この曲を聴け! 

Usher-to-the-ETHERさんのページ
Usher-to-the-ETHERさんの発言一覧(評価・コメント) 3401-3450
→PC向けページ
Tweet
KEEP OF KALESSIN-Kolossus-Kolossus
KEEP OF KALESSIN-Kolossus-The Mark of Power
KEEP OF KALESSIN-Kolossus-The Rising Sign
KEEP OF KALESSIN-Kolossus-Warmonger
KEEP OF KALESSIN-Originators of the Northern Darkness-tribute to Mayhem-Buried by Time and Dust
KEEP OF KALESSIN-Reclaim
KEEP OF KALESSIN-Reclaim-Ⅸ
KEEP OF KALESSIN-Reclaim-Come Damnation
KEEP OF KALESSIN-Reclaim-Obliterator
KEEP OF KALESSIN-Reclaim-Reclaim
KEEP OF KALESSIN-Reptilian
KEEP OF KALESSIN-Through Times of War
KEEP OF KALESSIN-Through Times of War-As a Shadow Cast
KEEP OF KALESSIN-Through Times of War-Den siste krig
KEEP OF KALESSIN-Through Times of War-I Choose to Suffer
KEEP OF KALESSIN-Through Times of War-Itch
KEEP OF KALESSIN-Through Times of War-Nectarous Red
KEEP OF KALESSIN-Through Times of War-Obliterator
KEEP OF KALESSIN-Through Times of War-Skygger av sorg
KEEP OF KALESSIN-Through Times of War-Through Times of War
KENJI SIRATORI
KENJI SIRATORI-Dark Nature
KERBENOK
KERBENOK-O
KERBENOK-O-Heimstatt in Trümmern
KERBENOK-O-Lys
KERLI-Love Is Dead
KERLI-Love Is Dead-Creepshow
KERLI-Love Is Dead-I Want Nothing
KERLI-Love Is Dead-Walking on Air
KETZER-Starless
KHANATE-Things Viral
KHANATE-Things Viral-Fields
KHANATE-Things Viral-Reh / Improv 1103
KHANATE-Things Viral-Too Close Enough to Touch
KHLYST-Chaos Is My Name
KHOLD-Hundre år gammal
KHOLD-Hundre år gammal-Bonn
KHOLD-Hundre år gammal-Der kulden rår
KHOLD-Hundre år gammal-Hundre år gammal
KHOLD-Hundre år gammal-Rekviem
KHOLD-Hundre år gammal-Straff
KHONSU
KHONSU-ANOMALIA
KHORS-Мудрiсть Столiть (Wisdom of Centuries)
KILL DIABO-A
KILLGASM-A Stab in the Heart of Christ
KING (AUSTRALIA)
KING (AUSTRALIA)-Reclaim the Darkness
KIRCHE

 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 | 32 | 33 | 34 | 35 | 36 | 37 | 38 | 39 | 40 | 41 | 42 | 43 | 44 | 45 | 46 | 47 | 48 | 49 | 50 | 51 | 52 | 53 | 54 | 55 | 56 | 57 | 58 | 59 | 60 | 61 | 62 | 63 | 64 | 65 | 66 | 67 | 68 | 69 | 70 | 71 | 72 | 73 | 74 | 75 | 76 | 77 | 78 | 79 | 80 | 81 | 82 | 83 | 84 | 85 | 86 | 87 | 88 | 89 | 90 | 91 | 92 | 93 | 94 | 95 | 96 | 97 | 98 | 99 | 100 | 101 | 102 | 103 | 104 | 105 | 106 | 107 | 108 | 109 | 110 | 111 | 112 | 113 | 114 | 115 | 116 | 117 | 118 | 119 | 120 | 121 | 122 | 123 | 124 | 125 | 126 | 127 | 128 | 129 | 130 | 131 | 132 | 133 | 134 | 135 | 136 | 137 | 138 | 139 | 140 | 141 | 142 | 143 | 144 | 145 | 146 | 147 | 148 | 149 | 150 | 151 | 152 | 153 | 154 | 155 | 156 | 157 | 158 | 159 | 160 | 161 | 162 | 163 | 164 | 165 | 166 | 167 | 168 | 169 | 170 | 171 | 172 | 173 | 174 | 175 | 176


発言している29曲を連続再生 - Youtube



KEEP OF KALESSIN-Kolossus-Kolossus ★★★ (2008-06-13 21:52:40)

