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MYPOLLUX-Contraires
MYPOLLUX-Contraires-Chrysalide
MYPOLLUX-Contraires-Contrego
MYPOLLUX-Contraires-Jeu
MYPOLLUX-Contraires-PAR DEFAUT
MYPOLLUX-Contraires-Ubiquité
MYPOLLUX-Dedales
MYPOLLUX-Dedales-Allegories
MYPOLLUX-Dedales-Aux Ames
MYPOLLUX-Dedales-Mrs Jekyll
MYPOLLUX-Dedales-Reveille
MYRD-Forbandet Fra Foedsel
MYRKUR-M
MYRKVIDS DRAUMAR-My Land's Blood
MYSTHERIUM-Memoriał
MYSTIC CIRCLE-Drachenblut
MYSTICAL FULLMOON
MYSTICAL FULLMOON-Scoring a Liminal Phase - Ten Strategies for Postmodern Mysticism
MYSTICUM-Lost Masters of the Universe
MYSTICUM-Lost Masters of the Universe-Black Magic Mushrooms
MYSTICUM-Lost Masters of the Universe-Mourning
MYSTICUM-Lost Masters of the Universe-The Rest
MYSTICUM-Lost Masters of the Universe-Where the Raven Flies
MYSTICUM-Planet Satan
MZ.412
MZ.412-Infernal Affairs
Meir
Moi dix Mois-Dix infernal-Gloire dans le silence
Moi dix Mois-Dix infernal-La dix croix
Moi dix Mois-Nocturnal Opera
Moi dix Mois-Nocturnal Opera-Monophobia
Moi dix Mois-Nocturnal Opera-Nocturnal Romance
Moi dix Mois-Nocturnal Opera-Shadows Temple-X
Moi dix Mois-Nocturnal Opera-The Prophet
Moi dix Mois-Nocturnal Opera-Vizard
My Song (rem@ster-a)
MÄAX-Six Pack Witchcraft
N.I.L.
N.I.L.-N.I.L.
N.I.L.-N.I.L.-Bad Houses (Big Black cover)
N.I.L.-N.I.L.-Leaving the Self Behind
N.I.L.-N.I.L.-Negative Frequency Entity
N.K.V.D.-ВЛАСТЬ (VLAST)
NACHTBLUT-Antik
NACHTGEBLÜT
NACHTGEBLÜT-Strange Ways to Ancient Times
NACHTMYSTIUM-Assassins : Black Meddle Part Ⅰ
NACHTMYSTIUM-Assassins : Black Meddle Part Ⅰ-Assassins
NACHTMYSTIUM-Assassins : Black Meddle Part Ⅰ-Away from the Light
NACHTMYSTIUM-Assassins : Black Meddle Part Ⅰ-Code Negative

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MYPOLLUX-Contraires ★★ (2007-09-27 23:18:00)

2006年発表の2ndアルバム。
DISK UNIONによると本国(フランス)ではEVANESCENCEを超える人気だとか。
引き合いに出されている通り、ジャンルはヘヴィロック要素の強い女声ゴシックでしょうか。
こっちの方が変拍子の多用などプログレの要素を含んだ演奏、アルバム全体を通じて感じられる
不穏で頽廃的、不条理な雰囲気、ヴォーカルの歌い方のシアトリカルさなど、よりメタラーに
受けるサウンドになっていると思います。一曲ですがゲストによるデス声もあり。
Voの歌唱は見た目に似合わず(見た目通り?)意外と過激。
確かに普通に歌う分には可憐な声なのかもしれませんが…2曲目のサビの雄々しさすら
感じる力強い歌声や、10曲目の囁きや裏声、嘲笑、デス声寸前の絶叫を駆使してリスナーを
恫喝するような歌唱など、かなり多彩な表現力で曲に緊張感を与
…続き

MYPOLLUX-Contraires-Chrysalide ★★★ (2007-09-29 11:19:25)

サビ部分の力強い歌声に驚きました。一瞬ですが、NIGHTWISHのように一部を男ヴォーカルに歌わせてるのかと思ったくらい(笑)。後半のデスヴォイスの一歩手前の鬼女声もかっこいいですね。

MYPOLLUX-Contraires-Contrego ★★ (2007-09-29 11:17:11)

