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Usher-to-the-ETHERさんの発言一覧(評価・コメント) 3751-3800
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LICHIUM-FROZEN TAMORI
LICHT ERLISCHT...-The Narrow Path
LIFE IS PAIN-Bloody Melancholy
LIFEBLOOD-Shattered Wishes
LIFELOVER-Erotik
LIFELOVER-Erotik-Museum of Past Affections
LIFELOVER-Erotik-Nitlott
LIFELOVER-Erotik-Sweet Illness of Mine
LIGHT BRINGER-Burned 07
LIGHT BRINGER-Heartful Message
LIGHT BRINGER-Heartful Message-Episode
LIGHT BRINGER-Heartful Message-Heartful...
LIGHT BRINGER-Heartful Message-SYMPHOPIA
LIGHT BRINGER-Midnight Circus
LIGHT BRINGER-Tales of Almanac
LIGHT BRINGER-Tales of Almanac-Closed Sister~雪待月の妹~
LIGHT BRINGER-Tales of Almanac-Frothy Summer~真夏の夜の夢~
LIGHT BRINGER-Tales of Almanac-In Disguise
LIGHT BRINGER-Tales of Almanac-Rain
LIGHT BRINGER-Tales of Almanac-Red Spider Lily
LIGHT BRINGER-Tales of Almanac-Upstream Children
LIGHT BRINGER-Tales of Almanac-We're All in This Together
LIGHTNING SWORDS OF DEATH-Baphometic Chaosium
LIK (LEKAMEN ILLUSIONEN KALLET)-Lekamen Illusionen Kallet
LIKBLEK
LIKBLEK-LIKBLEK
LILYUM-NOTHING IS MINE
LIMBONIC ART
LIMBONIC ART-1995-1996
LIMBONIC ART-Ad Noctum: Dynasty of Death
LIMBONIC ART-Ad Noctum: Dynasty of Death-As the Bell of Immolation Calls
LIMBONIC ART-Ad Noctum: Dynasty of Death-In Embers of Infernal Greed
LIMBONIC ART-Ad Noctum: Dynasty of Death-Pits of the Cold Beyond
LIMBONIC ART-Epitome of Illusions
LIMBONIC ART-Epitome of Illusions-Arctic Odyssey
LIMBONIC ART-Epitome of Illusions-Phantasmagorial Dream
LIMBONIC ART-Epitome of Illusions-The Black Hearts Nirvana
LIMBONIC ART-In Abhorrence Dementia
LIMBONIC ART-In Abhorrence Dementia-Descend to Oblivion
LIMBONIC ART-In Abhorrence Dementia-Oceania
LIMBONIC ART-In Abhorrence Dementia-When Mind and Flesh Depart
LIMBONIC ART-Moon in the Scorpio-Beneath the Burial Surface
LIMBONIC ART-Moon in the Scorpio-In Mourning Mystique
LIMBONIC ART-Moon in the Scorpio-Moon in the Scorpio
LIMBONIC ART-Moon in the Scorpio-Through Gleams of Death
LIMBONIC ART-Phantasmagoria
LITROSIS-I Am Death
LITURGY (BLACK)-Aesthethica
LIV MOON
LIV MOON-Covers~scream As a Woman~

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LICHIUM-FROZEN TAMORI ★★★ (2011-12-17 22:29:01)

2011年発表の1st。

…これ、最初店頭で見かけたときは「絶対メタルの熱さ(とそれに付随するある意味でのダサさ)をパロった、ブラックユーモア系のバンドで、出音的にエクストリームメタルではないだろうな…と思ってましたが、まさかブラックメタルだったとは…。いつも参考にしてるブログで取り上げられてて、慌てて買いに走りましたよ。…取り合えず在庫残ってて良かった…。

インスト明けの2曲目から、初期DISSECTIONや中期SATYRICONを髣髴とさせる、冷たくメロウなトレモロリフを多分に含んだ、ドラマティックな構成の名曲で早くも「買って良かった」とガッツポーズ。雰囲気系のキーボードや地縛霊風コーラスがまた妖しくていいんですよね。この曲、メロディ面だけでなく、構成の上手さでもそれらバンドに肉薄するレベルにあると思う。

アルバムを通して基本北欧風のメロブラ
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LICHT ERLISCHT...-The Narrow Path ★★★ (2011-11-07 22:06:14)

