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Usher-to-the-ETHERさんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 1701-1750
GAAHLSKAGG
ASTAROTH (AUSTRIA)-Organic Perpetual Hatework
WIGRID-Die Asche eines Lebens
WIGRID
ICS VORTEX-Storm Seeker
ICS VORTEX
DE INFERNALI-Symphonia De Infernali
DE INFERNALI
SVART-NAMNLOS OCH BORTGLOMD
SVART
LYRINX-Nihilistic Purity
NOCTURNAL DEPRESSION-The Cult of Negation
DODSFERD-Suicide and the Rest of Your Kind Will Follow
NEGATOR-Panzer Metal
NEGATOR
MORGUL-All Dead Here...
MORGUL
SYN ZE SASE TRI-Intre Doua Lumi
SYN ZE SASE TRI
IN MY SHIVER-BLACK SEASONS
IN MY SHIVER
VARATHRON-Crowsreign
VARATHRON
THE AXIS OF PERDITION-Tenements (Of the Anointed Flesh)
SATANS PENGUINS-Birds of Darkness
SATANS PENGUINS
AHERUSIA-AND THE TIDES SHALL REVEAL THE TRACES
AHERUSIA
KAOS SACRAMENTUM-Bloodcurse Stigmata
KAOS SACRAMENTUM
GRIFTESKYMFNING-DJAVULENS BONING
SVARTRIT-Ⅰ
SVARTRIT
OATHEAN-Oathean
OATHEAN
VOID-Void
WOLFSMOND-Tollwut
WOLFSMOND
GRIEF OF EMERALD-Malformed Seed
GRIEF OF EMERALD
WOODTEMPLE-Voices of Pagan Mountains
WOODTEMPLE
HAT-Vortex of Death
HAT
MORBID-DECEMBER MOON
MORBID
NEIGE ET NOIRCEUR-La Seigneurie Des Loups
LA DIVISION MENTALE-L'extase Des Fous (introspection Letale)
MORTUUS-De Contemplanda Morte - De Reverencie Laboribus Ac Adorationis
MORTUUS
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発言している14曲を連続再生 - Youtube



GAAHLSKAGG ★★ (2011-09-04 01:11:35)

TRELLDOMやGORGOROTHでの活動でもお馴染みのGaahlと、GORGOROTHやTAAKEのライブメンバーとして活動していた経験もあるSkaggによるプロジェクト。

ASTAROTH (AUSTRIA)-Organic Perpetual Hatework ★★ (2011-09-04 01:08:06)

2005年発表の4th。

タイプとしては、刻みを多用したメロデス的なリフワークと共に疾走し、そこにシンセサイザーやピアノによる装飾が乗るシンフォニックブラックで、ところどころアートワークから想起されるようなインダストリアル要素も取り入れているのが特徴ですね。ヴォーカルは、何気にキレの良さと狂気を両立させている中音域がなりタイプで、なかなかかっこいい声だと思う。

このバンド、何気に世界観の演出が上手いですよね。
アトモスフェリックなキーだけでなく、ピアノの煌びやかな音色も用いた音像はどこか宇宙的な情景を想起させるし、インダストリアル要素もイントロや、ビデオまで制作しているキラーチューン「Soulcloned」の展開部など、作品の肝となるようなパートに取り入れられていて、実際の頻度よりかなり印象に残る感じ。

ヘヴィメタル、特にブラックメタルって
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WIGRID-Die Asche eines Lebens ★★ (2011-09-02 22:24:55)

2005年発表の2nd。
No Coloursより1000枚限定のリリース。タイトルの意味は「命の灰」。

もう大作5曲のみを収録したアルバム構成からして、BURZUMの3rdの影響受けまくりですが、「これでラストが長大キーボード・アンビエントだったらウケるかも(笑)」と思ったら、本当にそうでビックリ。どんだけBURZUMラブなんですか…。音圧低めで淡いノイジーさのプロダクション、ほとんどノイズと化した、狂気に満ちた高音絶叫なんかも、思いっきりBURZUMの影響下にあると思う。

ただ、後続に多大な影響を与えたBURZUMのクラシックな名曲「Det Som Engang Var」が、フレーズもムードも圧倒的なものがあったのに対し、このバンドは淡いギターノイズを含むリフの波でリスナーの気分を凹ませ、そこに物悲しげなメロディをうっすらと流して更に追い討ちを掛ける
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WIGRID ★★ (2011-09-02 22:23:50)

ドイツ産鬱ブラック。
Ulfhednir氏による独り体制で活動している模様。

ICS VORTEX-Storm Seeker (2011-09-02 22:22:54)

