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Usher-to-the-ETHERさんの発言一覧(評価・コメント) 3451-3500
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KIRCHE-Pleiades
KIRCHE-Pleiades-Mirage of Sands
KIRCHE-Pleiades-Swim -水夢-
KIRCHE-Pleiades-セイリオス
KIRCHE-Pleiades-ティル・ナ・ノグ
KIRCHE-Pleiades-五月はベリルの風をつれて
KIRCHE-Pleiades-千の夜の睛~CELESTINE
KIRCHE-Schwartz Nacht-Departure
KIRCHE-Schwartz Nacht-Schwartz Nacht
KIRCHE-唄は語り継がれる-ニンフェア~天空に咲く花~
KIRCHE-唄は語り継がれる-唄は語り継がれる
KIRCHE-唄は語り継がれる-凍る階音
KISSING THE MIRROR-Blade Of Ancient Temple-Insanity of Crimson Eyes
KISSING THE MIRROR-Blade Of Ancient Temple-Night at Enigmatic Garden
KISSING THE MIRROR-Blade Of Ancient Temple-The Guardian of Evil Palace
KISSING THE MIRROR-Dreaming River (wooming × 魂音泉)-Bad Omen
KISSING THE MIRROR-Dreaming River (wooming × 魂音泉)-The Blood of Insanity
KISSING THE MIRROR-Dreaming River (wooming × 魂音泉)-The Night of Eternity
KISSING THE MIRROR-Fatal Scythe's Awakening-Power O' Nine
KISSING THE MIRROR-Fatal Scythe's Awakening-Unlimited Rage
KJELD-Skym
KLADOTUS-VAIENNEET TEMPPELIT
KLADOVEST
KLADOVEST-Escape in Melancholy
KLAGE-Die Weihe des Eises
KLAUS SCHULZE-Irrlicht
KNIGHTS OF ROUND
KNIGHTS OF ROUND-The Book Of Awakening-Phoenix rising
KOLDBRANN
KOLDBRANN-Vertigo
KOMMANDANT-The Architects of Extermination
KONTINUUM
KONTINUUM-EARTH BLOOD MAGIC
KORGONTHURUS-Vuohen Siunaus
KORIUM-Do Komnát Večnej Zimy
KORN-Take a Look in the Mirror-Right Now
KOROG
KOROG-Korog
KOROG-Korog-Balance
KOROG-Korog-Interface
KORPBLOD-Uråldrig Samklang
KOSA (КОСА)-EVILABSORPTION (ЗЛОПОГЛОЩЕНИЕ)
KOTOKO-UZU-MAKI
KOZELJNIK
KOZELJNIK-Deeper the Fall
KRAKE-CONQUERING DEATH
KRALLICE
KRALLICE-Dimensional Bleedthrough
KRALLICE-Krallice
KRATER-Urere

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発言している22曲を連続再生 - Youtube



KIRCHE-Pleiades ★★ (2006-04-23 10:07:00)

99年発表の2nd。
個人的にはスルメ盤です。
いかにも民謡なキャッチーなメロは案外少なく、曲が長めで、他の一般的J-POPの様にサビで
いきなり開ける…みたいな決まりきった展開だけではないので、初聴き時の印象が
掴みにくく最初は結構戸惑ったんですが、聴くたびに好きになっていったアルバムです。
頭の中に映像が浮かんでくるようなアレンジや、下手をするとサビの歌メロよりも饒舌な
間奏などのヴァイオリン、キーボード、アコーディオンなどが素晴らしく、これが
プログレファンに受けているというのも良く分かります。じっくり聴くべき作品。
ヴォーカルもかなり個性的ですね。
少し幼い感じで高めの声ですが頻繁に交えてくるコブシとビブラートを同時に掛けたかのような
声の震わせ方がアクセントになっていて、それが民族色の強い曲に良くマッチしてます。
…続き

KIRCHE-Pleiades-Mirage of Sands ★★★ (2006-04-23 09:45:55)

砂漠の夜を思わせる、ロマン溢れるメロディが印象的な曲。
悠久の時をこの8分間に凝縮したような重厚さがあって、特にサビの透き通ったヴォーカルは特筆ものです。こういう透明な叙情を表現できるヴォーカリストってほんと尊敬します…アルバムで一番好き。

KIRCHE-Pleiades-Swim -水夢- ★★★ (2007-03-23 17:32:24)

