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Usher-to-the-ETHERさんの発言一覧(評価・コメント) 3501-3550
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KRIEG
KRIEG-Destruction Ritual
KRIEG-Patrick Bateman
KRIEG-Patrick Bateman-Ⅱ
KRIEG-Patrick Bateman-Ⅳ
KRIEG-The Black House
KRIEG-The Black House-A Process of Dying
KRIEG-The Black House-Deviant
KRIEG-The Black House-Fallen Princes of Sightless Visions...
KRIEG-The Black House-Murder Without the Burden of Conscience
KRIEG-The Black House-Nemesis
KRIEG-The Black House-Venus in Furs
KRIEG-The Church
KRIEG-The Isolationist
KRIEG-The Isolationist-Ambergeist
KRIEG-The Isolationist-Depakote
KRIEG-The Isolationist-No Future
KRIEGSMASCHINE-Enemy of Man
KRIK/KRAK-NURSERY RHYMES-真夜中の紅薔薇
KRIK/KRAK-SETTE COLORI
KROHM-A World Through Dead Eyes
KROMLEK-Finis Terræ
KRYPT-Preludes to Death
KTL
KTL-KTL 2
KTL-KTL 2-Abattoir
KTL-KTL 2-Snow 2
KTL-KTL 2-Theme
KUKUI
KUKUI-Leer Lied-Eden
KUKUI-Leer Lied-彼方からの鎮魂歌
KUKUI-ゆめわたりの夜-ゆめわたりの夜
KUKUI-光の螺旋律-光の螺旋律
KUKUI-箱庭ノート
KUKUI-箱庭ノート-Starry Waltz
KUKUI-箱庭ノート-cycle
KUKUI-箱庭ノート-コンコルディア
KUKUI-箱庭ノート-夜の奥底
KULT OV AZAZEL-The World, the Flesh & the Devil
KULT-Winds of War
KULTURA KURENIYA (КУЛЬТУРА КУРЕНИЯ)
KULTURA KURENIYA (КУЛЬТУРА КУРЕНИЯ)-Рвота 2.0
KURIKINTON FOX-CLASSICS-G線上のアリア
KURIKINTON FOX-CLASSICS-幻想即興曲
KURSED-In the Labyrinths of Death
KVELE-DAWN OF THE IMPALER
KVELERTAK-Meir
KVIST-For kunsten maa vi evig vike
KÖRGULL THE EXTERMINATOR-Reborn From the Ashes
L'ACEPHALE-Malefeasance

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KRIEG ★★ (2007-03-10 20:55:00)

>ロージーさん
中心人物のImperialは、JUDAS ISCARIOTのライブ・ベーシストだったみたいです。
また、SATANIC WARMASTERのSatanic Tyrant Werewolfは、ラストアルバムの
「Blue Miasma」にギター、ゲストヴォーカルとして参加していたらしいです。
「the Black House」、かなり良かったですよ。
でもジャケ買いでこんな良いアルバムを発見できるなんて凄いですね。
私は割と話題になっているものや、レビューを見て面白そうと思ったものなどしか
買わない傾向にあるので…。

KRIEG-Destruction Ritual ★★ (2007-05-12 21:20:00)

2002年発表の2nd。
やっちゃいましたね、KRIEG。
遂に出た、必要なもの(ベース)まで取っ払ってしまったプリミティブブラック(笑)。
作風は、頭四曲がEP「The Church」の再録である事からも分かるように、同EPと
同じ路線…つまり、フレーズが不明瞭になるまで歪んだギターがファストなドラムに乗り、
その上に苦痛に満ちたヴォーカルが乗っかる、かなりカルトな路線です。
…ただ、音源としての魅力は「The Church」よりも数段上だと思います。
まず音質はベースを抜くという暴挙を犯してまでシャリシャリした、低音の効いていない
音像を手に入れている上に、音が小さく迫力に欠けた「The Church」と比べて音量もまとも。
ヴォーカルもまだ「The Black House」の時のような咆哮ではなく、いかにもブラックな
がな
…続き

KRIEG-Patrick Bateman ★★★ (2007-02-18 17:08:00)

2004年発表のEP。
コンセプト作品らしく、2曲のブラックナンバーをSEで挟んだ全5曲という構成。

KRIEGはこれ以外には今の所「The Church」だけ持ってますが、ヴォーカルから音質、音量に至るまで殆ど違いますね…。私が今まで聴いた中でも最も「野蛮な」作品。
コメントによると、この音源はリハーサルも曲作りもなく、ほぼインプロに近い形で録音された作品らしいですが、確かに曲調も音質も荒っぽいですね。正確には「荒々しい」と形容した方が正しいでしょうか。音は一概には悪いとは言えない音で、音量がデカい上に低音も聴きまくりで、音の壁と化したようなリフの重さに圧倒されます。
ブラック聴いているというよりもグラインド聴いてるみたいな凄まじい圧迫感。