2009年発表の1st。

漫画の光のエフェクトにしか見えないバンドロゴが印象的ですが、出音の方は完全に闇属性ですね(笑)。BURZUMの「Filosofem」やNARGAROTHの「Regens~」を思わせる、金属質なノイジーさで奏でられるギターリフに、物悲しいメロディを練り込んだスタイルの鬱ブラック。鬱系の中でもメロディの素晴らしさは抜きん出てる感じで、悲壮感・分かりやすさ共にメロウ方向に本気出したときのNARGAROTHレベル。

ただしギターの音色自体は上記バンドの作品に通じるものの、比較的音像におけるノイジーリフの占める割合は低めで、代わりにドローンめいたキーボードであったり、叙情的なアルペジオだったりが空間を埋めているのが大きな違いですね。NARGAROTHの「Regens~」なんかと比べると、エモーショナルさで譲るものの、より浮世離れした、神秘的な雰
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LIFE IS PAIN-Bloody Melancholy ★★ (2009-10-05 20:08:00)

LIFELOVERの()ことKim氏と、チェコの鬱ブラックTrist氏という鬱系好きには豪華すぎるメンバーがタッグを組んだプロジェクトの、2006年発表のデモ。500枚限定で、この一作をリリースしただけでプロジェクトは解散してしまったそうです。

音楽性は言うまでもなく鬱ブラック。
ほぼTRISTに近い路線ですが、もう少し淡くファジーで、抑揚が薄い感じで、曲が、単純に良い物を聴かせるというよりも、ヴォーカルの狂気を表現するための舞台として作られているような印象。2曲目なんかはリズムまで排してしまってますし。

そのヴォーカルですが…LIFELOVERの時とは比較にならないほど壊れてますね…。叫んではいるんですが、もはやこれは「デスヴォイス」でも「絶叫」でもない、「嗚咽」と言った方が正しいと思います。SILENCER以上に感情の針が振り切れていて、デス声の体を
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LIFEBLOOD-Shattered Wishes ★★ (2017-05-21 11:17:24)

2015年発表の1st。

SUNGODDESSのメンバーが関与する鬱ブラック/ドゥーム。鬱ブラック然としたトレモロもありつつ、基本的にはミディアム~スローで引き摺るようなノイジーさのリフを中心に展開していくスタイル。何気にベースが音の中心になっていると言っても過言ではないくらいにメロディアスで、粘り気のある音で絡め取られる・引き込まれるような感覚を覚えさせつつ、粛々と進行していきます。

このほぼ全編ミッド~スローの展開が凄く雰囲気出ているんですよね…樹海とか山奥とかに、死を求めて一歩一歩踏み込んでいる感じがしてしまって…。メロディが無愛想だったり、展開がミニマルすぎたりしないのも、死を前にした主人公の人間的な感情が溢れ出しているかのようでグッと来てしまう…。ただ、息漏れの多いグロウルを使うヴォーカルだけはちょっと微妙かも。故意にそう歌ってるようにも聞こえますが
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LIFELOVER-Erotik ★★ (2007-11-03 09:04:00)

2007年発表の2nd。

最近、不条理だったり摩訶不思議だったり、シュールだったりといった「邪悪」一辺倒ではない空気感を表現するブラックメタルバンドが頓に多くなってきている感がありますが、2005年に結成したというこの新星LIFELOVERも、その中の一つと言えるでしょう。

ロック的なダイナミズムを感じさせるリズムに、ブラック由来の平坦な摩擦リフや気だるくマイルドな普通声、妙に味のあるデスヴォイス、叙情的で不思議なピアノなどが乗り、女性の悲鳴や溺れ声、合唱などのSE等がところどころに配置されている事もあって独特な雰囲気。

音質もダイナミックかつクリアで、表面的にはブラック色はかなり希薄。…これだけでもかなり個性派なバンドですが、アンビエント志向になる前のBURZUMにも通じるアンダーグラウンド性や、AMESOUERSを思わせる邪悪さから離れたよう
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LIFELOVER-Erotik-Museum of Past Affections ★★★ (2007-11-12 15:53:06)

温かでアトモスフェリックな空気感を持った曲で、ALCESTやAMESOUERS辺りのバンドにも通じる雰囲気。ただ、ヴォーカルの物憂げな雰囲気といい、温かさの裏に不条理さも感じられる曲。

LIFELOVER-Erotik-Nitlott ★★★ (2007-11-12 15:55:21)

11分の大作ですが、展開は普通じゃないです。
前半はメランコリックなピアノに謎の演説(咳き込んでるし…)ですが、後半になると本性を現したかのようにブラック色が強くなり、メロウなトレモロリフまで聴かせてくれます。相変わらず意図の分からない展開…。

LIFELOVER-Erotik-Sweet Illness of Mine ★★★ (2007-11-12 15:54:32)

