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NARGAROTH-Semper Fidelis-Der Satan ist's
NARGAROTH-Semper Fidelis-Hate Song
NARGAROTH-Semper Fidelis-I Got My Dead Man Sleep
NARGAROTH-Semper Fidelis-Vereinsamt
NASAV
NASAV-UMR AT TAWIL
NASTROND-Toteslaut
NATAN
NATAN-Het Zicht Van De Dood
NATAN-Het Zicht Van De Dood-Doodsfeest
NATAN-Het Zicht Van De Dood-Grauwbaard's Lied
NATAN-Het Zicht Van De Dood-Velden Van Bloed
NATAN-Het Zicht Van De Dood-Volkskracht
NATTSOL
NATTSOL-Stemning
NAV-The Wolf Sun
NAZGHOR-Life Impaled
NAZXUL-Iconoclast
NEAR-Our Sun
NECHIST (НЕЧИСТЬ)-NACHALO DOROGI (НАЧАЛО ДОРОГИ)
NECROBLASPHEME
NECROBLASPHEME-Destination : Nulle Part
NECRONOCLAST-Ashes
NECRONOMICON-The Return of the Witch
NECROPHOBIC-Death to All
NECROPHOBIC-Womb of Lilithu
NECROPLASMA-Sit Gloria Domini in Sæculum
NECROSLUT
NECROSLUT-BLACK DECEIVER
NEFANDUS
NEFANDUS-YOUR GOD IS A GHOST
NEFARIOUS
NEFARIOUS-THE UNIVERSAL WRATH
NEFARIUM-Ad Discipulum
NEGATOR
NEGATOR-Panzer Metal
NEGURA BUNGET-Măiastru sfetnic
NEGURA BUNGET-OM
NEHEMAH-Requiem Tenebrae
NEHEMAH-Requiem Tenebrae-Dead but Dreaming in the Eternal Icy Waste
NEHEMAH-Requiem Tenebrae-Taken Away by the Torn Black Shroud
NEHEMAH-Requiem Tenebrae-The Elder Gods Awakening
NEHEMAH-Requiem Tenebrae-The Great Old Ones
NEHEMAH-Requiem Tenebrae-Through the Dark Nebula
NEIGE ET NOIRCEUR-La Seigneurie Des Loups
NEIGE ÉTERNELLE-Neige Éternelle
NEKRARCHON-Gehinnam
NEO GEO HEROES ~ Ultimate Shooting
NEO INFERNO 262
NEO INFERNO 262-Hacking the Holy Code

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NARGAROTH-Semper Fidelis-Der Satan ist's ★★★ (2007-09-03 16:23:03)

曲自体は94年に書かれたものらしく、前半はオールドスクールな雰囲気で空間を埋め尽くすような恐ろしいがなりヴォーカルで押していきますが、後半はかなりメロウに。特に高音のフレーズが入ってきた辺りは最早メロウさを極めちゃってます。

NARGAROTH-Semper Fidelis-Hate Song ★★ (2007-09-03 16:20:35)

この曲も「Artefucked」同様、メロウさよりも攻撃性が感じられる曲で、バンドサウンドと言うより戦場に行ってフィールドレコーディングでもしたんじゃないかと思わせるような迫力。正にKanwulfの憎しみの感情を体現するような曲ではないでしょうか。クレジットのヴォーカルも「done」じゃなく「puked」になってますし。

NARGAROTH-Semper Fidelis-I Got My Dead Man Sleep ★★★ (2007-09-03 16:24:39)

NARGAROTHらしい、ミニマル&メロウで10分を超える大作ですが、トレモロリフよりもアルペジオで引っ張っていくのが特徴ですね。この曲の後半のメロディ、どこかALCEST辺りにも通じる清浄なエモーショナルさが感じられる気がします。もっとも、NARGAROTHなのでプロダクションは極悪ですが。

NARGAROTH-Semper Fidelis-Vereinsamt ★★★ (2007-09-03 16:23:58)

メロウ極まりないトレモロリフが曲を通じて聴ける曲で、「Geliebte~」の路線が好みならば悶絶確定な名曲。この余りにも切ないメロディと、ノイジーなプロダクションを聴いていると、強制的に魂が浄化されていきそう…。個人的にはモロにツボを突かれました。

NASAV ★★ (2012-03-09 22:28:26)

あのHIRILORNともスプリットをリリースしたメキシコのブラック。
残念ながら2本のデモを残しただけで解散してしまったみたいです。

NASAV-UMR AT TAWIL ★★★ (2012-03-09 22:29:31)

98年発表の4曲入りデモ。
HIRILORNとのスプリットにも収録されているので、そちらで聴いた方も多いのでは。

HIRILORNも大概でしたが、こっちもこっちで音が小さい…まあスプリットで極端に音量に差をつけられても、聴きづらい事この上ないのでいいっちゃいいんですが。ただ、こちらの方が蟲の羽音系のノイジーさのギターといい、RAWな響きのドラムといい、割とクリアに聴こえるリードギターが曲の中心にあったHIRILORNと比べると、よりプリミティブブラック然とした音作りになってると思う。

