この曲を聴け! 

Usher-to-the-ETHERさんのページ
Usher-to-the-ETHERさんの発言一覧(評価・コメント) 3101-3150
→PC向けページ
Tweet
IN MEMORIUM-From Misery... Comes Darkness
IN MY SHIVER
IN MY SHIVER-BLACK SEASONS
IN SILENTIO NOCTIS-Disenchant the Hypocrite
IN THA UMBRA
IN THA UMBRA-Descend Supreme Sunset
IN THE FROST
IN THE FROST-IN THE FROST
IN TORMENTATA QUIETE-Teatroelementale
INCANTATION-Decimate Christendom
INCRIMINATED
INCRIMINATED-King of Misery
INCURSED-Fimbulwinter
INCURSUS
INCURSUS-Eternal Funeral Trance
INFANDOUS
INFANDOUS-Blood, the Sun, and the Cosmos
INFAUST-BLUTBAD & MELANCHOLIE
INFERI
INFERI-Shores of Sorrow
INFERIUS TORMENT
INFERIUS TORMENT-Ceremony of Godslaying
INFERNAL
INFERNAL (COLOMBIA)-THE DEEPEST EMPTINESS
INFERNAL CURSE-Apocalipsis
INFERNAL WAR-CONFLAGRATOR
INFERNAL-SUMMON FORTH THE BEAST
INFERNAL-SUMMON FORTH THE BEAST-DEVIL PIG
INFERNO (CZECH)-Black Devotion
INFERNUM-...taur-nu-fuin...
INFESTUS-E x | I s t
INFINITAS-Ardeur
INFINITY-Back to the Source (Summon the Black Flame)
INFINITY-The Birth of Death
INFLABITAN
INFLABITAN-WANDERER OF GRIEF 1993-1995
INHUMAN HATE-Twilight of a Lost Soul
INKISITOR-Inkisitor
INQUISITION
INQUISITION-Magnificent Glorification of Lucifer
INSANITY OF SLAUGHTER-Be at a Loss
INSPIRE-Alive
INSPIRE-Alive-Desperate
INSPIRE-Alive-Injured Feathers
INSPIRE-Alive-Outsider
INSPIRE-Alive-Under the Fire
INSPIRE-Alive-Unfair
INTHYFLESH-Claustrophobia
IPSISSIMUS-THE WAY OF DESCENT
IRDORATH-DEKONSTRUKTEUR DES FLEISCHES

 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 | 32 | 33 | 34 | 35 | 36 | 37 | 38 | 39 | 40 | 41 | 42 | 43 | 44 | 45 | 46 | 47 | 48 | 49 | 50 | 51 | 52 | 53 | 54 | 55 | 56 | 57 | 58 | 59 | 60 | 61 | 62 | 63 | 64 | 65 | 66 | 67 | 68 | 69 | 70 | 71 | 72 | 73 | 74 | 75 | 76 | 77 | 78 | 79 | 80 | 81 | 82 | 83 | 84 | 85 | 86 | 87 | 88 | 89 | 90 | 91 | 92 | 93 | 94 | 95 | 96 | 97 | 98 | 99 | 100 | 101 | 102 | 103 | 104 | 105 | 106 | 107 | 108 | 109 | 110 | 111 | 112 | 113 | 114 | 115 | 116 | 117 | 118 | 119 | 120 | 121 | 122 | 123 | 124 | 125 | 126 | 127 | 128 | 129 | 130 | 131 | 132 | 133 | 134 | 135 | 136 | 137 | 138 | 139 | 140 | 141 | 142 | 143 | 144 | 145 | 146 | 147 | 148 | 149 | 150 | 151 | 152 | 153 | 154 | 155 | 156 | 157 | 158 | 159 | 160 | 161 | 162 | 163 | 164 | 165 | 166 | 167 | 168 | 169 | 170 | 171 | 172 | 173 | 174 | 175 | 176


発言している6曲を連続再生 - Youtube



IN MEMORIUM-From Misery... Comes Darkness ★★★ (2014-08-13 22:39:30)

2003年発表の1sr。

これ、凄まじいです。ちょっと検索して、あまりレビューがないことに驚きましたもん。…路線としては、刻みリフとトレモロリフを組み合わせてブリザードの如き寒々しさを演出する、DISSECTIONやNAGLFARの手法を踏まえつつ、キーボードを利用した中世的な雰囲気作り、スラッシュに先祖返りしたような凶悪で狂気的な疾走パートなどを盛り込んだ、ドラマティック極まりないメロディック・ブラック。

パートによってはそれこそDISSECTIONやNAGLFARよりもメロデスに近かったりしますが、メロディに込められたサタニックさ、音の分離はしっかりしつつ、若干ノイジーな生々しさを残したプロダクション、闘争本能剥き出しでがなるような凶悪なヴォーカルなど、メロデスのメタリックさとブラックの美学をバランスよく共存させている感じなんですよね。メロブラって、「これ
…続き

IN MY SHIVER ★★ (2011-08-26 22:07:29)

イタリア産ディプレッシブ・ブラック。
1st「Black Seasons」のジャケが素敵過ぎて惚れました。

IN MY SHIVER-BLACK SEASONS ★★★ (2011-08-26 22:08:34)

2010年発表の1st。
ブラックメタルなのに都会の夜の情景を切り取った、お洒落なジャケが凄く目に付いてしまって…逡巡の末に購入しましたが、これが非常に良い作品でした。

