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PECCATUM-Amor Fati-One Play. No Script.
PECCATUM-Amor Fati-Rise, Ye Humans
PECCATUM-Amor Fati-THE WATCHERS MASS
PECCATUM-Lost in Reverie
PECCATUM-Lost in Reverie-Black Star
PECCATUM-Lost in Reverie-Desolate Ever After
PECCATUM-Lost in Reverie-In the Bodiless Heart
PECCATUM-Lost in Reverie-Parasite My Heart
PECCATUM-Lost in Reverie-Stillness
PECCATUM-Lost in Reverie-The Banks of This River Is Night
PECCATUM-Lost in Reverie-Veils of Blue
PECCATUM-Oh,my Regrets
PECCATUM-Oh,my Regrets-Blood Red Skies
PECCATUM-Oh,my Regrets-Oh,my Regrets
PECCATUM-Strangling from Within
PECCATUM-Strangling from Within-An Ovation to Art
PECCATUM-Strangling from Within-Speak of the Devil (As the Devil May Care)
PECCATUM-Strangling from Within-The Change
PECCATUM-Strangling from Within-The Song Which No Name Carry
PECCATUM-Strangling from Within-Where Do I Then Belong
PECCATUM-The Moribund People
PECCATUM-The Moribund People-A Penny's Worth of Heart
PECCATUM-The Moribund People-For All Those Who Died
PECCATUM-The Moribund People-The Moribund People
PENDULUM
PENDULUM-Les Fragments du Chaos
PENSEES NOCTURNES-Grotesque
PENTEMPLE-O))) Presents...
PERDITOR-Divine Riddles
PERGALE
PERGALE-Horizontalios Maldos Palaima
PERMIXTIO-IL CANTO DEI SEPOLCRI
PERPETUAL DREAMER-PERPETUAL DREAMER Ⅰ
PERSEFONE-Core
PERSEFONE-Core-SEED - CORE & PERSEPHONE
PERSEFONE-Core-Sanctuary - Light & Grief
PERSEFONE-Core-UNDERWORLD - THE FALLEN & THE BUTTERFLY
PERUNWIT-Wszystkie odcienie szarości
PERUNWIT-Wszystkie odcienie szarości-Bys Wiedzial, Gdzie Zyjesz I Umrzesz
PERUNWIT-Wszystkie odcienie szarości-Nowe Pokolenie
PERUNWIT-Wszystkie odcienie szarości-Piesn O Sloncu, Plodnosci, Narodzinach, Zyciu I Smierci
PERUNWIT-Wszystkie odcienie szarości-Wszystkie Odcienie Szarosci (kolejne Odsloniecie Ksiezyca / Za Szarym Cieniem)
PEST (GERMANY)-Tenebris Obortis
PEST (SWEDEN)-The Crowning Hprror
PESTE NOIRE-Folkfuck Folie
PESTE NOIRE-Folkfuck Folie-Amour ne m'amoit ne je li
PESTE NOIRE-Folkfuck Folie-Condamne a La Pondaison (legende Funebre)
PESTE NOIRE-Folkfuck Folie-L'envol du grabataire (Ode à Famine)
PESTE NOIRE-Folkfuck Folie-La césarienne
PESTE NOIRE-Folkfuck Folie-La fin del secle

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PECCATUM-Amor Fati-One Play. No Script. ★★ (2004-05-11 20:56:14)

空間(というかヘッドフォンの左右のチャンネル)を利用したイントロとティンパ二(多分)を利用した戯曲的な感じのするアウトロが印象に残る一曲。
この曲はEMPERORの楽曲よりも音圧は控えめで、そのためにIHSAHNのデス声が際立って聞こえるんですが、改めて「怖い声だなぁ…」と思いました。ヒステリックさと冷酷さを兼ね備えた声ですね。

PECCATUM-Amor Fati-Rise, Ye Humans ★★ (2004-05-10 05:26:45)

IHSAHNの品格と威厳を兼ね備えた語りと歌唱から始まる、シングル盤「Oh,My Regrets」にも収録された楽曲。
曲の真ん中の「Oh ye humans」からのパートが凄くかっこいいです…が、この終わり方はちょっとどうかとも思う。いくらなんでも、「The past,the judge」を繰り返しすぎ。ここだけはもう少し簡潔な方が良かったかも。

