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Usher-to-the-ETHERさんの発言一覧(評価・コメント) 4501-4550
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NACHTMYSTIUM-Assassins : Black Meddle Part Ⅰ-Ghosts of Grace
NACHTMYSTIUM-Assassins : Black Meddle Part Ⅰ-Omnivore
NACHTMYSTIUM-Assassins : Black Meddle Part Ⅰ-One of These Nights
NACHTMYSTIUM-Assassins : Black Meddle Part Ⅰ-Seasick(part1 : Drowned at Dusk)
NACHTMYSTIUM-Assassins : Black Meddle Part Ⅰ-Seasick(part2 : Oceanborne)
NACHTMYSTIUM-Assassins : Black Meddle Part Ⅰ-Seasick(part3 : Silent Sunrise)
NACHTMYSTIUM-Assassins : Black Meddle Part Ⅰ-Your True Enemy
NACHTMYSTIUM-Demise
NACHTMYSTIUM-Instinct: Decay
NACHTMYSTIUM-Instinct: Decay-A Seed for Suffering
NACHTMYSTIUM-Instinct: Decay-Abstract Nihilism
NACHTMYSTIUM-Instinct: Decay-Chosen by No One
NACHTMYSTIUM-Instinct: Decay-Eternal Ground
NACHTMYSTIUM-Instinct: Decay-Here's to Hoping
NACHTMYSTIUM-Instinct: Decay-The Antichrist Messiah
NACHTMYSTIUM-Reign of the Malicious
NACHTMYSTIUM-Reign of the Malicious-Call of the Ancient
NACHTMYSTIUM-Reign of the Malicious-Lost Wisdom
NACHTMYSTIUM-Reign of the Malicious-Reign of the Malicious
NACHTMYSTIUM-Reign of the Malicious-Ritual Sacrifice
NACHTVORST
NACHTVORST-Silence
NADER SADEK
NADER SADEK-In the Flesh
NADIWRATH
NADIWRATH-Nihilistic Stench
NADJA-Thaumogenesis + Thaumoradiance
NAE'BLIS-Beyond the Light
NAER MATARON-Praetorians
NAER MATARON-Praetorians-Anti-Celestial Campaign
NAER MATARON-Praetorians-Incarcerating Gallantry
NAER MATARON-Praetorians-Ostara
NAER MATARON-Praetorians-Sun Wheel
NAER MATARON-ΖΗΤΩ Ο ΘΑΝΑΤΟΣ
NAGELFAR-Srontgorrth
NAHAR
NAHAR-La Fascination Du Pire
NAHAR-The Strange Inconvenience
NAHASH-Nocticula Hecate
NAHEMAH
NAHEMAH-A New Constellation
NARGAROTH-Amarok-As the Stars Took Me With'em
NARGAROTH-Geliebte des Regens
NARGAROTH-Geliebte des Regens-Manchmal wenn sie schläft
NARGAROTH-Geliebte des Regens-Von Scherbengestalten und Regenspaziergang (Vision eines realen Todes)
NARGAROTH-Geliebte des Regens-Wenn Regen liebt (Zwiegespräch mit mir)
NARGAROTH-Rasluka Part Ii
NARGAROTH-Rasluka Part Ii-...und Ich Sah Sonn' Nimmer Heben
NARGAROTH-Semper Fidelis
NARGAROTH-Semper Fidelis-Artefucked

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NACHTMYSTIUM-Assassins : Black Meddle Part Ⅰ-Ghosts of Grace ★★★ (2008-06-20 19:00:33)

昨今のメタルコアにも通じるグルーヴ感のある曲。
「Understood, left nothing~」のパートなんてライブでも滅茶苦茶盛り上がりそう…。THE MEADS OF ASPHODELにもこの手のノリの良い曲がありましたが、サイケとキャッチーさって相性が良いんでしょうか。

NACHTMYSTIUM-Assassins : Black Meddle Part Ⅰ-Omnivore ★★★ (2008-06-20 18:57:13)

前作「Instinct : Decay」の段階でこのバンドには一目置いてましたが、この曲を作った事で私の中では一段と株が上がりました。サイケ趣味を「リフで」表現する疾走パートの何と素晴らしいことか…。ブラックの様式とBlakeのサイケデリックロック趣味が見事に合わさり、実を結んだ超名曲と言えるでしょう。

NACHTMYSTIUM-Assassins : Black Meddle Part Ⅰ-One of These Nights ★★ (2008-06-21 12:56:47)