ジャケからはポスト/シューゲイザーブラックっぽさが漂ってるし、確かにロック的なリズムの導入やメロディの儚さにはそうした要素もありますが、基本的にはミディアム中心のテンポにトレモロや掻き鳴らしによる陰鬱なメロディなど、使ってるパーツは鬱ブラックそのもの。

ラストにピアノが出てきますが、本編はSEやノイズなどはおろか、キーボードさえ出てこず、ヴォーカルも全パート喉を潰したようながなりで、クリーンを使わない辺りかなり硬派な路線。疾走も絡めた、ドラマ性のある展開も、安易なミニマリズムに頼らない作曲能力を感じさせてくれ、やはり硬派だと思う。音も適度な生々しさ(低音質ではない)で、特にぼた雪のような
…続き

IN SILENTIO NOCTIS-Disenchant the Hypocrite ★★★ (2014-05-20 23:37:51)

2013年発表のEP。

ショップにて「ブラックメタルの演奏+女性ヴォーカル」と聞いて興味を持った一枚ですが…作風的にはむしろ、ブラック・(メロ)デス・ゴシックの良い所取りをしたエクストリーム・メタルという感じですね。ツーバスを敷き詰めたり、豪速ブラストで攻め立てるデス由来の攻撃性、刻みを多用しつつ、メロディアスなフレーズを聴かせるメロデス由来のリフ捌き、シンフォゴシックらしい可憐な声楽的女性ヴォーカルと大仰なオーケストレーション、そして要所で挿入されるブラック的トレモロ…と、様々な要素を取り入れたハイブリッドな作風。

…と、ぶっちゃけブラックメタル要素はかなり薄く、これをブラックと言い切るには相当の無理がある路線…ではあるんですが、ジャンル関係なくクサくて派手で大仰で華美なメタル音楽を求める場合、これ程適したものは無いのではないでしょうか。特にトレモロリフの「
…続き

IN THA UMBRA ★★ (2012-02-20 23:37:47)

ポルトガルのブラックメタルバンド。
IN THE UMBRAではないので注意。

IN THA UMBRA-Descend Supreme Sunset ★★ (2012-02-20 23:38:37)

98年発表の1st。

一体何なんだ、この惜しいアルバムは…
ペイガン要素も感じる叙情的なメロディを、トレモロリフに練りこんで疾走するメロディックなブラックメタルですが…ちょっと音質が酷いと思う。単に粗いならまだしも、微妙に(=ノイズ系・RAW系として楽しむには半端に)ノイジーな中で、トレモロが微かに聞こえるような、妙に煮え切らない音作り。ドラムはドラムでまるで「鬼女」期のCRADLE OF FILTHのような軽さ。

…と、音の方は正直褒められるレベルじゃないんですが、曲の方はかなり良い線行ってると思うんですよね。トレモロにがっつり仕込まれたペイガン系叙情メロはそれだけでメロブラ好きを虜にできそうだし、長いギターソロで盛り上げたり、メタルならではの熱気のある展開も実にかっこいい。ピンポイントで挿入されるキーやアコギも非常に効果的に使われてると思うし、ブラッ
…続き

IN THE FROST ★★ (2013-05-04 11:50:13)

ポーランド産コールド・ブラック。
昨年Pest Productionsより1枚目のアルバムをリリース。

IN THE FROST-IN THE FROST ★★★ (2013-05-04 11:50:43)

2012年発表の1st。

ブラックメタル、それもアトモスフェリック系を愛聴する人であれば、もうバンド名を聴いただけで作風の想像が付いてしまいそうですよね。ブラックメタル特有の歪みの強い音質と、陰影の濃い、寒々しいトレモロリフ、幽玄なキーボードやアルペジオなどが絡み、冷涼な雰囲気を演出するブラック。聴くだけで体温が奪われていくような音作りが実に心地良い。…というか、このバンド名で寒々しさが感じられない音楽やってたら詐欺だと思う(笑)。

ただ、このバンドは泣きの入った哀愁系のリードギターを含むパートが多かったり、ドラムの音作りが意外にもタイトな感じであったりするせいか、他のアトモスフェリック系のバンドと比べると、どこかメタルとしてのダイナミズムも重視されているような印象を受けるんですよね。それでも寒々しいムードはしっかり醸し出せているのが素晴らしい。楽曲に神秘性を
…続き

IN TORMENTATA QUIETE-Teatroelementale ★★ (2010-01-17 22:30:00)

2009年発表の2nd。
…イタリアからまさかのSOLEFALDフォロワー登場…といっても、もう2枚目ですが(笑)。

暴虐性もそこそこある、シンフォニック・ブラックがベースながら、男女ノーマルヴォイスによるヴァイキング的な朗唱、イタリアン・マフィアのボスがワイン片手に夜景を楽しんでいるような、アダルトなサックスやピアノなどを取り入れた、プログレッシブな作風で、「Red for Fire/Black for Death」期のSOLEFALDにかなり近い路線。実質的なラスト曲の14曲目の冒頭なんて、悟りを開いたかのようにプログレ化してます(笑)。

また、このアルバムは全編イタリア語で歌われてますが、特にノーマルヴォイスのパートにおいてこれがかなり高い効果を上げてると思う。イタリア語って、割と母音をはっきり発音する言語だと思うんですが、それによって全体的にムー
…続き