ギターのフレーズやリズムだけ聴くとごく真っ当なかっこよさのあるディプレッシブ・ロックという感じですが…おそらくこの真っ当なかっこよさは罠でしょう(笑)。普通の洋楽ファンも意外と気に入ってしまいそう。

LIGHT BRINGER-Burned 07 ★★ (2011-01-25 23:54:50)

2010年発表の4曲入りシングル。
「Just Take My Heart」はMr.BIG、「motto」はJUDY AND MARY、「GOD BLESSED VEDEO」はALCATRAZZのカバー。「Just~」は、ギターのKazu氏がリードヴォーカルを担当。

まずタイトルトラックは、彼らの曲の中でもトップクラスのキラーですね。
彼らの曲の特徴として、へヴィメタルのパワー/テクニック/緊張感はそのままに、歌メロがポップス以上にキャッチーでクサいというのが挙げられますが、この曲の歌メロはヤバイ。アニソンのポップネスでもなく、メロスピの飛翔感でもなく、歌謡曲の「泣き」の強いメロディで、普遍性すらあると思う。

それを歌うFuki嬢のヴォーカルも、一回目のサビ前の「♪溺れていたい」などに顕著ですが、歌謡曲的な「泣かせ」の感じられるフレージングを要所要
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LIGHT BRINGER-Heartful Message ★★ (2009-03-31 18:12:00)

2007年発表の6曲入りフルアルバム。
UNLUCKY MORPHEUSのFukiさんが参加という事で購入。
メロスピ/クサメタル志向の強いUNLUCKY MORPHEUSと比べると、こっちは力強いリズムから
ポジティブなエネルギーが伝わってくるような、ハードロック志向の強い作風ですね。
歌謡ハードロックとも言えそうですが、ポップな歌メロの裏でも容赦なくかっこいいオブリを
入れてきたり、「ハードロック」の部分が非常にしっかりしている感じ。1曲目の冒頭から
オーケストラヒット入れまくりにベースも動きまくりでめっちゃテンション上がります。
Fukiさんの歌唱もこの頃から、メタルに必要なパワーと、メタルにはなかなか無い
親しみやすさを備えた稀有なスタイルで素晴らしい。ただ、UNLUCKY MORPHEUSの1stでの
より成長したパフォーマ
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LIGHT BRINGER-Heartful Message-Episode ★★★ (2009-03-31 18:14:59)

これはUNLUCKY MORPHEUSに近い音かも。
こういう華やかなギターとドコドコ疾走を取り入れた曲ってやっぱ良いですよね。展開もドラマティックで熱いし、Fukiさんの広い声域とダイナミックな強弱のつけ方を上手く活かした歌メロもかっこいいです。

LIGHT BRINGER-Heartful Message-Heartful... ★★ (2009-03-31 18:16:08)

Fukiさんが持ち前の美声で歌い上げるバラード。
「——出会えて良かった」私も含めた、このアルバムを買ったリスナーの多くが、この歌詞と同じ感情を抱いたのではないかと思います。この作品と出会えて良かった…と。

LIGHT BRINGER-Heartful Message-SYMPHOPIA ★★★ (2009-03-31 18:14:08)

歌詞の「理想響」がこのタイトルの訳語でしょうか。
「ヒキ」のパートを作りつつも、割とすぐにアンサンブルが派手さを取り戻すのがらしくていいですね(笑)。少しプログレっぽい雰囲気も。ラストはRPGとかで、人々が未来に向かって一歩ずつ歩き出すエンディングのようなシーンが浮かんできます。それにしても、中盤のソプラノの高音が凄い…。

LIGHT BRINGER-Midnight Circus ★★★ (2010-05-29 17:58:00)

2010年発表のフルレンスアルバム。
「Heartful Message」はフルには数えないらしいので、これが2ndになるみたいです。

前評判的には、「ポップ性の強かった前作よりも、よりテクニカルで激しい作品になる」と聴いていたので、「Heartful~」の路線に帰るのかと思ってましたが…「Heartful~」がハードロック色の強いアルバムだったのに対し、この作品は「Tales~」のメロディの豊穣さはそのままに、メタル色を更に強めている感じ。演奏のテクニカルさがより前に出ているのも関わらず、メロのクサさが減ってないので、純粋に華やかさが増してると思う。

前作は、その溌剌とした歌唱からか、一部では「アニソンっぽい」「子供っぽい」などの意見も散見されましたが…今回は太い声質による、割れ気味な歌唱も取り入れ、そうした評価を覆すほどの迫力が備わってますね。特に「
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LIGHT BRINGER-Tales of Almanac ★★★ (2010-03-20 20:57:00)