これもタイトルはPINK FLOYDの「One of These Days」から取ってるんでしょうね。いきなりの前作の面影すら無いサウンドに面食らいました。リスナーにショックを与える目的なら、こういうオープニングを入れたのは大正解だと思います。最初からして賛否の火種になりそうな曲だし(笑)。

NACHTMYSTIUM-Assassins : Black Meddle Part Ⅰ-Seasick(part1 : Drowned at Dusk) ★★ (2008-06-21 17:23:02)

この組曲って、明らかにブラックメタルやヘヴィメタルの音じゃないですよね…。でも、MANESやULVER辺りの音楽性の変遷を思えば、ブラックメタルバンドがこういう情景描写に特化したサウンドを演るのは珍しくないのかも。ただ、バンドサウンドでやってるのは結構レアかもしれません。

NACHTMYSTIUM-Assassins : Black Meddle Part Ⅰ-Seasick(part2 : Oceanborne) ★★ (2008-06-21 17:26:00)

サックスをフィーチャーしたサウンドなら他のバンド(SOLEFALD、EPHEL DUATH、CARPATHIAN FOREST等)もやってますが、ここまであからさまにプログレになってしまってるのは他に無いのでは。何の情報もなしに1stの曲と聴き比べて同じバンドって分かったら凄いと思う。

NACHTMYSTIUM-Assassins : Black Meddle Part Ⅰ-Seasick(part3 : Silent Sunrise) ★★ (2008-06-21 17:29:05)

第3部にして漸くヴォーカルが登場。普通声だけでなく、ガビガビに歪んだ絶叫を同期させている辺り、ちょっとメタルを回復している感じですね。普通声のほうは、ちょっとNINのTrent Reznorに似てる気も。

NACHTMYSTIUM-Assassins : Black Meddle Part Ⅰ-Your True Enemy ★★★ (2008-06-21 13:01:29)

本作中最もブルータルな曲。
一気に音圧が上がって突進するので、心臓麻痺でも起こしそうな感じです(笑)。前作の曲と比べると攻撃性が外に向かっている感があるのが大きな違いでしょうか。ギターソロも妙にかっこいいし、余りミサンスロピックな雰囲気がしない感じ。

NACHTMYSTIUM-Demise ★★ (2008-05-07 18:54:00)

2004年発表の2nd。
2008年に3rdと共にCandlelightより再発されました。
このバンド、私は1stと3rdを先に聴いていたんですが、オーソドックスなプリブラスタイルを貫いていた1stとも、サイケデリックで独特の路線にシフトした3rdとも異なる音ですね。

BURZUMの4thやNARGAROTHを思わせる、金属質なギターの歪みを強調したサウンド。…物理的には今までの三枚の中で一番聴きづらい(高音ノイズが耳にキツい)音なんですが、NARGAROTH等と同様、聴いているうちに気持ち良くなってくるんですよね…(笑)

ミディアムを中心に、リフの凄みで押していく作風もNARGAROTHに通じる物があると思います。ヴォーカルは、正体の見えなさが恐怖を誘う3rdとは異なり、生々しい悲痛さが伝わる絶叫。3rdのミックスも好きだけど、こんな声が出せる
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NACHTMYSTIUM-Instinct: Decay ★★★ (2007-08-10 16:03:00)

2006年発表の3rd。
ブラックメタラーの間でも非常に評価の高いアルバムで、大手投稿型レビューサイトであるEncyclopaedia Metallumでは、今の所レビュアー8人中の平均点が93点という高得点振り。

曲的には、いかにもアメリカ産らしい、XASTHURやLEVIATHAN辺りにも通じる、靄が掛かったようなRAWなプロダクションと、遠めから聴こえてくる人間性を失ったようなヴォーカルがカルトな空気感を発散しているブラックメタルで、メンバーが4人いるとは思えないくらい鬱屈した雰囲気。
良く聴けば意外にバンドサウンドが魅力的だったりする箇所もありますが、人を寄せ付けない雰囲気は上記の独りブラックにも通じる物がありますね。

ただ、曲の方は上記のバンドよりも聴きやすく、かつバラエティ豊か。
音像こそいかにもアンダーグラウンドな感じですが、ト
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NACHTMYSTIUM-Instinct: Decay-A Seed for Suffering ★★★ (2007-08-14 10:11:55)

