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Usher-to-the-ETHERさんの発言一覧(評価・コメント) 2501-2550
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EXORDIUM (FINLAND)-In Wrath Principle-Language of the Dying
EXORDIUM (FINLAND)-In Wrath Principle-Nocturnal King
EXORDIUM (FINLAND)-In Wrath Principle-Wrathprayer
EYECULT-Morituri Te Salutamus
EYES OF FENRIR-Victorious Holy War
EYES OF FENRIR-Victorious Holy War-Shining Aurora
EYES OF FENRIR-Victorious Holy War-The Dark Nordic Winter
EYES OF FENRIR-Victorious Holy War-Victorious Holy War
EZURATE
EZURATE-Eve of Desecration
Enemy Within
FAINT IN PAIN-悶絶元年
FAINT IN PAIN-悶絶元年-EMERGE
FAINT IN PAIN-悶絶元年-JIHAD
FAINT IN PAIN-悶絶元年-月恋
FAIRY MIRROR-Eternal Fortress
FALKENBACH-Tiurida
FALL OV SERAFIM-Nex Iehovae
FALLOCH
FALLOCH-Where Distant Spirits Remain
FALLS OF RAUROS-Believe in No Coming Shore
FAMINE-Famine
FARSOT-IIII
FATAL DESOLATION-COLD, STARLESS, MOONLESS
FATIMA HILL-The Snow Tower
FATIMA HILL-The Snow Tower-Aino-uta
FATIMA HILL-The Snow Tower-The Snow Tower
FEIGUR-Ⅱ, Desolation
FENNESZ
FENNESZ-Endless Summer
FENRISULF
FENRISULF-FENRISULF
FENRISULF-FENRISULF-FROM PAST
FENRISULF-FENRISULF-FULL MOON
FENRISULF-FENRISULF-KAGEROU
FESTER-THE COMMITMENTS THAT SHATTERED...1991-1992
FESTERGUTS-Heritage of Putrescent
FINAL FANTASY Ⅳ
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FLAGELLANT-Monuments
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EXORDIUM (FINLAND)-In Wrath Principle-Language of the Dying ★★★ (2008-09-01 20:47:53)

トレモロ+疾走のパートが魅力的なのは当然として、ミディアムパートがそれ以上に魅力的なものになっているところに凄みを感じられますね…。ふてぶてしいくらい堂々とした雰囲気を感じられます。

EXORDIUM (FINLAND)-In Wrath Principle-Nocturnal King ★★★ (2008-09-01 20:45:19)

1曲目から緩急を巧みに織り交ぜた曲で聴かせてくれます。
特にスローパートは、威風すら感じるくらい濃厚な雰囲気。まだ一枚目だと言うのに、アルバム10枚出してるバンドのような貫禄があるように思います。

EXORDIUM (FINLAND)-In Wrath Principle-Wrathprayer ★★★ (2008-09-01 20:42:05)

ブラストビートを用いたパートにはメロウさや酩酊感を演出するリフ、高速スラッシュビートのパートにはテンションの上がる禍々しさ重視のリフを合わせてたりする辺り、リフとリズムの組み立て方が上手いですよね。この巧みさで、更に音に没頭させられてしまう感じ。

EYECULT-Morituri Te Salutamus ★★ (2016-05-18 13:03:09)

2009年発表の1st。

冒頭の、まるでプラスチック製のドラムを叩いているようなドラムの音による「デデデデデデデデ…ででーん!」みたいなチープ極まりないフレーズを聴いた時は、なにか微笑ましいというか生温かいというか…そんな気持ちになりましたが、その予想を裏切って本編ではかなり良質なメロディックブラックを演ってますね。

某ショップではプリミティブ系の音にも関わらずDARK FUNERALが引き合いに出されていた通り、トレモロリフによる煽情度の高いハーモニーが全編に渡って聴けるのが特徴。ヴォーカルもなかなか気合入ってますし、やや粗めながらメロディをしっかり堪能できる程度にはプロダクションが整っているのも良いですね。個人的には、SÜHNOPFER辺りのメロディックブラックが好きな人にお勧めしたい音です。

冒頭でチープな音と決め付けるのは余りに損な作品。
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EYES OF FENRIR-Victorious Holy War ★★ (2009-10-10 18:51:00)

2009年発表の1st。
バンドロゴのフォント、COBのやつと一緒ですね(笑)。リスペクトしてるんでしょうか。
私はMARCHEN STATIONでLeo Figaro氏のヴォーカル&音楽センスに惚れ、このバンドにも
手を出してみましたが、やっぱり彼の声は良いですね。基本歌詞は英語なんですが、
単純に日本語的な発音とも言えない、妙なアクセントの付け方や、字余り気味の歌詞の乗せ方が
絶妙な個性になっていて、それが曲を更にクサいものにしていると思います。少しV系にも
通じる、ナルシスティックな自己主張の強さが感じられるのも個人的には好感を持てるポイントだったり。
ただし、歌メロはMARCHEN STATIONよりも普遍的なメロスピに近く、歌謡臭さは控え目。
…といっても水準は軽く超えてると思うし、雪原やオーロラをあしらったアートワーク通りの、
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EYES OF FENRIR-Victorious Holy War-Shining Aurora ★★★ (2009-10-12 04:12:56)

