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OBITUARY-Darkest Day
OBSCURA
OBSCURA-Cosmogenesis
OBSCURA-Cosmogenesis-Cosmogenesis
OBSCURA-Cosmogenesis-The Anticosmic Overload
OBSCURE ANACHRONISM-Metanoia
OBSCURO-Where Obscurity Dwells
OBSEQUIAE
OBSEQUIAE-Suspended in the Brume of Eos
OBSIDIAN KINGDOM-Mantiis
OCEANO-Depths
OCTOBER FALLS-The Womb of Primordial Nature
ODAL-Einst Vereht Von Allen
ODEM ARCARUM-Outrageous Reverie Above the Erosion of Barren Earth
ODEM ARCARUM-Outrageous Reverie Above the Erosion of Barren Earth-Oceans
ODEM ARCARUM-Outrageous Reverie Above the Erosion of Barren Earth-Worlds of Barren Land
ODEM-The Valley of Cut Tongues
ODIOUS-Skin Age
ODZ MANOUK-Odz Manouk
OFERMOD-Mysterion Tes Anomias
OFERMOD-Mysterion Tes Anomias-Mysterion Tes Anomias
OFERMOD-Mysterion Tes Anomias-Rape the World
OFERMOD-Thaumiel
OFERMOD-Tiamtu
OGEN-Black Metal Unbound
OHTAR-HUMAN FUEL OF DEATH
OIZYS-Hymns to the Furies
OLD (GERMANY)
OLD (GERMANY)-DOWN WITH THE NAILS
OLD FUNERAL
OLD FUNERAL-The Older Ones
OLD WAINDS-Scalding Coldness
OM
OMFALOS-Idiots Savants
OMNIA MALIS EST-Víteliú
ONDSKAPT-Arisen From the Ashes
ONDSKAPT-Arisen From the Ashes-Arisen From the Ashes
ONDSKAPT-Dödens evangelium
ONE PIECE
OPERA Ⅸ
OPERA Ⅸ-Sacro Culto
OPERA Ⅸ-Strix: Maledictae in aeternum
OPETH-Blackwater Park
OPETH-Blackwater Park-Dirge for November
OPETH-Blackwater Park-Harvest
OPETH-Blackwater Park-The Drapery Falls
OPETH-Blackwater Park-The Funeral Portrait
OPETH-Blackwater Park-The Leper Affinity
OPETH-Damnation
OPETH-Damnation-Death Whispered a Lullaby

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OBITUARY-Darkest Day ★★ (2010-05-27 21:56:00)

2009年発表の8th。
彼らは「遅いデスメタル」として有名らしく、デスでブルータリティ偏重でないなら、
絶対リフが良いから評価高いんだろうなぁ…と期待して、取り敢えず目下の所新作を購入。
…評判通り、早歩きくらいの疾走パートは交えつつも、基本ミディアムで攻める作風ですが、
期待通りリフが…というか、リフとリズムの絡み具合が素晴らしいです。
時にドラムに絡みつくように、時に隙間を埋めるように粘着質な刻みリフが展開し、
リズムと一体となってグルーヴを生み出すアンサンブルは、スラッシュからの影響も強そう。
このアンサンブルだけで既に地獄の墓場みたいな雰囲気が漂ってますが、時折リフが
瘴気が現世まで漂ってくるような、広がりのあるものを弾いているのもツボなんですよね。
ただ、リフとリズムの絡みの瘴気っぷりに対し、ギターソロが少し綺麗に過ぎるき
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OBSCURA ★★ (2010-09-17 01:03:00)

ドイツ産テクニカル/プログレッシブ・デスメタルバンド。
既にTRIPTYKONやNILEと来日も果たしている、最近人気のバンドです。

OBSCURA-Cosmogenesis ★★ (2010-09-17 00:58:00)

2009年発表の2nd。
TRIPTYKONやNILEと共に来日、デビュー作でBEHEMOTHのカヴァーを演った(未聴)という
情報があったこと、つい最近までOCEANO(極悪デスコア)と混同してた(苦笑)ことから、最近の
BEHEMOTH系のブルータルなデスメタルだと勝手に思っていたんですが…
意外にもインテリジェントかつテクニカルで、フレーズやアンサンブルの構成など
CYNIC辺りから強い影響を受けていそうな路線。時折入る、儚げなクリーンヴォイスなんかも
モロに影響を受けてるポイントだと思う。
ただ、脳髄を侵すような印象的な6弦ベースのフレーズ、複雑なリズムチェンジを使用した構成、
デスの禍々しさやブラックの邪悪さではなく、プログレの深遠さの感じられるリフのメロディなど、
プログレッシブな要素も強いんですが、ブラストを多用した暴虐
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OBSCURA-Cosmogenesis-Cosmogenesis ★★★ (2010-09-17 01:02:03)

タイトルを連呼するパートや、間奏のソロパートなんかは神懸かり的と言っても過言ではないほどかっこいい。そこ以外も全体的に聴き応えがある。あとは構成を工夫する、起伏をつけるなどして、メロデス以上に曲そのものを印象付けられるようになれば完璧。プログレ性を保ちながらだと難しそうですが、是非頑張って欲しい。上手く行けばとんでもないものが出来そうだし。