そして作風もHIRILORNとは大分異なり、よりストレートにプリブラを演ってますが…こっちも相当にメロディアスな作り。うっすらとバンドサウンドを包み込み、時に叙情的なトレモロリフとユニゾンするキーボードが幽玄かつ邪悪。死者の魂を冥界に送るような、ダークながら情緒的なメロディ
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NASTROND-Toteslaut ★★★ (2012-01-07 21:24:32)

95年発表の1st。私が持ってるのは2010年に再発されたもの。

やはり初期ブラックだけあって、録音状態は良いとは言えるものではなく、ギターノイズがガリガリ言うRAWで癖の強いものですね。ただそのノイズが脈動するような音色のギターリフの間を縫って、ユルユルと幽鬼的なものを感じさせるトレモロが幽玄なメロディを奏でる音像は、カルトかつ神秘的、宗教的なムードがあって魅力的。巻き舌を多用した野卑ながなり声と、ミステリアスな語りを使うヴォーカルもカルトな雰囲気をより強いものにしてますね。

この音源で一番独特なのは、キーボードの使い方だと思う。
どこかの密教が解脱のための儀式を行う際に、後ろで流す音楽のようなSE的なものが中心ですが、メロディを弾かせるにしても「普通その音は選ばないだろ」みたいな妖しげな音を選んでいて、かなり耳に残る。8曲目は彼らのそんなオカルトな感
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NATAN ★★ (2009-06-28 18:55:00)

ベルギーのブラックメタルバンド。
上から読んでも下から読んでも「NATAN」です(笑)。
可愛らしい響きのバンド名なんですけど、どういう意味なんでしょう…。

NATAN-Het Zicht Van De Dood ★★★ (2009-06-28 18:48:00)

2008年発表の1st。

これまた素晴らしいバンドがメロブラ界に現れましたね…1stにして、このジャンルのクラシックな名盤と比べても遜色無い魅力のあるアルバムだと思います。私は一聴きで惹き込まれてしまいました。

…基本的にはDISSECTIONやNAGLFARの影響下にありそうな北欧的な寒々しいトレモロリフを軸にドラマ性たっぷりに展開していくメロブラですが、時折アコギやヴァイオリンなどによるペイガン的なメロディを挟むのが特徴。元々質の高いメロブラなんですが、これによって更に展開にメリハリが付き、曲の魅力を増しているように思います。

例えるなら、初期SATYRICONに通じる世界観を、メロデス並みのポピュラリティを持ってやっている感じでしょうか。メロデス・メロブラ的な聴きやすさがありながら、ブラストや2ビート疾走とトレモロを組み合わせ、ブラックらし
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NATAN-Het Zicht Van De Dood-Doodsfeest ★★★ (2009-06-28 18:54:50)

全体的にめっちゃ質の高いアルバムでしたが、ラストまで楽しませてくれますね。世界の終幕を描くような極寒な音からDISSECTIONの影響が変な方向で表れたようなパートに繋ぎ、涙腺に来るトレモロで聴かせる展開がドラマティック。このまま終わってたら、凄く印象のいいアルバムになってたんですが…。余計な事しなくていいのに。

NATAN-Het Zicht Van De Dood-Grauwbaard's Lied ★★★ (2009-06-28 18:51:23)

1曲目から「ガツン」と来ますね…。
キーボードを使用したパートでは、それほど絢爛な音を出しているわけではないのに、凡百のシンフォ系のバンドよりもよっぽど壮大な風景を演出していると思う。この辺りもセンスの成せる業でしょうか。

NATAN-Het Zicht Van De Dood-Velden Van Bloed ★★★ (2009-06-28 18:53:01)

特にペイガン/シンフォ/ゴシック要素のあるブラックメタルにおいて、女性ヴォーカルの導入というのは特に珍しくはありませんが…ここまでポップな歌いまわしのヴォーカリストを起用するのは流石に意外かも。でもその村娘的な歌声が魅力・フックになっているのは確かだと思います。またイントロのヴァイオリンなんかはSOUND HORIZONクラスのクサさだし本編トレモロ満載だし、クサメタラーの方にもお勧め。

NATAN-Het Zicht Van De Dood-Volkskracht ★★★ (2009-06-28 18:52:09)

名曲揃いのこのアルバムの中でも、トップクラスの出来だと思う曲。
一旦攻撃の手を休めて、繊細なヴァイオリンのフレーズから展開していくパートの素晴らしいことといったら…フィヨルドのある海岸から、日の出を眺めているような感動がありますね。ベルギーのバンドの曲ですけど。

NATTSOL ★★ (2011-07-14 21:06:22)