ストリングスのフレーズが明らかにSOUND HORIZONの「澪音の世界」のオマージュで、メロスピ以外の音楽からの影響も色濃く感じられる曲。やっぱりSOUND HORIZONはメロスパーに人気なんでしょうか。そのフレーズがギターで奏でられるパートがたまらなくかっこいい。ボーナスで日本語版も付いてますが、個人的には英語版の方が好き。

EYES OF FENRIR-Victorious Holy War-The Dark Nordic Winter ★★★ (2009-10-12 04:13:49)

間奏の、キーボードがど派手にゴシック的な耽美メロをブチ撒けるパートが絶品な曲。歌詞もストーリーが分かりやすく描かれていて、「例のキーのフレーズは、主人公の心情を投影して書いたんだろうか…」とか、色々妄想のし甲斐のある曲になっていると思います。

EYES OF FENRIR-Victorious Holy War-Victorious Holy War ★★ (2009-10-12 04:12:02)

初っ端から「やっぱり彼の声・歌い方は良いなぁ…」と思わされます。
普通海外のシンガーは、「Victorious Holy War」という単語をこういうアクセントでは歌わないし、こういうメロディも乗せないと思う。それをやってしまうところが、もう個人的にはどツボなんですよね(笑)

EZURATE ★★ (2011-07-15 00:15:34)

BLOODTHRONEのメンバーが関わるアメリカ産ファストブラック。
NACHTMYSTIUMのBlake Juddも関わっていた時期があったらしいです。

EZURATE-Eve of Desecration ★★★ (2011-07-15 00:16:37)

2010年発表の3rd。

ヴォーカルの太っちょなルックスになんか愛らしさを覚えたりしてたんですが、音は愛らしさの欠片もない、殺伐極まりないファストブラックですね。荒涼感のある爆走にインパクトのある叙情メロを絡めて行く手法は、Legion在籍時のMARDUKにかなり近いスタイル。「Slay the Nazarene」を連呼する曲があったり、「Into the Fathomless Depths」というインストがあったり、スウェディッシュブラックへのリスペクトは並々ならぬものがありそう。

スローパートでは不気味さも醸しだすMARDUKに対し、この作品はミドルパートでは叙情メロが中心(と言っても8割強は爆走ですが…)なのもMARDUKと異なるポイントですね。音質はMARDUKの諸作よりもやや乾いた、多少RAWな音ながらメロウなベースがしっかり聴こえたり、聴きづらさは
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Enemy Within ★★★ (2003-11-08 00:23:51)

私はこの曲がエネミー初体験でした。
その頃はまだヨハンのボーカルは聴いてなかったのですが、今聴くとアンジェラ加入からの曲はアンジェラの、ヨハン在籍時の曲はヨハンの声質にあった曲になっていてメンバーの才能を感じさせます。この曲のピアノのインストから一転してバンド一丸となって突っ走るのはまさに衝撃!!ですね。でも第一印象は「デスだからもっとダァクなメロかと思ったらかなり勇猛な感じのメロディだなぁ」でした。もう一発で気に入りましたよ。

FAINT IN PAIN-悶絶元年 ★★ (2008-10-08 23:53:00)

2007年発表の1st。
…何なんですか、この「クサメタラーホイホイ」なタイトルは(笑)。
思わず買っちゃったんですけど…。
このタイトルに恥じない、女性ヴォーカルによる歌謡曲/ポップス並にクサい歌メロを
フィーチャーした正統派/メロパワで期待を裏切らない内容なんですが…、クサくて印象に残る
歌メロ、正統派寄りでスラッシーな部分もあるリフ捌きや時折メロディアスなフレーズを
挿入しクサさをブーストするベース、そこだけ聴いてもカタルシスが得られる(=悶絶)
ツインリードなど、JAPANが付く前のXを思わせる部分がかなりありますね。
リズムはXのそれ程派手ではないですが、メタリックな質感を重視してる感じがします。
ヴォーカルはちょっとヤンキーっぽい(?)感じがして大味な部分があるのが気にかかりますが、
ハスキーで力強く、突き抜ける感じ
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FAINT IN PAIN-悶絶元年-EMERGE ★★ (2008-10-08 23:58:49)

