありボリュームも少なくは無いです。

特筆したいのは、作品の構成の上手さ
…続き

CELESTIA ★★ (2008-04-14 21:03:00)

郊外の高級高層マンションみたいな爽やかな名前ですが、フランスのブラックメタルバンド。
Drakkar Productionsの社長で、以前NeigeとMORTIFERAをやっていた事でも知られる
Noktuと、日本盤も発売され絶好調なXASTHURのMaleficから構成されている模様。

CELESTIA-Frigidiis Apotheosia: Abstinencia Genesiis ★★★ (2008-04-14 21:02:00)

2008年発表の2nd。
ALCESTやMUTIILATIONを始め、フランスのバンドってメロディに独特の美的センスを持っているものが多い印象がありますが、このバンドもその特徴を色濃く持ってますね。

SATANIC WARMASTER辺りのメロウ/邪悪な感性を持ったプリミティブブラックに、ALCESTの清浄さをほんの少し加えて更に叙情味を増した感じというと近いでしょうか。そこにMaleficのキーボードがうっすらと花を添えてます。耽美的なメロディがかなりフィーチャーされている一方、視界が闇に閉ざされるような漆黒のメロディで押すパートも結構あったりしますが、決してちぐはぐにならずしっかり止揚させ曲のレベルをより高めているセンスが素晴らしいですね。トレモロのメロディだけでなく、時々聴けるアルペジオが醸し出す美しさも悶絶もの。一角獣の棲む森のような、幻想的で
どこか浮
…続き

CELESTIAL BLOODSHED-Cursed, Scarred and Forever Possessed ★★★ (2011-10-24 23:42:20)

2008年発表の1st。

鬱ブラックにも通じる、気が滅入ってくるような陰鬱なメロディを、ジリジリと聴き手の正気を奪うような音色のギターリフに乗せて展開する、地下でカルトな雰囲気の強いブラックメタル。ただ鬱々としているだけでなく、どこかDMDS期のMAYHEMを思わせるような、背徳的なムードも漂っているのも特徴で、メロディの陰湿さと裏腹の猛然とした疾走にはなにかタガが外れたような狂気を感じられます。

何気にヴォーカルの表現力が高いのも個人的にツボなポイントですね。
ブラック特有のがなりスタイルながら、恨みと憎しみに囚われた亡者が腐った肉を引き摺りながらもがいているような、粘着質で真に迫った感じがある。特に凄まじいと思ったのは「All Praise to Thee」で、恨み以外の感情を全て捨てて、遺恨のみを吐き出し続けているような、異様な迫力があって素晴らし
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CELTIC FROST-Monotheist ★★★ (2007-06-13 02:00:00)

私もこのアルバムで初めて触れ、そして圧倒されたクチです…好きなミュージシャンが挙って「CELTIC FROSTは凄い」みたいに言っていたので、試しに聴いてみたらホントに凄かった…っていうか凄すぎた作品。

作風的には結構バラエティに富んでいて、爽快感の全く無い激重スラッシュからゴシックから耽美さを抜き取って疫病化したような曲、クワイアと女性のリードヴォーカルという声だけで作られた曲(これは日本盤のみ)、ノイズ寄りの視点から邪悪さを追求した曲、14分を超えるドゥーミーな大作まで幅広いですが、どの曲も共通して病んでいてとことん不吉な空気感が徹底しているのが凄いです。聖櫃ならぬ、この世の全ての疫病を詰め込んだ「邪櫃」みたいなものがあるとしたなら、それはこの12センチの円盤を指す言葉なのかもしれません。

また、このアルバムはギターの音が本っ当に素晴らしい!!これ、メタラ
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CELTIC FROST-Monotheist-Ain Elohim ★★★ (2007-06-13 21:53:54)

スラッシュとドゥームを足して2で割…らずに、爽快感を引いたような曲。
攻撃性もしっかり備えていながら、しっかり重厚さもあるのが素晴らしい。

CELTIC FROST-Monotheist-Incantation Against You (2007-06-13 21:58:34)

日本盤ボーナストラック。
女性リードヴォーカルやクワイアなど声だけを用いたアレンジで、ここまで禍々しさを演出できるのはある意味凄い。初期THE 3RD AND THE MORTALも連想しましたが、こっちは美しさとかほとんど無い感じ。

