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Usher-to-the-ETHERさんの発言一覧(評価・コメント) 4301-4350
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MIRRORTHRONE-Carriers of Dust
MIRZADEH-Desired Mystic Pride
MISERICORDIA-Throne of Existence
MIST (ITALY)
MIST (ITALY)-Snowy Nocturnal Forest and Stellar Sky
MISTIELEGY
MISTIELEGY-DYED WHITE
MISTIELEGY-DYED WHITE-AUGUSTA
MISTIELEGY-DYED WHITE-AUGUSTA
MISTIELEGY-DYED WHITE-DYED WHITE
MISTIELEGY-DYED WHITE-FALLEN STAR
MISTIELEGY-DYED WHITE-RAIN EMBRACE
MISTIGO VARRGOTH DARKESTRA
MISTIGO VARRGOTH DARKESTRA-The Key to the Gate of the Apocalypses
MOI DIX MOIS-Dix infernal-Gloire dans le silence
MOI DIX MOIS-Dix infernal-La dix croix
MOI DIX MOIS-Nocturnal Opera
MOI DIX MOIS-Nocturnal Opera-Monophobia
MOI DIX MOIS-Nocturnal Opera-Nocturnal Romance
MOI DIX MOIS-Nocturnal Opera-Shadows Temple-X
MOI DIX MOIS-Nocturnal Opera-The Prophet
MOI DIX MOIS-Nocturnal Opera-Vizard
MOLOCH (UKRAINA)
MOLOCH (UKRAINA)-DEPRESSION OF SURTR
MOLOCH (UKRAINA)-DEPRESSION OF SURTR-DEPRESSION OF SURTR
MOLOCH (UKRAINA)-DEPRESSION OF SURTR-DIE ALTE ESSENZ EINER INZWISCHEN TOTEN WELT
MOLOCH LETALIS-Apoteoza Śmierci
MOMENTUM-The Freak is Alive
MONARQUE-Ad Nauseam
MONGO NINJA
MONGO NINJA-No Cunt for Old Men
MONTE PENUMBRA-Heirloom of Sullen Fall
MOON
MOON (AUSTRALIA)-Render of the Veils
MOON-Lucifer's Horn
MOON-Satan's Wept
MOONBLOOD
MOONBLOOD-Supreme Black Force of German Steel
MOONBLOOD-Supreme Black Force of German Steel-Apocalyptic Vision
MOONBLOOD-Supreme Black Force of German Steel-Burning in Hell
MOONBLOOD-Supreme Black Force of German Steel-Embraced by Lycanthropy's Curse
MOONBLOOD-Supreme Black Force of German Steel-Sarg Und Tod (pt Ⅱ)
MOONREICH
MOONREICH-Terribilis Est Locus Iste
MOONTOWER-PRAISE THE APOCALYPSE
MOR DAGOR
MOR DAGOR-Necropedophilia
MORBID
MORBID ANGEL-Gateways to Annihilation
MORBID ANGEL-Heretic

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MIRRORTHRONE-Carriers of Dust ★★★ (2008-07-26 11:34:00)

2006年発表の2nd。

クレジットによると、作曲や演奏だけでなく、プロデュースやミックス、マスタリングに至るまでVladimirという人物が家で行ったと書いてありますが…信じられない。天才と呼ばれるアーティストが多いこの界隈、彼は天才の中の天才と言えるのでは…。

路線的には、チャーチオルガンやチェンバロ、フルートやストリングスなどが舞い踊る、LIMBONIC ART(の2nd)やANOREXIA NERVOSA辺りにも匹敵する、もしくはそれ以上のシンフォニック・ブラック。20分越えの曲を含む、大作主義でドラマティックな作風も大きな特徴と言えるでしょう。

また、これだけシンフォにしながらも、バンドサウンドの方もブラックらしいトレモロを随所に織り込んだフレーズ面、音の壁が立ちはだかるような音響面でもシンフォ要素に負けてないのが素晴らしい。

…続き

MIRZADEH-Desired Mystic Pride ★★ (2015-11-08 11:27:49)

2014年発表の3rd。

アトモスフェリックなキーボードと、泣きメロを織り込んだギターワークを武器に、ミッドテンポ中心の展開で聴かせるシンフォニック・ブラックで、派手で攻撃的な路線が人気を集めやすいこの手の音としては、割と渋めの音を出しているバンドですね。ただ哀愁があって浸れるというだけでなく、時折ペイガンやゴシックに通じる妖気を感じさせ、楽曲にメリハリを付けているメロディセンスがなかなかに良い感じ。