ピアノやチェロをバックに、呪術的な歌声が響く曲。
フランスの古城の廃墟から聞こえてくる亡霊の声のような雰囲気。
次の曲との繋がりも良い感じです。

MYPOLLUX-Contraires-Jeu ★★★ (2007-09-29 11:22:02)

オルゴールと歌によるイントロ部分が印象的な、メランコリックな曲。オルゴールの捻子を巻く演出が入っているのも心憎いですね。歌もメロウに歌い上げてますが、曲が進むに従って感情が入っていき、ラスト付近ではどこから声を出してるんだ、って感じのシャウトまで(笑)

MYPOLLUX-Contraires-PAR DEFAUT ★★★ (2007-09-29 11:15:33)

アルバム中、最もヴォーカルが表現力を発揮している曲。
歌という以上に、演奏陣の好サポートを得たLussi嬢の邪悪な一人芝居という感じ。名演であり怪演です。ジャケの雰囲気やメンバーのファッションからなにか可愛らしいものを期待した人は間違い無く引くでしょう(笑)。でもその媚びてなさが実にかっこいいです。

MYPOLLUX-Contraires-Ubiquité ★★★ (2007-09-29 11:25:27)

イントロからプログレちっくな妖しさ全開で、聴いているといつの間にかこのバンドの描き出す不条理で不穏な空気感の虜になってしまいます。ゴシック好きにはたまらない雰囲気。やっぱりゴシックって根本的にダークな音楽だと、改めて実感。

MYPOLLUX-Dedales ★★ (2009-03-06 21:54:00)

2008年発表の3rd。
…前作までを聴いてた人は、頭を聴いて開いた口が塞がらなくなるんじゃないでしょうか(笑)。
いきなりロックンロールっぽい、キャッチーでノリの良い音に驚かされます。勿論、その後
聴きすすめると以前から持っていた頽廃性や狂気、倦怠感なども少し減退してるものの、
しっかり根付いてる事が分かるんですが、以前にはあまり見られなかったステージ栄えしそうな
キャッチーなパートが増え、歌メロも取っ付きやすくなった感じがあって今までよりも
格段にメジャー志向な音になったと思います。解説によると前作発表以降、かなりの本数の
ライブをこなしていたみたいなので、その勢いが音にも現れているのかもしれませんね。
…もはやゴシックメタルファンだけでなく、INROCK辺りを購読してる、普通の洋楽ファンにも
受けそうなポップな作風になったのは賛
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MYPOLLUX-Dedales-Allegories ★★★ (2009-03-06 21:36:41)

ゴシック的な頽廃をキャッチーさに代えて疾走するサビがかっこいい曲。間奏もダークなエネルギーが音に惹かれて集まってくるようなかなりへヴィなもので、聴き応えと取っ付きやすさを両立した、なかなかの曲だと思います。

MYPOLLUX-Dedales-Aux Ames ★★ (2009-03-06 21:39:33)

今作のメロディ志向を象徴するかのような曲。
もう歌謡メタルに足を突っ込みかけてます。キャッチーなノリノリな曲→ダークな疾走曲→この歌メロ重視な曲、という頭からの流れは、一見のリスナーでも一気に引き込める愛想の良さがあると思います。

MYPOLLUX-Dedales-Mrs Jekyll ★★★ (2009-03-06 21:41:44)

今作の歌メロ重視志向と、バンドが元々持っていた頽廃性や狂気が見事に結実した曲。サビのキャッチーながら倦んだ雰囲気のあるスキャットに巻かれて、螺旋を落ちていくような感覚を味わえます。

MYPOLLUX-Dedales-Reveille ★★ (2009-03-06 21:33:51)

アルバムの幕開けは、リフ、リズム、メロディ、歌詞の乗せ方に至るまでノリノリなキャッチーな曲。ステージを駆け回りながら、オーディエンスを煽りまくるLussi嬢の姿が目に浮かぶようです。

MYRD-Forbandet Fra Foedsel (2014-09-06 17:05:57)

2011年発表の2nd。

これ、CDショップから帰ってきて、戦果を確認がてらスピーカーで流し聴きしていた時は駄目だと思いました…なにぶん音が小さすぎて…。小さい音の作品アレルギーな私にはキツい作品なんですが、聴き返してみると存外に味が出てくるアルバムであるように思います。