ノルウェー産フォーク/メロディックブラック。
SHININGのメンバーも関与してるみたいです。

NATTSOL-Stemning ★★ (2011-07-14 21:09:45)

2009年発表の1st。

よくレビューではULVERの1stが引き合いに出されていたり、発売元がNEGURA BUNGETやA FOREST OF STARSの作品をリリースしている事でも知られるLupus Loungeだったこともあって興味を持った一枚。フォーク要素の強いブラックですが、女性ヴォーカルや笛などはラストの1曲のみで、基本的にリフやアコギのフレーズに民族っぽさを出すタイプですが…

確かに1曲目の、靄が掛かったような音の、フォーキーなメロディを含蓄したリフによる、暗く茂る森へと誘われるような感覚は、ULVERの1stを想起させたりしますね。ただし、かなりエクストリームメタルの枠を逸脱していたULVERに対し、こっちは良くも悪くも音作り、曲調共にエクストリームメタル然としている感じ。メタル耳にはより馴染みやすい音ではあっても、ULVER1stのような
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NAV-The Wolf Sun (2011-11-25 00:46:45)

08年発表の2nd。

このバンドも、かなり独特の視点からペイガンを演ってますね…。
やけにグルーヴィでノリの良いリズムに、ツインギターによる刻み中心にメロディ成分もたっぷり仕込んだリフが絡む作風で、クサメタル並に泣きメロや速弾きを披露するギターソロまであり、最早ロックンロールというかグルーヴメタルというか…ペイガンよりそっちの方が近いんじゃ…的な音。ヴォーカルも邪悪系でなく、ダーティ系の地声混じりのがなりですし。

ただ、やはりブラックメタルがベースになっているだけあって、曲展開の主導権は常にリフが握っている感じ。ツインギターの絡みはなかなか聴き応えがあり、最後まで聴かせきるようなパワーは持ってると思う。ただ、音質もクリアだし、メタルとしての質は悪くないんですが、邪悪さや神秘性よりもメンバーが酒呑んで楽しく演奏する様子が浮かんできてしまうのはペイガニズムを
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NAZGHOR-Life Impaled (2015-02-17 10:33:58)

2013年発表の1st。

まず、楽曲自体はプリミティブ・ブラックとしてかなり秀逸です。シンプルながらブラック特有の寒々しさやメロウさを過不足なく表現するトレモロリフ、オールドスクールさを感じさせつつ起伏もある展開はこの手としては十二分に及第点ですし、ヴォーカルも太く迫力のあるがなりでなかなか。シャーシャーと荒々しいプロダクションも、この音楽性にとっては何のマイナスでもないですね。

ただ、如何ともしがたい欠点が、音の小ささ。私は音の小さいCD自体嫌いなんですが、楽曲中のSEや楽曲切り替わり時のノイズ音に比べて、バンドサウンドの音が極端に小さいという構成もまた癇に障るんですよね。気持ち良く聴ける音量で聴いていると、突然耳元で「ブヂッ」っと特大音量のノイズを鳴らされるのがひたすら不愉快。こういう過激さの表現は聴いていて気持ちの良いものではないです。


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NAZXUL-Iconoclast ★★★ (2010-04-19 00:08:00)

2009年発表の2nd。
1stが95年発表だから…フルとしては14年もの間があったことになりますね。

メンバーがDROWING THE LIGHT、AUSTERE、NOX INFERI、WOODS OF DESOLATIONなど、豪州産ディプレッシブ/アトモスフェリック・ブラックの名手として知られるバンドにも在籍、ISOLATIONともレーベルメイトという事で、そのアンビエンス(雰囲気・空気感)醸成能力をシンフォニックな方面に向けても、きっと良いものが出来るだろうな…と思い購入しましたが…予想/期待通り応えてくれる作品でした。

キーボード主導の、アトモスフェリックな作風は、LIMBONIC ARTの1stに近い音ですね。こちらの方がギターがある程度前に出てはいますが、刻むにしろトレモロを弾くにしろ、それが不吉で不気味な波形を描いている感じで、キーの音色
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NEAR-Our Sun ★★ (2017-01-18 23:21:36)

2016年発表の2nd。

ショップではGORGOROTHなどのノルウェー謹製のブラックメタルが引き合いに出されていましたが、その通り邪悪なトレモロリフと苛烈なブラストビート、ヘヴィネスよりもRawさを重視するプロダクション、ほぼノイズと化した裏返り気味の絶叫…と、衒いのないブラックメタルのスタイルですね。この手を普段から聴いている方ならすぐにでもアルバムの音に没頭できる感じ。

このバンド、何気に神秘性や邪悪さなどの演出が巧みなんですよね。主張しすぎない程度にキーボードも用いてますが、これが幽玄でアトモスフェリックな音色で雰囲気が出ててグッド。薄めのバンドサウンドのプロダクションとも相俟って、ちょっとだけBURZUMなんかも思い起こさせたり…。トレモロも時折神経を掻き毟る系の不協メロディを入れてきて、邪悪さの演出にかなり貢献している印象。