ヴォーカルは…これ最強でしょう(笑)。
こんなゴツいヴォーカル聴いた事ないです。
これ以
…続き

KRIEG-Patrick Bateman-Ⅱ ★★★ (2007-02-18 17:17:10)

ドラムのカウントが終わると同時に、ヴォーカルも演奏も全てが野生に帰ってます(笑)。特にヴォーカル、憎しみを感じるとかそれ以前に、これだけを聴いたら知性を持っているのかも疑わしくなる程野蛮な絶叫。とてもフィクション作品を下敷きにしたコンセプト作品とは思えない…。

KRIEG-Patrick Bateman-Ⅳ ★★★ (2007-02-18 17:13:33)

個人的には今まで聴いたブラックメタルで5本の指に入る名曲。
「グォ、グォ、グォ、グォ…うぉぉぉぉぉぉおおおお!!!」と叫びまくりのヴォーカルが素晴らしすぎ。蛮族の酋長が生贄を取り囲んで儀式やってるみたい…。途中ギターが消え、ドラムをバックに咆哮する箇所がありますが、その「うぉぉぉぉぉぉおおおおオィィ!!!」という咆哮は、声だけで他のエクストリームメタルくらいの音量があって最高。

KRIEG-The Black House ★★ (2007-03-08 10:45:00)

2004年発表の3rd。
レビューサイトなどを見ると、KRIEGはこのアルバムの評価が最も高いようですね。
彼らの普通のスタジオ作品は、「The Church」が微妙な出来だったので、買おうかどうか
迷った末に購入したんですが…これは渾身の作品とも言える名盤だと思います。
まず、音質が大幅に改善されています。
いかにもカルト・ブラック的な高音域のノイズを殊更に強調したサウンドではなく、低音も
しっかり効かせたバランスの良い迫力ある音作りで、大音量で聴くと非常に気持ち良いです。
そうするとヴォーカルの声のデカさに耳がやられそうになりますが、それもまた快感(笑)。
聴きやすい音になったと思いますが、ツーバス連打がヘリコプターの飛行音の様に聴こえる
RAWなドラムの音がブラックらしくて、決して温くなった訳ではないのが良いですね。音量も適正。
…続き

KRIEG-The Black House-A Process of Dying ★★ (2007-03-08 10:53:59)

哀愁トレモロリフを引き連れ疾走するインストブラック。
Imperialのヴォーカルは今まで聴いたブラックの中でも最強の部類に入りますが、そのヴォーカル無しでもしっかり聴かせることからもバンドのレベルの高さが分かります。ただラストのアレンジが好きじゃないので、★は二個。

KRIEG-The Black House-Deviant ★★★ (2007-04-01 19:33:28)

今までの音源と比べると、凄くまともにブラックメタルしている事に驚きますね…短いけどしっかり展開があるし、途中なんてロック然としたかっこよさがあるように感じます。カルトなのも勿論良いですが、これくらい聴きやすく質が普通に高いのもまた魅力。

KRIEG-The Black House-Fallen Princes of Sightless Visions... ★★★ (2007-03-08 10:50:08)

この曲の音割れヴォーカル、凄まじすぎ…
その絶叫、咆哮の後の何かを懇願するような声も切ない。怒りの他にも、怨みや悲しみといった負の感情が嫌というほど伝わってくる、エモーショナルなブラックメタル。

KRIEG-The Black House-Murder Without the Burden of Conscience ★★ (2007-03-08 10:56:29)

まず「良心の呵責なき殺人」というタイトルが凄い(笑)
曲も1分ちょっとの短さで、グラインド級に圧迫感のあるサウンド。

KRIEG-The Black House-Nemesis ★★★ (2007-04-01 19:30:22)

「グルァウゥーー!!」が超かっこいいです(笑)怪獣的魅力。

KRIEG-The Black House-Venus in Furs ★★ (2007-03-10 20:42:17)

THE VELVET UNDERGROUNDのカヴァー。
…MUTIILATIONのMY WAY(フランク・シナトラ)のカヴァーといい、真性ブラックのバンドが非メタルの曲をカヴァーすると面白いことになりますね(笑)。デス声必要なのか、これ…しかもこの曲の為にわざわざヴィオラ入れてるし。