ヴォーカルがMAKE A CHANGE…KILL YOURSELFやNOCTURNAL DEPRESSIONに関わっていた事からも予想される通り、鬱っ気の強い、Rawでミッドテンポ中心の、オールドスクールなブラック。ヴォーカルのやたら潰れた声質、小さな篭もった音のバンドサウンドといいやたら閉塞感の強い音。カビでも生えてきそうな薄暗さ。良く聴くと、アンビエント要素を強める前のBURZUMに影響を受けてると見受けられる箇所がある辺り、味があって良いんですよね。

…とは言っても、やっ
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MYRKUR-M ★★★ (2015-09-22 10:29:03)

2015年発表の1st。

Terrorizer誌の表紙を飾ったりだとか、ライブメンバーをMAYHEMの新ギタリストであるTelochを始め、NIDINGIRやGOD SEED、DHGなど知名度の高いノルウェー産ブラックのメンバーで固めてたりだとか、ARCH ENEMYのChristopher Amottがゲスト参加してたりだとか、とにかく話題の尽きない女性ブラックメタラーの初のフルアルバム。しかもULVERのGarmがプロデュースに関与とか…こんなのスルー出来る訳ないじゃないですか(笑)。

音楽性としては、かなりポストブラック的な要素の強い音ですね。可憐で儚げな女性ヴォーカルやピアノなどによる神秘的な雰囲気、ペイガン要素を取り入れたことで醸し出されるエピックで神話的なムードなどと、荒々しいブラックメタルパートが1枚の中で混交する作品。Myrkur氏のヴォーカル
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MYRKVIDS DRAUMAR-My Land's Blood (2012-06-25 04:44:44)

2010年発表の2nd。

ウクライナというとどうしてもペイガン系の強いイメージがありますが、このバンドもあからさまに民族メロを取り入れたりはしていないものの、メロディや世界観にどこか民族要素が感じられるスタイルですね。ミディアム中心で、トラッド風味でメロく勇壮なリードギターと刻みリフを伴いつつ進行していく展開は、メロブラというよりメロデスっぽくも思えたり。

ただこのバンド、アンサンブルだったりヴォーカルラインの乗せ方だったりに、妙な「間」のようなものが感じられるんですよね…。なんかいなたい雰囲気が出てるというか、掛けていると農作業が捗りそうな感じがするというか(笑)。ともかく今までに聴いた事のないような独自のムードはあると思う。そんないなたい雰囲気とは裏腹に、ヴォーカルがやたら鋭いデス声なのもミスマッチで変な味が出てます。

音質も悪くはないし、ク
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MYSTHERIUM-Memoriał ★★ (2014-10-03 19:38:36)

2012年発表の3rd。

同郷のGRAVELANDはRaw路線を脱却し、アトモスフェリックで冷ややかな戦場の空気感を描くような独特のペイガンメタルの音を作り上げましたが、このバンドも近年のGRAVELANDを思わせるスケールの大きい、アトモスフェリックなブラックを演ってますね。ただ、こちらはメロディの傾向がゴシック・クラシカル寄りで華美なのと、バンドサウンドの主張が強めなのが大きな違いでしょうか。

バンドサウンドにオーケストラルなキーボードが大仰でクラシカルなメロディを乗せていく様は、個人的には少しだけFLESHGOD APOCALYPSEに通じる雰囲気も感じたり。ただ、バンドサウンドはブルータルではなく、悲壮感に満ちたトレモロリフを主張させつつ、ノイジーながら広がりを持って聴かせるもので、やはりアトモスフェリック・ブラックのそれという感じがします。あと女性ヴ
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MYSTIC CIRCLE-Drachenblut ★★ (2012-03-27 00:43:01)

98年発表の2nd。
現在は廃盤ですが、「幻魔大戦」というタイトルで日本盤も出ています。

ジャケや裏ジャケを見ると、コープスペイントを施したイカツイ野郎共が5人も並んでいて、いかにも邪悪で過激な音楽を想像してしまいますが…実際はかなりクサ方向に傾いたシンフォニックなブラックメタルで、この手でもかなり聴きやすい音。バンドサウンドを抑え気味にし、キーを前に出した音像はアトモスフェリックな感触も強いですが、この作品はアンビエンスよりも、仄暗く美しいメロディの強さを武器としたドラマティックな展開が持ち味になっている感じですね。

この作品は、ドイツの文学作品「ニーベルンゲンの歌」を下敷きとしたものらしいですが、ブラックメタルとしての反キリスト的立場からこの題材を選んだというよりは、純粋に作品のドラマ性を表現したかったんじゃないでしょうか。邪悪さよりも劇伴音楽のよう
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MYSTICAL FULLMOON ★★ (2013-07-22 20:49:40)