Obsidian Cってバンド名にゲド戦記に由来するものをつけていたり、BAL-SAGOTHを誉めていた事からも分かるように、ドラマ性のある音楽が好きなんでしょうね。キーボードとパーカッションの絡む語りパートの映像的な感覚は、彼のそんな趣味が強く出ているのではないでしょうか。他のパートも開いた口が塞がらなくなる凄まじさで、聴いていると時間を忘れてしまいます…。

KEEP OF KALESSIN-Kolossus-The Mark of Power ★★ (2008-06-13 18:29:43)

1stのアトモスフェリック・ブラックとしてのものとはまた別な、ゴシックっぽい退廃的な妖気が漂う曲。進行は基本ミディアムですが、サビでツーバス連打、ラストブラスト全開になるあたりやっぱりブラックっぽい。この曲でもThebonの表現力が光ってますね。前作では聴けなかった、どこか色気のある歌声。

KEEP OF KALESSIN-Kolossus-The Rising Sign ★★★ (2008-06-13 18:21:32)

アコギとキーの絡む、長いインストパートを挟んだ構成の光る曲。月並みな感想ですが、ノルウェーの自然の神秘性が伝わってくるようです。Obsidian氏はプレイヤーとしてもコンポーザーとしても超一流だわ…。
また、インストパート以外も壮絶。発狂ヴォーカルでもノイジーな音質でも、ましてや危険思想でもなく、アンサンブルのテクニカルさ、壮絶さが狂気を伝えるというのはなかなか無いのでは。

KEEP OF KALESSIN-Kolossus-Warmonger ★★★ (2008-06-13 21:56:22)

前作の「Many Are We」の流れを汲むブラックンドスラッシュ。
ヴォーカルとバンドが一体となってグルーヴを演出したり、缶を叩くような超豪速ブラストに挑発的なGメロを乗せたり、展開も劇的でテンションが天井知らずで上がっていくような曲。…このバンド、基本メロディアスなのに刻みリフの使い方が犯罪的に上手いんですが…。

KEEP OF KALESSIN-Originators of the Northern Darkness-tribute to Mayhem-Buried by Time and Dust ★★ (2005-03-22 18:12:25)

MAYHEMのカヴァーです。
私は基本的にデスヴォイスにエフェクト掛けるのは好きではないんですが、この曲の場合はそれが不気味さを助長する結果になっているのでOKです。最後に轟音でノイズが入りますが、これは単品で聴くと正直いらないと思うんですが、このトリビュートアルバムの流れで聴くと次のLife eternal(GORGOROTH)の暴虐性がより際立って聴こえます。

KEEP OF KALESSIN-Reclaim ★★★ (2005-03-22 18:06:00)

2003年発表の、5曲(うち一曲はインスト)入りミニアルバム。
ミニアルバムって収録曲数の割に値段が高く、この作品もその例に漏れず、やっぱり割高感があるんですが、そんな事は些細に感じられる素晴らしい内容です。

というのも、参加メンバーが凄く豪華で、MAYHEMやABORYMで邪悪な呪詛でリスナーを恐れさせたヴォーカリストであるAttila、SATYRICONや1349に所属し、ブラック界でもトップクラスの腕前を持つといわれるFrostが参加しています。
…このメンバーを見て、その作品に期待するなという方が無理ですね(笑)。

内容ですが、これはミニとしてはMAHEMのWolf's Lair Abyssにも匹敵する超名盤だと思います。まずリーダーであるObsidian.Cのギターですが、②のソロや③のリフ、曲展開などを聴いてみると、彼がこの濃ゆいメンバ
…続き

KEEP OF KALESSIN-Reclaim-Ⅸ ★★★ (2005-03-22 18:07:50)

インスト~二人の男の会話を経て、このミニアルバム本編に突入。
この曲を聴くと、Frostがただの豪速ブラストを売りにするドラマーでは無い事がとても良く分かります。曲の冒頭からツーバスを踏みながらのリズミカルなドラミングで聴き手を一気に引き込んでいきます。ギターソロがかっこいいのもポイントです。

KEEP OF KALESSIN-Reclaim-Come Damnation ★★★ (2005-03-22 18:08:52)

イントロから最高のテンションで畳み掛ける曲。
異常なほどに暴虐なギターリフと、キャッチーなフレーズのサビを持ったブラックメタル…だと思っていたら、中盤でシンセがメインになり冷ややかな幻想の世界を演出、そのメロディをギターに引き継がせて疾駆していきます。この展開がめちゃめちゃドラマティックで、ブラック好きな人なら絶対にグッと来る事間違い無しの超名曲です!!

