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OPETH-Damnation-Ending Credits
OPETH-Damnation-Windowpane
OPETH-Deliverance
OPETH-Deliverance-A Fair Judgement
OPETH-Deliverance-Deliverance
OPETH-Deliverance-Master’s Apprentices
OPETH-Ghost Reveries
OPETH-Ghost Reveries-Beneath the Mire
OPETH-Ghost Reveries-Ghost of Perdition
OPETH-Ghost Reveries-Reverie / Harlequin Forest
OPETH-Ghost Reveries-The Baying of the Hounds
OPETH-Ghost Reveries-The Grand Conjuration
OPETH-Lamentations: Live at Shepherd's Bush Empire 2003
OPETH-Still Life-Face of Melinda
OPETH-Still Life-Godhead's Lament
OPETH-Still Life-The Moor
OPETH-Still Life-White Cluster
OPHTHALAMIA
OPHTHALAMIA-Dominion
OPHTHALAMIA-Dominion-Final Hour of Joy
OPHTHALAMIA-Dominion-Great Are the Deeds of Death
OPVS LEVIATHAN
OPVS LEVIATHAN-I : O : I
ORAKLE-Eclats
ORANSSI PAZUZU-Kosmonument
ORCRIST
ORCRIST-Fallen
ORCUSTUS
ORCUSTUS-Orcustus
ORDER OF ENNEAD-An Examination of Being
ORDER OF ORIAS-Inverse
ORDER OF THE EBON HAND
ORDER OF THE EBON HAND-ⅩⅤ : the Devil
ORDER OF THE EBON HAND-ⅩⅤ : the Devil-To Alloces
ORDO DRACONIS-The Wing & the Burden
ORDO OBSIDIUM-Orbis Tertius
ORDO ROSARIUS EQUILIBRIO(ORDO EQUILIBRIO)-Reaping the Fallen...the First Harvest
ORDO ROSARIUS EQUILIBRIO(ORDO EQUILIBRIO)-Reaping the Fallen...the First Harvest-Where Happiness Ruled
OREMUS
OREMUS-Popioly
ORENDA-The Funeral
ORITA
ORITA-Phill
ORITA-Phill-月下美人~tube Rose~
ORITA-Phill-真珠の夢は水の底に沈む
ORITA-Phill-地上の楽園
OSCULUM INFAME-Axis of Blood
OSCULUM INFAME-Manifesto from the Dark Age
OTARGOS-Apex Terror
OTARGOS-Fuck God-Disease Process

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OPETH-Damnation-Ending Credits ★★★ (2005-03-08 22:28:17)

インストだし、タイトルからしてアルバムのエンディング・テーマっぽいんですが、もしかしたらこの曲が一番好きかもしれません。何しろギターによるメロディが良すぎます。3分半ですが、もっと聴いていたい感じ。

OPETH-Damnation-Windowpane ★★★ (2005-10-09 17:23:01)

メロトロンの音色も言うまでもなく良いけど、ギターソロは「これが『泣き』だ!!」って言う程に叙情的なのに、渋い感じも出ていて素晴らしいです。静かな曲ながら、ラストの内面的な盛り上がりはかなりのもの。

OPETH-Deliverance ★★ (2005-02-28 18:36:00)

前作「BLACKWATER PARK」と比較して、ややアグレッシブな方向に傾いた作品。
同じモノクロの世界を演出する音像でも、白を基調とした世界観を聴き手の脳裡に
喚起させる「DAMNATION」に対し、こっちは黒を基調とした暗黒の世界を描き出しています。
正にジャケに偽りなし!!って感じですね(笑)
音楽性自体はアグレッシブさを除いてはそこまで変化した印象は無いんですが、
あのヴォーカル、恐ろしい事に更に進歩しちゃってますね…
前作の、低~中音域での威厳のある咆哮に加えて、今回は中~高音域でのわざと汚く
濁したようなわめきも使ってますが、それが曲の良いアクセントになっています。
これを聴いて、ますますこのヴォーカルが好きになりました。
それと、このバンドのドラマーはジャズを通ってるんでしょうか?
③のハイハット(かな?)の鳴ら
…続き

OPETH-Deliverance-A Fair Judgement ★★★ (2005-03-08 22:27:58)

前作で言う「HARVEST」に当たるであろう、ヘヴィさよりも叙情性に重きをおいた曲。私的なお気に入りポイントは音楽が片方のチャンネルのみになり、アコギの演奏を聴かせてくれる箇所。あそこのメロディは神懸かってると思います。
前作のライナーを読むと、Mikaelはブルースを演奏したりメタルに留まらない音楽への造詣の深さがあるようですね。そんな彼だからこそ出てきたメロディなのではないかと思います。

