この曲を聴け! 

Usher-to-the-ETHERさんのページ
Usher-to-the-ETHERさんの発言一覧(評価・コメント) 4251-4300
→PC向けページ
Tweet
MAYHEM-Ordo Ad Chao-Deconsecrate
MAYHEM-Ordo Ad Chao-Great Work of Ages
MAYHEM-Ordo Ad Chao-Illuminate Eliminate
MAYHEM-Ordo Ad Chao-Key to the Storms
MAYHEM-Ordo Ad Chao-Psychic Horns
MAYHEM-Ordo Ad Chao-Wall of Water
MAYHEM-Wolf's Lair Abyss
MAYHEM-Wolf's Lair Abyss-Ancient Skin
MAYHEM-Wolf's Lair Abyss-Fall of Seraphs
MAYHEM-Wolf's Lair Abyss-I Am Thy Labyrinth
MAYHEM-Wolf's Lair Abyss-Symbols of Bloodswords
MAÏEUTISTE-Maïeutiste
MEANS TO AN END-Weathered by Time
MEFITIC-Woes of Mortal Devotion
MEK NA VER
MEK NA VER-HERESY
MELECHESH-Djinn
MELECHESH-Djinn-A Summoning of Ifrit and Genii
MELECHESH-Djinn-Genies, Sorcerers and Mesopotamian Nights
MELECHESH-Djinn-Kurnugi's Reign
MELECHESH-Emissaries
MELECHESH-Emissaries-Emissaries and the Mysterium Magnum
MELECHESH-Emissaries-Rebirth of the Nemesis (Enuma Elish Rewritten)
MELECHESH-Emissaries-The Scribes of Kur
MELENCOLIA ESTATICA-Letum
MELENCOLIA ESTATICA-Letum-Letvm Ⅱ
MEMBARIS-Grenzganger
MENACE RUINE-Cult of Ruins
MERIDIAN
MERIDIAN-The Seventh Sun
MERRIMACK-Of Entropy and Life Denial
METI BHUVAH
METI BHUVAH-Ⅱ
MEZZERSCHMITT
MEZZERSCHMITT-Weltherrschaft
MEZZERSCHMITT-Weltherrschaft-Die Nacht Hat Augen
MGLA
MGLA-Crushing the Holy Trinity(holy Spirit)-Power and Will Part Ⅳ
MGLA-Groza
MGLA-Presence
MGLA-Presence-Presence I
MGLA-With Hearts Toward None
MIDDLEISLAND-曝獣
MIGHTIEST-SinisTerra
MIND ASYLUM
MIND ASYLUM-L'ASILE DE L'ESPRIT
MINSK-Out of a Center Which Is Neither Dead nor Alive
MINSTRELIX-Reflections
MINSTRELIX-Reflections-Spiritus Mundi
MIRKHALL-Heathen Hearted

 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 | 32 | 33 | 34 | 35 | 36 | 37 | 38 | 39 | 40 | 41 | 42 | 43 | 44 | 45 | 46 | 47 | 48 | 49 | 50 | 51 | 52 | 53 | 54 | 55 | 56 | 57 | 58 | 59 | 60 | 61 | 62 | 63 | 64 | 65 | 66 | 67 | 68 | 69 | 70 | 71 | 72 | 73 | 74 | 75 | 76 | 77 | 78 | 79 | 80 | 81 | 82 | 83 | 84 | 85 | 86 | 87 | 88 | 89 | 90 | 91 | 92 | 93 | 94 | 95 | 96 | 97 | 98 | 99 | 100 | 101 | 102 | 103 | 104 | 105 | 106 | 107 | 108 | 109 | 110 | 111 | 112 | 113 | 114 | 115 | 116 | 117 | 118 | 119 | 120 | 121 | 122 | 123 | 124 | 125 | 126 | 127 | 128 | 129 | 130 | 131 | 132 | 133 | 134 | 135 | 136 | 137 | 138 | 139 | 140 | 141 | 142 | 143 | 144 | 145 | 146 | 147 | 148 | 149 | 150 | 151 | 152 | 153 | 154 | 155 | 156 | 157 | 158 | 159 | 160 | 161 | 162 | 163 | 164 | 165 | 166 | 167 | 168 | 169 | 170 | 171 | 172 | 173 | 174 | 175 | 176


発言している21曲を連続再生 - Youtube



MAYHEM-Ordo Ad Chao-Deconsecrate ★★ (2007-04-29 19:33:37)

Attilaの不気味なコウモリ的奇声を以って始まる曲。
…この曲のHellhammer、ツーバスがところどころ凄い事になってるんですけど…もはや人間業じゃない感じ。壮絶にも程がある。

MAYHEM-Ordo Ad Chao-Great Work of Ages ★★★ (2007-04-29 19:26:14)