2009年発表の(Heartful Messageを1stとするなら)2nd。

前作と比べて、まず一番変わったと思うのが「歌メロ」。
正直、前作は他のFukiさんの関連バンド(UNLUCKY MORPHEUS、DRAGON GUARDIAN)と比べると、ちょっと物足りなさがあったんですが、今回は吹っ切れたようにメジャーなポップス、もしくはアニメソング風の、非常に陽性で分かりやすいメロディを取り入れてますね。Fukiさんの歌もメロディに合わせたのか、メタリックさは希薄な、今までに無くポップな歌い方ですが、それでも持ち前の伸びの良さや勢いは失われず、聴いてて気持ちの良い物になってますね。

最初は余りにもキャッチーな歌メロ(Upstream Chidrenの歌メロは、完全にオリコン狙いのポップスに聞こえる)に耳を取られてましたが、演奏の方も前作以上に素晴らしい
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LIGHT BRINGER-Tales of Almanac-Closed Sister~雪待月の妹~ ★★★ (2010-03-20 20:37:47)

これは…ゲーム系のコンポーザー、それもプログレとメタルに精通した人が書いたような、ダークメルヘン色の強いメロディですね。私的にはモロにツボな路線で(笑)、後半のハイライトを挙げるとするなら絶対にこの曲。ああ、こういう華のあるメロディって大好きだわ…。

LIGHT BRINGER-Tales of Almanac-Frothy Summer~真夏の夜の夢~ ★★ (2010-03-20 20:27:41)

テクニックに優れてるバンドは、「引き」のパートでもそのセンスを遺憾なく発揮できる…それがよく分かる曲。イントロから泡沫の、儚い夢の世界に引き込まれます。Fukiさんの歌唱は…もう少し「引き」が欲しい所ですが、こういうロマンティックなストーリーを歌うに相応しい甘さがあって良い感じです。

LIGHT BRINGER-Tales of Almanac-In Disguise ★★★ (2010-03-20 20:33:50)

このバンドも1stと比べて、随分垢抜けましたよね…特にこの曲のメロディは、Being系アーティストに通じる哀愁があって素晴らしい。もちろんBeing系はこんな無茶なハイトーン使いませんが(笑)。キーがもう少し下だったら、織田哲郎さんが作曲って言っても信じてしまうかも。

LIGHT BRINGER-Tales of Almanac-Rain ★★★ (2010-03-20 20:20:23)

演奏にも歌唱にも、「勢い」と「繊細さ」「哀愁」の両方が感じられる曲。今までよりも、演奏と歌唱の距離が近くなっている印象。しかしFukiさんの歌い方は、ファルセット使っててもなんか勢いがありますよね(笑)。勢いで繊細さまで出せてしまってるというか。

LIGHT BRINGER-Tales of Almanac-Red Spider Lily ★★★ (2010-03-20 20:31:14)

最初の方のメロディの哀感と、プログレッシブなアンサンブルからは、もっとダークな曲かと予想してましたが…サビでは視界が開けるような、ポップなメロディが聴けます。「目指す対岸 舵を取り行け 信じた航路を」…この歌詞から浮かんぶ、そのままの勇壮なメロディ。やっぱりこのバンド、根っこから陽性なんだと思います。

LIGHT BRINGER-Tales of Almanac-Upstream Children ★★★ (2010-03-20 20:17:10)

個人的に前半戦のハイライト。
突き抜け方が以前とは比べ物にならないほどに、明るく突き抜けるキャッチーなメロディと、細やかなギターワークが交じり合い、上昇気流を描くサビがありえないくらいかっこいい曲。ポップメタルでこれ以上のものはなかなか出てこないだろうなぁ…っていうくらい、完成された作風だと思います。

LIGHT BRINGER-Tales of Almanac-We're All in This Together ★★ (2010-03-20 20:24:14)

「♪We're all in this together~」
すっごいピースフルなメロディですね(笑)。普通に、(分かりやすい勧善懲悪な)戦隊モノの映像のバックに流しても違和感無さそうなピースっ振り。でも演奏はいつも通り、テクニカルで聴き応えあり。

LIGHTNING SWORDS OF DEATH-Baphometic Chaosium ★★★ (2014-06-02 20:43:51)