オープニングのインスト。
最初のベースを聴いただけで、「これはとんでもないクサアルバムなのでは!?」と期待してしまいましたが、それを裏切らない出来。ただ、この曲は折角の疾走パートが短いので、アルバムの中ほどに入れて疾走を長くして欲しかったなぁ…。

FAINT IN PAIN-悶絶元年-JIHAD ★★★ (2008-10-08 23:57:39)

ミディアムテンポの曲ですが、メロディの良さはアルバム1かもしれません。
特に「♪存在するのだろう」のクラシカルなメロディの流れ、美しすぎるでしょ…。

FAINT IN PAIN-悶絶元年-月恋 ★★★ (2008-10-08 23:56:39)

インスト明けいきなりのキラーチューン。
疾走感も歌メロもクサメタルとして隙がないですが、特にツインリードによる間奏パートが好きですね。「悶絶」のツボを完全に知っている人が、それを実践している感じ。

FAIRY MIRROR-Eternal Fortress ★★ (2009-11-16 22:41:00)

2003年発表の1st。
現在メジャーレーベルKing Records所属の、SAEKOさんが在籍してた事でも有名ですね。
このアルバムの時点では既に脱退し、MIYAKOさんという方に交替してますが。
女性ヴォーカルをフィーチャーした、正統派/メロパワ路線のジャパメタ。
…と、一言では言えない魅力が、演奏にはありますね。ツインギターによるリフの絡みや、
キーボードを用いたメリハリある演奏は、普通の正統派やメロパワよりも大分メロディックで、
オケだけ聴いたらメロデスっぽくも聴こえると思う。…私は最初このバンドがKing Records
所属だと思っていて、「さすがメジャーだ!!」とか勝手に思ってたんですが…(笑)。
まあそれだけ説得力ある演奏だという事で(笑)。
ただし、ヴォーカルは少し厳しいものが…キンキン声に引き攣るようなビブラート
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FALKENBACH-Tiurida ★★★ (2012-03-31 11:38:49)

2011年発表の5th。

デス/ブラックベースのフォーク/ヴァイキングメタルの中でも、かなりバランスの良い作品なんじゃないかと思います。フォークメタル特有の民族的なクサメロや、アコギ、笛などのフォーキッシュな要素に加え、どこかブラック由来のダークさも漂っていて、土着的なムードが非常に強く感じられますね。KORPIKLAANIでは明る過ぎて邪悪さが足りず、ELUVEITIEではメタリック過ぎて土着性が足りず、かといってリアルにエスノセントリズム掲げてるようなカルトバンドに走るのも…と思っている、好みのうるさい貴方にも自信を持ってお勧め。

…と、無難なレビューを書いて終わらそうと思ったんですけど…もう一つ言わせてもらえれば、2曲目「…where his ravens fly…」がクサ名曲過ぎてヤバい!やったら耳に残るヴァイキング的なクサメロを、朴訥なクリーン声で何
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FALL OV SERAFIM-Nex Iehovae ★★ (2011-05-03 23:33:46)

2006年発表の1st。

スウェーデン産のシンフォニック・ブラックとの事ですが、これを聴く限りキーボードはあくまで付加的に使われ、根幹はデスメタル的なヘヴィネス・アグレッションを伴う刻みリフと、ブラックメタルのトレモロリフの叙情性を組み合わせたギターワークで、シンフォ系の中ではかなりギターの音圧が強め。ヘヴィなリフがテクニカルに駆動する、高品質なサウンドは、メロデス好きにもお勧め。

他のサウンドの特徴としては、キーボードを使った大胆な場面転換が挙げられますね。時々、「それは無理矢理展開しすぎでは…」と思わされることもありますが、似たような音が続いてダレるよりよっぽどいいと思う。ヴォーカルは、超高音をカットし、その分力を中音域と低音域に振り分けたDani Filthという感じで、なかなか迫力あります。

クオリティも高いですし、あと1つ心をガッと動か
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FALLOCH ★★ (2011-10-25 21:59:33)

去年結成された、イギリスのポスト/フォークブラック。
ショップやレビューサイト、ブログ等での評価もかなり高い模様。

FALLOCH-Where Distant Spirits Remain ★★★ (2011-10-25 22:00:03)

2011年発表の1st。
某有名メタル取扱店で猛プッシュされてて、つい買っちゃいました(笑)。

個人的には情景描写に徹しすぎて音像にあまり動きがなかったり、メタルとしての形を留めていないポストブラックってちょっと苦手なんですが、これはいいですね。アコースティックなパートと苛烈な疾走も含むブラックパートでメリハリが付けてあるし、曲の展開によって笛やピアノ、休符を上手く使ったベースライン等を取り入れたり、聴き手を更に深く引き込むような音像の変化があるのが良いですね。ラストをピアノインストで締める構成も非常に美しい。