ただし、歌謡曲を聴いて育った耳には、このバンドのクリーンは正直「ないわー…」という感じがしてしまいますね…。なんか喉を絞めているというか、おっちゃんっぽいというか…カリスマ性が今ひとつ感じられないのがネック。低音のグロウルやブラック的な絶叫の方は悪くないです。特に後者は切羽詰った感じがして、個人的には好きですね。まあクリーンもアルバム通じて物凄く多いわけではない
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MISERICORDIA-Throne of Existence ★★★ (2015-04-02 12:30:40)

2014年発表の2nd。

スウェーデン産のブラックメタルバンドで、初めて音源を聴きましたが…これはなかなかの良盤ですね。クリアな音質と緩急の付いたドラマ性ある展開で聴かせる、ハイクオリティかつオーソドックスなブラックメタルで、トレモロやブラストのみに頼り切らず、メタリックなギターソロや若干メロデスに近いリフも時折用いる辺り、メロブラ寄りの作風と言えるでしょうか。

音作り自体にアングラな面は少なく、聴きやすい音といえますが、ブラックらしい殺気はしっかりと感じられるのが素晴らしいですね。特に不穏なアルペジオやリフのメロディに見られる、Blasphemer期のMAYHEMにも通じる殺伐とした雰囲気や、つんのめるような疾走とそれを煽るリフ捌きの演出する暴虐性が、ブラック好きには何とも心地良い。ヴォーカルは低音グロウルと高めの絶叫を使い分けるスタイルですが、絶叫時に噛み
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MIST (ITALY) ★★ (2013-12-30 23:41:00)

イタリア産シューゲイザー/ポストブラック。
…と紹介されてましたが、シューゲイザー?ブラック?って感じです(笑)。摩訶不思議なサウンド。

MIST (ITALY)-Snowy Nocturnal Forest and Stellar Sky (2013-12-30 23:42:32)

2013年発表の1st。

某所にて、今年発表の新作だったにもかかわらず、かなりの安値で投げ売られていたので購入。このジャケにこのアルバムタイトル、そしてイタリアのシューゲイザー/ポストブラックという触れ込み…如何にもアトモスフェリックな空間を演出して、寒々しく神秘的で深遠な世界観を感じさせてくれそうじゃないですか…ところがどっこい(笑)、STALAGGHやBLUT AUS NORD以上に付いていけない、摩訶不思議なサウンドでした…。

神秘的なのか寒々しいのかダークなのか儚いのかハッキリしない曖昧模糊としたメロディを紡ぐアルペジオ、苦虫を噛み潰したような…という形容をしたくなる、潰れ切ったがなりヴォーカル、特にトリップ感がある訳でもない、淡々としたドラミング…と、パーツのひとつひとつがかなり微妙。それを寄せ集めて作った音像も、正直何を表したいのが掴みかねる様な感
…続き

MISTIELEGY ★★ (2009-02-05 18:01:00)

また素晴らしいバンドが現れましたね…
クサメタラーは是非↓で試聴して欲しいです。
ttp://www.myspace.com/mistielegy

MISTIELEGY-DYED WHITE ★★ (2009-02-02 23:19:00)

2008年発表の5曲入りデビューミニ。
…NIGHTWISHやWITHIN TEMPTATION、RHAPSHODY、X JAPANなどが引き合いに出された
販促カードに惹きつけられ、「まあ1000円だし…」と軽い気持ちで手を伸ばしたその先には、
とんでもない代物が待ち構えてました(笑)。これ、クサメタルとしてはDRAGON GUARDIAN
(そのクサい曲展開で某メタルショップの売り上げ一位を独占し続けた国産RPGメロスピバンド)
と同じくらいの衝撃を受けたんですが…。
路線は、引き合いに出されているバンドの良い所を集めた感じですね。
基本はNIGHTWISHやWITHIN TEMPTATIONに通じる、シンフォな音にソプラノを乗せた
ゴシック寄りのメロスピですが、全体的なクサさやスケールの大きさはRHAPSODYに、
起伏のあるメ
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MISTIELEGY-DYED WHITE-AUGUSTA ★★★ (2009-02-02 23:21:56)

これも2曲目同様シンフォゴシックメロスピですが、こっちの方がもっとバンドサウンドの魅力が前面に出た感じですね。ちょっとしたリフ捌きなどもかっこよく、この時点で「とんでもないバンドを知ってしまったなぁ…」との感慨が込み上げてきました。WITHIN TEMPTATIONの崇高さとDRAGON GUARDIANのクサさを兼ね備えたようなおっそろしい曲。