PECCATUM-Amor Fati-THE WATCHERS MASS ★★★ (2004-05-10 05:25:38)

#9、#10の2トラックに渡って展開するドラマティックな曲。
#9は天使が舞い降りてきそうな(?)荘厳さのある静かな曲で、#10に入るとIHSAHNのデス声と共に疾走します。最後はまた静かな荘厳系パートで終わり…って感じの曲で、最後を飾るに相応しいフックのあるメロディを持っていると思います。

PECCATUM-Lost in Reverie ★★★ (2004-06-03 21:59:00)

いつの間にか出てた、PECCATUMの3rdフルアルバム。
日本は情報が入ってこなくて困りますね(笑)

とりあえず、何回か聴いてみての印象なんですが…なんとなく、美術館で圧倒的な絵画を目の前にした時のような感じのするアルバムだと思いました。技法とか細かい事はよく分からないんだけど、圧倒されるというか、引き込まれるというか…
また歌詞に「swim」「soak」「river」等と水をイメージする単語が頻繁に登場する事や、アートワークにIhsahnとIhrielがボートに乗っている物があったりする事からそう感じるのかもしれませんが、聴いていると何か液体の中を漂っているような感じのする印象も受けました。

具体的な音の方ですが、まずLord PZがSource of tideに専念するという理由で脱退したため、トリプルボーカルからツインボーカルへと変わってい
…続き

PECCATUM-Lost in Reverie-Black Star ★★★ (2004-06-03 21:58:20)

少しブラック色を感じる、激しいパートがある曲。
この激しいパートで聴かれるギターリフが滅茶苦茶かっこいいです!!割とそのパートが占める割合は少ないですが、そこ以外の静かなパートも聴き応えがあって良い曲です。

PECCATUM-Lost in Reverie-Desolate Ever After ★★★ (2004-06-04 22:36:17)

この曲、まずイントロに蝿の羽音らしき音をサンプリングしてる時点で驚きでした。更にインダストリアルっぽい破壊音を取り入れたリズムセクションが登場してまた驚き…ホントにIhsahnって一箇所に留まれない人なんだなぁ…と、改めて実感させられる曲でした(そういえばEMPERORのアルバムも全部カラーが違う…)。
個人的に気に入っている所は静謐なパートに微かに破壊音が聞こえてきて、不穏な空気が漂ってくる所の雰囲気です。なんか遠くから真っ黒な雷雲が近付いてくるのを見てるような嫌な予感がします。

PECCATUM-Lost in Reverie-In the Bodiless Heart ★★ (2004-06-18 03:15:39)

私だけかもしれませんが、架空の南の楽園にいるような爽やかさをこの曲からは感じます。
何だかもう1stアルバムで見せたような耽美な雰囲気の曲からは想像もつかないアプローチです。何となく、神々がバカンスしているようなイメージの曲。

PECCATUM-Lost in Reverie-Parasite My Heart ★★★ (2004-06-18 03:15:59)

この曲は頭のブラックっぽいパートにIhsahnの叫び声が入ってますが、EMPEROR時代の音源よりも更にパワーアップした声を聴かせてくれます!!そのパートはすぐ終わってしまい、ピアノを基調とした美しいパートに入っていきますが…もの凄く両極端な曲なので、初めて聴くと殆どの人は戸惑うでしょう(笑)

PECCATUM-Lost in Reverie-Stillness ★★★ (2004-06-18 03:16:17)

時を刻む秒針の音や時計のネジを巻き戻すような音がなんとも言えない緊張感を与えている曲。とにかく雰囲気のある曲で、聴いていると時空の狭間で押し潰されるような不安な気分になってしまいます。よく「絵画的な音楽」というような表現を耳にしますが、この曲では自分の脳裡に時間をモチーフにした抽象画の映像が浮かんできました。
夜中に目が醒めて、ふと「自我の消滅」へと考えが至ってしまった時のようなシリアスな恐怖感は、並みの「ホラーチック」と表現されるブラックメタルの比ではありません。

PECCATUM-Lost in Reverie-The Banks of This River Is Night ★★★ (2005-05-18 22:33:52)

前曲「STILLNESS」で狂気に陥った精神を優しく元に戻すような美しいバラード。
サウンドもストリングスとピアノ、そしてIhrielの歌だけととてもシンプルで、この異常に作り込まれたアルバムのラストとは思えないくらい聴きやすいです。正直言うと、「STILLNESS」のような本気で恐ろしくなるような曲で終わらなくて良かったと思う…