2013年発表の3rd。

デスメタル的なヘヴィさを内包しつつ、整った音で攻撃性をダイレクトに伝えるプロダクション、ブラックメタルらしい邪悪さを感じさせつつも、ドラマ性にも重きを置いた展開と、非常にクオリティの高いデス/ブラックメタル。ヴォーカルも悪魔に魂を売ったかの如き禍々しさ。レーベルがMetal Bladeという事もあってか、結構ショップでも推されてた気がしますが、これは予想以上に素晴らしいですね。

この手のハイクオリティな音って、高品質な代わりに尖った部分を失ってしまうケースが少なくないんですが、このバンドはその真逆ですね。ブラック由来の、邪悪さが煮え滾るようなトレモロも、整った、低音の効いた音質でよりドス黒さに説得力を持っている感じ。ギラついた邪悪さが感じられるというか。3曲目の「Psychic Water」なんかはうねりのあるリフで磨り潰すような凄み
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LIK (LEKAMEN ILLUSIONEN KALLET)-Lekamen Illusionen Kallet ★★★ (2014-08-10 13:14:20)

2007年発表の3rd。

関連バンドに目を通してみると、ARMAGEDDAを始め、BERGRAVENやWHIRLINGなど、スウェーデンのオカルト系・スピリチュアル系なグロテスクなブラックを演ってるバンドが名を連ねている時点で、音楽性の方は「お察しください」って感じですね(笑)。このバンドも当然その流れを汲んでおり、地下で密やかに行われる、淫蕩で変態的な儀式をこっそり覗くかのような、妖しいムード満点のアヴァンギャルドブラックが展開されています。

路線としては、VED BUENS ENDE辺りが近いでしょうか。あのバンドの持つ有機的な薄気味悪さを殊更に強調したような、ミッドテンポ中心で妖気漂うメロディを聴かせる、ダウナーで如何わしい音。個人的には、その如何わしさをより強調するようなヴォーカルがなかなかにツボですね。デス声ではなく、マイルドなクリーンやウィスパーで
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LIKBLEK ★★ (2013-01-19 05:55:07)

元SACRAMENTUMのメンバーも絡むスウェーデン産ブラック。
バンド名は「死体の様に青褪めた」という意味だとか。

LIKBLEK-LIKBLEK ★★ (2013-01-19 06:09:24)

2010年発表の1st。
Daemon Worship Productionsより発売。
NEFANDUSやSERPENT NOIRの作品を出してるレーベルですね。

という訳でレーベル買いなんですが、これが上記バンドに通じるような真性系の凄みと、WARブラックに通じる、ダーティなRAWさの入り混じったブラックメタルで、かなりの良盤。ドスの効いた太さと汚さを兼ね備えたプロダクションといい、頭のネジが一本外れたような狂気だけでなく、威圧感もあるヴォーカルといい、個人的にはアメリカのKRIEGの近作に近い雰囲気を感じたり。

ただ、この手のダーティさの強いブラックメタルとしては、一部かなりメロディアスな部分も含むのも特徴。そのメロディもMAYHEMやSATYRICONに通じるような、じわりと恐怖が伝わってくるような陰鬱さとメロウさがあるもので、なかなか耳を
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LILYUM-NOTHING IS MINE ★★★ (2012-01-14 20:47:08)

2011年発表の5th。

何気なく買ってしまったんですが、これは素晴らしいですね。
個人的には、2011年のベストアルバムの候補の一つに入ります。
路線としては、邪悪なメロディのトレモロリフを伴うミニマルな疾走パート多め、ノイジーな音質など、基本的にはプリミティブブラックの様式を踏襲している感じですが…色々音に工夫が凝らしてあって、普通のプリブラよりも大分暗黒ムードが強い仕上がりになってますね。

まず音質が結構独特で、リフのノイジーで視界を黒く染めるような音色の割に、メロディはしっかり前に出して聴かせ、ドラムも抜けが良い音で録音されている感じ。この音質が、聴いていて心地良いだけでなく、実体性というか質量感のあるダークさを感じさせてくれて、曲の説得力を増してると思うんですよね。ヴォーカルがやたらドスの効いた低音がなりで、エフェクトのせいで地獄から響く
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LIMBONIC ART ★★ (2007-03-05 00:16:00)

再結成してたんですか…知らなかった。
新作はどういう内容になるんでしょうね。
2ndまでのシンフォ要素が前に出た感じなのか、3rd以降のエクストリーム然とした
音圧のある感じなのか、今までと全然違う作風なのか…ともかく楽しみです。

LIMBONIC ART-1995-1996 (2010-06-24 19:16:00)

95年・96年のリハーサル音源(テープ)を、マスタリングを施して09年にCD化したもの。初期ノルウェー産ブラックのカルト音源を次々再発しているKyrck Prodctionsより。