OPETH-Deliverance-Deliverance ★★ (2005-05-07 21:57:04)

イントロこそアグレッシブですが、割とすぐにメロウパートへ。一曲目にメロウさが少なかった反動でしょうか?激しいデスヴォイスからウィスパリングへと切り替えるヴォーカル、ライブDVDで簡単にこなしていたのには驚きました。最後のリズムは繰り返しすぎな気もしますが、時折入れてくるツーバスのフレーズが良いです。

OPETH-Deliverance-Master’s Apprentices ★★ (2005-03-08 22:27:07)

ライナーでは「MORBID ANGELに通じる物がある」と紹介されていた曲。
確かに前半のツーバスを連打したり、禍々しい暗黒リフを聴かせるヘヴィなパートは通じる物があるかもしれません。後半の叙情パートをデスヴォイスが無理矢理ぶった切るようなパートがかっこよ過ぎる…その後の展開も素晴らしいです。

OPETH-Ghost Reveries ★★ (2005-09-16 21:06:00)

ロードランナーに移籍しての8thアルバム。
しかしクレイドルといい、このレコード会社は良いバンドどんどん取ってくなぁ…
曲的には「STILL LIFE」「BLACKWATER PARK」同様のプログレデスですが、今回はSpiritual
Beggersのキーボード奏者が加入したため、かなりキーが取り入れられた作風になりました。
しかもその音色にハモンドやメロトロンなど、私の好きな物が多いのも嬉しいところ。
あのアナログな雰囲気の音色、OPETHの曲の幽玄さを更に深いものにするのに一役買ってます。
また、今までと比べるとややクリーンパートが増えたように思います。Mikaelの声も従来より
色気のあるものになってますし(息の抜き方、畏怖を感じさせる低音、幽かに震えるような
情感を湛えた唱法…どれも最高)、これも個人的には嬉しい変化ですね。
…続き

OPETH-Ghost Reveries-Beneath the Mire ★★★ (2005-09-13 17:22:28)

メロトロンとギターのメロディが互いに引き立てあうイントロが一気にリスナーの心を掴んでしまう曲。本編も勿論良いんですが、この曲のそれはもしかしたら今まで聴いた全ての曲の中で「かっこいいイントロベスト5」に入ってしまうかも。
ただ、日本盤の対訳を読みながら聴くと思わず笑ってしまう所も。Mikaelが鋭い声で「Master!!!」って叫んでるのに、その部分の訳は「ご主人様」。…どんな召使いなんですか(笑)まぁ、日本盤を買った人の特権ですね。あまり嬉しくないけど。

OPETH-Ghost Reveries-Ghost of Perdition ★★★ (2005-10-09 17:22:31)

2回目の「before you die young」の所の歌と演奏の絡みや、後半の「The Drapery Falls」にも匹敵する哀しみのリフなどパートごとに見ても聴き所は枚挙に暇が無いくらいですが、全体のバランスが恐ろしく良い、名盤中の名曲です。
ごくたまに「メタルは80年代(もしくは90年代前半)で終わった」と言う人を見かけますが、きっとこの曲を聴いたら考え直し猛省する事でしょう(笑)

OPETH-Ghost Reveries-Reverie / Harlequin Forest ★★★ (2005-09-16 21:07:37)

「Reverie」
5曲目のマイナストラックに入っているインスト。
キーボードの音色が凄く好み。自然とHarlequin~にも期待が掛かりますね。
「Harlequin Forest」
そしてその期待を全く裏切らない曲。
今作はMikaelのクリーントーンの時の声が良くなっていると評判ですが、完全にヘヴィ・サイドの曲でありながらそれをかなりフィーチャーしてます。クリーントーンが一段落するとハモンドも入ってきて…最高(笑)。ただラストは引っ張りすぎかも。

OPETH-Ghost Reveries-The Baying of the Hounds ★★★ (2005-10-09 17:22:50)

最初の方のデスメタルサウンドにハモンドが絡んでなんとも言えない空気感を醸し出している所だけでもう虜。この曲はOPETHの中でもリズムがかっこいいですね。特に「Everything you believed is a lie~」辺りのリズムに対しての言葉のはめ方が好き。

OPETH-Ghost Reveries-The Grand Conjuration ★★ (2005-09-16 21:06:50)

