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Usher-to-the-ETHERさんの発言一覧(評価・コメント) 1951-2000
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DEATHSPELL OMEGA-Mass Grave Aesthetics -Mass Grave Aesthetics
DEATHSPELL OMEGA-Paracletus
DEATHSPELL OMEGA-Si monvmentvm reqvires, circvmspice
DEATHSPELL OMEGA-Si monvmentvm reqvires, circvmspice-Blessed Are the Dead Whiche Dye in the Lorde
DEATHSPELL OMEGA-Si monvmentvm reqvires, circvmspice-Carnal Malefactor
DEATHSPELL OMEGA-Si monvmentvm reqvires, circvmspice-Drink the Devil's Blood
DEATHSPELL OMEGA-Si monvmentvm reqvires, circvmspice-First Prayer
DEATHSPELL OMEGA-Si monvmentvm reqvires, circvmspice-Hétoïmasia
DEATHSPELL OMEGA-Si monvmentvm reqvires, circvmspice-Jubilate Deo (O Be Joyful in the Lord)
DEATHSPELL OMEGA-Si monvmentvm reqvires, circvmspice-Odium nostrum
DEATHSPELL OMEGA-Si monvmentvm reqvires, circvmspice-Si monumentum requires, circumspice
DEATHSPELL OMEGA-Si monvmentvm reqvires, circvmspice-Sola Fide I
DEATHSPELL OMEGA-Si monvmentvm reqvires, circvmspice-Sola Fide II
DEATHSPELL OMEGA-Veritas Diaboli Manet in Aeternum: Chaining the Katechon
DECAYED-Chaos Underground
DECLINE OF THE I
DECLINE OF THE I-Inhibition
DEEP-PRESSION-Atlantis' Emerge
DEFAILLANCE-Contemplation misanthropique de l'humanité...
DEFILED-In Crisis
DEFUNTOS-A Eterna Dança da Morte
DEIPHAGO-Into The Eye Of Satan
DEKADENT AESTHETIX-Dekadent Aesthetix
DEMETORI-Crowzfest-Adrenaline Shooting
DEMETORI-闡提宗祀 ~ Offering to The Sukhavati-オリエンタルダークフライト
DEMETORI-闡提宗祀 ~ Offering to The Sukhavati-亡き王女の為のセプテット ~ Ascending Into Naught
DEMETORI-闡提宗祀 ~ Offering to The Sukhavati-妖怪の山 ~ Mysterious Mountain
DEMONAZ
DEMONAZ-March of the Norse
DEMONIAC (GERMANY)-Malleus Christianitatis
DEMONIC RESURRECTION
DEMONIC RESURRECTION-The Return To Darkness
DEMONIC RESURRECTION-The Return To Darkness-Lord of Pestilence
DEN SAAKALDTE-Ol, Morke Og Depresjon
DENIAL OF GOD
DENIAL OF GOD-Death and the Beyond
DER WEG EINER FREIHEIT-Agonie
DESCENDING DARKNESS-Seelenruhe
DESOLATE
DESOLATE-Dragonia
DESTROSE-破壊の薔薇-SKYKILLER
DESTROSE-破壊の薔薇-破壊の薔薇
DESTROY DESTROY DESTROY-Battle Sluts
DESTROYER 666
DESTROYER 666-Defiance
DESTROYER 666-Defiance-I Am Not Deceived
DESTROYER 666-Defiance-Path to Conflict
DESTROYER 666-Defiance-Sermon to the Dead
DESTROYER 666-Defiance-Stand Defiant
DESTROYER 666-Defiance-The Barricades Are Breaking

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DEATHSPELL OMEGA-Mass Grave Aesthetics -Mass Grave Aesthetics ★★★ (2006-03-12 15:45:16)

これも「Diabolis~」同様、KENOSE路線のオムニバス提供の大作(約20分)。
途中でヴォーカルが喚き気味な部分がありますが、Mikko Aのスタイル的にこういう喚きは結構貴重かも。それにしても、やっぱりこのバンドのリフ捌きはブラックの中でも頭一つ抜けてる邪悪さですね。たまらないものがあります。特に一度目のSEを挟み込むように挿入される、カオティックなリフはやばすぎ…っていうかこんな黒いリフで20分も押す曲なかなかないでしょう…ある意味最高に極悪(笑)
歌詞中のラテン語「Si non credideritis~」はイザヤ書の言葉で、確か「もし信じないのなら理解した事にはならない」という意味だったはず。「The howling of wolves~」はブレイクをモチーフにしてる…というかほぼ引用ですね。後半の宗教の比喩といい、このバンドの歌詞って何だか知的。

DEATHSPELL OMEGA-Paracletus ★★★ (2010-11-20 17:49:45)