1曲目に王道を持ってこない辺りは流石ですね…
と言っても楽曲自体は聴き辛い物ではなく、ミディアムが基本のテンポにトラッド的なメロディが乗る叙情的な曲で、プリミティブ路線が好きな人は逆に気に入らないかも…?このアルバムを語るのにULVERの1stが引き合いに出されているのを見たことがありますが、確かにあのアルバムの1曲目辺りの雰囲気をアメリカ産ブラックの瘴気で再構築したらこんな感じになるのかもしれません。あくまでパートによっては、ですが。

NACHTMYSTIUM-Instinct: Decay-Abstract Nihilism ★★★ (2007-08-14 10:10:04)

「抽象的虚無主義」タイトルからして魅力的ですね。
曲的には、Eternal Ground同様にメロウに疾走する、プリブラの王道とも言える曲ですが、向こうは結構展開があったのに比べ、こっちは一曲を通じて走りっぱなし。…何だかんだいっても、やっぱりこういう曲は魅力的。

NACHTMYSTIUM-Instinct: Decay-Chosen by No One ★★★ (2007-08-14 10:13:55)

音像こそいかにもアメリカの(カルトな)ブラックらしい濁ったものですが、寒々しい刻みリフといい展開のドラマティックさといい、メタルの視点で見ても十分にクオリティが高く、かっこいい曲だと思います。
…尤も、最初は音質と曲が噛み合ってない気がしてあまり好きではなかったんですが、何度か聴くうちにこの音質でこの曲と言うことに意味があるように思えて、好きな曲に。

NACHTMYSTIUM-Instinct: Decay-Eternal Ground ★★★ (2007-08-14 10:09:01)

メロウなリフと不鮮明な音像による疾走という、プリブラ好きのツボを突いた曲。
ミディアムテンポのパートはメロディに僅かにトラッドっぽい雰囲気が感じられたり、ラストの盛り上がりはある意味華々しいといえるサイケさだったり、単に王道なだけではない魅力があるように思います。

NACHTMYSTIUM-Instinct: Decay-Here's to Hoping ★★★ (2007-08-14 10:14:56)

このアルバムは要所でサイケな音色のギターが顔を出し、それが個性になっていると思いますが、この曲は最もそれが活きているのではないでしょうか。濁った音像にその音色でメロディアスなフレーズを入れ、独特な魔性を表現してます。
…途中、音が少なくてヴォーカルが良く聴こえる所がありますが…なんというか、もう死にそうですね、この人(笑)

NACHTMYSTIUM-Instinct: Decay-The Antichrist Messiah ★★ (2007-08-14 10:12:53)

メロディも殆ど無く、ほぼ人間性を失ったようなヴォーカルと音像の醸し出すカルト性による混沌で押していくような曲。…何故かギターソロがある辺り謎ですが…。この曲のヴォーカル、後に何かが憑いているようなエフェクトでかなり恐い。

NACHTMYSTIUM-Reign of the Malicious ★★ (2007-12-26 16:09:00)

2002年発表の1st。
BURZUMのカヴァーとライブテイク一曲を含む作品。

最新作「Instinct : Decay」ではプリミティブブラックを独自に解釈したような、サイケで独特のブラックメタルを展開していましたが、この時点ではオーソドックスなプリブラ。
クレジットを見ると、セッションドラマーやライブメンバーがいるものの、実質的にはAzentriusによる独りブラックのような感じなので、音楽性が異なるのかもしれませんね。

北欧のバンドのようなトレモロリフ、トレモロのメロディやベースのフレーズは聴き取り易いにも関わらずデモテープ並に篭もった音質、衝動丸出しの絶叫…と、プリミティブ系の名作の要件はしっかり兼ね備えてますね。個人的にはオリジナリティのある最新作の方が好きですが、プリミティブが好きならばこっちの方がより気に入るかもしれません。

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NACHTMYSTIUM-Reign of the Malicious-Call of the Ancient ★★ (2007-12-26 15:56:23)

この曲、他の曲にもまして音が篭もっているような…でもその篭もり具合が、深淵から喚びかけてくるような雰囲気を醸し出してますね。

NACHTMYSTIUM-Reign of the Malicious-Lost Wisdom ★★ (2007-12-26 16:00:12)

BURZUMカヴァー。
原曲よりも音質を下げ、アンダーグラウンド性を強く押し出したアレンジ。ただ、雰囲気は良いんですが、ヴォーカルは真似じゃないほうが良かったなぁ。NARGAROTHもそうだけど、自曲での歌い方のほうが無理に真似するより魅力的だと思う。

