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Usher-to-the-ETHERさんの発言一覧(評価・コメント) 2401-2450
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ENSLAVED-Isa-Neogenesis
ENSLAVED-Isa-Violet Dawning
ENSLAVED-Vertebrae
ENSLAVED-Vertebrae-Center
ENSLAVED-Vertebrae-New Dawn
ENSLAVED-Vertebrae-The Watcher
ENTHRAL
ENTHRAL-Obtenebrate
ENTHRAL-Prophecies of the Dying
ENTHRONED
ENTHRONED-Pentagrammaton
ENTHRONED-Tetra Karcist
ENTHRONED-Tetra Karcist-Nox
ENTHRONED-Tetra Karcist-The Burning Dawn
EOSPHORUS-Winds of Apep
EPHEL DUATH
EPHEL DUATH-Pain Necessary to Know
EPHEL DUATH-Pain Remixes the Known
EPHEL DUATH-RePhormula
EQUILIBRIUM-Turis Fratyr
EQUILIBRIUM-Turis Fratyr-Met
EQUINOXIO
EQUINOXIO-By the Serpent and Will (for Those Who Chose Not to Serve But to Rule and Conquer)
EREB ALTOR
EREB ALTOR-The End
ERGOT-Victims of Our Same Dreams
ERHABENHEIT-Missgediehen
ERIMHA
ERIMHA-Reign Through Immortality
ESCHATON-Unshaken
ESEQUIEM-Contempt
ESGHARIOTH
ESGHARIOTH-Asylum Of The Wretched
ETERNA PENUMBRA
ETERNA PENUMBRA-Odio Antihumano
ETERNAL MAJESTY-Wounds of Hatred and Slavery
ETERNITY (GERMANY)-Funeral Mass
ETHER
ETHER
ETHER (CANADA)
ETHER (CANADA)-Depraved, Repressed, Feelings
ETHER (CANADA)-Depraved, Repressed, Feelings-Disgust
ETHER-COPPELIA-CAGE AUX POUPEES
ETHER-COPPELIA-涙雨の惑い
ETHER-COPPELIA-歪む影
ETHER-ETERNAL BLUE
ETHER-ETERNAL BLUE-CHAIN
ETHER-ETERNAL BLUE-DOLL
ETHER-ETERNAL BLUE-HARLOT
ETHER-ETERNAL BLUE-邂逅する世界~SANCTUS~

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ENSLAVED-Isa-Neogenesis ★★★ (2007-02-06 11:55:40)

アルバムの実質上ラストを飾る、約12分の大作。
哀愁たっぷりで、しかも長めのギターソロが2回も挿入されたりしますが、基本的に使われている音楽的なパーツは他の曲と変わらず実験要素がある訳でもないのに、これだけドラマティックに聴かせられるというのがこのバンドの作曲能力の高さを物語ってますね。
「死せる世界の炎による導き/新たな創世の岸辺へと向けて」という詞が特に象徴的ですが、ENSLAVEDは精神的な意味でもヴァイキングを追求していると言えるのかもしれません。

ENSLAVED-Isa-Violet Dawning ★★★ (2007-02-06 11:50:27)

タメと疾走を執拗に繰り返すリズムが特徴の曲。
最初聴いた時は何だか攻めきらないような印象を受けたんですが、何度か聴くうちにこのリズムの生み出すダイナミズムの虜に。

ENSLAVED-Vertebrae ★★★ (2008-10-09 00:01:00)

2008年発表の10th。
遂にこのバンドも二桁の大台に乗りましたね…。

民族的なメロディや楽器を取り入れるのではなく、ロック乗りリズムを上手く利用したダイナミズムで野蛮さを、プログレッシブな感性で神話的な世界を表現していく、独自のヴァイキングメタル観を追及しているのは近作と同様なんですが、ここに来てプログレ要素が大幅に増量…というか顕在化してますね。

まろやかで色気のある普通声や幻惑的なスローパートが増え、リフ捌きや展開もより複雑になり、メロトロン風の音色のキーボードも導入するなどした結果、フォーク的なアプローチを試みるヴァイキング系のバンドよりも、OPETH辺りのプログレデスの方がよっぽど近いような音に。

ただ、「Clouds」のイントロのリズムがヴァイキングの儀式、キーボードがその儀式による陶酔の中で見る景色を思わせたり、「New D
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ENSLAVED-Vertebrae-Center ★★★ (2008-10-09 18:11:39)