PECCATUM-Lost in Reverie-Veils of Blue ★★ (2005-05-17 19:35:24)

全体的に、知的で静謐な雰囲気を漂わせた曲。
聴き所は可憐な声が皺枯れた声になる様を表現したIhrielのヴォーカル、超絶技巧的なフィルが聴けるドラムパートでしょうか。

PECCATUM-Oh,my Regrets ★★ (2004-05-10 05:23:00)

「AMOR FATI」にも収録の「Rise,Ye Humans」、表題曲の「Oh,My Regrets」、
Judas Priestのカヴァー曲「Blood Red Skies」の3曲からなるEP。
このCDではとにかく「Blood Red Skies」が本当に素晴らしいです。
8分くらいの曲ですが、全くダレさせることなく徹頭徹尾美しいメロディ
ストリングスを多用した華麗なアレンジ、そしてPECCATUM自身の曲では
あまり見られなかった程のキャッチーさで最後まで聴かせてくれます。
ブラック好きに勧められるかといったら疑問符が残りますが、
美しいメロディにどうしようもなく惹かれる人は是非購入してもらいたいCDです。

PECCATUM-Oh,my Regrets-Blood Red Skies ★★★ (2004-05-10 05:24:44)

Judas Priestのカヴァー曲。
原曲は知らないのですが、PECCATUMの曲にしてはかなりキャッチーでサビがはっきりしてるために凄く聴きやすく、しかもかっこいいです。ストリングスの叙情的なメロディのアレンジが綺麗です。

PECCATUM-Oh,my Regrets-Oh,my Regrets ★★★ (2004-05-11 20:55:59)

「The Change」と並んで疾走感のある楽曲。
変則的なリズムでの疾走感が心地良いです。この曲ではIHRIELのソプラノが綺麗な声から、なんか「マダム」って感じの鼻にかかった声になるのが微妙に印象的(笑)途中のLORD PZの熱唱もなんだかスゴイです…

PECCATUM-Strangling from Within ★★ (2004-05-10 05:24:00)

PECCATUMの1stアルバム。

2ndに比べるとIHRIELのソプラノにコシが無いのと音質が楽曲とあっていない感じがするのが少しネックですが、神秘的な雰囲気で言ったならこのアルバムの方が上だと思います。とにかく綺麗で、繊細な感じのするメロディが私的には凄くツボです。一曲目のインスト( 喋り声)でチェンバロが使われていますが、EMPERORのラストアルバムがPECCATUMっぽいと言われているのはこの要素が大きいかもしれません。

PECCATUM-Strangling from Within-An Ovation to Art (2004-05-11 20:55:06)

EMPERORの「INNO A SATANA」にも通じる、クラシック風のインスト。
メロディが凄く綺麗ですが、他の曲と比べ何故かなんだか随分音が小さい…ので星は一つです。

PECCATUM-Strangling from Within-Speak of the Devil (As the Devil May Care) ★★ (2004-05-10 05:25:13)

いくつかのパートに分かれている、どこか神秘的な雰囲気のある楽曲。
とにかく雰囲気が良く、しかもソプラノのメロディが取っ付きが良くていい感じです。

PECCATUM-Strangling from Within-The Change ★★ (2004-05-10 05:29:40)

PECCATUMにしては珍しい、疾走感のある曲。
この異常に早いドラムは多分打ち込みだと思います(IHSAHNがやってたら面白いかも・笑)。リフのメロディもかっこいいです。

PECCATUM-Strangling from Within-The Song Which No Name Carry (2004-05-11 20:55:41)

ゴシック・ホラー的な耽美さと恐怖感を感じさせるような曲。
「He shalt be reborn」のコーラスが凄く耳に残ります…が、もう少しVoの音の抜けが良い方が良かったです。この曲では今までは綺麗なソプラノを聴かせてくれたIHRIELが随分と絶叫してます。

PECCATUM-Strangling from Within-Where Do I Then Belong ★★ (2004-05-11 20:55:24)

「Peccatum performs art for the sake of art」という売り文句が掲げられているだけあって、クラシックの楽器の音色が美しいインスト。オケはチェンバロとストリングスがメインでそこに喋り声が入ってくる…って感じの曲です。