前曲に引き続きプログレ色の強い楽曲。
っていうかプログレ以外の何?って言うくらいその色が濃く、これや「Mirage of Sands」はプログレとポップスを見事に共存させた名曲だと思います。夢見るようなピアノの調べに悶絶。

KIRCHE-Pleiades-セイリオス ★★ (2006-05-03 23:46:46)

曲の展開こそ結構ポップですが、ゆったりとした壮大さがありますね。
優しさの中に力強さだとか、厳しさだとかを感じさせる曲調はどこか河の流れを思わせます。ただ最初聴いた時は3曲目でいきなり大作だったので少し戸惑ったかも。

KIRCHE-Pleiades-ティル・ナ・ノグ ★★★ (2006-04-23 09:53:54)

森の中の妖精が輪になって踊っているような、楽しげな曲。
アルバムの中でも抜けてキャッチーな曲で、これは一発で気に入りました。長い間奏も妖精たちの宴もたけなわといった感じで好き。取りあえず民謡好きならば必聴の名曲です。

KIRCHE-Pleiades-五月はベリルの風をつれて ★★★ (2006-04-23 10:12:00)

タイトル通りの初夏の爽やかさを感じる曲。
特にヴァイオリンや「♪I can feel the breath(voice) of May」のコーラスは、青空の下のシロツメクサの草原のイメージがぱっと浮かぶようなメロディで本当に素晴らしい。こういう曲って、爽やかなのに何故か涙腺が緩んでしまうんですよね…

KIRCHE-Pleiades-千の夜の睛~CELESTINE ★★ (2006-04-23 09:49:36)

良くプラネタリウムなどで満天の星空の映像を見たり、銀河系の映像を見たりすると自分が吸い込まれてしまうような怖さを味わう事がありますが、この曲でもそんな感覚を堪能出来ます。
特にBメロで入ってくるキーボードの幽玄なフレーズには畏怖を覚えます。

KIRCHE-Schwartz Nacht-Departure ★★ (2006-04-23 09:42:01)

この曲のイントロ等のヴァイオリンとアコーディオン、個人的には思春期のガラスの心っていうイメージなんですが…あくまで私のイメージなので当てにしないで下さい(笑)
しかし、珍しく井上さんとの掛け合いヴォーカルですが、正直微妙だなぁ…みとせさんのヴォーカルがそれに触発されて迫力あるパフォーマンスになっているのはありありと分かりますが、あまり特徴の無い声で好きになれない…いっそヴァイキング風朗唱でもやってくれればいいのに。

KIRCHE-Schwartz Nacht-Schwartz Nacht ★★★ (2006-05-03 23:50:04)

タイトルはドイツ語で「黒き夜」の意味。
シングルの表題曲だけあってキャッチーなトラッドメロが堪能出来ますが、一回目のサビの後にリズムが音色まで変化してしまったりといった細やかなアレンジはプログレ魂を感じます(笑)この音は癖になる…

KIRCHE-唄は語り継がれる-ニンフェア~天空に咲く花~ ★★★ (2006-05-09 21:31:05)

もしKIRCHEの曲をまだ聴いた事のない人が聴いたとしても一発で良さが分かりそうなくらいの取っ付きやすさがありつつも、この繊細さ、幻想性は流石です。特にオルゴールらしき音とアコーディオンが絡むところなんか本当に天上の音楽って感じ。

KIRCHE-唄は語り継がれる-唄は語り継がれる ★★★ (2006-05-09 21:39:00)

タイトル通り、古くよりの伝承歌を思わせるメロディの曲。
でも、こんなに高音を綺麗に出さなくちゃいけないなら、語り継げる人は限られてしまうのでは(笑)一子相伝、みたいな。ラストは「Pleiades」のメロディを用いたスキャットが入ってますが、この後に「千の~」からアルバムを繋げると、アルバムの内容が語り手の紡ぐ物語に思えてとてもいい感じに。私もMDに編集する時はそうしてます。

KIRCHE-唄は語り継がれる-凍る階音 ★★★ (2006-05-09 21:34:38)

帯にもある通り、KIRCHEの音楽の特性って「風景が見える」ことだと思いますが、そのなかでもこの曲は特にそういう側面が良く表れていますね。
絵画で見ただけで静寂、無音の状態が伝わってくるものってたまにありますが、この曲は音でそれを表している感じ。語義的には矛盾してますが、聴けば分かると思います。

KISSING THE MIRROR-Blade Of Ancient Temple-Insanity of Crimson Eyes ★★ (2008-10-20 18:56:29)

