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FLEURETY
FLEURETY
FLEURETY-A Daker Shade of Evil-My Resurrection in Eternal Hate
FLEURETY-A Daker Shade of Evil-Profanations Beneath the Bleeding Stars
FLEURETY-Blackend Compilation-Absence
FLEURETY-Last-minute Lies
FLEURETY-Last-minute Lies-Facets
FLEURETY-Last-minute Lies-I Saw Claws
FLEURETY-Last-minute Lies-Vortex
FLEURETY-Min tid skal komme
FLEURETY-Min tid skal komme-En skikkelse i horisonten
FLEURETY-Min tid skal komme-Fragmenter av en fortid
FLUORITE-Swear for the Sky-Rain Fall
FLUORITE-Swear for the Sky-Swear for the Sky
FOG-Through the Eyes of Night...Winged They Come
FOLKVANG-SIX STORIES WITHOUT KEYS
FONTANELLE-Vitamin F
FOREST-Forest
FORGOTTEN TOMB-Under Saturn Retrograde
FORGOTTEN WOODS-Baklengs Mot Stupet
FORGOTTEN WOODS-Forgotten Woods / Through the Woods
FORGOTTEN WOODS-Forgotten Woods / Through the Woods-Grip of Frost
FORGOTTEN WOODS-Forgotten Woods / Through the Woods-Inside the Witches Cave
FORGOTTEN WOODS-Forgotten Woods / Through the Woods-Winterly Battle over Northland
FORGOTTEN WOODS-Race of Cain
FORGOTTEN WOODS-Race of Cain-Here, in the Obsession
FORGOTTEN WOODS-Race of Cain-Nightly Paradise
FORGOTTEN WOODS-Race of Cain-One Day
FORGOTTEN WOODS-Race of Cain-The Principle and the Whip
FORGOTTEN WOODS-Race of Cain-Third Eye (New Creature)
FORMLOFF-Spyhorelandet
FORTERESSE-Par hauts bois et vastes plaines
FOSCOR-Groans to the Guilty
FOUNDATION HOPE-Tunes for the Wounded
FREITOD
FREITOD-Regenjahre
FRIGUS ET OBSCURUM-VOL. 1
FROM THE VASTLAND
FROM THE VASTLAND-Kamarikan
FROSTMOON ECLIPSE-The End Stands Silent
FROSTREICH-Geistfahrt
FROSTSEELE
FROSTSEELE-PrækΩsmium
FROZEN DAWN
FROZEN DAWN-The Old Prophecy of Winterland
FROZEN DEATH-RAVENSTORM
FROZEN SHADOWS
FROZEN SHADOWS-Empires De Glace
FULLMOON(POLAND)
FULLMOON(POLAND)-UNITED ARYAN EVIL

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FLEURETY ★★ (2007-03-05 22:57:00)

バンド名は「氷の悪魔」を意味するそうです。
ex-DODHEIMSGARDのSvein Egil Hatlevik(Mr. Magic Logic)と
ex-MAYHEMのライブギタリストAlexander Nordgarenからなるバンド。
HellhammerやCarl-Michaelを始め、ブラック界の重要人物が多く関わっています。

FLEURETY ★★ (2007-03-06 20:00:00)

1stとEPがツボだったので、2ndは近いうちに買おうと思ってたんですが…
もしかして廃盤もしくは入手困難なんでしょうか?
こういう音楽性でGarmやCzral、HellhammerにManiacまで関わってるなんて…
ブラックのエリート大集合じゃないですか(笑)。
これで悪い物が出来るはずないですね。聴きたいなぁ…。
夏の終わりに出すのは新作でしょうか?
DODHEIMSGARDやVED BUENS ENDEも今年に新作を出す予定があるようですし、
2007年はこの手が好きな人にとっては良い年になりそうですね。

FLEURETY-A Daker Shade of Evil-My Resurrection in Eternal Hate ★★★ (2007-03-06 19:48:48)

この曲は冷涼なリフを伴って疾走する箇所もありますし、普通にブラックメタラー受けしそうです。ヴォーカルは…確かに、「声」というより、「音波」ですね、これ(笑)。人間がここまで高い声を出せるとは…男性でこれより高く歌える人いるんでしょうか。

FLEURETY-A Daker Shade of Evil-Profanations Beneath the Bleeding Stars ★★★ (2007-03-19 23:20:15)

…ブラックとしての出来も勿論良いんだけど、どうしてもヴォーカルの歌手生命を犠牲にした、魂の超音波絶叫の方に耳が行ってしまいますね…。血を流しているのはヴォーカルの喉の方では…。

FLEURETY-Blackend Compilation-Absence ★★★ (2007-03-05 22:51:07)