2010年発表の5th。
「Si~」、「Fas~」と続く、三部作の完結編だとか。

ミニアルバム「Kenose」で不穏で混沌としたリフ捌きと、プログレッシブな曲展開で新たなブラックのヴィジョンを提示、「Fas~」では静と動の均衡を極端に付け、ブルータルでより混沌とした作風に、続く「Chaining~」ではやや展開の極端さはなりを潜めつつも、「Fas~」以上の混沌とした世界観を提示する…という変遷を辿って来た彼らですが、今作は「Chaining~」の作風を踏襲した、フルレンス版とでもいうべき作品になってますね。

今までの彼らからするとトラック毎の演奏時間は短めですが、アルバム一枚で一つの作品、トラックは楽章のような構成になっているあたり、やはりある意味大作主義は変わっていないのかも。

しかし、彼らの作品のレビューを書くたびに言ってますが、彼らの
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DEATHSPELL OMEGA-Si monvmentvm reqvires, circvmspice ★★★ (2005-06-20 16:35:00)

2004年発表の3rd。

確かにこれは凄い作品ですね…
まずメロディなんですが、ちゃんとブラック特有の荘厳かつ荒涼とした物はもちろんの事、時折出てくる鬱メロディがやばいです。BURZUMにも匹敵する程の鬱屈したメロディで聴き手の生きる気力をじわじわと蝕んでいく事請け合いです。音質も低音が効いていながら、決して音圧に頼る事でマッチョになったりせず、邪悪さを保ったブラックとしては理想的な音造りなんじゃないかと思います。

そこに乗っかるヴォーカルも、うめきとがなりの中間くらいの声なんですが、明らかに喉に負担を掛けそうな歌い方にもかかわらず、安定していてまるで地獄の聖書を淡々と朗読しているかのような、威厳と邪悪さを兼ね備えた悪魔の声を出しています。

そして、この作品を超がつく程の名盤たらしめていると思うのが名曲⑪の存在。もしかしたら、ブラック黎明期
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DEATHSPELL OMEGA-Si monvmentvm reqvires, circvmspice-Blessed Are the Dead Whiche Dye in the Lorde ★★★ (2005-07-08 17:45:23)

時折入る泣き声と共に、曲調を変えながら進行していく曲。
イントロの黒い霧が吹き出してくるようなギターの音色、2度目の泣き声パートの前のちょっと中近東っぽい(?)メロディのリフ、ラストの邪悪疾走など一瞬足りとも耳を離せない楽曲です。

DEATHSPELL OMEGA-Si monvmentvm reqvires, circvmspice-Carnal Malefactor ★★★ (2005-06-20 16:36:28)

吹雪の中を死にそうになって彷徨うかのような、悲壮感ただよう冷たいリフをフィーチャーしたブラックメタルから、「荒城の月」のメロディを使った合唱パートに繋げる、非常にドラマティックな名曲。
私もブラック史に残る名曲だと思いますが、「荒城の月」のような日本人の「ワビ」「サビ」の世界をフランス人が覗き込んだことで、こんな邪悪な曲が出来たのかと思うと凄く興味深いです(笑)

DEATHSPELL OMEGA-Si monvmentvm reqvires, circvmspice-Drink the Devil's Blood ★★★ (2005-09-05 09:59:36)

前曲「Carnal Malefactor」が神曲レベルの名曲のせいか、最初は気付きませんでしたがこれも余裕で☆3つクラスの名曲。全体的にメロディが荘厳でいて壮絶。他の曲と比べるとめっちゃタイトルの意味が分かりやすいですね(笑)

DEATHSPELL OMEGA-Si monvmentvm reqvires, circvmspice-First Prayer ★★ (2005-07-10 10:45:29)

SE的な曲ではこれが一番好き。
ジャケの天使なのか悪魔なのか良く分からない、不気味な存在の胎児をその誕生を願いながら、邪教徒たちが祈りを捧げているような雰囲気たっぷりな曲。

DEATHSPELL OMEGA-Si monvmentvm reqvires, circvmspice-Hétoïmasia ★★★ (2005-09-05 09:58:42)

前3曲(除インスト)と比べるとやや地味な立ち上がりかもしれませんが、ラストの疾走とその前のメロウなパートなどはかなり聴き応えありです。特にギターソロはあまりにも甘美。
やっぱりこのアルバム、全曲が良いですね。

DEATHSPELL OMEGA-Si monvmentvm reqvires, circvmspice-Jubilate Deo (O Be Joyful in the Lord) ★★★ (2005-06-20 16:36:12)

リフの美しさが群を抜いて秀でていると思う曲。
やっぱりこのバンドはブラック好きのツボを完璧に押える術を知っているのではないかと思います。ラテン語詞の「Inter spem et metum」は「希望と絶望の間に」という意味だそうです。その部分なんて、本当に神秘的なメロディ…。個人的には、ブラックなのにこの曲のメロディからは讃美歌を連想しました。

