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Usher-to-the-ETHERさんの発言一覧(評価・コメント) 451-500
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ANAAL NATHRAKH-Eschaton-Timewave Zero
ANAAL NATHRAKH-Eschaton-When the Lion Devours Both Dragon and Child
ANAAL NATHRAKH-Total Fucking Necro
ANACHRONAEON-The Oracle and the Keyholder
ANAL BLASPHEMY-Profane Fornication Ejaculation
ANATA
ANATA-The Conductor's Departure
ANATA-The Conductor's Departure-Better Grieved Than Fooled
ANCIENT
ANCIENT HORNS-PROFANO
ANCIENT MYTH-ANTIBES
ANCIENT MYTH-ANTIBES-AS LIGHT
ANCIENT MYTH-ANTIBES-CRYSTAL SKY
ANCIENT MYTH-ANTIBES-LEVEL X
ANCIENT MYTH-ANTIBES-WORLD OF THE TRUTH
ANCIENT WISDOM
ANCIENT WISDOM-...and the Physical Shape of Light Bled
ANCIENT-Night Visit
ANCIENT-Night Visit-Envision the Beast
ANCIENT-Night Visit-Fuel the Flames
ANCIENT-Night Visit-Horroble
ANCIENT-Night Visit-Lycanthropy
ANCIENTBLOOD (VINTERTHRON)
ANCIENTBLOOD (VINTERTHRON)-The Profane Hymns of the Sovereign Darkness
AND HARMONY DIES-Flames Everywhere
ANDRAMELECH-DESTROYERS OF COSMIC ORDER
ANGANTYR
ANGANTYR-Kampen Fortsætter
ANGELIQUE
ANGELIQUE-翼
ANGELIQUE-翼-翼
ANGELIQUE-翼-薔薇迷宮
ANGELO-Design-FATE
ANGELO-Design-Speak to deep colors
ANGELO-FACTOR-Collapse parade
ANGELO-FACTOR-Experiment
ANGELO-FACTOR-FACTOR
ANGELO-FAITH-Doll
ANGELO-FAITH-OUTBREAK
ANGELO-FAITH-評決
ANGELO-METALLIC BUTTERFLY-PANDEMIC
ANGELO-METALLIC BUTTERFLY-薄紅の欠片
ANGELO-METALLIC BUTTERFLY-薔薇の花
ANGELO-PSYCHE
ANGELO-PSYCHE-A new story
ANGELO-PSYCHE-Climax Show
ANGELO-PSYCHE-Deep Psyche
ANGELO-PSYCHE-SCARE
ANGELO-PSYCHE-SCENARIO
ANGELO-PSYCHE-報いの虹

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ANAAL NATHRAKH-Eschaton-Timewave Zero ★★ (2006-11-16 21:33:34)

どことなくメロディが機械的な雰囲気を感じさせる曲。
メカニカルな印象を覚えるようなきめ細かいトレモロリフの振動と音圧から受ける圧迫感が混ざり合って出来た邪悪な波動が、リスナーの鼓膜を通じて脳を冒していく…みたいな感じ。

ANAAL NATHRAKH-Eschaton-When the Lion Devours Both Dragon and Child ★★★ (2006-11-16 21:30:44)

この曲もクリーンヴォイスのパートが印象深く用いられてますが、ハモりといい声質といい神々しさすら感じるほど。更にその後のメロディアスなパートは、ギターがメロディなので語義的には違ってるんですが、シンフォニックと表現したくなるような美しさがあります。
憎しみを曝け出すようなパートと上記のような綺麗なパートでは結構ギャップがあってドラマティックですが、どっちもリズムは圧迫感を感じるほどなのが素晴らしいですね。

ANAAL NATHRAKH-Total Fucking Necro ★★★ (2008-07-18 18:43:00)

1st発表以前のデモなどを収録した音源集。2002年発表。

今では削岩機並の強烈な打ち込みドラムに空間を埋め尽くすほどの発狂ヴォーカルを合わせたブルータル極まりない音像で好評を得ている彼等ですが、この時点では随分路線が違いますね。