KEEP OF KALESSIN-Reclaim-Obliterator ★★★ (2005-03-22 18:09:48)

97年発売のアルバム「Through times of war」収録曲のリメイク。
豪速ドラムと呪詛ヴォーカルの炸裂するストレートなブラックと言う事で、このバンドが以前カヴァーした事もあるMAYHEMの名曲「Buried by time and dust」を思わせます。勿論あの頃よりもヴォーカルはパワーアップしていて、特に血を吐きそうながなり声は必聴です。

KEEP OF KALESSIN-Reclaim-Reclaim ★★★ (2005-03-22 18:10:47)

アルバムのタイトルトラック。
演奏時間は8分弱とこのアルバムの中でも最も長く、展開も一番複雑なものとなっています。途中少しだけ普通声もありますが、読経を思わせるような低く、それでいて厳かに吐き出されるこの声は流石Attilaといった所でしょうか…

KEEP OF KALESSIN-Reptilian ★★★ (2010-05-26 19:28:00)

2010年発表の5th。
国内に入荷される前に、海外のレビューを見てみると、どうも芳しくない評価もあったので「まさかKOKが問題作を!?」と身構えましたが…順当に最近の作風の流れを汲んだ新作ですね。

前作までと比較して、リフが更にデスラッシュ寄りになったこと、シネマティックなキーボードや、ノーマルヴォイスでの歌い上げがごく自然に取り入れられている事などから、より脱アングラ・メジャー志向の図式が明確になった作品だと思います。
バンドロゴも、映画のタイトルに使われるようなフォントになってますし(笑)。

ただ、やはり作風がメジャーになっても、Obsidian C氏のギターワークと、Vyl氏の鬼神ドラムによる、エクストリーム・メタル界の至宝とも言うべきアンサンブルには些かの翳りもないですね。マジに達人同士の斬り合いって感じです。ここまで聴きやすさと、アンサ
…続き

KEEP OF KALESSIN-Through Times of War ★★★ (2006-07-16 20:54:00)

97年発表の1st。
やはりKEEP OF KALESSINは一枚目から凄かった…。

アンダーグラウンド臭を打ち消さずに高品質なブラックメタルを聴かせるという点においては今大人気の1349なんかと共通した音楽性ですが、1349がスピードとブルータリティに重きを置いているとしたら、こっちはドラマ性とメロウさに主眼が置かれている感じ。

音質は2ndよりはマシ(慣れただけかも)とはいえ、やはりノイジーなんですが、織り込まれるトレモロリフや時折挿入されるアトモスフェリックなキーボードの邪悪な甘美さは聴き手を酔わせ、「ノイジーなものを聴いている」という認識さえ奪ってしまいそう。

Obsidian CはSATYRICONのライブギタリストと言う事ですが、あの歴史的名盤である「NEMESIS DIVINA」と比較しても劣らないくらいに、どの曲も素晴らしい
…続き

KEEP OF KALESSIN-Through Times of War-As a Shadow Cast ★★ (2006-07-21 20:05:16)

スローパートで溜めた後疾走する展開が印象的な曲。
後半のシンフォニックになり過ぎず、不気味さを保ちながらも幽玄さを加味するキーボードの使い方も良い感じです。このキーボードもObsidian Cの担当のようですが…流石ですね。

KEEP OF KALESSIN-Through Times of War-Den siste krig ★★★ (2006-07-16 20:58:22)

この曲のメロディの一部、ちょっと「ゴッドファーザー愛のテーマ」を思わせるんですが、それは流石に私だけかな(笑)。でもこういう大仰とも言えるメロウなメロディは、特にこの曲のような展開にメリハリのあるブラックには良くあってます。ギターがメロディアスじゃないパートでも意外とベースがメロディアスだったりして聴き応えのある曲。

KEEP OF KALESSIN-Through Times of War-I Choose to Suffer ★★★ (2006-07-21 20:11:49)