メロデスに和風メロを足してパワーアップさせたかのような曲調で、特にキーボードによる、兎が月に向かって飛び跳ねてるような情景を想起させるメロディが凄まじいクサさを放ってます。こういう曲調ならデスヴォイスが欲しくなってくるなぁ…。

KISSING THE MIRROR-Blade Of Ancient Temple-Night at Enigmatic Garden ★★ (2008-10-20 18:55:43)

泣きのギターを武器とするIRON ATTACK!に対して、こっちはテクニカルなキーボードが持ち味になってますね。この二者でスプリットを組んだ事で、アルバムの構成にもメリハリが生まれてると思います。

KISSING THE MIRROR-Blade Of Ancient Temple-The Guardian of Evil Palace ★★ (2008-10-20 18:54:25)

CHILDREN OF BODOMをパロったバンドロゴ通りのオーケストラヒットの多用に、思わず笑みが零れてしまいますね…(笑)。早回ししたような忙しなく乱舞するクサメロは本家よりいいかも。ただ、パートによってはちょっとリフと主旋律が上手く噛み合ってない感も…。

KISSING THE MIRROR-Dreaming River (wooming × 魂音泉)-Bad Omen (2009-05-09 22:13:31)

イントロのギタメロ、ちょっとARCH ENEMYの某曲に似ているような…同じ試みはUI-70が先にやってましたが(笑)。それよりも、開始一分半くらいのメロディの泣き具合が、このジャンル(東方メタル)でも最強レベルで半端ないです。…でも、なぜピアノソロ…。なぜ、なぜこのメロディで疾走してくれない!!!?…半分はこのメロでの疾走を期待してアルバム買ったようなものなので、個人的な恨みを込めて星一つ(笑)。まあ、タイトルの時点でイントロダクション的な楽曲かも、という予想も、あるにはあったんですけどね…。

KISSING THE MIRROR-Dreaming River (wooming × 魂音泉)-The Blood of Insanity ★★ (2009-05-09 22:18:34)

このジャンルを知らない人にも一発でアピール出来るくらい、メロディの活かし方は上手いですが…このメロのアレンジを幾つも聴いてきてるリスナーとしては、もう一つセールスポイントとなる何かがあればもっと良かったと思う。でも、IRON ATTACK!もCROW'ZCLAWも黒夜葬も捻ったアレンジだし、UNLUCKY MORPHEUSはVo入れてるしで、意外とこういうストレートにメロを活かすインストメタルって貴重かもしれません。

KISSING THE MIRROR-Dreaming River (wooming × 魂音泉)-The Night of Eternity ★★★ (2009-05-09 22:21:41)

キーボードだけでなく、ティンパニと思しき音も入れた音作りが、映画的な壮大さを演出する曲。このキーボードだけに頼らないで構築するシンフォメタル観が私的に好み。

KISSING THE MIRROR-Fatal Scythe's Awakening-Power O' Nine ★★★ (2009-09-22 09:06:11)

これはイントロを聴いて衝撃を受けましたね。あのメロディを、こんなにもかっこよく、こんなにもメタリックに使う事が出来るのか…って感じで。メタルのスタンダード曲でも演奏するかのようにしれっと演ってるのが面白い。今回、メロの使い方の上手さが光る曲が多いと思う。

KISSING THE MIRROR-Fatal Scythe's Awakening-Unlimited Rage ★★★ (2009-09-22 09:07:29)

以前の「Bad Omen」ではオープニングのピアノのみという生殺しで萎えさせてくれた、伝説的クサメロが今回満を持して疾走!!もちろんメロをなぞるのはキーボードではなくリードギター。これだけでも名曲確定ですが、イントロなどのメロのアレンジも熱くて素晴らしいです。
このイントロ等で使われてるメロ、幼稚園くらいのときによくやってたファミコンソフト「おぼっちゃまくん」のアジアステージのメロに似てて、個人的に親しみ深いんですよね(笑)。

KJELD-Skym ★★★ (2016-04-19 00:20:54)

2015年発表の1st。

一言で言うなら、アトモスフェリックブラックの空気感と、ブルータルブラックの攻撃性を上手く折衷したようなブラック…という感じでしょうか。ノイジーで重くのしかかるようなリフの音色は、時に空間的なキーボードの助けを得つつ、どす黒くて救いのないムードを演出。この音作りはアトモス系にも通じますが、楽曲そのものはLUGUBREのメンバーが関与している事からも察せる通り、かなりブルータルなパートも含む劇的なもの。