INCANTATION-Decimate Christendom ★★ (2009-03-07 19:36:00)

2004年発表の6th。
デスメタルを愛聴する者の多くが、このバンドを挙って激賞しているので、
ミーハー根性丸出しで(笑)聴いてみましたが…評判通りの素晴らしい作品でした。
私がデスを好きな、最も大きな理由としては「リフにメロデスの哀愁や普遍的なかっこよさ
とは違う、禍々しい魔性のメロディや、うねりのあるダイナミズムが込められている」と
いうのがあるんですが、この作品にはそれが物凄く高純度で込められていると思います。
このバンドは鬼のようなファストパートとドゥーミーなミドルパートを組み合わせて
展開していく作風を取ってるんですが、このリフ捌きが前者に血が飛び散るような血腥さを、
後者に瘴気が粘液質となって纏わりつくような粘性を与えていて、更に凶悪にしているんですよね。
デスですが、ブラックメタルも真っ青な黒さです。ヴォーカルは作風の禍
…続き

INCRIMINATED ★★ (2011-04-07 22:20:02)

フィンランドのブラックメタルバンド。
SATANIC WARMASTERのWerewolf氏がドラムを担当。
現在は解散してしまったそうです。

INCRIMINATED-King of Misery ★★ (2011-04-07 22:19:28)

2004年発表の3rd。

「これがオールドスクールなプリミティブ・ブラックだ!」っていうくらい、分かりやすい魅力のある音ですよね。ブラックにつきもののトレモロ&ブラストではなく、スラッシュ寄りの刻みリフとノリのいいリズムで進行しつつ、スラッシュの熱さではなく、プリブラのミニマリズムや酩酊感、ダーティさを演出していく作風。

音質もノイジー過ぎずオーバープロダクションに陥らず、アングラさ・アナクロさのある味わい深いもので、曲調とも合ってますね。ヴォーカルは喉をゴロゴロ鳴らすような、ダウナーなパフォーマンスで悪くないです。ラストはちょっと毛色の異なる、ドゥーム色の強い大作ですが、この路線の曲も音質・ヴォーカル共に合っていて、違和感なく浸れると思う。

個人的にはオールドスクールよりブラックのジャンル確立後の方が好きなので、もう一つなにか欲しいな…と思って
…続き

INCURSED-Fimbulwinter ★★ (2014-06-02 20:38:41)

2012年発表の2nd。

キーボードや笛、ストリングスなどによる民族的クサメロと、メロブラよりはメロデスに近いギターワークなど、EQUILIBRIUMやELUVEITIE、FINNTROLL辺りの流れを汲むフォーク/ペイガンメタル。ヴォーカルもデス声メインで、エクストリームメタルらしい激しさこそあるものの、邪悪さや思想的な過激さは殆ど感じられず、代わりにクサメタラーを悶絶せしめるドラマティックさが重視されている感じ。スペインのバンドなのに「Finnish Polkka」なんて曲もあります(笑)。

1曲目のインストから映画音楽さながらのスケール感で迫ってくるなど、この手としてもドラマ性を感じさせる「広がり」を重視しているような印象があります。EQULIBRIUM辺りよりもダイレクトなクサさは抑え目ですが、代わりにこのスケール感のある広がりで勝負に行っている感じ。
…続き

INCURSUS ★★ (2013-12-26 21:22:33)

アメリカ産ブラック。
NIGHTBRINGERのVJS氏が中心となっているバンド。

INCURSUS-Eternal Funeral Trance ★★ (2013-12-26 21:23:31)

2009年発表の1st。

音源の感想以前に、このCDは今まで私が買った中でも、梱包状態が最悪の部類に入る一枚、という事を言いたいですね。紙ジャケにCDが無造作に放り込まれてる事は珍しくないですが、この作品はあろう事かCDの読み取り面の無音部とジャケットに直接糊付けがしてあるという、クソという言葉が生温い最悪なパッケージング。録音部には影響はないため、一応聴けはしますが…CDプレイヤーの回転音が明らかに重そうで、負担が掛かっていそうで心配。ふざけやがって…。

これで中身がダメだったらCD叩き割りたくなるレベルですが、そうでなく関連バンドのNIGHTBRINGERに匹敵するほどの暗黒趣味な良質なブラックなので困ります(笑)。ザラついたギターノイズが質量感のある暗闇を生み出し、その中で聴き手を凍死せしめんとするような荒涼としたリフを壮絶に聴かせる、極寒で光の届かない
…続き

INFANDOUS ★★ (2013-09-05 19:10:12)

先日Those Opposedより1stフルを発表したブラックメタルバンド。
正体不明の触れ込み通り、調べても余り情報は出てきませんね…。

INFANDOUS-Blood, the Sun, and the Cosmos ★★★ (2013-09-05 19:13:39)

2013年発表の1st。

スローテンポを基調とした重々しい曲調に、ブラックメタルらしいネガティビティを撒き散らすトレモロを始めとしたどす黒いギターワークが絡みつき、漆黒の空間を演出する禍々しいブラックメタル。威厳を感じさせつつもガルガルと獰猛に喉を鳴らすようながなりを基本にしつつ、詠唱系クリーンや×チガった裏返り絶叫もこなすヴォーカルといい、フレーズ自体が印象的ゆえに長尺で、かつミニマルな部分があってもドラマ性を感じさせる作風といい、かなり高水準のクオリティな音。