このバンドの売りの一つに楽曲のドラマ性があると思いますが、中でもこれは…。
キーボードが入っても容赦なくトレモロリフで責め立てるし、ギターソロはメタリックでかっこいいし。中でも中間の呪術的なスローパートは初期EMPEROR並の雰囲気の濃さを醸し出してます。もうObsidian Cを崇めたくなりますね(笑)

KEEP OF KALESSIN-Through Times of War-Itch ★★ (2006-08-12 12:32:29)

本編が終わった後に収録されているボーナス的な曲。
暗黒アルペジオを導くのは、何故かノリノリなリズム。そしてそこに乗るのはSILENCERなんかを思わせるキチ系の絶叫。明らかに他の曲とは何か違う感じ。面白い曲だけど、ラスト音がデカくなるのは個人的には完全に蛇足。わざと聴きにくくしているのかもしれませんが、変な所にこだわらないで欲しい。★マイナス一個。

KEEP OF KALESSIN-Through Times of War-Nectarous Red ★★★ (2006-08-12 12:31:26)

ジャケには「Nectarious Red」とありますが、オフィによるとこっちが正しい曲名のようです。
結構ミディアムテンポの続く曲ですが、「甘美なる赤」のタイトルに相応しい、邪悪好きには甘やかに響くであろうメロディのおかげでダレることはありません。特にラストのツーバスに乗せてのトレモロリフはアルバム本編の締めを飾るに相応しい美しさです。

KEEP OF KALESSIN-Through Times of War-Obliterator ★★★ (2006-07-21 20:14:22)

後の「Reclaim」でのAttilaやFrostと録音したヴァージョンも良いですが、こっちのヴァージョンも負けないくらいに良いと思います。やはりこの手の邪悪&メロウなトレモロリフってノイジーなプロダクションに良く合うんですよね。

KEEP OF KALESSIN-Through Times of War-Skygger av sorg ★★★ (2006-08-12 00:24:22)

まるで溜まり水から生じた紫色の毒霧が立ち込めるようなキーボード、その沼に向かって語りかける長老の声、そして沼地に住む怪物が暴れているかのようなリズム…全てが邪悪に染められている曲。ブラックとして申し分無しの空気感ですね。

KEEP OF KALESSIN-Through Times of War-Through Times of War ★★★ (2006-07-16 20:56:46)

いきなりのドスの聴いた音質とトレモロリフによるオープニングで掴みはばっちり。
邪悪なメロディを奏でるリフを伴いながら繰り返されるタメ→疾走のリズムが心地良いです。こんな名曲が一枚目の1曲目だなんて…この頃から大御所に勝るとも劣らない才覚を発揮してたんですね。

KENJI SIRATORI ★★ (2011-03-28 19:34:07)

先日ブラック/アンビエント/ノイズのアルバムを発表した日本人サイバーパンク作家。
「KENJI SHIRATORI」ではないので注意。

KENJI SIRATORI-Dark Nature ★★ (2011-03-28 19:34:41)

Ihsahnの妻Ihrielとの共演でも知られる、日本人サイバーパンク作家の1st。
某ショップではブラックメタルとして紹介されていましたが…

バンドサウンドやメロディは一切無く、ノイズや持続音を使って世界観を練り上げる音は、ブラックというよりは「ブラックの世界観を持つノイズ/ダークアンビエント」と言った方が正しいかも。持続音で真っ黒で抑圧された空気を感じさせつつ、そこにノイズで情景を描いていく作風は、アンビエント系ブラックのみならず、CMI系列のダークアンビエントを愛聴する人にも薦められそう。

聴いていると、荒廃し切った廃墟だったり、数多の金属片がドス黒い重力場に引き寄せられ、押し潰される様子だったり、様々なイメージが浮かぶ、想像力を刺激する音は作家ならではといった所でしょうか。また、時折エフェクトじみた、如何にも機械がかったノイズを挟んでくるんですが
…続き

KERBENOK ★★ (2009-11-03 09:46:00)

ドイツ産ペイガンブラック。
1stを聴く限り、かなりの有望株かも。
1stのタイトルですが、ケース横には「OOOOOOOO」、ケース側面には
「OOOOOOOOO」とありますが、CDに付いてきたレーベルのカタログを見ると
「O」が正しい模様。ぶっちゃけ、ケース横のインパクトで手に取りました(笑)。

KERBENOK-O ★★★ (2009-11-03 09:36:00)