なんじゃこりゃ…
前半なら幾分変態的な要素があるとは言え、十分ブラックの範疇で語れそうな音を出してますが、曲が進むとヴォーカルがヴォイスパーカッションなんか始めやがった…しかも絶妙な気持ち悪さ(笑)。奇形中の奇形音楽。何を考えてるんでしょう、この人たち。

FLEURETY-Last-minute Lies ★★★ (2007-03-05 00:12:00)

99年発表のEP。
ブラックメタルからより前衛的な方向に進んだEPらしいですが、これは良いですね。

ほとんどブラック色は無く、どっちかというと男女ツインヴォーカルをフィーチャーしたアヴァンギャルドゴシックという感じのサウンド。もちろん普通の女声ゴシックみたいなパートもありますが、不思議なキーボードやインダストリアルの要素、サックスなど様々な音楽のパーツを取り込み、かなり前衛的な作風。時折VED BUENS ENDEやVIRUSにも通じる奇妙なアンサンブルも聴かせてくれますが、変態フレーズ、変拍子が当り前の世界で実に聴き応えありです。

こうやって要素だけ並べるとどうも難解なサウンドを想起してしまいがちですが、パート毎にフックがあるのでそれほど取っ付き辛いとは思いません。フックがあって、酩酊感、中毒性の高いサウンドなのに掴み所がない…素晴らしいですね(笑)
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FLEURETY-Last-minute Lies-Facets ★★★ (2007-03-04 23:58:36)

遊園地っぽいキーで始まる曲。
前半こそ普通に叙情的でドゥーミーな女声ゴシックメタルという感じですが、後半になっていきなり変態の牙を剥きます。この曲はやっぱりその後半に尽きますね。ほんと好き者ならうっとりする事間違いなしなサウンドです。

FLEURETY-Last-minute Lies-I Saw Claws ★★★ (2007-03-19 23:16:31)

展開は凝りまくっていて複雑なんですけど…その複雑さが、難解さやスノッブさというようなマイナスにではなく、むしろキャッチーさに繋がっているのが凄い。複雑≠難解であることを示した一曲ではないでしょうか。

FLEURETY-Last-minute Lies-Vortex ★★★ (2007-03-04 23:56:10)

イントロのリフからしてもう凄まじいインパクトですね。
こんな変なリフ聴いた事ないです(笑)。でも、中盤サックスが出てきたあたりからの展開は更に不条理極まりない。サックスが左右に分かれ、ギターリフの代わりのような役割に…しかもそのメロディが抜群に良い。ここまでされたら、星3つは私の中でもう確定でした。

FLEURETY-Min tid skal komme ★★★ (2007-03-05 22:47:00)

タイトルの意味は「我が時は来たり」。95年発表の1stアルバム。
2003年に「BLACKEND COMPILATION」に提供した曲である「ABSENCE」と93年発表のEP「A DARKER SHADE OF EVIL」の計4曲を追加したリマスター盤が再発されています。リマスター盤はノルウェー語詞の曲に英訳付き。

音楽性のタイプとしては、プログレ的な展開の妙と濃ゆいアンサンブルで聴かせる、VED BUENS ENDEタイプのアヴァンギャルド・ブラックという感じでしょうか。流石にアンサンブルの聴き応えでは、Carl-MichaelとSkollというブラック界でも最強のリズム隊が在籍していたVBEと比べると部が悪い気がしますが、こっちは叙情的なメロ使いやトレモロリフの多用、女声ヴォーカルの導入や展開の明確さといった要素もあるので、一般的なブラックメタラーから見たら取っ
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FLEURETY-Min tid skal komme-En skikkelse i horisonten ★★★ (2007-03-06 19:45:26)

なんだこのおっそろしいまでの完成度は…ほんとに95年の曲?
11分半の大作ですが、ここまで濃密な11分半はなかなか体験できるもんじゃありません。とにかく、展開やメロディの一つ一つがドラマティックなので、「複雑」ではあっても「難解」ではないと思います。終始メロディアスなベースが素晴らしいですね。このベースと、ベースが良く聴こえるプロダクションがあってこそこのドラマ性があるのでしょう。

FLEURETY-Min tid skal komme-Fragmenter av en fortid ★★★ (2007-03-06 19:51:55)

ああ、もう1曲目から涎が出そうなぐらいの名曲だわ(笑)
もうこのドラマティックさは「劇的」なんて言葉では表せないですね。なんか壮大な歴史の物語をパノラマ映像で体感しているかのよう…FLEURETYはもっと評価されても良いと思います。

FLUORITE-Swear for the Sky-Rain Fall (2009-04-25 22:34:11)