DEATHSPELL OMEGA-Si monvmentvm reqvires, circvmspice-Odium nostrum ★★ (2005-09-05 09:59:18)

タイトルはおそらくラテン語で「我等の憎しみ」という意味かな?
「Si Monumentum…」の邪悪さを鬱に転化するような暗いメロディで、この2曲のセクションはアルバム中最も鬱度が高い部分になっているように思います。

DEATHSPELL OMEGA-Si monvmentvm reqvires, circvmspice-Si monumentum requires, circumspice ★★ (2005-09-05 09:58:57)

『聖なるかな、聖なるかな、聖なるかな、全能者である主、嘗ておられ、今おられ、やがて来られる方(ヨハネの黙示録4 : 8)』これはトリスメギオン(三聖頌)、セラフィムが主の御座の周りをこれを唱えつづけながら回っている、ってやつですね。
いきなり重々しいリフとブラストで畳み掛ける曲。
途中のメロディが、呪いをかけているかのようにダーク…
これ、ブラック好きではない人が聴いたらメロディアスにすら感じないかも。

DEATHSPELL OMEGA-Si monvmentvm reqvires, circvmspice-Sola Fide I ★★★ (2005-07-10 10:45:12)

「First Prayer」が終わると同時に、物凄い重い音塊が…
最初のほうは全ての視界を遮られてしまうような真っ黒な雰囲気ですが、途中それに加えてメロディアスなリフも。そのそれぞれが引き立て合ってこの曲を彩っています。

DEATHSPELL OMEGA-Si monvmentvm reqvires, circvmspice-Sola Fide II ★★★ (2005-07-10 10:44:55)

「SOLA FIDE Ⅰ」よりも更に長く、よりドラマティック。
1分30秒くらいの所など、度々登場するタームの長めなメロディの荘厳リフが素晴らしく良いです。ラスト近くの「SOLA FIDE...」からの呪殺声がかなり怖い。ちなみに、「Sola Fide Sola Deo Infernani Gloria」は、「信仰のみに、地獄の神のみに栄光あれ」という意味みたいです。

DEATHSPELL OMEGA-Veritas Diaboli Manet in Aeternum: Chaining the Katechon ★★ (2009-01-20 21:45:00)

2008年発表のEP。22分の大作を一曲のみ収録。
元はS.V.E.S.T.とのスプリット(アナログ盤)でしたが、CD盤は別々にリリースした模様。
CDショップに行ったらこっちしか売ってなかったので、取りあえずこれだけ買ってきました。
DEATHSPELL OMEGAの最大の特徴といえば、禍々しさや邪悪さ、血腥さだけではなく
神秘性や知性までもを感じさせる、カオティックでプログレッシブなリフだと思うんですが、
今作はそのリフを中心に、長時間を緩急付けてドラマティックに聴かせる作風で、
「Kenose」リリース後「Fas~」が出るまでの間、「Crushing the Holy Trinty」や
「From the Entrail to the Dirt」等のV.A.に提供していたのと似た路線ですね。
個人的にDSOの今までのリリースではこの路
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DECAYED-Chaos Underground ★★ (2011-12-27 21:09:53)

2010年発表の8th。

90年代初頭から活動しているブラックメタルバンドで、もう8枚目のフルという事ですが…とてもそうは思えないようなダーティなスタイルのオールドスクールな音ですね。洗練されていない…というよりも、「洗練された洗練されてなさ」という感じ(笑)。全くメロディックでない、粗いリフの質感とか、意外にも抜けがよく心地良く聴けるドラムの音色とか、全て分かってて作ってる感じ。

時折入るリードギターの狂ったようなフレーズに、「熱さ」を感じることはあっても、それが過ぎて「明るく」ならないバランスの良さが良いですね。初期BEHERITなどに通じる地下臭さを常にキープしてくれている感じ。ちなみに、13曲目以降は98年作品のリマスター音源らしいですが…この頃から基本的な作風は殆ど変わってないですね(笑)。これからも変わりそうもないバンドだと思わせる、頼もしさのある
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DECLINE OF THE I ★★ (2013-06-15 16:32:26)

フランス産ポストブラック。
MERRIMACK、VORKREISTなどのメンバーによるプロジェクト。

DECLINE OF THE I-Inhibition ★★★ (2013-06-15 16:34:27)

2012年発表の1st。

ポストブラックって、バンドによってはブラック本来の持つ暗黒性やネガティビティからかけ離れた世界観を演出していて、個人的には物足りないと思うバンドが少なくないんですが、このバンドは流石MERRIMACKみたいなドス黒い音出してるバンドのメンバーが演ってるだけあって、並の鬱ブラック以上に病んだ音出してますね…。