PECCATUM-The Moribund People ★★★ (2005-05-17 19:27:00)

2005年発表の3曲&PV1曲を収録したEP。うち一曲はBATHORYのカヴァーです。
EPのタイトルは「死にゆく人々」の意味みたいですね。

音的には「Lost in reverie」の幻想的・絵画的な音の響きをそのまま継承した感じですが、この作品はEPと言う事もあってか、アルバムよりも分かりやすいメロディが多いです。また、3曲ともにIhsahnが持ち前の絶叫を轟かせるパートがあるので、PECCATUMの作品に手を出そうか迷っているブラック好きの方はこの作品をまず案内役として聴いて、それからアルバムの深遠な世界観へと踏み出すのも良いんじゃないかと思います。
この作品は割と一曲一曲が短く、コンパクトな作りになってますし。

個人的にはこういう作品を作ってくれるのなら、ブラック色が強くなっていっても、反対に全く無くなってしまっても、彼等の作品は支持してい
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PECCATUM-The Moribund People-A Penny's Worth of Heart ★★★ (2005-05-17 19:30:12)

プチプチと弾けるようなノイズとストリングスやピアノの叙情の合間でIhrielが妖しく歌うパートと、ミディアムテンポのブラックメタルパートからなる曲。GarmやVargなど、こういう方向に才能を持っているブラックメタラーって、ノイズの使い方が上手いですよね。特にこの曲のブラックパート直前の、蟻が耳に集ってそのまま詰まってしまうかのようなノイズは不気味です。

PECCATUM-The Moribund People-For All Those Who Died ★★★ (2005-05-17 19:31:17)

BATHORYカヴァー。
原曲は未聴ですが、変な低音が効いているとは言え、「あれ、BATHORYってブラック始祖の一人じゃないの」と思わせるようなサウンドにびっくり。…と思っていたら、後半からいきなりブラックに変貌、Ihsahnが相変わらず凄い声で絶叫してます。普通に叫んだり唸ったりしてもこういう声にはならないと思うんですが、一体どうやって出してるんでしょうね、このお方は。

PECCATUM-The Moribund People-The Moribund People ★★★ (2005-05-17 19:28:55)

…Peccatumの曲なのに、相変わらずの絵画的サウンドなのに、サビが分かりやすいメロディ!!これ、ギターの不穏な音色と共にIhsahnが絶叫するパートは別として、メタラー以外が聴いても充分浸れるのではないでしょうか。逆に言うと、ブラック好きにはここらへんも聴きものですね。

PENDULUM ★★ (2014-06-01 13:14:13)

Hass Weg Productionsに所属する、フランスのブラック。
MIND ASYLUMやMOURNING FORESTなど、それなりに知名度の高いバンドのメンバーも参加。結成は2009年と比較的新しいバンドですね。

PENDULUM-Les Fragments du Chaos ★★ (2014-06-01 13:16:46)

2012年発表の1st。

トレモロリフやアルペジオに込められた、叙情性だけでなく、精神を汚染していくような悪意を感じるメロディ、切羽詰ったような感情と、他者を害そうとする意志が伝わるような、ドスが効きつつも壮絶な絶叫を聴かせるヴォーカル…と、如何にもカルトなフレンチ・プリミティブブラックという感じの音ですが、この手のカルトな音としてはかなり良質な音源ではないでしょうか。

リフの音色こそノイジーでプリミティブ然としてはいますが、ドラムには迫力もあり、決して薄っぺらという訳ではない音作り、精神を冒す毒素が渦巻くようなミッドパートも取り入れた楽曲の展開など、カルトではあってもローファイではない感じ。禍々しさ重視ながらドラマ性もある作風は、MOURNING FORESTをメロウさではなく、悪意的ムードに特化させた感じというと近いでしょうか。

物凄い名盤だ
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PENSEES NOCTURNES-Grotesque ★★ (2011-12-27 21:12:21)

2010年発表の2nd。

シンフォブラックの中でも、かなり変り種な音を出しているブラックですね。カルミナ・ブラーナの最初の部分を更に世俗的にしたような、大仰かつ演劇的・劇場的な非ブラック的シンフォパートや、ジャジーなリズムにチェロなどによる優美なメロディを乗せたクラシカルなパート等を、SE的な使い方だけでなく、本編にもがっつり仕込んでくる、他にないタイプのアヴァンギャルドな作風。

