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DE MAGIA VETERUM
DE MAGIA VETERUM-Migdal Bavel
DE MAGIA VETERUM-Migdal Bavel-Migdal Bavel
DE MAGIA VETERUM-Migdal Bavel-Rapture
DEAD OR ALIVE 4
DEAD RAVEN CHOIR-Cask Strength Black Metal
DEAD TO THIS WORLD
DEAD TO THIS WORLD-Sacrifice
DEADLY CARNAGE-Manthe
DEADLY FROST-Voices from Hell
DEADMAN-SPIRITO DI PIETRA
DEADWOOD-Ramblack
DEAFHEAVEN
DEAFHEAVEN-Roads to Judah
DEATHCODE SOCIETY-Eschatonizer
DEATHCULT
DEATHCULT-Cult of the Dragon
DEATHLIKE DISSONANCE
DEATHLIKE DISSONANCE-THE FIRST TO DIE
DEATHLIKE DISSONANCE-THE FIRST TO DIE-BREEDING THE DYING
DEATHLIKE DISSONANCE-THE FIRST TO DIE-CARNIVAL OF SOULS
DEATHLIKE DISSONANCE-THE FIRST TO DIE-ETERNAL EPIDEMIC
DEATHLIKE DISSONANCE-THE FIRST TO DIE-WHEN THE BATTLE IS OVER
DEATHMOOR-Opus Morte Ⅲ
DEATHRONIC-Duality Chaos
DEATHROW (ITALY)-Desolating Cosmic Intuition
DEATHSCYTHE-ANOTHERSIDE SQUEAL WITHIN
DEATHSCYTHE-ANOTHERSIDE SQUEAL WITHIN-BLACK STAR
DEATHSCYTHE-ANOTHERSIDE SQUEAL WITHIN-CANDLELIGHT OF YOUR LIFE
DEATHSCYTHE-ANOTHERSIDE SQUEAL WITHIN-CRUELTY PROMISE AND BLOODY RITUAL
DEATHSCYTHE-ANOTHERSIDE SQUEAL WITHIN-DWELL WITHIN
DEATHSCYTHE-ANOTHERSIDE SQUEAL WITHIN-ETERNAL SORROW
DEATHSCYTHE-ANOTHERSIDE SQUEAL WITHIN-HE'S IN MY EYES
DEATHSPELL OMEGA
DEATHSPELL OMEGA
DEATHSPELL OMEGA
DEATHSPELL OMEGA-Clandestine Blaze / Deathspell Omega – Split
DEATHSPELL OMEGA-Clandestine Blaze / Deathspell Omega – Split-Seal of Perversion
DEATHSPELL OMEGA-Clandestine Blaze / Deathspell Omega – Split-The Suicide Curse
DEATHSPELL OMEGA-Diabolus Absconditus-Diabolus Absconditus
DEATHSPELL OMEGA-Fas - Ite, Maledicti, in Ignem Aeternum
DEATHSPELL OMEGA-Fas - Ite, Maledicti, in Ignem Aeternum-The Shrine of Mad Laughter
DEATHSPELL OMEGA-Inquisitors of Satan
DEATHSPELL OMEGA-Inquisitors of Satan-Decadence
DEATHSPELL OMEGA-Inquisitors of Satan-Inquisitors of Satan
DEATHSPELL OMEGA-Inquisitors of Satan-Succubus of All Vices
DEATHSPELL OMEGA-Kénôse
DEATHSPELL OMEGA-Kénôse-I
DEATHSPELL OMEGA-Kénôse-II
DEATHSPELL OMEGA-Kénôse-III

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発言している20曲を連続再生 - Youtube



DE MAGIA VETERUM ★★ (2010-09-09 23:21:00)

オランダ産アヴァンギャルドブラック。
GNAW THEIR TONGUESのMories氏による独りプロジェクト。
A FOREST OF STAR等のリリースで知られるTranscendental Creationsに所属。

DE MAGIA VETERUM-Migdal Bavel ★★ (2010-09-08 06:43:00)

2009年発表の2nd。

GNAW THEIR TONGUESのメンバーによる独りブラック、SORT VOKTER(Ildarn氏の別バンド)やA FOREST OF STARなどとレーベルメイトという時点で、常軌を逸した音楽である事は容易に想像が付きますが…その想像の通りの、巨大なヤスリの壁に擦り殺されるような、ノイズ一歩手前の轟音リフが横行する、非常にノイジーなブラックメタル。ヴォーカルも半狂乱の絶叫スタイルで、音の塊の中でもがいているようで、イカレ度はかなり高い。神経に障る通り越して、神経を綯い合せて引きずり出すようなカオティックなリフも凶悪。