意外にもMAYHEMフォロワーといえそうな作風、それもMAYHEMの中でも最もブルータルなWolf's Lair Abyssの音楽性をトレースした感じに仕上がってます。こっちの方が曲数も多く、メロウな曲もありバラエティに富んでいるし、狂ったような速弾きリードギターやくっきりと聴こえるトレモロリフをフィーチャーしているといった違いはあるんですが、ノイジーなだけでなく厚みもある黒い音質、ねちっこい絶叫ヴォーカル、リフやリズムの質感などかなり似ている箇所が多いです。特に1曲目や5曲目の一部は、MAYHEMの「I am thy Labyri
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ANACHRONAEON-The Oracle and the Keyholder ★★ (2016-08-08 09:00:21)

2015年発表の5th。

メンバーの内2人が参加する関連バンド、EYECULTも相当にメロディックな音でしたが、こちらもかなりメロディの立ったエクストリームメタルを演ってますね。ただしこちらはもっと真っ当なメタルの価値観で作られている感じで、メロデス8割・メロブラ2割…という感じの音。ブラックメタル的な地下臭い雰囲気や邪悪さを重視するとEYECULTに、メタリックな整合性や攻撃性を重視するとこのバンドの音になるのかもしれませんね。

ただしメロデスとしてはかなり攻撃性の高い音で、ブラストを主軸にしたリズムと同期して猛然と刻み込むリフを聴かせる殺傷力のあるパートがあったり、ヴォーカルがいかめしい低音グロウルで吼えていたりして相当に獰猛な音。とは言え、メロブラ的なトレモロリフによるメロディにもかなり重きが置かれており、マニアックになり過ぎない間口の広さがある感じ。エ
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ANAL BLASPHEMY-Profane Fornication Ejaculation (2013-05-12 23:58:00)

2010年発表の2nd。

このバンドも、ショップではデス要素を取り入れたブラックという風に紹介されていましたが…BEHEMOTHやBELPHEGOR辺りの様に、デスのダイレクトな攻撃性を取り入れたバンドとは違い、オールドスクール・デスのダーティな部分を取り込み、泥臭くダーティで冒涜的な雰囲気を取り込んだ作風ですね。ヴォーカルのスタイルもブラックよりデスに近い、唸るようなグロウル。

音の篭もらせ方が絶妙で、結果としてウォーブラックに近い、ヴォルヴォルしたアングラの熱気を感じさせる音に仕上がった感じ。トレモロによるメロディアスさや、モダンな音質によるブルータリティなど、分かりやすいかっこよさではないですが、泥臭い音作りからは不敬で野卑なムードを強烈に発しています。

ブラックの中でも「アングラな熱気」の感じられる音が好みの人にお勧め、ですが、プリブラ系
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ANATA ★★ (2009-07-18 21:54:00)

スウェーデン産プログレデス。
バンド名はエジプトの女神が由来で、日本語の「貴方」ではないそうです。
…なんか、残念ですね(笑)。
他の方のレビューを読む限り、以前は普通のデスだったんでしょうか?
4thが安かったので購入したら、かなり個性的で驚いたんですが…。

ANATA-The Conductor's Departure ★★ (2009-07-18 21:51:00)

2006年発表の4th。
ジャンルとしてはプログレデス、もしくはテクニカルデスになると思いますが…OPETHや
PERSEFONE、SAROS辺りの叙情性、構築美を重視したバンドとは全く異なるアプローチで、
デス本来の不気味さや禍々しさを、プログレ要素を持ち込んだり演奏をテクニカルにしたり
することで、更に助長する路線を選んでますね。
このバンドの音楽性の最大の特徴は、やはり左右のチャンネルで絡み合う不気味な
ギターでしょう。時にリフに合わせて刻んだり、時にベースに瘴気の演出を振ったり
しながらも、ほぼ全編に渡って禍々しく不条理なメロディを奏で続けていて、知的ながら
壊れている印象。もしも「魔界の音階」なるものがあったとしたら、こういうメロディに
なるのかもしれません。
このギターがインパクト大で、決してキャッチーな作風とは言え
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ANATA-The Conductor's Departure-Better Grieved Than Fooled ★★★ (2009-07-18 21:52:42)