スロー~ミドル中心に暗黒趣味なトレモロという組み合わせは、鬱ブラックとの共通点も垣間見せますが、例えばNORTTやLICHT ERLISCHT辺りの葬式ドゥームに近いバンドと比べると、大分方向性が異なる感じですね。葬式に喩えられるバンドのような悲哀や憂鬱といったエモーショナルさは殆ど感じず、代わりに
…続き

INFAUST-BLUTBAD & MELANCHOLIE ★★★ (2011-10-30 22:20:33)

2008年発表の2nd。

ドイツ産五人組メロブラ…と紹介されてたので、割とメタリックな音を想像してたので、頭の出音のRAWさでまず驚きましたね(笑)。パッと聴いた感じでは、バンドの各楽器担当が自分の出音がこれで納得したのか疑問に思うほどの粗さだし、ヴォーカルはやたら潰れた、無理矢理声を絞ってる感じだしで、マニアックな独りブラックみたいな音…というのが第一印象。

しかし1曲目を聴き終わる頃には、その印象が全く変わってました。
低音にメロウなメロディが要るようなパートではベースがしっかり前に出て主張するし、ジャリジャリしたノイズ質で寒々しさを演出しつつ、そこにメロディアスなトレモロを入れるギターワークはメロブラ然としてかっこいいし、何よりアナログ感のあるドラムの音が素晴らしい。…あれ、意外と各メンバーの音のバランス良いじゃん、って感じの音。6曲目のピアノイン
…続き

INFERI ★★ (2010-06-09 18:53:00)

フィンランド産ディプレッシブ・ブラック。
Mikko AspaのレーベルNorthern Heritageに所属してます。

INFERI-Shores of Sorrow ★★ (2010-06-09 18:52:00)

2006年発表の1st。

これは鬱ブラックの中でも、割と上級者向けなんじゃないかと思います。よく比較対象としてBURZUMの3rdや7thが挙げられますが、BURZUMと比較しても静的で、風景画めいた作風だと思う。
「burned」のリフ/リズムや「what once shined」の後半の疾走、一部で聴ける叙情的なリードギターなど、動的なパートもあれど、基本的にはスローテンポのリズムにアルペジオや平坦なブラックリフが描く海のような情景に、漣のようにトレモロリフが被さる、動きの少ない作品。

聴いていると、海岸で沈む夕日をいつまでも眺めながら、「ああ、私の人生もあの陽のように沈んでいくんだな…」と思っているような、侘しい気持ちになってきます。
感情表現が行き過ぎてて、逆に滑稽に聴こえてしまう事も多いこのジャンルですが、ヴォーカルはBURZUMのCou
…続き

INFERIUS TORMENT ★★ (2013-04-08 21:06:45)

ロシア産ブラックメタルバンド。
2011年に元BELPHEGORのライブメンバーで、BETHLEHEMにも在籍するTorturer氏が加入し、ロシア産ながら欧州バンドとも人脈的な繋がりがあるバンド。

INFERIUS TORMENT-Ceremony of Godslaying ★★ (2013-04-08 21:08:20)

2012年発表の2nd。
これはかなり良質なブルータルブラック。

元BELPHEGORのライブメンバーという経歴を持つTorturer氏が辣腕を振るう、ブラストを中心に緩急付けて聴かせる暴虐なリズム展開に、邪悪で宗教的なだけではない、どこかロマンティックさやメロウさも感じさせるメロディを練り込んだリフを乗せたブラックで、個人的にはLegion在籍時のMARDUKを思いおこす音。特にメロウなメロディと暴虐なリズムの対比は、MARDUKの「Heaven Shall Burn」「Nightwing」アルバムを思わせますね。

メロディの良質さもかなり耳を惹きますが、ヴォーカルの獰猛ながらタメの効いたがなりは(現MARDUKの)Mortuus氏を思わせる邪悪さがあり、これもなかなか印象に残りますね。所々で宗教的SEやクワイアなどを使い、サタニックな雰囲気を演出した
…続き

INFERNAL ★★ (2010-07-14 21:22:00)

ex-DARK FUNERALのBlackmoon氏率いるスウェディッシュ・ブラック。
DARK FUNERALに近いファスト/ブルータルなスタイルです。
最近、活動を再開したらしいですね。

INFERNAL (COLOMBIA)-THE DEEPEST EMPTINESS ★★★ (2012-03-08 23:40:50)

2009年発表の4th。

ショップにこのCDが並んでた時は、DARK FUNERAL絡みの方のINFERNALの新譜が出たと思っていて…紹介で「コロンビア産」と書いてあったときも、「まあ現代はデータで音源のやりとりが出来る時代だし」と思って、そのままレジに持っていきましたが…いざ帰って聴いてみると、思ってたのと全然違う音で驚きました。大幅な路線変更かと思って調べたら、全く別のバンドだったという(笑)。

…そんな勘違いがありつつも、こっちはこっちでかなり魅力的なブラックメタルを演っているので、まあ結果オーライといったところですね。こちらはファストブラックなスウェーデンの方とは異なり、ミッドテンポもかなり重要視した展開と、メロいギターで聴かせるメロブラ路線。ゆったりとメロディアスなフレーズを紡いでみせたり、刻みを入れメタリックさを演出したり、ギターパートは非常にメ
…続き