今回はこの曲がシングルのようです。
「The Drapery Falls」がシングルなのは分かるけど、これってアルバムでも最も邪悪な曲では…商売っ気、無いですねぇ。しかしOPETHの曲は導入が上手いですね。印象的なイントロから歌メロを暗示させるリフ…キーも入ってかなり荘厳に、っていう流れだけでもかなり引き込まれる。

OPETH-Lamentations: Live at Shepherd's Bush Empire 2003 ★★ (2005-05-07 21:55:00)

2003年発売のライブ&ドキュメントDVD。
ライブが約2時間、ドキュメンタリーが約1時間の計3時間というかなりのボリュームながら、
高い所でも3千円弱、安い所だと2千円切っていたり超お買い得なDVD。
日本のアーティストもこれくらいの値段でDVDを売ってもらいたいものです(笑)
ライブは大きく分けて2部に分かれていて、第一部が「Damnation」の収録曲を中心としたセットリスト、
第二部が「Deliverance」「Blackwater park」からの収録曲を演奏するセットリストになっています。
第一部は「Damnation」の世界観を表現するライブなので、もちろん静かな曲中心なんですが、
「Closure」のラストでややヘヴィになり客がヘドバンするシーンなどもあり、見応え充分です。
知的な音像のシーンですが、Mikaelは時折優しげ
…続き

OPETH-Still Life-Face of Melinda ★★★ (2005-04-22 23:08:10)

この曲のヘヴィパートのリフ、やばいですね…
そこはかとなく優雅で儚げ、それでいてダークな旋律がヘヴィな音圧の中に織り込まれていて、思わずうっとりしてしまいます。前半のアコースティックパートも勿論良いんですが、後にこんなリフが控えてると知ってしまうと、何か「お預け」されたような心境になってしまいます(笑)

OPETH-Still Life-Godhead's Lament ★★★ (2005-04-22 23:07:56)

いつも通りのプログレデスですが、この曲はOPETHの楽曲の中でも最も素晴らしい歌メロを持っていると思います。こんなにロマンティックで哀愁を感じるメロディ、歌謡曲のミリオンヒットを探したってそうそう見つかるもんじゃないですよ…

OPETH-Still Life-The Moor ★★★ (2005-05-10 22:24:11)

この一曲だけでも楽しめるって言う意見には心から同意します。
二重になったイントロがいやがおうにも期待を煽りますが、その期待を裏切るどころか2倍にして返すくらいの超名曲。この曲もほんとに歌メロがいいですね。一緒に口ずさみたくなります。

OPETH-Still Life-White Cluster ★★★ (2005-05-10 22:23:56)

コンセプトアルバム「Still Life」の有終の美を飾る、ドラマティックな展開の曲。特に6分半くらいの所は言葉では表せないほどの劇的なメロディが渦を巻いています。この部分、ほんとに神懸かってるとしか思えない…ラストにアルバムの世界を閉じるようなインストもあり。

OPHTHALAMIA ★★ (2009-01-06 19:14:00)

ノルウェー・ブラックの重要人物ITらによるバンド。
DISSECTIONのJon Nodtveidtが参加していた時期もあったとか。

OPHTHALAMIA-Dominion ★★ (2009-01-06 19:10:00)

98年発表の4th。

このバンドはDISSECTIONのメンバーが在籍していた事でも知られていますが、ミディアムテンポを中心としたゴシック寄りのメロデスに近いブラックながら、泣きメロのセンスなんかはかなりDISSECTIONを思わせるものがあると思います。

DISSECTIONはトレモロリフや疾走を巧みに用い寒々しさや血腥い邪悪さを表現してましたが、このバンドの音から伝わるのはどこかロマンティックな感覚。このバンドはITの創作した幻想文学を中心のコンセプトに据えているらしいですが、バンマスがサタニストとしての死を選ぶ程サタニズムに傾倒していたDISSECTIONとは、根本的に向いている方向が違うのかもしれません。

このバンドも後期DISSECTIONや最近のSATYRICON同様、ロック/メタル寄りのブラックっぽくないリズムをかなり取り入れてます
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OPHTHALAMIA-Dominion-Final Hour of Joy (2009-01-06 19:13:30)

ロックンロールっぽいノリノリなリズムに、ブルージーな渋い泣きメロ…うぅ、こういう雰囲気って苦手…(苦笑)。でもこういう音の中で、ブラック由来のトレモロが出てくる展開は結構インパクトあります。

OPHTHALAMIA-Dominion-Great Are the Deeds of Death ★★★ (2009-01-06 19:14:16)