勿論、話題になるだけあってメロディのセンスは抜群に良いです。
笛を使っていることからも分かるように、幻想的で柔和な、トラッド色の強いメロディで、特に3曲目のアコギ・笛・シンセ・パーカッションによるインストの「Horizon」なんかは、リアル
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FALLS OF RAUROS-Believe in No Coming Shore ★★ (2015-05-24 12:38:06)

2014年発表の3rd。

2011年の2ndが結構多くのレビューサイトで評価されたり、割と話題になっていたようですが、今更になって聴いてみました。タイプとしては、フォーキーな色の強い叙情メロを、悲痛に叫ぶヴォーカルとディストーションの強い音像が強調し、より悲壮感を持って聴かせるネイチャー/アトモスフェリック・ブラック路線。この、涙を流しながら前に進んでいくような、悲壮な決意でも感じられそうな雰囲気は新世代のブラック特有ですよね。

このバンドは、その中でもメタルとしてかなり取っ付き易い音なんじゃないかと思います。展開も過剰にミニマルになることなく、ドラマ性たっぷりに緩急付けて聴かせるものですし、叙情的なリードギターのソロを結構長めに聴かせたり、渋い泣きの感じられるアルペジオをフィーチャーしたり、構成するパーツが比較的メタリックな感じなんですよね。ポスト方向に行き
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FAMINE-Famine ★★★ (2015-09-21 09:59:32)

2007年発表の1st。
今年Avantgardeより再発され、試聴して良かったので購入。

一言で言うなら、「腐食系」とでも言えそうな、グズグズに崩れるようなカオティックさを感じるブラック。時折アヴァンギャルド性も感じられますが、リフはブラックとしてのオールドスクールさがありますし、カオスさを強調する攻撃的なリズムもかっこよく、根幹の部分はかなり真っ当にブラックしていますが…ヴォーカルや音響のせいで禍々しい雰囲気が凄まじい事に。

まずヴォーカル…単に絶叫するだけでなく、呻いたりして精神のタガが外れたようなパフォーマンスも壮絶ですが、それにリバーブが掛かりまくるので最早訳の分からないことに。音質もノイジーさがあるだけでなく、エフェクト的な音も混ぜて更にぶっ壊れた感覚をブーストさせてますね。個人的には、KATHARSISの「VVorld VVithout E
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FARSOT-IIII ★★★ (2011-01-13 18:46:59)

2007年発表の1st。
ブラックメタル特有の、ざらついた音質のリフによる音塊に、時に叙情的に、時に不気味さを伴うメロディを流し、情景を描写するスタイルのメロブラですね。

メランコリックな泣きメロやアコースティックギターをフィーチャーし、叙情的な、ある意味で親しみやすい一面を見せたかと思えば、幽玄で不気味なキーボードを配したり、ブラックの得体の知れない邪悪なメロディを垂れ流し、人を寄せ付けない雰囲気を醸し出したり、まるで様々な表情を人知を超えた所で見せる自然を思わせる作風は、情景的にもスタイル的にもWOLVES IN THE THRONEROOM辺りと共通するものがありそう。

ただ、WOLVES~と比べると、よりメロディが前に出る部分では主張が強いものになっていたり、ヴォーカルが悪意的ながなり声で、咳き込みも見せるなど邪悪なパフォーマンスを演じていたり、
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FATAL DESOLATION-COLD, STARLESS, MOONLESS ★★★ (2011-05-02 22:02:41)

2011年発表の1st。
DAEKTHRONEの「Skold av Satans Sol」のカヴァーも収録。

ZERO DIMENSION発のDARKTHRONEタイプ国産プリミティブブラックとして、ブラック好きの間で結構話題になっている作品ですが、確かに2ビートのミニマルな疾走と邪悪さが滲み出すようなトレモロを軸に展開する曲構成といい、音割れのノイズが全体を覆っているようなガビガビした意図的な劣悪音質といい、喉が千切れんばかりに叫ぶヴォーカルといい、確実にDARKTHRONEから影響を受けている音ですが、単なるフォロワーでない、プラスαな魅力がありますね。

諸外国から見て、日本人は割りと真面目なイメージらしいですが、この作品はそういう意味で「日本人らしいプリブラ」。DARKTHRONEの三部作を始め多くのプリブラって、「フレーズが聞き取れなくてもいいや
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FATIMA HILL-The Snow Tower ★★ (2009-12-12 20:53:00)