NACHTMYSTIUM-Reign of the Malicious-Reign of the Malicious ★★★ (2007-12-26 15:54:32)

いきなり頭のカウントからして音が割れてるし、バンドサウンドが入ると同時に「ギェェエエ!!」と絶叫するし、トレモロリフによる哀愁メロは北欧勢に勝るとも劣らないし…インスト明けの2曲目から、プリブラ好きの心を掴むような曲で攻めてきます。

NACHTMYSTIUM-Reign of the Malicious-Ritual Sacrifice ★★ (2007-12-26 15:58:13)

この曲も「Call~」同様かなり篭もってます。
篭もり方が違うのが芸が細かいですね(笑)。こっちは深海から聴こえてくるような音で、ブラック系アンビエントを聴く感覚でも楽しめるかも。

NACHTVORST ★★ (2013-10-30 22:29:57)

オランダ産ブラック。
ゴシック的美しさ、葬式ドゥーム的陰鬱さを取り込んだスタイル。

NACHTVORST-Silence ★★★ (2013-10-30 22:33:42)

2012年発表の2nd。

眼前に高い壁が聳えるような絶望感を伴う、フューネラルドゥームにも通じる引き摺り系のリフによる音圧と、ゴシック的美意識を感じさせる悲壮なメロディをフィーチャーした、ディプレッシブなブラックメタルで、各サブジャンルのいいとこどりをしたようなサウンドですが…これがなかなかツボに嵌まる。

リズムはNORTT辺りの、フューネラル系のバンドと比べると多少速めで、リフも刻みを入れてリズムを強調したりしてますが、これがリフの黒い音圧と合わさるとかなりの圧迫感があって良いんですよね。フューネラルドゥームが一打一打の緊張感がウリだとするなら、こっちはもっとダイレクトなヘヴィさを感じさせる音だと思う。

あと何気に特筆したいのは、メロディの美しさですね。フューネラル系の悲壮感・絶望感とゴシック系の彩り、美しさが絶妙に混じったような印象で、特にイ
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NADER SADEK ★★ (2011-07-01 19:59:04)

ライブでの視覚効果のディレクターとしてMAYHEMに関わっていた事もあるらしい、NADER SADEK氏の指揮するプロジェクト。先日Season of Mistよりリリースされた1stの参加メンバーが恐ろしく豪華で驚きました。

Steve Tucker (ex-MORBID ANGEL) – Vocals
Blasphemer (ex-MAYHEM) – Guitars
Flo Mounier (CRYPTOPSY) – Drums

…買うに決まってんじゃん(笑)。
特にBlasphemerが参加してると聞いて、もう速攻でレジに行きましたね。

NADER SADEK-In the Flesh ★★★ (2011-07-01 20:00:24)

2011年発表の1st。
Attila Csihar (MAYHEM)、Nicholas McMaster (KRALLICE)、Travis Ryan (CATTLE DECAPITATION)がゲスト参加。…もうこれ年間ベストでいいかもしれない。

Steve Tuckerがヴォーカル、Blasphemerがギター、Flo Mounierがドラムというエクストリームメタル界の超重要人物が一同に会した…という触れ込みの、まさしく期待通りのテクニカルなデスメタル。Steveのズ太い咆哮に威圧されながらBlasphemerとFlo Mounierの達人同士の立ち合いを、特等席で見られる(聴ける)ような素晴らしい作品です。

私はCRYPTOPSYはまだ試聴くらいしかしてないんですが、やはりFlo氏のドラミングは凄まじいですね。ジャズを通過しているのか、ただ速い
…続き

NADIWRATH ★★ (2011-12-17 22:21:35)

ギリシャ産ブラックメタル。
DODSFERDやRAVENCULTのメンバーが関与してます。

NADIWRATH-Nihilistic Stench (2011-12-17 22:22:32)

2011年発表の1st。

…近年のDARKTHRONEやMONGO NINJAなど、パンク/ハードコアとブラックメタルを融合させているバンドは数多くありますが…このバンドの場合、最早ブラック部分がハードコア部分に乗っ取られてしまいつつあるくらい、ハードコア要素が強い作風ですね。やたらグルーヴィでノリッノリなリフとリズムの絡みは、部屋で聴いてても体を動かさないのが困難なほど(笑)。特にリフは前述のバンドよりも遥かにブラック離れしたノリがある感じ。