メロディ自体も素晴らしいんですが、それを奏でるリフの音色もほんとムードたっぷりですね…彼らはヴァイキングの秘術を用いて作曲を行っている、と言っても信じてしまいそうなくらい、呪術的な雰囲気のある曲。それでいて後半は氷の彫刻を見ているような美しさ。孤高の領域に達してます。

ENSLAVED-Vertebrae-New Dawn ★★★ (2008-10-09 18:08:12)

リズムが戦いの太鼓を鳴らしているように聴こえ、ヴァイキングが戦うシーンが目に浮かぶような曲。それも常に死が隣り合わせにあるかのような緊張感がある戦闘の様子。メロトロンの入るパートは、死せる戦士達の魂を戦乙女がヴァルハラへ導く光景が幻視できそうだわ…。

ENSLAVED-Vertebrae-The Watcher ★★★ (2008-10-09 18:04:50)

トレモロリフとキーボードが幻惑的な情景を描き出す、アルバムのラストを飾る曲。…この曲はヴァイキングの船団が海を往く風景よりも、小舟で此岸と彼岸の間の川を渡っているような雰囲気があると思います。最後だけに、なんか切なくなってしまいますね。

ENTHRAL ★★ (2011-09-23 00:44:52)

ノルウェー産ブラックメタル。
SJODOGGのKjetil氏らが創設したバンド。

ENTHRAL-Obtenebrate ★★★ (2013-02-05 22:31:20)

2012年発表の4th。

SJODOGGのメンバーも在籍する、ベテランノルウェー産ブラックメタルバンドの、フルアルバムとしては9年ぶりの新作ということで、一部で話題になった1枚。私は1stとこの作品しか聴いていないんですが、1stと比べると大分ストレートに邪悪さを追求している印象。ブラックとしては凝った展開が多めですが、作風自体は非常に純度の高い暗黒ブラックメタルという感じの仕上がり。

トレモロを多用して弾かれるメロディは、北欧らしい寒々しさやメロウさよりも毒々しく陰鬱な雰囲気が強めで、それがクリアながらモダンな重さではない、ブラックの鋭さを感じさせる音質と相俟って、まるで蛇と髑髏で出来たモザイク模様の壁が迫ってくるような不気味なムードが演出されてますね。暗黒趣味の強い妖艶な作風ですが、ブラストパートの爆発力もなかなか。

個人的には、MAYHEM
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ENTHRAL-Prophecies of the Dying ★★ (2011-09-23 00:48:03)

97年発表の1st。
2010年にFrostscald Recordsよりボートラ入りで再発。

寒々しさを演出したり、毒々しさを撒き散らしたり、少しフォーキーな感触もあったり、展開によってメロディの表情を変えるトレモロリフを乗せた疾走をメインに展開していく、かなりメロディックなブラック。時折入る、ちょっとアヴァンギャルドな感触もあるスローパートの気色悪い雰囲気は、SJODOGGの作風に繋がるものがあるかもしれませんね。

また、音の作り方も結構独特。
決して厚みのある音ではないですが、トレモロリフがかなり前に出され、ガラガラに歪んだベースや、妙に抜けの良いドラムが良く聞こえる音は、聴いててなんだか不可思議な感触を覚えます。この音質が、メロディックながらどこかカルトなムードを出すのに一役買ってますね。

ただ、この時点では荒削りな部分がある
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ENTHRONED ★★ (2010-04-16 19:11:00)

ベルギーの古参ブラックメタルバンド。
既にスタジオフルアルバムを8作リリースしているベテラン。
つい先日、新作がリリースされたみたいですね。

ENTHRONED-Pentagrammaton ★★★ (2010-12-28 21:34:47)

2010年発表の8th。

前作はメタル的整合性と、ブラックメタルのスピリチュアルで漆黒なムードを両立させた素晴らしい作品でありながら、少し掴みが弱いという印象を受けたんですが…今作は前作の路線を踏襲してはいるんですが、そういう掴みの弱さが完全に払拭され、カリスマ的な雰囲気すら感じさせるようになったと思います。

前作でもキレの良かったドラムですが、今作でも実に素晴らしいですね。普通のファスト系が「疾走感」だとすると、彼らのオカズを絡めて焦燥感を煽るスタイルは、「巻き込まれ感」という感じがします。刺し殺した相手を「死んでんじゃねぇぞ、コラ!」と罵声を浴びせながらナマスにするような無慈悲さと暴虐性。緩急絡めた展開で、ファスト系とは言えませんが、ファストパートの凄まじさは一般的なファスト系以上。