表題曲が陰陽座風なら、こっちは犬神っぽいと思う。
和な世界観を打ち出してるわけではないし、よりメタリックなんですがHR/HMを通じて情念を表現しようとしてる所が似てると思います。表題曲と合わせて、ジャパメタ好きにはかなり入りやすいシングルになったのでは。

FLUORITE-Swear for the Sky-Swear for the Sky ★★ (2009-04-25 22:31:25)

陰陽座のシングル曲を、洋風にしたかのような歌謡メロスピ。
ヴォーカルが声色や歌い方からちょっとした癖の付け方まで、かなり黒猫さんにそっくりで、たまに本人が歌ってるように錯覚してしまうほど。サビメロ、特に「♪変わる水面が」のところはなかなかフックがあって、一見さんでも取っ付きやすい、シングルらしい曲だと思います。
…この歌詞カードのアートワーク、鳥の羽が落ちてるのね…最初印刷のインクが付いちゃったのかと思った(笑)。ハンドメイド感のある歌詞カードだし。

FOG-Through the Eyes of Night...Winged They Come ★★★ (2012-09-19 10:47:19)

2001年発表の1st。
ジャケ裏には7曲しか書かれていませんが、短いイントロとやけに長いアウトロを含むので、実際のトラック数は9。

…関連バンドのHORDES OF LUNAR EQLIPSEが割と良かったので、こちらも購入しましたが…予想以上に素晴らしいアルバムでびっくり。スタイルとしては、寒々しいトレモロや猛然とした疾走を交えつつ、緩急付けて展開する、オーソドックスなブラックメタルで、楽曲がやや長尺なことを除けば、特に衒いのある音ではないんですが…これが非常にかっこいい。

まずオーバープロダクションでもなく、ラフ過ぎて聴きづらいわけでもない、適度に湿り気と生々しさのある音作りが素晴らしく、その音でのブラストがホント気持ち良い。安心して音の渦に切り刻まれる感じ。圧倒的なのに、変に耳に痛くない音圧が最高です。加えて、ごくたまに現われる、正統派メタルにあ
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FOLKVANG-SIX STORIES WITHOUT KEYS ★★★ (2012-02-03 21:16:36)

2011年発表の4th。

「FOLK~」なんてバンド名を名乗ってますが、実際にはフォーク/トラッド色はリフのメロディやアコギパート等に感じられる程度で、タイプとしてはトレモロリフを多用した、儚いメロディとドラマティックな展開で聴かせるメロディック・ブラックですね。キーボードの使用はほんの味付けくらいですが、リフにしろアコギにしろギターパートはかなり哀愁のあるメロディを弾いていて、かなり聴きやすい作品。

特にトレモロリフを伴う疾走パートは、メロディの儚さも相俟ってシューゲイザー系ブラックにも通じるカタルシスかあるように思います。シューゲイザー系のバンドと比べると、メロディが抽象性よりもキャッチーさを感じるもので、パートによっては刻みリフも用いてメタリックな質感を出してたりするので、より実体的な印象が強い感じ。アコギパートの、積もった雪を割ってふきのとうが芽吹くよ
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FONTANELLE-Vitamin F ★★ (2016-04-21 04:43:49)

2012年発表のおそらく4th。

Daymareからのリリース、SUNN O)))やEARTHなどとも人脈的に繋がりがあるバンドという事で、面白そうだと思い購入しましたが…バンドサウンドにキーボード、サックスなどがフリーキーに絡み合うインプロヴィゼーションの色の濃い音楽性で、楽曲というよりも「音そのものを楽しむ」という点ではSUNN O)))ともそう遠くない楽しみ方の出来る作品だと思います。

ただし、SUNN O)))のように暗黒性・攻撃性を志向しているわけではなく、あくまでバンドのアンサンブルの絡みであるとか、ジャズにも通じる即興的な閃きを聴かせるような音なので、普段メタルを聴き慣れていると若干耳が適応するのに時間が掛かるかも。独特のテンポ感だったり、敢えて隙間のある音作りにしていたりする箇所もあるので。

「暗黒系ではない」という点が篩になりそ
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FOREST-Forest ★★ (2012-09-19 10:32:32)

96年発表の1st。
複数のレーベルから何度も再発されているアルバムらしいですね。
私が持っているのは2002年に出たISO666盤。

ロシアのペイガンブラックではかなり名の知れた存在のようですが、これは渋い(笑)。渋いプリミティブと渋いペイガンを掛け合わせたら、激シブのブラックが完成した感じ。オーソドックスなプリブラにペイガン系土着メロとクリーン朗唱を加えた感じですが、3部作期のDARKTHRONE以上にリフのメロディはシンプルだし、クリーンも歌い上げるというよりは呟く感じで、語弊を恐れずに言えば地味な音だと思う。