Hellhammerのテクニカル過ぎなドラムも壮絶ならば、それに連動するBlasphemerのギターも凄い…まるで達人同士の剣戟のようです。本編突入前の静寂も、剣豪が睨み合っているような緊張感。このアルバムは今まで以上にBlasphemerのギターの魅力が出てますね。

MAYHEM-Ordo Ad Chao-Illuminate Eliminate ★★★ (2007-04-29 19:30:58)

基本的には魔素の濃い中をゆっくりと進んでいくような、ミディアム~スローで展開する曲ですが、途中のファストパートは常軌を逸してます。いや、MAYHEMは常軌を逸していない曲の方が珍しいですが(笑)、この曲の演奏は特にイってる。

MAYHEM-Ordo Ad Chao-Key to the Storms ★★ (2007-04-28 20:27:57)

Attilaの泣いてるんだか笑ってるんだか分からない、っていうか泣きながら笑っているヴォーカルが気持ち悪すぎ(褒めてます)な曲。ここまで気持ち悪いと、聴いてて顔がにやけてきてしまいます(笑)。覚悟して聴きましょう。

MAYHEM-Ordo Ad Chao-Psychic Horns ★★★ (2007-04-28 20:23:19)

廃工場で人間がベルトコンベアに運ばれ、次々に屠殺機に放り込まれていくような無機質な残虐さは、THORNSなんかと共通しているように思います。インダストリアル要素を薄めて更にテクニカルになったTHORNSって感じ。途中の豪速ブラストとラストに向け狂気を増していく展開は必聴!

MAYHEM-Ordo Ad Chao-Wall of Water ★★ (2007-04-29 19:22:30)

音は割と篭もってますが、ドラムが脳内を這いまわっているような感覚を覚えるミックスになっている辺り、結構試行錯誤してこういう音にしてるのかもしれません。これで音が大きければ完璧なのに…。安いイヤフォンで聴こうとするとかなりの確率で音が割れます(笑)。

MAYHEM-Wolf's Lair Abyss ★★★ (2004-04-10 04:27:00)

実質4曲で約2000円はちょっと高そうに思えるけど、それだけの価値はあるアルバム。

Maniacの声、ホントに素晴らしいです。なんだか本能に任せて叫びまくっているような、全く歌詞の聞き取れない喉を潰しそうな絶叫を全編に渡ってやっています。ところどころ普通声で淡々と歌うところとかもあったりして、どちらもかっこいいです。ホントにMAYHEMってボーカリストに恵まれているバンドだと思います。

しかし、メンバー名も凄いですよね…
Maniac(偏執狂)を筆頭にNecrobutcher(屍体解体人)、Blasphemer(冒涜者)、Hellhammer(地獄の鉄槌)と、このメンバー名を現地の人たちはどう思ってるんでしょう(笑)

MAYHEM-Wolf's Lair Abyss-Ancient Skin ★★★ (2004-04-15 08:10:20)

中盤のリズムが消えてVoが剥き出しになるようなパートはまるでこの世の地獄って感じです(笑)ギターもところどころ戦慄を覚えるようなメロディのリフを入れてきて良いです。
GRAND~ではかなり複雑な作曲もこなしていたBlasphemerのペンによる曲ですが、この曲はDE~に入ってても違和感の無いくらい分かりやすい邪悪さに満ちていますね。

MAYHEM-Wolf's Lair Abyss-Fall of Seraphs ★★★ (2004-04-10 04:26:28)

囁くようなうめき声中心のスローパートから一転、「SERPENT OF EVE」の掛け声と共に切り返すようにして疾走パートに入り込むドラマティックな曲。
でもManiacの巻き舌はちょっと笑ってしまった(笑)

MAYHEM-Wolf's Lair Abyss-I Am Thy Labyrinth ★★★ (2004-04-10 04:24:48)

私はこの曲を聴いてManiacの歌に惚れました。
何を言っているか全く分からない喉を潰しそうな叫び声と淡々とした普通声が交錯する中盤のパートは素晴らしすぎます。

MAYHEM-Wolf's Lair Abyss-Symbols of Bloodswords ★★★ (2005-04-05 14:26:03)

最初は淡々と普通声と共にスローで入りますが、声が絶叫に変わると同時に一気に加速!!途中絶叫しすぎでマイクの音が割れてるような感じもあって最凶のディストーションヴォイスです。ラストの普通声が、感情を失った独裁者の演説にしか聴こえず、また怖いんですよね…。

MAÏEUTISTE-Maïeutiste ★★★ (2016-03-06 22:44:03)