MISTIELEGY-DYED WHITE-AUGUSTA ★★★ (2009-02-05 17:57:14)

これも2曲目同様シンフォゴシックメロスピですが、こっちの方がもっとバンドサウンドの魅力が前面に出た感じですね。ちょっとしたリフ捌きなどもかっこよく、この時点で「とんでもないバンドを知ってしまったなぁ…」との感慨が込み上げてきました。WITHIN TEMPTATIONの崇高さとDRAGON GUARDIANのクサさを組み合わせたようなおっそろしい曲。

MISTIELEGY-DYED WHITE-DYED WHITE ★★★ (2009-02-05 17:59:05)

いきなりクッサいリードギターが入るオープニングといい、ギターが引っ込んでピアノとヴォーカルを前に出した「引き」の展開を入れたりといい、衝撃のデビューミニのラストを飾るに相応しいドラマティックな曲。「The tide of time」「at my wit's end」はX JAPANリスペクトでしょうか。2曲目にも「青い涙」とかあったし。

MISTIELEGY-DYED WHITE-FALLEN STAR ★★★ (2009-02-05 17:56:30)

歌入りの曲では初めてリスナーに届くであろう曲という事で、バンドとしても重要な曲だと思いますが…そうした役割をしっかりと果たすであろうキャッチーさのある超名曲。イントロのリフからして名曲の予感がぷんぷんしますが、サビでもう確定。サビだけ日本語なのもメリハリがあって良いですね。

MISTIELEGY-DYED WHITE-RAIN EMBRACE (2009-02-05 17:58:08)

バラードで、曲自体は悪くないんですが…他の曲の音が小さいのに、これだけまともな音量なのはちょっと…。リマスターされたセカンドエディションとか出して欲しいです。

MISTIGO VARRGOTH DARKESTRA ★★ (2011-05-18 18:01:30)

NOKTURNAL MORTUMのKnjaz Varggothによる独りブラック。
アンビエント要素を含むスタイル。

MISTIGO VARRGOTH DARKESTRA-The Key to the Gate of the Apocalypses ★★ (2011-05-18 18:02:26)

99年発表の2nd。
このアルバム以外、CDショップで見かけたことないですけど…。

約72分もの長丁場を、アンビエントとブラックを交互に演って展開するスタイルですが、特にアンビエントのパートでは、NOKTURNAL~本隊では見られない、彼の音楽嗜好が垣間見られますね。Klaus Shulzeの「Irricht」を思わせる、オルガンをオカルティックに鳴り響かせるパートや、敢えて打ち込みのリズムを使い、瞑想的な雰囲気を演出するパートがあったり、表現方法は意外にも多彩。本隊でもあったオーケストラルなインスト部分もありますが、こちらの方がより呪術的な感触が強いですね。

ブラックパートは…土臭い刻みをメインに、キーを乗せるスタイル自体は本隊と共通してますが、キーの使い方がかなり異なってます。お祭りっぽい派手な感じは殆どなく、うっすら不気味に被せてあったり、シャーマ
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MOI DIX MOIS-Dix infernal-Gloire dans le silence ★★ (2004-07-22 21:51:31)

デス声も入って、まんまシンフォニックブラックって感じの曲。
サビは普通声ですが、Jukaさんの声を2声で掛け合い(?)風にしていて荘厳な雰囲気が良く出ています。

MOI DIX MOIS-Dix infernal-La dix croix ★★★ (2004-07-22 21:51:51)

口笛で吹けそうなくらいにキャッチー、それでいてクラシカルで荘厳なギターのメロディが何とも言えずかっこいい曲。歌メロも「La dix croix」がキーワードとなって覚えやすいため口ずさみやすく、一回聴いただけで「良い」と思えるような楽曲だと思います。
タイトルはフランス語で「十の十字架」ですが…「la」は女性単数名詞につく定冠詞で複数に対しては本来「les」を使うはずです。ふふふ、ぬかったなManaさんよ!!!(笑)