そこに乗るリフも、メロ過ぎず辛口過ぎず、しっかりブラックの
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ENTHRONED-Tetra Karcist ★★ (2010-04-16 19:08:00)

2007年発表の7th。

タイプとしては、DISSECTIONやNAGLFAR辺りにも近い、メロディックなブラックで、普通にギターソロも入れてくるタイプですが…それらのバンドと比べると、メロディはやや薄い代わりに、ブラストを重視した展開でブルータリティに優れ、第六感に働きかけてくるような、スピリチュアルなカルト性・暗黒性も兼ね備えている作風ですね。ブックレットのジャケットは蠍が描かれてますが、ほんと聴いてると毒が回ってきそうになります(笑)。

やはりこのバンド、ベテランだけあって展開が上手いですよね。特にブラストの使い方・聴かせ方が素晴らしい。音質はクリアながら、メジャーなバンドと比べて少しメロディが引っ込み気味な代わりに、ドラムの抜け、特に金物の響きが良い…という感じなんですが、この音でのブラストはめっちゃ気持ち良く聴こえます。
ヴォーカルも鋭さ十分の
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ENTHRONED-Tetra Karcist-Nox ★★★ (2010-04-16 19:10:25)

メジャーなメタルではなかなか味わえない、第六感に働きかけてくるようなスピリチュアルな感覚が、アルバムでも最も強く感じられる曲。同時にブラストを交えた、直截的な攻撃力もかなり高めです(笑)。欲を言えば、妖気を纏うクワイアは、イントロだけに使うのは少し勿体無かったと思う。

ENTHRONED-Tetra Karcist-The Burning Dawn ★★ (2010-04-16 19:11:21)

不吉なアコギからトレモロリフで聴かせるインスト「Deviant Nerve Angelus」から、シームレスに繋がる5曲目。このブラストパートの気持ち良さは、何気にヴォーカルの貢献も大きいと思う。特に「Open, cynic and cut~」の辺りが切れ味良くてかっこいい。

EOSPHORUS-Winds of Apep ★★★ (2016-05-28 19:58:49)

2014年発表の2nd。
今年に入って日本盤が出たので、チェックしたら良かったので購入。どうも日本盤の発売にはタワレコ関連のディストリビューターが絡んでいるようですね。

ブラックメタル本来のRawさを残し、モダンになりすぎないプロダクション、トレモロ含有度高めながらメロウさに頼りすぎず、殺傷性や殺伐さにも富んだリフ捌き、全体を通じて感じられる、マッシブな暗黒性…DISSECTION辺りの流れを汲む、如何にもスウェディッシュなメロディック・ブラックですが…。こんなことを言うのもなんですが、「Sworn to the Dark」「Lawless Darkness」期のWATAINにめっちゃソックリな音(笑)。マジで一瞬聞き違いそうになるレベルで似てます。

ただ、こういう路線のバンドは多いですが、このバンドは楽曲や音のクオリティでWATAINと勝負できるクオリ
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EPHEL DUATH ★★ (2007-09-14 01:31:00)

凄いバンドを発見しました…
イタリアのエクスペリメンタル・ブラック。
某エクストリームメタルのガイド本でも紹介されてたし、知名度は結構あるのかな?
このバンドの4th、もしかするとATROX辺りよりも変態的かもしれません…
是非、まずはMY SPACE辺りで試聴してみる事をお勧めします。凄まじいです。

EPHEL DUATH-Pain Necessary to Know ★★★ (2007-09-14 01:27:00)

2005年発表の4th。
このバンドは今までノーマークで、この作品で初めて聴きましたが…これ、もしかしたら物凄い大名盤なのかもしれません…。

基本的には、アンサンブルにジャズの要素を取り入れたブラックメタルという感じなんですが、アダルトだったりお洒落だったりする雰囲気も取り込んでる上に、エレクトロニカ方面の素養もあるらしく、打ち込みやサンプリングも取り入れ、更なる混沌を生んでます。

それだけならばアヴァンギャルド/エクスペリメンタルなブラックで済みそうですが…このアルバムの凄い所は、その展開の激しさ。「10秒間音に変化が無かったら死ぬ」という妄想に取り付かれたミュージシャンが五人集まって音楽を作ったらこんな感じかもしれません。一口食べると次が来るわんこ蕎麦の如く(笑)、めまぐるしく展開するさまが凄すぎます。