とは言っても、流石何度も再発されているだけあって、音作りは(プリブラとして)完成されてると思う。このリフの歪ませ方が実に心地良く、ある意味癒されます(笑)。何気に4曲目のラストなんかではかなりメロウなメロディも聴けますし、全体的に控え
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FORGOTTEN TOMB-Under Saturn Retrograde ★★ (2011-05-19 21:22:28)

2011年発表の6th。

鬱ブラックとしてはスウェーデンのSHININGと並んで評価が高いバンドらしいですが、このバンドはBURZUMスタイルの、アンビエントな感性を持った鬱ブラックとは一線を画す、メタルフィーリングを残したまま鬱な感覚を演出するスタイルですね。後期SENTENCEDなどのゴシックや、OPETH辺りのメランコリックなメタルが好きな人でも普通に聴けちゃいそう。

一応、タイトル曲のパート1ではブラックメタルらしい2ビート疾走、凍てつくトレモロリフによる悲壮感の演出なども聴けはしますが、あくまでイレギュラーで、基本的にはロックのダイナミズムの強いミディアムテンポに、陰鬱というよりは悲しげなメロディが絡むタイプ。ヴォーカルのがなりが凶悪なのを除けば、ゴシック~ドゥームにかなり近い音。何気に泣きのギターソロまで出てきますし。

ただ、ヴォーカ
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FORGOTTEN WOODS-Baklengs Mot Stupet ★★ (2007-12-23 00:30:00)

2003年発表の3枚組み音源集。

ディスク一枚目が94年発表の1st「As the Wolves Gather」、二枚目が95年発表のEP「Sjel av Natten」、三枚目が96年発表の2nd「The Curse of Mankind」という内容。二枚目にはEPの音源の他にも、メンバーの別バンドのJOYLESSの音源が3曲と、2ndのLP盤にのみ収録されていた曲がボーナスとして収録されています。

このバンドは、DISK UNIONの小冊子や国内外のレビューでも、BURZUMと並んで鬱系のブラックの始祖的存在として後続へも強い影響を与えているという事ですが…。確かに、BURZUMと似ている音楽性ですね。それもアンビエント志向になってからのBURZUMではなく、「Key to the Gate」や「Lost Wisdom」辺りのロック/メタル寄りの路線を継承
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FORGOTTEN WOODS-Forgotten Woods / Through the Woods (2007-11-10 21:03:00)

93年に発表した二本のデモを、No Coloursが纏めてCD化したもの。ブックレットのタイトル表記は上の通りですが、CDケース側面の表記は「the demos '96」で、発表が93年である事を考えると完全に間違ってるんですが…。いい加減だなぁ…(笑)。

まず、どうしても耳が行ってしまうのが余りにもローファイな音質。基本的にテープ起こし特有のモコモコしたキレの無いサウンドで、ギターが聞こえ辛い上にドラムの金物がかなりうるさめだし、音の歪む箇所もときどき出てきたり。ただ、極めて低音質ですが、テープ起こしだからなのか低音部がどんよりと歪んで独特の雰囲気を醸し出しており、全くのマイナスという訳ではないと思います。

…とは言っても、多くのプリブラと違って意図してないような、純粋な汚さのサウンドなので結構聴いていてキツいものがあります…まあマニア向けでしょうね(笑)。
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FORGOTTEN WOODS-Forgotten Woods / Through the Woods-Grip of Frost (2007-11-10 21:05:41)

ギターは相変わらず聴こえ辛すぎですが、ベースが石臼を挽くような音色である意味ドゥームに通じる感触も。一部で聴かれるトラッドを暗く暗くしたようなメロディは絶品。

FORGOTTEN WOODS-Forgotten Woods / Through the Woods-Inside the Witches Cave ★★ (2007-11-10 21:06:35)

前半の曲と比べると、多少はギターが聞こえるようになってる…気がします…が、この音質で10分の曲はかなり無謀な気も(笑)。ヴォーカルの力弱い、無理に捻り出したような叫びも妙に印象に残ります。

FORGOTTEN WOODS-Forgotten Woods / Through the Woods-Winterly Battle over Northland ★★ (2007-11-10 21:04:53)

1分半くらいからのブラストビートに乗るトレモロリフは、震えが来るほどに戦慄を感じさせるメロディ…ですが、トレモロリフが聴ける以外のパートはギターが何を弾いているかかなり分かりづらく、マニアックな空気感な曲。

FORGOTTEN WOODS-Race of Cain ★★★ (2007-11-10 00:54:00)