2015年発表の1st。

注目のレーベル、Les Acteurs De L’Ombreよりの発売という事で興味を持った一枚。最初の導入部を聴いた限りでは、陰鬱なフォーク要素やスラッジめいた引き摺りリフで暗黒な世界観を演出しつつ、レーベルメイトのPARAMNESIAやTHE GREAT OLD ONES、REGARDE LES HOMME TOMBRE辺りと共通する、邪悪なアトモスフェリック・ブラックを聴かせてくれるんだろうな…と、アルバムの展開に思いを馳せていましたが…半分は当たり、半分は外れという感じですね。

ともかくこのアルバム、ブラックらしい陰鬱さをしっかり感じさせる、良質なアトモス系のブラックであることは間違いないんですが、かなり色々な音楽的要素をぶち込んで来るのが特徴なんですよね。この手には珍しくオールドスクールなリフで押し、ヴォーカルもリズミックに
…続き

MEANS TO AN END-Weathered by Time (2014-08-01 22:36:16)

2010年発表の1st。
鬱系やポスト系好きなブラックメタルファンにはお馴染みのPest Productionsからリリースされましたが、これを出した後にバンドは活動を停止している模様。

一曲目が雰囲気物のインストで始まることは鬱ブラックとしては珍しくないですが、この作品はその中でもかなり良いムードが出せてますね。ピアノメインの、美しくも頽廃的な楽曲で、アンティークな装飾の施された部屋が、主を失って物悲しいモノクロームに染まっているような情景を思い浮かべました。この繊細な情景で、本編への期待も高まるというものですが…。

肝心の本編は、個人的な趣向からするとちょっと微妙。陰湿さや絶望感など、鬱ブラックとしては及第だと思いますが、私はわざとらしいくらい暗いメロディが好きなので、これは若干地味めに感じるかも。ヴォーカルは振り絞るような叫び声で、時々野々村竜太郎
…続き

MEFITIC-Woes of Mortal Devotion ★★★ (2017-01-06 23:35:44)

2015年発表の1st。

これは圧倒的…。
ノイジーながら視界をどす黒く染め抜くような質量感もあるリフと、リバーブを掛けつつ低音で厳かに獣声を吐きだしていくヴォーカルなどが醸し出す音像は、ウォーブラックに近いカオティックな野蛮さ。最早纏う暗黒エネルギーの量が飽和状態で、音からジクジクと漏れ出しているような状態。

ただし演奏が崩壊するような危うさは全くなく、儀式的なスローと暴力的なファストの使い分け、それを支える演奏力などはむしろ構築性の高さや知性を強く感じさせます。野蛮さと知性を掛け合わせて、これ以上は濃くなりえないような濃度の「黒」を演出しているような感じですね。聴いてしまったが最後、魔に魅入られ戻れなくなってしまう…そんなヤバさ漂う音。

…はっきり言ってマジで素晴らしいです。どす黒い音が好きであればスルー厳禁。

MEK NA VER ★★ (2011-10-05 22:45:57)

FORGOTTEN TOMBやHIEMSで活動する、Algol氏も参加するイタリアのブラックメタルバンド。去年韓国のレーベルMisanthropic Artより1stアルバムをリリースしています。

MEK NA VER-HERESY (2011-10-05 22:48:01)

2010年発表の1st。

1曲目のSEが終わると、どこか遠くの方から聞こえてくるような幽かな音でバンドサウンドが入ってきましたが…SE~小さな音でフェイドイン~爆音、の流れはFUNERAL MISTの「Salvation」で体験済みだったので、「その手には乗らないぞ」と音量を上げなかったんですが…曲が終わるまで、遠くから聞こえてくるような音量のままでした。もっと言うと、アルバム全部この音量です(笑)。

…正直、こんなに音が小さいって分かってたら買わなかったかも、ってレベルなんですが、曲の方は真っ当にかっこよく、質も高いプリブラなのが小憎たらしい(笑)。プリブラ特有の酩酊感を壊さない程度にドラマ性のある展開、雰囲気あるキーボードやアコギ+トラッドメロの導入など、曲も演奏もまともで、ミュージシャンシップの高い人が作ったプリブラという感じ。SE終わって、最初のトレモ
…続き

MELECHESH-Djinn ★★★ (2009-01-28 23:39:00)

2001年発表の2nd。

…デス/ブラックには中近東をモチーフにするバンドが少なくないですが、これは「エキゾチックな雰囲気を演出する」ことや「中近東的なメロディをデス/ブラックに取り入れる」ことに関しては、最も徹底した作品なんじゃないかと思います。

殆どのパートで、リフなりリードなりに中近東っぽさを感じられます。
それだけメロで雰囲気出してるパートが多いという事でもあるので、メロデス・メロブラ好きにも受けそう。ただ、アコギやパーカッションを取り入れても素晴らしい物を作れる事をイントロで証明しておきながら、本編ではそれらの出番がそれほど多くないのは少しもったいない気も。
まあ、リードギターやリフなど、メタルの音を主に使ってエキゾチズムを体現するのがこのバンドの個性といえるのかもしれませんが。