CELTIC FROST-Monotheist-Obscured ★★ (2007-06-13 21:57:16)

禍々しさや絶望感よりも、人間的な苦悩を感じる曲。
特にヴォーカル、普通声で重々しく語るような感じですが、淡々とした中に何か取り返しのつかない罪の告白をしているかのような感情が篭もっていて、その苦悩が伝わってくるかのよう。曲的にもその感情を代弁するような、淡々とした盛り上がりがありますね。

CELTIC FROST-Monotheist-Os Abysmi vel Daath ★★★ (2007-06-13 21:54:57)

この重さ…最早ドゥームの領域ですね。
女声コーラスが入り、神秘的な絶望感・恍惚感を味あわせる箇所なんてフューネラル・ドゥーム好きな人にも受けそう。途中、音響方面から攻めてくる展開も見せ、実に聴き応えのある一曲です。

CELTIC FROST-Monotheist-Progeny ★★★ (2007-06-13 21:52:51)

1曲目。これが一番スラッシュ好きには取っ付きやすそうですね。
アルバム中でも最も疾走しているし、割とストレートなかっこよさのある曲。でもリズムはやっぱり爽快感よりも重量感を感じさせるもので、そこが私的にはツボです。

CELTIC FROST-Monotheist-Triptych: I. Totengott ★★ (2007-06-13 21:50:45)

ここからの3曲だけで普通のアルバム一枚分の聴き応えがある…
音響方面から邪悪さを追求したような、知性を感じさせる曲で、ブラック寄りの絶叫ヴォーカルも良い感じです。

CELTIC FROST-Monotheist-Triptych: II. Synagoga Satanae ★★★ (2007-06-13 21:52:00)

14分半の大作。
ドラマティックな展開などあろう筈もなく、長い演奏時間とEARTH並のへヴィさをかけて命の炎がじりじりと燃え尽きていくのをただ見ているような、絶望感に特化したような曲。
…しかし、ここまで絶望的な曲を作れるバンドが、普通のHRをやっていた時期もあるんですよね…これを聴いて、逆に「COLD LAKE」を聴いてみたくなりました(笑)

CENDRES DE HAINE ★★ (2011-07-31 19:36:57)

スイス産ブラックメタルバンド。
バンド名はおそらく仏語で「憎しみの灰(Cinders of Hate)」。

CENDRES DE HAINE-Bellum Omium Contra Omnes ★★★ (2011-07-31 19:38:42)

2010年発表の1st。1000枚限定らしいです。
タイトルの意味はラテン語で「万人の万人に対する闘争」。
ホッブズの唱えた、自然状態での人間の有り方についての言葉ですね。

そんな物騒なタイトルを冠した作品ですが、出音の方は「万人の万人に対する闘争」どころじゃないですね…むしろマサカリを持ったブラックメタラーによる一方的な虐殺であり狩りです(笑)。ノイジー極まりないプロダクションやリフ押しの作風はプリミティブの系統に属するものですが、曲のテンションの高さや音圧はファスト/ブルータルブラックのそれで、相乗効果でおっっ…そろしく野蛮な音になってしまってます。

スイスのバンドなのにメロディの方向性がフレンチブラック的な、メロウで、耽美さと毒々しさ、邪悪さを併せ持つもので、しかもそれを轟音で掻き鳴らしてくれるものだから、更に音は派手になる一方なんですよね…
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CHADENN-Pour redevenir poussière ★★★ (2014-05-03 08:50:53)

2012年発表の2nd。

関連バンドのMOONREICHがなかなか良かったことと、セールで割引だった事もあって購入したんですが、これがRawブラックとしてかなり素晴らしい出来で驚きました。例えていうなら、ULVERの3rdを若干マイルドにしたようなRawさと、SATANIC WARMASTERの3rdの持つドラマティックさを組み合わせた感じ…というと褒め過ぎでしょうか。個人的にそんな印象を受ける作品なんですよね。

この作品の魅力は、何と言ってもギターワークだと思います。単にリフを繰り返していくだけでなく、2本のギターを左右チャンネルに振り分けてフレーズを組み立てる事で楽曲を牽引しつつ、刻みとトレモロを動的に組み合わせた生き生きとしたギターワークが本当に素晴らしい。ドラマティックなフレーズで攻める構成ながら、ジギジギとしたRawでノイジーな音の響きや、サタニック
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