この曲は本当にDISSECTIONが演ってもおかしくないようなメロディですね…DISSECTIONが2ndの曲作りで、ミディアム中心の方向に行こうとして方向修正しお蔵入りになった曲といったら騙されそう。ヴォーカルもJonのスタイルに似ていながら、迫力の面でも肉薄する物があると思う。

OPVS LEVIATHAN ★★ (2014-04-12 14:08:43)

コロンビア産ブラック。
以前はLEVIATHANの名で活動していたらしいです。

OPVS LEVIATHAN-I : O : I ★★★ (2014-04-12 14:10:06)

2012年発表の1st。
CDショップのブラックコーナーで見かけて、横ジャケのバンド名・アルバム名から何か神秘的なものを感じ、ずっと気になっていたんですが…遂に思い切って購入(笑)。…そんな経緯で買ったんですが、何気に素晴らしいアルバムで驚きました。

路線としては、ペイガン風味をベースに、時折中近東風味だったり北欧ブラックの土着の邪悪さを醸し出したりする叙情的メロディを、ブラックらしいトレモロリフやギターのハモリなどを駆使して聴かせつつ、妖しげなクリーンや儀式的なアコースティックパート、要所で楽曲に彩りを与えるキーなども取り入れ、ドラマ性たっぷりに展開するメロディアスなブラックメタル。このバンドは「エピック・ブラック」として認識されているようですが、正にエピックの名に恥じない、ドラマ性・構築性の高い作風。

…なんですけど、構築性が高い作風で、高品質にもか
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ORAKLE-Eclats ★★★ (2015-06-03 22:04:32)

2015年発表の3rd。

…これは最早ブラックメタルというより、エクストリームメタルの要素も若干あるプレグレメタルと言った方が良いくらい、プログレ要素の濃いブラックですね。ディープなグロウルや疾走パートなどもあるものの、基本的にはジャズに影響されたような引っ掛かりのあるリズムと、それを中心に展開される知性的アンサンブルで聴かせる音で、ヴォーカルもマイルドなクリーンパートの比率がかなり高め。

個人的に特筆すべきなのは、楽曲の雰囲気にEMPERORの「Prometheus」アルバムであるとか、IHSAHNの「After」以降のプログレ・前衛路線を強めた作品群であるとか、あれらの作品と共通するような、ダークな神話的・神秘的な世界観が感じられることですね。特にギターの、熱に浮かされながら悪夢を見ているかのような、生理的な部分にまで訴えかけてくる神秘性を感じるフレーズが
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ORANSSI PAZUZU-Kosmonument ★★★ (2012-02-03 21:20:18)

2011年発表の2nd。
某所で妙にプッシュされてたので買ってしまいましたが、素晴らしいですね。

路線としてはバンドサウンドに、キーボードのみならずサウンドエフェクトやインダストリアルノイズなども絡め、ARCTURUSやLIMBONIC ART、DARKSPACE等のバンドとも異なる、独特の奇妙な宇宙観を演出する、アヴァンギャルドなブラックメタル。スペースデブリの浮遊する宇宙空間の中に意識だけが浮遊し、やがて自分もその一部となっていくかのような、瞑想的な雰囲気を持った作品。

妙に太く、脈動する様が聴き手をトランスに持っていくようなベースラインと、音像を抽象的なものにするギターノイズ、効果的に用いられるサウンドエフェクトのコンボによる世界観の演出はやはり巧みで、リアルに宇宙から降り注ぐ有害な放射線を浴びながら漂ってるような感覚を覚えます。基本浮遊感のあるミ
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ORCRIST ★★ (2012-02-01 20:40:49)

イタリアのブラックメタルバンド。
ISVINDのGoblin氏が在籍。

ORCRIST-Fallen ★★ (2012-02-01 20:42:19)

2010年発表の5th。

ILDJARNのトリビュートにも参加した経験のあるバンドの現時点での最新作…ということらしいですが、もうこれは絵に描いたようなプリミティブ・ブラックですね。土砂が崩れるようなノイズから、仄かにメロディが漏れ聞こえてくるようなリフといい、ミニマルなリズムを用いた陶酔誘発系の音像といい、典型的なこのジャンルの音。時々メロウなトレモロが出てくるのも「いかにも」って感じです。
個人的に特筆したいのはリズムの上手さですね。疾走パートもミディアムパートも、速すぎず遅すぎずで心地良く聴けるテンポを常に守って展開している感じ。このリズムの上手さもあり、プリブラの催眠的な感じはしっかり演出できてると思う。