この曲のギターパートにはかなり感銘を受けましたね…「メタルのギターで、こういう聞かせ方も出来るんだ…」と思ったくらい衝撃的で、物凄く強く惹きつけられました。ブラックでいうと、プログレ/カオティック化してからのDEATHSPELL OMEGAクラスか、それ以上の衝撃度を誇る曲だと思います。

ANCIENT ★★ (2010-07-03 08:35:00)

ノルウェー産ブラックメタルバンド。
Kimberly Gossが在籍していた事でも知られ、知名度は割と高いバンドです。

ANCIENT HORNS-PROFANO ★★ (2011-08-06 19:04:34)

2009年発表の1st。

まず、フィリピンのバンドがDISSECTION(の1st・2nd)に思いっきり影響を受けたようなメロブラを演っているという時点で、なんだか心惹かれるものがありますね。但し、ドラムの音が軽めかつ手数の多い音で、バタバタした慌しく破れかぶれな印象を受けます。ギターよりもドラムの方が前に出気味な音作りも、そういう印象を強めてる感じ。

作風それ自体も、トレモロリフのメロディセンスや、ブラストの勢いに任せたような、DISSECTION辺りよりも衝動性の高い感じで、特にスラッシュの影響の強い、速弾きを交えた狂気的なソロが出てくるのは影響元にはなかった要素ですね。DISSECTIONの作風に、マイナーバンドならではの(?)無闇やたらに力の入った感じを加えたような音、というと近いでしょうか。

ちなみに、何故か2つCDを入れる場所があるD
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ANCIENT MYTH-ANTIBES ★★ (2009-06-28 18:41:00)

2005年発表の1stミニ。
キラキラしたゴシックなキーボードをフィーチャーした、シンフォ/様式美メタルと言えそうな
作風ですが、ヴォーカルの歌声がかなり独特かつ幅広いのが特徴ですね。黒装の貴婦人が
手招きしているような妖艶な中音域からシンフォゴス系には欠かせないソプラノヴォイス、
デスヴォイス一歩手前の音程をつけたがなり声など多種多様な表現で曲を彩ってくれます。
ただし、ところどころヴォーカリストが自己イメージを完璧に表現できていないように思える
部分や、歌メロがバックに負けてると思う部分があるのも確か。特に3曲目は、恐いとか
狂気じみてるというよりは、鼻息荒く歌っているように聞こえてしまう…。
ヴォーカルの声質やスタイル自体は良いので、その辺りを変えずに更に表現力を付けたら
素晴らしいバンドになるんじゃないでしょうか。
…っ
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ANCIENT MYTH-ANTIBES-AS LIGHT ★★ (2009-06-28 18:42:45)

やっぱり掴みはこうでなくっちゃ、っていう曲ですね(笑)。
間奏パートとか、この手が好きなら嫌とはいえないかっこよさ。
このタイトル、やっぱりアズライト(藍銅鉱)と掛けてるんでしょうか。

ANCIENT MYTH-ANTIBES-CRYSTAL SKY (2009-06-28 18:43:28)

歌メロもキーボードと同じくらい華やかにして欲しいとか、歌い方も5曲目くらいキレてて欲しいとかいろいろ注文を付けたくなってしまう曲。悪くはないけど、もう一つという感じ。

ANCIENT MYTH-ANTIBES-LEVEL X ★★ (2009-06-28 18:45:08)

ヴォーカルのがなり散らす声がとにかく印象的な曲。
でもギターメロは様式美的な華やかさがあるというギャップが良いですね。ヴォーカル、これだけがなっててもツッパリ的な匂いが全くしない所が、個人的には高評価。もっとも、この歌い方でアルバム通されたらちょっときついですが。

ANCIENT MYTH-ANTIBES-WORLD OF THE TRUTH ★★★ (2009-06-28 18:44:22)

実はこの曲が一番好き。
様式こそ様式美/ゴシック/シンフォニックメタルですが、V系的な文学的な(というか、繊細で多少屈折した少年少女たちが憧れ、思い描くところの「文学」的な)メランコリア/ロマンティシズムも混じっているように思うんですよね。特にキーボードのフレーズは本当にセンスがいいと思う。これ聴いてるだけで幸せかも。