KRIEG-The Church ★★ (2007-02-18 19:09:00)

2001年発表の5曲入りEP。
ジャンル的にはプリミティブブラックになるのでしょうか。
他のプリブラにあるようなメロウな雰囲気や耳を引くメロディなどはなく、その代わりに
かなりファストでノイジーな作風。特にギター、リフがどうなってるのか不明瞭なほどで
メロ弾いてる時でも聴き手の脳をイカレさせそうなノイズ出てます。レコーディングに
立ち会ったら耳やられそう(笑)。ドラムはセッションですが、やたらと頑張っている印象。
音質的にも一番目立っているような…。
ヴォーカルは高音絶叫系で、時折悲鳴に似た絶叫も使ってて禍々しい感じ。
このアルバムはANTAEUSのMKMに捧げられたようですが、確かに1stの頃のANTAEUSと
歌い方が良く似ている気もします。そこにBURZUMの悲痛さを加えた感じでしょうか。
全体的な評価としては、悪くないけ
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KRIEG-The Isolationist ★★ (2010-11-02 22:42:08)

2010年発表の5th。
名門レーベル、Candlelightに移籍しての復活作。

このレーベルから出ているだけあって、流石に初期の「超」が付くほどカルトな
路線ではなく、MARDUKやENDSTILLE辺りをやや淡白に、かつプリミティブ成分&
筋肉成分多めにしたようなファスト中心の作風で、路線的には「The Black House」
以降の作風を踏襲したものになってますね。…今、このバンドの音楽をレビューするに
当たって「筋肉」という単語が出てきたのは、絶対このマッチョすぎるヴォーカルにあると思う(笑)。
マイクがぶっ壊れるかと思うようなドスの効いた、凄まじい声量を誇る声で、間違いなく
KRIEGの最大の売りになっていると思う。耳元で叫ばれたい(笑)。

また、KRIEG休止中に中心人物のImperial氏がN.I.L
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KRIEG-The Isolationist-Ambergeist ★★★ (2010-11-02 22:43:54)

ロックっぽいノリのパートが素晴らしすぎる…
リズムに触発され、ただでさえ凶悪なヴォーカルが更に野獣のように。
耳を澄ますと、叫びすぎて血管が切れる音が聞こえてきそうです(笑)。

KRIEG-The Isolationist-Depakote ★★ (2010-11-02 22:44:35)

ドローンめいたリフに主導権を渡し、一旦演奏が引くパートが凄い。

「アアアアアァァァァァァァアアアアアウウ!!」

…完全に逝ってます。
子供食いの神にでも取り憑かれてイケニエを捜し求める男のような声ですね…。

KRIEG-The Isolationist-No Future ★★★ (2010-11-02 22:43:04)

一曲目からノーフューチャーです(笑)。
暴力的なファストさに暴力的なヴォーカルに…これがKRIEGだって感じ。
N.I.L.が合わなかった人は、これを聴いて安心したのでは。

KRIEGSMASCHINE-Enemy of Man ★★★ (2014-09-11 19:44:45)

2014年発表の2nd。

基本的な路線としては、真性でどす黒いシリアスな雰囲気満点のブラックメタルで、レーベルで言うとAgoniaやWorld Terror Committee、Daemon Worship辺りが好みそうな感じ、関連バンドで言えばMGLAに近い音ではあるんですが…この作品はそれを踏まえつつ、ブラック特有の焼け付くようなリフをミッドテンポで聴かせることに特化し、より「どす黒い情景を描写する事」に重きを置いたような作風ですね。

疾走やメロウなメロディに頼らないスタイルですが、ドラムのそれだけでも邪悪さを感じられそうなダークなグルーブ感、リフのどす黒さの中に有機的な蠢きを感じられるようなグロテスクさなどもあり、この手の暗黒な音が好きであればまず退屈はしないであろうと思われます。ひたすらに黒く蠢くリフで情景を塗り潰しに掛かる様は、ストイックというか最早
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KRIK/KRAK-NURSERY RHYMES-真夜中の紅薔薇 ★★★ (2009-11-12 21:52:33)

チャイコフスキーの「白鳥の湖」を思わせる、世界レベルのクサメタルバンドでも滅多に辿り着けない境地に達したクサいメロディで、華麗に、可憐に駆け抜けるクサメタラー殺しの超名曲。決して長くはない演奏時間内に、しっかりと劇的なドラマを完結させる、ストーリーテリング力も素晴らしい。…でもこの仮面、ジョジョのアレと比べると、どうも弱そうな気がするんですが(笑)。