醸し出されるムードが重々しく質量感のあるものだけに、展開によっては若干聴き疲れして間延びを感じさせる部分もなきにしもあらずですが…その分楽曲のクライマックスでの求心力は異常なほど。このどす黒さを保ちつつ、魔的なトレモロリフのメロディと共に畳み掛けるパートなんて、LUNAR AURORAの「Andacht」アルバムを思い出してしまったくらい
…続き

KLADOTUS-VAIENNEET TEMPPELIT ★★★ (2012-05-25 21:41:39)

2011年発表の2nd。
これが出た年は、何気に結成10周年だったらしいです。意外にベテラン。

まあフィンランド産でSATANIC WARMASTERのメンバーが運営しているレーベル(Werewolf Records)からの発売という時点で、良質のプリミティブブラックを期待するに十分な情報ですが…想像してた音そのまんまでした(笑)。北欧産らしいメロウなトレモロを織り交ぜつつ、オールドスクールなノリも混ぜ冒涜感を演出する、如何にもプリミティブブラックという音。

プリブラとしてのセンスもかなり高く、トレモロには分かりやすい叙情性や邪悪さが込められているし、一部で使われるキーの音色選びも上手い。何より、8トラックを使用したというRAWな音質ながら、高音域だけを強調しすぎることのない、ある意味で聴きやすさを感じさせる音作りが素晴らしい。変に聴きづらくないのに、衝
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KLADOVEST ★★ (2011-10-17 21:46:02)

ウクライナ産鬱ブラック。
DRUDKHやOLD SILVER KEYなどの活動で知られるRomanがヴォーカルを務めてます。作曲や演奏はDmitriy Kという人物が担当しているみたいです。

KLADOVEST-Escape in Melancholy ★★ (2011-10-17 21:46:57)

2009年発表の2nd。

…スタイルは俗に言う鬱ブラックですが、多くのバンドがBURZUMの3rd(の1曲目)に影響を受けた作風に向かうのに対し、このバンドはBURZUMの4th「Filosofem」アルバムの作風を踏襲したような作風で、意外にレアなタイプかもしれません。

特に特徴的なのはギターリフの、インダストリアルノイズすれすれの摺り込むような金属的な歪ませ方で、一聴して「Filosefem」アルバムを思い起こさせます。ヴォーカルが鬱系にありがちな裏返り絶叫でなく、がなりであったり、トレモロリフだけでなく、平坦な摩擦リフも多用する所なども似てますね。ただ、BURZUMの当該作品のような、深淵に向かって一歩ずつ進んでいくような絶望感は薄め。その代わり、メロディにはBURZUMよりも分かりやすい泣きがあるため、取っ付きやすさは悪くないと思う。

B
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KLAGE-Die Weihe des Eises ★★ (2014-10-07 10:31:08)

2008年発表の1st。
CD盤は約25分の大作1曲のみを収録ですが、アナログ盤は更に3曲多い仕様だとか。CD買ってから知りましたが、正直この仕様はどうなんでしょう…。私はアナログで聴く習慣がないので、結構不満が残るんですが…。

…仕様には文句タラタラですけど、肝心の内容自体はなかなか。ジャンル内のカテゴリーとしては、鬱ブラック寄りのアトモスフェリックブラックという感じでしょうか。音像をうっすらと覆うノイズ質が、正体をぼかすような幽玄さを醸し出す、ムードたっぷりのブラックメタル。このノイズ質の中から漏れ聞こえてくるようなトレモロのメロディには、鬱や儚さ、メロウさだけでなくどこか気品のようなものが感じられて、それが凄まじく胸を打つんですよね。壮麗なオーケストレーションで、突然スケールを増す大団円も意外かつ面白い。

まあ、後半のアルペジオパートがちょっと引っ
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KLAUS SCHULZE-Irrlicht ★★ (2006-11-30 21:33:00)

確か72年の作品だったかな?
評価が高いらしいので聴いてみましたが…
最初に、音を楽しむつもりで流して聴いてみた時は「ふーん。こんな感じか~」くらいの
感想だったんですが、意識を集中してもう一度聴いてみたら全く別の印象でした。
とにかく1曲目のオルガンのインパクトが絶大。良く聴くと単なるミニマリズムじゃなくて、
まるでオルガンが未知の有機生命体の様に形を変えながら浸食してくるような感覚を
覚えるような感じで、かなりグロテスクな印象を受けます。確かに自己破壊的ではあるんですが
内部から破壊されていく感じ。オルガンがこんなにグロい印象を与えるなんて…(笑)
3曲目はライナーでも指摘されていますが、時折入る「コツッ」という音が緊張感を
醸し出してますね。かなり変化に欠けるパートですが、1曲目で自己破壊が完了して、
荒涼とした風景が広が
…続き