こう書くと、展開が多くて聞いてい
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EPHEL DUATH-Pain Remixes the Known ★★ (2007-10-14 11:15:00)

フルアルバム「Pain Necessary to Know」のダブ・リミックス。2007年発表。

明らかに聴いた事の無いヴォーカルパートが入っていると思ったら、どうやらヴォーカルとギターは一部新録されている模様。原作の無機質を複雑に組み合わせて有機質のレベルに到達しているような、あの独特な雰囲気もある程度残したまま他のジャンルにリミックスされた面白い作品。強調されたリズムが実に気持ち良いです。

ただ、デスヴォイスは出来れば抜いて欲しかったなぁ…こういうリズムの気持ち良さを楽しむ作風にはちょっと合ってない気がします。新録のヴォーカルは妖しい低音の普通声でなかなか。もはやメタルからは離れまくってますが、「Pain Necessary to Know」が気に入った人でその楽曲が他ジャンルにリミックスされるのに興味があれば買って損はないかと思います。

EPHEL DUATH-RePhormula ★★★ (2007-09-14 01:30:00)

2002年発表の2nd。
…ですが、実際は基本的に1stにボーナス音源を付けたものみたいです。曲のタイトルを見比べると微妙に違ってる曲もあるみたいですが…。全然違うのも有るし。リメイクとか曲変更とかされてるのかな?1stは未聴ですが…。

このバンドは4thが凄く良かったのでこちらも聴いてみましたが、異なる路線ながらこの作品もかなり良いですね。シンフォブラやメロデス好きをノックアウト出来るくらいメロディアスでありながら、プログレ好きも納得できるであろう奇怪で複雑な展開を持ったプログレッシブなシンフォニックブラック。

複雑な展開の中にはフルートやアコギによるトラッドにも通じる叙情メロや、テクノっぽいリズムにトレモロリフが乗るジャンルを超越したパートなどがあったり、キーボードもシンフォなだけではない不条理な音色を出していたりする辺り、かなり前衛的な音ですね。
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EQUILIBRIUM-Turis Fratyr ★★ (2008-09-27 05:11:00)

2005年発表の1st。
既にクサメタラー間でも相当高い評価を得てるみたいですが、噂に違わぬ素晴らしさですね…。
とにかく壮大な世界観が凄いです。例えばハーディガーディやフィドルなど民族的な音色の
楽器を入れたりとか、キーボードを洪水の様に入れたりとか等、このバンドよりも壮大な音を
出しているバンドって他にも結構いると思うんですが…このバンドが凄いのは、音像ではなく
「メロディそのもの」に、他のバンドを大きく圧倒するような壮大さが篭められている事。
しかも壮大なだけでなく、最強クラスのクサさや親しみやすさも兼ね備えているのだから
始末に終えません。クサメロを奏でていないパート(少ないけど)が少しつまらなく感じる事も
ありましたが、瞬間最大風速ではこのバンドに勝てるバンドって少ないとすら思います。
ヴォーカルの迫力、プロダクション等基本
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EQUILIBRIUM-Turis Fratyr-Met ★★★ (2008-09-27 05:16:14)

ごく短い曲ですけど、何気に好きです、これ。
み゛み゛み゛み゛み゛み゛が凄いインパクト(笑)。

EQUINOXIO ★★ (2013-09-22 09:34:15)

パナマ産ブラック。
ライブメンバーにCHAOS INVOCATIONと繋がりのあるバンド。

EQUINOXIO-By the Serpent and Will (for Those Who Chose Not to Serve But to Rule and Conquer) ★★ (2013-09-22 09:38:54)

2011年発表の2nd。

まるで機銃掃射のような、手数の多くブラストを多用するドラミングと、寒々しさよりもどこか妖艶さを感じさせるトレモロリフによるメロディで聴かせる、非常にブルータルなブラックメタルを展開。中南米産という言葉から連想されるようなダーティなアングラ感は余り無く、エクストリームメタルとして真っ当にハイクオリティな音で、音質もクリアで割と聴きやすい音。

メロディの妖しさとブルータリティで圧倒していく様にはちょっとNILEを思い出したりしましたが、こちらはヘヴィさよりも炸裂感を強調したような音作りになっている辺りがブラックらしいポイントでしょうか。また、時折裏返ったような悲鳴を上げるヴォーカルのやけくそ振りも特徴ですが…個人的には、少し素っ頓狂な感じがしてしまいこのパフォーマンスは今ひとつだと思う。グロウル気味の発声から持ち上げるように叫ぶところなん
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EREB ALTOR ★★ (2011-07-02 19:02:12)