ANCIENT WISDOM ★★ (2013-12-28 00:38:17)

スウェーデン産シンフォニック/アトモスフェリック・ブラック。
96年以降はNAGLFARのVarghar氏による独りブラックに。
ちなみにANCIENT VVISDOM(アメリカのロックバンド)とは全くの別バンドなので注意。
私はVVの方を買いそうになりました…(笑)。

ANCIENT WISDOM-...and the Physical Shape of Light Bled ★★ (2013-12-28 00:42:17)

2000年発表の3rd。

メンバーがNAGLFAR絡みという事もあってか、シンフォブラックの中ではそれなりの知名度を持つバンドのようですが、出音は王道を少し外したような感じですね。COFやDIMMUと比べると、ミディアムを中心とした展開でメタルとしてのダイナミズムは抑え目な代わりに、ゴシック趣味の強いキーボードを重層的に重ね、アトモスフェリックで美しい空間を打ち出している作風。

ただし、他のアンビエント系のアトモスフェリック・ブラックとは異なり、ギターは意外にメタリック。泣きのメロディを奏でる箇所も多いし、「The Serpent’s Blessing」ではハードロック風のリフまで飛び出してちょっと驚きました。キーボードも空間系のみならず、フレーズ、メロディ重視のため、ヘヴィネスやスピードに重きを置かない音ながらかなりドラマティックな仕上がり。…だけどそれだけ
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ANCIENT-Night Visit ★★ (2010-07-03 08:29:00)

2004年発表の6th。日本盤も発売されてます。

作風としては、ブラック特有の摩擦感の強いリフを根幹に、メロデス/メロブラ的なメロディアスなリードギター、ゴシック的な雰囲気を醸し出すキーボード、パンキッシュでキャッチーなリズムなど、様々な要素を取り入れて展開するメロディック・ブラック。

様々な要素を取り込みながらメロブラとして完成度の高い作風に仕上げている音は、個人的にはAGATHODAIMON辺りを連想します。音質は少し高音域のシャーシャー感強めですが、割と聴きやすく仕上がってる音だと思う。

ゴシックやブラックのカルトホラー的な暗黒美と、パンキッシュでキャッチーなリズムが同居する作風は、私的には邪悪さよりもシアトリカルでダーティな暗黒性を感じるんですよね。ある意味、ブラックンド・スラッシュが度々表現する、B級ホラー的世界観に近いのかとも思う。ヴ
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ANCIENT-Night Visit-Envision the Beast ★★ (2010-07-03 08:31:28)

途中まで聴いた時は、まあまあな曲という印象でしたが…リードギターによるメロディや、アトモスフェリックなキーボードが出てくると曲がピリッと締まりますね。メリハリの付いた展開で聴かせる1曲目。

ANCIENT-Night Visit-Fuel the Flames ★★ (2010-07-03 08:34:44)

ブラックとしてはかなりメタリックな音ながら、メロディにはしっかりアングラメタル特有の毒々しさが根付いているのが嬉しいですね。ロックというか、ロックン「ロール」にまで足を突っ込みかけてるリズムも、心地良く聴けます。

ANCIENT-Night Visit-Horroble ★★★ (2010-07-03 08:32:55)

取り敢えずヴォーカルラインが素敵過ぎる曲。
特にHorroble×7の、段々ヴォルテージが上がるような歌唱がたまらないです。サビもリズミカルかつキャッチーに言葉を乗せていて、デスヴォイスオンリーの曲とは思えないくらいヴォーカルラインが頭に残る。SATYRICONの名曲「Fuel for Hatred」に近いですが、それを超える名曲…かも。「Horroble」「roborn」という造語も素敵。

ANCIENT-Night Visit-Lycanthropy ★★★ (2010-07-03 08:33:52)

パンキッシュでキャッチーなリズムにしろ、トレモロリフによる暗黒美の表現にしろ、非常に分かりやすいものを提示してくれていて、ごく取っ付きやすい曲に仕上がってますね。個人的には、このアルバムのトップ2曲を選ぶなら両方ともJesus Christ氏の曲(この曲と「Horroble」)です。