KRIK/KRAK-SETTE COLORI ★★ (2009-11-12 21:46:00)

2007年発表の1st。
最近少女病を初めとして、シンフォな音像とゴシック/トラッドをベースとしたクサメロ、
更に語りを交えた劇(場)的な展開を武器とする、いわゆる「SOUND HORIZONフォロワー」が
多く現れ始めている印象がありますが…ここまで徹底しているアーティストはなかなかいないでしょう。
語りパートの語り口や口調、ヴォーカルの歌い方、そしてどうぞ二次創作なり妄想なりして下さい、
なケレン味たっぷりな世界観に至るまで、Aramaryさん在籍時のSOUND HORIZONへの
リスペクトに溢れてます。SHファンとしては、もう聴いてて嬉しくなってくるくらい(笑)。
しかし、真に凄いのは、そのリスペクトを表現できるだけの実力があることでしょう。
SH自体右に出るものがいないくらい、クサい歌メロを書く才能に恵まれたアーティストですが、
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KROHM-A World Through Dead Eyes ★★★ (2010-03-19 21:47:00)

2004年発表の1st。
上の方たちが仰っているように、鬱ブラックでも秀逸なアルバムですね。

このジャンルの中ではかなりメロディ志向が強く、歪んだアルペジオやトレモロリフにより奏でられる、不吉さ、鬱、哀しみ…など、様々なマイナス感情を想起させるメロディを、ひたすら紡いでゆく作風は、鬱・絶望系の音楽が好きなら必聴と言えると思います。
よく聴くと、実はベースラインも結構メロウだったりしますし。

耳を聾するのではなく、脳に染み込むようなギターノイズ、空間系のキーボード、時々疾走を効果的に挟みつつ、基本ミディアムスローで叩かれるリズムなど、メロディを聴かせるお膳立てもバッチリ。ヴォーカルも、時折「血の叫び」とでも言いたくなるような壮絶な叫びを聴かせながらも、まだ「かっこいい」の領域で留まっている、行き過ぎない高音がなりで、鬱系の中では割と聞きやすいほうだと
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KROMLEK-Finis Terræ ★★ (2015-07-27 22:49:55)

2011年発表の3rd。
キャッチコピーの「アーバン・ペイガン・メタル」に惹かれて購入してしまった一枚。聴いてみると、なるほど確かに「アーバン(都会的)」と「ペイガン(民族的)」を上手く両立させている音楽性ですね。

路線としては、キーボードがピコピコ音や意図的に打ち込みっぽさを出したオーケストレーションなど、ペイガンとしてはイレギュラーな音も使いつつ、カッチリしたバンドサウンドと合わさることでモダンな雰囲気を演出したペイガンメタル…という感じでしょうか。リフの感触はメタリックかつメロディアスで、メロブラやメロデス好きにも受けそうな音だと思います。ヴォーカルのがなりも十二分に獰猛でかっこいいですね。

メタリックな熱気とフォーキーな土着性を感じさせるメロディで熱く、シリアスに聴かせるような作風ですが、時折出てくるヴァイキングメタルのようなシネマティックでエピ
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KRYPT-Preludes to Death ★★★ (2014-06-29 23:54:02)

2008年発表の1st。

一時的に活動停止状態にあったTSJUDERのメンバーにより結成されたという経歴、そして裏ジャケに燦然と輝く「True Norwegian Black Metal」のロゴ…この時点で、混じりっ気のないピュアなブラックメタルを演っているのは容易に予想が付きますね(笑)。TSJUDERと比較すると、こちらはブラストでの暴虐な爆走の頻度は抑え目な代わり、オールドスクールなミッドテンポやスラッシーな疾走をより多く取り入れている感じ。

このバンド、流石に「TNBM」ロゴを掲げるだけあって、音作りが「分かってる」んですよね。オールドスクールなリフの中にアクセントとして用いられるトレモロは、ノルウェー産特有の土着的な邪悪さを帯びているし、プロダクションも綺麗過ぎず、ブラックの生々しさを残した上で聴きづらくない音で良質。オールドスクールな作風に上手くマ
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KTL ★★ (2007-05-20 20:45:00)

最近borisとコラボレーションしたり来日しライブを行ったり、着実に
知名度を上げているSUNN O)))のStephen O'Malleyと、ノイズ・前衛音楽の
分野で活動し、メタルフィールドではULVERのリミックスなども行っている
PITAことPeter Rehbergからなる音楽グループ。音楽性は勿論ドローンです。

KTL-KTL 2 ★★ (2007-05-20 20:42:00)