個人的な
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NECHIST (НЕЧИСТЬ)-NACHALO DOROGI (НАЧАЛО ДОРОГИ) ★★★ (2012-04-28 22:17:18)

2010年発表の2nd。

シンフォニック・ブラックって、ジャンルの性格上クオリティの高いバンドは多くても、似通った音になってしまいがちな印象がありますが…この作品は質の高さと、ロシア産バンドならではの独特のムードを両立させている所が良いですね。クラシカルで美しいだけでない、土着的でどこか神話的な雰囲気を醸し出すキーボードメロがかなり素晴らしい。要所でピアノやフルート等も取り入れられ、音色が変化に富んでいるのもグッド。

また、メロディや音の華やかさも然る事ながら、DISSECTIONを思わせる寒々しいリフや、メロデスにも通じる刻みリフを取り入れた、動きのあるギターワークがかっこよく、メロブラとしてもかなり高品質なのも特徴。ヴォーカルも典型的なブラックのがなりスタイルながら、どこか威風を感じさせる声で、総じてどの要素を取ってみてもレベルが高い音、という感じ。特にメ
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NECROBLASPHEME ★★ (2011-06-23 07:38:22)

フランス産デスメタルバンド。
ANTAEUSの名盤「Blood Libels」でドラムを叩いたZvn氏もメンバー。

NECROBLASPHEME-Destination : Nulle Part ★★ (2011-06-23 07:39:11)

2008年発表の2nd。

年季の入ったブラック好きにも衝撃を与えるほど暴力的だった、ANTAEUSの「Blood Libels」でもドラムを叩いていたZvnが中心という事で、やはりブルータル極まりない仕上がりになってますね。

ファストパート中心にド迫力で畳み掛ける展開、DEICIDEやIMMOLATIONに通じるゴリゴリを通り越してゴツゴツしたリフに血腥いメロディを絡めるギターワーク等、出音はほとんどブルデス。数曲でANTAEUSのMkM氏がヴォーカルで参加していますが、彼の怒りを込めて吐き捨てるスタイルは、この作風にもよくマッチしてます。

メンバーがアンダーグラウンド出身の割には、音が良くプロデュースされているのも特徴で、日本盤が出ているバンドと比較してもなんら遜色のないほど重さ・分離の良さに優れた音だと思う。メロディの良さ(血腥さ・気味悪さの
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NECRONOCLAST-Ashes ★★ (2012-07-16 22:18:50)

2011年発表の4th。

イギリスの独りブラックということですが、割とブラックとしては王道っぽい路線の作風ですね。初期MAYHEMの邪悪さや陰鬱さを重視しつつもある程度展開を設けた作風と、初期DARKTHRONEの靄が掛かったようなムードを掛け合わせたかのような感じで、ややプリミティブ志向に寄った音。アトモスフェリックなキーや甘美なリードギターを取り入れた部分もあり、ドラマ性もある作品。

また特徴としては、メロディの使い方に「Si Monumentum~」期のDEATHSPELL OMEGAを思わせる不穏さが強いことが挙げられますね。このメロ使いのせいで、スローパートは鬱系に通じる抑鬱的な雰囲気が、メロディを前に出すパートではどこか妖艶さを感じるような雰囲気が、上手く演出できているように思います。総じて安定したクオリティを持つ作品だと思う。

際立
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NECRONOMICON-The Return of the Witch ★★ (2011-04-29 00:05:41)

2010年発表の3rd。

店のコメントでは、BEHEMOTHやBELPHEGORなど、デスメタル要素の強いブラックメタル好きにお勧めされていて、私も一口乗ってみたんですが…確かに、パッと聴いた感じは明らかにデス寄りのブラック。ただし、多くのデス系ブラックがブルデスのフレーバーが強いのに対し、このバンドはどこかオールドスクールなデスメタルの感触があるのが特徴ですね。特にギターの泥臭い音質がそんな感じ。

また、1曲目を聴いた時からは想像できなかったんですが、4曲目や5曲目など、荘厳で邪悪な耽美さを感じさせるキーボードやピアノを使い、ゴシックデス、もしくはゴシックドゥームの香りを漂わせたり、タイトル曲でNECROPHOBIC辺りにも肉薄するかと思わせるようなメロディック・ブラックのスタイルを演っていたり、意外にも曲のバリエーションが豊富。2曲目の、中近東的妖しさに刑
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NECROPHOBIC-Death to All ★★★ (2011-04-01 00:45:15)

2009年発表の6th。
まだ誰もレビューしてないですが、相当良いアルバムですよ、これ。

メロブラって、特にトレモロリフにメロディを練り込んでメロディアスに仕上げるパターンが多いですが、このバンドはかなりリードギターも重視した、正統派やメロデス好きも気に入ってくれそうな路線ですね。リードギターの見せ場としてのソロだけでなく、曲を特徴付けるような構築性の高いフレーズも多く弾いていて、それがメロいリフで押すパートと上手く組み合わさる事で、非常にドラマティックな展開になってます。