スウェーデン産ペイガン/ドゥーム。
なんと結成は90年だとか。1stデモのリリースは2003年みたいですが…。

EREB ALTOR-The End ★★★ (2011-07-02 19:03:13)

2010年発表の2nd。

幽玄さを重視したペイガンメタル・ヴァイキングメタルというと、NEGURA BUNGET等を始め、プログレメタルに近い感性のバンドは結構多い印象があるんですが、このバンドのようにゴシック・ドゥームに近い出音のバンドって意外とレアなのではないでしょうか。重く引き摺るギターの音と、異教的な響きが神秘性を感じさせるペイガンメロの対比が美しく、DRACONIANやAVA INFERIなどに通じるような、スローテンポならではの、濃厚で重厚なドラマ性の感じられる音。

ヴォーカルはノーマル声を多用していますが、ヴァイキングメタルにあるような勇壮な歌声ではなく、ゴシックドゥームの男性ヴォーカルに多いタイプのマイルドに歌い上げるスタイルで、しっかりヴォーカルハーモニーも重ねてくれてるのが良いですね。アルバム後半を占める三部作「The End」のクライマッ
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ERGOT-Victims of Our Same Dreams ★★ (2015-11-26 01:49:10)

2015年発表の1st。

本編はオールドスクールな要素もあるブラックなんですが、アコギやブラス(っぽい音色のキー)などを使用し、やたらと低音の効いたアンビエントパートが、特にメインという訳でもないのに凄く印象に残る作品。湿った、土着的な叙情性を大きなスケールで描いているというか、思わず畏怖を覚えてしまうような、濃厚な雰囲気があります。

ショップでは初期SATYRICONや初期GORGOROTHが引き合いに出されていましたが、黎明期のバンドと比べると(意図的に粗くしているとはいえ)整った音にも関わらず、それらが引き合いに出されるのは、その「湿った土着的な叙情性」が本編にも色濃く受け継がれているからだと思います。決して派手だったり衒ったりした音ではないですが、染み入るようなダークな雰囲気が通じる気がしますね。また、個人的には2曲目「Red Shining Moon
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ERHABENHEIT-Missgediehen ★★ (2012-03-15 23:58:30)

2007年発表の2nd。

このバンドロゴに、ジャケの黒さに、有刺鉄線をあしらったアートワークに…もう音を聴かずとも、その手のリスナーにはプリミティブブラックであることは予想できる出で立ちですが…実際聴いてみるとやっぱりコテコテのプリブラですね(笑)。篭もったノイジーさが耳に痛くないギターリフに黒く塗り潰された視界に、影だけを残して現世から消失した人々の断末魔が木霊するような絶叫、悲壮感を伴うトレモロが響く音像は、この手が好きな方であれば、間違いなくどっぷり浸れるものになっていますね。

個人的に特筆なのはインスト明けの2曲目の後半。やたらメロディアスなベースラインに、中近東っぽいような、不可思議で得体の知れないギターメロが絡むパートが凄まじいインパクト、かつ深遠な邪悪さを放ってます。ただ、こういう演出が出来るのに、あまりやらないのが勿体無いんですよね…5曲目では
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ERIMHA ★★ (2013-10-09 09:50:02)

カナダ産メロディックブラック/デス。
バンド名はシュメール語で「軍隊」の意味だとか。

ERIMHA-Reign Through Immortality ★★★ (2013-10-09 09:52:53)

2013年発表の2nd。

ジャケに貼付されたシールには、BEHEMOTHやDIMMU BORGIR、CRADLE OF FILTHなどの有名バンドが引き合いに出されてますが…確かに、これらメジャーバンドを比較対象にしてもおかしくないくらい、メジャー志向かつハイクオリティなサウンドですね。クリアかつ音圧の高い、重低音を効かせた畳み掛けはBEHEMOTHに、シンフォ要素を導入したスケールの大きい音作りはDIMMU BORGIRに、時折垣間見せるゴシック的な美意識の高さはCOFにそれぞれ通じるものがあり、これらバンドの良いとこ取りをした音楽性と言えるかも。

ただし、メジャー志向でクオリティの高いサウンドではあるんですが、例えばブラストで畳み掛けるパートに管楽器の音色を合わせ、よりスケールの大きな蹂躙感を演出してみせたり、音圧の高いバンドサウンドに閃くようなストリング
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ESCHATON-Unshaken ★★★ (2013-12-23 10:53:28)