ANCIENTBLOOD (VINTERTHRON) ★★ (2014-06-15 13:40:47)

ブラジル産ブラック。
現在はVINTERTHRONと改名。

ANCIENTBLOOD (VINTERTHRON)-The Profane Hymns of the Sovereign Darkness ★★ (2014-06-15 13:42:48)

2002年発表のデモを、2007年にCD化して再発したもの。

なんか作品タイトルがかなり大仰ですが、音楽性の方はむしろシンプルな、オールドスクールでRawなブラックメタル。スラッシュからの影響が強く、しっかりと起伏を持って聴かせるリフはGORGOROTHやCARPATHIAN FOREST、TAAKE辺りの北欧バンドの影響が強そう。ただし北欧的な叙情性やメロウさはかなり控えめで、代わりに南米産らしいダーティな熱さが強い感じですね。意外にもヴォーカルは鬱系によくあるタイプの裏返りながらの絶叫ですが、こういう楽曲だと悲観的な感情よりもヤケクソさの方が強く伝わってきますね。

南米のアングラな熱気を上手くCD盤に封じ込めたような、衝動性の高い作品。演奏時間は約17分と短めですが、その分熱気は伝わってきます。そしてバンド名はこっちの方が分かりやすくて良かった気が…。

AND HARMONY DIES-Flames Everywhere ★★ (2015-09-11 22:50:46)

2007年発表の2nd。

一言で言うならば、オペラティックであることを最重視した、個性派シンフォニックブラック…という感じでしょうか。ただ美しく煌びやかなだけではない、奇術的なメロディ、シンフォニックであるのみならず、インダストリアル要素も取り入れた作風で、まるでダークな戯曲を見せるように劇的に展開する、変り種かつ丁寧に練りこまれた展開で聴かせる音。十把一絡げに出来ないような個性を持った音で、楽曲のレベルもかなり高いのではないでしょうか。

ただ、メジャーなバンドと比較すると若干プロダクションの面で弱さを感じてしまうのと、ヴォーカルの独特な奇矯さが個人的には辛いものがありますね…。ただがなるだけではなく、ホーミーの真似事のような声を出したり、オペラの登場人物になり切ったように演技したりしながら歌いますが…なんか調子外れというか滑稽というか、どうも肯定的な感情を向
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ANDRAMELECH-DESTROYERS OF COSMIC ORDER ★★★ (2010-07-07 00:23:00)

2008年発表の4曲入りEP。CD盤は1000枚限定。発売元が日本のレーベルで、カタカナでアルバム名・バンド名の書かれた帯付きです。

メキシコ産のプリミティブブラックという事で、敢えてポンコツさ・もしくはRAWさによってリスナーの想像力を刺激し、破壊の対象を宇宙の秩序までに広げたスケールを表現する…という作風を予想してたんですが、これは一概にそうとは言えませんね…。ベースの聴いたどす黒い音塊の中に、ギターリフのノイズ質の粗い粒子が宇宙塵のようにうっすらと掛かり、そこに神秘的なトレモロリフのメロディやアトモスフェリックなキーボードが絡んでいく音像は、(RAWながら)ガチでスケールの大きい音と言えると思う。特にトレモロリフは、メロディの神秘性と音響的な聞かせ方の上手さが相まって、何か人知の及ばないミステリアスな魅力があるといっても過言ではないのではないでしょうか。

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ANGANTYR ★★ (2013-07-18 13:49:26)

MAKE A CHANGE…KILL YOURSELFのメンバーによるブラック。
何気にTHRやNorthern Silenceなど有名レーベルからのリリースの多いバンド。

ANGANTYR-Kampen Fortsætter ★★★ (2013-07-18 13:50:11)

2001年発表の1st。

このバンドはシンセ・アンビエントとして発足し、すぐにブラックメタルへと音楽性を変えた…という経緯があるみたいですが、イントロ部分やアルバム中盤の9分超えのアンビエントなインストにその名残が残ってますが、基本的には北欧産のプリミティブ・ブラックを踏襲した音ですね。