2007年発表の、タイトル通りの2ndアルバム。
音的には、面子から想像・期待されうる通りと言っていいと思います。
SUNN O)))は轟音で押していく超へヴィドゥーム以外にも、音響面に気を使った実験的な
作風も披露していますが、その後者の要素を更に強めた音楽性と言えるでしょう。
ただ、ギターノイズをコラージュしたと思しき音こそ使われているものの、メタルからは
SUNN O)))以上に乖離した音で、メタラーにとっては更に敷居が高いかもしれません。
前衛音楽やノイズに興味がある方や、SUNN O)))やSTALAGGHが大丈夫なメタラーであれば
抵抗無く受け入れられるかと思います。1曲目を聴く限りでは音響から想像出来る風景を
楽しむ音楽で、轟音は無いのかと心配しそうになってしまうかもしれませんが、ご安心を。
2曲目、3曲目はかなりの轟音
…続き

KTL-KTL 2-Abattoir ★★★ (2007-05-20 20:28:00)

これはSUNN O)))の作風とも近い曲ですね。
ただ、もっと音響の方向に踏み入った作風で、右チャンネルに僅かに現れ出した歪みのようなものが侵蝕していく様が楽しめます。途中ノイズが一旦収まる展開もはっとさせられます。

KTL-KTL 2-Snow 2 ★★ (2007-05-20 20:25:19)

この曲はどっちかというと静かに移り変わる音響を楽しむタイプの曲でしょうか。みぞれのようなノイズや、凍てつくキーなどから想像される、寒々しい世界観は確かに「雪」を思わせるかもしれません。

KTL-KTL 2-Theme ★★★ (2007-05-20 20:23:26)

27分を超える大作にして、今作の目玉的な曲。
初めこそ空間にリズムが虚ろに響く静かな立ち上がりですが、徐々に酷寒の宇宙に裸で向き合うことを強要するような、地獄的かつ神秘的な音響の世界へと足を踏みいれていきます。演奏時間は流石に長さを感じますが、ミニマルな曲調にも関わらずその時間をたっぷり掛けて戦慄がひたすら加速していく音の世界は圧倒的と言えると思います。なんとなく雰囲気を出そうと思って、部屋を真っ暗にして聴いてたら本気で恐くなってしまった…(笑)

KUKUI ★★ (2007-11-18 19:01:00)

ZABADAKや新居昭乃などの幻想ポップスへの、トラッド方向ではなくエレクトロニカや、
アンビエント方向からのアプローチ、私的にはkukuiの音楽ってそう解釈出来ると思います。
普通にポップな曲もちゃんとやってますが、かなりプログレ色強めです。
ジャケやアートワークはメルヘンチックなのに、アルバム中にダークなインダストリアル寄りの
アレンジが施された曲が入ってくる辺り面白いアーティストです。
ただ、私はそこも魅力だと思いますが、メタラーにとってはファンシー要素が強すぎるかも…?

KUKUI-Leer Lied-Eden ★★★ (2007-11-18 18:57:50)

曲が始まると同時に、悲哀を含みながらもキャッチーなメロディで一気に虜にする曲。
kukuiの曲の中でもメロディの哀感、キャッチーさ共に随一で、何故これをシングルにしなかったのかはかなり疑問。…といっても、こういう泣き要素の強いメロディに惹かれてしまうのは、私がメタル好きだからかもしれませんが。

KUKUI-Leer Lied-彼方からの鎮魂歌 ★★★ (2007-11-18 18:56:59)

聴き手を緩やかに陶酔へと引き込んでゆくリズム、その陶酔を更に深いものにするストリングス、哀しく美しいメロディを可憐に歌い上げるヴォーカル、祈りを捧げるようなコーラス…耽美ゴシック・バラードとして文句の付け所のない完成度。睡眠薬を沢山飲んだ時のような、意識が引っ張られていく酩酊感…ああ、死ぬ時はこの曲を聴きながらでもいいかも(笑)。
ただ一つの不満は曲順ですね。もっと余韻に浸っていたいので、この悲痛な美しさを引き継ぐ曲が次に来てれば良かったんですが…次曲は物凄くポップでかなり落差が…う~ん。

KUKUI-ゆめわたりの夜-ゆめわたりの夜 ★★★ (2008-10-21 19:23:45)

kukuiの曲の中でも最もファンシー要素の強い曲で、絵本風の可愛らしいアートワークとも良くマッチしてますね。こんなに良い曲をメジャー流通で出さなかったのはkukui最大のミスなのでは…オリジナル・アートワークで再発希望。