一言でいうなら、「プリミティブ音質のLIMBONIC ART」。
音質は意図的に当時のラフでプリミティブな雰囲気を醸し出すためか、リマスターを施しているとは思えないほど劣悪。彼らの初期の音源って、RAWなバンドサウンドをキーボードが包み込んでいて、それが神秘性と同時にある意味での聴きやすさをも演出していましたが、この音源はキーボードの膜も薄く、バンドサウンドは更に粗いせいで刃物のようなノイズが包みきれずに吹き出してくるような音質。

正直、「Epitome of Illusions」「Moon in the Scorpio」辺りの音源を未聴の方には到底お勧めできない、マニア向け
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LIMBONIC ART-Ad Noctum: Dynasty of Death ★★ (2006-04-10 22:42:00)

99年発表の3rdアルバム。
LIMBONIC ARTはこれが初体験ですが、凄いですね…

例えて言うなら、「耳で聴く暗黒プラネタリウム」って感じでしょうか。
とにかく、巷でも高い評価を得ている通り、高速の打ち込みドラムとギターリフが作り出す轟音を包み込む、宇宙的なキーボードが素晴らしいです。小学校の頃など社会科見学とかでプラネタリウムで満天の星空を見て感動したんですが、それと似た感動が味わえます。

聴いていると単に星々の映像が脳裡に浮かぶだけでなく、その星を見て古代の人たちが想像したであろう神話的情景までが浮かんでくるようなスケールの大きさがあるように思います。同じシンフォニックブラックでも、CRADLEやEMPERORとはまた違った良さがあって、個性的でかっこいい音楽になってますね。

また単なる暗黒趣味だけでなく、哲学的な香りのする
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LIMBONIC ART-Ad Noctum: Dynasty of Death-As the Bell of Immolation Calls ★★★ (2006-04-10 22:49:21)

中盤から後半にかけてのキーボードリフ、素晴らしすぎなんですが…
宇宙的なのにどこか懐かしさすら感じるメロディです。更にそのリフのメロディをモチーフとしたギターソロも入ってきてドラマティック。名曲です。

LIMBONIC ART-Ad Noctum: Dynasty of Death-In Embers of Infernal Greed ★★★ (2006-04-11 21:12:55)

この曲は仰々しいキーボードだけでなく、ヴォーカルも特に凄いですね…2声になって喚きまくる所など圧倒的です。ラストの低音デスヴォイスもかなり邪悪です。

LIMBONIC ART-Ad Noctum: Dynasty of Death-Pits of the Cold Beyond ★★★ (2006-04-10 22:46:03)

キーボードの音量が大きいせいか、物凄い仰々しさを感じますね。EMPERORの1stが永久凍土だとしたら、こっちは酷寒の宇宙といった感じ。
コーラスの入るラテン語パートや「PITS!! OF!! THE!! COLD BEYOND!!」のタイトルをがなるパートなど意外にキャッチーな部分もありかっこいい曲です。

LIMBONIC ART-Epitome of Illusions ★★★ (2006-06-09 21:29:00)

3rd持ってるのにボックス買ってしまったんですが(笑)、これが一番好きかもしれません。
デモの再レコーディングということで、デモの雰囲気を出すためにわざとスタジオにこもる時間を短くしラフな録音をしたらしいですがそれが上手く作用しているように思います。

バンドの音や打ち込みドラムの音が大きすぎない為、その分キーボードが良く聴こえます。本当にバンドサウンドよりキーボードメインの音楽…普通のメタルファンが聴いたらどういう反応するんだろう?ともかく美しい音世界なので、意外にはまってしまうかも。

メロや音色自体の華やかさは2ndの方が上だと思いますが、聴いてて気持ちいいのはこっち。特に大作「BLACK HEART'S NIRVANA」は素晴らしい名曲です。

LIMBONIC ART-Epitome of Illusions-Arctic Odyssey ★★★ (2006-06-09 21:44:09)

ラストを飾るインスト曲。
(このバンドにしては)短いし、インストなのにそのメロディの芳醇さからか、聴き終わるとなにか一つの壮大な物語を体験したかのような気分になります。こんな凄いインスト、なかなか聴けないと思います。

LIMBONIC ART-Epitome of Illusions-Phantasmagorial Dream ★★★ (2006-06-09 21:33:38)

ボックス盤ボーナストラック。
ボーナストラックには勿体無さすぎなメロディが素晴らしい。途中に出てくるDISSECTIONの「Thorns of crimson death」の間奏パートを思わせるようなキャッチーなメロディが特に良いです。ぶっちゃけこのCDでは「BLACK HEART'S NIRVANA」に次いで好きなんですが…なんでお蔵入りしたんだろう…?