MOI DIX MOIS-Nocturnal Opera ★★ (2004-07-24 07:21:00)

ex.MALICE MIZERのギタリスト、ManaさんのプロジェクトMoi dix moisの2ndアルバム。
このバンドの作品は普通のメタルと違い、ギターよりもストリングスやキーボードなどの
音色に比重が置かれている音像で、そこが新しく感じられたため凄く気に入っています。
日本のインディーズ界もこんなアルバムを輩出するアーティストがいるなら、
まだまだ捨てたもんじゃないですね。
色々な意味で1stよりも進化・深化した作品だと思います。
前作はクラシカルなフレーズのキーボードとともに疾走する曲が殆どで、一曲単位で聴けば
素晴らしいものの通して聴くとやや食傷気味だったんですが、今回はバラード調の
「Mephisto waltz」や管楽器を前面に押し出した「the Prophet」など前作では
無かったような曲も収録され、飽きる事無く一
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MOI DIX MOIS-Nocturnal Opera-Monophobia ★★★ (2004-07-25 22:10:27)

「孤独恐怖症」を意味するタイトルを冠された曲。
サビでメジャーキーになり明るくなるのは意外な感じですが、違和感無く繋げる作曲能力が凄いですね。この展開は孤独からの脱却を表しているのかな?私だけかもしれませんが、この曲のサビはクリスマスの街に流れていたらお洒落だと思います。

MOI DIX MOIS-Nocturnal Opera-Nocturnal Romance ★★★ (2004-07-25 22:10:52)

仰々しいクラシカルなオープニング曲から繋がって始まる曲。
Moi dix moisらしい荘厳メロディ&アレンジで疾走する曲ですが、とにかくアレンジが素晴らしいです。雰囲気たっぷりの女性ヴォーカルは作品をより壮麗に昇華しているし、ギターもメロディアスに主張していて良い感じです。日本のインディーズ界にここまでのアレンジ能力を持ったアーティストはManaさんを除いてはあまりいないのでは!?

MOI DIX MOIS-Nocturnal Opera-Shadows Temple-X ★★★ (2004-07-22 21:51:06)

曲の後半の「♪夜の果てまで」のあと、「Follow instinct」のデス声が疾走を強引に断ち切るように入り、そしてサビへと移行する展開は何回聴いても痺れます。
また、イントロのチェンバロの荘厳メロディを聴かせながらの疾走、サビでの「慟哭」レベルに達している切ないメロディのストリングスなど、聴かせ所が多く自分的には文句無しに「超名曲」です!!
シングル収録のオケのみの物を聴いても素晴らしいと思えるし、これはもっとみんなに聴かせたいですね。

MOI DIX MOIS-Nocturnal Opera-The Prophet ★★★ (2004-07-22 21:50:45)

大仰な曲の多いMoi dix moisですが、その中でも最高レベルに大仰な曲。Manaさんの曲にしては珍しく管楽器系の音が使われていますが、イントロではそれがティンパ二の音色と見事に調和して威厳すら感じます。

MOI DIX MOIS-Nocturnal Opera-Vizard (2005-11-01 23:34:38)

「Wail on desolate gale」って…まんまDISSECTIONの「SOULREAPER」と同じ歌詞じゃないですか(笑)一応、ohがonに代わってますが…全然曲調は違うのですけど、なんかルーツが垣間見れて微笑ましいです。あとはデス声がもっと悲痛さを出せれば良かったな。

MOLOCH (UKRAINA) ★★ (2010-02-16 06:56:00)

ウクライナ産鬱ブラック/アンビエント。
…このバンドのヴォーカルも相当キてますが…最早鬱ブラックに狂った
感情剥き出しのヴォーカルという組み合わせは、ブラック好きの間では
デフォルトな認識のせいか、もうSILENCERの局所的なブームや、SORTSINDの
再発時のような盛り上がりにはなりませんね…。
いちブラックファンとしては、ちょっと寂しいかも。
でも、それ以上に店の人は売り文句書くのも一苦労だなぁ…とか思ってしまいます(笑)。

MOLOCH (UKRAINA)-DEPRESSION OF SURTR ★★ (2010-02-16 06:45:00)

2008年発表の企画盤。

07年発表のフル「A Journey to the Vyrdin」からの音源を中心に、スプリット提供曲や未発表曲を詰め込んだ、70分を超える大ボリュームの内容。店の歌い文句によると…このバンドはSILENCERやSORTSIND、辺りにも匹敵する、狂気じみた悲痛絶叫が聴ける鬱ブラックとして評価されている、とのことですが…

確かにこのヴォーカル、狂ってますねぇ。
ただ、SILENCERと比較すると、狂性だけでなく、「悔しさ」「無念さ」を噛み締めながら叫んでいるような、妙な人間臭さがあってそこが妙に生々しいんですよね…。