KUKUI-光の螺旋律-光の螺旋律 ★★★ (2008-04-11 00:22:50)

明らかにプログレに影響受けてる人が作ったようなバラード。
緻密に重ねられた音が、深い陶酔に誘っていく…。でもこれ、トラックの完成度が高すぎて、ヴォーカルなしでも世界観が完成してしまっているきらいがあるのはちょっと…(笑)。だってシングル盤のヴォーカルレス、アンビエントを聴く感じで普通に楽しめるんだもん。

KUKUI-箱庭ノート ★★ (2008-02-08 00:50:00)

2007年発表の1st。
同年に出た「LEER LIED」は企画盤でフルレンスではないみたいです。
まずジャケットの可愛らしいイラストが目を引きますね。
確かに、ジャケット通りの暖かくて、ファンシーな音が楽しめるんですが…中間にダークな
インダストリアル寄りのアレンジが施された曲や、歌い手が心配になってしまうほど後ろ向き
かつ繊細な詩の曲が入ってくる辺り、ただ可愛らしいだけな訳ではありません。
でも前述の2曲の歌詞の載ってるページでもイラストは可愛くて、ちょっと違和感(笑)。
このアルバムで特筆したいのは、やはりアレンジの凝り具合だと思います。
アンビエントやインダストリアルなどをファンシーに解釈したような、プログレ並に音に
拘ったアレンジで、曲のメロディを引き立てるだけでなく、そこにファンタジー的な空間を
成立させてしまいそう
…続き

KUKUI-箱庭ノート-Starry Waltz ★★ (2007-12-23 06:50:25)

正直言うと、この曲、シングルで聴いた時にはあまりピンと来なかったんですが…アルバムの流れで聴くと見違えて聞こえます。「コンコルディア」の陶酔感の後に聴くと、凄く開放感があって心地良い。一回魅力に気付くと単品で聴いても魅力的に聞こえるんですよね。

KUKUI-箱庭ノート-cycle ★★ (2007-11-18 19:00:38)

ソロの「EXEC_SOL=FAGE/.」とはまた違った意味で歌い手が心配になる曲。
この人ソロにMaple Leafにkukuiにと色々なプロジェクトに参加してて、Mikko社長じゃないけど明らかに「一日が24時間以上ありそう」な働きぶりなんですが…体を壊さないように頑張って欲しいです…。

KUKUI-箱庭ノート-コンコルディア ★★★ (2007-11-18 18:59:07)

Concordia=ラテン語で「共鳴」「協調」などを意味する単語。
アンビエントな感触の強い音の中、可憐に花開くシンセサイザーが素敵すぎ。アンビエント感を壊さない程度の控え目なキャッチーさのサビメロも良いですね。こういう曲でシングルを切ってくる辺り、kukuiの最も得意とするのはこういうタイプなのかも。

KUKUI-箱庭ノート-夜の奥底 ★★ (2007-11-18 18:59:58)

インダストリアル・ノイズを含むループを用いたダークなアレンジが施された曲で、ジャケやアートワークのメルヘンチックな雰囲気からは想像の付きにくい曲調。…kukuiが世間でどういう風に受け入れられてるのか、凄く気になるんですが…。

KULT OV AZAZEL-The World, the Flesh & the Devil ★★★ (2013-04-06 23:57:45)

2005年発表の4th。

これはファスト好きにはたまらない作品ですね。
タイプとしては、スウェディッシュブラックをもう少しドライにした感じの、叙情性と荒涼感のあるトレモロリフを伴いつつ、ファストにカチ込むブルータルブラックですが…この手が好きでも思わず振り落とされそうになるブラストといい、絨毯爆撃そのものツーバス連打といい、ファスト系の中でも体感的なスピード感はかなり速い印象。

例えば、叙情性ならDARK FUNERALだったり、宗教性ならMARDUKやFUNERAL MISTだったりの方に分があると思うんですが、単純に速さ故の聴き心地の良さであれば、その手のジャンルの代表格を凌いでしまうかもしれません。音質はクリアながらモダン過ぎない音作りで、しばしば軽さが指摘されたりしますが…個人的にはヘヴィ過ぎてスピード感を殺ぐより全然良いと思う。曲調こそブラック
…続き

KULT-Winds of War ★★★ (2012-02-18 23:09:48)

2006年発表の1st。

そのものズバリな「カルト」というバンド名や、モノトーンのジャケからはアンダーグラウンド臭がかなり漂ってきますが…。音作りこそRAWながら、ダイナミックなリズムの展開やグルーヴ感もあるリフ、メロウなトレモロリフなどを取り入れたブラックメタルで、アングラ音楽のカルトな価値観だけでなく、ヘヴィメタル本来のドラマ性や叙情性もしっかり継承した音を出している作品だと思う。