LIMBONIC ART-Epitome of Illusions-The Black Hearts Nirvana ★★★ (2006-06-07 23:24:09)

これは…もうバンドの演奏がほとんどキーボードの伴奏と化してしまっているような(笑)。しかもそのキーボードのリフも大仰で、彼らの曲の中でも分かりやすく、繰り返しが多いので一度聴いただけでこのメロディの良さに酔える事と思います。ヴォーカルも叫ぶよりもうめきでリフのメロディを追っていて、不気味ながら聴きやすい。これは名曲です。

LIMBONIC ART-In Abhorrence Dementia ★★★ (2007-02-28 01:41:00)

97年発表の2ndアルバム。

LIMBONIC ARTの作品で名盤はどれかというと、一般的にはブラックメタルに欠かせない呪術的雰囲気の濃い1stか、いかにもエクストリームメタル然とした暴虐で音圧のある3rdが挙がる事が多い様ですが、個人的にはデモ再録の「EPITOME~」とこの作品を推したいです。

この作品は、LIMBONIC ARTのアルバムの中でも最もキーの活躍するアルバムだと思います。
ギターリフはやや潰れ気味の音色であまりメロディが感じられませんが、その代わりに時に空間的な音色、時にフルートなどの華やかな音色を用いたキーボードがリフの役割を果たしているという感じ。

そのキーボードはほぼ途切れる事無くサウンド全体を覆い尽くしているし、音色もメロディも華やかで、時にはクサメロ好きにもアピール出来るほどの豪奢なメロディも登場するので、キー
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LIMBONIC ART-In Abhorrence Dementia-Descend to Oblivion ★★★ (2006-06-09 21:38:36)

ボックス盤ボーナストラック。
…このバンドは出来の良い曲をお蔵入りさせる習慣でもあるんでしょうか?イントロからキーボードが華やかと言っても良いくらい煌びやかで、曲の間中そのテンションが持続する名曲です。2ndの収録曲の中でも明らかに平均以上の出来の曲だと思うんですが…。

LIMBONIC ART-In Abhorrence Dementia-Oceania ★★ (2006-06-08 21:56:02)

イントロの雰囲気、ギターが大きくヘヴィな雰囲気だったので、この曲は他の曲とは趣が違うのかな~と思ってたら…やはりいつものシンフォニックブラックでした。この曲はとくにエレピの音が綺麗。星空を思わせる情景描写を行うには、グランドピアノよりもむしろこっちの方が合っているのではないかと思います。

LIMBONIC ART-In Abhorrence Dementia-When Mind and Flesh Depart ★★★ (2006-06-08 21:52:49)

LIMBONIC ARTが単に宇宙そのものだけではなく、人間の中にある「内的宇宙」までも描こうとしているであろう事が良く分かる曲。タイトルもそうだし、途中のリズムが無くなるところのキーボードのメロディなんてどこか臨死体験を思わせます。

LIMBONIC ART-Moon in the Scorpio-Beneath the Burial Surface ★★★ (2006-06-10 02:20:02)

確かにこの音は星空を思わせます。
それも満天の星空で、どこからが空でどこまでが陸か分からないような、日本では絶対見れなさそうなプラネタリウム的情景。北欧の空はこんな情景なのかな?特に中盤から後半にかけてのリリカルなパートが好き。

LIMBONIC ART-Moon in the Scorpio-In Mourning Mystique ★★★ (2006-06-04 22:09:30)

私もイントロ演歌だと思いました(笑)。
なんか今にも着物を着た歌手がステージに上がり、男女の心中を歌い上げても可笑しくないようなメロディです。しかもその後流麗なピアノに導かれて、シェイクスピアの劇の最中に絶叫×チガイが乱入してきたような雰囲気になるし…この導入はインパクトばっちり。本編もシンフォニックながらかなりの泣きメロ。ただちょっと長いかも。

LIMBONIC ART-Moon in the Scorpio-Moon in the Scorpio ★★ (2006-06-10 02:23:10)

この曲も星空が見えそうなシンフォニックブラックというのは一曲目とも共通してますが、呪文的ヴォーカルも入っているせいかその星空のもと、密教の儀式が行われているような雰囲気を持った曲。笑い声も入ってますが、こちらを嘲笑っているとかでなく本当に意味も無く笑っているかのようで、怖いです。

LIMBONIC ART-Moon in the Scorpio-Through Gleams of Death ★★ (2006-06-10 20:41:30)