2012年発表の2nd。

ACHERONTASやACRIMONIOUS、NOCTERNITYなど、ギリシャのブラックってオカルトめいた神秘性を感じさせるバンドが多い印象があるんですが、このバンドはそうでもないですね。土着性を感じさせる、陰りのあるメロディを伴うメロウ邪悪なトレモロ、ブラスト一辺倒でないオールドスクールなパートも含む展開など、90年代北欧ブラックの雰囲気を強く感じさせる作風。

また、楽曲の端々でメロブラやメロデスを通り越して正統派的ですらある、メロディアスなリフが出てくるのも特徴ですね。根本にメタルの筋を通しつつ邪悪さを振りまく作風は、初期~中期GORGOROTHにも通じるものがあるかもしれません。真っ当なかっこよさはありますけど、衝動性満点のガラガラなヴォーカルといい、メジャーな感性に阿っていないのもポイント高いです。

90年代北
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ESEQUIEM-Contempt ★★ (2014-10-25 09:51:06)

2013年発表の1st。

「Masterpiece Distribution」ロゴがやけに印象的なレーベル、Behemoth Productionsからのリリース。このレーベルって、何気に良作が多い印象なんですが、本作もオーソドックスながら「外さない」ブラックを演ってますね。やや荒めの音作りに、ブラストビート中心の楽曲構成、叙情的なトレモロリフで聴かせる、ブラックとしては王道な音という感じがします。

特徴を挙げるとするならば、トレモロリフに含蓄されたメロディの叙情性がかなり高い事でしょうか。リフの摺り込む様なノイジーさとも相俟って、悲壮な雰囲気が立ちこめてます。個人的にはプリブラに近いスタイルながら、メロディの傾向からゴシック的な美しさを若干感じ取ったり。ヴォーカルもただがなるだけでなく、ダウナーな感情を込めるタイプで、全体的にこの手のオーソドックスなブラック
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ESGHARIOTH ★★ (2011-06-28 21:38:21)

ロシア産シンフォニック・ブラック。
まだアルバムを一作出しただけですが、かなり将来有望そうですよ。

ESGHARIOTH-Asylum Of The Wretched ★★★ (2011-06-28 21:39:00)

2009年発表の1st。
またもシンフォブラック界に素晴らしいバンドが現れましたね。
間違いなく掘り出し物だと思います。

まず、キー中心のメロディセンスが素晴らしいです。
初期EMPERORの魔性な雰囲気から、サタニックで宗教じみた部分を除いて、代わりにゴシック的耽美さとトラッドの幽玄さを注入したような、凄まじく濃いムードのあるメロディ。基本的に厳粛なムードが保たれており、浮ついた感は一切無いにも関わらず、時々「クサメロ」カテゴリに入れたくなるほど求心力の強いメロディが出てくるのがほんと素晴らしい。3曲目なんか吸血鬼が城のオルガンで弾いてそうですもん。

そしてバンドの音もキーに負けてない…というか、物凄く上手く噛み合ってますよね。ギターリフは刻みを多用するタイプで、メロデスっぽくもありますが…ミディアムも多用するドラミングとの絡みもあって、メ
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ETERNA PENUMBRA ★★ (2014-04-26 23:23:57)

スペイン産ブラック。
AVERSIO HUMANITATISのメンバーが関与するバンド。
結成は2007年なのでこっちの方が先ですね。

ETERNA PENUMBRA-Odio Antihumano ★★ (2014-04-26 23:25:46)

2009年に300枚限定でテープでリリースされたEPを、Self Mutilation Servicesが500枚限定でCD化し、再発したもの。こちらのCD盤では未発表曲やデモ音源、スプリットなどの楽曲のリハーサル版も収録されており、EPながら40分とフルアルバム並のボリューム。

路線としては、RAWに響くブラストビートも多めに取り入れた、鬱ブラックとしてはかなり攻撃性も高い音ですが…リフに込められたメロディは、情熱の国スペインのイメージを真っ向から否定するような、陰鬱で陰惨な雰囲気。僅かに金属質な響きを帯びつつ、トレモロを伴いノイジーに包み込む音色とも相俟って、大気が徐々に腐食していくかのような鬱なムードを醸し出してます。