また、この手には珍しく、1曲目ではクリーンヴォーカルが入ってますが…低音は不気味さを出せてますが、中~高音は絶妙なヘタウマ加減で変に味があるん
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ORCUSTUS ★★ (2010-04-04 18:00:00)

Vo/Gtを担当するTaipanを中心に、GORGOROTHのInfernusとTormentor、
ENSLAVEDのDirge Repによって結成されたバンド。バンド名の由来は、
ex-EMPERORのBard Faustが発行していたファンジンに因むものだとか。
ちなみに、GORGOROTHの2名は既に脱退してしまった模様。

ORCUSTUS-Orcustus ★★ (2010-04-04 17:57:00)

2009年発表の1st。

ノルウェーのブラック界の重鎮が集まり、クラスト/ハードコアとクロスオーヴァーしたブラックメタルを演るという事で、最近のDARKTHRONEのような音を想像していましたが…確かに、リズム面でハードコア要素を取り入れてはいるものの、それらがブラックから離れるのではなく、オールドスクールに聴こえるように作用していたり、ヴォーカルは典型的なブラックの高音絶叫だったり、Gaahl在籍時のGORGOROTHに近いかなり直球なブラックメタルを演ってます。

GORGOROTHと比べると、オーガニックな暗黒美を演出するトレモロリフが更に重用されたり、野蛮かつオールドスクールな風味を強めるハードコアのリズムを取り入れている分、よりアングラな雰囲気。高音域のノイジーさが強く、ヒリヒリとした殺伐さを醸し出しつつ、決して外で聴けないほど悪くはないプロダクション
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ORDER OF ENNEAD-An Examination of Being ★★ (2011-05-12 20:08:27)

2010年発表の2nd。

DEICIDEのドラマーが参加していると言う事ですが、ブルータリティの中に、地獄の瘴気を潜ませる本家のドロドロ感と比べると、こっちは豪速のブラストビートにしろ、喉が千切れそうなブラック絶叫にしろ、どこかカラッとした仕上がりで、悪い意味でなく聴きやすい路線ですね。禍々しいというより、純粋に「かっこいい」という言葉で褒めたくなる感じ。

特にそれを感じるのがギターソロ。ブルデス並の豪速パートには似つかわしくないような、クラシカルでテクニカルな速弾きまで披露していて、それが曲のフックになってると思う。このアルバム、メタリックなソロを入れても、ブルータリティが低減しない曲作りになってるのが凄いんですよね。単にギタープレイに酔い痴れるというよりは、疾走してたら巨大なファンに巻き込まれてズタズタになるような迫力を加味してると思う。


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ORDER OF ORIAS-Inverse ★★★ (2012-01-29 23:45:45)

2011年発表の1st。
良質なブラックの作品を数多く出し、ブラック好きの間でも話題のWorld Terror Committeeよりのリリース。

タイプとしては、割とストレートなブラックメタルで、超メロウなリフだったり激ファストなリズムだったりといった分かりやすい特徴こそないものの、闇がふつふつと煮え滾るような、邪悪さをたっぷり含んだリフと、悪魔の代行者として相応しい威厳のあるがなりヴォーカルが、宗教的などす黒さを醸し出す真性な音で、作風としてはNED系のバンドに通じるものがあると思う。

スピリチュアルな雰囲気満点の作風の割に、刻みリフをある意味キャッチーに聴かせたり、長めのギターソロがあったりなど、メタリックなパートもかなり多く設けているのが特徴で、特にギターソロの邪悪と甘美が入り混じったメロディはほんといいセンスしてると思う。ヴォーカルの、如何にも
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ORDER OF THE EBON HAND ★★ (2010-07-10 15:09:00)

ギリシャ産ブラックメタルバンド。
バンド名はカードゲーム「Magic the Gathering」より。
NOCTERNITY、SEPTIC FLESHのメンバーが絡んでます。

ORDER OF THE EBON HAND-ⅩⅤ : the Devil ★★ (2010-07-10 15:07:00)

2005年発表の2nd。

基本的には豪速ブラストを軸に攻める、DARK FUNERALやENDSTILLEと同系統のファスト・ブラックで、DFと比べるとリフのメロディに起伏が少なく、その分摩擦的な感触が強い所は、ENDSTILLEの方が近いかもしれません。ただ、キャッチーではないものの、時に超が付くほどメロウになるリフ、亡霊的なクワイアやキーボードの導入により、それらのバンドにも劣らない魅力が備わっているように思います。ヴォーカルもENDSTILLE並に遠慮のない思い切った絶叫で気持ちいい。