2009年発表の3rd。
このバンドのアルバムは初めて聴いたんですけど、一聴した限りでは落ち着いた雰囲気で
進行していく神秘的なメタル…という印象でしたが、よく聴くと色々な要素が交じってますね。
基本的にはプログレ寄りのアンサンブルを取り入れた、ドゥーミーなゴシックという感じですが
時折入るしっかりとフレーズで主張するギターリフや、華麗さも感じられるキー&ギターソロ、
全体を包み込むようなアトモスフェリックなキーボードなどは、確かに正統派や様式美メタルが
根底にあることを感じさせてくれます。それらの要素を上手く纏め上げ、一つの情景に
昇華させる作曲・編曲能力は流石ベテランといったところですね。
その練り込まれた、絵画的な音の中でも「顔」としての存在感あるヴォーカルも素晴らしい。
低~中音域メインで、下手な男性よりも力強さがありながら、
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FATIMA HILL-The Snow Tower-Aino-uta ★★★ (2009-12-12 21:01:50)

1曲目から聴いてきた人にとっては、余りにも親しみやすすぎるサビにかなりの衝撃を受けること間違いなし。ヴォーカルも別人みたいだし。これ、普通に石鹸のCMとかで使われても可笑しくないと思うんですけど(笑)。歌メロはJ-POP並にキャッチーですが、普通のJ-POPにはない高尚さ・繊細さがある気がします。

FATIMA HILL-The Snow Tower-The Snow Tower ★★★ (2009-12-12 20:58:19)

正にジャケット通りの音が展開されるタイトル曲。
キーボードが聴き手の眼前に情景を広げ、その中で祈るような声で歌い上げるヴォーカルが聴けるサビが本当に素晴らしい。でも、「堕落したドラゴン」というと、どうしてもルシファーを想像してしまいますが…どういうバックグラウンドのある曲なんだろう。

FEIGUR-Ⅱ, Desolation ★★ (2011-12-20 23:16:49)

2010年発表の1st。
「Ⅰ, Pestilence」に続く2作目となる作品らしいです。

鬱ブラックって、音像に工夫を凝らして聴き手を陰鬱な世界観に引きずり込もうとするバンドが多いですが、このバンドも音作りは結構拘っている感じですね。ギターのディストーションとアトモスフェリックなキーボードの混ざり合った音は、どこか鏡面を思わせ、そこに鬱々としながらも儚げなメロディが反射するように鳴り響いて作られる音は、単に悲壮感があるだけでなく、幻想的な感じ。

ただヴォーカルは鬱ブラックに典型的な、裏返り気味の絶叫で壮絶といえば壮絶なんですが…。ちょっとこの手には食傷というか、鬱系を普段から聴いてる人にとっては感情表現が想定の範囲内な感じなのが惜しい。痛絶な感情が込められてはいるんですが、「ここまで悲痛な声が出せるんだ…」くらい振り切ってくれれば尚良かったと思う。裏返
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FENNESZ ★★ (2011-09-14 00:01:36)

ジャンルとしてはエレクトロニカを演っているアーティストですが、ULVERの作品のリミックスを行ったり、KTLのPeter Rehbergらが運営するMegoより作品をリリースしていたり、何気にメタラーにも馴染みの深い人だったりします。坂本龍一さんともコラボレーションをしているので、エレクトロニカ聴かなくても知ってる人も多いのでは。

FENNESZ-Endless Summer ★★ (2011-09-14 00:03:15)

2001年発表の2nd。
…タイトルが「Endless Summer Vacation」じゃなくて良かったですよね。
そのタイトルにトラウマ持ってる人、ネット上には沢山いそうですし(笑)。

吹き荒れるグリッチ音や、様々な楽器やメロディの断片が電気的に処理され、それによってリスナーの脳裏に情景が浮かんでくるような作品で、メタルとは一見かなり開きがある音に聴こえますが…個人的には聴いてるとBURZUM(の特に3rdの1曲目)を思い浮かべるんですよね。実際の出音は抽象的ともいえるのに、頭の中には1つの絵画のような情景が浮かび、引き込まれるような所が似てる。

個人的に凄いと思ったのは、メロディが直接的でないこと。
確かに、メロウな雰囲気を出すような部分もあるし、断片的にはメロディアスと言ってもいい音だと思う。ですが、例えば映画とかで、ジャケの海に日が
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FENRISULF ★★ (2009-07-19 23:47:00)

東京産ブラックメタルバンド。
CDに詳細は書かれていなかったんですが、SARINというバンドの元メンバーが演ってるらしいです。

FENRISULF-FENRISULF ★★ (2009-07-19 23:42:00)

2009年発表の1stデモCD-R。66枚限定。
デモと言っても9曲入りで、しっかりフルアルバム並みのボリュームがあります。これで700円だからお得ですよね。私みたいなミーハーも手を出しやすい値段(笑)。

さて肝心の内容の方ですが、鬱系に通じる悲鳴と寒々しいメロディを乗せてミニマル気味に疾走するプリミティブ・ブラックで、ASHDAUTAS VRASBATLATを狂性はそのままに、展開を典型的なプリブラに近付けた感じというと近いかもしれません。リフは個人的にはMALICIOUS SECRETSに通じる壊れた雰囲気を感じたんですが、MxSxがひたすら細切れのメロを繰り出しつづける事で壊れ感を演出していたのに対し、こっちはメロディそれ自体が壊れている感じがします。