2008年発表の1st。
1000枚限定のA5デジパック版も出てるようです(見た事ないけど…)。

ペイガン/フォークメタルって、個人的には「民族メロディの華麗さで、メタルとしてのインパクトを更に上げる」タイプ(ELVEITIE、TURISAS辺り)と、「メタルの暗黒性とペイガニズムの土着性を掛け合わせ、独自の世界観を追求する」タイプ(GRAVELAND、LUCUFIGUM辺り)に大別されると思うんですが、このバンドはどちらかというと後者寄りですね。

このバンドの場合、素晴らしいと思うのは、ペイガニズムの表現方法への貪欲さ。
他のペイガン/フォークメタル同様、民族楽器による叙情メロ、詠唱系男性Vo&祈祷師系女性Vo、トライバルでパーカッシブなリズムなど「お約束」な部分はしっかり押さえてるんですが、このバンドはそこに留まりません。いかにもペイガン思想の
…続き

KERBENOK-O-Heimstatt in Trümmern ★★★ (2009-11-03 09:41:04)

全体として非常にレベルの高いペイガンメタルの大作だと思いますが、個人的には終盤が衝撃でしたね…こんな現代的な音を取り入れることで、逆に土着性を表現するとは…。バンドの才能の切れ味が良く分かるパートではないでしょうか。

KERBENOK-O-Lys ★★ (2009-11-03 09:44:13)

ごく短い曲だけど、これはかなりツボ。
リズム面ではこっちは民族的なパーカッシブなもの、向こうはエレクトロニカがベースという違いはありますが、このクスリが脳に解け広がるような陶酔は間違いなく後期THE 3RD AND THE MORTALと通じる音だと思う。

KERLI-Love Is Dead ★★ (2009-05-06 20:12:00)

2008年発表の1st。
頽廃的かつ少女趣味でありながら、変に男性に媚びてないアートワークに惹かれてジャケ買い。
聴いてみると、ストリングスがゴス的な夜の雰囲気を演出する暗いムードの曲を、コケティッシュな
ヴォーカルが引き立てる頽廃と幼気さが混在するゴシックで、ジャケから想起されるイメージに
ピッタリな音でした。…一曲目は。しかし聴きすすめるとプログレ的キーボードを配した曲や
インダストリアル要素を音響面に生かした曲、果てはチア・リーディングのようなヴォーカル
パートがある曲まであり、様々なタイプの曲を演っていて、曲によって「ゴス的頽廃性」の
濃度が特濃からウス味までかなり差がある感じ。
…と言っても、軽薄に聞こえるほど明るい曲やパートはないし、どの曲も歌メロ…というか
ヴォーカルパートが、リズミックだったりチャイルディッシュだったり
…続き

KERLI-Love Is Dead-Creepshow ★★★ (2009-05-06 20:15:32)

アルバムレビューの方でもhideやマンソンとの類似性に言及しましたが、この曲はzilch(hideさんがやってたバンド)とかなり通じるものがあると思う。「歪んだポップ性」が洗脳的な中毒性を持つまでのレベルに達しているところが共通しているかと。メロディも雰囲気も独特すぎて、それが強烈なフックになってます。

KERLI-Love Is Dead-I Want Nothing ★★★ (2009-05-06 20:14:36)

チアリーディング風ヴォーカルパートが嫌でも印象に残る曲。
買った時は、こんな曲が入ってるなんて思いもしなかったなぁ…でも凄い好きです、この曲。そういえばMikko Aspa(DEATHSPELL OMEGA等)はCREAMFACEというバンドで、アンチゴスな曲とチアリーダーフェチな曲を両方作ってましたが、この曲を彼が聴いたらどう思うんでしょうね(笑)。

KERLI-Love Is Dead-Walking on Air ★★★ (2009-05-06 20:16:24)

代表曲らしいですが、確かにこれは素晴らしい。
深い音像に薄暗いキーボードを絡めた音はゴス的頽廃性に満ちてるんですが、そこにハンドクラップやパーカッシブなヴォーカル、チャイルディッシュなコーラスを絡めて独特のムードを演出してます。コーラスなんてゴス世界の、夜道の草陰から聞こえてきた子供の幽霊の歌声みたいだし、途中破滅的なインダストリアル系の音が出てきたときは思わずゾクっと来た。キャッチーですが、ゴス濃度は特濃です。

KETZER-Starless ★★ (2016-12-26 07:31:23)