ただし、そういったパートの大仰さに比べると、ストレートにブラックしてるパートでは意外にもクラシカルなキーボードよりメロブラ的なトレモロリフを主軸とする展開が多いのも特徴。ただヴォーカルの半泣きで歌っているような、しかし太い声質のデス声と、妖しいオペラ調の声を使い分けるパフォーマンスもあって、やはりどこか捩くれた印象が残る音ではありますね。

シンフォブラックの中でも、メロ
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PENTEMPLE-O))) Presents... ★★ (2008-10-07 19:17:00)

SUNN O)))のメンバーや、MAYHEMのAttila、STRIBORGのSin Nannaらが一堂に会した
オーストラリアでのライブを元に、現代音楽の分野で活動し(とライナーに書いてあった)、
このプロジェクトやGRAVE TEMPLE等でSUNN O)))のメンバーともよく共演しているOrenが
編集、ミックスを施した作品。2008年発表。
このアルバムはSUNN O)))を媒介に、ブラック界の重鎮であるAttilaと、新世代ブラックを
代表するSin Nannaが邂逅するという事もあって大きな話題を呼んだようですが、
遅ればせながら私も聴いてみました。…概ね、このメンバーから想像されうる通りの音ですね。
SUNN O)))の圧殺ドローンリフをバックに、AttilaとSin Nannaがバトルを繰り広げているという。
ただ唯一想像と
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PERDITOR-Divine Riddles ★★ (2014-10-22 23:06:37)

2010年発表の1st。
2013年にDaemon Worshipにより再発。
97年に結成以来、デモやEPは出しているものの、フルはこれが初。

まずオープニングのSE、悲鳴がなんか気色悪くて飛ばしたいんですが…一曲目と地続きになっているので飛ばせません(笑)。それはそれとして、そのSEが終わった所で血腥さ全開の、エグいムードたっぷりのオールドスクールなブラックメタルを展開。スラッシュに大分寄った音ながら、如何にもDaemon Worshipが目を付けそうなドスの効いた邪悪な雰囲気があり、禍々しさは十分。

…この作品、とにかく音が「えげつない」という印象なんですよね。音量がBEHERITのベスト盤並に大きいことに加えて、音作りも泥臭さのある低音の効いたもので、それが合わさって異様な迫力を生み出してると思う。ヴォーカルも基本はドスの効いたがなり声です
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PERGALE ★★ (2011-11-05 16:34:56)

リトアニア産ブラックメタル/ディプレッシブロックバンド。
変態系の多いブラックの中でも、真性の変態で変り種、かつそれがキャッチネスに直結してる、ユニークな音楽を演ってるバンドだと思うので、変わった音楽好きは是非チェックを。

PERGALE-Horizontalios Maldos Palaima ★★★ (2011-11-05 16:36:32)

2011年発表の1st。
DISK UNIONでLIFELOVERが引き合いに出されプッシュされていたので、何となく買ってしまったんですが…最高ですね、これ(笑)。

路線としては儚げなピアノの叙情メロと、ディプレッシブ・ブラック風の絶叫の入った、ブラック寄りのロックンロールをベースに、ジャジーなアンサンブルやフォーク・カントリーから影響を受けたメロディ等を多少滑ろうが空回ろうがお構いなしにブチ込んでくる、アヴァンブラックでもかなり変態度の高い音。分かりやすい「変」さで、余りにも変すぎると逆にそれがキャッチーに聞こえるという、見本のような作風。

LIFELOVERが引き合いに出されてましたが、確かにアーバンでお洒落なピアノや、SEの使い方等は似てるんですが、こちらはもっと不真面目かつ軽妙さがあると思う。ヴォーカルも普通にかっこいい絶叫も出来るのに、情けなく
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PERMIXTIO-IL CANTO DEI SEPOLCRI ★★★ (2012-05-10 21:47:37)

2010年発表の1st。

天に召されそうなクワイアによるオープニングから身構えてしまいますが、身構えていても第一音で落とされますよね…。いきなり死者の怨念が肩にのしかかってくるような、霊的なムード漂う厚みのあるリフの音色が、濃霧の如く辺りを多い、聴き手を鬱のどん底に叩き込むようなブラックメタルを展開。一瞬にして自分の部屋が地雨の降り続く、夜の墓場のような湿度も暗度も高い場所に変わってしまうような、非常に濃密なムード。