劇的でメロウ、かつ聴きやすい作風ですが、邪悪さもしっかり内包されているのがこのバンドの素晴らしい所。特に、トレモロリフはDISSECTIONやDARK FUNERALと比較しても、暗度・寒度ともに劣らないレベル。ヴォーカルの中音域のガナリもストレートな邪悪さを放出。メロデス好きにもア
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NECROPHOBIC-Womb of Lilithu ★★★ (2013-12-04 01:02:12)

2013年発表の7th。

優れたスウェディッシュ・メロブラって、例えばDISSECTIONやWATAIN等がそうなんですけど、ただメロウだったり禍々しかったり、寒々しかったりだけじゃなくて、「Satanic Majesty」とでも呼びたくなるような、邪悪な品格のあるメロディセンスを備えているように思うんですが、このバンドもそうしたセンスを持つ、希少なバンドの内の一つだと思います。

NECROPHOBICは特にこれらのバンドの中でも、ギターソロを積極的に導入したり、サビに当たるパートを持つ構成の楽曲が多かったり、スラッシーでノリの良いオールドスクールなパートを導入するなど、メタルとしての普遍性の高い音楽性を持っている印象があるんですが、そうしたセンスがあるお陰で、ポピュラリティなど糞喰らえなカルトバンドと比較しても、邪悪さにおいて何ら劣らないのが素晴らしいですよ
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NECROPLASMA-Sit Gloria Domini in Sæculum ★★★ (2014-01-07 21:30:46)

2006年発表の2nd。
タイトルの意味は「時代の中に主の栄光があらんことを」となるのでしょうか。
自信ないですけど…。

私がブラックメタルに嵌まった大きな理由の一つに、トレモロリフの魅力がありますが、この作品はそれを嫌というほど堪能させてくれる一枚ですね。6曲35分程度とフルアルバムとしては少々短めながら、演奏時間の殆どがひたすらに腐食系の禍々しいトレモロを垂れ流す事に割かれた、ある意味ではかなりフェティッシュな作風。曲タイトルが数字のみなのも頷けます、だってジクジクの垂れ流しサウンドですもん(笑)。

プロダクションも結構独特で、篭もった中にメロウなベースがぶよぶよと有機的に響く感触が、トレモロに込められた腐れ度を更にアップさせてます。音量が小さめなのが玉に瑕ですが、作風がツボなのでまあ許せます。暴虐というよりも、楽曲のオーガニックさを際立てるよ
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NECROSLUT ★★ (2011-10-06 21:01:09)

様々なスタイルのブラックメタルを追及するフィンランドの才人、Shatraugによる独りブラック。このプロジェクトではウォー系にも通じるダーティさを感じさせる、オールドスクールでプリミティブな路線のブラックを演ってます。

NECROSLUT-BLACK DECEIVER ★★ (2011-10-06 21:01:47)

2010年発表の1st。

…ブラックメタルでこういうジャケ(悪魔集団が裸の女性のワタを引きずりだしてる、ちょっとお馬鹿な感じのイラスト)だと、出音はスラッシュと未分化だった頃のオールドスクールなテイストを受け継いだ、ノリのいいダーティで背徳的な路線と相場は決まってるものですが…想像していた音そのまんま過ぎて吹きました(笑)。低音を効かせた、粗いと言うより「汚い」音でドカドカ蹴散らすような音は単純にかっこいい。

ダーティなノリだけでなく、時折ヤケクソ気味に疾走したり、邪悪メロディをリフに乗せたり、イカレたギターソロを入れたり、意外と曲が一本調子ではないのも良いですね。ただ、「こういう音が好き」「こういう音が出したい」というのは嫌というほど伝わるんですが、それ以上に踏み込んでいないのが惜しいですね…。既存の路線をなぞってる感があるというか。…と言っても、かなり確信
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NEFANDUS ★★ (2013-01-12 16:08:33)

スウェーデンで活動する古株のブラックメタルバンド。
OFERMOD等のMichayah氏が在籍。

NEFANDUS-YOUR GOD IS A GHOST ★★ (2013-01-12 16:09:45)

2012年発表の4曲入りEP。
現MARDUKのDevo氏がミックスを担当。

関連バンドのOFERMODやSERPENT NOIR、MALIGNはどれも真性の雰囲気漂う、邪悪極まりないブラックメタルを演ってますが、この作品も同様にドス黒い空気を醸し出すブラックですね。OFERMODがデス寄りの重さ、SERPENT NOIRが粘着質な残虐性を持っていたのに対し、このバンドは荒涼感溢れる寒々しいトレモロを多用し、若干メロディアスで聴きやすい路線。