2011年発表の1st。

ICS VortexことSimenと言えば、DIMMU BORGIRやARCTURUS、BORKNAGARなどの有名ブラックメタルバンドでその美声を振るってきた人という印象が強いですが、この作品はブラックメタル的なリフ・リズムの導入は僅かな味付け程度で、全体的にはプログレッシブなムードの強いハードロックという感じですね。ハモンド等を取り入れたり、昔のプログレ好きなミュージシャンが作ったアルバムという感じで、同じBORKNAGAR仲間のVintersorgのプロジェクト、WATERCRIMEに近い雰囲気のアルバム。

個人的には、昔のプログレやその流れを汲むハードロックって、明るいサイケデリックさがあって苦手で…それはこのアルバムにも含まれているため、曲自体の評価は正直微妙なんですが…やはりSimenの美声を堪能できるのは単純に嬉しい。相
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ICS VORTEX ★★ (2011-09-02 22:21:38)

アルバムの紹介シールのところ、ARCTURUSとBORKNAGARに「ex-」が付いてなかったんですが、ARCTURUS活動再開とBORKNAGARにSimen加入したんですね。これから彼の声を聴く機会も増えそうで嬉しい限りです。…ぶっちゃけソロでの作風そこまで好きじゃないし…。

DE INFERNALI-Symphonia De Infernali ★★ (2011-09-02 00:37:40)

97年発表の1st。

私は2010年に再発されるまで、このプロジェクトの存在を知らなかったので、聴いたときは結構衝撃がありましたね。北欧のブラックメタルに関与するミュージシャンは、ダークアンビエントに傾倒する人が多いですが、Jon Nodtveidtもこういうプロジェクトを持っていたとは知りませんでした。

路線は、BURZUMの獄中作やSATYRICONのSatyrのWONGRAVENなどに近い、メロディアスなシンセ・アンビエントと、4つ打ちのリズムにサウンドトラック的な分かりやすいメロディを乗せた、インダストリアル曲の2つが中心。ラストの曲だけはノイズ系のカオスな音ですが、全体的に割と聴きやすい感じ。ヴォーカルも入っており、特に「Sign of the Dark」では、マイルドに、威厳を持って歌い上げる、Jonのクリーンヴォーカルというレアなものまで聴けてし
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DE INFERNALI ★★ (2011-09-02 00:36:31)

DISSECTIONのJon Nodtveidtらによるアンビエント。
ダークアンビエントに興味を持ち、特定の目的を持たずに曲を作っていたJonに、ルームメイトのMidvinterが声を掛けた事で結成し、作品をリリースする事になったとか。

SVART-NAMNLOS OCH BORTGLOMD ★★★ (2011-08-31 22:37:24)

2010年発表の3曲入りEP。
ラストの曲はキーボードインストのため、鬱ブラックは実質2曲。
割と曲は長めですが、ボリューム的にはちょっと物足りなさが残るかも。

CDを再生しようとして、いきなり爆音だったので驚きましたが…鬱ブラックにしてはこの音量は珍しい感じもしますが、小さいよりは100倍良いですね。音質自体のほうもしっかりトレモロを際立ててくれて悪くないですし。タイプとしては、物悲しいトレモロリフを音像の中心に据え、スローテンポでミニマルに聴かせる、いかにも鬱ブラックという感じの作風ですね。

ただ、私的にはこの作品、トレモロリフの微妙な変化で展開していく、ミニマルな作風にしてはあまりマニアックさを感じないんですよね。そのリフのメロディの醸しだす、物悲しさや絶望感が、いっそ大袈裟とか大仰とか言っても強ち間違いじゃないくらい強くて、メロディが来た瞬
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SVART ★★ (2011-08-31 22:35:20)

ノルウェー産ディプレッシブブラック。
SHININGやLIVSNEKADにも在籍するDraug氏によるプロジェクト。

LYRINX-Nihilistic Purity ★★★ (2011-08-31 22:32:15)

2007年発表のEP。
と言っても、再発盤は6曲で40分を超え、実質フルと同じくらいのボリューム。

直接的に死や自殺を想起させる、引金ジャケからも分かるとおりのディプレッシブ・ブラックですが、個人的にはこの系統の中でも好みの音ですね。やや軽めのドラム+淡くノイジーなギターによる、攻撃性よりも耽溺性に重きを置いた音作りが好み。その中で、神秘的で幽玄なメロディを奏でるトレモロが、緩やかに包み込むように鳴り響くと、ちょっとした神秘体験の趣がありますもん。