ミディアムテンポを中心に、メロウさやオールドスクールさを醸し出しながら進行する展開は、目新しさこそないもののなかなか魅力的。特にメロウさのギアを上げる感じの展開がグッと来るし、肺腑から血を吹くような絶叫ヴォーカルの凶悪さもかなりのもの。ヤスリを思わせる、ギラついた金属質なリフの音色も良い感じですね。ULVERの3rdやBURZUMの4th、NARGAROTHのRaslukaシリーズ辺りに近いけど、より平坦で耳に痛くない音。個人的には聴きやすくて好き。

ブラック好
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ANGELIQUE ★★ (2008-05-05 22:25:00)

乙女ゲームのタイトルみたいなバンド名ですが、犬神サーカス団の変名プロジェクト。
こないだデビューシングル出しましたが、凶子さんのゴスロリジャケが普通に可愛いです(笑)

ANGELIQUE-翼 ★★ (2008-05-05 22:24:00)

2008年発表のデビュー(?)シングル。
インタビューなどでも犬神での路線よりももっとポップで一般的なものを目指すと
言っていた通り、犬神でのおどろおどろしい雰囲気や感情の篭もった語りなどは
ここでは排され、キャッチーで普遍的なロックを展開してます。やはり彼らの根は
ハードロックがあるのか、ポップであっても演奏に妥協が感じられないのが良いですね。
…でも、彼等が本当にこのプロジェクトで一般受けを狙ってるのかはかなり疑問が
残るんですけど…。白塗りメイクを落としたといっても今度はゴス/V系な衣装を
身に纏ってるし、演奏にはハードロックバンドの矜持が感じられるし…。
本人達の真意がどうであれ、私的にはポップな曲を作ることをメタ的に楽しんだり、
ファンの間で巻き起こるであろう賛否両論を面白がってるように思えるんですが…。
ただ、せっか
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ANGELIQUE-翼-翼 ★★ (2008-05-05 22:26:41)

途中まではかなりポップな音像なのに、ラストハードロックアーティストの血が騒いでしまったかのようにツーバス連打するのはなんだか微笑ましいです(笑)

ANGELIQUE-翼-薔薇迷宮 ★★★ (2008-05-05 22:27:31)

…ヘヴィな音といい、「アンドロギニュス」「シゾフレニア」「蠱惑の花」という単語の選び方といい、歌詞の結びをポジティブなものにしている事を除いたら何が犬神と違うのか…って感じの曲。メロディ、一部サザンの「エロティカ・セブン」を連想させる所があるんですけど…でもそこが好き。

ANGELO-Design-FATE ★★★ (2016-02-27 10:21:18)

アルバムカラー同様、(以後の作品と比べて)バンドサウンド抑え目、歌メロ重視な感じで今のAngeloとは色が違う印象なんですが…それを抜きにして凄く良い曲。Angeloが一般的なV系ロックを演ったらどんな感じか…というのを、高いクオリティで表現した曲という感じ。アニメタイアップも付きハクも十分に付いた、Angeloポップサイドの傑作。

ANGELO-Design-Speak to deep colors ★★★ (2016-02-27 10:25:05)

サビの、余りにも叙情的にも程があるメロディが印象的な曲。このサビに関してはもうJAPANが付いてからのXとか、Toshiさんのソロのバラードかってくらい「聴かせる」メロディだと思う。メンバーチェンジ以後のロック色強いAngeloから遡って聴いていると何があったのかと思うくらいメロメロにメロウな曲。

ANGELO-FACTOR-Collapse parade ★★★ (2015-12-28 23:19:35)

イントロの、カオティックなトレモロリフの醸し出す雰囲気からして、なにか物々しい感じで期待してしまいますね。そしてサビでは、耳に残る、力強い響きのコーラスと雷鳴を思わせるドラミングが絡み合い、どこか終末的な光景が眼前に広がるかのよう…。ダークなだけでなく、再生の為の終末というか、そういう力強さも同時に感じられるように思います。

ANGELO-FACTOR-Experiment ★★★ (2015-12-28 23:15:50)