OBSCURA-Cosmogenesis-The Anticosmic Overload ★★★ (2010-09-17 01:02:58)

初っ端からリフもリズムもアンサンブルも強烈で掴みはオッケー。
…しかし、この対訳者、どういうセンスなんだろう…「a circling wonder working band」を「巡る脅威的な頑張るバンド」って…壮大なはずの世界観が、何故かかわいらしいものに(笑)。しかし、「Aniticosmic」という概念をテーマにすること自体、こっちのバンドでもDISSECTION好きが滲み出てますね。

OBSCURE ANACHRONISM-Metanoia ★★ (2013-03-24 12:41:18)

2011年発表の2nd。
これはなかなかの良盤ではないでしょうか。

タイプとしてはトレモロリフに練り込んだ叙情性の強いメロディを武器に聴かせる、メロディックなブラックメタルという感じですが、フレーズの反復による陶酔感の演出と、緩急付けたドラマティックな構成の折衷を見事にこなしている感じで、バンドの持つ哲学を伝えるような濃密なムードと、聴き手を引き込むドラマ性を兼ね備えた作風に仕上がってるように思います。

疾走パートの苛烈さや地声交じりの、感情の入ったヴォーカルが醸し出す狂気的な部分は勿論ですが、個人的にはテンポを落として聴かせる箇所にこそより魅力を感じたり。深遠な空気は保ちつつも、トレモロのメロディに分かりやすい物悲しさや鬱感情が含まれているので、入っていきやすいんですよね。スローパートだけで言えば鬱ブラック的とも言えそう。

DISSECT
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OBSCURO-Where Obscurity Dwells ★★ (2011-12-11 21:45:34)

2008年発表の1st。

スウェーデン産RAWブラック、しかもNoktu社長のレーベル(Drakker Productions)からリリースという時点で完全にリーチ掛かってますが(笑)、期待通りのカルト音源で大満足。路線は当然プリミティブブラックですが、極端な疾走やトレモロリフによるメロウさは敢えて抑え、淡々とした2ビート疾走をメインにした渋い作風なのがまたいいですね。

音質はMUTIILATIONの4th辺りを大分マイルドに整えたような、蟲の羽音系ノイズを多分に含むリフにRAWなドラムが絡む感じで、この音が摺り込むようなギターリフとよく合ってるんですよね。時々ダンジョンの奥底から聞こえてくるような、薄暗く湿ったメロディも出てきますが、この独特のジリジリ感と合わさると壊れかけたスピーカーから音が出てるような、妙に深い味わいのある音になっている気がします。
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OBSEQUIAE ★★ (2013-10-30 22:36:26)

アメリカ産メロディック/アトモスフェリックブラック。
97年より活動し、デモ作品を数枚リリースしていたAUTUMNAL WINDSというバンドが前身。ちなみに中心人物のBlondel de Nesle氏はAZRAEL (US)に在籍していた人物です。

OBSEQUIAE-Suspended in the Brume of Eos ★★ (2013-10-30 22:37:36)

2011年発表の1st。
神秘的なジャケに心を惹かれて購入しましたが、ジャケ同様中身の方も個性的で良いですね。

タイプとしては、優美でメロディアスなギターフレーズを全編に配し、たおやかに進行していくアトモスフェリックで神秘性を感じさせるブラック。音質も音圧で攻めるようなヘヴィな音ではなく、メロディの繊細さを際立たせるようなクリアな音。ブラックらしい畳み掛ける疾走パートでもどこか優雅さを感じさせますね。音の美しさに反し、ヴォーカルは歪み切った絶叫なのも個人的には+なポイント。ダークだけど癒される作品。

ジャケのイラストそのままのような、美しくて神秘的なギターメロディが特徴のアルバムですが、アメリカ人がミステリアスな雰囲気を表現しようとすると、ちょっと和風っぽく聴こえる部分が出てくるのが個人的には面白いんですよね。特に4曲目の後半のメロディとか、聴いてて「忍
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OBSIDIAN KINGDOM-Mantiis ★★ (2015-02-17 10:38:51)

2012年発表の1st。
2014年にSeason of Mistから再発されています。

もうこれは、この音源に目を付け、再発してくれたSeason of Mistには惜しみなくGJを送りたいですね(笑)。ジャズやエレクトロニカ、アンビエントなどの要素を盛り込み、アヴァンギャルドな展開を見せるブラックメタルですが、洒落ていてメロウな雰囲気ばかりでなく、ブラックやゴシックを志向するバンドがこれら要素を取り入れたとき独特の、頽廃的・破滅的なムードが漂っているのが素晴らしいです。マイルドなクリーンヴォーカル、幽玄なキーボード等音色選びのセンスも抜群。

印象としては、「Memoirs」以降の、本格的にエレクトロニカ路線に移行していったTHE 3RD AND THE MORTALの世界観を、ブラックの様式で演っているような感じなんですよね。ほんとこの頽廃的で美しい
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OCEANO-Depths ★★ (2010-09-09 23:24:00)