また、ヴォーカルこそBURZUMを思わせる、高音の自棄起こしたようないかれた絶叫ですが、疾走パートや刻みリフを用いたパートも効果的に混ぜた、ミニマルではないドラマ性に富んだ作風は、鬱・自殺系のブラックに耐性がない人にも割と受け入れやすい音だと思う。常に垂れ流しというレベルまではいきませんが、トレモロ含有率は結
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NOCTURNAL DEPRESSION-The Cult of Negation ★★ (2011-08-31 22:27:01)

2010年発表の4th。

もう、バンド名やアルバムのタイトルからして鬱ブラックであることが明らかですよね(笑)。ノイジーなささくれだったリフや、アルペジオやトレモロリフの美しいながらも物悲しいメロディで鬱々とした情景を演出する、バンド名や作品名で買った人の期待にしっかり応えてくれる路線。特にノイジーさに圧力を感じるリフと、抜けの良いドラムによる刺々した音質は、単にメロウなだけではない、自傷的なムードを醸し出していると思う。

個人的に特筆すべきは、アルペジオの使い方の上手さですね。私はトレモロリフフェチですけど、この作品はそれ以上にアルペジオを使ったメロウさの演出に引き込まれる。特に3曲目が素晴らしい。また、ロック的なリズムの導入+太めのギターによる鬱メロで聴かせるパートや、一部のトレモロリフと共に精神世界を疾走するようなパートは、アンビエント志向に目覚める前、
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DODSFERD-Suicide and the Rest of Your Kind Will Follow ★★ (2011-08-28 21:07:29)

2009年発表の5th。
20分、16分の大作を2曲収録。

3rdではプリミティブブラックの狂気と叙情性に、ハードコアのやけっぱちな感覚を取り入れた強烈なブラックメタルを演っていましたが…何があったのか、今作は鬱ブラックになってますね。しかもスローテンポにメロウなトレモロで攻める、王道のタイプではなく、狂気と鬱感覚を滲ませたリフの作る波に延々と揺られ続けるような、メロウさはありつつもどこか乾いた狂性が強く感じられる路線。

ただし、路線は変わってもヴォーカルはやはり強烈。
「人間はどこまで悲痛で、憎しみに満ちた声を出せるのか」でギネス申請したら通りそうなほど、凄まじく感情の篭った絶叫で、時折嗚咽したりしてるのが痛々しい。一息ごとに持てる憎しみを全て吐き出しきって、それでも後から後から憎悪と怨嗟の感情が生まれてくる…みたいな凄絶さ。

…個
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NEGATOR-Panzer Metal ★★★ (2011-08-27 19:17:25)

2010年発表の3rd。

ENDSTILLEやGRAUPELなど、ファスト系にも何気に良質のバンドを抱えているドイツですが、このバンドもそれらのバンドと似た路線のファストブラックですね。平坦気味のノイジーなリフと共に畳み掛けつつ、メロウなトレモロリフを仕込んでくるスタイルは、この手の王道にして覇道という感じ。単純に聴いてて気持ちいいし、かっこいいですもん。

ただ、このバンドは「ファストブラック好きが喜ぶツボ」を完璧に心得てる感じがします。基本ジャージャーした質感のリフでの無慈悲な疾走ですが、イントロの掴みの部分やサビにあたる部分など、「ここで来て欲しい」っていうところで、がっつりメロウなメロディを仕込んでくるんですよね…。寒々しさや邪悪さだけでなく、儚い美しさを醸しだすメロも時折混ぜてきますが、最早疾走の末昇天しそうなテンション。

特に彼らの「フ
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NEGATOR ★★ (2011-08-27 19:14:27)

ドイツ産ファストブラック。
このバンドのNachtgarm氏がDARK FUNERALの新ヴォーカルに抜擢されたとか。

MORGUL-All Dead Here... (2011-08-27 19:08:39)

2005年発表の5th。

基本的にはゴシック的な耽美さ・怪奇さを含んだメロディが売りのシンフォニック・ブラックという感じですが…このバンドはキーボードだけでなく、SIRENIAやTRISTANIAにも在籍したMaestro Pete Johansen氏による生のヴァイオリンも入っていて、それがバンドが元々持っている耽美なメロディセンスを更に押し上げている感じですね。アンティークで上品な雰囲気、しかしどこか恐ろしさも感じさせるメロディは聴いていてうっとりできます。