作風的には、閉塞感を強く感じさせる、ドゥーミーに歪みを引き摺るような質感のリフにフランス産らしい病んだ耽美さを感じさせるメロディを練り込み、地下室めいた薄暗い雰囲気を演出しつつ、プログラミングやノイズ、打ち込みのリズムなどのインダストリアル要素、キーボードや女性ヴォーカル等も取り入れて前衛的に展開していく、アーティスティックで病的な感性のポストブラック。

ただし、キーボードやサンプリング等の全く開放感のない音色選びの
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DEEP-PRESSION-Atlantis' Emerge (2015-12-09 23:32:01)

2011年発表の、おそらく4th。
データには「Atlantis’ Emerge」とありますが、CDの背には「Atlantis」としか書いてないですね…。ちなみに100枚限定らしいです。

元はHAPPY DAYSやTRIST、NOSTALGIEを始め、様々な鬱ブラックのアートワークに関与した事で名前を知られるRh-氏と、チェコの鬱ブラッカーとしては最も有名なTrist氏によって始まったプロジェクト。Trist氏の在籍期間は長くないですが、その成り立ちから鬱系以外の音を想像しろ…という方が無理ですよね(笑)。

これ以外の作品は未聴ですが、この作品はメタル要素のない、物悲しげなアンビエント。一曲目からピアノとキーボードのせせらぎのような絡みが、三途の川の水が踝を撫でているような、心地良いけれど彼岸に連れて行かれそうなムードで酔わせてくれます…が、正直個人的に
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DEFAILLANCE-Contemplation misanthropique de l'humanité... ★★★ (2011-10-20 22:54:35)

2008年発表の1st。

3曲で30分近くという大作主義な作風の鬱ブラック。
鬱ブラックの中でも、聴いていて情景が浮かぶタイプの作風ですね。ギターが聴き手の生気を奪うように、ノイズの霧で全体を覆いつつ、そこにキーボードの淡々としたメロディが絡み、ヴォーカルが泣き叫ぶように絶叫するスタイル。

個人的にはキーボードの使い方が、BURZUMの名曲「Dunkelheit」に通じる、深淵に向かって一歩一歩踏み込んでいくような、神秘性と絶望感を感じさせてくれる音でかなりツボ。特に1曲目・3曲目は、大罪を犯した人間が死後に地獄への回廊をとぼとぼと歩いているような絵が浮かび、その情景の絶望感に打ちひしがれそうになります。

鬱系のアルバムとしては短めで、情景に浸ってると結構すぐ終わっちゃいますが、その分濃く「聴かせる」世界観を持っているのでお勧め。ほんと聴く
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DEFILED-In Crisis ★★★ (2011-03-30 18:14:17)

2011年発表の4th。

最近デスに嵌っていて、彼らの音も初めて聴きましたが、素晴らしいですね。
つい先日発売されたSEEDの新作同様、このバンドも全く日本っぽさ、アジアっぽさを感じさせない、アメリカの老舗バンドのような非常にブルータルでオールドスクールな音ですね。暴虐極まりないリズムの上に、キレもウネリも申し分なしのリフと怒れる神のようなグロウルが乗る音作りは、どこをどう聴いてもかっこよすぎです。

また、ベースが非常に目立っているのも特徴で、ドカドカと蹴散らすようなドラミングの上にバギバギのベースが絡み合うと、もう好き者なら、いや好き者ならずとも身を委ねたくなること請け合いな凄まじいカオスに!SEEDの最新作同様、個人的にドラム大きすぎに感じる音作りなんですが、このアンサンブルならこれでいいのかもしれません。

ゴツくテクニカルな音を気持ち
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DEFUNTOS-A Eterna Dança da Morte ★★ (2017-07-31 11:34:48)

2016年発表の7th。

ポルトガル産のディプレッシブブラック/ドゥームとのことですが、鬱系のブラックでドゥーム要素を取り入れる場合、フューネラルドゥームの様式を採用することが多いように感じますが、このバンドは躍動感やダイナミズムのある、ミディアムテンポ中心のドゥームメタルを採用。ただしブラックの暗黒性に染まり切ってる音なので、覇気よりは邪悪なものが脈動する様子を感じられるムードが強い。

フィンランドのBARATHRUMなんかとも若干共通するように感じますが、BARATHRUMはまだ音の向こう側のバンドメンバーと「熱」を共有できそうな感じでしたが、こちらはオブスキュアかつ不穏な音作りになっており、より得体の知れなさやそこから生じる不気味さの強い、闇深い音。肉体的なタフさではなく、精神世界的な部分に踏み込んでくる作風…でしょうか。

イントロの雰囲気
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DEIPHAGO-Into The Eye Of Satan ★★★ (2016-12-28 11:21:08)