サウンドの方は、ヴォーカル以上に極悪非道。
一般に、鬱ブラックって悲しげなメロディで聴き手の気分を抑鬱する傾向にありますが、このバンドは金属が擦れ合うような不快感スレスレの強烈なノイズの掛かった
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MOLOCH (UKRAINA)-DEPRESSION OF SURTR-DEPRESSION OF SURTR ★★ (2010-02-16 06:49:12)

アルバムをここまで聴いてきた限りでは、「あ、普通に鬱ブラック出来るんだ」とか思いました(笑)。だって前半カルト志向過ぎるんだもん。曲としては、意外にドラムの金物の音が特に良いです。何故だか聴き入ってしまう音。

MOLOCH (UKRAINA)-DEPRESSION OF SURTR-DIE ALTE ESSENZ EINER INZWISCHEN TOTEN WELT ★★ (2010-02-16 06:52:22)

低音の効いた抑圧されたような音像と、鬱ブラらしい暗いメロディがNORTTやI SHALT BECOMEにも通じる、湿った空気を演出する曲。アンビエントも演っているだけあって、この辺りのセンスに間違いはないですね。

MOLOCH LETALIS-Apoteoza Śmierci ★★★ (2013-07-25 22:24:39)

2009年発表の1st。

レビューサイトや情報サイトなどを見る限り、このバンドはデス/ブラック両方の要素を持つバンドとして認識されているようですが…邪悪なトレモロをメインとした、薄気味悪いメロディの応酬、ハイピッチの絶叫ヴォーカル、重さよりは抜けの良さを感じるドラムの音作りなど、どちらかというとブラックの要素が強めで儀式的な暗黒性も強い音ですね。音圧のあるプロダクションや暴虐性の高いブラストパートなど、デス要素も無理なく融合させている感じ。

何気にこのバンド、特にブラック寄りのトレモロを使用してるパートなどにおけるメロディのセンスがかなり良いんですよね。ダイレクトに悪魔主義を叩き込むようなメロディの使い方は、MAYHEMの1stに通じるものがあると思う。ヴォーカルもIhsahnとManiacを足して割ったような邪悪さに満ちた喚きだし、ブラックとして優れた音だと
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MOMENTUM-The Freak is Alive ★★ (2016-02-09 23:43:18)

2015年発表の2nd。

元は別名義でブラックメタルバンドを演っていたのが、デスメタルを経由し、現在ではプログレメタル化した…という変遷の経歴を持つバンドらしいです。そんな経歴のためか、ブラックメタルファンの好みとの親和性もかなり高いように思える、暗黒度のかなり高い作風ですね。

ミッドテンポ中心で怪奇な印象を残すリズムに、そのリズムを強調するように刻むリフやイカれたフレーズを乗せ、ひたすらに不条理で気味の悪い世界観を描いていく音。ヴォーカルは迫力のあるデス声と、妖しげな儀式の祈祷の如き中音域のクリーンの両刀使い。デス声が弱かったり、クリーンにムードがなかったりするようなことはなく、しっかりこの妖しい世界観の語り部を務めてます。

この作品、リズムの音色はしっかりしてますし、それをリフで補強してたりするので、意外に音作りがマッシブというか、フレーズ>
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MONARQUE-Ad Nauseam ★★ (2011-05-03 09:32:52)

2008年発表の2nd。
実質的には05年デモの新録に新曲を加えたもの。

イントロがクラシカルなインストだし、独りブラックだしで「きっとディプレッシブ系か、プリミティブだろう」と思っていたので、バンドの音が入ってきたときはかなりびっくりしました。確かにプリミティブ系の延長の、粗いプロダクションではありますが、土石流に押し流されるような、かなり迫力のある音。シャーシャーというよりズドシャァァァ、みたいな感じ。

しかし、その土石流のようなバンドサウンドから仄かに聴こえてくるメロディは、プリミティブらしい悲哀に満ちたものでかなり良いです。どことなくトラッド臭さも感じさせる、哀愁だけではない土着的な怖さのあるメロ。プロダクションと合わさると、まるでテレビの砂嵐(土石流な音像)の中に、人の顔(メロ)が浮かび上がっているかのよう…。

プリミティブのスタ
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MONGO NINJA ★★ (2011-08-04 19:15:40)

Ex-EMPERORのFaustが参加するパンキッシュブラック。
BLOOD TSUNAMIやSCUMといい、オールドスクールな音が好きなんでしょうか。

MONGO NINJA-No Cunt for Old Men ★★★ (2011-08-04 19:20:16)