他のシンフォ系のバンドと異なり、リフがトレモロ中心でなく、時にドゥーミーな重さも伴う刻み中心なんですが…ファストなパート、リフがシンフォ要素を支えるパート、ギターにメロディを振ってるパートは良いんですが、リフの重さで引っ張るパートは正直凡庸だと思う。また、クリーン入れてる割には大してインパクトのあるメ
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MORGUL ★★ (2011-08-27 19:05:55)

ノルウェー産シンフォニックブラック。
中心人物のJack D. Ripper氏はアメリカに拠点を移してアルバムを製作中だとか。ただ直近のアルバムが2005年発表ですけど…

SYN ZE SASE TRI-Intre Doua Lumi ★★★ (2011-08-27 06:18:13)

2011年発表の1st。

私はこれ、買ってきて聴いて、そして驚愕しました。
何にって、音の小ささにです。マスタリングに失敗でもしたんでしょうか…。通常の音量で聴くとまるで蚊の鳴くようなしょぼい音圧で、ほんとイラッと来る…。これ聴いた後に音量調節忘れたまま他のCD聴くと、イヤフォンなら耳が潰れ、スピーカーなら近所から苦情が来るレベル。音上げて聴けばいいって問題じゃないです。

ただ、曲の方はほんとに素晴らしい。
まずシンフォブラックとしてのキーの使い方が良いですよね。クワイア系やオルガン系、ストリングス系でアトモスフェリックな空間を演出しながら、ピアノ等により劇的なメロディを捩じ込んでくる、複数の音色を組み合わせて、重厚なドラマ性を生み出している感じで聴いていて取り込まれそうになる。

ギターワークも、時に刻みリフでキーボードを立たせたり、
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SYN ZE SASE TRI ★★ (2011-08-27 06:17:02)

2007年結成のルーマニア産シンフォニックブラック。
ex-NEGURA BUNGETのメンバーが在籍。

IN MY SHIVER-BLACK SEASONS ★★★ (2011-08-26 22:08:34)

2010年発表の1st。
ブラックメタルなのに都会の夜の情景を切り取った、お洒落なジャケが凄く目に付いてしまって…逡巡の末に購入しましたが、これが非常に良い作品でした。

ジャケからはポスト/シューゲイザーブラックっぽさが漂ってるし、確かにロック的なリズムの導入やメロディの儚さにはそうした要素もありますが、基本的にはミディアム中心のテンポにトレモロや掻き鳴らしによる陰鬱なメロディなど、使ってるパーツは鬱ブラックそのもの。

ラストにピアノが出てきますが、本編はSEやノイズなどはおろか、キーボードさえ出てこず、ヴォーカルも全パート喉を潰したようながなりで、クリーンを使わない辺りかなり硬派な路線。疾走も絡めた、ドラマ性のある展開も、安易なミニマリズムに頼らない作曲能力を感じさせてくれ、やはり硬派だと思う。音も適度な生々しさ(低音質ではない)で、特にぼた雪のような
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IN MY SHIVER ★★ (2011-08-26 22:07:29)

イタリア産ディプレッシブ・ブラック。
1st「Black Seasons」のジャケが素敵過ぎて惚れました。

VARATHRON-Crowsreign ★★★ (2011-08-25 04:02:58)

2004年発表の3rd。

このバンドはギリシャ産ということくらいしか予備知識が無かったんですが、ジャケが爬虫類の爪に目玉が埋め込まれた、なんとも不気味なものだし、裏ジャケのメンバーもスキンヘッドのマッチョが雄叫び挙げながら万歳してるしで、これは絶対アングラで不気味な路線か、ダーティもしくはブルータル路線の音かな…と予想をしてたんですが、これは意表を突かれました。

まずメロウなインスト+語りの1曲目から想像してたのと大分違う音だし、インスト明けの2曲目の冒頭からいきなり正統派的と言っても良いような、メロウでかっこいいツインリードが炸裂していたので驚きました。その後メロブラ的なトレモロリフと共に疾走するパートがあるも、やはり感じるのはメロウさや、ごく真っ当なメタルとしてのかっこよさ。

基本はメロディックなブラックメタルなんですが、メロいギターのフレー
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VARATHRON ★★ (2011-08-25 04:01:01)

ギリシャ産ブラックメタルバンド。
ギリシャのシーンでは結構名の知られたバンドらしいです。

THE AXIS OF PERDITION-Tenements (Of the Anointed Flesh) ★★ (2011-08-23 22:38:54)