タイプとしては、ILDJARNやWOLDが近いでしょうか。
上記のバンドを始めとした、ノイズ系ブラックのバンドはよくシンプルな曲展開で音像そのものを聴かせる手法を取る事が多いのに対し、このバンドは展開もパー
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DE MAGIA VETERUM-Migdal Bavel-Migdal Bavel ★★★ (2010-09-09 23:20:36)

中盤の、ギターリフの圧殺力とリズムの強烈さが一丸となって、まるで落盤に巻き込まれたかのような凄まじさを演出するパートがとにかくインパクトの強い曲。ギターのフレーズも良い感じに狂ってますね。普通の音楽ファンには拷問、エクストリームなものが好きな人にだけご褒美、みたいな(笑)。

DE MAGIA VETERUM-Migdal Bavel-Rapture ★★★ (2010-09-09 23:21:21)

こういう、メロブラとして普通に優れたリフを書ける辺り、Mories氏は一般的なブラックも演ろうと思えば出来ると思う。その才能を極端な方向に向けてるのが素晴らしいわけですけど。バックのゲーム音楽みたいなキーが、ヤク中患者の脳内のお花畑のようで素敵です。

DEAD OR ALIVE 4 (2011-01-04 21:48:10)

個人的に格ゲーで一番鬼門なシリーズ。
このソフトも、買ってしばらく遊んだけど未だにシステムが理解できない…
打撃・投げ・ホールドの3すくみが売りらしいですが、悲しいかな私の
反射神経では反応するのはまず無理。ガチャプレでも勝てることは勝てるんですが、
何回やってもこのゲームの「本当の面白さ」にたどり着けない、そんな印象。
ストイックな人はもう技とか覚えてるんだろうけど…ヌルゲーマーには辛いです。

DEAD RAVEN CHOIR-Cask Strength Black Metal ★★ (2007-12-01 00:15:00)

2005年発表の2枚組音源集。999枚限定。
…よく参考にしているブログで紹介されてて、「フォーク系なのにノイズ・プリミティブって一体どんなのだろう」と興味を持ったんですが、これは面白いですね。本当にフォークとノイズの要素を両立させているブラックメタルです。

基本的にはILDJARNやSORTSIND、AKITSA等同様、「音質の悪いバンドサウンド」を超越して、ノイズミュージックの域に達したようなブラックですが、ILDJARNなんかはまだバンドサウンドである事がちゃんと分かるような音楽性ですが、こっちは多くの曲がドラムが入ってるのかも不明、リフも判別が難しいほどに歪んだ真性のノイズに近いサウンド。ドラムが聴こえにくい分、ILDJARNよりも少し取っ付きづらいかもしれません。ほとんど音飛びのような曲間のつなぎといい、かなり徹底してます。

クレジットを見ると
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DEAD TO THIS WORLD ★★ (2012-07-05 12:55:41)

IMMORTALを始め、NECROPHAGIAやGRIMFISTなど多くのバンドに参加し、ブラックメタルシーンに貢献してきたIscariahの在籍するバンド。IMMORTALよりもスラッシーな感触の強いブラックメタル。

DEAD TO THIS WORLD-Sacrifice ★★★ (2012-07-05 13:00:08)

2011年発表の5曲入りEP。

最近のIMMORTALやIMMORTAL絡みのバンド(DEMONAZ辺り)って、ブラックの邪悪さやエクストリームネスがあるのは勿論なんですが、それ以上にヘヴィメタルとしてしっかり芯の通った作品をリリースしているという印象があるんですが…このバンドも例に漏れず、メタルとして非常に骨の太い、ストレートなかっこよさを感じさせるブラックを演ってる感じですね。

ただこちらはIMMORTALよりもスラッシュの影響がより強く出た曲作りで、展開はもっとコンパクトでキャッチー。取っ付きやすい音ではあるんですが、シーンの牽引者の矜持を見せ付けるかのような、明度も温度も同時に下げるような、邪悪なトレモロや妖艶なリードメロディも使い、それがキャッチーな曲作りの中で非常に映えてるんですよね。ただ叫ぶだけでなく、搾り出すような表現力を発揮するヴォーカルもな
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DEADLY CARNAGE-Manthe ★★ (2014-12-17 21:56:23)

2014年発表の3rd。

このバンド名だけ見たら、とてもポストブラックとは思えませんよね(笑)。しかし実際の出音は、儚さや幻想的なムードを多分に含むメロディ、パーカッシブなフレーズも多用するドラミング、どこか土着性を感じさせる、泥臭い厚みのあるリフの音色などが合わさり、夢見るような雰囲気を醸し出す、ポスト/シューゲイザー路線のブラックメタル。