ちなみに、今は脱退してしまったようですが、こ
…続き

MELECHESH-Djinn-A Summoning of Ifrit and Genii ★★ (2009-01-29 23:06:36)

口笛で吹いたらマジで蛇が出てきそうな妖しく濃厚な雰囲気のメロディのリフを、これでもかと執拗に繰り返しながら展開していく曲。最後そのリフがヘヴィに変形するパートは、儀式が成功して異形の何かを呼び出してしまったような感じ。今度からFFとかでイフリートが出てきたら脳内でこのリフが再生されそうです(笑)。

MELECHESH-Djinn-Genies, Sorcerers and Mesopotamian Nights ★★★ (2009-01-29 23:02:41)

これは本当に衝撃的でしたね…普通中近東メロを取り入れるって言っても、大体のバンドは普通のデス/ブラックっぽいパートが出てきてしまうものですが…ずーーっとエキゾチックなメロディで1曲通してしまいますからね…1曲目のインストと合わせて、一撃でリスナーを虜にしてしまう求心力に満ちた曲。

MELECHESH-Djinn-Kurnugi's Reign ★★★ (2009-01-29 23:12:29)

異教の儀式の熱狂を、ライブで盛り上がれるような現代のメタルサウンドで表したらこんな感じだと思う。ヴォーカルラインもデスヴォイスながらキャッチーで、一緒に「Ha!!」とか叫びたくなります。この儀式的陶酔感は、リフと同じくらいドラムの貢献が大きいと思う。
…もう既に1~2曲目で十分衝撃を受けているのに、この曲でもまた衝撃を受けましたね…衝撃を一過性のものにせず、これだけ持続させられるのは、やっぱりほんとにセンスあるバンドだからだと思います。

MELECHESH-Emissaries ★★ (2009-02-13 18:16:00)

2006年発表の4th。

前々作の「Djinn」はめっちゃ個性的で、めっちゃ質の高いB級という印象だったんですが…今作は音質はメタルの中でも上の方、ヴォーカルもダーティな喚き声が更に必死さを増し、殺気や決死な雰囲気まで感じさせるレベルになり、演奏力も素人耳にも明らかに優れていると分かるようなテクニカルさがあるなど、全体的に垢抜けて、日本盤がリリースされないのが不思議な程の特A級のエクストリーム・メタルになった感じですね。
これなら、個性だけでなく純粋なメタルとしての魅力でもNILEやBEHEMOTHに劣らないと思います。

もちろん作風は前々作から変化はなく、どこをどう切り取っても中近東なブルデス/ブラック…と言いたい所ですが、今回は普通のメタル要素が5%くらい混入してしまっている印象。
特に3曲目の第2部なんて、中近東メロディのリフが垢抜けすぎて、
…続き

MELECHESH-Emissaries-Emissaries and the Mysterium Magnum ★★★ (2009-02-13 17:56:43)

テクニカルな演奏によって「音の壁」が築かれているような音ですが…このバンドがそれを演ると、その「壁」にスフィンクスでも描かれてそうな雰囲気がありますね(笑)。

MELECHESH-Emissaries-Rebirth of the Nemesis (Enuma Elish Rewritten) ★★★ (2009-02-13 17:54:11)

確かな演奏力とクリアで整った音、ドラマティックな曲構成とひときわ眩い威光を放つ強烈な個性!!…掴みとしてこれ以上の何が必要なんだ…ってくらい完成度高すぎな名曲。ちなみに、サブタイトルにも出てくる「エヌマ・エリシュ」はバビロニア神話の創世の神話だとか。

MELECHESH-Emissaries-The Scribes of Kur ★★★ (2009-02-13 17:59:00)

メタルのアンサンブルではなく、パーカッションやアコギ、民族楽器などによってメソポタミアンな世界観を本格的に描いた曲。こういう路線で一枚作ってもいいんじゃないかと思います。

MELENCOLIA ESTATICA-Letum ★★ (2009-02-15 23:54:00)

2008年発表の2nd。

ABSENTIA LUNAEのメンバーが在籍、販促シールには「常ならぬメロディセンスを持ったブラックメタル」とのタタキがあることからも分かる通り、淡く儚く美しく、聴いていてカタルシスを覚えるようなメロディが特徴のメロディック・ブラック。
このメロディセンスは、KRALLICEやLANTLOS辺りの、シューゲイザー的な感性を持ったブラックメタルバンドと共通するものがありますね。分離の良い音質の割にギターがノイジーな音色なのも、攻撃性よりはメロディに篭められた感情を重視しているのかもしれません。