2011年発表の4th。

これ、個人的に凄く楽しみだったんですよ。
ショップの宣伝や、レビューサイト/ブログでもDEATHSPELL OMEGAの影響を受けたと言われてて、今までアンビエントやインダストリアル、それもかなり個性的な路線のものを演ってたバンドがそっち方面に行ったらどんな音になるのか…と、かなりわくわくして聴きました。

確かに、単にダークなだけでない、不協的かつ有機的に蠢くようなメロディは、明らかにプログレ/アヴァンギャルド/テクニカルな方面に行ってからのDSOの影響下にありそうですね。しかしそれが乗るリズムが、手数は多いものの音量の小さい、音に融けるようなドラミングのため、更に有機的な気持ち悪さが強調されている感じ。テクニカルな面の追及をしない代わり、不気味さに特化したDSOという雰囲気で、常軌を逸したムードはBLUT AUS NORDっぽ
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SATANS PENGUINS-Birds of Darkness ★★★ (2011-08-23 19:06:09)

2001年発表の1st。
ジャケやバンド名に釣られて買った人も多いのではないでしょうか(笑)。
私もその中の一人です。

しかし、中身は「釣られて良かった」と思える内容。
やや丸い感じの音質が、メタルの攻撃性よりも大らかな情景を感じさせてくれるアトモスフェリックなブラックメタルで、アコギやサックス、可憐な女性ヴォーカル等もフィーチャーし、メロディックに聴かせるスタイル。多くのパートで鳴っている、ペイガンに少し鬱系を混ぜたような、土着的でダークな叙情メロのトレモロが、アトモスフェリックなバンドサウンドに実に映えてます。

ペイガン系やアトモスフェリック系が好きならば確実に心地よく聴けるであろう音作りは成されてますが…歌詞を読んだり、ジャケを見たりしなければ全くペンギンが浮かんでこない音は正直どうかと(笑)。奇を衒った部分は、強いてあげれば子供のよう
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SATANS PENGUINS ★★ (2011-08-23 19:05:00)

スウェーデン産ブラックメタルバンド。
ブラックメタル史上、最もインパクトのあるバンド名だと思います(笑)。
SATANSの「S」が完全に字余りなバンドロゴも素敵過ぎる(笑)。

AHERUSIA-AND THE TIDES SHALL REVEAL THE TRACES ★★ (2011-08-21 21:29:19)

2009年発表の1st。

まず1曲目の「Birth of Immortals」を聴いて、「えっ?」てなりました(笑)。
弦楽器(これがリラでしょうか)がお祭りというよりも、もう牧場で羊追ってる姿が浮かぶレベルの牧歌的なメロディを奏でたと思ったら、メロブラ的な、体感温度を下げるトレモロリフを入れてきて、「それを合わせちゃうんだ…」と衝撃を受けました。…とは言っても、そんなパートは一部で、全体的にはヴァイキングやメロデスに通じる演奏のパートが多く、牧歌メロや壮大なメロも第一印象ほど浮いてるわけではないですが。

しかし、やはり民族楽器の奏者がいるとメロディが「濃い」ですよね。
単純に壮大だったり民族チックな雰囲気を演出しているというのではなく、もうメロディそのものの主張が非常に強いという感じ。それが壮大な世界観を演出するキーとの兼ね合いもあって、曲を上手
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AHERUSIA ★★ (2011-08-21 21:27:34)

ギリシャ産シンフォニックブラック/フォークメタル。
特保みたいなバンド名ですが、リラ(クレタリラ)奏者も在籍する本格派。

KAOS SACRAMENTUM-Bloodcurse Stigmata ★★★ (2011-08-20 20:44:34)

2010年発表のフルレンス。
2008~2010年までにレコーディングされたアルバム3枚が、前に所属していたレーベルとの問題でリリースできず、結局同時に3枚発売することになったらしく、これはその中の一枚。レコーディング時期としては、一番後になるらしいですね。

今まで、Sir.N氏が所属しているバンドはSVARTRIT、GRIFTESKYMFNINGを聴きましたが…それらが神秘的トレモロを駆使した作風だったのに対し、このバンドはWATAINやSORHIN辺りの流れを汲む、メタルのマッシブさが邪悪さに直接結びつくタイプの、典型的なスウェディッシュという感じの音ですね。

こういう音、単純にツボなんですよね…全体としてしっかり重さもありつつ、撲殺されるような生々しいドラムの音が際立つ音質といい、太い声で、厭人感と厭世感を撒き散らしつつがなるヴォーカル、曲を支配す
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KAOS SACRAMENTUM ★★ (2011-08-20 20:42:28)