ただし、メロディには温かみだけでなく、時折メロディックブラック勢がやるような、マジェスティックな感触も含まれていたり、感情を込めながらも、線の細さを感じさせない野太いがなり声のヴォーカルは、鬱ブラック的なネガティビティを感じさせたり、ブラックメタル由来の過激な部分も色濃く残しているのも特色ですね。

…なんでこの音楽性でこのバンド名なのかという疑問は残りますが(笑)、独特の世界観を描いているポストブラックであ
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DEADLY FROST-Voices from Hell ★★ (2014-09-19 22:07:56)

2012年発表の1st。
これまでにデモやスプリットは数多く出しているようですが、フルアルバムとしては初。

個人的に、このバンドの音を聴いて思い起こしたのはアメリカのABSUですね。スラッシュの影響を色濃く残した、刻みリフを多用しテンションの高い、ダーティな熱気を孕んだ感触はあのバンドと通じるものがあると思う。ABSUが時々演るような、痴漢にあった女の子の悲鳴を思わせる、ブラックにそぐわない素っ頓狂なハイトーンが聴けるのが、あのバンドを想起した大きな要因かもしれません(笑)。

ただし、ABSUはキレの良いリフ捌きと、テクニカルな演奏、持ち前の暴虐性で特に近年エクストリームメタルとしてはかなりメジャーな作風になってきていると思いますが、このバンドはRawで地下臭いムードや、カルトでインモラルな空気感を重視していて、プリミティブ志向が強めなのが大きな違いです
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DEADMAN-SPIRITO DI PIETRA ★★★ (2011-12-01 21:52:21)

2011年発表の1st。

まずオープニングの、アルペジオが浮遊感を演出し、そこにサブリミナル効果がありそうなキーや、脳内を無数のミクロの虫か這い回るようなノイズ、打ち込みのリズムが絡み奇妙な世界観を演出する、凝ったインストからしてかなり期待感は高まりますが…本編の方もちょっとアヴァンギャルド入った、個性派なブラックを展開してますね。

基本は多少ミニマルな部分もありつつ、パーツ自体は典型的なブラックメタルなんですが…出音にしろ展開にしろ、少しずつ変わってるのが特徴。まずドラムの音が結構個性的で、ILDJARNの一部の作品で聴けるようなスチスチドラムに近い、奇妙に抜けの良い音。この音がインダストリアルっぽい雰囲気を加味していて、ギターリフの閉塞感のある歪みとミスマッチな様でいて意外に合ってるんですよね。

ブラックらしくトレモロリフの含有率も割と高めな
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DEADWOOD-Ramblack ★★ (2008-11-04 22:07:00)

2008年発表の2nd。
ex-MAYHEM、SKITLIVのManiacが歌詞・ヴォーカル・ギターでゲスト参加。…といっても彼の声は全編にフィーチャーされており、実質的に全面参加なので彼のファンとしてはもうそれだけでも買いです(笑)。

この作品の音楽性は一言で言えば「ノイズ系ブラック」にカテゴライズされるものですが…心霊スポットでラップ現象や怨霊の囁きをレコーディングし、そのまま加工したかのような曲、DARKSPACEからノイズ要素を抽出・純化した轟音で責める曲、「邪悪な波動」という言葉をそのまま音楽に具現化したような曲など、曲のタイプは色々ありますが、バンドのアンサンブルが全く入ってないのが特徴ですね。ノイズ音楽の手法でブラックメタルの情景を描いたような作風で、同じくノイズの手法でエクストリームメタルを体現したJAZZKAMMERの「Metal Music Mac
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DEAFHEAVEN ★★ (2011-09-07 18:22:59)

アメリカ・サンフランシスコのポストブラック。
去年結成したばかりですが、早くも一部で熱狂的な支持を得ている模様。

DEAFHEAVEN-Roads to Judah ★★★ (2011-09-07 18:23:38)

2011年発表の1st。
4曲約38分という、大作主義な構成の作品。

まず、最初のSEとバンドサウンドの繋ぎの上手さからして、なにか神懸かり的なものを感じますよね…。日常の喧騒が、ドローンの被膜越しに聞こえるSEは、それだけで日常から切り離されていく感覚を覚えますが、それとうっすらギターノイズが覆い、浮遊感のあるアルペジオとトレモロが響くバンドサウンドが、情景を途切れさせる事無く繋がっているのが凄い。個人的には、この部分の情景描写の上手さにはALCESTの1stを聴いた時の様な感動を覚えたり。

その後、ブラックメタルの本編に入って行く訳ですが…個人的にはこうしたポストブラック的なアプローチもありつつ、路線自体は絶叫ヴォーカルと疾走、トレモロリフで聴かせるという、スタイルそれ自体はブラックメタルをがっつり踏襲してくれるのが嬉しい。ギターノイズに常に包まれ、
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DEATHCODE SOCIETY-Eschatonizer ★★★ (2016-08-26 10:40:28)

2015年発表の1st。

…なんというか、このカヴァー曲の並びはずるくないですかね(笑)。JUDAS PRIESTで正統派メタルファンにもアピールしておきつつ、ラスト限定盤のみにEMPERORのカヴァー入れるとか…そりゃブラック好きなら興味惹かれない訳ないじゃないですか…!!