また、この手の国産ブラックの特徴なのか、このバンドのヴォーカルもASHDAUTAS~負けず劣らず
…続き

FENRISULF-FENRISULF-FROM PAST ★★ (2009-07-19 23:43:51)

寒々しいだけでなく、ドス黒さもしっかり感じられるリフのメロ使いが素晴らしい1曲目。…それにしても、入りの部分のギター、すっごい良い音出てるなぁ…(笑)。

FENRISULF-FENRISULF-FULL MOON ★★★ (2009-07-19 23:46:01)

このリフの黒いメロディ、素敵過ぎ。
黒さは黒さでも、酸化した血の靄が辺りを覆っているような血腥さ・瘴気がある黒さだと思う。これだけのリフが書けるんだし、是非国産アングラシーンで頑張っていただきたいです。

FENRISULF-FENRISULF-KAGEROU (2009-07-19 23:44:49)

この手の国産ブラックで路線でこういうリズムが出てくるのは結構意外。
プリブラ王道的パートも勿論装備してますが。

FESTER-THE COMMITMENTS THAT SHATTERED...1991-1992 (2012-08-17 10:04:48)

2010年発表のコンピレーション盤。

91年の「The Introduction」と92年の「Water of Sin」に、ボーナストラックとして91年に行われたライブを3曲収録、79分近くとCDの収録時間ギリギリまで詰め込んだ音源集で、初期ノルウェー産ブラックのレア音源を多数リリースするKyrck Productionsからのリリース。ちなみに1000枚限定です。

ブックレットに詳細なバイオグラフィーが書かれていますが、それによるとこのバンドは音楽性やファッションからシーンに完全に受け入れられていたとは言えないものの、インナーサークルのメンバーとの関わりもあったようで、それを物語るエピソードとしては中心人物のTiger氏は自宅でHelveteの支店的な感じで物品を売っていたり、サークルメンバーと共にアスキムの鉱山に潜ったことがあったりなどが紹介されてますね。
…続き

FESTERGUTS-Heritage of Putrescent ★★★ (2015-08-09 06:46:49)

2013年発表の1st。
このバンド、何気に90年代半ばから存在しているみたいですが、フルアルバムとしてはこれが初の作品となるようです。

タイプとしては、攻撃性剥き出しのブルータルなデス/ブラックをベースに、キーボードや女性ヴォーカルを導入したシンフォ要素で味付けした感じ…と言えそうですが、バンドサウンドの野蛮さがやたらと生々しいのが特徴ですね。リフのゴリゴリ感といいヴォーカルのグロウルのおぞましさといい…シンフォ要素が無かったとしても魅力的に聴こえるであろう、筋の通ったブルータルさ。

…例えばCRADLE OF FILTHなんかは、シンフォ要素が混じりやすいようにバンドサウンドの方も整えている感じなんですが、このバンドの作風はもっと繋げ方がダイレクトというか、無理やりというか…。美と醜の融合というよりは、基本的におぞましい醜の要素がベースで、そこに美が
…続き

FINAL FANTASY Ⅳ ★★★ (2011-01-04 21:53:32)

超名作。
RPGと言って真っ先に浮かぶのがこれ。

何と言っても、遊びやすいゲームシステム/難易度設定と、ドラマティックな
ストーリーがいいですね。当時小学生ながらハマりにハマってましたもん。
小学生の興味を、全く途切れさせる事なく40時間以上プレイに熱中させられる
RPGが、果たしていまどれだけ出ているんでしょうね…。
王道、故に覇道…って感じです。当時のスクウェアは凄かった…。

FINAL FANTASY Ⅵ ★★★ (2011-01-08 08:29:53)

このゲームをプレイしてると、本当に「劇伴音楽」の重要性が良く分かる。
ゲームに限らず、ドラマや映画、バラエティ、なんでもそうですけど。

特に感銘を受けたのは、世界崩壊後仲間たちがバラバラになって、セリス独りで
決意を持って島を出て、フィールドで流れる「仲間を求めて」。
あのシチュエーションで、あの曲は反則でしょう。しかもフィールド音楽なので、
当然何度も聴く事になりますが、何度聴いても飽きないメロディ。
ゲーム音楽の古典的な作品として、あの曲は残しておきたいですね。

ゲーム性についても、上で既に書かれているように、何度もプレイしたくなるもので
素晴らしいです。魔石を手に入れたとき、それを割り振るときとか本当楽しい。
私はロックをレベル99まで育てましたもん(笑)。
ただ、強い魔石の方がレベルアップボーナスが大きい
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FINAL FANTASY Ⅳ Complete Collection ★★★ (2014-06-11 11:11:58)