07年発表の3rd。
DISK UNIONで配布の資料によると、このバンドはBURZUM等と並んで鬱系ブラックメタルに多大な影響を与えたらしいですが…前作から10年以上を経て発表された今作では最早鬱系にはカテゴライズされないであろう、個性派ブラックを演ってます。

作風はプリミティブらしい2ビート疾走あり、メランコリックな女性ヴォーカルを取り入れたメロウな曲あり、ロックンロールのテイストを取り入れた曲もあったりで結構バラエティに富んでますが、どの曲でも基本的な「ブラックらしさ」は崩していないように思います。

ただ一般的なブラックよりも、リフがどこかグルーヴィで…それが鬱系のパイオニアらしい鬱屈したメロディやチープで味わい深い音質とも相まって、ノリの良さといった健全な方向ではなく洗脳的なムードを醸し出している感じですね。ヴォーカルも攻撃性よりもサイコな気味悪
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FORGOTTEN WOODS-Race of Cain-Here, in the Obsession ★★★ (2007-11-10 00:56:30)

ノイジーなミディアムテンポなブラックですが、リフに込められたメロディは、どうしようもなくやるせない気分になってしまうような寂寥感がありますね。最早鬱ブラックとは言えない音楽性のアルバムですが、こういうメロディセンスは鬱系好きからも評価が高いバンドだけありますね。

FORGOTTEN WOODS-Race of Cain-Nightly Paradise ★★★ (2007-11-10 00:58:22)

ロックなテイストを強く感じさせるブラックで、いきなりノリノリのギターソロが出てきたときは驚きました(笑)。最近のDARKTHRONE辺りにも通じそうなスタイルの曲ですが、こっちはノリが良い中にもやはり妙な不条理さがありますね…そもそもクレジットでギターソロについて「上手くてロックな方がNylonで下手な方がOlavかR」みたいな断りを入れる時点でなんか変(笑)

FORGOTTEN WOODS-Race of Cain-One Day ★★★ (2007-11-10 00:57:28)

ノイジーなインスト後の実質的な1曲目ですが、リフもリードギターもメロディがいきなり不吉すぎます。不吉なムードとグルーヴ感、音質のチープさ…これだけ異質な要素を組み合わせてしっかり聴かせるあたり、アルバム冒頭からかなりセンスのあるバンドである事を感じさせてくれます。

FORGOTTEN WOODS-Race of Cain-The Principle and the Whip ★★ (2007-11-10 01:05:20)

女性ヴォーカルをフィーチャーしたメロウな曲。
メンバーがJOYLESSをやっていた事もあるし、そこからのフィードバックと考えることも出来そう。靄がかかったような音質やパーカッションが醸し出すムードは、やはり「あっちの世界の音楽」という雰囲気ですが。

FORGOTTEN WOODS-Race of Cain-Third Eye (New Creature) ★★ (2007-11-10 00:59:26)

この曲も前曲に続いてロック色の強い曲。
「ジーク・ハイル!」の所なんて一緒に叫んで拳を振り上げたくなります。…洗脳されてるかも(笑)。12分の曲ですが、中間部は語りが長々とサンプリングされていて、ぶっちゃけ飛ばしちゃいます(笑)。ブラックメタルの部分は文句無くかっこいいですが。

FORMLOFF-Spyhorelandet ★★ (2012-09-28 20:18:22)

2012年発表の2nd。

疾走パートも適度に交えつつ、聴き手をはぐらかすようなグニャグニャしたパートや、神秘的な音色のギター、キーボード、クリーンヴォーカル等を用いて妖しくカルトなムードを演出するパートなどを挟み、悪夢が広がるかのような病んだ世界観を演出するアヴァンギャルド・ブラック。何気にメロディアスなリフも多いんですが、そのメロディにもフレンチブラックに通じる病的で美しい感触があり、作品を聴きやすくフックのあるものにするだけでなく、更に壊れた雰囲気を増しているような感じがします。

こういう、病的でぶっ壊れた世界観を持ってはいるんだけど、しっかり印象深いメロディがあって、展開自体も作りこまれている…カルトさとクオリティを上手く両立させつつ、個性的でもあるブラックってツボではあるんですが…敢えて不満を挙げるならヴォーカルに暴力性が足りないことでしょうか。声の歪
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FORTERESSE-Par hauts bois et vastes plaines ★★ (2011-11-01 23:25:21)

2010年発表の3rd。

エピック・アンビエント・ブラックメタルを標榜している通り、ブラックメタル特有のノイジーなギターリフと寒々しいムードを演出するキーボードにより、凍てつくような情景を描写する、VINTERRIKET辺りを髣髴とさせる路線ですね。検索するとこのバンドはNS的な主張を持っているとの事ですが、音からはそうした部分は全く感じられない、ひたすら情景描写に特化した作風。