AngeloってV系でも歌メロと演奏の絡みがかっこいいバンドだと思いますが、その中でもスリリングな絡みをする一曲ではないでしょうか。特に「郷愁観念の厚い壁は/壊さずドラマティックに演じて消し去る」の所がやば過ぎ。「ドラマティックに」で思わず拳を硬く握り締めてしまいますね…。サビの、独特なアプローチの歌詞も好き。

ANGELO-FACTOR-FACTOR ★★★ (2016-02-27 10:29:30)

前アルバムのリードシングル「SCARE」を、バンドサウンドの緻密さや強固さはそのままに、もっとサビメロを目立たせてキャッチーにする方向で進化させたかのような楽曲。リフの展開やブレイクの入れ方など、バンドの絡みが美味しいポイントありまくりで聴いてて滅茶苦茶アガります。特に、イントロやサビ直後のリフへのドラムのフレーズが好き。洋ものヘヴィロックバンドが演りそうなダイナミックさが凄くかっこいい。

ANGELO-FAITH-Doll ★★★ (2016-02-27 10:47:54)

目の前を遮られるようなイントロから、トレモロを交えたヘヴィなギターワークに繋げる出だしからして印象的な楽曲。リフ押しの強い曲ですが、衝動をそのまま形にしたような歌メロの乗せ方も見事。メロディや歌詞から、明らかに「Design」収録の「Noise」と関連している楽曲ですね。「Noise」では「終わり告げるノイズ」だったのが、こちらでは「終わりを告げる声」になってたり(ちなみにこの部分のメロディはほぼ一緒)、よりヴィジョンがクリアになりつつも、同時にシビアにもなっている感じ。

ANGELO-FAITH-OUTBREAK ★★★ (2015-12-28 00:58:59)

個人的には、Karyu氏とギル氏が加入してからの新生Angeloの代表曲といえばこの曲ですね。攻撃的なABメロから、メロウなサビ…というパターンは珍しくないんですが、アレンジの緊張感や展開のメリハリが一つ抜けて素晴らしい。初見の人でもバンドの旨みのようなものをしっかり堪能できるであろう名曲です。

ANGELO-FAITH-評決 ★★★ (2015-12-28 12:35:58)

前作のシングル曲「RIP」を更に発展させたような印象の楽曲。ごくキャッチーなマイナー調メロディに、疾走感溢れる演奏というのは、V系ロックが好きであれば誰もが嵌まれそうな感じがします。Pierrotの「新月」を聴いたときのような、ストレートにぶちのめされるような魅力を感じました。

ANGELO-METALLIC BUTTERFLY-PANDEMIC ★★★ (2015-12-28 23:11:42)

アルバムの幕開けを飾る曲として、本当に素晴らしい曲ですね…あのキリト氏特有の確信に満ちて人を導くような、妖しげな魅力のあるメロディと、V系ロック的な攻撃性が融合しててホントかっこいい。サビ後半~大サビのメロディが和風テイストをキリト流に捻じ曲げたような、妙な魅力があって好きですね。そこに「母体回帰」「カタストロフィ」と、彼らしい単語が乗るのもグッド。惹かれます!

ANGELO-METALLIC BUTTERFLY-薄紅の欠片 ★★★ (2015-12-28 23:06:05)

メタルにどっぷりだった私が、またキリト氏関連の音楽を聴いてみようと思ったのは実はこの曲がきっかけでした(既に「FAITH」が発売されてた)。やはり彼の書くメロウなメロディは本当に良いです。「ラストレター」「パウダースノウ」等の過去の超名曲と比較しても遜色ない、もしくはそれ以上のドラマ性を持つメロディ。
ただ、ここまでストリングスやキーボードを重視して、メロディの美しさを際立てたアレンジは5人体制のAngeloではあまりやらなそうです。…といって、あっさりその予想を裏切ったりもしそうですけど(笑)。

ANGELO-METALLIC BUTTERFLY-薔薇の花 ★★★ (2016-02-27 10:43:07)