そして内容の方もEMPERORをカヴァーするのに恥じないほど、オーソドックスでハイクオリティなシンフォニック・ブラック。キーボードこそ大仰ではありますが、ギターリフが結構不穏なものを弾いていたりするので、ピリッとしたインテンスさが効いている印象。ヴォーカルの絶叫が(特に中期の)EMPERORに近いことも相俟って、EMPERORの2ndと3rdのミッシングリンクを繋ぐような作品にも思えます。

Osmose産らしく、メタルとしても非常にクオリティが高くJUDAS PRIESTの
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DEATHCULT ★★ (2011-10-12 01:07:45)

TAAKEのライブメンバー、Thurzur・Skagg兄弟が中心となって活動するノルウェーのブラックメタルバンド。TAAKEの作品もリリースするDark Essenceより1枚のアルバムをリリースしてます。

DEATHCULT-Cult of the Dragon ★★ (2011-10-12 01:16:26)

2007年発表の1st。

裏ジャケに燦然と輝く「True Norwegian Black Metal」のロゴや、TAAKEのHoestが参加してることからも予想が付く通り、大分TAAKEに近い音ですね。割と辛口でRAWな音作りをしながら、プリミティブ系とは一線を画す、ギターソロも入る展開のある曲作りが似てると思う。痰を吐くかのような喚き散らすヴォーカルも、Hoestのスタイルに大分影響を受けていそうな感じがします。

ただこちらはTAAKEよりも曲や音の作りが粗く、丁度初期DARKTHRONEのムードを足したような感触があるんですよね。粗さだけでなく、あの頃のDARKTHRONEが持っていて、多くのフォロワーが出せていない、独特の刺々しい雰囲気まで受け継いでいるのが素晴らしいと思う。「True Norwegian Black Metal」のロゴを掲げるのに相応し
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DEATHLIKE DISSONANCE ★★ (2010-06-19 21:00:00)

日本在住のアメリカ人によるブラックメタルバンド。
…これは「国産ブラック」にカテゴライズしていいんでしょうか(笑)。

DEATHLIKE DISSONANCE-THE FIRST TO DIE (2010-06-19 20:50:00)

2009年発表の自主制作1st(7曲30分弱)。
メンバーがアメリカ国籍、日本在住という経歴に何となく惹かれて購入。

ブラック特有の摩擦係数の高いリフや、寒々しいリフを疾走に乗せたり、アトモスフェリックなキーボードにより妖しい雰囲気を演出したり、メロデスにも通じる泣きの強いギターメロを入れたりなど、メロブラに典型的な要素も多く盛り込んでますが、時折ブラックには珍しいレイドバックした(ように聞こえる)リフとリズムの絡みがあったり、割と癖の強い作風。

高音絶叫、エフェクト掛けた咆哮、語りを使い分けるヴォーカルはなかなかかっこよく、特に高音絶叫は聴いていて小気味良さを感じるくらい、伸びのある歪み方で素晴らしい。ただ、音質ははっきり言って悪いです。音が小さい上に、音を上げても各楽器の音に迫力は感じられない…粗いでも汚いでもなく、純粋にしょぼい音という感じ。この音
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DEATHLIKE DISSONANCE-THE FIRST TO DIE-BREEDING THE DYING ★★ (2010-06-19 20:58:55)

疾走パートは、ドラムの音もRAWで悪くないし、リフも印象に残るメロディでかっこいいんですが…そのパートを余り続けてくれないのが残念。パーツは悪くないのに、引っ張るべきパートを引っ張らないで、そうでないパートを引っ張りすぎている印象。

DEATHLIKE DISSONANCE-THE FIRST TO DIE-CARNIVAL OF SOULS (2010-06-19 20:59:52)

3分前後の曲が多いアルバムで、イントロのSEに3分以上割くとか…やっぱりこのバンド、今の時点では「引き」が上手くないと言わざるを得ないと思う。儀式的なムード作りは、決して悪くはないんですが…。

DEATHLIKE DISSONANCE-THE FIRST TO DIE-ETERNAL EPIDEMIC (2010-06-19 20:58:00)

まるで草原の風のごとく、爽やかに頬を撫でるようなツーバス連打(褒めてません)。そこに乗るトレモロリフの叙情的なメロディといい、プロダクションをしっかりする(あるいは粗くてもいいからぶっとい音にする)と普通にかっこいい曲になりそう。