ただしVINTERRIKETと比較すると、こちらはキーボードの音に「包まれている」という感触はやや希薄。ギターリフによるノイジーで寒々しい音の上に、美しいキーボードメロが乗っている感じ。個人的には、アルバムの頭の、ノイジーなバンドサウンドの上にキーボードがフェイドインしてくる箇所が凄く好きですね。日の出のシーンのような美しさを感じさせます。

もう少し「このバンドならでは
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FOSCOR-Groans to the Guilty ★★★ (2011-11-22 00:24:11)

09年発表の3rd。

ジャケのムードが良かった事と、販促シールのSHINING、SATYRICON、CODEのファンにお勧めという文句に釣られて購入しましたが、これがなかなかの良盤。近年のSATYRICONやCODEを髣髴とさせる、鬱感覚の強いリフのメロディを聴き手の脳に刻み込みつつも、どこかふてぶてしい鈍色の光を放つかのようなブラックメタル。ヴォーカルがダミ声に近いがなりなのも、ふてぶてしさを更に助長。

ただ、近年のSATYRICONがロック的なグルーヴを取り入れ、ライブでも盛り上がるような曲作りをしているのに対し、こちらは展開こそ凝っているものの、リズム面ではまだブラックの要素を強く残しているのが大きな違い。特にミドルテンポのパートにおいては、SATYRICONよりも更に背徳感が強くなっているように思います。この辺りの鬱蒼とした感じはSHININGに近いの
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FOUNDATION HOPE-Tunes for the Wounded ★★ (2011-09-28 20:45:19)

2008年発表の…多分3rd。

インダストリアルノイズやサンプリング、クワイア等を組み合わせて陰鬱な情景を描くダークアンビエントで、Cold Meat Industry系列を追っている人なら「これだよ、これ!」と膝を打ちそうな音ですね。ジャンルがジャンルだけに、メロディらしいメロディがないのに、音像だけで暗く沈んだムードをしっかり描いているのは流石ですよね。

個人的には、音像・音響重視の作品にもかかわらず、どこかドラマ性を感じる作品でもあります。1曲目の、荘厳で宗教的と見せかけて、実は人工的に処理されたもののクワイアからインダストリアルノイズに移行する展開は、大罪を犯した男が教会に懺悔に来たら天使を発見、しかしよく見ると天使の顔はのっぺらぼうで、彼らの羽搏きが男の視界を黒く塗り潰し、視界が晴れるといつの間にか地獄にいた…みたいなストーリーを思い浮かべました。い
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FREITOD ★★ (2013-09-09 19:00:40)

ドイツ産ブラックメタルバンド。
バンド名はドイツ語で婉曲的に「自殺」を意味する単語だとか。

FREITOD-Regenjahre ★★ (2013-09-09 19:03:33)

2012年発表の2nd。
アルバムタイトルはおそらく「雨の年(Rain Years)」の意。

バンド名通り、音楽性のカテゴリとしては鬱ブラック・ディプレッシブブラックに入りそうな感じですが、その中でもかなり穏やかで聴きやすい音を出しているバンドだと思います。しっかり低音も効いたクリアなプロダクションで、ロック色も強いミッドテンポ中心のリズムに乗せ、絶望や鬱というよりは「哀愁」を感じさせる、メロウ極まりないギターワークでドラマ性たっぷりに聴かせる作風。

ヴィンテージなプログレ色は希薄なものの、感情的なデス声とマイルドなクリーンを聴かせるヴォーカルと、哀愁のある曲想からはOPETHを想起する人も多いかもしれません。鬱ブラックでいうと、ロック色の強いリズムなんかはLIFELOVERと共通してますね。もっとも、こちらの方が良くも悪くも「まとも」な感じですが…。O
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FRIGUS ET OBSCURUM-VOL. 1 ★★★ (2012-01-05 00:06:40)

2009年発表の1st。

微妙に装丁がチープ(ジャケのタイトルが「Vol 1.」になってる)だったり、オープニング曲がありがちな感じのアンビエントだったので、「これは掴まされたか…」と思いかけましたが(笑)、本編はかなり良質なメロディック・ブラックだったのでひと安心。オールドスクールなリズム展開の曲や甘美なベースラインを持つ曲等も取り入れ、変化を付けつつも、基本はメロいトレモロリフとともに疾走する、コールドブラックな路線。

このバンドも、何気にメロディのセンスが良いんですよね。場面によって寒々しさであるとか物悲しさ、邪悪さ、毒々しさなど様々な色をトレモロリフのメロディに込めている感じで、7割型トレモロ疾走ながら飽きずに聴ける作品になっていると思う。アングラ感のあるヴォーカルの狂犬的ながなり、プリブラっぽさもありつつ、チープになりすぎず割と聴きやすい録音状態等も
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FROM THE VASTLAND ★★ (2013-09-09 19:06:15)