ただしそのメロディが乗るのは、前述のバンドのようなポストブラック的なものではなく、DISSECTIONやWATAIN辺りのスウェディッシュ勢に近い、疾走パートも多くメロブラとしてのドラマ性の強い音。それらのバンドと比べるとリフに余り刻みを入
…続き

MELENCOLIA ESTATICA-Letum-Letvm Ⅱ ★★★ (2009-02-15 23:57:29)

途中のKRALLICEにも比肩しようかという、トレモロハーモニーの美しさが素晴らしい曲。販促シールの「常ならぬメロディセンス(an extraordinary sense of melody)」が、全く誇張に聴こえません。

MEMBARIS-Grenzganger ★★★ (2013-02-07 10:44:57)

2010年発表の3rd。

リリースレーベルは某ファンジンでも取り上げられていたARTicazですが、Battle DagoraothやMortuus Infradaemoni、或いはメンバー的に繋がりのあるWEIRD FATEなど、Cold Dimensions所属バンドと共通するような、ノイジーな音質と寒々しいトレモロリフを伴う疾走が凍てついた雰囲気を演出する、アトモスフェリック・ブラック路線。似た路線のバンドの中でもかなり叙情性や殺気に優れた音に仕上がっているのではないでしょうか。

特に堰を切ったような、狂奔する疾走振りと、ヴォーカルの自棄を起こしたかのような絶叫は殺す気満々。ですが緩急付けたドラマ性に富んだ展開、RAWなギターリフを始め、神秘性を演出する工夫の見られるキーボードやリードギターの音色、寒々しさに泣きのプラスされたメロディ使いなど、楽曲自体は
…続き

MENACE RUINE-Cult of Ruins ★★★ (2011-12-05 20:43:28)

2008年発表の1st。

ノイズ/アヴァンギャルド/プリミティブブラックの名産地、ケベックよりお贈りする前衛ブラック…ということで期待して聴いてみましたが、このバンドもかなりキてますね。ブラックとノイズ/ドローンを掛け合わせた作風ではありますが、曲によってはリフの代わりをノイズにさせていたり、リズムがインダストリアルっぽい打ち込みだったり、かなりブラックからは逸脱した音。ヴォーカルが入っても絶叫パートは少なめで、ミステリアスなムードを高める妖しいクリーンが多めだったりしますし。

ただ、音楽的にはメタルをかなり外れた音ながら、演出する雰囲気の価値観はブラックメタルから殆ど外れていないのが素晴らしいですよね。ハーシュノイズ以外にも風の音のようなノイズなど、SE的な音色の使い方も上手く、聴いてると暗黒が視界の真ん中にあってそこに全てが吸い込まれているような空恐ろしい
…続き

MERIDIAN ★★ (2011-07-27 20:32:55)

スイス産インダストリアル・ブラック。
2002年に一枚のアルバムを残して解散してしまったみたいです。

MERIDIAN-The Seventh Sun ★★★ (2011-07-27 20:33:53)

2002年発表の1st。
これ一枚で解散したなんて信じられない位、良いアルバムですね…。

路線としては、スラッシュメタルのテクニカルさを十分に引き継いだ、刻み重視の変化に富んだギターリフを中心とした、クオリティの高いブラックメタルに、EBM的な打ち込みパートや、ノイズ・サンプリング、不穏なキーボード等のインダストリアル要素が絡むタイプ。時折ギターの歪みをインダストリアルノイズに近づけたり、(MORTIFERAの)Noktuに近い粘着質ながなり声もハーシュな響きがあったり、音像を上手くインダストリアル要素に溶け込ませる工夫も成されている印象。

このバンドが素晴らしいのは、そうしてインダストリアルを上手く導入しながらも、それを取り去ったとしてもバンドサウンドがマッシブで、十分に聴き応えがあることなんですよね。特に前述のテクニカルなリフや、妖艶なメロディを紡ぎ
…続き

MERRIMACK-Of Entropy and Life Denial ★★ (2010-03-20 22:22:00)

2006年発表の2nd。

全体的な雰囲気は「いかにも真性です」という黒さを放ってますが…NAGLFARやDISSECTIONが持つような、エクストリームメタルとしての真っ当なかっこよさと、DEATHSPELL OMEGAの3rdが放つ、コマーシャリズムからある程度の距離を置いた、アングラ・カルトな雰囲気を両立しているバランス感覚の良い音は、WATAINやONDSKAPTを引き合いに出して語りたくなりますね。

ヴォーカルの中音域でストレートに邪悪さをぶつけてくるがなり方も、WATAINのスタイルに似てると思う。
メロディにDEATHSPELL OMEGAを初めとした、フレンチブラック特有の毒々しい美しさが感じられるのも特徴で、それが曲のどす黒さをより引き立てていますね。漫画「アカギ」で、鷲巣の背後から物の怪たちが這い出してくるシーンがありましたが…これを聴
…続き