2009年発表の1st。
正直、未だにデスメタルとデスコアの違いって良く分からないんですが…デスと比較すると、
おどろおどろしさよりも圧迫感、圧殺感を重視した激ヘヴィなリフ、ブラストも使用しつつ
ブルデスよりもミディアム~スローパートにも重きを置いた、へヴィネス重視のリズムなど、
他のサブジャンルと比べると確かにどこか違う感じはしますね。全体を貫く、ヤクザで極悪な
極道グルーヴがハードコアの流れを汲んでいるのかも。
既にかなり評判は高いようですが、このヴォーカルは素晴らしいですね…普通に憧れる。
臼を挽くようなガテラルと、高音のスクリームを使い分けるスタイルですが、どちらも
声量が凄まじい。特に低音のガテラルは、ここまでゴツく出せる人はなかなかいないと思う。
もう喉が筋肉で出来てるんじゃないかと思うような強靭さ。
人間じゃなくて
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OCTOBER FALLS-The Womb of Primordial Nature ★★★ (2009-03-18 22:08:00)

2008年発表の2nd。

フォーク/トラッドから、笛や民族楽器による楽しげなメロディではなく、アコギやトレモロリフ、リードギターによる悲哀の篭もったメロディを抽出し、メタルと組み合わせたタイプのフォークメタル…という感じの音ですね。

アコースティックアルバムもリリースしているだけあって特にアコギメロは反則クラスで、聴いててリアルに胸が詰まったような感覚を覚える程素晴らしいです。メタリックな攻撃性よりも情景描写、温かみを重視したようなアナログ感のある音作り、ヴォーカルの擦れたがなり声、全編に漂うモノトーンの雰囲気など、ブラックメタル寄りのフォークメタルといえる作風だと思います。

個人的には、モノクロ映画で、主人公が馬車を雨の中、行き着く先に悲劇が待っているのを分かっていてもなお走らせてるシーンのような切迫した、悲壮感に満ちた情景が浮かんでくる音。イ
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ODAL-Einst Vereht Von Allen ★★★ (2012-03-24 09:49:10)

2003年発表の4曲入りEP。

まず最初のプリブラ然としたシケシケな音質でスラッシーなリフを鳴らすパートでは、ドラムもポコポコいってるし「大丈夫か?」って感じなんですが(笑)、疾走パートに入ると一気に緊張感が増しますね。うっすらとしたノイジーさに包まれながら、土着的で陰りのあるペイガン系のメロディをトレモロリフに乗せた疾走は、この手のプリブラ/ペイガン系のバンドを聴いてる人なら誰でも悶絶出来そうなかっこよさ。

ガルガル唸る、獣と化したようなヴォーカルも良い味を出してますし、疾走パートはこのジャンルとしてごく真っ当なかっこよさや叙情性がありますが、個人的には冒頭のシケシケな感じも決して嫌いじゃなかったり(笑)。あれはあれで味があって結構好みなので、もっとああいったパートを増やしても良かったかも…という気はします。

4曲入りで、演奏時間も20分程度と
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ODEM ARCARUM-Outrageous Reverie Above the Erosion of Barren Earth ★★★ (2010-04-11 22:27:00)

2010年発表の2nd。

この作品で初めて彼らのことを知りましたが…調べてみると何とメンバーがSECRTETS OF THE MOONとLUNAR AURORA絡み、しかも所属レーベルがOsmoseで、95年結成のベテランという事が判明。…ここまで聞くともう、実際にアルバムを買ってどういう音か確かめるよりなくなりますよね(笑)。何と言う私ホイホイな経歴なんだ(笑)。

SECRETS OF THE MOONはロックのふてぶてしいリズムとブラックの暴虐性を対比し、よりどす黒い禍々しさを演出することで、LUNAR AURORAはキーボードの音色に拘り、バンドサウンドの音響を操作することで、邪悪さを「魔性」とまで言えるレベルまで高めていましたが…このバンドは、ある程度オーソドックスなブラックの手法を取りながら、幽玄さと不気味さが同居するメロディやプログレッシブな展開で
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ODEM ARCARUM-Outrageous Reverie Above the Erosion of Barren Earth-Oceans ★★★ (2010-04-24 18:39:41)

プログレにも通じる、怪奇趣味をブラックのトレモロで表現したような、グロテスクで混沌としたリフ捌きからしてその辺のバンドとはレベルが違いすぎますが…途中のアルペジオパートの邪悪さも半端ではないですね。「OCEANS」なんてタイトルが付けられてますが、聴き手を迷妄の「沼」に深く引き込んでいくような音だと思う。

ODEM ARCARUM-Outrageous Reverie Above the Erosion of Barren Earth-Worlds of Barren Land ★★★ (2010-04-24 18:44:37)

「Ye Entrancemperium」や「I am the Black Wizards」辺りのEMPERORのクラシックな名曲に通じるものがある…ような気がしないでもない曲。でも個人的には、EMPEROR的な要素よりもプログレッシブで混沌としている部分の方が好きだったり。ほんと、奥深い邪悪さ・暗黒性を感じさせてくれるバンドですよね。

ODEM-The Valley of Cut Tongues ★★ (2014-05-08 09:43:36)