2016年発表の3rd。

Metal Bladeからの発売、Terrorizer誌にもレビューが掲載されるなど、結構プッシュされてる印象。販促シールではBEHEMOTHが引き合いに出されてたりするので、ブルータル路線のバンド化と思いきや、意外にもロック寄りのミッドテンポ中心のグルーヴィなリズム、情感の籠ったリードギターで聴かせる音で、冒頭からハンドクラップ入れたくなるようなキャッチネスがありますね。

販促シールではTRIBULATIONも引き合いに出されてましたが、どちらかと言うとこっちの路線に近い音ですね。ただし、ただキャッチーなだけではない、どこかひねくれた知性を感じさせる展開も見せ、同郷のEISREGENなんかも連想します。ヴォーカルがメロディを歌う時ですらかなり歪ませた声なので、ブラックらしい殺伐感はしっかり残ってるのも嬉しいところ。


…続き

KHANATE-Things Viral ★★ (2007-06-03 21:52:00)

2003年発表の2nd。
SOMAの参加するバンドはSUNN O)))とKTLも聴いてきましたが、このKHANATEが
一番メタラーに受けるのではないでしょうか。日本盤も一番先に出ましたし。
やはり前述のバンド同様、音作りは本当に素晴らしい、その一言。
ドラムの残響音とヘヴィ・ドローン・リフが交錯し、地獄的な風景を描いたり、低音が空気を
震わせるように揺れたりする所なんて、好きな人が聴いたら脳から汁が出っ放しになりそう。
SUNN O)))同様、「最大の音量は最大の効果を生む」の表記がありますが、私はたいてい
近所迷惑にならない程度の音量で聴いてます(笑)。しかしそんな大して大きくない音量で
聴いてですら、「重さ」と言うよりも「質量」を感じられる、存在感のある音が凄い…!!
基本的に聴いていて気持ち良いんですけど、曲の間中ずっと病的な
…続き

KHANATE-Things Viral-Fields ★★★ (2007-06-03 21:54:10)

この曲は音そのものの素晴らしさは言うに及ばず、絶望・拷問系ヴォーカルが凄いですね。聴いてて、「お願いだから、どうかもう苦しまないで」とか言ってあげたくなるような悲痛さ。音の重圧以上に心が苦しくなる曲。「哀愁」の項目はヴォーカルに。哀愁というより絶望ですけど…。

KHANATE-Things Viral-Reh / Improv 1103 (2007-06-03 21:57:10)

日本盤ボーナストラック。リハ/即興演奏。
弓に「鳴弦」といって弦を打ち鳴らして魔を払うものがありますが、これはその逆。ギターを鳴らすたびに激重な音が出、それによって悪意や絶望が集まってくる感じ。

KHANATE-Things Viral-Too Close Enough to Touch ★★★ (2007-06-03 21:55:05)

曲の絶望感に打ちひしがれる前に、音響の面白さに感動してしまいました(笑)力を込めて何かを引き絞るようなノイズ音でタメを作って、その溜めたものを一気に放出するようにへヴィ・ドローン・リフが襲い掛かってくる…。

KHLYST-Chaos Is My Name ★★ (2008-05-14 19:17:00)

2006年発表の1st。
メンバー3人のうち2人がKHANATEに在籍、もう一人もSUNN O)))に参加した
経歴を持っていることから期待される通りのドローン/ダークアンビエント。
ドローンパートは引き摺るというよりも引き絞るという方が正しいような独特の歪みの
ギターにより、ぶっ壊れた機械がランダムで音階を発しているような奇妙なメロディを
奏でた上に、Runhildの発狂ヴォーカルが乗るスタイル。KHANATEの日本盤ボーナス
ディスクに付いていたインプロヴィゼーションを更に発展させたような作風と言えるかも。
Runnhildのヴォーカルは、ブラック的な高音絶叫ですが声をひっくり返したり喘いだり
狂気の表現はかなり巧み。女性である事を上手く活かした表現力があると思います。
っていうか、この声…御伽噺に出てくる鬼婆とか夜叉とかそのもの
…続き

KHOLD-Hundre år gammal ★★ (2009-11-11 17:23:00)