METI BHUVAH ★★ (2013-04-30 10:26:13)

ロシア産ブラック。
SOLI DIABOLI GLORIAのメンバーが絡んでます。

METI BHUVAH-Ⅱ (2013-04-30 10:27:46)

2009年発表の2nd。

バンド名にサンスクリット語(「地軸」の意)を用いていたり、メンバーがレーベルを運営し、そこから自らの作品も出していたり、背景を聞いただけでなんか気合入ってる感じですが…音の方は関連バンドのSOLI DIABOLI GLORIAよりも、更に上級者向けな感じですね。

ノイジーでガビガビした音質が耳を聾する、RAW音質によるオールドスクールなプリブラという感じですが、オールドスクールなバンドにありがちな高揚感は殆どなく、どこか気が滅入ってくるような陰鬱さを感じる音。特にメロディアスという訳でもないのに、地下臭い音作りのせいかやたら陰気に聴こえます。ごく一部で聴けるメロウなトレモロでは意外にも良質なメロディを奏でていたりしますが、そもそもメロディは余り重視されていないような作風。

これは気分が合うときに聴けば心地良く陶酔出来そう
…続き

MEZZERSCHMITT ★★ (2009-11-14 23:01:00)

MAYHEMのBlasphemerとHellhammer、RED HARVESTのLarsによる変名バンド。
BlasphemerもMAYHEM抜けたみたいだし、活動再開&フルレンス制作して欲しいです。
出来ればManiacも呼んで。

MEZZERSCHMITT-Weltherrschaft ★★ (2009-11-14 23:00:00)

2002年発表の4曲入りデビューミニ。

MAYHEMのメンバーが二人在籍していることからも分かる通り、当時のMAYHEM(GRAND DECLARATION OF WAR)の路線である、ミリタリーな雰囲気のある、テクニカルなインダストリアルブラックを演ってますね。アンビエント的な要素も含む、やや前衛的な展開はTHORNSの1stからの影響も強そう。

Maniacがコンセプト制作の為に大学に通ったり、収録曲を元に学術論文を書いたドイツ人の学生も現れたという逸話の残るGdoWと比べると、コンセプトも音もちょっと淡白かも。雰囲気を重視したためか、爆走はほぼなく軍隊の行進的なミディアムが殆どだし、Maniacの特徴のあるデス声もないし(BlasphemerのVoスタイルは、語りと無感情気味なデス声)。

ただ、実力のあるメンバーが揃っているだけあって、演奏
…続き

MEZZERSCHMITT-Weltherrschaft-Die Nacht Hat Augen ★★★ (2009-11-14 23:01:35)

アンビエント的なパートから、テクニカルな演奏を爆発させるように叩きつける曲。…にしても、この曲のリフ捌きは素晴らしい。Blasphemer氏、ブラックやゴシックなどの、ある程度雰囲気が重視されるバンド以外にも、テクニカルデスとかメロデスとか、メタルの「演奏」のかっこよさを最重視するサブジャンルにも挑戦して欲しいと思うのは私だけ?

MGLA ★★ (2006-03-23 21:44:00)

ポーランド産ブラックメタルバンド。
バンド名の意味はポーランド語で「霧」。
もしかしたら凄いマイナーなバンドかもしれません…
検索しても体操教室みたいなものばかりひっかかるんですけど(笑)
出てるCDもまだ05年参加のV.A.と、今年の頭に出たEPだけみたいです。
ですが曲の方は素晴らしいとしか言い様がありません。
カテゴライズするなら「メロウなプリブラ」になるんでしょうけど、
メロウさはSatanic Warmasterなどと比べても負けてません。
この手が好きなら是非チェックしてみて下さい。特にV.A.の曲が良いです。

MGLA-Crushing the Holy Trinity(holy Spirit)-Power and Will Part Ⅳ ★★★ (2006-03-23 21:46:17)

もう曲が始まって5秒で名曲確定…と思っていたら、その次に出てきたリフも本当に素晴らしいもので驚きました。 なんでこんな素晴らしいリフをいくつも書けるんでしょうか…プリミティブブラックの魅力とは何か?という問いに答えられるぐらいの名曲だと思います。

MGLA-Groza ★★ (2008-09-15 03:18:00)

2008年発表の1st。
タイトルは「恐怖」という意味らしいです。

Northern Heritageのアーティストによるオムニバス「Crushing the Holy Trinity」やEP「Presence」を聴いて、彼らにはプリミティブブラックとして物凄いポテンシャルを感じていて、それだけにフルレンスの発売は心待ちにしていたのですが…。