KNIGHTS OF ROUND ★★ (2010-04-04 20:14:00)

意外にもまだ登録されてなかったんですね…
Black-Listed所属の、国産メロスピの注目株。
本日、2nd「The Book of Awakening」を発表しました。

KNIGHTS OF ROUND-The Book Of Awakening-Phoenix rising ★★★ (2010-04-04 20:24:34)

アルバムを取り敢えず順番に聴いていって驚きました。
「これ、(BLOODY SWORDの)摂氏-⑨℃じゃん!!」
勿論こっちはカヴァーではないので、「おてんば恋娘」のメロディは無く、正確には「姉妹曲」なんですが、ギターの泣きフレーズやサビの劇的なメロディなどはそのまま。相変わらずサビメロのセンスは素晴らしく、スピード感や音像の煌びやかさで間延びした歌メロを誤魔化してる有象無象とは比べ物にならない哀愁が篭もってると思う。DRAGON GUARDIANやUNLUCKY MORPHEUSにも太刀打ちできるレベルのキャッチーさで、ライブでは大合唱必至でしょう。
…ただ、「摂氏-⑨℃」は、日本が生み出した至高のクサメロ「おてんば恋娘」の、メロディの「その先」を描いている曲だと思い、心酔していたので…実はオリジナル曲に「おてんば恋娘」のメロディを合わせたというネタが割れてしまったの
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KOLDBRANN ★★ (2013-06-22 17:17:28)

ノルウェー産ブラック。
元URGEHAL、現NATTELECARRIERのMannevond氏らによるバンド。

KOLDBRANN-Vertigo ★★★ (2013-06-22 17:18:20)

2013年発表の3rd。

作風は一言で言えば、CARPATHIAN FORESTやURGEHAL、ENTHRAL辺りのバンドの流れを汲む、オールドスクールな側面も強く感じさせる、いわゆる「True Norwegian Black Metal」そのものという感じの音で、主要メンバーが関わるNATTELECARRIERよりも更にストレートな音なんですが…特に物凄く特徴のある路線という訳ではないのに、これが物凄くかっこいいんですよね。個人的には「ストロングスタイル」という言葉を思い出しました。

スラッシーでノリのいい刻みも多用しつつ、ブラックらしい土着的で薄暗い不気味さ、邪悪なメロウさを感じさせるフレーズも盛り込んだリフワーク、ブラスト爆走もある程度ありつつ、ロック寄りのダイナミックなミディアム、スラッシュビートによる体が自然に動く疾走、粘着質なスローなどを交えたリ
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KOMMANDANT-The Architects of Extermination ★★★ (2015-08-30 12:20:17)

2015年発表の3rd。

ショップでDSOが引き合いに出されていて、レーベルも優良なブラックを多数輩出しているところだったので、興味を持って購入。…確かに、不協的で不穏なリフ捌きと、ハードコア的なやけっぱちな攻撃性を同化させた作風は、「Drought」期のDSOや、PLEBEIAN GRANDSTAND辺りのバンドに通じるものがあるかもしれませんね。ただしこちらの方が、不穏さの表現がもっとダイレクトという気がします。

デスメタルにも通じる、猟奇的でドロッとした質感のあるリフの音色と、赤黒く禍々しいメロディを紡ぐトレモロが混ざり合い、死体が堆く積みあがった地獄絵図の戦場の光景が、まざまざと聴き手の眼前に提示されるかのような音。ヴォーカルもただがなるのではなく、歪みの少なめな声で繰り言のような呪詛や、洞穴から聴こえてくるようなやたらディープで湿り気のあるグロウルを
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KONTINUUM ★★ (2013-01-31 21:03:02)

アイスランド産ポストブラック。
先日名門レーベルCandlelightより1枚目のアルバムをリリース。

KONTINUUM-EARTH BLOOD MAGIC ★★ (2013-01-31 21:00:14)

2012年発表の1st。
レーベルも有名どころだし、ポストブラックなんてブラック界隈でも割とマニアックなサブジャンルにも関らず、特にブラック専門でもないタワレコに結構な枚数が入荷していたり、意外に話題になっているバンドなんでしょうか?