2015年発表の3rd。

ウォー/ベスチャルブラックメタルのガイド本でもかなり大きく取り上げられていて、気になっていたので購入しましたが、これはいいですね。ほぼノイズの塊と化したようなギターリフに、「暴虐」なんて言葉ではなく、「タコ殴り」とか「ド突き回すような」とか野蛮な表現で形容したくなる残虐なリズム、理性がぶっ飛んでそうな必死極まりない絶叫が渾然一体となり、聴き手を蹂躙するような凄まじい音。

彼等が通った後には草一本残らないくらいの破壊的な音なんですが、ドラムとの絡みやカオティックなソロなどアンサンブルが分からないでもないギターや、ノイジーな轟音に埋もれることなく獣性を伝えるドラムなど、ウォー/ベスチャルや崩壊系のブラックを普段から愛聴してる人以外でも楽しめるような、ギリギリの所で整合性というかバランスが取れているような気もします。

とにかく
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DEKADENT AESTHETIX-Dekadent Aesthetix ★★ (2011-06-17 22:51:31)

2010年発表の1st。

あのJOYLESSともスプリットを出してる事からも推察される通り、ポストブラックの「ポスト」の部分をこじらせたようなアヴァンギャルド・ブラック。シューゲイザーブラック風轟音リフとメロブラ風トレモロリフを交互に繰り出してみせたり、ハードコア的なグルーヴィな疾走を設けてみせたり、ブルース寄りのサイケなハードロックに回帰してみせたり、作風が多岐に渡り過ぎて固有のスタイルを持たないのでは?と思わせるほど。

ただ、雑多なスタイルを詰め込んではいるものの、睡眠薬によって意識がトロケるかのようなドリーミーなピアノ、神経が捩れて戻らなくなるような痙攣リフなどが随所に盛り込まれているため、全体を通して世界が歪んで見えるような、神経症的な質感は共通してますね。効果音やサンプリングを使う点はLIFELOVERとも共通してますが、女性の含み笑いや吹き出し笑い
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DEMETORI-Crowzfest-Adrenaline Shooting ★★★ (2009-01-20 19:21:39)

演奏時間は4分弱、最初の30秒はSEという割と短い曲ながら、へヴィネスとアンサンブルの巧みさで聴き手を引き込んでいく曲。圧倒的なもの、凄みを見せつけるという意味では文句無くこのコンピレーションでも一番かと。カヴァー曲のようなインパクトのある主題なしで、アンサンブルでここまで引き込んでいく実力があるのは凄い。

DEMETORI-闡提宗祀 ~ Offering to The Sukhavati-オリエンタルダークフライト ★★★ (2009-01-20 19:19:47)

メタリックさをメカニカルさに向けたような曲調で、メロディ志向のアーティストの多いこの手のバンドでは珍しいと思う曲調。生演奏を売りにしているバンドですが、アルバム中ではこの曲が一番アンサンブルがかっこいいと思います。

DEMETORI-闡提宗祀 ~ Offering to The Sukhavati-亡き王女の為のセプテット ~ Ascending Into Naught ★★★ (2009-01-20 19:18:57)

ギターでのメロディのなぞり方やキーボードの音色の選び方など、凄くメロディの持つ情感を大切にしているのが伝わってくるアレンジ。メロの繊細さとメタルのかっこよさを上手く両立させてると思う。演奏時間は7分を超え、この手では長めですが、ドラマティックなアレンジで聴かせてくれます。特にラストの盛り上がりは素晴らしい。

DEMETORI-闡提宗祀 ~ Offering to The Sukhavati-妖怪の山 ~ Mysterious Mountain ★★★ (2009-01-20 19:20:36)

メロディは全然妖怪とか出てきそうにないですね(笑)。むしろサビなんかは、ヒーローが怪人をバッタバッタと薙ぎ倒しているような勇壮さがある。リフもリズムも高揚感を煽る感じで、聴いていると闘志が沸いてくるかのような曲調。

DEMONAZ ★★ (2011-06-11 17:36:10)

OLD FUNERALやIMMORTALのメンバーで、IMMORTALを抜けてからも作詞などで関わってきた人物。先日ENSLAVEDのIce Daleをギター/ベースに、IのArmageddaをドラムに迎え、1stアルバム「March of the Norse」をリリースしました。

DEMONAZ-March of the Norse ★★ (2011-06-11 17:36:57)

2011年発表の1st。

作詞・作曲は全てDemonazが行っているようですが、作風的にはIMMORTALよりもIの方に近いですね。基本的にミディアムテンポで、刻みリフに勇壮なメロディを乗せ、堂々と展開していく、エピックな感触の音。派手に疾走したりこそしないものの、リフやリードギターに練りこまれたセンスのいい、丁寧なメロディに聴き入ってしまう作風です。