Devo氏によるRAWながらトレモロ映えするプロダクション、トレモロ一辺倒でなく、イカレ系のギターソロや刻みリフも交えたオールドスクール要素もあるギターワークなど、作りはかなりしっかりしている感じ。ただ、2曲目がノーマル声も交えたドゥーミーな、やや好みが分かれるものであることや、全体として疾走パートは意外と少なめな
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NEFARIOUS ★★ (2013-01-02 17:46:42)

ハンガリー産コールドブラック。
SEAR BLISSのメンバーが在籍。

NEFARIOUS-THE UNIVERSAL WRATH ★★★ (2013-01-02 17:47:19)

2012年発表の1st。

この如何にも荒涼とした世界観を持っていそうなジャケ、そしてCold Dimensionsよりリリースという事からも察せる通り、バンドサウンドを包む幻想的で冷えた感触のシンセを纏いつつ、ザラついたギターリフとブラストを中心とした苛烈なリズムで、身を切る吹雪の如く疾走していくアトモスフェリック/コールドブラック。SEAR BLISSはメタリックな印象が強いので、そのメンバーがこういうアンビエンス重視のブラックメタルを演ってるのはちょっと意外。まあ、SEAR BLISSの最新作「Eternal Recurrence」でのアトモスフェリック方向への接近を考えれば、不思議ではないのかもしれませんが…。

ただ、COLDWORLDやAURVANDIL辺りの、似た系統のバンドと比べると音がメタリックというか、もっと実体的な印象も受けるんですよね。ミッ
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NEFARIUM-Ad Discipulum ★★★ (2010-12-29 13:28:30)

2010年発表の3rd。
これは凄い!衒いのないファストなスタイルながら、隙のない音ですよ。

まずドラムはENTHRONEDの最新作でも凄まじい鬼っぷりを発揮していた
Garghuf氏ですが、こちらでも相変わらず聴き手を刃物の嵐に巻き込み、
ナマス切りにするかのような焦燥感煽りまくりのドラムは健在。
そこに絡むリフも、DISSECTIONに通じるような、密教的なヤバいムード
漂うもので、暗黒な空気を如何なく放出。ただ、DISSECTIONが寒々しさ
重視なのに対し、こっちはやや薄暗い、地下ムードなのは大きな違いですね。

更にヴォーカルは、エフェクトを掛けていない時のArioch(FUNERAL MIST,
MARDUK)そっくりの、キレの良さと病的な粘着質さを兼ね備えた、カリスマすら
感じる中域のがなり声で素晴ら
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NEGATOR ★★ (2011-08-27 19:14:27)

ドイツ産ファストブラック。
このバンドのNachtgarm氏がDARK FUNERALの新ヴォーカルに抜擢されたとか。

NEGATOR-Panzer Metal ★★★ (2011-08-27 19:17:25)

2010年発表の3rd。

ENDSTILLEやGRAUPELなど、ファスト系にも何気に良質のバンドを抱えているドイツですが、このバンドもそれらのバンドと似た路線のファストブラックですね。平坦気味のノイジーなリフと共に畳み掛けつつ、メロウなトレモロリフを仕込んでくるスタイルは、この手の王道にして覇道という感じ。単純に聴いてて気持ちいいし、かっこいいですもん。

ただ、このバンドは「ファストブラック好きが喜ぶツボ」を完璧に心得てる感じがします。基本ジャージャーした質感のリフでの無慈悲な疾走ですが、イントロの掴みの部分やサビにあたる部分など、「ここで来て欲しい」っていうところで、がっつりメロウなメロディを仕込んでくるんですよね…。寒々しさや邪悪さだけでなく、儚い美しさを醸しだすメロも時折混ぜてきますが、最早疾走の末昇天しそうなテンション。

特に彼らの「フ
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NEGURA BUNGET-Măiastru sfetnic ★★★ (2009-07-26 09:07:00)

2000年発表の2nd。

2008年にLupus Loungeより再発されたものが、結構プッシュされてたみたいですが…確かにこれは凄いです。一応プログレッシブ・ブラックに分類されるようですが、プログレというか狂気の沙汰としか言えないような音楽性ですよ、これ…。

魔性・神秘性などにおいてLUNAR AURORAとタメを張れる存在ではないでしょうか。このバンド、例えばトレモロリフ一つ取っても、「メロディを前に出してフォークメタル的な叙情味を与える」「枯れたように加工し不気味さを与える」「キーボードの中で蠢くような音色で恐怖感・幽玄さを与える」など多彩に使われていて、リフやキー、リズムのバリエーションが豊富なんですよね。しかもその多彩さが、ただひたすら幽玄で神秘的な、魔性の世界を描く方向に作用している感じ。

基本的な音からしてブラックらしいムード重視の
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NEGURA BUNGET-OM ★★★ (2010-06-08 21:33:00)