90年代半ばより活動しているらしい、イタリア産のアヴァンブラック。
まだ知られた存在ではないらしく、検索しても日本語のレビューがあまり出てこなかったりするんですが、やってる音楽はかなり素晴らしいのでブラック好きは要注目ですよ。

MYSTICAL FULLMOON-Scoring a Liminal Phase - Ten Strategies for Postmodern Mysticism ★★★ (2013-07-22 20:52:15)

2009年発表の1st。

活動期間は長いものの、フルとしては初の作品みたいですね。
自主制作盤らしいですが、メジャーレーベルからリリースされてるような作品と比較しても全く劣らない、素晴らしいアルバムだと思います。アウトレット品で安価だったのと、アルバムタイトルがなんかお洒落でかっこよかったのでなんとなくレジに持って行ったんですが、本当に大正解でした。

路線は簡単に言うなら、サイバー/インダストリアル要素を含む、知的なアヴァンギャルド・ブラックで、オーケストラルなパートやノイズ/アンビエント、ジャズなどの要素も一部垣間見せる、練り込まれた音…という所ですが、出している雰囲気というか風格が半端ないです。まるで「Antithesis」以降のSECRETS OF THE MOONの威風ある邪悪さと、「Generator」期のABORYMの不穏で頽廃的なムードを足
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MYSTICUM-Lost Masters of the Universe ★★ (2007-02-11 20:45:00)

2004年発表の音源集。
93~03年までの主にデモなどを集めて一枚に纏めた作品。

このバンドはブラックメタルバンドの中では、最も早くモダン・インダストリアルな要素を取り入れたバンドらしいですね。時々SE等を挟むのもそれを感じさせますが、最もそれを感じるのは独特過ぎるリズムトラック。明らかに打ち込み、それも打ち込みであることを隠そうともせず、逆に利用して無機質さなどを醸し出すような音色も独特ですが、リズムそれ自体が超独特。

高速テクノっぽいというかディスコっぽいというか、ブラックなのにダンサブルで、箇所によってはサーフロックみたいな音色が乗っても違和感無さそうなパートまであったり。メロディも他のバンドとは一線を画している雰囲気があって、寒さや邪悪さよりも神秘性や魔的な空気感を重視するようなメロ使いだと思います。
アートワークがキノコや宇宙、科学室だ
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MYSTICUM-Lost Masters of the Universe-Black Magic Mushrooms ★★★ (2007-01-17 09:36:07)

この曲だけ制作年がやや離れてますね(2003年の曲)。
アルバム中の他のデモの曲とかと比べると、インダストリアル要素を取り入れたブラックという点は変わってませんが、音質はクリアにはなっているけど高音のノイズがキツくある意味聴きづらくなっているかもしれません。確実に録音環境は良くなっているはずなのにこういう音にすると言う事は、やっぱりカルトな音楽性のバンドの証でしょうか。でもパーカッシブなヴォーカルが曲にフックを与えているため、そういう意味では聴きやすく進化していると言えるかも。

MYSTICUM-Lost Masters of the Universe-Mourning ★★ (2007-02-11 20:30:29)

4曲目と12曲目に同名の曲が入ってますが、個人的には4曲目のほうをお勧め。途中に金属音のSE(妙に音がデカくてびっくりする)を挟んで展開する箇所がありますが、そこのメロがかなり独特で好き。12曲目の方はイマイチメロが分かりにくい感じ。

MYSTICUM-Lost Masters of the Universe-The Rest ★★ (2007-02-11 20:27:54)

そういうジャンルに全く詳しくない私が言うのもなんですけど…妙にノリノリの打ち込みのリズムをバックに、ギターが「シャラ~ン」と鳴る箇所がサーフロックっぽく聞こえます(笑)。ブラック要素とこういう音を同時に一曲にブチ込みますか…。

MYSTICUM-Lost Masters of the Universe-Where the Raven Flies ★★★ (2007-02-11 20:25:28)

デモ関連の曲では最も出来が良いのではないかと思います。
全体的に疾走感があって、後半魔的なキーも入りこのアルバムの曲にしては普通にかっこいい。音質的にも最も聴きやすい感じですね。

MYSTICUM-Planet Satan ★★★ (2014-10-16 23:31:31)