しかし、この作品の凄さはファスト曲とミドル曲の温度差にこそあるのかもしれません。前述したように、ファストな曲はいわゆる「業火系」とでも言えそうな凄まじさですが、ミドル曲はモダンなリフ捌きやサックス、SEなどを導入し、うって変わってゴシック的・オカルト的なムードを醸し出して
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ORDER OF THE EBON HAND-ⅩⅤ : the Devil-To Alloces ★★★ (2010-07-10 15:09:20)

ファスト系の曲の中ではアルバム1かっこいいと思う。
頭から凄まじいまでのメロウさを撒き散らし疾走。主張しすぎないキーもオカルト的なムードを過不足なく演出。

ORDO DRACONIS-The Wing & the Burden ★★★ (2012-04-01 22:04:42)

2001年発表の1st。
これ、マイナー物件の中では相当良い線行ってる作品だと思います。

とにかくクサくてど派手な、クラシカルなキーボードアレンジが持ち味のシンフォニック・ブラック。「出し惜しみ」とか「勿体を付けた」とかいう表現とは一切無縁の、思わず笑いが込み上げて来そうになるほどクサいキーボードメロは、壮麗さも行き過ぎるとちょっとアホっぽく聴こえるなぁ…と、妙な所に感心してしまうほど(笑)。もちろん良い意味でです。

ギターワークはキーボードを立てるように刻む箇所も多いですが、主導権を握るパートではクラシカルでクサい泣きメロをがっつり弾いてみせたり、トレモロリフを駆使して音像を更に飾り立ててみたりで、アレンジの方向性は本当に派手に派手を重ねてドラマティックに仕立て上げている感じ。これと比べるとまだCOFやDIMMUは高尚さというか、上品さが残ってしまって
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ORDO OBSIDIUM-Orbis Tertius ★★ (2012-01-25 19:28:52)

2011年発表の1st。

DISK UNIONでトレモロリフ愛好家にお勧めされていたので、ついレジに持っていってしまった1枚。確かにトレモロリフ含有量の非常に多いブラックメタルなんですが、ドゥーム的な引き摺るようなギターリフ、灼けつくような物悲しさを感じさせるギターメロなどもあり、トレモロ一本槍な作風という訳でもないですね。ゾンビの腐肉が剥がれ落ちるかのごとく、ノイジーな音像の中で鳴り響くトレモロリフの使われ方といい、BURZUMのスタイルに近い発狂絶叫ヴォーカルといい、疾走パートは多いものの鬱ブラックに近いムードを持った作品。

トレモロリフは不気味に蠢くような使われ方が多いんですが、所々高音でキリキリした質感を強調させたり、メロディを浮き上がらせたり、聴かせ方のバリエーションもいくつか備えてますね。特にヤバいのはメロディアスさを前面に出すパートで、もう一歩踏
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ORDO ROSARIUS EQUILIBRIO(ORDO EQUILIBRIO)-Reaping the Fallen...the First Harvest ★★ (2008-08-22 00:58:00)

おそらく95年発表の1st。
基本的には、CDをセットしてかけるだけで家のコンポやプレイヤーが暗黒の波動を
発生させる装置に早変わりしてしまうようなダークアンビエント/インダストリアルで、
ダークアンビエント寄りのブラックメタルやレーベルメイトのRAISON D'ETRE辺りが好きなら
ツボにはまりそうな、ひたすらに病んだ世界を演出してます。
こういう曲調で女性ヴォーカルの語りとかが入ると、異次元からの呼び声のようにも
聞こえますね…。特に恐いのはラストの曲、ただでさえ呪文っぽい声がサンプリングされて
根源的な恐怖を煽るのに、終わった後「アンコール」と称して同じ曲をもう一度繰り返す辺り、
意図が読めなくて更に恐い。
しかし最も恐いのは、フォークの弾き語りと呪術ドローンを足したような数曲かもしれません。
タナトフォビアといって、仕
…続き

ORDO ROSARIUS EQUILIBRIO(ORDO EQUILIBRIO)-Reaping the Fallen...the First Harvest-Where Happiness Ruled ★★★ (2008-10-21 19:28:17)

フォークを硫酸で溶かして、爛れたダークアンビエントになってしまったかのような恐ろしい雰囲気の曲。よくもまあこんな恐い表現方法が思いつくなぁ…と、妙に感心してしまいます(笑)

OREMUS ★★ (2013-02-18 12:38:42)