基本的にはディプレッシブ系統のブラックなんですが、個人的には今まで聴いた中でもバランスの良さを感じる作品なんですよね。トレモロによるメロディは分かりやすく絶望感を感じさせてくれるし、鬱メロディを紡ぎ上げるリードフレーズやアルペジオが入ったり、疾走パートも設けた、ドラマ性も強い展開もあり、この手に慣れていないリスナーも突き放さない求心力がある曲作り
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PERPETUAL DREAMER-PERPETUAL DREAMER Ⅰ ★★ (2011-11-30 21:39:06)

2011年発表の1st。
リーフハウンドっぽい帯がまた凝ってますよね(笑)。

「メルヘン・ハードロック」を自称している通り、童話のある意味で残忍なコンセプトを、表現力豊かな女性ヴォーカルが歌うという作風ですが…演奏の方は意外にもハードロックのグルーヴィで骨太な部分が前に出され、ゴス寄りのV系バンドなんかと比べると割とカラッとした感触の音。典型的なメタルのスタイルではない女性ヴォーカルといい、オーソドックスなハードロックのかっこよさを継承した演奏といい、犬神サーカス団辺りに近い世界観を持ったバンドだと思う。

ただ、犬神が歌メロだけ聴いてもサブカルや昭和っぽい如何わしさがあって、それが魅力になっているのに対し、このバンドは歌メロだけ聴くとどこがメルヘンなのか分かりにくいのが残念。SOUND HORIZONも去年メルヘンを題材にしたアルバムを出してますが、個人
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PERSEFONE-Core ★★ (2007-06-18 16:59:00)

2006年発表の2nd。
ライナーによると1stはデモ発展系らしく、実質的にはこれが1stだとか。
音楽性は、ブラック寄りの喚きデス、デス寄りの咆哮デスに加え、男女クリーンヴォーカルも
取り入れた、煌びやかなキーも入るシンフォニックなプログレ・デスって感じですね。
メンバーのほぼ全員に思い入れがあるというOPETHが比較対象としてかなり近い存在だと
思いますが、OPETHが基本ミディアム~スローテンポで重厚な叙情を秘めた作風に対し、
こちらは華麗なキーボードや疾走パートも多く取り入れた、派手とも言えるスタイル。
DISSECTIONやDARK TRANQUILLTYもルーツにあるだけに、キーボードやギターの
リードフレーズだけでなく、リフにも充分な叙情が込められており実に聴き応えのある音。
今作はペルセフォネ神話を下敷きにした3曲入り
…続き

PERSEFONE-Core-SEED - CORE & PERSEPHONE ★★★ (2007-06-18 22:14:29)

Core(Persephone)自身からの視点の曲。
Hadesに略取され、母であるDemeterと引き離されるという悲劇を経験するキャラクターの視点だからか、バラードにも通じる切ない歌メロも出てきますが、インテンス&プログレッシブな暴虐メタルを聴かせてくれるのは他の曲とも同じ。とりわけPersephoneへの変貌の序章とも言える第四章はメンバーのソロが次々に繰り出され、極めてドラマティック。ヒロインの視点から語られている曲だけあって、3曲中でもっとも劇的かもしれません。

PERSEFONE-Core-Sanctuary - Light & Grief ★★★ (2007-06-18 21:59:23)

Core(Persefone)の母、Demeter視点の曲。
曲自体の魅力も素晴らしいものですが、第八章でのピアノが物凄く良い!!ただメタルにクラシックの楽器を入れてみましたとかいうレベルじゃなくて、クラシックの名曲並の優雅さや気品が感じられるメロディ。曲を構成するパーツ一つ取ってもこんなに凄いのだから、全体の凄さも推して知るべし、です。
…でも、第十章のPersefoneとDemeterの会話のヴォーカル表現はちょっと笑える…。Demeterさん、豊穣の女神なんだからそんなカラスみたいな絶叫しなくても(笑)。どうしても女神よりもムンクの叫びみたいなキャラを思い浮かべてしまう…

PERSEFONE-Core-UNDERWORLD - THE FALLEN & THE BUTTERFLY ★★★ (2007-06-18 22:05:29)