2014年発表の2nd。

前作「In the Stream of Inferno」から、フルアルバムとしてはおよそ18年振りとなる新作。ブラックメタルにマシンビートを導入し、インダストリアルブラックの礎を築いた事、独特のサイケデリックでカルトなムードを感じられる楽曲などから、大いにマニア受けしていたバンドだっただけに、新作の報を聞いて狂喜した人も多かったのではないでしょうか。私もショップの入荷情報見て速攻で買いに行きましたよ…無事手に入って良かったです(笑)。

肝心の音楽性の方は…「In the Stream of Inferno」期の路線を、大本は変えずシンプルかつクオリティを上げてきたような感じですね。まるで三・三・七拍子を魔改造したような奇妙かつ耳に残るリズムの「The Ether」を始め、独特のノリを醸し出すマシンドラムと、ノイズ質の粒子が精神世界へ誘
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MZ.412 ★★ (2009-02-20 18:07:00)

ノイズとブラックの混交は最近頓に行われてますが、その中でも古参のバンド。
暗黒メタラーからの注目も厚いCold Meat Industryに所属。
このレーベルのバンドでもメタラーの知名度は高いほうだと思います。
ちなみに、ノイズ界隈でも評価が高く、MERZBOWともコラボの経験があるとか。

MZ.412-Infernal Affairs ★★ (2009-02-20 18:04:00)

2006年発表の5th。

このバンド(?)、以前はトレモロリフや絶叫などのブラック要素も僅かにあったようですが、今作はそうした要素はほとんどなく、ノイズ/ドローン/インダストリアル/ダークアンビエント辺りにカテゴライズされるであろう音になってますね。

ノイズも音響的な過激さよりも、精神的な不安を煽るような音色だと思うし、頽廃的なメロディや機械音、ちょっとしたSEやリズムなど、全ての音がいちいち恐怖のツボを突いていて、CDに込められた音を総動員してリスナーを底知れぬ闇に叩き落すような作品。しかし、鬱ブラックとか聴いて安らぎを覚える人間が聴いたなら、きっと心地良い波動に聴こえることでしょう(笑)。

SUNN O)))が体で聴く音なら、こっちは精神で聴く音という感じ。
もしノイズやアンビエントに興味があるメタラーがいるなら、ガイドブックとか見てジ
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Meir (2014-04-12 14:27:47)

2013年発表の2nd。

ブラック要素のあるバンドで、Road Runnerからのリリース、日本盤発売、来日も経験済みという事で試しに買ってみましたが…どちらかというとベースは衝動性の高くノリの良いハードコア/ロックンロールがベースで、そこにブラックメタルを始めとして様々な要素を取り入れた感じの音楽性ですね。一度聴いたら離れないキャッチーでパンキッシュなコーラスと、北欧ブラック的な土着メロなトレモロが一つのアルバムに同居しててなかなかに面白いです(笑)。

ただ、ブラック好き…というか私の好みからすると、この音はちょっと外を向きすぎてる感じなんですよね。ブラックのように邪悪で人を寄せ付けない感じ、世界を憎んで自我に篭もるような暗さは全くなくて、むしろ聴き手と衝動を共有せんとするダイナミックなパワーに満ちている感じ。もちろんバンド自体邪悪さや鬱を全く志向してなさそ
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Moi dix Mois-Dix infernal-Gloire dans le silence ★★ (2004-07-22 21:51:31)

デス声も入って、まんまシンフォニックブラックって感じの曲。
サビは普通声ですが、Jukaさんの声を2声で掛け合い(?)風にしていて荘厳な雰囲気が良く出ています。

Moi dix Mois-Dix infernal-La dix croix ★★★ (2004-07-22 21:51:51)

口笛で吹けそうなくらいにキャッチー、それでいてクラシカルで荘厳なギターのメロディが何とも言えずかっこいい曲。歌メロも「La dix croix」がキーワードとなって覚えやすいため口ずさみやすく、一回聴いただけで「良い」と思えるような楽曲だと思います。
タイトルはフランス語で「十の十字架」ですが…「la」は女性単数名詞につく定冠詞で複数に対しては本来「les」を使うはずです。ふふふ、ぬかったなManaさんよ!!!(笑)