ヴォーカルを務めるDemonazの声も結構独特。落ち着いた声色で語りかけるようにがなる感じですが、攻撃性は高くないものの、妙に枯れた色気が感じられて悪くないです。潰れたダミ声でメロディを歌ったり、勇壮なクワイアを従えたりすると、時々ヴァイキングメタルっぽい雰囲気もありますね。

確かにエポックメイキングな要素はないですし、わざとらしく耳を惹こうとする箇所はありませんが、しっかりとリフやメロディの練ら
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DEMONIAC (GERMANY)-Malleus Christianitatis ★★ (2017-07-31 11:38:51)

2016年発表の1st。
前身の2バンドを含めると80年代末から活動しているバンドで、90年代半ばにメンバーがメンバーがMOONBLOODを始めるにあたって一度解散したものの、2013年に再結成して出来たのがこの作品なのだとか。

…そんな経歴からも分かる通り、一本筋の通ったプリミティブブラックを展開。一応神秘的なキーボードを被せる場面も一部あるものの、基本はジギジギした音色が耳を劈くリフ、リバーブの掛かった中に殺意を込めてがなるヴォーカル、オールドスクールな疾走…とプリブラの王道を行くような音。アンダーグラウンドの様式を遵守して今に伝える、ある意味では愛想のなさが素晴らしいですね。

良くも悪くもアングラなプリブラの真ん中を突いてくる音ですので、MOONBLOODのネームバリューで注目してしまうくらいのブラック好きには確実に刺さるかと。基本この手が好きな人
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DEMONIC RESURRECTION ★★ (2010-09-24 23:48:00)

インド産シンフォニック・ブラック。
インド色はほぼ無いに等しいですが、非常に質の高い音を聴かせてくれるバンドです。

DEMONIC RESURRECTION-The Return To Darkness ★★ (2010-09-24 23:46:00)

2010年発表の3rdにして、名門Candlelight移籍作。
インド産とは思えない、辺境色の殆ど無い、非常にクオリティの高いシンフォニックブラックで、CDショップの紹介ではDIMMU BORGIRやLIMBONIC ARTが引き合いに出されてますが…

(最近の)DIMMUが生オーケストラとメタルサウンドの壮大なブレンドで、(初期)LIMBONIC ARTが低音質とキーの洪水で、それぞれ「映像美」を描く傾向が強いのに対し、このバンドはそういう要素も取り入れつつも、非常に物語性に富んだ曲展開を重視している感じ。シンフォブラックであると同時に、エピック・ブラックでもある作風と言える音だと思う。

驚いたのは、シンフォブラック特有の煌びやかな音像に依存し過ぎない、曲自体の構築性の高さ。ABIGAIL WILLIAMS(の1st)ばりの派手なキーボードで聴き手を
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DEMONIC RESURRECTION-The Return To Darkness-Lord of Pestilence ★★★ (2010-09-24 23:47:34)

11分を超える、アルバムの最長曲にして、構築性の高さを如実に表す曲。
アルペジオパートの幽玄さから、ブラストでかち込んでいくドラマティックな展開も然る事ながら、ストリングスにしっかり「激しいメロディ」を振っている所が素晴らしい。途中、跳ねたリフが出てくる辺り少し意外性もありますが、シンフォブラックの形式に囚われ過ぎていない感じがして好感が持てます。

DEN SAAKALDTE-Ol, Morke Og Depresjon ★★★ (2011-05-08 10:14:26)

2008年発表のデモ。2010年にボーナス2曲入りで再発。

鬱ブラックの代表格、SHININGのメンバーとしても有名なKvarforth氏の参加するバンドと言う事で、カルトな音楽性を予想してしまいますが…実際には、ごく真っ当なメタルの手法で描かれた、ダークなブラックメタル。刻みリフを中心に据え、聴き手の不安を煽ったり、極寒の地に放り出したり、悲しみの渦に取り込むようなメロディをドラマ性たっぷりに聴かせるスタイルは、マイナスのオーラ全開とはいえ、メタル聴く人なら誰でも唸る質の高さがあると思う。

…結構ブラックって、音像や作風自体が重視されていて、アルバム全体では超個性的な名盤クラスでも、1曲1曲の個性自体は薄いことも少なくないんですが、このバンドは「楽曲至上主義」と言えるくらい、曲自体の作りが丁寧だと思う。例えば2曲目、アコギが悲しみの極みみたいなフレーズを弾い
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DENIAL OF GOD ★★ (2013-04-10 01:14:17)

デンマーク産ブラックメタル。
1stフルアルバムの発表は2006年と割と最近ですが、90年代初頭からデモやEPなどをリリースしている、何気に古豪と言うべきキャリアのあるバンドだったりします。

DENIAL OF GOD-Death and the Beyond ★★ (2013-04-10 01:15:53)