INFERNAL CURSE-Apocalipsis ★★★ (2017-03-15 14:39:14)

2016年発表の2nd。

アルゼンチンのバンドながら日本のレーベル(Obliteration Records)から発売され、ショップでもそれなりにプッシュされていたり、ウォー・ベスチャルブラックのガイド本が発売されこのバンドも取り上げられた事などから、普段ウォーブラックを聴かない人でも手に取った方は多いんじゃないでしょうか。そんな方にもお勧め出来るくらい、分かりやすく、かつ強力にジャンルの魅力を伝えてくれる作品だと思います。

まず音作りが素晴らしいですよね。ノイジーに耳を劈く音は発火寸前の緊張感を漂わせながら、オールドスクールデスに通じる、腹にズンズン響く低音も効いたプロダクションはダーティな冒涜性と、サベージな衝動性をがっつりと伝えてくれます。リバーブが効き、若干言葉が伝わりづらいヴォーカルも異様さをより増していてかっこいい。マニアからしたらちょっと整い過ぎ
…続き

INFERNAL WAR-CONFLAGRATOR ★★★ (2010-01-11 11:43:00)

2009年発表の5曲入りEP。

私はこのバンドの作品を聴くのはこれが初めてですが、聴いた瞬間笑いそうになりました。…余りにも的確に、バンド名が音楽性を表していると思います(笑)。マジで地獄の戦争の中に、問答無用で叩き込まれるような、スラッシュ寄りのウォー・ブラック。スラッシュの飲んだくれたアングラ感はほぼ皆無で、ウォーブラックのストレートな狂気・攻撃性に特化したような音。ブラックの中でも凶悪な方に位置する音楽性でしょう。

何よりも素晴らしいと思うのは、キレのあるギターリフを初めとして、全曲全パート全力投球な楽曲構成ですね。リフは全パートで印象に残るものを弾いてやろう、くらいの意気込みが感じられるほど充実してるし、ドラムの無茶な速さからリフと連動するフレーズまで表現する演奏力も凄い。プリブラ等のミニマリズムとは180度逆にある音だと思います。主要メンバーの名前が
…続き

INFERNAL-SUMMON FORTH THE BEAST ★★ (2010-07-14 21:20:00)

2002年発表の5曲入りEP。
オリジナル2曲と、MORBID ANGEL、VON、BATHORYのカヴァーを収録。

元DARK FUNERALのBlackmoon氏が創設者、またDARK FUNERALとスプリットをリリースしていますが、やはりDFと同系統のファストでブルータルなブラックメタルを演っていますね。絶叫に絶叫を重ねるようなヴォーカルラインや、リフの叙情性に練り込まれた悪魔的な感覚なども近く、ファストな暴虐性と寒々しいリフを軸にするという、手法のみではない相似性があるように思います。

ただ、こっちの方がリフのメロディが引っ込み気味な代わりに、ドラムの炸裂感の強い音作りになっていたり、スラッシュメタル由来のイカレたギターソロが入っていたり、全体的により荒々しい作風。演奏時間も短く、ドラマ性・叙情性ならDF、RAWさや攻撃性ならこっちに軍配が上が
…続き

INFERNAL-SUMMON FORTH THE BEAST-DEVIL PIG ★★★ (2010-07-14 21:22:02)

VONカヴァー。
原曲は未聴ですが、VONってブラック関連のミュージシャンにかなり支持されてるらしいんですよね。(カヴァーですが)これを聴いて、理由が少し分かった気がします。それを繰り返すだけで、1曲が成り立つような、ごくシンプルなリフが素晴らしい。このセンスはプリブラ路線全盛期のDARKTHRONEに匹敵すると思う。やはり、リフで語れるバンドは強い。

INFERNO (CZECH)-Black Devotion ★★★ (2014-09-11 19:39:52)

2009年発表の5th。

「チェコのINFERNOが素晴らしい」とは聴いてましたが、確かにこれはかなり良いですね。ブラックメタルとしての衝動性や宗教的な甘美さと、メタルとしてのクオリティを両立させた、どす黒く堂々とした音は「Sworn to the Dark」「Lawless Darkness」期のWATAINを思わせますが…こちらの方が甘美な邪悪さにおいて若干譲る代わり、よりオールドスクールで辛口に仕上がっている印象。直接衝動を叩き込んでくるような攻撃性の高さ。

こういうどす黒く真性な雰囲気を出すバンドは最近少なくないですけど、この作品はその中でも「楽曲の良さ」がかなり際立っているように思います。特にギターがメロウなメロディを奏でるインストの「Loyalty of Honor」から、EMPERORの「Ensorcelled by Khaos」へのリスペクトと
…続き

INFERNUM-...taur-nu-fuin... ★★★ (2011-01-16 10:14:37)

94年発表の1st。

民族調の、壮大なオープニングが終わると、当然の様にプリブラに変貌。
しかしこの作品、プリブラへのキーボードの入れ方は、他のバンドへの手本と
なって然るべきくらい、センスがいいと思います。輪郭のぼやけた、幽玄で
アトモスフェリックなキーがローファイなバンドサウンドを包み込んで得られる音像は、
さながら燐光を放つ鬼火のようで、禍々しい美しさがあると思う。