最早「ハードコアにプリミティブブラックの地下臭い音像と、厭人的なヴォーカルを加えて凶悪化させた感じ」みたいな音楽性ですが、時折鬱ブラックに通じるような、非常に陰鬱なパートを入れてくるのも特徴。しかもその時のヴォーカルが、誇張でなく「ウワアアアアアアアアアアン」みたいな泣き声で、ちょっと気持ち悪いくらい感情篭ってます(笑
…続き

NADJA-Thaumogenesis + Thaumoradiance ★★ (2008-12-09 18:08:00)

NADJA初となる日本盤。
2006年発表の「Thaumogenesis」と2008年発表の「Thaumoradiance」をカップリング、
更にKHANATEのメンバーによるリミックス作品を付けた二枚組。NADJAはその手のマニアの
間ではかなり評判になっているようですが、ディスコグラフィー見てみても作品数が
膨大過ぎてどのアルバムが取っ掛かりとして最適なのか分からなかったので、
こういう日本盤がリリースされるのは嬉しいです。
「Thaumogenesis」
こちらは一時間を越える大作を1曲収録。SUNN O)))やKTL等と同様、ドローン/パワー
アンビエントなどと形容される音ですが、NADJAの描く世界観は情景描写志向がより強く、
もっと壮大で、どこか美しさを感じさせるものがあると思います。原初、無から混沌が生まれ、
混沌
…続き

NAE'BLIS-Beyond the Light ★★ (2014-06-19 22:45:13)

2004年発表の1st。

刺々しく、人を寄せ付けないムードのノイジーなプロダクションに、儚げなアルペジオやメロウなベースライン、泣きの篭もったリードメロやアトモスフェリックにバンドを包み込むキーボードなどを交え展開する、鬱要素の強いミッドテンポ中心のブラック。絶叫するヴォーカルをやや引っ込み気味にし、音が割れたようなノイジーなリフを前に出したプロダクションが結構独特で、メロウながら厭世的なムードが色濃く出ていますね。

ただ、基本的に刺々しい音作りながら、キーが入るパートや妙な味のあるドラムと共に疾走するパートなど、音数が増えるような箇所では相対的にノイジーさが軽減されて良い感じに。また、アルペジオのフレーズは鬱ブラックの中でもかなり秀逸な方で、聴き手を徐々に俗世から切り離していくような魅力がありますね。中でも前半部をヴォーカルとキー、アルペジオのみで聴かせ、儚
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NAER MATARON-Praetorians ★★★ (2009-01-24 11:18:00)

2008年発表の5th。

このバンド、関連・参加ミュージシャンが凄いですよね。
籍をギリシャに置くバンドで、一時SEPTIC FLESHやNOCTERNITYのメンバーが関わっていた上に、CODEやDHG、VED BUENS ENDE、MANESと個性的なバンドを渡り歩くノルウェーブラック界の個性派Victonikがヴォーカルを努め、更にMZ.412やVARGR、ソロ名義等でノイズ/ダークアンビエント/ハーシュブラックなど前衛的な音楽を制作するNordvargr氏もメンバー。
でも音楽性はこの面子からは想像出来ないくらいメタルとして真っ当で、クオリティも高いブラック。

路線は、邪悪さや寒々しさよりも、不穏さを感じさせるリフが特徴のウォーブラックで、ガンベルトで武装したメンバーの様相から想像できそうな音。オープニングに続く二曲目がGEHENNAの「W
…続き

NAER MATARON-Praetorians-Anti-Celestial Campaign ★★ (2009-01-24 11:24:30)

オープニングのインストですが…何気にリスナーをアルバムの世界観に没入させるには重要な役割を果たしていると思う。全体に漂うミリタリー的な空気感は、この曲によるものが大きいのでは。Nordvargr氏のセンスの光る曲。

NAER MATARON-Praetorians-Incarcerating Gallantry ★★★ (2009-01-24 11:22:04)

インスト以外ではアルバム中唯一のNordvargrのペンによる曲ですが…VARGRのノイズ×チガイ振りと比べるとごくまともにメタルしてます。しかしアルバム随一の不穏さがある辺りセンスもしっかり発揮しきってますね。ツインヴォーカルの凄みも、ヤバイ雰囲気を醸し出してます。特に「Treachery~」からは誰もがビビるはず。