2008年発表の5th。
00年結成だから、HR/HMバンドとしては割と速いペースで作品を出してますね。

リズムにロックのダイナミズムを導入する事で、アングラメタルのふてぶてしさ、ブラックメタルの暗黒エナジーを表現する、(「Now, Diabolical」「The Age of Nero」期の)SATYRICONにも通じる路線ですね。SATYRICONが鬱系メロの練り込まれたリフと威厳のあるデス声を用いていたのに対し、こっちはオールドスクールで太い響きのリフと、スラッシュがベースにありそうな野太いダミ声を使っているのが大きな違い。

その分、SATYRICONよりもメジャー感の薄い、アングラっぽい作風になってますね。SATYRICONとDARKTHRONE(共に最近)の真ん中くらいの作風というと近いと思います。そう考えると、何気に今のノルウェーのシーンを象
…続き

KHOLD-Hundre år gammal-Bonn ★★★ (2009-11-11 17:28:06)

DISSECTIONを緩やかにしたような、毒々しい暗黒美の息づいた曲。
アルバムを通じて、美しさよりもダーティな雰囲気を重視していた感じがするんですが、敢えてこういう曲で締めた事で、全体の構成にも凄みが加わった印象があります。

KHOLD-Hundre år gammal-Der kulden rår ★★ (2009-11-11 17:24:55)

普通のブラックメタルよりも、ベースの音が効いているサウンドなのが良いですね。オールドスクールな、黒いふてぶてしさが更に強調されているような印象を受けます。

KHOLD-Hundre år gammal-Hundre år gammal ★★★ (2009-11-11 17:25:41)

クラスト方面に行く直前のDARKTHRONEみたいな雰囲気が素敵。
ふてぶてしさはありつつも、ブラックの陶酔的・催眠的な部分が強く出ている感じ。

KHOLD-Hundre år gammal-Rekviem ★★ (2009-11-11 17:26:27)

本能の警告を呼び覚ますような、不協的なアルペジオの醸し出す邪悪さは、近年のDSOに通じるものがあるかも。このバンドも暗黒を表現するのにかなり試行錯誤してそう。

KHOLD-Hundre år gammal-Straff ★★ (2009-11-11 17:27:09)

ギターの残響音にも気を使った音作りは、現代のブラックの感覚がありますね。このバンドは最近の手法も取り入れて、黎明期の邪悪さを表現しているのが面白いと思う。…ヴォーカルのスタイルがもう少し私好みだったら、凄くお気に入りのバンドになったかもしれないなぁ…。

KHONSU ★★ (2012-10-06 06:29:49)

ノルウェー産ブラックメタルバンド。
中心人物のS. Gronbech氏はKEEP OF KALESSINのメンバーであり、1stアルバムでもギターを弾いているObsidian C氏の兄弟。またKOKのThebon氏も正式メンバーと、メンバーの多くがKEEP OF KALESSIN絡みで構成されるバンド。先日Season of Mistより1枚目のアルバムをリリースしました。

KHONSU-ANOMALIA ★★★ (2012-10-06 06:30:51)

2012年発表の1st。

メンバーやスタッフがKEEP OF KALESSIN絡みのバンドですが…特に「Armada」以降のKOKの影響が顕著ながらも、しっかり差別化されている作風ですね。スラッシュ由来の、刻みを多用したダイナミックで動きの多いリフ捌きを用いた、メタルとして非常に質の高い演奏はKOKに通じるものがありますが、こちらはKOKのように完全にリフ主導の曲作りではなく、3rd以降のARCTURUSを思わせるシアトリカルな展開も多いのが特徴。

サイバーなキーボードや透き通った音色のピアノ、クリーンも用いたヴォーカルワークなどを駆使した、宇宙的な世界観の演出はKOKに通じる動的でかっこいいリフ捌きにより、更にドラマティックなものに。Thebon氏のヴォーカルも、KOKで聴かせたような熱いダミ声がなりだけでなく、不気味さを演出する呪詛系なども用いていて、表現
…続き

KHORS-Мудрiсть Столiть (Wisdom of Centuries) ★★★ (2013-07-07 10:23:41)

2012年発表の5th。

これ、店頭でやたら熱いコメントで勧められてたので、乗せられる形で買ってしまったのですが、想像以上に良い作品でした。作風的にはミディアムテンポを中心に、身を切るようなペイガン風味のメロディをリフに練り込み、アトモスフェリックかつ叙情的に展開していくブラックなんですが…凄く巧みな形で、ダイナミックさとドラマティックさ、アトモスフェリックさを両立させている作品だと思います。