DEATHLIKE DISSONANCE-THE FIRST TO DIE-WHEN THE BATTLE IS OVER (2010-06-19 20:54:10)

開幕からなかなかかっこいい咆哮を聴かせてくれる1曲目。
でも曲のメインがアトモスフェリックで儀式的なパート、レイドバックしたアンサンブルのパートと、どちらも「引き」で使いそうなパートなのが惜しいですね…なにか少し変えれば劇的に変化しそうなんですが。

DEATHMOOR-Opus Morte Ⅲ ★★ (2013-03-21 21:12:59)

2012年発表の3rd。

メンバーが関与するLASHBLOODほどあからさまに表に出ている訳ではないものの、こちらもアヴァンギャルドというか、不条理なムードが漂うブラックメタルを演ってますね。邪教の祈祷師の祈りのような、不気味なクリーンヴォーカルを取り入れた、ややRAWなブラックで、特にスロー~ミドルのパートではねっとりとしたベースも相俟って、バンド名の通り死の沼に引き込まれていきそうな雰囲気。

ミドルパートのムードの濃さとは裏腹に、疾走パートの極悪ぶりにも目を瞠るものがありますね。ヴォーカルといい演奏といい、殺す気全開で襲い掛かってきてます。ただ金属質なRAWさの目立つ音質は、疾走パートでは荒々しさを際立てていてフィットしているものの、オーガニックな不気味さの強いスローパートではちょっとそぐわないかな…と感じる部分も。スロー~ミドルパート中心な作風だけに、個
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DEATHRONIC-Duality Chaos ★★ (2014-10-29 11:50:53)

2013年発表の7曲入りEP。

フランス産の独りブラックのデビュー作という事ですが、これがかなり高品質なメロデス寄りシンフォニック・ブラックで驚きました。メロウなリードギター、刻みを多用したメタリックなリフなどバンド部分はかなりメロデスに近い感じですが、耽美なメロディ使いやソプラノの導入による耽美さの演出や、時折エスニックやインダストリアルな味付けが入る構成など、様々な要素を取り入れてドラマティックでシネマティックな音楽を構成しているという感じ。

独りブラックとしては音はなかなかに骨太で、ヴォーカルのグロウルもそれなりに迫力があって悪くないですね。個人的にかなり耳を惹いたのが、リードギターによるメロディ。特にオープニングが終わっての2曲目、まるでRPGのラスボス戦のような、哀愁が漂いつつもヒロイックなメロディを奏でていて、思わずグッと来てしまいました。このリー
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DEATHROW (ITALY)-Desolating Cosmic Intuition ★★ (2014-08-05 20:35:05)

2011年発表の3rd。

この「死刑囚の列」を意味する単語を冠したバンドといえば、80~90年代に活躍したジャーマンスラッシュのバンドの方が知名度が高いようですが、こちらは現在も活動するイタリアの鬱ブラック。葬式ドゥームのような極端に遅いテンポではなく、ミッドテンポを中心で展開する作風で、様々なバンドを渡り歩いてきた経歴を持つThornsことGionata Potenti氏による独りバンドだけあって、ジャンルの王道ながら外さない音。

実は鬱感情を華々しく込めるようなトレモロリフはメインではなく、平坦に刷り込むようなリフが中心の作風で、ぶっちゃけて言うと少々地味めな作風…ではあるんですが、リフは取り立ててフックがあるという訳ではないものの、誰が聴いても鬱れるような分かりやすい陰湿さが込められているのが良いんですよね。地味目だからといって、聴き手に鬱感情を共有させ
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DEATHSCYTHE-ANOTHERSIDE SQUEAL WITHIN ★★★ (2008-03-22 20:23:00)

2006年発表の1st。
このバンドも、プリミティブな感触を強く打ち出したブラックメタルを追求しているのはARKHA SVAやSSORC、MANIERISME辺りと共通してると思いますが、このバンドが一番メロディに日本らしさを感じられますね。スタイル的にはノルウェイジャンっぽいですが、時々現れるメロだけ聴いたら桜と特攻隊員だとか昭和の街並みだとかいった風景が浮かんできそうな、レトロな日本的情緒を湛えたメロディが素晴らしく、個性になっていると思います。音質も上記のバンドと比べるとギターに少し金属的な響きがあって、独特な感じがしますね。

また、ヴォーカルもかなり素晴らしいです。
物陰から獲物を狙う猛獣のような狡猾さと、獲物を捕らえる蛇のようなしなやかさを備えた、声帯の軋む音がそのまま聴こえてきそうな生々しい絶叫。スタイル的にSIGHの川嶋さんのデスヴォイスとも似てる
…続き