Moi dix Mois-Nocturnal Opera ★★ (2004-07-24 07:21:00)

ex.MALICE MIZERのギタリスト、ManaさんのプロジェクトMoi dix moisの2ndアルバム。
このバンドの作品は普通のメタルと違い、ギターよりもストリングスやキーボードなどの
音色に比重が置かれている音像で、そこが新しく感じられたため凄く気に入っています。
日本のインディーズ界もこんなアルバムを輩出するアーティストがいるなら、
まだまだ捨てたもんじゃないですね。
色々な意味で1stよりも進化・深化した作品だと思います。
前作はクラシカルなフレーズのキーボードとともに疾走する曲が殆どで、一曲単位で聴けば
素晴らしいものの通して聴くとやや食傷気味だったんですが、今回はバラード調の
「Mephisto waltz」や管楽器を前面に押し出した「the Prophet」など前作では
無かったような曲も収録され、飽きる事無く一
…続き

Moi dix Mois-Nocturnal Opera-Monophobia ★★★ (2004-07-25 22:10:27)

「孤独恐怖症」を意味するタイトルを冠された曲。
サビでメジャーキーになり明るくなるのは意外な感じですが、違和感無く繋げる作曲能力が凄いですね。この展開は孤独からの脱却を表しているのかな?私だけかもしれませんが、この曲のサビはクリスマスの街に流れていたらお洒落だと思います。

Moi dix Mois-Nocturnal Opera-Nocturnal Romance ★★★ (2004-07-25 22:10:52)

仰々しいクラシカルなオープニング曲から繋がって始まる曲。
Moi dix moisらしい荘厳メロディ&アレンジで疾走する曲ですが、とにかくアレンジが素晴らしいです。雰囲気たっぷりの女性ヴォーカルは作品をより壮麗に昇華しているし、ギターもメロディアスに主張していて良い感じです。日本のインディーズ界にここまでのアレンジ能力を持ったアーティストはManaさんを除いてはあまりいないのでは!?

Moi dix Mois-Nocturnal Opera-Shadows Temple-X ★★★ (2004-07-22 21:51:06)

曲の後半の「♪夜の果てまで」のあと、「Follow instinct」のデス声が疾走を強引に断ち切るように入り、そしてサビへと移行する展開は何回聴いても痺れます。
また、イントロのチェンバロの荘厳メロディを聴かせながらの疾走、サビでの「慟哭」レベルに達している切ないメロディのストリングスなど、聴かせ所が多く自分的には文句無しに「超名曲」です!!
シングル収録のオケのみの物を聴いても素晴らしいと思えるし、これはもっとみんなに聴かせたいですね。

Moi dix Mois-Nocturnal Opera-The Prophet ★★★ (2004-07-22 21:50:45)

大仰な曲の多いMoi dix moisですが、その中でも最高レベルに大仰な曲。Manaさんの曲にしては珍しく管楽器系の音が使われていますが、イントロではそれがティンパ二の音色と見事に調和して威厳すら感じます。

Moi dix Mois-Nocturnal Opera-Vizard (2005-11-01 23:34:38)

「Wail on desolate gale」って…まんまDISSECTIONの「SOULREAPER」と同じ歌詞じゃないですか(笑)一応、ohがonに代わってますが…全然曲調は違うのですけど、なんかルーツが垣間見れて微笑ましいです。あとはデス声がもっと悲痛さを出せれば良かったな。

My Song (rem@ster-a) (2010-10-13 23:01:25)

このゲームのリアレンジは当たり外れが大きいですが、これはちょっと…
「GO MY WAY!!」「キラメキラリ」「帰り道」などを作曲した神前暁さんのペンによる
メロディは素晴らしいし、癖の少ない/灰汁の強いヴォーカルを敢えてデュエットさせる
試みも良いと思いますが…テクノと歌謡曲の美点を打ち消しあうようなアレンジで台無し。
ベスト「MASTER OF MASTER」収録のオリジナルを聴いた方がいいかも…。アレンジでも
昼ドラ主題歌風「蒼い鳥」やパンク風「太陽のジェラシー」とかは良かったんですが。

MÄAX-Six Pack Witchcraft ★★ (2016-06-27 00:01:17)

2010年発表の5曲入りEP。

このタイトル…中古で安かったこともあったんですが、ついレジに持って行ってしまった私の気持ちも分かるでしょう(笑)。シックスパック(腹筋が発達し6つに割れている状態を指す)の魔術って…どんなやねん!と…(笑)。しかもジャケット裏のメンバー写真がめっちゃイカツイし。