路線としては、うっすらと音像を覆うギターノイズが、ブラックメタルのRAWさではなく、シューゲイザーに通じる儚くドリーミーな質感を醸し出すポストブラック。ショップではKRALLICE辺りが引き合いに出されていましたが、こちらはトレモロ偏重な作風ではなく、幽玄なアルペジオやちょっと渋めなリードギターによるメロディが印象的な、この手としては変化に富んだ作風。

子供声のSEによってノスタルジックな雰囲気を演出してみせたり、ロックのダイナミズムを酩酊感に変えてみせたり、ブラックメタル的な妖艶さと攻撃性を演出する部分もあったり、曲によ
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KORGONTHURUS-Vuohen Siunaus ★★★ (2017-05-10 13:30:45)

2016年発表の2nd。
デジパックにも歌詞カードにもバンド名が普通のフォントで表記されている箇所が無くて…レビューを書こうとして「バンド名なんだったっけ…?」ってなりました(笑)。結局メタルアーカイブのTOTALSELFHATREDの関連バンドから辿って調べる羽目に…。

メンバーの半数以上がクオリティの高い鬱ブラックを聴かせてくれた、TOTALSELFHATREDのメンバーということで、ほぼ暗黒音楽としての質の高さは約束されたようなものだと思いますが…こちらでも変に奇を衒ったり脇道に反れる事なく、がっつりとミサンスロピックな雰囲気や邪悪さを追求したブラックメタルを演ってますね。

鬱や悲しみなどのマイナス感情が流れ込んでくるトレモロリフ、それを軸に据えたドラマティックな曲展開、抜けの良いドラムが支える薄っぺらくない音作りなど、クオリティの高いメロディック
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KORIUM-Do Komnát Večnej Zimy ★★ (2014-12-15 22:50:40)

2013年発表の3rd。

これは一聴でかなりのインパクトを残すアトモスフェリック・ブラックですね。厚みのある、空間的な音色のキーボードが抽象的な雰囲気を演出し、その中でリバーブの強く掛かった、粗めの音のバンドサウンドを暴れさせることで、一寸先も見えない吹雪のような、荒れ狂う冷たさの情景を描き出す、カルトなムードたっぷりのブラックメタル。ヴォーカルがハイピッチの絶叫なのも、楽曲の悲壮感に拍車を掛けています。

基本的にはこの圧倒するような音像と、悲痛さを感じさせるメロディによりひたすら情景を描くことに特化したような、かなりストイックな作風なので、割と人を選ぶ音なのかもしれません。冷たいアンビエントをブラックメタル要素で苛烈にしつつ、そこに鬱テイストを加えたような感じでしょうか。アトモス系、鬱系好きであれば浸れること間違いなしな一品だと思います。

KORN-Take a Look in the Mirror-Right Now ★★★ (2007-05-06 20:30:55)

ヘヴィだけど、意外に間口の広い音でかっこいい。

KOROG ★★ (2006-08-12 12:25:00)

Attilaの在籍していたバンドの一つ。ハンガリーのバンドです。
昔はスピードメタルだったとか…訳の分からないバンドです(笑)
結構知られてないみたいですが、Attilaファンは要チェックですぜ。

KOROG-Korog ★★ (2006-08-12 12:27:00)

2004年発表の3rdアルバム。

私はぶっちゃけるとAttilaの声目当てで聴いてみたんですが…流石、期待通りですね。彼は今まで色々なプロジェクトに参加していますが、このアルバムが一番声の種類が多いんじゃないでしょうか。呪詛、暗黒オペラな普通声はもちろんの事、なにか小動物(小悪魔?)の真似をしているとしか思えないようなキィキィとした高音の鳴き声風ヴォーカル、発声の仕方こそ違うものの下水道系並の低音ヴォイスなどかなりの芸達者ぶりを見せ付けてくれます。
彼のヴォーカルだけでもAttilaファンはマストと言えるでしょう。

しかし、曲の方は単純なブラックメタルではなく、むしろロックンロール(!)。
展開がトリッキーだったりブラストを取り入れたりしているものの、まさかこういうグルーヴィと言える音にAttilaのヴォーカルを乗っけるとは…と呆れる事必至なサウン
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KOROG-Korog-Balance ★★ (2006-08-12 12:28:51)

キィキィと鳴くような高音ヴォーカルと、超低音の掛け合いだけでもう変態度マックス。バランスも何もあったもんじゃないです(笑)。

KOROG-Korog-Interface ★★ (2006-08-12 12:29:43)