2012年発表の2nd。

関連バンドにPANZERCHRISTがいたので勝手にアグレッシブな音を想像していましたが、これは意外。ブラストパートも時折交えつつも、基本的にミディアム中心に、サタニックで恐怖感を煽るような、ダークな雰囲気たっぷりに進行していく、オカルトなブラックメタル。薄暗い雰囲気を醸し出すピアノ、耽美で邪悪なメロディを紡ぎ上げるトレモロなど、メロのセンスはかなり良く、暗闇で蝋燭が揺らめく中儀式を執り行うかのようなアトモスフェリックな感触もありますね。

ただ、多くのアトモスフェリックな作風のブラックメタルバンドが、アンビエント方向に接近する事でメタリックさの度合いを薄めていくのに対し、この作品は普遍的なHR/HMからの影響も強い感じがします。ハードロックっぽい音の揺らし方がよりオカルトなムードを強めていたり、泣きの入ったフレーズやアンサンブルの力強
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DER WEG EINER FREIHEIT-Agonie ★★★ (2011-08-06 19:17:56)

2011年発表の5曲入りEP。
EPにしてはフルアルバムと同じくらいの値段だったんですけど、店頭で聴いて余りにも素晴らしかったので即買いしてしまいました。

端的に言えば、叙情的トレモロで曲全体を覆い尽くした、超メロディ重視型のブラックメタルという感じですが…KRALLICEやLITURGYなど、この手のトレモロ偏重なブラックってブラックメタル本来の価値観を逸脱していく傾向が強いのに対し、このバンドはメロディック・ブラックであることを確固として守りつつ、その上でトレモロリフに拘り抜いている感じ。

例えていうなら、DISSECTIONやNAGLFARの、トレモロリフを用いた、寒々しいパートのみを抜き出して、曲を構成したような感じでしょうか。何気に緩急の付いた曲作りや、一瞬リズムを引かせてタメを作った後の超メロウな疾走など、展開にエクストリームメタルならではの
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DESCENDING DARKNESS-Seelenruhe ★★★ (2014-06-02 20:49:20)

2011年発表の1st。

この作品、リリースに鬱ブラックの悪の枢軸Self Mutilation Servicesが関わっている(Ashen Productionsとの共同)割には、ディプレッシブな要素はあまり無いですよね。むしろRawに歪んだノイジーなプロダクションと、自棄くそ一歩手前のような破壊衝動に任せてカチ込む、プリミティブでブルータルな作風。フランスのANTAEUSやHAEMOTHが浮かんでくるような、暴力的な雰囲気に満ちた音で凄まじくかっこいい。

一応、アルバムタイトルはドイツ語で「魂の平穏」という意味らしいのですが…むしろ精神をカミソリで直接ズタボロにされるかのような刺々しさの強い音で、アルバムタイトルとは何だったのか…という疑問が浮かんできますね(笑)。楽曲の持つ殺意全開なムードと、刺々しくノイジーなプロダクション、ガラガラに歪んだ殺る気満々の
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DESOLATE ★★ (2014-04-04 11:38:32)

GRAND EXTREME BLACKのDesolate氏によるプロジェクト。
同氏によるABYSS INFERNOやEARTH GODLESSとも異なる路線のメロブラ。

DESOLATE-Dragonia ★★ (2014-04-04 11:39:09)

2012年発表の5曲入りEP。

様々なスタイルのメロディックブラックを手掛けるDesolate氏ですが、このプロジェクトは今までで最もメロデスに近い音かもしれません。低音を強調した、無骨なリフにメロディアスなリードギター、いつもの彼と同様の低音咆哮ヴォーカルが乗るというスタイル。リフの感触のせいか、いつもよりメタル色の強い音。タイトル曲はシンセアンビエントと今作特有のメロいギターワークを組み合わせた異色の楽曲で、雰囲気たっぷりで良い感じ。

そして彼の関連音源を聴くときはいつも思っていることですが、やはりメロディセンスが良いです。今作は邪悪さよりもメロウさ、泣きが重視されている感じで、ところどころあからさまではない程度に日本人らしいメロディが出てくるのがまた素晴らしいです。ただ、今作はメロディをリードギターに任せ、トレモロは使わないスタイルなので他のプロジェクト
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DESTROSE-破壊の薔薇-SKYKILLER ★★★ (2010-10-24 09:35:30)

表題曲よりもこっちの方がキャッチーですね。
なんか、歌い方が「悪の組織の女幹部」っぽいです(笑)。
♪シュッオンサイッ!シュッオンリッ!が特に。
サビも分かりやすくて、エンタメ的な悪のかっこよさがあると思う。

DESTROSE-破壊の薔薇-破壊の薔薇 ★★ (2010-10-24 09:39:40)

曲名から察するに、バンドの表題曲っぽい感じでしょうか。
ファストなリズムに、速弾きギターソロなどを交えた
インパクトのある曲で、少しノリがXっぽいかも。歌い出しとか特に。