…ただし内容は、意外にも(?)真っ当なパンキッシュ&オールドスクールなRawブラック。ひたすら脳筋(むしろ腹筋?)な音かと思いきや、若干メロウなリフやハードロック調のリフも使用し、結構展開には起伏がある感じ。何気にヴォーカルの怒声が凄まじくかっこいいんですよね。特に2曲目エコーが掛かって掛け合いのようになっているパートとか凄く良いです。

なによりくぐもったローファイで粗い音が気持ち良いですし、半ばネタのつもりで購入しましたが結構楽しめてしまいました。Raw
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N.I.L. ★★ (2007-04-27 18:59:00)

Nihilism Is Liberation(虚無主義は解放)
KRIEGの中心人物、N.Imperialの新プロジェクト。
KRIEGの続編的なプロジェクトではないらしいです。

N.I.L.-N.I.L. ★★ (2007-04-27 18:57:00)

2007年発表の1st。

KRIEGのImperialが中心人物のプロジェクトですが、このアルバムの作風はKRIEGの延長線上ではなく、どちらかというと鬱ブラックと呼ぶのが相応しいブラックメタル。
基本的に重っ苦しいスローテンポに、暗いメロディで進行していく曲を中心に、アコギやマンドリンによる小品を挟むという構成。ヴォーカルも「Patrick Bateman」辺りに代表される野蛮な雰囲気よりも、もっと病んだ雰囲気を前面に出した呻くような声が中心。

元KRIEGのメンバーのプロジェクトという事で音質が心配になるかもしれませんが、ベースが無かったりギターが何をやっているか分からなかったりと言う事はなく(笑)、ブラックとしては標準的か、標準よりやや重めくらいで割と聴きやすいです。ただ、余計な展開を排除し、怨念や精神の病巣の具現化に創作意欲の殆どを費やしたかのよ
…続き

N.I.L.-N.I.L.-Bad Houses (Big Black cover) (2007-04-27 19:04:11)

原曲知らないですが、BIG BLACKのカヴァーらしいです。
…浮いてる。凄く浮いてる。特にこのリズムがいきなり入ってきたときは何事かと思いました。これのおかげでアルバムの構成が締まっている気がしなくもないけど…正直どうなんでしょう。

N.I.L.-N.I.L.-Leaving the Self Behind ★★ (2007-04-27 19:06:57)

前曲の重々しさ・鬱な雰囲気をそのまま引き継いだラスト曲。
途中疾走を設けたりしてますが、鬱な雰囲気が纏わりついたままなのが良いですね。ラストのSEが「ご臨終」っぽい(笑)。

N.I.L.-N.I.L.-Negative Frequency Entity ★★★ (2007-04-27 19:02:09)

演奏時間はそれほど長いというわけではないですが、暗く重いフレーズの繰り返し&N.Imperialの苦悶のヴォーカルは底なし沼の様にリスナーを引き込んでいきます。これならもっと偏執的に長くても良かった気もしないでもない。

N.K.V.D.-ВЛАСТЬ (VLAST) ★★★ (2012-04-09 19:24:59)

2011年発表の2nd。
アルバムタイトルの意味はロシア語で「力」だそうです。

サンプリングやキーボードを用いたり、ドラムが打ち込みではあるものの、一応ギター、ベース、ドラムの入ったバンドサウンド(風)の体のインダストリアル・ブラックではありますが…音作りのせいで最早バンドサウンドには聴こえない音塊になってますよね。もっと禍々しい何か…という感じです。

ザーザーとした歪みも伴いつつ、視界を全て黒く塗り潰されるような厚みのあるリフと、曲のリズムを担うというよりは、鋲を打ち込んで破壊するような打ち込みドラムだけで、重苦しく威圧的なムードを醸し出してますが…そこに空気を澱ませる、禍々しく厚みのあるキーボードが入ると、破滅的を通り越して破滅済みという感じの、非常に抑鬱的なムードが漂って来てますね。

そのグルーミーな音作りに加えて、時々演説のようなパ
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NACHTBLUT-Antik ★★★ (2012-02-26 23:27:01)