この曲のヴォーカルエフェクト、気持ち悪すぎるんですけど…。
何かが煮えてたぎっているような感じですが、元がAttilaのヴォーカルなので汚物が煮込まれているかのような醜悪感がある(笑)

KORPBLOD-Uråldrig Samklang ★★ (2014-07-23 21:03:39)

2009年発表の1st。
最初の盤は自主制作で100枚が刷られたのみでしたが、後にEwiges Eisが再リリース。
こちらは500枚限定で、手書きナンバー入りの仕様。

吹雪に巻き込まれるが如き、ノイジーさを強調したプロダクション、獰猛さを隠そうともしない、歪み切った絶叫を聴かせるヴォーカルなど、荒々しさも目立つブラックメタルですが、同時にミディアムテンポの多い、ゆったりとした展開を好む曲作り、10分超えの楽曲も多いアルバム構成など、アトモスフェリックさも強い音ですね。寒気を感じるような、邪悪な霊気が垂れ流されているようなトレモロリフは、音質とも相俟って「如何にも」な雰囲気が出せているように思います。

ペイガン系と言い切るには余りにも陰鬱なサウンドなんですが、楽曲の端々でペイガン風の意匠が垣間見えるのも大きな特徴ですね。アコギや男女クリーンヴォーカ
…続き

KOSA (КОСА)-EVILABSORPTION (ЗЛОПОГЛОЩЕНИЕ) ★★★ (2012-09-16 22:20:14)

2007年発表の1st。

ウクライナ産のペイガンブラックという紹介でしたが、基本的にはプリミティブブラックの様式を踏襲した作風で、リフに民族テイストのメロディで味付けをした感じですね。一曲目を聴いてまずドラムの音の篭もり具合に面食らいますが、アルバムが進むと大分マシになってきます(笑)。この打ち込みっぽい微妙なドラムのシンプルな2ビートを軸にトレモロの叙情的なメロディで攻めていく訳ですが、このメロディが実は凄く良い。

うっすらメロウなメロディ…というよりは、メロディのメロウ度自体はかなり高く、それが地下臭い音像に薄く被さっていく感じですね。時折このメロディを前面に出して、展開にドラマ性を持たせてくれますが…そのパートではどこかフレンチブラックめいた病的な耽美さも感じられ、それがウクライナらしい土着性と相俟って恐ろしいまでの邪悪さを感じさせてくれます。個人的には
…続き

KOTOKO-UZU-MAKI ★★ (2009-06-28 22:15:00)

2006年発表の3rd。
アニメソングや、それに連なる文化に属するポップスに対して、クッサい歌メロと
ファンタジックでドラマティックな世界観のみを求めていた頃に聴いた時は、さっぱり
魅力が分からなかったアルバム。…なんですが、今聴くとかなり良いですね、これ。
打ち込みと生音、コーラスワーク等を上手く組み合わせたアレンジが耳に心地良く、
ノスタルジックな気分に浸りながら、安らかな気分で聴けます。
タイトル曲などダークでシリアスな曲もあるものの、心地良さをぶち壊すほどダークな
訳ではないし、全体的に安定した質の高さがあることも聴きやすさに拍車を掛けてます。
KOTOKOさんの少々甘い歌声や、彼女の書く劇的ではなくとも流れのいいメロディラインも
音のノスタルジックなぴったり。なんとなく、聴いてると列車の窓から懐かしい情景を
見ているよ
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KOZELJNIK ★★ (2013-10-25 22:34:32)

セルビア産ブラック。
MAY RESULTのメンバーが関与しているバンドです。

KOZELJNIK-Deeper the Fall ★★★ (2013-10-25 22:36:33)

2010年発表の2nd。

某レビューでSATYRICONやDODHEIMSGARDなど、北欧のエリートと言えるブラックが引き合いに出されつつ、それらバンドにはない邪悪さもある…と激賞されていたので、購入に踏み切りましたが…これが期待を裏切らない出来で素晴らしいです。MAY RESULTも今では真性な凄みを放つバンドに育ってきてるし、BANEやTRIUMFALL辺りも良質ですし、実はセルビアのブラックってレベル高いのでは。

路線としては、ブラストで攻める直接的な暴虐パートもある程度交えつつも、聴き手の精神をじわりと侵食するような、不気味な余韻を残すミディアムパートを取り入れた、知性的ながら不条理さと邪悪さに支配されたようなブラックで、雰囲気としてはCODE辺りの、長年ブラックを演ってきた連中による、一捻り加えた発展型ブラックに近いような感じですね。がなりだけでな
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KRAKE-CONQUERING DEATH ★★★ (2012-09-15 09:52:52)