中世の詩人などが良い詞を書くため、作品の冒頭に詩神の霊威を借りる為の詩を書くことを「インヴォケイション」というらしいですが、この曲の冒頭や中盤の降霊術を思わせるパートは正にその「インヴォケイション」に当たるのかもしれませんね。
しかしその降霊術っぽい部分のDaemonの声、いいなぁ…。

LIMBONIC ART-Phantasmagoria ★★★ (2010-11-18 20:45:51)

2010年発表の6th。

4thは未聴なんですが、5th「Legacy of Evil」と3rd「Ad Noctum」を比較すると、ドラムパートの過剰な音量が調整され、スピード感がより感じられるようになったり、キーだけでなく、よりリフを曲の根幹に据えた曲作りになっていたり、メタルとして完成度の高い方向を目指して進化してる印象がありましたが、今作もその延長線上にある作風ですね。

ただ、意外だったのは音質で、特にギターの音が前作よりも明らかにノイジーな質感になってます。このギターの音質が、キーの神秘的な音色と上手く噛み合い、何か超常的で、人知を超えたものが降臨するような、オカルトでカルトなムードが色濃く出ているように思います。
特に「Dark Winds」のようなスローな曲は、最近のLUNAR AURORAや、「Drawing down the Moon」期
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LITROSIS-I Am Death ★★ (2012-09-28 00:22:21)

2012年発表の1st。

UNHOLY RITUALのメンバーの関わる、ギリシャ産ブラックメタルバンドのデビュー作…とのことでしたが、これはメロデス的を通り越して正統派メタル的な魅力すら感じる、シンフォブラックでもメタリックな作風の作品ですね。時折リフに込められたメロディがイギリスの正統派メタルっぽい湿り気を帯びていたり、シンフォブラックとしてはかなりギターソロに力を入れていたり、ブラックの邪悪さこそ薄いものの、美点・力点はそこではなく、正統なメタルの魅力に置かれている感じ。

しかし、ブラックメタルとしての苛烈さ・シンフォメタルとしての大仰さはしっかり備えていて、ファストブラックを普段聴いていても目を瞠るようなブラスト、ブラックらしい冷気を感じるトレモロ、ヴァイキングメタルに通じる、壮大な物語の始まりを感じさせるようなエピックなメロディが、正統派メタル的なドラ
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LITURGY (BLACK)-Aesthethica (2011-05-14 17:05:48)

2011年発表の2nd。

「KRALLICEを超えるトレモロの嵐」と聴き、速攻で買いに行った一枚。
確かにその看板に偽りは無く、アルバムの大半を高音域のトレモロをキリキリ言わせながら疾走するパートに割いた作風で、トレモロリフの動きに合わせてリズムにキメを設けたり、展開自体もトレモロリフが主導権を握っている感じ。それをバックに、鬱ブラックをカリカチュアライズしたような、軋んだ歪みの少ない悲鳴Voが乗るスタイル。

ただ、個人的にはこの作品、トレモロリフに確かに覆われてはいるんですが、全然「ブラックのリフ」を聴いてる気になれないんですよね。まずメロディが邪悪じゃないし、そのせいかブラックメタルのトレモロリフというよりも、大陸の民族楽器に電気的な処理を施したような音に聴こえてしまいます。途中サンプリングや多重コーラスによるSEも入りますが、正直興を削ぐ感じがある
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LIV MOON ★★ (2009-11-12 02:10:00)

元宝塚の歌姫を擁する、国産ゴシックメタルバンド。
来月には1stアルバムの発売も予定しているようです。

LIV MOON-Covers~scream As a Woman~ ★★ (2010-12-28 22:43:34)

2010年発表の洋楽カヴァーアルバム。
ぶっちゃけ原曲は殆ど知りませんが…。

…失礼ながら私はこれを聴いて、「やれば出来るじゃん!」と思いました。
かなりメタルから離れたアレンジなれど、ヴォーカルの歌唱力の高さは十二分に
伝わる「Wuthering Heights」、演奏の緊張感が素晴らしい「Call Me」、
ブラストを交え、シンフォニックに爆走するパートを絡めた「Child In Time」、
嵐に立ち向かうかのような勇壮さの「The Show Must Go On」など、1stの
中庸さが嘘のように、鮮やかな曲が揃ってると思う。とりわけCRADLE OF FILTH並に
かっこよくエクストリームなパートを持つ「Child In Time」が素晴らしい。

しかし、やはりヴォーカルは上手いですよね。喉だけじゃなく、耳
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