2009年発表の2nd。
2011年のデジパック再発盤にはボーナスで4曲を追加。

すみません、これ、最初聴いたとき笑っちゃいました(笑)。
だって一曲目から、卒業式の証書授与で流れているような、やたら甘酸っぱいメロディが…(笑)。しかもオープニングだけかと思いきや、一曲通してそんな感じのメロディですからね…しかも拍を強調するように汚くガナるヴォーカルにザカザカ刻むリフに、そんなメロディのまま演奏のヴォルテージが上がっていく展開がまた面白過ぎる。正直この1曲だけで掴みはバッチリでしょう。

スタイルとしては、ミッドテンポ中心のロック的な力強いリズムにヘヴィな刻みリフが同期し、そこにいかめしくダーティな吐き捨てヴォーカルとゴシック的な耽美さを持ったキーが重なる、個性派なシンフォブラック…という感じですが…如何せんメロディのキャラが立ち過ぎててなんとも(笑
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NACHTGEBLÜT ★★ (2013-09-10 02:56:40)

アルゼンチン産独りブラック。
CAMPO DE MAYOのEviigne氏が全てのパートを担当。

NACHTGEBLÜT-Strange Ways to Ancient Times (2013-09-10 02:57:30)

2005年発表の2nd。

CAMPO DE MAYOの中心人物による独りブラックとの事ですが、カルト性はCDMの頃より更にアップしている気が…。まずブラックメタルパートが始まった時、余りの轟音に耳が潰れるかと思いましたもん(笑)。音量を下げて普通に聴ける様に調節すると、そこにはULVER3rdを思わせる極悪金属質ノイズ含有型プリミティブブラックの姿が。音質こそ人を選びますが、悪魔の霊柩車に乗せられ疾走するような、青褪めたメロディ使いがなかなか悪くないです。

但し、ブラックメタルを演っているのは頭の4曲だけで、残りの18曲はクラシック趣味の強いインスト曲。ハープシコードを始め、オルガン、ピアノ、ストリングスなどの音色を使用した作品で、多少退屈な部分もあるにしろ、動きの多いメロディが聴けるパートでは結構クサめなメロディも聴けて悪くないかと。…さっきの極悪ブラックは
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NACHTMYSTIUM-Assassins : Black Meddle Part Ⅰ ★★★ (2008-06-19 18:58:00)

2008年発表の4th。遂にNACHTMYSTIUMまで日本盤が出るとは…
とりあえずこのサイトでの最初のレビュアーの座は頂いておきます(笑)。

前作でもサイケデリックな音色のギターや曲間に音響的なパートを設けたりしていましたが、今作ではアルバムのサブタイトルがPINK FLOYDの「Meddle」をもじっていたり、ライナーでBlake(Azentrius)がNACHTMYSTIUMの音楽性を(冗談めかして)「サイケデリックブラック」と呼んでいるエピソードが紹介されている事からも分かる通り、前作のそうした要素を更に強めた作風になってますね。
メンバーにムーグ/サウンドエフェクト担当がいたり、ゲストにサックス奏者を起用するなど、前作以上に思い切った方向に舵を切ってます。

また、サイケデリック・ロックの要素が強まっただけでなく、大幅にメジャー化もしてま
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NACHTMYSTIUM-Assassins : Black Meddle Part Ⅰ-Assassins ★★★ (2008-06-20 18:52:55)

アングラから脱却した感のある音ながらもトレモロリフの悲壮感や絶叫ヴォーカルなど、ブラックの魅力をしっかり伝えるセンスの良さは流石USプリブラで慣らしただけありますね。後半のサイケ趣味もバンドの音中心に繰り広げられるので聴きやすく、ラストは2分に渡る音響パートで締め。
このアルバムでの彼らの音楽性を象徴するような曲で、意外性のあるオープニングの1曲目に続く、優れた導入部と言えると思います。

NACHTMYSTIUM-Assassins : Black Meddle Part Ⅰ-Away from the Light (2008-06-21 12:58:12)

ピアノとサウンドエフェクトによるインスト。
こういう曲を聴くと、本作においていかにSEが重要な役割を果たしているか分かりますね…。

NACHTMYSTIUM-Assassins : Black Meddle Part Ⅰ-Code Negative ★★★ (2008-06-21 13:04:53)

KRIEGのN.Imperialが歌詞を提供。歌詞載ってないけど…。
ギターソロやキーボード、ドローン的サウンドエフェクトを用いて丁寧に荒涼感を描写していく曲で、一音一音がツボに嵌まる感じ。特にドラムの音、五寸釘の雨が降ってくるような雰囲気の音で好みです。


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