2010年発表の2nd。
セールで安かったから何となく買ってしまったら、凄く気に入った一枚。

…私はこういう、ロックンロールのノリがある、パンキッシュなブラックメタルを聴くと、どうしてもマジな邪悪さよりも健全なアングライズムを感じてしまって、合わないと思うことが多かったんですが、このアルバムはそんな小ざかしいことを考える前に、凄まじいテンションでこんな困った嗜好の私ですら、ノセてしまう作品でした。

何が良いって、ほんとノリが素晴らしいんですよ!
リフもロックンロールテイストの強いグルーヴィなものですが、このリフがどう…とか分析する以前に体が動いてしまうドライブ感があるものですし、ライブではシンガロング(というよりシャウトアロング?)を誘発させたり、コール&レスポンスが起きる様子が容易に想像できる、キャッチーなヴォーカルラインには物凄いフックがある。
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MONTE PENUMBRA-Heirloom of Sullen Fall ★★★ (2014-07-03 21:19:06)

2013年発表の1st。

邪悪なブラックを世に送り出し続ける優良レーベル、DEAMON WORSHIP発のアヴァンギャルドブラックという触れ込み、セールで安くなっていたこともあり購入。…一言で言うなら、VED BUENS ENDEの流れを汲むブラックメタルですね。暴虐性や寒々しさなど、他の多くのブラックが持つような特性はあまり重視しておらず、代わりに沼地に引き込まれていくかのようなドロりとしたバンド・アンサンブルで聴き手の精神をジクジクと汚染していくかのような音。

VED BUENS ENDEがどこかサイコっぽい雰囲気を漂わせていたのに対し、個人的にはこちらはオカルトめいたおどろおどろしさを感じるんですよね。絶叫するだけでなく、生気のない声で語りかけるようなヴォーカルも楽曲の不気味さを助長。レーベルがレーベルだけに、VED BUENS ENDEやVIRUSより
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MOON ★★ (2011-09-21 21:35:04)

ポーランド産ブラックメタルバンド。
一時期VADERのDocが在籍していた事でも有名。
長く活動を休止していたものの、最近再開した模様。

MOON (AUSTRALIA)-Render of the Veils ★★★ (2017-05-21 11:12:34)

2015年発表の3rd。
同名のバンドがポーランドにもいますが、こちらはオーストラリア産。どちらもそれなりにジャンル内では名の通ったバンドだけにややこしいですよね…(笑)

ポーランド産のMOONは近年エクストリームメタル然とした実体的なヘヴィネスを身に付けてきましたが、こちらは正にカルトを絵に描いたような儀式的な音を出してますね。痛覚すら刺激するようなプリミティブなバンドサウンド、リバーブが掛かり人間性を失った絶叫、そしてそれらを包み込むアトモスフェリックなキーボードが溶け合い、密教的で密室的な音の世界が構築されてます。

この作品、凄く危ういけど面白いバランス感覚の上に成り立ってるように思うんですよね。モノクロのプリミティブさと、サイケデリックな感覚が入り混じっている独特のムードは色彩感覚すら破壊されそうだし、危険で刺々しい雰囲気と宗教的な恍惚感が上手く
…続き

MOON-Lucifer's Horn ★★★ (2011-09-25 08:48:59)

2010年発表の3rd。

2ndでは、エキゾチックなキーボードとタイトなドラムが非常に特徴的なデス/ブラックを演っていましたが、約10年の時を経てもう別のバンドみたいな作風になってますね…。今作は、デスメタル的なドロドロした感触と、ブラックの毒性を上手く合わせたリフを、ブラストに乗せてブルータルにカチ込む、近年のBEHEMOTHやNON OPUS DEI辺りに通じるファスト路線。

路線が変わるにあたり、キーボードの使用頻度が激減してますが、エキゾチックなメロディはリフやアコギのフレーズなど、ところどころに残っていて、それが曲の毒々しさを助長すると同時に、フックを与えてますね。また、前作では粗さもあった音質が改善され、腹に響くヘヴィさを手に入れたことでブルータル度が大幅アップ。ヴォーカルもそれに合わせ見違えるように進化、粘着性のあるがなりでより非人間的なスタイル
…続き

MOON-Satan's Wept ★★★ (2011-09-21 21:38:06)

99年発表の2nd。
国内盤も出ているだけあって、良い作品ですね…。

ブラックらしい、荒いリフとタイトなリズムの絡みに、ダーティなヴォーカルとシンフォなキーが乗る、ややデス寄りのシンフォニック・ブラックという感じですが…1曲目の、エキゾチックなメロディのキーボードが入ってきた瞬間、「もしかして名盤では…」と思ってしまいました。異国情緒溢れるキーボードのメロディといい、ギターワークのセンスの良さといい、このバンドは本当に曲が良いと思う。