まず音質はノイジーさが大幅に減退、リフの硬質な歪ませ方とドラムのアナログ感のある味のある音が印象的な、プリブラっぽくないクリアなものになっているし、展開もトレモロを中心に据えず(10分超えの大作の1曲目は全く出てこない)、ミディアムを基調にアコギを入れたりしてミニマルながら緩急を付けたものになっているし、総じて渋い作風になったという印象で、最早オムニバスの時とは別のバンドのような音になってしまいました。
初め
…続き

MGLA-Presence ★★★ (2006-03-23 21:48:00)

2006年発表の3曲入りEP。

このバンドはDeathspell Omegaも参加しているV.A.「Crushing the Holy Trinity」で癒されるほどにメロウで、ザラザラした質感のプリミティブブラックをやっていて注目していたんですが、ようやく単体での音源が発売されました。

やはりV.A.でも聞かせてくれた通り、メロディのセンスが飛びぬけて良いです。プリミティブを聴いた事が無い人に聴かせても充分魅力が伝わりそうなぐらい、メロディの質が高いと思います。またV.A.の時よりもヴォーカルがパワーアップしていて、太くて悪意のこもったがなり声なのがたまらないです。

ただ、個人的には音質がノイジーになってしまったのはちょっと頂けないかも。あのザラザラした薄っぺらい音質、癒されたのに…それでもやっぱり、「メロウなプリブラ」として優秀だと思います。

MGLA-Presence-Presence I ★★★ (2007-03-02 18:08:49)

普通のブラックメタル…に限らず、メタル音楽の音像って大体まずリズムありきでその上にリフやヴォーカルが乗るというイメージがあるんですが、この曲はまずリフありきでその上でリズムを展開させているという印象を受けます。本当にそういう曲作りをしているのかは分かりませんが、そう思うくらいリフが魅力的です。

MGLA-With Hearts Toward None ★★★ (2012-11-01 22:33:07)

2012年発表の2nd。

これはヤバい!!このバンドって、今までは「知る人ぞ知る」くらいの知名度のバンドだったという認識なんですが、この作品を以ってジャンルの代表格のバンドと肩を並べるくらい、魅力的なバンドに成り上がったのではないでしょうか…ほんと素晴らしいアルバムですよ、これ。

作風的には、今までの集大成という感じで、前作「Groza」で見せた、音質を太くすることでWATAINやCRAFT辺りに通じる、どす黒い邪悪さも保ちつつ、初期作品のメロウなトレモロも再び多く取り入れ、より聴き手の耳を惹く力をアップさせたような作風。ヴォーカルもドスの効いたがなりで、威厳すら漂わせる存在感を放っており、非常にかっこいい。

プリミティブブラック的な執拗な反復で聴き手をトランス状態に導きつつ、時にファストブラック以上の怒涛の狂った疾走を、時に激メロウかつ邪悪の哲
…続き

MIDDLEISLAND-曝獣 ★★ (2009-08-23 09:17:00)

2009年発表のミニアルバム。
以前からメタラー間でも話題に上ることが多いアーティストでしたが、実際買って聴いてみて、
そのクオリティの高さに驚くと同時に、一発で惹き込まれてしまいました。
「焼け爛れるような鍵盤」「叫び唸るような哀しい弦」が激情とも言える情念を表現する
劇的なアレンジ、RAPHAELにも通じるキャッチーさ、ロマンティシズムを感じさせながらも
もっと歌謡曲寄りの歌メロ、エモーショナルという言葉では片付けられない感情の篭もった
ヴォーカルが、一丸となって一つの世界観を構築するかのような作品。
この殺陣が繰り広げられているような緊迫した雰囲気、前のめりに暗い熱情を吐き出していく
テンションは間違いなくHR/HMに通じるものがありますね。
「後悔曝獣」などは様式もほぼHR/HMと言って差し支えないかも。
しかし、このヴ
…続き

MIGHTIEST-SinisTerra ★★ (2016-07-09 11:41:55)

2016年発表の1st。

メンバーは他のバンドを演ってたりしたとはいえ、なんと結成から20年以上が経ちようやく発売された初のフルアルバムだとか。だからなのか、楽曲の展開はかなり力が入っている印象。ドラマティックな展開から伝わるメタリックな力強さ、エピックな土着性が演出するメロウさを丁寧に組み合わせ、トレモロとブラストのみに頼り過ぎない劇的なブラックメタルを演出してます。朗々としたクリーンで歌い上げるパートなんかは若干ペイガンに通じる部分も。

ただし、プロダクションは一般的な「良い音」ではなく、リフをノイジー&ファジーに聴かせたり、アトモスフェリックなキーボードで音像を包み込んだりなど、ブラックならではのやり方で神秘性を強調したもの。この音作りと曲展開のバランスが織り成す独特の神秘性から、ショップでLUNAR AURORA辺りが引き合いに出される所以なんでしょう
…続き