SFC時代にスクウェアが残した超名作「ファイナルファンタジー4」をリメイクし、そのアフターストーリーであり、携帯アプリやWiiウェアで展開された「FF4 The After 月の帰還」を追加した上、その二つを繋ぐ「インタールード」を加え2011年にPSPでリリースされた作品集。現在PSストアで2000円ちょっとで買えるのと、VITAで64Gのメモリーカードを購入し、容量に余裕が出来た事もあり買ったんですが…これ、ホント素晴らしいですよ。

まずFF4の方ですが…これは元々が超名作だったこともあるんですが、それが更に遊びやすく改良されてますね。ドット絵が描き直され、全体的にグラフィックが綺麗に、見やすくなっていたり、街やダンジョンでのダッシュの追加、戦闘での倍速オート機能追加などが行われた事でサクサク進めるようになっていたり、より快適なプレイが出来るようになってます。純粋に遊ん
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FINALE ★★ (2004-09-18 12:58:00)

メジャー初となるフルアルバム。
ここからPIERROTのコンセプチュアルな世界観が幕を開けるようです。
このアルバムが他のアルバムと違う点は、バラードが多い事でしょう。
PIERROTはバラードが少な目なバンドだと思いますが、このアルバムでは
「ECO=SYSTEM」「SACRED」「ラストレター」と少し多めになっています。
ただ、この作品はシングル曲やファンの大合唱が起きる「Child」や前述のバラードを除くと、
やや全体的にメロディが弱目な印象があります。シングルのカップリング「蜘蛛の意図」
「MOTHER scene2」「Labyrinth」は印象的なメロディの宝庫と言っても過言で無いだけに…う~ん…。
歌詞的には「FINALE」で創造主が主人公と主人公の恋人を創造し、「ICAROSS」までが
その2人が織り成すストーリーで、「
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FINNENTUM ★★ (2011-04-27 18:12:40)

HORNAやSARGEISTでお馴染みShatraug氏によるプロジェクト。
ハードコア寄りブラック+微妙にトラッド風味?のメロディ。

FINNENTUM-REVERIES (2011-04-27 18:15:44)

2009年発表の1st。

レビューサイトやショップのコメントなどでは「フォーク要素のあるブラック」として紹介されていましたが…それらの要素は、当然笛などを取り入れたりはせず、アコギパートやリードのメロディが(言われてみれば)それっぽいという程度に留まり、基本はグルーヴ重視のリフとロックなリズムによる、ハードコア要素の強いブラックメタル。

ヴォーカルはAttilaの声を少し高め、歪み弱めにしたようなダミ声ですが…言われてみれば、アジアの「喉歌」の発声に近いものがあるのかも。クリーンも使いますが、こちらも呻き声のようなくぐもった声のため、それが前述のAttila風ダミ声と重なると、なかなかにカオスな音像に。ノリノリだけど地下臭い雰囲気です。

SARGEISTやHORNAと比べると少しマニア向けな音楽性。
しかし、Shatraugはスキンヘッドだ
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FINNR'S CANE-Wanderlust ★★★ (2012-03-20 22:30:39)

2010年発表の1st。
1000枚限定でしたが、11年にProphecyより再発盤も出ています。

音像全体に拡散する、ギターリフのノイズに覆われた中で展開する、ザラついた抽象的ムードの強い音作り、攻撃性よりも寒々しく神秘的な雰囲気作りを重視した曲展開、音像に溶け込み、淡々と何かを唱えるようなクリーンヴォーカルなど、シューゲイザー系ブラックとも共通点の多い作風の、アトモスフェリックでダークなブラックメタル。アコースティックなパートでの、メタリックでないどこかお洒落さを感じるドラミングも雰囲気あって良い感じです。

この作品、メロディの叙情性やアコースティックパート等からは土着的なメロウさも感じられるんですが、それと人を寄せ付けないようなミステリアスな雰囲気だったり、神秘性を両立させているのが素晴らしいんですよね。単に神秘的と言うより、もっと底知れないような
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FJOERGYN-Jahreszeiten ★★ (2014-06-14 17:51:55)

2009年発表の3rd。

ドイツ産のエピック/アヴァンギャルドブラックとの事ですが、基本ブラストも交えたエクストリームな音作りながら、フォークやクラシックの影響の見えるキーボードが華やかに楽曲を彩りつつ、マイルドな男性クリーンヴォーカルも交え知的に展開していく作風は、スウェーデンのVINTERSORG辺りに近いでしょうか。あのバンドの、フォーク色薄め、プログレ色濃いめの時の作風と大分近い雰囲気があると思います。