DEATHSCYTHE-ANOTHERSIDE SQUEAL WITHIN-BLACK STAR ★★★ (2008-03-28 22:39:25)

個人的には、このメロディからは寒々しさとか典型的なブラック観よりも、昭和の見世物小屋で本物の怪人がいて子供を攫ったりしているような、アングラで病んでて、なのにどこか風情のある風景を想起されます。ブラックの様式を踏襲しつつ、こんな感覚を味あわせてくれる曲なんてなかなか無いです。

DEATHSCYTHE-ANOTHERSIDE SQUEAL WITHIN-CANDLELIGHT OF YOUR LIFE ★★★ (2008-03-28 22:35:50)

メロの良さそれ自体も然る事ながら、聞かせ方も巧みだと思います。
爆音の中でメロディに込められた叙情が、美しい軌跡を描いていくような視覚的効果がある感じ。

DEATHSCYTHE-ANOTHERSIDE SQUEAL WITHIN-CRUELTY PROMISE AND BLOODY RITUAL ★★ (2008-03-28 22:37:14)

刃物を連想させるようなリフの音色が実にかっこいいです。
ベッド上の処刑台に四肢を拘束されて、そこにいくつもの回転ノコギリが唸りを上げて突っ込んでくる感じ。もう血みどろです(笑)。

DEATHSCYTHE-ANOTHERSIDE SQUEAL WITHIN-DWELL WITHIN ★★★ (2008-03-28 22:40:38)

日本人ってやっぱりメロディセンスが優れてると思いますが、この曲のそれは日本の一流のポップスと比べても何ら劣らないくらい素晴らしいと思います。そのメロディセンスと、北欧の一流のプリブラのエグさが融合して神曲が出来ないわけがありません。特に間奏のアコギ、夜桜の花びらの舞う下で踊るゲイシャの姿がはっきりと幻視出来る…(笑)。ラストBURZUMクラスの絶叫で締めるのも痺れる。

DEATHSCYTHE-ANOTHERSIDE SQUEAL WITHIN-ETERNAL SORROW ★★★ (2008-03-28 22:34:33)

冒頭の軍国主義という言葉を連想させるような勇ましいリズムとメロディいい、ワビサビの感じられる儚く美しい和メロのアコギといい、日本人特有の美学とブラックの凶悪さが融合した超名曲。一発目からブラック好きの心を掴んで離しません。常に極悪ながら、強弱をしっかりと付けたヴォーカルのパフォーマンスも見事。特に強く叫んでる所なんて、獣じみた…とでも形容したいところですが、獣はこんな邪悪な声出せません(笑)。

DEATHSCYTHE-ANOTHERSIDE SQUEAL WITHIN-HE'S IN MY EYES ★★ (2008-03-28 22:38:27)

メロディは和風にも聴こえるし、ヴァイキングにも聴こえるかも。
どっちにしろ叙情的で素晴らしい事には変わりありませんが。爆走パートのド迫力も圧倒的で気持ち良いですね。結構展開を設けてますが、欲を言えばそれぞれの爆走パートがもっと長かったら良かったなぁ。

DEATHSPELL OMEGA ★★ (2005-12-18 17:58:00)

現ヴォーカリストのMikko Aが良く「社長」と呼ばれているのを耳にしたので、
何でか調べたら彼は「Northern Heritage(確かILDJARNの再発とか、SATANIC
WARMASTERの作品とか出してるとこですね)」のオーナーなんですね。
ドスの利いた声で叫んでいながら社長って、なんかかっこいいです(笑)

DEATHSPELL OMEGA ★★ (2006-08-14 22:33:00)

現在3rdの続編(3部作の中編?)にあたる4thの製作中だそうです。
KENOSEといいVA提供曲といい、最近のこのバンドの完成度は凄いですよね。
今から4thが待ち遠しい…!!

DEATHSPELL OMEGA ★★ (2007-06-15 22:29:00)

>snilorさん
確か、ラテン語はVをワ行で読んだり、正確に記した時に上に棒を表記する母音を
伸ばしたり、Sは濁らなかったりなどのルールがあったと思いますが、
基本的にはローマ字の音価の通りに読むみたいですよ。
多分「ファース - イテー、マレディクティー、イン・イグネム・アエテルヌム」
みたいな感じじゃないかと…もちろん私は知ったか半分なので(苦笑)、
鵜呑みにしないでちゃんと勉強している人の意見を聞いた方がいいかも…(笑)
それはともかく、新譜楽しみですね。
毎年ブラックは素晴らしい作品が出てますが、今年も良い年になりそう…。

DEATHSPELL OMEGA-Clandestine Blaze / Deathspell Omega – Split ★★ (2006-12-16 23:51:00)