Core(Persefone)を攫った、Hadesからの視点の曲。
HadesとZeusの戦いのシーンから始まるからか、オープニングから緊張感のあるプログレメタルでぶっ飛ばしてくれます。ファンタジー好きとしては、神々の苛烈な戦争のシーンが脳裡に浮かぶたまらないサウンド。
前半に長めの章、後半に短めの章が集中しているから少しケツカッチンな印象も受けたかも。最初聴いた時、ちゃんと時間内に完結するのか不安になったり…音源になってる以上、完結しないわけがないんですけどね(笑)

PERUNWIT-Wszystkie odcienie szarości ★★★ (2008-02-12 19:11:00)

2000年発表の4thアルバム。

NOKTURNAL MORTUMがペイガン/フォーク要素を3~4割、メタル要素を6~7割位の配分だとしたら、このバンドはペイガン/フォークとメタルの割合が9:1位でしょうか。それくらいメタルから乖離した、アンビエント色の強い音楽性だと思います。曲によってはエレキギターが入ってすらいなかったりしますし。

浮かんでくる情景は、成仏しきれない民族の亡霊が寄り集まってなにかの儀式をしているようなムードがありかなり不気味。メタリックなパートもあるにはあるんですが…ストレートにフォーキーなクサメロを聴かせるメタルにはもちろんならず、霊障とでも表現したくなるような雰囲気があるため、KORPKLAANI辺りのファンよりはむしろEARTHの「HEX」辺りの暗黒系の音がツボにはまる人にお勧めできそう。

悲鳴のSEとかも入ってる部分が
…続き

PERUNWIT-Wszystkie odcienie szarości-Bys Wiedzial, Gdzie Zyjesz I Umrzesz ★★★ (2008-02-12 19:14:30)

10分を超える大作ですが、結構メタリックなリズムが入ってるパートも多いし、アコギ等のフレーズはいちいち高いセンスを感じざるを得ないくらいかっこいいし、普通にフォークメタル好きなリスナーにも受け入れられるのではないでしょうか。こういう曲でさえ普通にメタルっぽくせず、エレキギターよりもアコギやキーボードに重きが置かれた、ムードある質感のアンサンブルを用いているのがらしいですね。

PERUNWIT-Wszystkie odcienie szarości-Nowe Pokolenie ★★ (2008-02-12 19:16:25)

ボーナストラックらしいですが、この曲が一番ギターの音がメタルっぽいですね。オーケストラヒットの多用が妙に耳につきますが…そういえばVELESにも妙なオーケストラヒットの使い方の曲があったし、共通する感性を感じます。まあ、メンバーも共通してますしね。

PERUNWIT-Wszystkie odcienie szarości-Piesn O Sloncu, Plodnosci, Narodzinach, Zyciu I Smierci ★★★ (2008-02-12 19:13:06)

ドローンのような陶酔をもたらすリズムの音色といい、キーボード的に用いられる狩猟民族が狩りの時に発する声を思わせる声といい、異民族の住む森の中に迷い込んでしまったかのような恐怖感が…生きて出られるかどうかも分からない、みたいな(笑)。とてもこの曲が現代のスタジオで録音されたとは思えません。

PERUNWIT-Wszystkie odcienie szarości-Wszystkie Odcienie Szarosci (kolejne Odsloniecie Ksiezyca / Za Szarym Cieniem) ★★★ (2008-02-12 19:15:40)

二部構成のタイトルトラック。
この曲も後半は結構メタリックですが、ドラムの金物の音が戦いの剣戟が森の木の葉を揺らしている音の様に聴こえたり、想像力を喚起するサウンドですね。ペイガン系って人が演奏している以上の情景を見せてくれるものが多いですが、中でもこのバンドは優れているのではないでしょうか。

PEST (GERMANY)-Tenebris Obortis ★★★ (2011-11-20 23:23:54)

2009年発表の4th。

ファストパートを中心に展開するジャーマンブラックですが…NEGATORやGRAUPEL、INFAUSTなどがそうですが、ファストなリズムと寒々しいトレモロで攻めるタイプのジャーマンブラックって、北欧(特にスウェーデン)の同タイプのバンドの音が「吹雪」だとすると、「氷の礫」が吹き付けて来るようなイメージがあるんですよね。このバンドも、そんな感触のメロディのトレモロを含蓄したタイプですね。