国内盤ライナーでは、彼らのシンフォを表現するにあたってDIMMU BORGIRとEMPERORを引き合いに出してますが…確かに的確な例えだと思う。一瞬にして曲のムードを塗り替える印象的なメロディや、時に音像を包むアトモスフェリックさはDIMMU BORGIRに、曲の重要部分を担わせながら、アンサンブルや展開においてそれに頼
…続き

MOONBLOOD ★★ (2007-12-29 22:39:00)

ドイツのカルトブラック。
コマーシャル性を嫌い、公式なCDのリリースは全く無いそうです(ブートはある)。
でもあのDSOともスプリット出してたりするし、意外と知名度はあるのかも。

MOONBLOOD-Supreme Black Force of German Steel ★★ (2007-12-29 22:33:00)

2000年発表「Taste our German Steel」と99年発表「We are at War!」のカップリング盤。
当然オフィシャルなリリースではありません…(笑)

このバンドはブックレットの表記を見ると、93年にDARKTHRONEやBATHORYの影響下に結成された…みたいな事が書いてありますが、正に初期DARKTHRONE直系の音。篭もった音質にトレモロリフ、邪悪ながなり声に2ビート疾走を軸に据えたミニマルな展開に、プリミティブ・ブラックのど真ん中を地で行くような作風。

特筆なのはやはりエピック・ブラックと呼ばれるだけの事はあるメロウなメロディでしょうか。どの曲にも、主にトレモロリフによるメロウ極まりないメロディが練りこまれている上に、ギターノイズも歪みまくりながら耳に痛くないようなそれ程癖の無い歪ませ方なので、初期DARKTHRONEが
…続き

MOONBLOOD-Supreme Black Force of German Steel-Apocalyptic Vision ★★★ (2007-12-29 22:37:58)

一瞬ブラックを聴いていることを失念しそうな、摩訶不思議なメロディのイントロからプリミティブな本編へ。バンド名通りの、月に憑かれたような妖しくメロウなメロディに魅了されます。

MOONBLOOD-Supreme Black Force of German Steel-Burning in Hell ★★ (2007-12-29 22:38:50)

ドライブ感のあるリフといい、何故か早弾きギターソロを設けた展開といい、他の曲よりもメタリックな感触の強い曲…ですが、ヴォーカルの独特な音割れのせいでアングラ感丸出しですね(笑)

MOONBLOOD-Supreme Black Force of German Steel-Embraced by Lycanthropy's Curse ★★★ (2007-12-29 22:35:08)

曲自体はほぼいかにもプリミティブブラックらしい疾走に占められていて、展開はミニマルなんですが…メロディの流れから見たらドラマティックと言っていいかもしれません。タイトルからしても、ULVERの3rd辺りに込められている感情が近いのかもしれませんね。

MOONBLOOD-Supreme Black Force of German Steel-Sarg Und Tod (pt Ⅱ) ★★★ (2007-12-29 22:36:57)

中間部のキーボードの超メロウな、民族がかった泣きのメロディが印象深い曲。エピックブラックという事で、当然にメロウなメロディを期待してたんですが…ここまでやってくれるとは。もちろんトレモロリフのメロディの方も良いです。

MOONREICH ★★ (2014-04-25 21:37:13)

フランス産ブラック。
CHADENNのライブメンバーでもあるWeddir氏らによるバンド。

MOONREICH-Terribilis Est Locus Iste ★★★ (2014-04-25 21:38:21)

2013年発表の2nd。

流石、ATMFやDe Tenebrarum Principioなどブラックの名門レーベルから作品をリリースしているだけあって、暴虐性・邪悪さ・かっこよさ共に高いレベルで安定した音を聴かせてくれますね。基本はしっかりと低音も効きつつ、ブラック特有のRAWさもある程度残したリフの音色が、瘴気の靄が立ちこめるような重々しさを感じさせつつも、薙ぎ倒すようなファストパートを挟みつつ展開する暴虐なブラック。ただ叫ぶだけではなく、音源からでも十二分に怒気が伝わってくるようなキレたヴォーカルも素晴らしいです。

カルト性も感じられる作風ですが、何気にストップ&ゴーを駆使した展開があったり、楽曲のドラマ性もかなり重視している印象。基本はBlasphemer期のMAYHEMを思わせる冷徹で無慈悲なムードのメロディ多めですが、フレンチブラックらしい毒々しいメ
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MOONTOWER-PRAISE THE APOCALYPSE (2012-03-07 00:42:57)