DEATHSPELL OMEGAの方が有名そうだし、こっちに登録して大丈夫かな?
フィンランドのプリミティブブラックバンド、CLANDESTINE BLAZEとのスプリット。
「CLANDESTINE BLAZE」
個人的にプリミティブの中でも大好きなバンド。
作風は、いつもとそう変わらず、ノイジーだけど紙のような薄い音質のギターと、
Mikko Aspaのロウ&ディープなデスヴォイスで聴かせるプリミティブスタイル。
4トラックアナログレコーダーで録音されたらしく、音は当然悪いですが、案外低音も
効いてて聴きやすいです。ファストに疾走する曲、ミディアムでオールドスクールな曲、
スローで陰鬱な曲で攻めてくる辺りもオリジナルアルバムと変わりません。
ただ、オリジナルアルバムでの作風と比べると、ミディアムの2曲目を除いて全体的に
メロ
…続き

DEATHSPELL OMEGA-Clandestine Blaze / Deathspell Omega – Split-Seal of Perversion ★★★ (2006-12-12 22:14:13)

疾走→ミディアム→疾走→ミディアムと展開していく曲。
疾走パートでは荒涼感のある、ミディアムパートでは毒々しいメロディを聴かせてくれますが、特に後者は最高。聴いてると血とか紫色に変色してきそうな禍々しさです(笑)。

DEATHSPELL OMEGA-Clandestine Blaze / Deathspell Omega – Split-The Suicide Curse ★★★ (2006-12-12 22:11:31)

作風的にはいかにもなプリミティブなんですが、このメロディ…3rdの「SOLA FIDE」とか「JUBILATE DEO」辺りと比べても何ら遜色の無い、マジで聴いてて切なくなってくる素晴らしいメロディです。最早メロを担うギターの音質すらも美しく感じる…。疾走一辺倒でなく、ミディアムも交えて展開しますが、どのパートでもメロウさがあってほんとグッと来る名曲です。

DEATHSPELL OMEGA-Diabolus Absconditus-Diabolus Absconditus ★★★ (2006-02-25 19:52:43)

オムニバスに提供した、20分を超える大作曲。
タイトルの意味は「隠れたる悪魔」で、おそらくイザヤ書の「隠れたる神(Deus Absconditus)」に対応してる表現だと思います。曲的には腐肉と膿漿混じりのカオティックなリフ、アコースティックパートを含む複雑な曲展開とミニアルバム「KENOSE」の路線を踏襲しつつも、生きるのが嫌になるくらいの厭世メロディを注入したブラック…といった感じなんですが、ここまでの曲って滅多に聴けないのでは…特に最初のスローパートの、単なる繰り返しではなく形を変えながら蠢くようなリフの反復が神々しい気持ち悪さで、最高。
例えるなら、普通のブラックが神に牙を剥く曲だとしたら、この曲は神の観念自体を聴き手の中から消失させて、やがて訪れる自我の消滅という事実を突きつけ心底震え上がらせる…とかそういうレベルです。
多分オムニバスで5000円以上もするし
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DEATHSPELL OMEGA-Fas - Ite, Maledicti, in Ignem Aeternum ★★ (2007-07-29 22:53:00)

2007年発表の、遂に発表された4thアルバム。
私を含め、心待ちにしていたブラックメタラーも多いはず!

作風的には、大量の膿が渦巻いて襲い掛かって来るようなグロテスクな、ブラックの中でもレベルが高いと思われるリフ捌き、トップスピードがちょっと有り得ない事になってるドラム、Mikko社長の威厳、野蛮さ、悪意を兼ね備えたがなり声、大作主義でカオティック、かつプログレッシブな曲構成と、基本的にはKENOSEやVA提供曲の路線を押し進めた感じですね。

今回はドラミングが更に凄くなり、疾走パートなんてブルデスやグラインド並みの、速さが記号化する寸前の凄まじさで音質もダイナミックになっているし、不協的なピアノやメロディアスなリードフレーズが恐い箇所もあったりしてしっかりレベルアップしてる印象。曲の展開も割と極端で、ほとんどが全力でブルータルに爆走するパートか、聴き
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DEATHSPELL OMEGA-Fas - Ite, Maledicti, in Ignem Aeternum-The Shrine of Mad Laughter ★★★ (2007-08-02 21:56:26)

この展開の落差の大きさ、最早「静と動」では済まされませんね。
仰る通り「静と激」って感じです。…もしくは、「死と殺」でもいいかも(笑)。しかしドラムが恐ろしい事になってますね…。

DEATHSPELL OMEGA-Inquisitors of Satan ★★ (2006-03-01 21:09:00)