2013年発表の4曲入りEP。

ドス黒くサタニック、かつクオリティの高いブラックメタルを提供する事にかけては定評のあるDAEMON WORSHIPからのリリースとしては珍しく、かなりデスメタル寄りのブラックメタル。ブラック的なダーティさと、デス由来のヘヴィさで武装したプロダクションを纏いつつ、BEHEMOTHばりの突進で根こそぎ蹂躙し尽くすような音で、ヴォーカルのスタイルもデス的な低音グロウル。

ただ、この手のデスメタルに寄ったブラックメタルとしては、「アンダーグラウンドなブラック」の匂いも強烈に漂っているのが特徴でしょうか。悪意に満ちたメロディを奏でるトレモロを、ウォーブラック並のハイテンションで撒き散らすような部分なんかはたまらないものがありますね。この辺りはやはりDAEMON WORSHIP所属のバンドらしいと言えるのかも。

レーベル買いし
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ODIOUS-Skin Age ★★★ (2016-08-26 10:49:22)

2015年発表の2nd。

一言で説明するならば、デスメタル的なヘヴィネスと、中近東風の妖しげなメロディを取り入れたシンフォニックブラック。日本盤が発売されている事からも分かる通り、モダンでヘヴィさを余すところなく伝えるプロダクションを始め、凄まじくクオリティの高い作品。モダンで整った音ですが、その「ヘヴィさをダイレクトに伝える」性質は、中近東系のエキゾチックなメロディと以外にも相性が良く、密教的な妖しげな世界観により一層の説得力を与えている感じがします。

また、楽曲も「中近東風」メロディが常に横行してはいますが、場面によって浮かんでくる情景が全く違うメリハリの付いた展開なのが良いですね。エジプトのピラミッドを遠景で映していたり、墓を荒らす物達へのファラオの怒りが荒れ狂う場面だったり、色々なシーンが浮かびます。基本いかめしいまでの重々しい音で爆撃する感じですが、
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ODZ MANOUK-Odz Manouk ★★★ (2012-11-05 19:11:15)

2010年発表のデモ音源に、TUKAARIAとのスプリット音源を付け、リマスターを施し2012年にProfound Loreから再発された音源集。500枚限定、トールケース/デジパック仕様。

このバンドも、基本は2ビート疾走に紙ヤスリのようなザラついた音質のリフ、トレモロリフによる邪悪メロディを絡めたパートの多い、如何にもプリミティブブラックという感じの作風ですが…同時期にProfound Loreより音源をリリースし、スプリットの相手でもある同郷のTUKAARIA同様、ジャンルのテンプレを踏襲するだけでない、一歩踏み込んだ深さのある音を出してますね。

特にメロディ面においては、陰鬱さはTUKAARIA以上かもしれません。今正に蠱毒が作られんとしているような、毒々しいメロディであったり、不協的な気味悪さと神秘性を同時に感じさせるものだったり、オカルティックで本
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OFERMOD-Mysterion Tes Anomias ★★ (2008-11-18 19:46:00)

2005年発表の4曲入りEP。
98年の「Mysterion tes Anomias」と04年の「Netivah Ha-Chokmah」を纏めたリリース。

ブックレットによると、パート1(Mysterion~)はオーソドックスなブラック、パート2はデスと書かれていますが…確かにパート1はシャーシャー系の歪みに邪悪なトレモロを絡め、ファスト&プリミティブに疾走するタイプで典型的なブラックのスタイルですが、パート2も音が厚くなったり刻みを多用したりしてはいるものの、雰囲気は紛れも無くブラックそのもの。むしろ音が厚くなった分黒さも濃くなってる気がします。

WATAINやONDSKAPT、MALIGN辺りに通じる、宗教的なカルト性が感じられるのも大きな特徴ですね。ヘブライ語やラテン語も用い、リアルにサタニズムに深く傾倒してそうなムードがあるのもいいです。ヴォーカ
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OFERMOD-Mysterion Tes Anomias-Mysterion Tes Anomias ★★★ (2008-11-18 19:47:54)

典型的なブラックと言えるスタイルですが…SEの使い方、メロディの邪悪さ、ヴォーカルの凄み、音質の雰囲気など全く隙がないです。これはカルトな支持を集めるのも十分分かる。

OFERMOD-Mysterion Tes Anomias-Rape the World ★★ (2008-11-18 19:48:49)

邪教の僧が壇上に立って唱えているような宗教的な普通声で邪悪さを表現しているのはNED的だと思いますが、それが乗るのがオールドスクールなサウンドというのが結構珍しいかも。Michayahが初期ブラックの雰囲気への捧げ物として作ったというコンセプトから、こういう音が出来上がったのかもしれませんね。

OFERMOD-Thaumiel ★★★ (2013-01-29 12:24:51)

2012年発表の2nd。

前作はメタルとしてのマッシブさが、ブラックメタルとしての邪悪さと融合し、威風漂うムードの演出された作品に仕上がっていましたが、今作は邪悪さや威風といった要素は変わらないものの、前作とは少し路線を変えてきましたね。前作よりもブラックメタル特有の、メロディの妖艶さを強調することでよりメロディアスかつ儀式的な作風になった感じがします。