スウェーデン産ブラックメタルバンド。
SVARTRITなどでも活躍するSir.N氏が在籍。

GRIFTESKYMFNING-DJAVULENS BONING ★★ (2011-08-20 20:34:35)

2009年発表の1st。

SVARTRITのメンバーが在籍という事で、作風はかなり似てますね。
特に聴かせどころとも言える、2本のギターで神秘的なメロディのトレモロリフを掻き鳴らし、それが未加工の生々しさを削がない、RAWさを保った音質のバンドサウンドに乗る音作りは一瞬どっちを聴いているのか分からなくなりそうなくらい似てる。イントロ明けからいきなりそのスタイルが炸裂する展開なので、よりSVARTRITが思い起こされるんですよね。

ただ、こちらは靄系のアトモスフェリックなキーで邪悪さを演出したり、ザラついた、プリミティブな質感のリフと共に疾走したり、展開のパターンが多くムードを重視している感じ。ヴォーカルも狂気よりも病的な感じが強いですし。また、時折狂ったように疾走しますが…これがメジャーな音質でないからこその、生々しい狂性が感じられて素晴らしいんですよね
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SVARTRIT-Ⅰ ★★ (2011-08-20 20:26:59)

2009年レコーディング、翌年リリースされた1st。
2nd、3rdも同時発売。ちなみにどの作品も500枚限定らしいです。

ジャケを見ると、いかにもオールドスクールでプリミティブなブラックを演ってそうな感じで、全然メロディックな曲を作りそうにない雰囲気なんですが…実際には、曲の8割がたを2本のギターによるトレモロリフの絡みが覆い尽くした、非常にメロディックな音。時々ペイガン的な勇壮さも顔を出しますが、基本的にはトレモロによる神秘的なメロディが曲を牽引していってますね。

このトレモロ偏重で、尚且つ高音でキリキリと心を締め付けるような音色も使っている辺り、KRALLICEやDER WEG EINER FREIHEITなどのバンドを思い出しますが…前者がポストブラック、後者がメロディックブラックの感性が強いのに対し、この作品は音作りやヴォーカルなどに未加工の生
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SVARTRIT ★★ (2011-08-20 20:25:10)

スウェーデン産ブラックメタルバンド。
バンド名は「黒の儀式」の意。

OATHEAN-Oathean ★★ (2011-08-20 03:33:21)

2010年発表の4th。

まず最初の、某韓国ドラマで見たような宮殿が、闇の中に浮かび上がるような情景が浮かぶシンフォニックなインストから「来た!」と思いました…が、本編の方は意外にもキーボードよりもリフで押すタイプの、メロデスに近い音で驚きました。まるで剃刀混じりのメイルシュトロームに巻き込まれるかのような、刻み倒すリフで超ハイテンションに疾走するパートは、デスラッシュ的とも言えるかも。イントロを聴いた時点で予想された音楽性とは違いますが、これはこれで実にかっこいい。

曲を引っ張るのはあくまでリフなんですが、時折SAD LEGENDにも通じる大仰なメロディが出てきたり、アジアのバンド特有の霊的なパワーを感じさせる、こぶし入りまくりのクリーンヴォーカルや女性クワイアが出てきて、「アジアのシンフォブラックバンドらしさ」もしっかり演出してくれるのが嬉しいですね。リフ
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OATHEAN ★★ (2011-08-20 03:30:40)

韓国産シンフォブラック/メロディックデス。
以前はSAD LEGENDやSEEDのメンバーも在籍していた模様。

VOID-Void ★★★ (2011-08-20 03:27:15)

2011年発表の2nd。

前作は禁欲的かつクオリティの高いインダストリアルブラックで、そのストイックさが地味に感じる音でもありましたが…なんか随分変わりましたね。今作はインダストリアルブラックとして…いやエクストリームメタルとして、もっと言えば「ギターリフが曲の主軸を担う音楽として」素晴らしいアルバムだと思います。

前作では打ち込みだったドラムが今作では生になり、ブラスト中心の激速リズムにテクニカルなトレモロ混じりのリフが乗るスタイルで、殆ど前作とは別物になってますね。特にTHORNSを思わせる、インダストリアルの無機質さを感じさせつつ、ブラック特有の妖艶さも強く放ちながら、邪悪な流麗さをもって弾かれるリフ捌きが実にかっこいい。あと一割疾走パートが多かったらファストブラックになりそうなくらい疾走パートが多いですし、キャッチーと言っても過言ではない作風かと。
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WOLFSMOND-Tollwut ★★ (2011-08-17 23:47:47)