2006年発表の4th。
この人たち、相変わらず鬼すげぇ…。

一言で言えば、民族的なメロディのトレモロリフや、民族楽器を使用したパーカッシブなリズムを取り入れたペイガン/フォークメタルに、厚みがあり、神秘性を感じさせるキーの導入や、ギターノイズの音質や、楽器の聞こえる位置など音像の操作、SEの挿入などのアンビエント・ブラックの要素を合わせた音楽性、と言えると思いますが…普通のバンドはメタル要素が希薄になったり、アンビエント要素が効果音的な使い方に過ぎなかったりする事が多いんですが、彼らの音楽性では両者が不可分一体であるのが凄い。

しかも、叙情的で、凍てつくようなトレモロリフの響きや、それだけに特化すれば十二分に特徴となりうる豪速ブラスト、パーカッションに奥行きのあるキーが合わさった時に生ずる魔的な雰囲気などを聴くと、どちらかだけでも質の高いものを作れる気
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NEHEMAH-Requiem Tenebrae ★★★ (2005-12-21 22:49:00)

2004年に発表された3rd。
良く名盤扱いされているので前々から気になってましたが、中古500円でゲット。ラッキー(笑)それで感想ですが、確かに名盤扱いも分かる、とても良い作品だと思います。

曲は色々な所でも言われている通りノルウェーっぽい真性ブラックですが、曲が良いです。MAYHEMもそうですが、トゥルースタイルやプリミティブスタイルで遅い曲をしっかり聴かせられるというのは、バンドに実力のある証拠ではないでしょうか。たまに入ってくるキーボード、使い方が昔のEMPERORやBURZUMっぽくって雰囲気ありすぎです。

音質はドラムの音が少しジキジキしてますがリフのディストーションが気持ち良く良い感じ。ヴォーカルはがなり声ですが、研ぎ澄まされた、非常に鋭い声を聴かせてくれます。声のヒズみ具合で言ったらWLAの頃のManiacともタメを張れる位でめっちゃ邪悪
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NEHEMAH-Requiem Tenebrae-Dead but Dreaming in the Eternal Icy Waste ★★ (2005-12-26 18:27:47)

鬱アルペジオと初期EMPERORのような寒い空気感を演出するキーが、寒々しい暗黒世界を演出する曲。雪山で誰にも気付かれずに凍死するような感じ。次曲「The Elder Gods Awakening」のイントロダクション的な曲ですね。

NEHEMAH-Requiem Tenebrae-Taken Away by the Torn Black Shroud ★★ (2005-12-30 08:41:45)

曲が始まるといきなり妖しげな祈祷系の普通声が入ってくるし、カラスはぎゃーぎゃー鳴いてるし、まるで不吉な曇天の下そびえたつ魔術師の城って感じの雰囲気。呟き声も厭世的で不気味です。演奏時間は11分超えと結構長め。

NEHEMAH-Requiem Tenebrae-The Elder Gods Awakening ★★★ (2005-12-26 18:30:17)

「Dead~」から繋がるスローな曲。
やはりムードたっぷりなキーが好き者にはたまりません(笑)。「Dead~」で凍死した人間が怨念を撒き散らしてるみたい…ラスト近くには疾走パートもあり。

NEHEMAH-Requiem Tenebrae-The Great Old Ones ★★★ (2005-12-26 18:24:03)

やはり掴みの曲だけあってリフがとてもかっこいいです。
思わず曲のタイプに「北欧」を選択してしまいそうになるほどに北欧っぽい曲。キー入りスローパートまで完備です。それにしても、あの鋭いがなり声での20秒のシャウトは凄い。普通に大きい声で「あーーーーっ!!!」て20秒続けるだけでもきつそうなのに、彼はあんな凄い声で…(絶句)。曲のラストを飾るシャウトも決まってます。

NEHEMAH-Requiem Tenebrae-Through the Dark Nebula ★★★ (2005-12-30 08:46:49)

この曲はがなりだけではなく、うめきスタイルも使っていますがやっぱり声がガラガラしているせいか、独特の嫌らしさが出ていますね。笑い声も厭気が込められていて(良い意味で)気持ちが悪いです。
それにしても、やっぱりキーの使い方がとても良い。

NEIGE ET NOIRCEUR-La Seigneurie Des Loups ★★ (2011-08-12 19:45:06)

2009年発表の2nd。
なんか、一言では言い表せない音楽性を持ったバンドですね…。
敢えて言うならアトモスフェリックブラックですが…。

1曲目は、白兵戦的なSEを途中で導入しつつ、寒々しいメロディで疾走するアトモスフェリックな路線の曲で、特に出だしの隙を伺うようなリズムから、一気に疾走する展開がかっこいい。途中のWHENを思わせるビヨンビヨンする効果音からの威風溢れるメロディは、初期SATYRICONへのまわりくど過ぎるリスペクトでしょうか。