妖艶なメロディで攻めるパートが多くなったこと、パーカッション等を積極的に導入していることなどで、部分的にはペイガンっぽく聴こえる箇所も。ただし異教的というよりは邪教的という感じで、やはりブラックのどす黒さが先に立っている感じ。ヴォーカルもがなり声の太さはそのままに、よりダウナーで粘着質な薄気味悪い表現力を身に付けており、楽曲の陰湿なムードを更に盛り立てます。

ただし、「オーソドックス・レリジャス
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OFERMOD-Tiamtu ★★ (2010-12-14 18:37:35)

2008年発表の1st。

あのNEDからのリリースと言う事で、邪悪で高品質なブラックメタルを期待する方も多いと思われますが、その期待にしっかり応える作品ですね。エクストリームメタルの質量感をブラックのどす黒さに変換したような、WATAINやONDSKAPT辺りとも共通したスタイルで、前EPの後半の作風を引き継いだ感じですね。彼らは「オーソドックス・レリジャス・デスメタル」と自らの作風を呼んでいますが、リフに刻みを多用し、厚みのある音作りをしている所が「デス的」なのかもしれませんね。

ただ、「Lawless Darkness」で一般的なエクストリームメタルと、ブラックメタルの最もインテンスな落とし所を見つけたWATAINと比べると、この作品は聞き手の注意力を常に引きつけておくパワーに欠ける部分も多少見られるかも。特に1曲目とか、ミッドテンポで刻みが続くと、どうし
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OGEN-Black Metal Unbound ★★★ (2012-05-10 21:43:43)

2011年発表の5曲入りEP。

2010年に結成されたイタリアのブラックメタルバンドで、このEPが初めての音源となるようですが…これが新人離れした素晴らしい作品です。ミディアムテンポを中心に、近年のENSLAVEDを思わせるようなロック的ダイナミズムと、サイケデリックな幽玄さを両立させた演奏を聴かせる、プログレッシブでアトモスフェリックな路線。ヴォーカルはデスとクリーンを使い分けるタイプですが、このクリーンがマイルドで雰囲気あって良いんですよね。

近年のENSLAVEDと比べると、こちらはトレモロリフでストレートに叙情的なメロディを聴かせるパートが多く、より取っ付きやすい仕上がり。しかしそのトレモロリフも、DISSECTIONだったり初期EMPERORを思わせるような、近寄りがたい神秘性が感じられて、恐ろしいくらいセンスが高いんですよね…。良質な音質ながら、ム
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OHTAR-HUMAN FUEL OF DEATH ★★★ (2012-03-13 21:10:56)

2007年発表の3rd。

ポーランドのNS勢に特有の、厭世的な怨嗟と土着的な叙情性の両方を兼ね備えた、薄暗く悲壮感漂うトレモロリフを、まるで缶を叩くようなRAWで軽めのドラムに乗せて疾走する、プリミティブ系に近い音作りのブラックメタル。メロウなアルペジオやリードギターを導入したドラマティックな展開、スラッシュ要素も強いオールドスクールで、ストレートにかっこいいリフ捌きなども取り入れた起伏のある展開、RAWながら耳に痛くない、メロディもある程度立たせた音質で、カルトなブラックの中では割と聴きやすい音。

しかし、ポーランドのNSブラックのシーンって気合入ったヴォーカルが多いですけど、このバンドも大概ですよね…潰れたがなりスタイルなんですが、その潰れ方が尋常じゃない。マジで潰れたカエルを思わせるような、断続的なエッジ音がガリガリ鳴るような凄まじくひしゃげた声。常に歯
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OIZYS-Hymns to the Furies ★★ (2014-08-23 23:02:05)

2010年発表の1st。

オーストリアの女性ブラックメタラー、Witch氏による独りブラック。今でこそ女性のブラックメタラーも珍しくないですけど、流石にこういう独りブラックは珍しいですよね。ブックレットの裏の猫の写真は彼女の飼い猫でしょうか。かなり可愛いです(笑)。…その下にトレンドへの反感を露わにした声明文を載せても、逆効果な気がしてしまいますが(苦笑)。

ブックレットの猫は可愛いですけど、やってる音楽は可愛さの欠片もない邪悪なブラック。ギターの残響音が渦巻き不気味な霊場を形成しつつ、霊性が垂れ流されるようなメロディと老婆魔女の囁きのようなヴォーカルが不気味さを更に増幅させる、オカルトめいた雰囲気漂う音。一応バンドサウンドの体ではありますが、感覚としてはアンビエント系のブラックに近い印象で、このカルトな音像の中にあっては鳴りの悪い、打ち込みっぽいドラムの音も
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OLD (GERMANY) ★★ (2011-06-17 22:32:40)

ドイツ産ブラック/スラッシュ。
DESTROYER 666のメンバーが絡んでます。

OLD (GERMANY)-DOWN WITH THE NAILS (2011-06-17 22:33:23)

2006年発表の1st。

DARKTHRONEのN.Culto氏が推薦コメントを寄せてますね。
「OLDはアンダーグラウンドが尚生きていて、これまで以上に重要となっていることを証明した」みたいな感じでしょうか。そのコメント通りの、まだスラッシュと未分化だったころの音を現代に蘇らせるようなダーティ極まりないブラックメタル。