2004年発表の1st。

SELBSTMORDのメンバーが関与してる事からも何となく想像は付きますが、プリミティブ・ブラックの中でもかなり過激かつ上級者向けな音。路線こそトレモロ疾走を多用し、所々でオールドスクールさを醸し出すリフも出てくる、いかにもな感じですが…まるで剃刀で出来た洗車機が車を痛めつけるかのような、ジギジギした音質がかなりキツいです(笑)。ULVERの3rdに近い音ですが、あちらほどカリカチュアライズされた音ではなく純粋に耳に痛い。

ノイジーな中に、不気味ながらメロウなトレモロが入ってくるのもこのジャンルでは王道聴かせかたですが…このバンドは、それに加えてクラシック音楽に通じるような大仰さを醸し出そうとしてるように見受けられる気がするメロディが時々出てくるんですよね。あくまで「見受けられる」「気がする」程度ですが。2曲目では、微妙に(ホントに微
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MOR DAGOR ★★ (2011-10-17 21:53:28)

ドイツ産ファストブラック。
人脈的にはBELPHEGORと繋がりがある模様。

MOR DAGOR-Necropedophilia ★★★ (2011-10-17 21:54:06)

2004年発表の3rd。
これはなかなかの掘り出し物かもしれません。

路線的には、ギターのノイジーさ強めな、やや粗めのプロダクションでファストに疾走する、ブルータルでRAWなブラックメタル。ヴォーカルもギャアギャア喚く、典型的なブラックメタルのスタイルで個性的ではないものの、かなり好きなタイプ。何気にドラムの畳み掛けが凄まじく、個人的にはブルデスと化してからのBEHEMOTHと共通する攻撃性を感じたり。尤も、プロダクションも重量級の向こうと比べると、こちらはRAWで粗い音作りのため、大分感触は違いますが。

ドラムに加えて、特筆すべきはメロディの良さ。
全体的にメロディから受ける、仄暗い邪悪さが滲み出してくるような感覚は、MAYHEM辺りのいわゆる「トゥルー」系のブラックと似ているんですよね。しかし多くのその系統のブラックとは違い、このバンドはメロデ
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MORBID ★★ (2011-08-16 20:08:58)

MAYHEMのDeadが在籍した事でも知られるブラック/スラッシュメタルバンド。

MORBID ANGEL-Gateways to Annihilation ★★★ (2008-05-12 22:15:00)

疾走を軸とした展開ではなかったりインスト明けの2曲目が全然メロくない無愛想な曲だからなのか、中古で多く見かけたり(ぶっちゃけ、私は中古600円くらいで買いました)彼らのベスト作品に挙げる人が少なかったり、いまひとつ世間での評価が芳しくないように思われる作品…ですが、私的にはかなりの名盤。

スピードを敢えて押さえた作風は、威厳たっぷりの禍々しさを見せ付け、地獄で仏ならぬ地獄で閻魔とサタンに同時に遭遇したかのような感覚。Treyの感性が遺憾なく発揮されたリフ、Peteの激速ツーバス、敢えて曇ったようなギターのプロダクションなどが絡みあって出来る世界観は、単なる表面的な重さや速さだけではないおぞましさがあるように思います。「H」はその個性を更に発展させた形とも言えますが、インストやドラムチェックを挟んでた「H」と比べると、世界観の描写が一貫している分こっちの方が好きかもしれません
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MORBID ANGEL-Heretic ★★★ (2005-05-10 22:24:00)

流石に「帝王」と呼ばれるだけの事はあって、独特の世界を構築しています。

まずこの音を聴いて耳につくのが、その特異なギターの音色です。
他のヘヴィネスを売りにしているバンドの重さを「ハンマーで撲殺」だとすると、このアルバムのギターの音質は真綿で首を締められながら精神を汚染されていき最終的に死に至るような肉体的にだけではなく、精神的にも「クル」音になっています。私は(これを書いている時点では)過去の作品は「Domination」しか聴いた事がありませんが、世界観の構築振りはギターの音色一つを取っても、進歩していると思います。

「Domination」の日本盤の帯には「魔闘気全開」と表現されていましたが、その「魔闘気」の濃さは、あの時の比では無いように思います。そこにしつこいまでのドスの効いた咆哮、手数の多いドラムが絡んでくると、正に「唯一無二」な音になります
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