2005年発表の2nd。

音像こそジャリジャリした音色のギターリフを伴って疾走する、典型的なプリミティブブラックという感じですが、要所要所でペイガン風味の民族的なメロディを挿入し、それが大きな特徴になってますね。ラスト曲ではキーやクリーンボイスも導入、よりペイガンらしいムードに。音質はメロディを損なうレベルで粗いわけではないし、メロディ自体もなかなかの煽情力があると思う。

しかし、個人的にはこの作品の素晴らしさはヴォーカルにあると思います。
まずプレイボタンを押した直後から、「必死」という言葉しか浮かんでこないような、真に迫った絶叫。しかも曲の途中の絶叫でも、力を入れすぎて呼気やホイッスル音、喘鳴に近いような音まで漏れていたりかなり凄絶。デス声にしてもこの人より上手い人は沢山いると思いますが、上手い人よりもこういう全力感があるパフォーマンスの方が、私は断
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WOLFSMOND ★★ (2011-08-17 23:45:41)

ドイツのプリミティブ/ペイガンブラック。
ABSURDのメンバーが在籍してます。

GRIEF OF EMERALD-Malformed Seed ★★ (2011-08-17 23:40:48)

2000年発表の2nd。
Soundholicから日本盤も発売されています。

荘厳なキーボードを曲全体に配した、シンフォニックブラックのスタイルですが、キーは主にオルガン系のアトモスフェリックな音色でバンドサウンドを包み込むような使われ方がメインで、曲の展開はデスメタル的な重さを伴う、リフの方が担っている感じです。リフの重さが際立つ作りで、帯には「ドゥーム的ヘヴィネスとアトモスフェリックな空間の融合」と称されてますね。

ヘヴィなリフ+空間系キーという作りなので、劇的なメロディを求める向きには合わない可能性もありますが…それでも、荘厳さを保ったまま畳み掛けるパート、オカルティックなキーの下でトレモロが蠢くパート、キーボードが空間演出の領分を越えてドラマティックなメロディを弾くパートなど、聴かせ所での爆発力は素晴らしいと思う。

ただ、このバンド
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GRIEF OF EMERALD ★★ (2011-08-17 23:39:21)

スウェーデン産シンフォニック・ブラック。
何気に過去に日本盤を出した経験があったりします。

WOODTEMPLE-Voices of Pagan Mountains ★★ (2011-08-17 23:35:00)

2006年発表の2nd。

このバンドを一人で動かすAramathは、GRAVELANDのRob Darkenと親交があるようで、彼のスタジオを使ってレコーディングを行ったり、同じレーベル(No Colours)からCDをリリースしてたりしますが…それにしても影響受け過ぎでしょう(笑)。特に、脱プリミティブブラックした後の、唯一無二な音楽性になってからのGRAVELANDからは明らかに影響されてると思う。

まずSEに続いて、いかにもペイガン/フォーク風味のインストがイントロとして配置されてますが…この作風が余りにもLORD WIND(Rob Darkenのペイガン・アンビエント)にそっくりでまず苦笑。本編も、うっすらとバンドサウンドを覆うようなギターノイズとシンセによる主張し過ぎない、雰囲気ものなメロディ、勇ましいリズムのドラミングなど、使っているパーツがほぼG
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WOODTEMPLE ★★ (2011-08-17 23:33:07)

オーストリア産ペイガン・ブラック。
現在はAramathの一人体制みたいです。

HAT-Vortex of Death ★★★ (2011-08-16 20:17:48)

2011年発表の2nd。

私は、これ聴いてなんだがホッとした気分になってしまいました…
土着的なトレモロを交えたリフ捌き、狂気的な絶叫にややRAWな音質…曲を構成する要素のほとんどが、典型的なノルウェーのブラックメタルという感じで、聴いてて「ああ、こういうのが好きでブラック聴いてるんだよなぁ…」としみじみ実感できる音。「僕達の好きなノルウェジアンブラック」みたいな(笑)。

しかし、この手の音の中でも、各要素のレベルは非常に高いですよね。
メロウながら土着的な怖さも感じさせるトレモロリフのメロディは、時に口ずさめるほどキャッチーで、曲をビシッと締めてくれているし、1曲の録音で喉が逝きそうな、常に全力でパフォーマンスする高音絶叫ヴォーカルも素晴らしい。薄くドローンを流して聖書の朗読を入れたり、ダークアンビエントをバンドサウンドに絡めたりといった前衛的ア
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HAT ★★ (2011-08-16 20:16:31)

ノルウェー産ブラックメタルバンド。
バンド名は「帽子」ではなくて、ノルウェー語で「憎しみ(hate)」の意。

MORBID-DECEMBER MOON ★★ (2011-08-16 20:11:10)