特筆したいのはメロディの豊富さですね。バンド紹介で「エピック」の冠が付くだけあって、幻想的でドラマティックなメロディが中心ですが、楽曲によってはクラシックの交響曲の大団円のようなエンディングがあったり、ポストブラックのクライマックスの如く儚いトレモロとブラストを組み合わせたパートがあったり、かなり耳を惹く部分が多い印象。ただ、ギターが泣きメロを奏でるパ
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FJORSVARTNIR-Legions of the North ★★★ (2015-06-05 10:49:26)

2012年発表の1st。
2014年にHidden Marlyから日本盤がリリースされてます。

…もう、この作品を日本の音楽市場に流通させてくれたHidden Marlyにはグッドジョブの一言ですね!帯のコメントに「ブラックメタルと呼ばれたサウンドを忠実に守った一枚」とありますが、そのコメントが全てを物語っています。デンマークのバンドですが、例えばGORGOROTHや初期EMPERORなど、黎明期のノルウェー産ブラックの音を現在に蘇らせたような作風なんですよね。

時々オールドスクールさも覗かせるバンドサウンドに、サタニックで禍々しいだけでなく、土着文化への敬意や自然への畏敬を感じさせるような雰囲気など、衝動性と感性の混じり具合があの頃のブラックメタル作品に近いものを感じさせますね。作風自体も神秘的なキーボードの導入、叙情性の高いリードギターなどはあるもの
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FLAGELLANT-Monuments ★★★ (2012-04-17 23:07:53)

2010年発表の1st。

プリミティブブラックに通じる湿り気やおぞましさを残しつつ、音圧の高さや音像のクリアさを上げて迫力を出したどす黒い音塊を、土石流の如く叩きつけるような、非常に暴虐かつ邪悪さに満ちたブラックメタル。全体的には然程メロディアスという訳ではありませんが、要所要所で繰り出されるトレモロリフは荒涼感と禍々しさに満ちていて、かなり耳を引きますね。

太くてコシのある邪悪さを演出する音像、適度に緩急の付いた展開などはWATAINやOFERMOD辺りに近い感触も。ヴォーカルも野太いデス声で、声量をもってがなり散らすタイプでWATAINのErik似でかなりレベル高いと思う。ただ、近年のWATAINと比べるとリフや展開等のフックは少し抑え目で、その分邪悪で陰湿なムード作りに特化している感じ。WATAINはメタラー全般に勧められますが、こっちはブラックが好きな
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FLAMEN-Supremo Die ★★ (2014-05-04 12:56:14)

2013年発表の4曲入りEP。

4曲中2曲がアコースティックやシンセによるインストながら、残りの2曲が割と大作なのでEPとしてのボリュームはまずます。イタリア産のペイガンブラックとの事ですが、うっすらとノイズの掛かったリフ、暴虐まで行かない、ミディアム中心のテンポ設定、楽曲の神秘性を高める、あくまで装飾的なキーボードの使用など、思想性・攻撃性よりも叙情性や情景を大事にしているような作風。

漣のようなトレモロが聴け、全体的にメロウさ強めの音作りではあるんですが…中でも2曲目「Supremo Die」の4分20秒辺りから、約2分間に渡って続くパートは常軌を逸したようなメロウさ。正にスーパーメロウタイムって感じです(笑)。3曲目の後半の高音トレモロなんかもかなりメロウ。メロメロ好きであれば脳が溶かされます(笑)。ちなみにヴォーカルはがなり声で、厳かに語りかけるような
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FLESHPRESS ★★ (2009-01-17 01:06:00)

フィンランドのスラッジ/ドゥームメタルバンド。
DEATHSPELL OMEGA等で活躍するMikko社長がドラムを叩いてます。
…彼、アングラなジャンルは一通り網羅しないと気が済まない性質のようですね(笑)。

FLESHPRESS-Pillars ★★★ (2009-01-17 01:05:00)

2007年発表の4th。
彼らの音源は大体そうみたいですが、保存を考えていないような仕様ですね…(笑)。この収納ケース、普通にCDに傷が付きそう…。

音楽性はブラック要素も含むスラッジ/ドゥームで、このバンドではドラム担当のMikkoはGRUNTなどでノイズ界隈でも成功してるし、音響的な要素の大きいこの路線でも期待できるんじゃないかと思って買いましたが、予想通りこれは良いですね。かなり重低音効いてます。葬式ドゥームから鬱や悲しみといった感情を抜きさり、代わりに狂気や苦痛をたっぷりと注入した、生贄の儀式でも行われてるような音。

途中意外なほどノリの良いリズムも導入してますが、儀式による熱狂が増してきたような雰囲気で、殺伐としたシリアスさは全編通じて変わらず。特に4曲目、儀式によってもたらされる宗教的恍惚感すら覚えるような、後半の展開が実に素晴らしい。ヴォー
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