2002年発表の2nd。
3rd、ミニアルバム「KENOSE」、VA提供曲「DIABOLUS ABSCONDITUS」などハイクオリティな
ブラックメタルで最近評価が高いバンドですが、この頃はプリミティブスタイルです。
音質は紙を破くようなディストーションが掛かっている所はやっぱりプリミティブだな、と
思いますが、同系統の他バンドと比べるとこの作品は低音も気持ち良く効いているように
感じました。またドラムもしっかりとオカズを入れてくるし、展開もそれなりに設けているので
結構聴きやすいかも。リフのメロディの陰鬱さもかなりのものですし。特にラスト2曲が好きです。
ちなみにヴォーカルはまだMikko Aではなく、普通のがなり声って感じのスタイルです。
時々語尾をうめくようにする所などは結構かっこいいですね。
しかし、この作品を作ったバンドが
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DEATHSPELL OMEGA-Inquisitors of Satan-Decadence ★★★ (2006-03-01 21:15:15)

ドラムのカウントが頭にあったので、そのまま疾走に行くのかと思いきやまさに「デカダンス」って感じの重々しく、禍々しい曲調に。ちゃんとメロウな疾走パートもあるし、ヴォーカル感情入れすぎでひっくり返ってる所あるし…最後にして最高です。

DEATHSPELL OMEGA-Inquisitors of Satan-Inquisitors of Satan ★★★ (2006-03-01 21:12:28)

アルバムの中では最もリフのメロディラインが明確な曲…なんですが、そのメロディが気持ち悪いくらいに陰鬱と言うか、邪悪と言うか…聴いているとグッと来つつも、生気が吸い取られそうな感覚を覚えます。

DEATHSPELL OMEGA-Inquisitors of Satan-Succubus of All Vices ★★ (2006-03-01 21:17:11)

個人的にはラスト2曲がアルバムで最も好きなパートなんですが、次点を挙げるとしたらこの曲。荒涼とした雰囲気も展開もいいですね。このアルバム、やっぱり後半に行くほど良くなってくる気がする。

DEATHSPELL OMEGA-Kénôse ★★ (2005-07-08 17:44:00)

2005年発表の、3曲入りミニアルバム。
前作「Si Monumentum~」から続く「3部作」の第2部的な役割を持つ作品
…ではなく、「付記」的な作品になるそうです。タイトルは作中で非常な危険を
孕んだ論理として言及される、キリストの神性放棄(Kenosis)から来てるのかな?
曲の方は、3曲と言っても全部で36分と言う大作主義で、前作同様SE的な部分が
長いものの、やはり物凄い完成度です。実は私はフルアルバムだと思って買ったんですが、
それでもここまで完成度が高いと、全く後悔は無いですね。
音は前作よりも厚くなっていて、特に破滅的なメロディと共に疾走するパートでは
トゥルーブラックの邪悪さと、ブルータルブラックの暴虐性を両方備えているように思います。
特にイントロのSE的な部分が終わり、一気にブラックパートに雪崩れ込んで行く部分は
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DEATHSPELL OMEGA-Kénôse-I ★★★ (2005-08-20 20:40:44)

風雲急を告げるような不穏な音色のギターリフ、手数が多く素晴らしいフィルを連発するドラムなど、曲をパーツ毎に見ても凄いですがそれらを纏め上げて非常にドラマティックに仕上げる編曲能力が凄すぎです。
こんなに混沌としているのに、一聴しただけでよく練りこまれた音楽と言うのが伝わってくる曲。前半のオープニングは、長いし個人的には別トラックにして欲しかったです…まぁ本編直前のコーラスとブラスが聴き手に不安を植え付けるような部分はかなり好きですが…

DEATHSPELL OMEGA-Kénôse-II ★★★ (2005-08-20 20:41:00)

「Ⅰ」「Ⅲ」と違いSE的な部分は無いので、純粋に高品質ブラックメタルを11分も楽しむ事が出来る曲。ラストは、ちゃんとエンディングまであるのに何故かフェイドアウト。でもそれが「Ⅲ」の前半の印象をより強めてますね。
最初は、編曲が良いとはいえ前作ほどメロディアスではないので少し戸惑いましたが、聴けば聴くほど凄い曲に思えてきます。

DEATHSPELL OMEGA-Kénôse-III ★★★ (2005-08-20 20:41:16)

後半は少し雰囲気重視になり過ぎている感じがありますが、メロディアスなリフとともに疾走する冒頭部分は「Kenose」におけるクライマックスといっても過言ではないほどかっこいいです。☆はいくつにしようか迷いましたが、前半のかっこよさは文章にし難い程なので3つで。
ちなみに歌詞の最後で犠牲者達の唱える言葉「Lamma Sabacthani」は「何故我を見捨て賜うのか」の意で、キリストが最期に唱えた言葉でもあるらしいです。その部分になるとリフが混沌性を増し、更に絶望的な雰囲気に。


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