Angelo初となる、KOHTA氏作曲の楽曲ですが…作曲面でもかなり兄に影響を受けている感じがしますね。音だけ聴いたら、アルバムでも1、2を争うほどの「キリトっぽいメロディ」だと思いますもん(笑)。そしてそのあざといメロディがまた絶品かつ、キリト氏の詞の乗せ方も「らしい」感じがして(特に四字熟語部分とか)ツボに嵌まる。アルバムでもトップクラスにお気に入りの曲です。

ANGELO-PSYCHE ★★★ (2015-12-30 10:26:45)

2014年発表の7th。

ブレイクスルーを果たした印象の「RETINA」は、超名曲クラスの楽曲が並ぶ名盤ではあったんですが、karyu曲への歌メロの乗せ方が完璧だったのに対して、キリト曲へのバンドサウンドの絡みに多少物足りなさを感じてしまったんですが…それが見事に払拭され、クオリティを保ちつつもアルバムとしての統一感や完成度を更にアップしてきた作品という印象ですね。バンドとしてより着実により強固な存在になりつつあるという感じがします。

今までのキリト氏の作品の傾向として既にあったことですが、この作品は特に楽曲ごとの有機的な繋がりが強い印象がありますね。先行シングル「SCARE」に新たな光を当てるようなオープニング「Deep Psyche」、明らかに「PROGRAM」の詞のフレーズとの対比のある「SCENARIO」、前作のエンディング曲のフレーズを上手く使った「
…続き

ANGELO-PSYCHE-A new story ★★★ (2015-12-30 10:43:12)

これからも力強く地面を踏みしめながら進んでいくような印象を与える、なにか吹っ切った感のあるエンディング曲。リリース前にPierrotでのライブも行ってるし、その影響もあるのかも。今のAngeloを支持している人はもちろん、Pierrotに固執しているファンのことですら肯定するような、揺るぎなさを感じられるんですよね。余韻を残す終わり方も好き。

ANGELO-PSYCHE-Climax Show ★★ (2015-12-30 10:36:11)

これ、最初はどうにも馴染まない楽曲でした…。インダストリアルな意匠が施された、ハードな印象のアレンジの割にサビメロが場違いに明るい感じがしてしまって…。ただ、何度か聴いて楽曲のノリや展開が分かってくると段々良くなってきますね。

ANGELO-PSYCHE-Deep Psyche ★★★ (2015-12-30 10:30:01)

今のV系バンドで、ここまで歌とバンドサウンドの絡みがしっかりしているのも珍しいのでは。攻撃的でかっこよく、一発で惹き付ける魅力がありつつ、どこか成熟味のようなものも感じます。「with conviction」「that freedom brings」と、「SCARE」というフレーズを修飾し、より世界観を拡げる詞も興味深いです。

ANGELO-PSYCHE-SCARE ★★★ (2015-12-30 10:33:36)

イントロのメロウ→グルーヴィなリフ、Aメロではキメを多用し歌メロに絡みつき、Bメロでは高揚感を煽り、サビではがっつり盛り上げる…というギターワークの流れには美しさすら感じます。あと、サビが終わった後の引き取り方も異常なまでにかっこいい。メロディも若干V系的メロウキャッチーからは外れた感じはありますが、これはこれで強靭な印象で良いですね。

ANGELO-PSYCHE-SCENARIO ★★★ (2015-12-28 01:02:32)

これは…アルバムを買ってきて聴いて、この曲でテンションブチ上がりましたね…自分がこのバンドに求めている音そのまま過ぎて(笑)。「script error」が全てを蹴散らすような楽曲だとするなら、この曲は確信に満ちた態度で力強く引っ張っていくような感じでしょうか。個人的にこの曲の歌の入りは凄く好き。なにかこのバンドが描いてきたストーリーに、急な展開が起こっている様子が音でも表現されているような気がするんですよね。

ANGELO-PSYCHE-報いの虹 ★★★ (2015-12-30 10:39:53)

前作のエンディング曲「Beginning」のメロディを一部使用した楽曲。アップテンポながら、力強く情景を描くような、前向きさや力強さを感じる曲。Angeloの楽曲って高校生バンドがカバーしそうにないですけど、この曲はそうでもない気が。憧れてバンドで演奏したくなるような、衝動を刺激するパワーがあるというか…。純粋に「良い曲」だと思います。


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