ブラックメタルの宗教性やスラッシュのテクい部分を極力排除し、ダーティでロックンロールの衝動を追求したような作風で、邪悪さよりも聴いていて体が動きそうな「熱さ」に傾いている感じですね。最近のDARKTHRONEも彷彿とさせますが、こっちはヴォーカルに地声成分をそれほど混ぜない絶叫スタイルのため、より攻撃的に聞こえます。ただ、DARKTHRONEと比べると少し貫禄と曲ごとの個性が足りない気も。

そういう訳で、個人的な好みからす
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OLD FUNERAL ★★ (2011-05-20 00:38:01)

ノルウェーの伝説的デス/ブラックメタルバンド。
BURZUMのVargやIMMORTALのAbbathが在籍してたことでも有名。

OLD FUNERAL-The Older Ones ★★ (2011-05-20 00:37:25)

90-92年の音源を集めたコンピ盤。99年発表。
Abbathは1-3曲目(90年)、Vargは4-7,11曲目(91年)に参加してます。

いくらブラック界の大御所が関わっていたって、EMPERORの「Wrath of the Tyrant」、LIMBONIC ARTの「1995-1996」のように、後に大成するバンドでも音質が純粋にショボい作品を出してたりするので、今作を購入するにあたっても身構えてしまったんですが…あれ?普通に聴けちゃうんですけど。むしろ、アングラなデスメタルでは全然良質な部類に入る音なのでは…。

スタイルは、まだブラックメタルに派生しきってない感じのデスメタルですね。
ところどころブラック的なトレモロも垣間見えるものの、寒々しさよりデスのドロドロ感が強い感じ。何気に緩急もしっかり付けられているし、ベースが高音域のトレモロで毒々
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OLD WAINDS-Scalding Coldness ★★ (2012-01-07 21:33:07)

2005年発表の2nd。

個人的にロシアって良質のメロブラが多い印象なんですが、このバンドも質の高いメロブラを演ってますね。トレモロ疾走一辺倒でなく、メタリックな刻みやドラマ性のある展開も見せるオーソドックスな路線。金属質なノイジーさのギター、多少バタついた印象のあるドラムなど、RAWさを残しながらも分離の悪くない音質は、個人的にはかなり好み。「声の引き摺り方」が堂に入ったヴォーカルのパフォーマンスも良い感じです。

このバンド、ロシア産でありながら「Unholy Nordic Metal」を標榜してたりするんですが…確かに古参ノルウェー産ブラックの影響がそこかしこに見えるんですよね。例えばメタリックな刻みが、ただかっこいいだけでなく、エピックなムードに繋がっていく所などはENSLAVEDを髣髴とさせるし、3曲目などで見せる華麗さを感じさせるトレモロ疾走はUnd
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OM ★★★ (2010-06-08 21:33:00)

2006年発表の4th。
この人たち、相変わらず鬼すげぇ…。

一言で言えば、民族的なメロディのトレモロリフや、民族楽器を使用したパーカッシブなリズムを取り入れたペイガン/フォークメタルに、厚みがあり、神秘性を感じさせるキーの導入や、ギターノイズの音質や、楽器の聞こえる位置など音像の操作、SEの挿入などのアンビエント・ブラックの要素を合わせた音楽性、と言えると思いますが…普通のバンドはメタル要素が希薄になったり、アンビエント要素が効果音的な使い方に過ぎなかったりする事が多いんですが、彼らの音楽性では両者が不可分一体であるのが凄い。

しかも、叙情的で、凍てつくようなトレモロリフの響きや、それだけに特化すれば十二分に特徴となりうる豪速ブラスト、パーカッションに奥行きのあるキーが合わさった時に生ずる魔的な雰囲気などを聴くと、どちらかだけでも質の高いものを作れる気
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OMFALOS-Idiots Savants ★★ (2013-09-23 09:57:48)

2011年発表の1st。

ブラジル産のアヴァンギャルドブラックというプロフィール、オープニングの聴いてるだけで呪われそうなSEパートから、一体どんな音が飛び出すのかと思いましたが…時にクラシカル、時にメカニカルな感触を伝えるトレモロ、スラッシーに狂ったりメロウなメロディを弾いたりするギターソロなどを詰め込み、豪速マシンブラストに乗せてカオスに展開するインダストリアルブラックでかなり予想してたのと違う感じ。なんですけど、これはこれでかなり面白いです。

ブラス系のシンセを用いた壮大な雰囲気の演出、メロディアスなリードギターをフィーチャーしたドゥーミーなパート、アルペジオによるアトモスフェリックなパートなど、楽曲ごとに手を変え品を変え、様々な要素を9曲で26分という小品主義な構成のぶち込んでくる感じで、聴いてて「ちょっと落ち着け」とでも言いたくなります(笑)。ただ、
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OMNIA MALIS EST-Víteliú ★★★ (2015-06-14 11:58:31)

2015年発表の1st。

…これ、メロブラの中でも少なく見積もっても良盤、もしかしたら名盤と言っても良いくらいの作品かもしれません。本当に、この作品の日本盤リリースに踏み切ったHidden Marlyには感謝しかありません。是非、今後ともご贔屓にさせていただきたいものです(笑)。