ヴォーカルは地声の混じった喚き声ですが…鬱系の多くが高音で泣き叫ぶような絶叫を多用するのに対し、このヴォーカルは中音域が中心。これが歪み
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ETERNAL MAJESTY-Wounds of Hatred and Slavery ★★★ (2013-04-26 22:47:38)

2006年発表の2nd。

同郷のカルトバンドであるANTAEUSとメンバーが関連していたり、スプリットを出したり深い繋がりを持つバンドという事で、ちょっと身構えてしまいましたが…意外にもアンダーグラウンド成分は少なめな、メタルとして至極真っ当な作風のメロディックブラック。やや粗めの音色のリフに、寒々しいメロディのトレモロを仕込んで来る作風は、フランスのバンドながらスウェディッシュ勢に近いスタイルだと思います。

このバンド、何気に楽曲の作りがかなり丁寧ですよね。リズムにしてもブラスト一辺倒でなく、緩急を上手く付けて展開するし、メロウなベースラインを前に出したりアトモスフェリックなキーで寒々しさを強調したり、結構展開のパターンも豊富。対してヴォーカルは、裏返る寸前のような歪み切った野獣的絶叫で、「ギエエエエエ!!」系のロングトーンが特に素晴らしい(笑)。質の高い音
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ETERNITY (GERMANY)-Funeral Mass ★★ (2011-11-08 00:00:33)

2007年発表の2nd。

まず余りにもノイジーな音質に圧倒されますね(笑)。
プリミティブブラックの薄っぺらいノイジーさでも、ノイズブラックのメタル離れした音像でもなく、しっかりメタリックな太さを保ちつつ「ドザァァァアア!」感のあるノイジーさで圧迫感が凄まじいです。バンドがノイズの滝を浴びながら演奏してるようなイメージの音。

曲の方は、特に衒いのないブルータル寄りのブラックで、正直WATAINを平坦にした感じに聴こえてしまうんですが…ノイズの中に地獄から聞こえるようなSEを入れて恐ろしげなムードを演出したり、太い音色のギターが邪悪極まりないメロディを弾いたり、エグい音像を利用した演出がしっかり出来ているのはいいですね。中音域でがなるヴォーカルの本気度も良い感じ。

正直必聴盤とまでは言えないんですが、この手の太さと邪悪さが直結するブラックが好
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ETHER ★★ (2008-05-01 01:58:00)

日本のシンフォ/ゴシック/ポップスユニット。
ASRIELやALI PROJECTと基本的には同質のサウンドとも言えますが、先日リリースされたEP
「Heart」では普通にヘヴィなリフやスラッシュビートを使っていて驚きました。
最近のポップスって結構メタル寄りのものが多いですよね。

ETHER ★★ (2008-09-07 22:40:00)

カナダ産のETHERも登録しました(笑)
よろしければ、是非書き込みしてってください。

ETHER (CANADA) ★★ (2008-09-07 22:35:00)

フランス語の歌詞があったので確かめてみたら、案の定ケベック出身みたいですね。
カナダのブラックってケベックに集中してる気がする。
しかし、こういうのが好きな人のために、関連キーワードに「叙情・哀愁」とは別に
「鬱・絶望」があればいいのになぁ…(笑)。流石にマニアック過ぎでしょうか。

ETHER (CANADA)-Depraved, Repressed, Feelings ★★★ (2008-09-07 22:30:00)

2007年発表の1st。
日本の同名のユニット(ブラックとは何の関連も無い、シンフォ/ゴス系のアーティスト)が好きで、なんとなく親近感を覚えて好奇心で買ってみたんですが、これはいいですね。バンド名には英古語で天空という意味があったり、「Love」「Hope」というタイトルの曲があったりしますが、そうしたイメージとは全く無縁なディプレッシブ・ブラックを演ってます。

まず、音像からして結構独特な感じですね。
RAWに歪ませたギターの音色はカルト臭たっぷりですが、歪みが金属的なだけでなく、どこか有機的な感触で、聴いてると日の差さない岩戸に閉じ込められたような感覚が。こういう音像で疾走してても、どこまで走っても光が見えない感じで逆に閉塞感が強まっているような気がします。ヴォーカルも井戸に落ちた男が血塗れで助けを呼んでるような悲痛系高音絶叫で、爽快感とは無縁の、ほんと鬱ブ
…続き

ETHER (CANADA)-Depraved, Repressed, Feelings-Disgust ★★★ (2008-09-07 22:33:23)