このキーのセンスは初期EMPERORやLIMBONIC ARTに比肩すると思うし、
ペイガンルーツならではのメロディセンス、ヴォーカルの粘着質な邪悪さの表現など、
「プリブラとして求められるもの」のレベルは、おしなべて高い作品だと思う。
GRAVELANDよりもブラックとして直球な作品なので、ある意味取っ付きやすいかもしれません。

INFESTUS-E x | I s t ★★★ (2012-07-26 21:17:23)

2011年発表の3rd。

これはかっこいいですね。
プロダクションはブラックとしてはクリアながら、常にどす黒い靄が掛かっているような陰鬱なムードの漂うものですが、メタリックな刻みリフも使い緩急付けて展開する、オーソドックスでドラマティックなメロディック・ブラック。陰影の濃いダークなメロディが、厚みのある音作り、知性を感じさせる展開によって肉付けされ、邪悪さや暗黒性の高さはしっかり維持しつつも、どこか上品で神秘的な仕上がりの音。

メロディック・ブラックのキモであるメロディも非常に上質で、作品を通じて常に重っ苦しい雰囲気が付きまとっている感じなんですが、その中で灼け付くような哀愁を感じるリードメロだったり、カタルシスを感じるような、鮮烈で毒々しいトレモロリフを仕込んできたり、かなり耳を惹くパートが多い印象。時折挿入されるアルペジオの使い方も、作品の持つ陰鬱な
…続き

INFINITAS-Ardeur ★★★ (2016-04-19 12:08:20)

2012年発表のEP。
元NARGAROTHのライブメンバーであるThorn氏の独りプロジェクトによる初のCD音源で、Self Mutilation Servicesより発売。

…これには意表を突かれました。
バンド名の響きや所属レーベル、某所でのブラック/シューゲイズとの音楽性の紹介、実際に聴くとイントロ部が残響音の中での男女の物憂げな会話…と、如何にも儚げで鬱々とした鬱/シューゲイザーブラックを予想してしまいますが…バンドサウンドに差し掛かると、Rawでオールドスクールさを感じるプリミティブな音。

生々しいドラムの音や刺々しいリフの音色など、鬱系というよりもむしろ初期SATANIC WARMASTERとか、フィンランド産のプリブラ勢に近い出音な感じですが、メロディは確かにSMS産らしい儚さが感じられたり、非バンドサウンドパートでの雰囲気作りとい
…続き

INFINITY-Back to the Source (Summon the Black Flame) ★★★ (2014-09-29 14:31:07)

2012年発表の企画盤。
1stと2nd収録曲の再録6曲と、IMMORTAL、BATHORYのカバーを収録。
限定666枚。250枚限定で手書きナンバー入りデジパック盤もあり。

2ndを聴いた時は、黎明期~発展期の北欧産ブラックメタルバンド、例えばMAYHEMやSATYRICON、DISSECTION、IMMORTALなどのバンドが90年代半ばから後期にかけて発表していた、ジャンルの顔たる名盤群…それらに近いような雰囲気のある楽曲を演っているものの、癖のある辛口な音質で若干人を選ぶ仕上がりになっているような印象でしたが、その音質問題が改善された今作はブラックとして本当に非の打ち所がない作品になってますね。

上記のバンドを挙げられるほど、ストレートに北欧ブラックの路線を引き継いでいるのも素晴らしいですが、何より楽曲が良いです。例えば2曲目の「Autu
…続き

INFINITY-The Birth of Death ★★ (2014-09-24 22:12:24)

2004年発表の2nd。

本編に期待しつつ、オープニングのメロウなアルペジオを聴いていると…突然雷の至近弾を喰らったかの如き、痛烈なドラムの一撃が!!…びっくりした、というか耳が痛いんですが(笑)。その後プリミティブブラック的なノイジーさを伴うギターリフが入ってくると、大分音のバランスはマシになりますが…やっぱり金物が地味に耳に痛い。この時点で、聴き手を選別している気すらします(苦笑)。

そんな訳で音作りは結構辛口なんですが、楽曲自体はブラックメタルとしてかなり良質なんですよね。例えば1曲目で言うと2分半くらいのリフなんかがそうですが、印象的なフレーズをトレモロリフに乗せるセンスに於いては、北欧の黎明期のバンド達にも劣らないとすら思いますもん。5曲目のリフとか、一部MAYHEMっぽい不穏さでかなり良いですし。民族調のアコギパートがあったり、土着的な暗黒性が色濃
…続き

INFLABITAN ★★ (2011-04-08 20:25:20)

STRID、DHGのメンバーによるプロジェクト。
音源によってはVED BUENS ENDE等でお馴染みAggressorも参加。
早くに活動を停止してますが、去年Kyrckから音源が再発されたので、聴かれた方も多いかと。

INFLABITAN-WANDERER OF GRIEF 1993-1995 ★★ (2011-04-08 20:25:55)

タイトル通りの年の音源を集めたコンピレーション盤。2010発売。

作風は、アヴァンギャルドかつメロディックな、キーボード入りのプリミティブ・ブラックという感じですが…プリブラらしい繰り返しは多いものの、キーボードの音色を使い分け、神秘性やファンタジー性を演出してみたり、メロウなベースラインをリフに絡めてきたり、リフのノイズ質を操作したりなど、ローファイで低予算な音質の中でもドラマ性を描こうとしている所が素晴らしい。