NAER MATARON-Praetorians-Ostara ★★ (2009-01-24 11:20:17)

インスト明けの1曲目にして、ラストの展開を除けばアルバム中最もメロディ感が薄く、ミリタリーな雰囲気が強い曲。…このバンドの描く軍隊って、戦車じゃなくて銃兵なんですよね。銃を持った屍の兵士達が、大挙して押し寄せてくるような感じ。

NAER MATARON-Praetorians-Sun Wheel ★★★ (2009-01-24 11:21:07)

前半はテクニカルな演奏やグルーヴィなリフなども聴けエクストリームメタルとして質が高く、陶酔感をもたらすような後半はブラックメタルとして素晴らしい。これだけの曲を作れるんだから、もっと知名度があっても良いと思う。

NAER MATARON-ΖΗΤΩ Ο ΘΑΝΑΤΟΣ ★★★ (2012-10-15 22:18:02)

2012年発表の6th。
前作から大幅なメンバーチェンジがあり、Vicotnik氏やNordvargr氏も抜けてしまった訳ですが…その影響なのか、音楽性も前作とはかなり異なる路線になってますね。

端的に言ってしまうと…まさかのデスメタル化。
ドラムやギターも低音が効いた、ドスの効いたプロダクションに変化、ファストパートは音圧に任せて畳み掛けるような、ミドルパートは重苦しさを感じさせるような、直接的な攻撃性を強く感じさせるような音で前作のメロブラな作風が嘘のよう。ヴォーカルも低音のグロウルに徹してますし、ちょっとしたキメの付け方も完全にデス化してしまってます。

但し、トレモロを前に出したメロディアスなパートもある程度残しており、そういうパートでは前作に通じる陰気ながら印象に残るメロディをしっかり聴かせてくれるのは嬉しい所ですね。そもそも、前作にもリフ
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NAGELFAR-Srontgorrth ★★★ (2011-05-14 07:40:18)

1999年発表の2nd。
5曲70分という大作主義のアルバム。

よく「NAGLFARと間違えてマイナーなバンド買ってしまった…」と、笑い話としてネタにされる事の多いバンドですが…もし間違えて買っても全然損はありませんよ。NAGLFARがメロディック・ブラックの代表格足りえるのと同じくらい、「アトモスフェリック・ブラックとして」完成度の高い一枚。ただ、NAGLFARと異なり、正統派メタルの価値観には根ざしてない音作りのため、多少敷居は高いかもしれません。

少々強めなギターノイズ、時にメロウに曲を彩るベースライン、うっすら被さるようなキーボードが一体となり、靄のようにバンドサウンドを包み込み、その中から聳え立つ古城を思わせるような、気高いメロディが漏れ聞こえてくるような、アトモスフェリック・ブラックの中でも情景描写に富んだ音だと思う。この作風だと、長尺な曲で
…続き

NAHAR ★★ (2011-10-26 23:17:18)

NEHEMAHのメンバーも在籍する、フランス産プリミティブブラック。
Avangarde Musicより1stをリリースしてます。

NAHAR-La Fascination Du Pire ★★ (2011-10-26 23:19:18)

2009年発表の1st。

プリミティブブラックとしては厚めの、ノイジーなギターリフが、どこか洞窟に閉じ込められたような鬱屈したムードを感じさせるブラックメタル。幽霊コーラスや葬送曲的ギターソロが聴ける5曲目、機器が故障したかと思う奇妙なリフが聴ける6曲目など、プリブラとしてはかなり曲ごとのフックが強い印象。また太いがなり・うめきスタイルのヴォーカルも、曲の閉塞感を更に高めてますね。

トレモロリフやアルペジオによる、フレンチブラックらしい毒の効いたメロディも入ってきますが、迷い人を更に深淵に導く鬼火だったり、鉱毒を誘発する汚水がゆるゆる流れる様子だったり、やはりメロディから受けるのも洞窟的なイメージ。ただメロディから情景が浮かぶほどメロディアスではあるし、プリブラ聴いてる人はこういう「毒」は好物であるはずなので、然程聴きづらい音ではないと思う。

NAHAR-The Strange Inconvenience ★★★ (2014-09-01 03:30:19)