途中のトレモロの音色、素晴らしすぎるんですが…。
「どれだけギターで気味の悪い音を出せるか選手権」みたいな大会があったとしたら、BLUT AUS NORDの「MoRT」と並んでグランプリを狙える音だと思う。最初聴いた時ビビりましたもん。良すぎて(笑)。

ETHER-COPPELIA-CAGE AUX POUPEES ★★★ (2008-05-02 18:08:51)

タイトルは仏語で「人形の檻」。
1曲目同様、待ってましたのシンフォニックに疾走するゴシックチューン。サビよりもBメロの扇情度がヤバい!!こういうゴシック疾走って、創作における狂気表現とは良く合いますよね。SOUND HORIZONのArkとかも然り。

ETHER-COPPELIA-涙雨の惑い ★★ (2008-05-02 17:56:03)

こういうバラード曲でもしっかり聴かせられるだけのメロディ・ヴォーカルの声質の魅力があるのは流石。なんですけど、音のバランスが悪く、他の曲が気持ち良く聴ける音量だとヴォーカルが大きすぎて耳が痛いのがマイナス。いくらエモーショナルで声質が良くても、少し辛いものがあるかも。

ETHER-COPPELIA-歪む影 ★★★ (2008-05-01 02:29:34)

これも前作の1曲目に負けないくらい素晴らしい名曲。
ゴシックな世界観のストーリーが、このメロディと疾走に乗せて一気に動き出していくのが感じられる…ほんとにこのユニット、キラーチューンでの爆発力にかけては右に出るものがいないんじゃないかと思いますね。でもそれだけに、2ndも3rdも1曲目ばっかりリピートしてしまう…。他の曲も悪くないんですけど、これのインパクトが余りにも強いので…。

ETHER-ETERNAL BLUE ★★ (2008-05-01 01:57:00)

2007年発表の2nd。
このユニットも、最近メジャーデビューしたASRIEL等と同様、ゴシック寄りの世界観を
演出しながらも歌を重視した作風をやってますね。ASRIELやALI PROJECT等のメジャー
クラスと比べると音質やアレンジに少し物足りなさがありますが、1曲目のサビのクサメロ&
疾走のもたらす高揚感など、ここぞという時の爆発力では勝るとも劣りません。
ヴォーカルの、ちょっと泣きの入った感じの、清楚に伸びる声質も大きな魅力だと思います。
…この人の声って、どこか歌う事への真摯さみたいなものが感じられて好きなんですよね。
また、アルバム一枚で一つのストーリーを構成する、コンセプチュアルな世界観も魅力的。
超大雑把に言えば、分断された世界に住む二人の主人公が出逢うまでの物語…みたいな感じで、
世界観の設定などはかなり凝ってて、
…続き

ETHER-ETERNAL BLUE-CHAIN ★★★ (2008-05-03 00:28:59)

やっぱりETHERの曲ってV系の影響が強い気がする。とりわけこの曲は「heavenly」の頃のラルクの疾走曲の趣があるように思います。「CURELESS」辺りの曲をETHER流儀のシンフォ/ゴシック/コンセプチュアルな世界観でビルドアップした感じ。

ETHER-ETERNAL BLUE-DOLL ★★ (2008-05-03 00:36:47)

特殊な力を持つが故の軋轢や苦悩…小さい頃からFFやドラクエのRPGで育ってきた世代としては感情移入しやすいテーマですね(笑)。メロ自体もRPGに使われそうな幻想的な感じで歌詞の雰囲気と合ってると思います。

ETHER-ETERNAL BLUE-HARLOT ★★★ (2008-05-03 00:32:32)

このギターの音色…狙ってやってるんでしょうか。音自体はチープな感じが否めないんですが、映像に入るノイズのような視覚的効果も伴っていて、ダークな曲調に彩りを与えてるんですよね。
また、ヴォーカルはアルバム中でも渾身のパフォーマンスを聞かせてくれてると思います。「哀愁」を通り越して、「希求」のような感情が伝わってくる歌声。

ETHER-ETERNAL BLUE-邂逅する世界~SANCTUS~ ★★★ (2008-05-01 02:20:22)

最高級のゴシック/V系寄りのクサメロを纏って、クラシカルに疾走するドラマティックな曲…と言うのは簡単ですが、このメロディが疾走に乗ったのを聴いた時の高揚感はとても言葉なんかでは…!!今すぐにクサメロを愛する全ての人の頭にこの曲を響かせ、そして悶絶させたい…其の位メロディが素晴らしい。


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