ただ、上記バンドと比べると、このバンドは音の太さといい、メロディの毒々しさといい、もっと悪意的なものが強く感じられるのが特徴。メロディに関しては、一部のパートではフランス産地下ブラックに通じる、病んだ耽美なカルト性も感じられたり。ヴォーカルが鬱ブラック寸前の絶叫なのも、曲の狂気的なムードを更に高めていますね。

また、前述の氷の礫のようなリ
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PEST (SWEDEN)-The Crowning Hprror ★★★ (2014-08-30 19:42:46)

2013年発表の4th。
これ、何気に凄くセンスの良い作品なんじゃないでしょうか。

路線としては、オールドスクールなプリミティブブラックを更に先祖返りさせたような感じで、ブラックとしては飛び道具とも言える正統派なヘヴィメタル/ハードロック要素を取り入れた音。クリーンなど取り入れることは無く、いかつくドスの効いたがなりをカマす硬派なヴォーカル、スウェディッシュらしい叙情を感じさせつつ、ホラーな色合いも濃いメロディセンスなど、暗黒メタルとしての妥協を許すことは無く、変に温くなったりすることなくHM/HR由来の熱気を取り入れられているのが素晴らしいと思う。

元々アングラなブラックって、曲を構成するパーツが限定されるだけに楽曲が似通ったものになりがちですが、その点この作品は上手く回避出来てますよね。如何にもプリミティブブラック然とした、寒々しいトレモロを伴う疾走
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PESTE NOIRE-Folkfuck Folie ★★★ (2007-11-11 23:44:00)

2007年発表の2nd。

ALCESTやAMESOUERSなど、Neigeの在籍するバンドはどれも独自のブラック観を追及している音楽性を持つ傾向がありますが、このPESTE NOIREもかなり個性的ですね。上記のバンドと比べればまだ一般的なブラック観に近い感じですが、色々な所が独特。

まず、耳に付くのはメロディの独特さ。
MUTIILATIONの病んだ叙情をAMESOUERSの清浄さで中和しようとしたら、収拾が付かなくなって更に奇妙になってしまったかのような叙情味の中に不協性が混じったメロディで、フランスらしい耽美性や頽廃性も感じられてかなり耳を惹きます。時々ですがスパニッシュな情熱的な感情すら混じってる気も。…といっても、このメロディ人によって感じ方が全然違うんだろうなぁ…。

Famineのヴォーカルもメロディの独特さに呼応するかのような
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PESTE NOIRE-Folkfuck Folie-Amour ne m'amoit ne je li ★★ (2007-11-11 23:49:30)

作曲はFamineみたいですが、むしろ「La Cesarienne」よりもこっちの方がNeigeっぽい気が…Famineもメロディセンスに非常に長けたミュージシャンという事でしょうね。邪悪さとはまた違ったカタルシスが感じられるような曲。

PESTE NOIRE-Folkfuck Folie-Condamne a La Pondaison (legende Funebre) ★★★ (2007-11-11 23:47:49)

中世の劇場で、骸骨が輪舞を踊っている風景が浮かぶような、頽廃的で耽美なメロディにイントロから惹きつけられる曲。やっぱり叙情性の中にも不吉さが息づいている感じで、後半の疾走パートのメロディなんかは聴いていて生気が吸い取られるような感覚を覚えます。

PESTE NOIRE-Folkfuck Folie-L'envol du grabataire (Ode à Famine) ★★★ (2007-11-11 23:46:18)

1曲目からかなりロマンティックなメロディが聴けます。
絶叫もトロモロリフもあるんですが、展開が普通のブラックっぽくなくて素敵。メロディは叙情的なんですが、ラストの弛緩したギターの音色などどこか病んでて不吉な雰囲気もあるのがポイント。

PESTE NOIRE-Folkfuck Folie-La césarienne ★★ (2007-11-11 23:48:36)

スラッシーなリフとヴォーカルの喉が心配になってくるような絶叫が絡む曲で、アルバムの中では叙情味がそれ程高い訳ではないこの曲がNeige作曲というのが結構以外。それにしても凄い声ですね…。

PESTE NOIRE-Folkfuck Folie-La fin del secle ★★ (2007-11-11 23:47:07)

この曲のメロディ、どこかスペインっぽい情熱的な叙情を感じられる気がするんですが…他の曲でもいくつかそういう箇所がありますが、こういうメロディをブラックの音に乗せてしまうところが独特で素晴らしい。


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