2010年より活動する、イランの独りブラック。
2013年にノルウェーで行われたメタルフェスへ出場した際、KEEP OF KALESSINのVyl氏を始め、MYRKSKOG、元ZYKLONのDestructhor氏、DEN SAAKALDTEやPANTHEON ⅠのTjalve氏と、サポートメンバーが恐ろしく豪華だったことでも有名。

FROM THE VASTLAND-Kamarikan ★★★ (2013-09-09 19:10:29)

2013年発表の2nd。

豪華サポートメンバーを引き連れたライブの逸話といい、イラン産のブラックメタルというプロフィールといい、KOKやENSLAVEDの諸作品でも知られるIndie Recordingからの発売といい、興味を引く情報ばかりでもう買うしかない…と思ってたんですけど、やっぱりこれ、買って大正解でしたね。

タイプ的には、聴き手を薄暗い迷宮にいざなうかのような、ダークなメロディをフィーチャーしたトレモロリフをたっぷりと仕込んだ、メロディアスなブラックメタル。トレモロフェチの私が大満足なくらいトレモロの存在感がある一方で、エクストリームメタルとしてのブルータリティ、ドラマ性、ダイナミズム、そしてそれらが演出するカタルシスもしっかり備えているのが本当に素晴らしい。

独りブラックとは思えないバンド感のある音作り、楽曲のダイナミズムを引き立てる
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FROSTMOON ECLIPSE-The End Stands Silent ★★★ (2011-05-30 22:37:21)

2011年発表の5th。

変拍子も使用する、有機的なアンサンブルと、シューゲイザー系にも通じる儚げなメロディも交えて展開する、やや前衛的なメロディック・ブラック。一部リフの歪みに間断を入れる部分等もあり、少し実験的な感じ。変拍子パートはVED BUENS ENDE辺りの影響を僅かに感じさせたりもしますが、このバンドはVBEのような不気味さは殆ど感じられず、非常に洗練された表現としてそういうアンサンブルを取り入れている感じがしますね。

また、メロウで清浄なトレモロリフで疾走するパートはシューゲイザー系のブラックにも通じるものがありますが、このバンドの場合、メロディの儚さや清浄さが何故かマイナスの感情を掻き立てるんですよね。ノスタルジーに浸っているというよりは、人生を後悔した挙句天に召されていくようなイメージが思い浮かんでしまいます(笑)。

この手の
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FROSTREICH-Geistfahrt ★★ (2015-12-02 12:28:02)

2013年発表の1st。
日本のMaa Productionsから…ということで買ってみた一枚。タイトルの意味は精神の運行…でしょうか?じわりじわりと魂が向こうの世界に引っ張られていくような音にはピッタリのタイトルですよね。

流石に、日本のレーベルが目を付けるだけのことはあって、鬱ブラックとしての完成度はしっかりしたものがありますね。全体を通じて、叙情的ながら緩やかに破滅に向かいつつあるようなメロディ、アコギやストリングスを使ったメランコリックなムードの演出などは上質ですし、ヴォーカルもなかなか真に迫っていて悪くないです。

ただ、若干ですが音の濃密さがちょっと足りない気も…。この手の音なら、もっと厚みがあって、聴いていて飲み込まれてしまいそうになるような音の方が好みなんですよね。特にバンドサウンド部分がちょっと軽いかなー、と感じてしまいます。ドラムの音が
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FROSTSEELE ★★ (2013-07-13 10:09:46)

ドイツ産アトモスフェリック・ブラック。
「フロストゼーレ」って名前がまずかっこいいですよね(笑)

FROSTSEELE-PrækΩsmium ★★★ (2013-07-13 10:10:22)

2012年発表の1st。

レーベルも有名なところ(Self Mutilation Services)だし、何よりバンド名のかっこよさに強く惹かれたので購入しましたが、これは釣られて正解。FROSTSEELE(霜の霊魂)のバンド名通りの、凍死系アトモスフェリックブラック。粗い氷の礫が吹き付けてくるようなディストーションと、ドイツ産らしい凍てついた哀愁の篭もったメロディにより、聴き手を雪原に放り出すかのような音世界を作り出しています。

通常、アトモスフェリックブラックって展開やフレーズよりも音像を重視した、「情景的」な音である事が多いんですが、このバンドはトレモロリフやストリングスによる、泣きの入ったメロディの主張がかなり強く、テンポの変化によるドラマ性の演出にも重きを置いているので、アトモス系の中でもメロディックさ・ドラマティックさは随一の音に仕上がってますね。
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FROZEN DAWN ★★ (2013-05-01 21:52:18)