路線としては、クリアながらややブラックメタルらしいRawさを残したプロダクションの中で、中世的なメロディがトレモロリフ中心に非常にドラマティックに奏でられる、極上にメロディアスなブラック。音質といい、獰猛ながなり声を聴かせるヴォーカルやブラストを中心に攻め立てる苛烈極まりないリズムなど、ドラマ性の中にブラックメタルの衝動性も色濃く息づいているのが本当に素晴らしい。

非常にメロディアスな作風なんですが、メタリックになることで結果的にメロデスにも接近していたNAGLFARや
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ONDSKAPT-Arisen From the Ashes ★★ (2010-06-27 17:59:00)

2010年発表の3rd。
Terrorizer誌で10点中9点を獲得するなど、プレスでの評価も上々。

基本的な路線は、前作と然程変わりませんね。
展開やフレーズなどにメタルとしての基本的な質の高さがありつつも、ブラック特有のどす黒く病的なムードもしっかり根付いている作風。メロディにそれは顕著で、聴くだけで伏魔殿の最深部に取り込まれるような、グロテスクな威厳があるように思います。このバンドはミディアムパートにロック的なリズムも積極的に取り入れてますが、特にそういうパートでこのグロテスクなメロディが効果を発揮しているんですよね。邪悪さや病的さを醸し出しつつも、どこか威風堂々とした雰囲気がある。

前作では様々な表現方法を使っていたヴォーカルが、威厳のある中音域のがなりメインになっているのも、この威風を更に強めてると思う。歌い方こそ纏まってきたものの、相変
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ONDSKAPT-Arisen From the Ashes-Arisen From the Ashes ★★★ (2010-06-27 18:02:33)

音作りこそシンフォな音とは程遠い、スウェディッシュブラック特有の懐の深い闇を演出するようなものですが…個人的にはEMPERORの1stにも似た邪悪さ・背徳性を感じるんですよね。メロディに、人間が本能的に忌避する毒々しさが込められている感じ。

ONDSKAPT-Dödens evangelium ★★ (2008-07-31 21:23:00)

2005年発表の2nd。
…もう裏ジャケなどで使われてるフォントからして期待してしまいますね(笑)

スウェーデンのブラックメタルシーンって、まずDISSECTIONやDARK FUNERALなどの寒々しく疾走するタイプのブラックが多くて、次いでSHININGやSILENCER、LIFELOVERなどの鬱系のブラック、WATAINやFUNERAL MISTのような邪悪方向特化型のブラックが台頭してきているという印象があるんですが、このバンドの音楽性はその後者二つを上手く纏めたようなブラックを演ってますね。

疾走するだけではない、聴かせる展開やリードギターを多く入れ、メタリックな音ながらメロディが救いようのない、乾いた鬱系のものであるところはSHININGにも通じる物がありますが、こっちの方が後半かなりノイジーに疾走するパートがあったりなどカルトな展開があり
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ONE PIECE (2010-12-29 22:47:03)

ごめんなさい、途中で読むの止めちゃいました…。
確かにアーロンやクロ、クロコダイルなど悪役がかっこいい漫画ですよね。
でもちょっと絵がごちゃごちゃしてて目が疲れるのと、話的に週ごとに
追いづらい構成になってる気がする。
最初からコミックスで読み直したら、評価も変わるかな?

OPERA Ⅸ ★★ (2011-10-30 22:14:15)

イタリアのゴシック/ブラックメタルバンド。
女性のデス声使いとして割と有名なCadaveria嬢もかつて在籍してたバンドです。

OPERA Ⅸ-Sacro Culto ★★ (2011-10-30 22:15:00)

98年発表の2nd。
05年にAvangarde、09年にPeacevilleより再発されてます。

ジャンルとしては、ゴシックよりのプログレッシブなシンフォニック・ブラックでしょうか。格調高く、薄暗い耽美さを感じさせるオーケストレーションを武器に、平均1曲10分以上の大作をドラマティックに聴かせる作風。メロディのクラシカルな上品さとは裏腹に、リフは結構がっつり刻むタイプで、スローパートはドゥーミー、ファストパートはスラッシーでなかなか聴き応えのあるサウンド。

この盤でヴォーカルを務めるCadaveriaのデス声は、女性らしい地声が混じるところに、獰猛さが垣間見える声でかなりかっこいい。男性のそれよりも憎々しげに聴こえて、作風とも相俟って、聴いてると薄暗い宮殿の中をゴルゴンだかネメシスだかメデューサだかに延々と追いかけられているような気分になってきます。ク
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OPERA Ⅸ-Strix: Maledictae in aeternum ★★★ (2012-02-13 21:01:08)

2011年発表の6th。

このバンドは2枚目を聴いて、「このムードを保ったまま、メタル部分を強化してくれたらもっと素晴らしくなりそう」と思ったんですが、見事に私の望むとおりの進化を遂げてくれたみたいです(笑)。チャーチオルガンやピアノ、ストリングスなどが奏でる、厳かだけど破滅的な感じもするメロディを、ヘヴィなバンドサウンドが後押しし、宗教的・超自然的な畏怖を感じさせるような、シアトリカルなシンフォブラック。