低音の効いた、ずっしりとしたプロダクションは民族がかった哀愁メロディや厳然としたミッドテンポとの相性が非常に良く、冷厳なムードを醸し出してますね。普通のアトモス系バンドが吹雪や雪山だとするなら、このバンドは視界を埋め尽くすほど巨大な氷塊が、眼前に聳え立っているかのようで、威厳に満ちた音だと思う。トレモロリフを纏った寒々しい疾走も取り入れた構成とも相俟ってかなりダイナミッ
…続き

KILL DIABO-A ★★ (2009-08-12 22:51:00)

2008年発表の3曲入りシングル。
以前、メタル専門店で貰ったイベントのチラシで存在を知り、アートワークやロゴなどに
凄く繊細なセンスを感じて目を付けてたんですが、ようやく流通がライブ会場のみから
店舗販売もされるようになり、手に入れることが出来ました。
なんと言ってもヴォーカルが素晴らしいですね。
女性的な儚さも中性的な凛とした雰囲気も表現できる、繊細なエモーショナルさを湛えた歌唱。
…結構エモーショナルさを売りにしてるシンガーって、感情を込める余り声の伸びが犠牲に
されてるケースが多い気がするんですが、この人の歌唱はウィスパー気味に歌ったり、
しゃくり上げたりしても声の伸びが失われず、心地良く聴けるのが素晴らしい。
声質的に、なにか天性のものを持ってるのではないでしょうか。
路線は、ヘヴィなバンドサウンドの主眼がスピードやス
…続き

KILLGASM-A Stab in the Heart of Christ ★★★ (2015-04-08 23:14:29)

2014年発表の2nd。
ブラックメタルにグラインドコアの要素を加えた…とその音楽性を紹介されていた彼らですが、実際に聴いてみるとこれが非常にかっこいい!

ファストパート中心に、ハイテンションかつ冒涜性の高い音を聴かせる作風ですが、ファストな部分がただ速いだけでなく、目の前の物全てを蹴散らしていくような、野蛮なパワーに満ちているのが特徴で、この辺りはグラインドコアの影響が良い形で出ているように思います。そこに乗るリフ捌きは意外にもメロディアスなものが多いですが、ブラックらしい湿り気、邪悪さ、狂気などを孕んだメロディで、激烈なリズムとも見事に合致している印象ですね。

あと、何気にヴォーカルも凄まじくかっこいいです。
ブラックらしい高音絶叫と、低音のグロウルを使い分け、時にグラインドコア由来のガテラルも交えてくるスタイルですが、そのどれもが壮絶。特に高
…続き

KING (AUSTRALIA) ★★ (2017-08-08 12:34:06)

オーストラリア産メロディックブラック/デスメタルバンド。
しかし検索で見つけてもらう気皆無なバンド名ですね…(笑)

KING (AUSTRALIA)-Reclaim the Darkness ★★★ (2017-08-08 12:34:52)

2016年発表の1st。
結構新しいアルバムなのに、未開封の新品が半額くらいで売ってたのでサルベージしましたが、これがなかなかの力作で素晴らしいです。

カテゴリとしてはメロディック・ブラックになるんでしょうが…ブラックにありがちなマニアックさ・アングラさは殆どなく、まるで正統派メタルのドラマティックさをそのままに、音の分厚さや攻撃性など、エクストリームメタルの激烈さでビルドアップしたかのような作風で、メロデスにも通じる音ですね。一作目にしていつ国内盤がリリースされてもおかしくない、地に足の着いたハイクオリティさ。

ただしハイクオリティだからといって無難な訳ではなく、ヴォーカルにはブラックメタル由来の獰猛さが強く感じられるし、なにより聴かせるべきところではしっかりと聴かせてくれる、叙情的なメロディがかなり良いんですよね。ちょっとヴァイキング風味入っている所
…続き

KIRCHE ★★ (2006-04-23 10:15:00)

読み方は「キルシェ」。ドイツ語で「教会」の意味です。
正式な発音は「キルヒェ」みたいですけど、敢えてこう読むみたいです。
ポップス/トラッド/プログレなどを上手く組み合わせ、ユニークで
幻想的な音楽をクリエイトしているユニットです。
あるプログレのガイドブックの名盤20選に「PLEIADES」が選ばれたり、
その方面からの評価も高いようですね。
ハードロックでは「GÅTE」など好きな人にお勧め。


MyPage