スペイン産メロディックブラック。
今まで聴いたメロブラの中でも屈指のメロディアスさを誇る作風のバンド。

FROZEN DAWN-The Old Prophecy of Winterland ★★★ (2013-05-01 21:53:56)

2011年発表の1st。
SATYRICONの「Fuel for Hatred」のカヴァー入り。

一応、人並みにメロディックブラックは聴いてるつもりなんですが…この作品は結構な衝撃を受けましたね…。寒々しいトレモロやメロウなリードギターを武器に、緩急を上手く付けて聴かせる、作風それ自体は典型的なメロディックブラックなんですが…とにかくメロディが前に出て主張しまくるのが大きな特徴。クサメタルにどっぷり漬かった人間がDISSECTIONを聴いてその寒々しいメロディの虜になったら、こんな音を作り出す気がします。ごく短いオープニング曲「Cold Winds」の、余りにキャッチーな寒冷トレモロや馬鹿ッ速いドラムロールの時点で、このバンドが派手好きな感性を持っていることは最早確定的でしたけど(笑)。

メロディはしっかり寒々しさや邪悪さといった、ブラックメタルならでは
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FROZEN DEATH-RAVENSTORM ★★★ (2012-09-22 03:22:40)

2003年発表の1st。
元は自主制作盤でしたが、Midwinterから2000年発表のデモ音源「Winter Domain」を付けて再発されています。

で、内容なんですが、これがかなり素晴らしくてびっくり。
寒々しいメロディをトレモロリフ全開で奏でながら疾走するメロディック・ブラック。トレモロリフの頻度はメロブラでもかなり高めの方ながら、左右のギターでリフの絡みがあったり猛然と刻むパートを設けたり、ブラックメタル、ひいてはヘヴィメタルの範囲から逸脱しない、ストレートなかっこよさも強い音。

個人的な印象としては、DARK FUNERALやNAGLFAR辺りを、もう少しマイルドにしてトレモロ頻度を高めた路線という感じ。ただし音作りはそれらバンドと比べて大分チープで、プリミティブ寄りなんですが…ノイジーで刺々しい方向ではなく、篭もって丸いプロダクション
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FROZEN SHADOWS ★★ (2011-08-10 19:02:40)

カナダのブラック名産地である、ケベック州のキー入りブラック。
90年代半ばから活動していましたが、現在は活動休止中の模様。

FROZEN SHADOWS-Empires De Glace ★★★ (2011-08-10 19:03:12)

96年発表デモを99年にリレコーディングして再発したもの。

このバンドは、90年代初期のブラックメタルシーンに相当な思い入れがあるらしく、だから故意にこの作品も音質を粗いものにしているらしいですが…同じカナダではSHADEなんかがそうですが、北欧の初期ブラックシーンへの憧憬が高じて、そのムードを引き継ぎつつ、一部そのシーンの作品を越えたとすら思わせる作品を出すバンドがいますが、この作品はまさにそんな感じ。

作風は、まさしくバンド名が指し示すとおりですね。
凍てつくような寒々しいトレモロリフを交えて疾走しつつ、妖しい影がよぎるような空間系、宗教的な荘厳さを醸しだすオルガン系などの音色のキーボードを挿入した、メロディックなブラックメタル。裏返る寸前まで引き絞ったような高音絶叫スタイルのヴォーカルも、真に迫った何かを感じさせてくれます。

前述した
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FULLMOON(POLAND) ★★ (2007-08-10 16:00:00)

ポーランドのNSブラック。
日本にも同名のバンドがいるんですね…知らなかった。

FULLMOON(POLAND)-UNITED ARYAN EVIL ★★★ (2007-08-10 15:56:00)

95年発表のデモ音源を、05年にCD化して再発した作品。
熱心なブラックメタラーの間での支持が非常に高いアルバムみたいです。

音質は当然チープなんですが、ある意味最高級かも…。
ノイジーすぎて聞きにくいこともないし、トレモロリフやキーボードのメロディもしっかり聴こえる音質で、特にギターの音は曲調に上手くフィットしており聴いてて心地良いです。肝心の曲の方も、ペイガンが好きな人にはたまらない質の高さがあると思います。

まず何と言ってもメロディが良いです。
アーリア人の優位を唱える思想を標榜しているNSバンドらしく、メロディも結構民族的な要素が感じられますが、これがメロウさ、壮大さ、邪悪さの全てを兼ね備えていて本当に素晴らしい。このメロディがチープな音質や潰れたヴォーカルと相まって、まるでスピーカーから邪悪な波動が吹き出てくるような、非常に瘴気の濃
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