ただこの作品、宗教的モチーフを使いダークな世界観を見せ付ける、視覚にも訴えてくるようなサウンドを作ってるんですが、メタリックな質感もまた強いんですよね。速弾きのリードが入ってたり、がっつり刻みパートがあったりメロブラとしても聴き応えあり。バンドサウンドにメリハリが付いた事、曲がコンパクトになった事で2ndよりも聴きやすくなった印象。

全体的な
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OPETH-Blackwater Park ★★ (2005-02-28 18:37:00)

こういう音楽はプログレッシブ・デスメタルというカテゴリーに属するんでしょうか?
一曲10分とかの長さの曲が普通に存在するにもかかわらず、冗長さが無いために、
一枚通して聴いた時の充実感、疲労感(笑)はかなりの物になるアルバム。
もう彼等の曲って「Song」「Tune」じゃなく、「Opus」って感じです。
この作品、ギターリフのメロディが凄く印象的ですよね。
へヴィさの中に悲哀のメロディを編み込んでくるリフは、「喪失の渦」という言葉を
連想させられました。ただ、プログレに全く免疫が無い私としては、⑥のような
リフのメロディには新鮮さと共に戸惑いも同時に感じてしまったりした部分も。
そしてそれ以上に凄いのがヴォーカル。
クリーントーンとデスヴォイスの咆哮の使い分けの上手さも然ることながら、
そのデスヴォイスの質が非常に高いように思い
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OPETH-Blackwater Park-Dirge for November ★★★ (2006-04-23 09:31:14)

この曲、歌詞を読みながら聴いてたら殺人事件の被害者にでもなったような気分になってしまった…(笑)最初の4行なんて遊離した魂が死んだ体に戻れなくて嘆いているような雰囲気だし…
まぁ殺人事件ではないにしろ、この曲でアルバムの主人公は死んでしまったんではないでしょうか。次曲のタイトルは「遺影」ともろだし、ラストの「BLACKWATER PARK」は死後の世界を連想させるし…「HARVEST」辺りにも死の予兆が現れている雰囲気がありますし、このアルバムってやっぱり統一された雰囲気があるように感じます。

OPETH-Blackwater Park-Harvest ★★★ (2005-03-08 22:29:07)

デスヴォイスもないですし、演奏時間も6分とコンパクトで更にヴォーカルのメロディも良いという、メタルやプログレのファン以外にも受けが良さそうな曲。
ほんとに、この曲のヴォーカルのハーモニー良いですよね…メロディだけじゃなく、声質まで超好みです(笑)特に低いパートを歌う声は絶品!!

OPETH-Blackwater Park-The Drapery Falls ★★★ (2005-05-07 21:56:24)

これは凄い曲ですね…
イントロから悲しみの渦リフに更にベースがうねりを加えて、全力投球で泣かせに来ているような感じ。後半のメロディアスな歌をフィーチャーしたメロウパートとツーバスを使用したヘヴィパートが目まぐるしく入れ替わる展開も凄絶です。

OPETH-Blackwater Park-The Funeral Portrait ★★ (2005-03-08 22:27:28)

不可思議なノリのあるギターリフを持った曲。
最初聴いた時はめっちゃ戸惑いました。この曲調だと何故かギターソロやクリーントーンのヴォーカルが入ってくると安心します(笑)ヴォーカルはアルバム内では最もキレているのではないでしょうか。シャウトが獣みたいです(笑)

OPETH-Blackwater Park-The Leper Affinity ★★★ (2005-03-08 22:28:37)

OPETHのデスヴォイス入りの作品では初めて聴きましたが、一曲目から容赦が無いですよね(笑)曲の長さ、壮絶なデスヴォイスなど取っ付きにくい要素はあっても、この叙情世界は一度ハマってしまったら…
それにしても、「pierced the night」のところ…随分と気持ちよさそうに絶叫してますね~。聴いてるこっちもいっそ気分が良いです(笑)直後の「ゥヴォ~!!」の絶叫もまたかっこいいです。

OPETH-Damnation ★★ (2005-03-29 21:25:00)

今までの作風の、「静」のパートに的を絞ったような7thアルバム。
私はこの作品からOPETHに入ったんですが、珍しいパターンかも(笑)。
何せ一切デスヴォイス無しですからね…
色々なレヴューを読んでみると、この作品は「メロトロンを使用した、メランコリックで
知的な雰囲気のアルバム」と評されることが多いようです。
「メロトロン?何それ…?」と思ったのでちょっと調べてみると、鍵盤楽器の一つで、
その鍵盤を押すたびに内蔵されているテープに録音されている音が再生されるもので
その性質上、取り扱いや保存が難しく、レア度が高い…という楽器らしいです。
私はこのアルバムにまるで黒白フィルムによる映画をみているような、そんなレトロな雰囲気を
感じたんですが、それもこの楽器の音色から受ける印象が大きいかもしれません。
美しいメロディと雰囲気たっぷ
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OPETH-Damnation-Death Whispered a Lullaby ★★ (2005-05-07 21:56:49)

唯一作詞担当がMikaelではない曲。
この歌詞で「Sleep my child」とか歌われると怖いですね(笑)間奏の掻き毟るようなギターソロがかっこいいです。


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