個人的には、GORGOROTHを思い出す音なんですよね。特に初期の、Gaahl氏が加入する前までの彼らに近い音だと思う。ヴォーカルやプロダクションによって狂気性やカルト性を演出しておきながら、実は正統派メタルの価値観も引き継いでる辺りかなり近い気がします。時折出てくる、格調の高さ、上品さを感じさせるメロウなリフも、初期GORGOROTHに近いものがあるんじゃないでしょうか。
…続き

KULTURA KURENIYA (КУЛЬТУРА КУРЕНИЯ) ★★ (2013-10-10 21:31:53)

ロシア産ポスト/シューゲイザーブラック。
バンド名は「Smoking Culture」という意味だとか。普通に「喫煙文化」でいいんでしょうか。

KULTURA KURENIYA (КУЛЬТУРА КУРЕНИЯ)-Рвота 2.0 ★★ (2013-10-10 21:32:45)

2012年発表の5曲入りEP。
今作はあのPest Productionsからのリリースのせいか、普通にショップ店頭でも購入できました。

ショップではALCESTが引き合いに出されていたんですが…どっちかというと、最初期のブラックメタル色強めな頃のALCESTが比較対象としては正しいでしょうか。確かにアルペジオを使った幽玄な展開、ノイジーなリフを伴う疾走パート、邪悪さではなくて儚さやノスタルジーを指向するメロディのセンス等、シューゲイザーブラックとしての要件は満たしているんですが…全体を通じてどこか自棄っぱちなムードも強いのが特徴。

ヴォーカルの声を裏返るほどの、エモーショナルと呼ぶには余りにも憎々しげな絶叫もそうですし、ミッドテンポで妙に金物を打ち鳴らす、ヒステリックで攻撃的なドラミング、ジリジリしたリフの音など、儚いメロディの割に音が刺々しく、ちょっ
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KURIKINTON FOX-CLASSICS-G線上のアリア ★★ (2009-07-09 23:23:23)

バッキングがキーもギターもチープな音色なのはメタルとしてはどうかと思わざるを得ないんですが、個人的にはSFC時代のFFみたいな趣があって好きですね。具体的には、FF4の街のシーンを思い浮かべながら聴いてました(笑)。

KURIKINTON FOX-CLASSICS-幻想即興曲 ★★ (2009-07-09 23:26:46)

暗くて翳りがある、しかも符割りが細かく劇的なメロディを持つこの曲は、クラシックの中でも早弾きギターに最も合うもののうちの一つかも。ただ、「幻想即興曲」と「メタル」の組み合わせでかっこよくなるのは当り前で、その当たり前の事をただやってるだけという印象も…もっとラジカルなアレンジでも良かったのでは。

KURSED-In the Labyrinths of Death ★★★ (2014-09-19 22:10:56)

2010年発表の1st。
既に脱退しているようですが、この作品ではドラムでTHE LAST KNELLやANIMUS MORTISのN. Onfray氏が参加。

デジパック内側の声明文に、「全ての形態の死のアートを支持せよ」とありますが、これは地でそれを実践しているような作風ですね。地下臭さを色濃く残した、ややノイジーでRawな音作りに、陰鬱さとメロウさの同居したトレモロが映える、鬱要素のかなり強いブラック。かつてのBURZUMソックリな裏返り系絶叫も、負の感情が込められていて胸を打ちます。

この作品、死霊を思わせるコーラスが入ってたり、基本は不気味さに特化した、鬱系の音なんですけど、何気にドラムがかっこいいんですよね。カンカンと抜けの良い音で存在感があるだけでなく、緩急付けた展開に合わせての押し引きが上手く、メリハリのある曲作りにかなり貢献してるように
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KVELE-DAWN OF THE IMPALER ★★★ (2012-07-11 20:47:35)

2010年発表の1st。

ここ最近買ったマイナーなブラックの中ではかなり個人的なツボに嵌まった音源。プリミティブ系統に通じるカルトで荒々しい雰囲気を撒き散らしながらも、もっとリフの音質やフレージングにメタルとしてのダイナミズムだったりヘヴィネスだったりを重視した作風で、ブラックの荒涼とした叙情性にメタル本来の力強さを上手く混ぜ合わせたような印象。ヴォーカルの絶叫も狂気的でありながら猛々しく、この音には合ってると思う。