2013年発表の2nd。

前作では基本的にプリミティブブラックの形式を取りつつも、サイケデリックなアプローチを見せていましたが、今作ではスラッジ/ドゥーム方面に大きく接近、更にサイケで暗黒な路線へと舵を切ってきましたね…。暗黒なエナジーで塗り潰すような引き摺り系のリフと、やたら真に迫ったがなりヴォーカルが、純度の高い闇を生み出していくようなサウンドで、作風を変えつつも更に暗黒度を高めてきたという印象。

スローテンポが中心で、最早スラッジ要素がブラック要素より色濃いくらいの音ですが、ギターリフには元フレンチプリブラらしい色気のようなものがあるのが良いですね。神経が引き攣るようなフレーズ、どす黒い靄で包み込むようなフレーズなど、ノイジーな引き摺り系リフをベースにしつつしっかり変化を付けられている感じ。所々で聴ける、強烈なサイケデリックさを発散する、幻惑的なアルペジ
…続き

NAHASH-Nocticula Hecate ★★★ (2012-06-11 22:12:24)

97年発表の1st。2007年に再発されました。

今でこそリトアニアってPERGALEやSVARTTHRON辺りなど、ブラック好きの間ではそれなりの知名度のあるバンドがいますが、ブラック黎明期の94年に活動してたバンドとなると相当レアなのでは…。しかもそんな辺境のリリースが、07年になって再発されているという時点で期待してしまいますよね。どんなカルトな音出してるんだろう…と。

で、実際期待を裏切らないカルトっぷりですね、これは(笑)。
まず音の作り方がかなり独特。音像の真ん中(時々右寄り?)に太くてドスの効いたノイズ質が常に居座っている感じで、まるで邪神像があって、そこから発せられる禍々しいオーラで情景が全て黒く塗り潰されていくかのような音。反響するようなヴォーカルの絶叫も、その邪神像のパワーでより邪悪化しているようで、やはりカルトな雰囲気を醸し出してま
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NAHEMAH ★★ (2011-01-05 22:22:22)

スペイン産シンフォブラック/プログレデス。
3rdのみ聴きましたが、昔シンフォブラックだったとは思えない音ですね。

NAHEMAH-A New Constellation ★★ (2011-01-05 22:23:27)

2008年発表の3rd。

OPETH好きにお勧めとのコメントを見て購入しましたが、確かにOPETHと共通するところの多い作風ですね。旋回するような叙情リフをベースに、プログレッシブなアンサンブルを聴かせるという根幹からして似ているし、アコギを使った静寂パート、クリーン/デスを使い分けるヴォーカルも似てる。
特にヴォーカル、デス声はブラックのがなり風味ですが、クリーンの方は意識していないといったら嘘になるくらい、似てると思う。

ただ、OPETHのアンサンブルや音作りって、プログレメタル的ではあっても、メタル的なマッシブさが強いのに対して、こっちは浮遊感を感じる、より抽象的な音になっている感じがします。OPETHの音が具体的に、ストーリーや情景を描く「幻想的」なものだとしたら、こっちは捉えどころのないイメージが沸いて来るような、「空想的」な音。

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NARGAROTH-Amarok-As the Stars Took Me With'em (2007-11-18 18:54:44)

アンビエント色の強い曲なんですが、これはちょっと頂けない部分も。
こういうミニマルな大作ってどれだけ聴き手の意識とシンクロ出来るかが鍵だと思うんですが、そのシンクロを疎外するようなノイズが入ってるのがちょっと…彼なりのカルト性の表現なのかもしれませんが、聴いていて辛い部分も。

NARGAROTH-Geliebte des Regens ★★★ (2007-05-12 11:06:00)

2003年発表の3rd。
タイトルの意味は「雨の恋人」で合ってるかな?
ジャケからしてこのタイトルは「雷」を暗示しているのかもしれません。

作風的にはこの前に出たEP「Rasluka PartⅡ」の流れを汲む路線を進めた感じですね。かなり演奏時間の長い曲を、ひたすらブラック特有のジリジリした音質のリフで引っ張っていく、メロウなブラックメタル。基本的にどの曲も10分を超えていて、6曲で73分というランニングタイム、しかも17分の同じ曲がバージョン違いで2種類も入っているという凄い構成なんですが、まるでKanwulfの感情が伝わってくるかのようなミサンスロピックながらエモーショナルとも言えるメロディのせいか、意外にダレません。

特に前述の17分の曲などは、そのままリフで引っ張るだけならば流石にダレてしまいそうですが、絶妙のタイミングでリフが胸を締め付け
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NARGAROTH-Geliebte des Regens-Manchmal wenn sie schläft ★★★ (2007-05-08 17:30:28)