北欧らしい凍てついた幻想的なメロディや、リフの音色をコントロールし、空間が捻じ曲がるような気味悪さを演出するパートなどを聴いていると、初期ノルウェー産ブラックの想像力を象徴するようなリリースを続ける、Kyrck Productionというレーベルが、この音源に目をつけたのも頷けるような気がします。特にキーボードの入った前半4曲は、メジャーバンド以上
…続き

INHUMAN HATE-Twilight of a Lost Soul ★★ (2010-12-26 17:30:49)

2010年発表の3rd。

バンド名が「非人間的憎悪」なんて、いかにも鬱ブラックめいたバンド名で、実際その通りの音を出しているのですが…1曲目のイントロから、泣きのリードギターが出てくるし、主にトレモロリフによって奏でられるメロディには湿り気があるし、一部ヴァイオリンやピアノを用いたパートもあるしで、ミサンスロピック(厭人的)ではあっても、意外にインヒューマン(非人間)な作風ではないような気がします。ヴォーカルの声帯が傷ついたようながなり(弱い声というわけではない)も、十分に感情的ですし。

個人的には、普通のメタラーが聞いたら火傷するかもしれませんが、最初から「鬱な音」を求めて聴くようなタイプなら、ここからディプレッシブ系に入ってもいいくらい、質の高い音だと思う。この手にしては整った、重さのある音作りですし、アルペジオや重苦しいリフが作り出す空間に響くトレモロは
…続き

INKISITOR-Inkisitor ★★ (2011-07-22 21:49:58)

2009年発表の音源集。
同年のEP「Inkisitor」に07年のS.V.E.S.Tとのスプリットの2曲を加え、DARKTHRONEの「Under the Funeral Moon」のカヴァーを加えてOsmoseよりリリース。

DARKTHRONEのカヴァーを演っていることからも分かるとおり、篭ったノイジーな音質はプリミティブブラックそのものという感じなんですが…このジャンルの王道の音とは多少毛色が異なる感じがしますね。ギターの張ったノイズ弾幕の向こう側で、ドラムが暴れ回り、ヴォーカルがドスを効かせて威圧する、攻撃性の高い音。

プリミティブブラックの酩酊感やサタニックなムードというよりは、ノイジーな音質がやけっぱちな攻撃性や粗暴さを増幅させている感じで、REVENGEやANTAEUS辺りが好きな方に受けそう。ただし、時折出てくるトレモロリフには、フラン
…続き

INQUISITION ★★ (2011-04-06 22:05:04)

コロンビアのブラックメタルバンド。
元はスラッシュを演っていたらしいですが、そうは思えないくらい独特のブラック。

INQUISITION-Magnificent Glorification of Lucifer ★★ (2011-04-06 22:04:34)

2004年発表の3rd。

これまた独特の路線を行くバンドですね…。
曲自体は、ミディアム~(爆走までいかない)疾走が中心の、ミニマルでダーティなプリミティブブラックで、オールドスクールなタイプと言えそうですが…ヴォーカルのスタイルが超独特、かつ好みが分かれるのが特徴。殺気も覇気もやる気も元気も何もない、それこそお経のような声で歌っている…というか、歌詞を唱えているだけです。

蛙を潰したような声で、一般的にこの手の音楽に期待されるような攻撃性もほとんどありませんが、なにか幻覚を見ている人のうわ言の様な気味悪さがある。これがミニマルな展開や、メロディの薄い音像と合わさると、妙にトリップ感のある音になるんですよね…。

一般的なエクストリームメタルファンよりも、トリップメタルが好きで、かつそのトリップ性をプリミティブ・ブラックに見出している人ならか
…続き

INSANITY OF SLAUGHTER-Be at a Loss ★★★ (2017-03-15 14:41:27)

2016年発表のコンピレーション盤。
2001年のEP「Be at a Loss」に、2002年のライブ音源を追加したもの。

これ、数あるジャパニーズブラックでも傑作の部類じゃないでしょうか。
まず楽曲がとても素晴らしい。プリブラ的な2ビートやスラッシュビートを多用し、オールドスクールな熱気を湛えつつ、邪悪極まりないトレモロリフが全編を通じて横行するスタイル。時折入るリードギターのフレーズも、後期DISSECTIONに通じるような邪悪さを甘美に聴かせるような感じで、メロウになるあまり禍々しさをスポイルすることがないのが良いですね。

ヴォーカルも歌詞を見ずに何を言っているのか聴き取るのが困難なほど歪んだ声で絶叫するタイプで、いざ歌詞を読んでみると「AAAAAAHHHHHH!!!!!!!!!!」とか、やたら「!!!」を多用しているのが目につきます(笑)
…続き

INSPIRE-Alive ★★ (2009-07-14 23:46:00)

2009年発表の1st。
最近日本の女性ヴォーカル入りメタルが個人的にブームで(笑)、結構プッシュされていた事も
あって買ってしまったんですが、有名所の面子が揃ってるだけあって質は高いですね。
個性的な女性ヴォーカルによる微キャッチーなメロを軸に、様式美メロスピや正統派HM、
ミディアムのHR、メロウなバラードなど色々な路線で聴かせてくれます。突き抜けたところに
欠けるきらいもあり、正直「ジェネリック」という単語が頭をちらつくんですけど(笑)、
全ての楽器がやる事をしっかりこなしてる感じで堅実に良質なメタルを演っているように思います。
ただ、前述したようにヴォーカルがかなり個性的で、そこが心底ハマれるか否かの分かれ道に
なると思います。エモーショナルな歌声はTORNやDAZZLE VISION、GUARDIAN HACKER辺りに