87年発表の4曲入りデモ。
私はMAYHEMとのスプリット(A Tribute to the Black Emperor)で聴きました。

年代が年代だけあって、曲の方はブラックっぽくはないですね。
音質こそプリミティブブラック並にRAWなものの、スタイルの方はほとんどスラッシュメタル。不気味なアルペジオを交えたムードの演出パート等はありますが、この段階では寒々しさや禍々しさを醸すトレモロや、酩酊感を演出するミニマリズムなどの導入はなく、代わりに狂ったギターソロや刻みを多用したリフなどが耳を引く音。それなりに耳に残るフレーズも多いです。

そしてDeadのヴォーカルですが…この時点でスラッシュの熱さとは全く違う道を行くヴォーカルという事が分かりますね…。叫び方もウィスパーっぽさが混じるような感じで、聴いているとなんだか自傷を唆されているような、厭な感じ
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MORBID ★★ (2011-08-16 20:08:58)

MAYHEMのDeadが在籍した事でも知られるブラック/スラッシュメタルバンド。

NEIGE ET NOIRCEUR-La Seigneurie Des Loups ★★ (2011-08-12 19:45:06)

2009年発表の2nd。
なんか、一言では言い表せない音楽性を持ったバンドですね…。
敢えて言うならアトモスフェリックブラックですが…。

1曲目は、白兵戦的なSEを途中で導入しつつ、寒々しいメロディで疾走するアトモスフェリックな路線の曲で、特に出だしの隙を伺うようなリズムから、一気に疾走する展開がかっこいい。途中のWHENを思わせるビヨンビヨンする効果音からの威風溢れるメロディは、初期SATYRICONへのまわりくど過ぎるリスペクトでしょうか。

…そして1曲目はコールドな雰囲気のまま終わるのかと思いきや、何故かラストではフォーキッシュなお祭りメロが登場、それを引き継いだ2曲目では、クリーンヴォーカルやパーカッシブなリズムも取り入れた本格的なRAWペイガンブラックに。初期NOKTURNAL MORTUMを思わせる作風ですが、メロのクサさも初期NxMx
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LA DIVISION MENTALE-L'extase Des Fous (introspection Letale) ★★★ (2011-08-12 19:39:11)

2007年発表の1st。

いわゆるインダストリアルブラックと呼ばれるバンドの中でも、筋金入りの音を出してますね。サンプリングやノイズ要素の導入はもちろん、元々ハーシュな響きの絶叫に更にエフェクトを掛けノイズ化したヴォーカル、メタルのリズムを打ち込み化するだけでなく、EBM的なビートも積極的に導入するリズム、バンドサウンドを介さない、ガチなインダストリアル曲の収録等、THORNSやDHGなどの流れにありながら、よりインダストリアルであることに徹底したような作風。

個人的に凄みを感じたのはリフですね。
ブラック特有のノイジーな平坦リフや、リズムを強調しやすい刻みリフなんかはインダストリアルな音とももともと相性が良いはずですが、このバンドはトレモロリフもメロディに一捻り加え、洗脳的な響きを出す事でインダストリアルな音色に溶け込ませているのが素晴らしい。特にEB
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MORTUUS-De Contemplanda Morte - De Reverencie Laboribus Ac Adorationis ★★★ (2011-08-12 00:22:51)

2007年発表の1st。
Disc Unionのガイド本でも取り上げられていた作品ですが…
これは名盤ではないでしょうか。少なくとも雰囲気は最高クラス。

出音としては、メンバーが関わっているONDSKAPTやOFERMODとかなり共通する所がありますね。中音域の、疫病を撒き散らすかのようながなり、プリブラの薄さではなく、メタリックな重量感は残しつつ、ブラックらしいノイジーさも加味したリフの音色など、スタイル的には共通していると思う。また、これらバンドの持つ毒々しさ、鬱な感覚に加えて、宗教的恍惚感をプラスしたようなメロディはDEATHSPELL OMEGA(特に3rd)にも通じるものがありますね。

ただ、このバンドは上記のバンドと比べると、ダークアンビエント的なパートの挿入やSE的な音色の導入、ドゥームに通じる引き摺り感の強いリフを弾くなど、より音を
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MORTUUS ★★ (2011-08-12 00:20:00)

スウェーデン産二人組ブラックメタル。
ONDSKAPT、OFERMODのメンバーが絡んでます。
ちなみにMARDUKのMortuusとは別人・別バンドです。


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