…そして1曲目はコールドな雰囲気のまま終わるのかと思いきや、何故かラストではフォーキッシュなお祭りメロが登場、それを引き継いだ2曲目では、クリーンヴォーカルやパーカッシブなリズムも取り入れた本格的なRAWペイガンブラックに。初期NOKTURNAL MORTUMを思わせる作風ですが、メロのクサさも初期NxMx
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NEIGE ÉTERNELLE-Neige Éternelle ★★ (2014-12-14 11:41:45)

2013年発表の1st。

フランス語で「永遠の雪」を思わせるバンド名が何とも甘美ですが…確かに荒涼とした情景を描くような、ノイジーでザラついた感触のリフの音色、寒々しい情景を直接的に想起させる、メロウながらモノクロに塗り潰すような鬱性も伴うトレモロなどが描く、凍土めいた風景はバンド名そのままという感じですね。

ただし、バンド名以上に殺伐さもまた強いのが特徴。特にヴォーカルの一心不乱に憎しみだけを叫び続けるような絶叫は、リバーブの掛かった音とも相俟って聴いててこちらの気分も荒ませるようで素晴らしい。アトモスフェリックブラックとしては珍しく、スラッシーで攻撃的なパートもあり、起伏の付いた音を聴かせますが、「Fier Patriote (愛国の誇り)」という曲名があるくらいですし、思想面では右寄りな部分もあってそれが反映されているのかもしれませんね。


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NEKRARCHON-Gehinnam ★★★ (2017-05-10 13:33:07)

2016年発表の1st。

ギリシャ産のプリミティブブラック…との事ですが、基本はRawで地下臭いプロダクションに、禍々しさしか感じられないがなりや、瘴気漂うメロディのトレモロを組み合わせた、如何にもなプリブラという感じで、NGLAやPHLEGEINなどNorthern Heritage産のバンドとも通じる音を出してますね。プリブラとしてごく分かりやすい魅力が詰まった音だと思います。

ただ、所々にアトモスフェリックブラックに通じる、情景描写に重きを置いた感性を感じるパートもあるのが特徴になってますね。音像の歪ませ方を若干弄ることで視界が歪むような薄気味悪さを演出してみせたり、邪悪さとか暗黒だとかをより有機的に聴かせるような工夫が凝らされたパートも多いんですよね。何か得体の知れない、しかし禍々しいものが忍び寄ってくる…そんなムードに満ちた音です。


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NEO GEO HEROES ~ Ultimate Shooting ★★ (2014-10-29 11:48:53)

2011年にSNKプレイモアがPSPでリリースしたSTG。
アーケード「KOF SKY STAGE」をベースに改良を加えた作品。
元になった「SKY STAGE」の方も収録されています。

縦スクロール・面クリア型の弾幕STGで、溜め撃ちにあたり、キャラクターごと・段階ごとに全く異なる効果のある「必殺技」や、敵弾消去や稼ぎなどの恩恵がある代わりに、敵の攻撃が激化する「挑発」、敵に接近して撃破することでスコアアイテムのランクが上がるなどのシステムがありますが、基本的にはオーソドックスなSTGですね。操作性も悪くないですし、SNKキャラを動かして弾幕STGする事自体がとても楽しいです(笑)。

ただ、難易度の調整方法だけは納得が行かないですね。難易度を最低まで落としてすら、4、5ステは東方のルナティックのスペルカードを余裕で上回る難しさの弾幕が出てくるのが
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NEO INFERNO 262 ★★ (2013-10-09 09:46:49)

フランス産インダストリアル・ブラック。
フレンチブラック・エリート達によるプロジェクトで、ARKHON INFAUSTUS等の666 Torturer氏、MERRIMACK等のJudicael氏、ANTAEUS、SECRETS OF THE MOONのLSK氏らが在籍している事が判明しているらしいです(どのメンバーがこのプロジェクトでどのバンドネームを名乗っているか、何を担当しているか等は不明らしい)。

NEO INFERNO 262-Hacking the Holy Code ★★★ (2013-10-09 09:48:32)

2008年発表の1st。

インダストリアル・ブラックと言っても、インダストリアル要素を装飾程度に取り入れたバンドから、ほぼバンドサウンドの輪郭を失って、ブラックメタルとしての形式から大きく逸脱するものまで様々ですが、このバンドは音作りの深い所までインダストリアル化しておきながら、ブラックとしての感性もしっかり残している辺り、非常にバランスの良い作風と言えると思います。流石フレンチブラックの大御所が作っただけあって、実験的で知的なだけでなく、邪悪さも特盛。

例えばメカニカルな質感を強調したマシンブラストは聴いていて単純に気持ちいいし、それぞれの音の位置にまで手を加えたリズム構成、サンプリングとバンドサウンドを混ぜ合わせた実験的な音作りなどは、興味深く楽しく聴けます。一方で、ブラック由来のトレモロによる邪悪さ、演説調を交えたヴォーカルによる殺伐とした雰囲気の演出な
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