しかし、このシングル特典の手に入れ方がすっごいややこしい。
ブログかMixiで紹介するとゲームアプリと壁紙プレゼントって…(笑)
別に私は壁紙もアプリもいらないからいいんだけど、ライト層を全く
考慮に入れてない売りだし方はどうなんだろ。損したと思う人もいるかも。

DESTROY DESTROY DESTROY-Battle Sluts ★★ (2010-03-02 19:23:00)

2009年発表の2nd。
バンド名が「破壊・破壊・破壊」、アルバムタイトルが「戦う淫売」、そしてジャケが
異形のクリーチャーと一体どんなイカレタ音楽なんだ、と思わせますが(笑)、実は
初期CHILDREN OF BODOMのキラキラメロデスと、ヴァイキングメタルの勇壮でクサい
メロディ、サントラ的なドラマティックな展開を組み合わせたような、デス声入りの
メタルの中ではかなり聴きやすい部類の音。
私はこれ、ヴァイキングかメロデスかと言われたら、明らかに後者に属する音だと思う。
確かにメロディや音使いにはヴァイキングっぽさがあるんですが、ヴァイキングメタルを
聴いているとよく感じられる、神話崇拝的なオカルティズムや、都会離れした自然の
空気感などは余りなく、ヴァイキング的な要素はあくまで曲の劇的さ、かっこよさを
追求するのに使われて
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DESTROYER 666 ★★ (2010-04-13 23:02:00)

オーストラリア産ブラックンドスラッシュ/ウォーブラック。
豪州産のバンドながら、何気にNecromorbus Stadioでレコーディングしてたりするんですよね。
クレジット見て驚きました。

DESTROYER 666-Defiance ★★ (2010-04-13 22:56:00)

2009年発表の4th。

ブラックンド・スラッシュって、主にスラッシュのダーティな熱気をブラックのアングラさで強調するタイプ(AURA NOIRやCADAVER等)と、ブラック本来のどす黒さ・禍々しさをスラッシュ要素で更に強調するタイプ(IMPIETY等)に分かれると思うんですが、このバンドは後者だと思います。裏ジャケが「剣と盾」ではなく、「剣と棘付き棍棒」なんですが(笑)、正にそこに示唆されている通りの、撲殺されるようなブルータルな作品。

このバンド、スラッシュがベースながら、何気にブラックの中でも様々な手法を取り入れているんですよね…ヴァイキング的な哀メロや朗唱、ファストブラック的なブラストと荘厳リフなど、諸要素を取り入れるだけでなく、そのどのパートにおいても妥協無き邪悪さの追求が行われている感じ。そればかりでなく、ブラックとスラッシュをグロテスクに掛け合
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DESTROYER 666-Defiance-I Am Not Deceived ★★★ (2010-04-13 22:58:41)

スラッシュのメタリックさと、ブラックメタルの邪悪さが交じり合い、妙にグロテスクな印象を与えるリフが耳に残る曲。こういう曲聴くと、やっぱりデス/ブラック/スラッシュは如何に印象的なリフを書けるかに懸かってるな…と思います。

DESTROYER 666-Defiance-Path to Conflict ★★ (2010-04-13 23:01:24)

この曲のギターリフの音、良いなぁ…目の前に巨大な壁が立ちはだかっているような、「暗黒」が立体感を持って迫ってくるような音。

DESTROYER 666-Defiance-Sermon to the Dead ★★★ (2010-04-13 23:02:13)

哀メロや朗唱もあり、少しヴァイキングメタル風味もある曲ですが…明らかに普通のヴァイキングの戦士がどうこうというシチュエーションじゃないですよね(笑)。幽霊船の船長が死者に説法をしてるような感じ。もう空なんか、どす黒い通り越して赤黒くなってそう。ジャケット通りの音ですね。

DESTROYER 666-Defiance-Stand Defiant ★★★ (2010-04-13 23:00:33)

もう入りの時点で伏魔殿が見えてきそうなんですが…抵抗する気も起きなくなるような、圧倒的な暗黒感。レベル1のままラスボスの魔王の城を前にした勇者の気分になれます(笑)。意外と哀愁のある、しかも印象的なメロディが聴けますが…それすら邪悪に聴こえます。音の殺気も然る事ながら、何気にメロディのセンス自体も良いですよね。

DESTROYER 666-Defiance-The Barricades Are Breaking ★★★ (2010-04-13 22:59:37)

展開の一部やギターのフレーズに、スラッシュ風味は少し感じられるものの、寒々しいリフといいブラスト全開の曲調といい、ほぼ北欧産ファストブラックの音です。しかもDARK FUNERALやMARDUKと比較しても劣らないレベルの高さ。素晴らしい。


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