ポーランド産ブラックメタル。
BLAZE OF PERDITIONメンバーによる別働隊。
バンド名はラテン語で「我等祈らん」の意で、祈りの前に捧げる言葉だとか。

OREMUS-Popioly ★★★ (2013-02-18 12:39:50)

2011年発表の1st。

BLAZE OF PERDITIONのメンバーによるサイドプロジェクトの1枚目の作品ということですが…クリアながら、ブラックメタルらしい生々しさとコシの強さも備えた良質な音作り、鬼気迫るような威圧感を感じる、威厳のあるヴォーカルのがなり、如何にもブラックメタルといった荒涼感や毒々しさのあるトレモロリフなど、かなりBLAZE OF PERDITIONと共通した特徴を持つサウンド。正直本隊のアルバムに入ってても違和感無い曲ばかりだと思う。

ただ、あくまで「若干」ですが、こちらの方が本隊よりもメタリックな聴きやすさが控えめで、ブラックの儀式めいた邪悪さを押し出している印象はありますね。4曲35分という大作主義の構成、執拗な邪悪フレーズの繰り返しも含む展開、荒涼感を重視したスロー~ミドルパートにも時間を割く作風など、聴き手を世界観に引き込むこ
…続き

ORENDA-The Funeral ★★ (2014-06-16 23:59:33)

2007年発表の2nd。

発売元がNo Colours、ブラックメタルのディスクレビュー本でも取り扱われていたアルバムで、ある程度有名な作品なのかもしれませんが…出音はかなりマニアック。まず耳を刺す系の鋭さではなく、押し潰されるような抑圧的な感触の強い、ザーザーしたノイジーリフの支配するプロダクションがかなり強烈。暴虐さよりも聴き手をトランスに導く事に重きを置いたような、シンプルな疾走を中心としたリズム、それを軸としたほぼ最低限の展開など、カルトなプリミティブブラックの様式を踏襲。

ただ、ノイズの中から幽かに漏れ聞こえてくるようなメロディの使い方がかなり上手く、決してマニアックなだけな作品になっていないのも特徴ですね。ノイズの雪崩に押し潰され、意識が遠のく中で僅かな光の明滅を見ているような感じ。それを奏でるトレモロやキーボードの音色自体もかなり神秘的なんですが
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ORITA ★★ (2007-06-23 03:52:00)

クラシックをルーツに持つコンポーザーであるナルキさんと、KIRCHEのヴォーカルで
あのZABADAKへの参加経験もあるミトセノリコ(←何故かORITAでは片仮名)さんのユニット。
KBBの壷井さんがヴァイオリンで参加したり、シンガーがKIRCHEに在籍していたりする事
からもわかるであろう叙情プログレ寄りの、幻想的な景色の見える音は絶品。
…なんですけど、CD5曲入りで2100円は高い…(涙)

ORITA-Phill ★★ (2007-06-23 04:18:00)

2003年発表の、5曲入りデビューミニアルバム。
タイプ的には、神秘的な女性Voをフィーチャーした幻想的な音楽で、やはりシンガーである
みとせのりこさんのプロジェクトのKIRCHEや、初期ZABADAK、初期ALI PROJECT辺りを
引き合いに出せそうな音。ただ前述のアーティストと比べると歌メロはキャッチーではなく、
音に融けていくようなメロ使いになっていたり、リズムトラックもちょっとパーカッションが
入る程度の静かなものになっていたり、ポップ性よりも情景描写により重きを置いた感じ。
KIRCHEの「Mirage of Sand」「水夢」などプログレ色の強い曲が好きな人にお勧め出来そう。
この音を語るのにASTURIAS(日本のプログレ)なんかが引き合いに出されているのを見た事が
ありますが、確かに情景描写の巧みさでは共通するのかもしれ
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ORITA-Phill-月下美人~tube Rose~ ★★★ (2007-06-22 22:05:20)

3拍子が際立った音、ちょっとZABADAKっぽいかも?
ピアノと歌の余りにも美しい絡みに、脳内のアルファ派が根こそぎ出されそう…私はあまりの心地良さに、初聴きからして寝ました(笑)。…ぶっちゃけ二回目も寝ました(笑)。ホントの意味で「夢心地」なサウンド。

ORITA-Phill-真珠の夢は水の底に沈む ★★★ (2007-06-22 22:06:59)

アルバム中でこれが一番好き…かも。
やっぱり壷井さんのヴァイオリンは良いですね。静謐な森の中に佇む、清い水を湛えた噴水。サウンドをそう表現するなら、ヴァイオリンはその周りを舞う蝶って感じ。歌メロも結構耽美&ダークな部分がありつつ、コブシ的な音程移動なんかもあって印象に残る。静かなドラマ性を湛えた、神秘的な名曲。