…続き

INSPIRE-Alive-Desperate ★★ (2009-07-14 23:56:18)

ミディアムテンポで、アルバム中では割と渋めな曲なんですけど、何故か好きなんですよね。こういうミディアムなハードロックって、「キレる少年」的なささくれだった感じを表現するのに向いてるのかも。

INSPIRE-Alive-Injured Feathers ★★★ (2009-07-14 23:48:07)

1曲目を飾るに相応しい、キャッチーに疾走する曲。
一発で引き込む求心力があるだけじゃなくて、テンションもかなり高くなかなかの名曲。特にサビに向けて高揚感を煽るBメロと、印象に残るキーボードメロが良い感じ。こういう曲があるなら、オープニングインスト入れなかったのは大正解だと思います。

INSPIRE-Alive-Outsider (2009-07-14 23:57:17)

なんか昔のXのような体育会系イズムを感じるんですけど(笑)。
声を割って歌うヴォーカルが印象的。何気に声色の多いシンガーですよね。
これでもう少ししゃくりを弱めてくれたら良いんですけどね…。

INSPIRE-Alive-Under the Fire ★★★ (2009-07-14 23:58:24)

アルバムのテーマは、「破壊から再生へ」らしいですけど、ラストを安易にメジャーキーのハッピーな曲にせず、少しダークめなメロスピにしてくれたのは嬉しい。Bメロの挑発的な歌唱は、アルバム内でのベストパフォーマンスかも。歌詞も凝ってて良いし、アルバム中随一の曲かもしれません。

INSPIRE-Alive-Unfair (2009-07-14 23:49:00)

「Unfair」の歌い方、やりすぎだなぁ…。「アンフェっきゅ」って聞こえる(笑)。なんか悪意を込めて物真似したくなるような歌い方なんですけど(笑)、ここまでやられると逆にその部分を楽しみに聴いてしまったり…。

INTHYFLESH-Claustrophobia ★★ (2012-06-23 11:54:14)

2011年発表の3rd。

靄が掛かったようなギターノイズの中で、時折高音域でキリキリした、エモーショナルなフレーズを挟み込むトレモロが、暗く陰りのあるメロディや浄化されるような儚げなメロディを奏でつつ疾走するブラックメタルで、鬱ブラックの湿り気にシューゲイザー系ブラックのカタルシスや疾走感、感情的なムードを加えたような作品…と言った感じでしょうか。

ヴォーカルは基本的に昔のBURZUMを思わせるような、悲痛さ漂う高音絶叫なんですが…時折なにかのスイッチが入ってしまったように、剥き出しのヤバさ漂う感情的な叫びも聴かせるのが特徴的。声を整える事も忘れて、オカマの叫びみたいな変な裏返りをしてる所もあったりするんですが、それもリアルで怖い。こっちは音を聴いてるだけなのに、知らない内に何か地雷でも踏んでたのかとビビってしまうような、マジなヤバさ。

…この手
…続き

IPSISSIMUS-THE WAY OF DESCENT ★★ (2012-03-07 21:04:20)

2011年発表の1st。
何気にあのMetal Bladeから出てるんですね…。

音的にはギターがややノイジーなものの、抜けの良いドラムが心地良い音質に、緩急・押し引きをしっかり付けたドラマ性のある展開で聴かせる、ハイクオリティなブラックメタルで、やはりMetal Bladeが目を付けるだけはある、メタルとして一級品なかっこよさ。一概にメロウや邪悪とは言い切れない、不思議なメロディ使いは一癖ありますが、ファストパートの泥を巻き上げながら迫り来るような迫力は凄まじいものがありますね。

そして個人的にはこのヴォーカルが大好きです(笑)。スタイル的にはハイピッチの絶叫でブラックに典型的なスタイルではあるんですが…何がそんなに憎たらしいのか疑問なほど、一語一語に憎悪を込めて叫ぶブチキレっぷり。ロングトーンの大絶叫も非常に憎々しげで、これとファストパートが噛み合う
…続き

IRDORATH-DEKONSTRUKTEUR DES FLEISCHES ★★★ (2013-05-10 21:21:09)

2010年発表の2nd。

ショップの紹介でもデス寄りの音として紹介されていましたが、1曲目を聴く限りスラッシュメタルを更に重くしたような、ヘヴィな音作りに、正統派やメロデスに通じるメロウなメロディを取り込んだ、メタリックでダイナミックな音で、確かにヴォーカルを除いてブラック色少ないかな…と思いましたが、シンフォでオカルティックなイントロまで取り入れた2曲目でブラック流儀のトレモロが解禁、そこからはデスメタルの重さやかっこよさと、ブラックの邪悪メロウが心地良く入り混じった作風に。

この作品、前述の1曲目を始め、曲によっては殆どブラックメタルらしさを感じられなかったりするんですけど、それにも増してギターワークがかっこいいんですよね。ブラックらしいトレモロも勿論良いんですけど、それ以上に耳を惹くのが正統派やメロデスのような、メタリックにギラ付きつつもメロウ鎖を加味す
…続き


MyPage