ブラックメタルの寒々しさをしっかり感じさせつつも、時折グルーヴィにすら感じるリフ捌きが非常に魅力的で、聴いていると雄々しく進軍し大地を蹂躙する軍隊のようなイメージが浮かびます。メタリックで動的な感触とブリザードな寒々しさを両立させている箇所では、昔のDISSECTIONを思わせたりも。こっちはプリブラやオールドスクールの血が入ってる感じで、シンプ
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KVELERTAK-Meir (2014-04-12 14:27:47)

2013年発表の2nd。

ブラック要素のあるバンドで、Road Runnerからのリリース、日本盤発売、来日も経験済みという事で試しに買ってみましたが…どちらかというとベースは衝動性の高くノリの良いハードコア/ロックンロールがベースで、そこにブラックメタルを始めとして様々な要素を取り入れた感じの音楽性ですね。一度聴いたら離れないキャッチーでパンキッシュなコーラスと、北欧ブラック的な土着メロなトレモロが一つのアルバムに同居しててなかなかに面白いです(笑)。

ただ、ブラック好き…というか私の好みからすると、この音はちょっと外を向きすぎてる感じなんですよね。ブラックのように邪悪で人を寄せ付けない感じ、世界を憎んで自我に篭もるような暗さは全くなくて、むしろ聴き手と衝動を共有せんとするダイナミックなパワーに満ちている感じ。もちろんバンド自体邪悪さや鬱を全く志向してなさそ
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KVIST-For kunsten maa vi evig vike ★★★ (2010-02-02 18:26:00)

96年発表の1st。
みなさん仰ってますが、これは確かに名盤だと思います。今、ブラック好きを集めて90年代ブラックの名盤を選出したら多分入ると思うくらいに。

路線的には、ジャリジャリしたギターリフによる寒々しいメロディと、チャーチオルガンやストリングス系の空間系キーボードによる荘厳なメロディック/シンフォニックなブラックメタルで、取り立てて特別なことをしているという訳ではないんですが…
曲の良さと、各楽器の音色が何か魔術的なものを感じるほどに上手く嵌まり、90年代屈指のメロディックブラックの名盤として仕上がった…そんな印象を受ける作品。

おそらく、ギターの音色やキーの音色が少しでも違ったなら、ここまでの作品にはならなかったのではないでしょうか。それ位奇跡的なアルバムだと思う。唯一、1曲目のドラムの音がイマイチだと思ったんですが、何故か2曲目からは改
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KÖRGULL THE EXTERMINATOR-Reborn From the Ashes ★★★ (2017-04-07 22:58:34)

2015年発表の4th。

VOIVODの曲名からバンド名を取ってる事からも分かる通り、スラッシュ要素の強いブルータル/ウォーブラック。プロダクションも低音の聴いた厳つい感触を残しつつもかなり良好で、ブラスト中心のブルータルブラックと比較すると、より「俗悪」な印象。リフはスラッシーな刻みを多用しつつも変化に富んでおり、パートによって地獄のような苛烈さや、軽快さを伴う疾走感で聴かせたり、刻みにインテンスなメロディを練り込んだりなど、展開が一本調子にならないのも良いですね。

ブラックメタルらしいトレモロも時折使いますが…メロディの質的に硫酸で溶かされたよう…とか、悪魔が召喚されるかのよう…とか、悉く邪悪なメロディで正に「慈悲は無い」という感じ。ヴォーカルは結構癖が強く、ハイピッチの吐き捨て系でホイッスル音混じったりロングトーンにo段の音が混じり気味だったり、人間味の
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L'ACEPHALE-Malefeasance (2012-01-05 00:21:01)

2009年発表の1st。

DISK UNION1発のブラックメタルガイドにも載るなど、一定の評価を得ているアルバムで、ガイド本によると「ノイズやアンビエントを含有する実験的ブラックメタル」的な感じで紹介されてましたが…実際聴いてみると思った以上に人を選ぶアルバムですね、これ。作風的にブラックメタルがメインではなく、あくまでノイズ/アヴァンギャルドのアーティストがブラックの手法も表現の一部として取り入れた…くらいの比率。

ブラックメタルが直接的に取り入れられている箇所と言えば、プリミティブ系のトレモロリフと絶叫がアンビエントに溶け込んだ3曲目や、ノイズに塗れた絶叫が聴ける4曲目くらいでしょうか。ただ全体的に密教じみたムードは漂っているので、雰囲気や空気感自体はブラックメタルと通じるものがあると思う。

また、曲によって表現の手法がガラッと変わるのも特
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