MIND ASYLUM ★★ (2011-07-03 22:00:40)

フランス産鬱ブラック。
1stにはDARK SANCTUARYのメンバーがヴァイオリンでゲスト参加。

MIND ASYLUM-L'ASILE DE L'ESPRIT ★★★ (2011-07-03 22:01:45)

2009年発表の1st。

何気に凄くいいアルバムですね、これ。
基本的にスローで沈み込むようなリフで展開する鬱ブラックですが、DARK SANCTUARYのメンバーによる、暗く耽美なメロディのヴァイオリンが入ったり、鬱系にしてはかなりキャッチー(?)なトレモロリフが出てきたり、ブラストで疾走してみたり、ゴシックやメロブラの要素もかなり強い、サブジャンルを横断する路線ですね。特に3曲目の一部のリフ、DISSECTIONの「Thorns of Crimson Death」を思わせる、お約束過ぎるメロディでなんか嬉しくなってしまいました(笑)。

曲展開も非常に丁寧で、上記の要素をどの曲にも組み込んでくれているため、構成が鬱ブラとしてはかなりダイナミック。ヴォーカルも誰が聴いても素っ頓狂には聴こえない程度に感情を込めて叫んでるし、自殺・自傷衝動に任せたようなカル
…続き

MINSK-Out of a Center Which Is Neither Dead nor Alive ★★ (2008-11-28 06:49:00)

2005年発表の1st。
タワレコの200円セールにて発見、「確かMINSKってフォークメタルバンドだったような…。
フォークメタルは結構好きだし、200円ならまあ外しても痛くないし…」と軽い気持ちで購入。
…全然フォークじゃないじゃないですか(笑)。むしろフォークメタルより好みの路線、かつ一級品の
メタルだったので驚きました。(ちなみに、LUMSKと勘違いしてフォークメタルと思ってた模様)
ジャンル的には…これはスラッジ・ドゥームというんでしょうか。
ノイズ/ドローンにも通じる爆音のギターに、パーカッシブでプリミティブな雰囲気のリズム、
ハードコアっぽい野蛮な絶叫、土着的なメロディなどを絡めたスタイルで、原始時代の音楽が
持っていたであろう根源的なパワーをメタルのアンサンブルで表現したような作風。
ミニマルでありながら、ダイナミズム
…続き

MINSTRELIX-Reflections ★★ (2009-03-10 20:50:00)

2009年発表の2ndアルバム。過去の再録曲などで構成されているようです。
クサメタラーの間では既に話題沸騰中の彼らですが…確かに、キーボードやクワイアを入れて
疾走する煌びやかな音像に、ややクサめの歌メロやクラシカルでクサいリードギターが
舞い踊る作風は評判に恥じないものがありますね。特にギターは、よっぽどクラシカルなメロを
弾き倒したいんだなぁ…と、聴いていて半ば呆れながら感心してしまうほど(笑)。
しかし、その弾き倒しが自己満足にはならず、曲全体が非常にドラマティックな響きを
持っている辺り、曲作りのセンスはかなり高いのではないでしょうか。
最初聴いた時は、ヴォーカルがプッシュされている割には、作風の特徴となる程の個性的な
ものではないことや、クサメタルシーンで話題になる割に歌メロが少し弱いような気が
したことに戸惑ってしまった
…続き

MINSTRELIX-Reflections-Spiritus Mundi ★★★ (2009-03-11 22:19:09)

この曲に関しては、ただ単に完成度が高いというよりは…音楽のスタイルとして一つの完成を見ているような出来だと思う。既聴感ありまくりなサビメロが特に最高です。

MIRKHALL-Heathen Hearted (2015-12-04 00:34:20)

2005年発表の音源集。
98年のデモ「Ring to Rune」、2000年のデモ「Winter of Tragedies Reign」をまとめ、リマスターを施したもの。

このバンド、BEHEXENやSARGEISTを始め、HORNAやMORTUALIA、FINNENTUMなど数多くのバンドに関与し、NIGHTBRINGERやDROWING THE LIGHTなど知名度の高いバンドにも関わっていた、フィニッシュ・ブラックの裏番長的存在ともいえるShatraug氏が正式メンバーのペイガンブラック…という触れ込みですが…そんなハクの付いた出自とは裏腹に、余りにも渋いというか…ぶっちゃけ地味な作風です(笑)。

リフにはペイガン由来の土着的叙情性が込められてはいるものの、ミッドテンポ中心かつ乾いたノイジーさのプロダクションのせいで、今ひとつそれがダイレクトに伝
…続き


MyPage