ORITA-Phill-地上の楽園 ★★★ (2007-06-22 22:07:55)

アルバム最後の曲にして、最も壮大なメロが聴ける曲
例えるなら、ファンタジー系の冒険譚のフィナーレで、主人公達の目の前に緑の楽園が広大に広がるシーンをバックに「The End」って出てる感じです。本当に天国に逝って人生も「The End」になりそうな心地良さ(笑)。しかし、ラストの声は結構びっくりしましたね…。

OSCULUM INFAME-Axis of Blood ★★★ (2015-08-18 21:35:01)

2015年発表の2nd。

以前購入した90年代半ばの音源集が素晴らしい内容だったので、新作であるこちらも購入したんですが…はっきり言って感動的な素晴らしさですよ、これ…。特にプリミティブブラックのバンドが持っている、衝動性やカルト性…それらを全く希釈することなく、クオリティの高さも追及したらどうなるのか…その答えがここにあるといっても過言ではないかもしれません。

スタイル自体はもうホント純粋に、何の衒いもないブラックメタルという感じですが…全てに於いてカルト音源としてのハイレベルさがありますね。ややノイジーさを残し、爛れた邪悪さを演出するプロダクションといい、メロウなトレモロを上手く配置しつつオールドスクールな刺々しさも感じさせる、起伏のある楽曲構成といい、悪意しか感じられないヴォーカルといい…。「これが聴きたくてブラック聴いてる」というくらい、ど真ん中の音な
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OSCULUM INFAME-Manifesto from the Dark Age ★★★ (2014-06-13 19:27:13)

2010年発表の音源集。
94年発表のデモ「Sadomatic Impure Artgoat」、95年発表のデモ「I’a Aem’nh S’hat’n」、96年発表のFUNERALとのスプリットに収録された2曲を纏めたコンピレーション盤で、イントロ等を含めて14曲となかなかのボリュームのある作品。

「Sadomatic Impure Artgoat」
まずこの音源がかなり素晴らしいです。1994年といえばMAYHEMの「De Mysteriis Dom Sathanas」やDARKTHRONEの「Transylvanian Hunger」などの伝説的なアルバムがリリースされた年でもありますが、これらノルウェーのブラックから良い影響を受けているな…というのが伝わる作品。リフに込められた陰湿で呪わしい雰囲気はMAYHEMに、Rawで衝動性の高い、シンプルな楽曲構成は
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OTARGOS-Apex Terror ★★ (2014-10-02 22:31:03)

2013年発表の5th。

前作は未聴ですが、前々作「Fuck God-Diseased Process」はDEATHSPELL OMEGAが「Si Monumentum~」アルバムで描いた、宗教的暗黒美を引き継ぎつつ、もう少し北欧のオーソドックスなブラックに近付けたような印象だったんですが、大分作風が変わりましたね。音作りのクオリティが高いのは相変わらずですが、サイバー系にも通じるような無機質でインテリジェントな雰囲気があったり、エクストリームメタル的ヘヴィネスがより強調されたことで、以前よりも直接に宗教性や暗黒性を志向しなくなった感じがします。

この変化によって、「ありがちな感じ」からは大分遠ざかったように思います。例えば1曲目の、聴いているだけで耳から神経線維を引きずり出されそうなトレモロを始め、一般的なブラックではあまり聴けないような感覚の、でも耳を惹く
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OTARGOS-Fuck God-Disease Process ★★ (2010-06-10 06:25:00)

2009年発表の3rd。

GRORIOR BELLIやMERRIMACKの近作同様、DEATHSPELL OMEGAの「Si Monumentum~」アルバムが、フランスのブラックメタルシーンにおいて如何に強い影響を及ぼしたのかが垣間見える一枚。オーソドックスな、「ブラックにおける正統派」とでも言うべき作風ですが、宗教色濃厚な雰囲気作りは確実にDSOのあの作品の影響下にあると思う。

特に、歪んだアルペジオが奏でる、叙情性よりも不穏さが極めて強いメロディは、DSOの「Si~」を聴いた事がある方なら、確実にあのアルバムを思い浮かべると思う。ただし、DEATHSPELL OMEGAの「Si~」がプリミティブブラックを、ある意味崇高にも聞こえる宗教性やドラマティックな展開でブラッシュアップしたような作風だったのに対し、このバンドの音楽性はキレのいい刻みリフや、メロウな
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