2012年発表の1st。

ショップの紹介でも、デビューアルバムにして完成度の非常に高いアルバムをリリースしたシンフォニック・ブラックメタルバンドが現れたと話題になっていましたが、確かにこれはクオリティ高いですね。流石ENSLAVEDやKEEP OF KALESSINの作品のリリースでも知られる大手レーベル、Indie Recordingが目を付けるだけあって、プロダクションやメロディの良さ、楽曲構成力などメジャークラスと比肩しうる質の高さのある作品だと思います。

この手の同系統のバンド…1st期のABIGAIL WILLIAMS辺りなどと比較すると、刻み中心の厚みのあるギターワークはドラマティックながらもメロディアス度はやや控えめ、加えてキーボードが楽曲を包み込むような、冷たくアトモスフェリックな音色を多用するため、どこか冷厳で神秘的な印象。ヴォーカルのデス声
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KRALLICE ★★ (2008-09-29 19:44:00)

ほんと良いバンドですよね。
最近ALCESTやDARKSPACEもそうですけど、ブラック界から「新しいヴィジョン」を
見せてくれるバンドが多く現れて、面白いシーンになってると思います。
…その面白さをリスナーにもっと伝えられるメディアがあれば、より良いんですけどね。
何となく、BURRN!よりEURO ROCK PRESSの方が高く評価してくれそうだと思います。

KRALLICE-Dimensional Bleedthrough ★★★ (2010-04-26 18:05:00)

2009年発表の2nd。

曲の殆どをトレモロで弾き倒しているだけだというのに、明らかにテクニカルで、劇的な世界観を演出してしまうスタイルの前作には、「驚愕」レベルでの衝撃を受けたんですが…今作もその路線を継承、またもトレモロフェチにはたまらない音源になってます。

特殊なギターを使用しているらしい、独特な音色のトレモロももちろん引き継いでます。前作と比べると、ギターだけでなくドラムもテクニカルで攻撃的なフレーズを叩いていたり、懸念材料であったヴォーカルが凄みを増していたり、カオティックなメロを紡ぐアルペジオもあったりして、ブラック本来の攻撃性や邪悪さが揺り戻されている印象。

前作は、儚いメロやミニマルな展開など、シューゲイザーに通じる=メタルから離れた価値観も取り込むことで独自の世界を構築していましたが、今作は一周回って攻撃性や技巧など、エクストリ
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KRALLICE-Krallice ★★★ (2008-09-28 21:31:00)

2008年発表のデビューアルバムですが…とんでもないバンドが出てきましたね…。トレモロ好きのトレモロ好きによるトレモロ好きのためのブラックメタル…そう表現したくなるくらい、トレモロリフの叙情性に拘りぬいた作品。これ、作品全体の9割以上がトレモロリフで覆われてるんじゃないでしょうか。

この作品はパートによってはプリミティブな攻撃性や邪悪さが垣間見えたりもするんですが、一般的なメタルのマッチョなイメージからは100万光年離れたような(笑)清浄で儚い雰囲気はALCESTに通じる物があると思います。ALCESTがシューゲイザー的ギターノイズやアンニュイな普通声、アコギの導入など色々な手段を駆使して情景を描いてるのに対し、このバンドはキーボードやリードギターが部分的に入るくらいで、殆どトレモロリフの絡みだけで情景を描いてるのが大きな違いですね。
そのメロディも絶品で、部屋で目を
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KRATER-Urere ★★★ (2016-12-27 12:44:05)

2016年発表の3rd。

これは凄まじいですね。
スタイルとしては、明度と温度を著しく下げるような、吹雪系トレモロリフと暴虐なブラストビートで畳みかけつつ、邪悪なミッドパートも織り交ぜていく、ブラックメタルとしては特に衒いのない、ノルウェー勢に通じるようなストレートなスタイルではあるんですが…。

とにかく音作りが強烈。トレモロのメロディを強調しつつノイジーに耳を聾するリフの中、ヴォーカルやドラムの音も強靭に響いていて…それらが渾然一体となって襲ってくる音塊の問答無用の殲滅力が凄まじい。アトモスフェリックブラックの寒々しいムードを、ファストブラック並みの攻撃性で力づくで演出しているような、そんな印象を受けました。

これはもう試聴してすぐに購入を決めましたね…ブラック好きでまだ聴いていない方は、取り敢えず試聴だけでもして欲しいところ。ホント求心
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