普通、一曲17分の曲をアルバム中にバージョン違いで2回、計34分も、しかも基本的にミドルテンポでリフで引っ張っていく展開に乏しい曲を聴かされる…と聞いたら、絶対ダレそうだと思うんですが…それどころか、34分も聴いていられる事を逆に嬉しいと思わせるくらいに素晴らしいリフ…Kanwulfは天才ですか!?特にリフが高音になり、哀感を増してきたときはほんと何度聴いても胸が痛くなります。
Alternative Versionの方は高音リフのところでギターが足され、更にメロウな雰囲気が濃くなりますが…これは琴線に触れる、どころの話ではありません。琴線に触れ、そのまま掴んで引きちぎられるくらいツボにハマりました。…なんて曲だ。

NARGAROTH-Geliebte des Regens-Von Scherbengestalten und Regenspaziergang (Vision eines realen Todes) ★★★ (2007-05-12 11:11:32)

この曲はリフの輪郭がやや分かりづらく、ドラムの音も少し大きめかな?この曲では音作りの上手さが特に際立ってますね。ギターのノイズとドラムの金物の音が絶妙にマッチし、ノイズ系アーティストの作品を聴いているような気持ちよさ。

NARGAROTH-Geliebte des Regens-Wenn Regen liebt (Zwiegespräch mit mir) ★★★ (2007-05-12 11:20:50)

出だしに疾走があり、アルバムの構成にも嫌味にならない程度の変化をもたらしてますね。ヴォーカルも邪悪の極みみたいながなり声なんですが、不思議と感情が伝わってくるような声。

NARGAROTH-Rasluka Part Ii ★★★ (2007-04-12 03:07:00)

2002年発表の4曲入りEP。

PART Ⅰもあるようですが、何故かこれより後にリリースされている模様。NARGAROTHって最近のブラックに対して否定的っぽいところから、今まで敬遠してたんですが余りの評判の良さに購入。…何て勿体無いことをしていたんだろう。…プリミティブブラックの魅力を濃縮・凝縮したような素晴らしい作品です。

まず音質は音圧・音量ともに申し分無しで、テレビのディストーションの音色はテレビの砂嵐を思わせるザラザラしたノイジーさですが、メロディがきっちり分離されている為、実に聴きやすい。ノイズの陶酔感とメロディの悲壮感が見事に融合してます。

そしてそのメロディもヤバい。
SATANIC WARMASTERが「メロウなプリブラ」ならば、この作品は超が付くくらいメロウです。メロディは輪郭がはっきりしていて聴き取りやすく、しかもブラ
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NARGAROTH-Rasluka Part Ii-...und Ich Sah Sonn' Nimmer Heben ★★★ (2007-04-12 03:10:26)

10分以上ある曲ですが、こういう陶酔感のある曲って曲の長さが全くマイナスにならないですよね。とにかくメロディが良いので、もっと聴いていてもいいくらい。しかし超邪悪なヴォーカルが入ってきたときは痺れた…。

NARGAROTH-Semper Fidelis ★★ (2007-09-02 20:37:00)

2007年発表の5thアルバム。

タイトルは英語にすると「Always Faithful」という意味だとか。この場合「Faithful」というのはKanwulfのブラックへの信仰心なのかもしれません。収録時間79分58秒、CDの収録時間限界までNARGAROTHが詰まってます(笑)ドイツ語曲には英訳も付いており、過激だったり内省的だったりするイメージとは裏腹に親切です。

出音的には、名盤である「Rasluka PartⅡ」や「Geliebte des Regens」とそこまで変わりませんね。インダストリアル・ノイズのようなジリジリとしたノイジーな音質やエモーショナルで繊細なメロウさが練り込まれたリフを繰り返していく作風、Kanwulfのマイクに噛み付かんばかりの声量のある歪み切ったヴォーカル…と、前述の作品で聴けたNARGAROTHらしさは不変なので、ファンな
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NARGAROTH-Semper Fidelis-Artefucked ★★ (2007-09-03 16:22:12)

タイトルは「アーティファクト」との掛け言葉でしょうか。
NARGAROTHらしいメロウさこそ希薄なものの、聴き手の脳を切り刻まんばかりのノイジーで攻撃的なリフを聴いていると段々気持ち良くなってきます。体調悪いときは聴いてはいけない曲(笑)


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