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Usher-to-the-ETHERさんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 3051-3100
FATIMA HILL-The Snow Tower-The Snow Tower
FATIMA HILL-The Snow Tower
TSJUDER-Desert Northern Hell-Ghoul
TSJUDER-Desert Northern Hell-Sacrifice
TSJUDER-Desert Northern Hell
IXXI-Assorted Armament
鼓太蝋
LIVSNEKAD-Den sociala vanförheten
ARCANA ⅩⅢ
ARCANA ⅩⅢ-REBORN IN PAIN
THOUSAND LEAVES-GODS
UNLUCKY MORPHEUS-Girl Revolution (forestpireo)-八咫烏の憂鬱
UNLUCKY MORPHEUS-Shooting Summer (forestpireo)-魍魎の密室
UNLUCKY MORPHEUS-Unbeatable Accomplice (unlucky Morpheus×aquaelie)-Unfeigned Actress
NIGHTBRINGER-Death and the Black Work
エスシリヰズ-履歴書
DARKCELL-BONE WITH HATRED-HATRED IS INFINITY
DARKCELL-BONE WITH HATRED-BONE WITH HATRED
DARKCELL-BONE WITH HATRED
ELEANOR-A CIRCLE OF LAMENT
THE LEGION-Unseen to Creation
CHTHONIC-十殿 (Mirror of Retribution)
FAIRY MIRROR-Eternal Fortress
花実-月の娘~DAUGHTER OF THE MOON~-ポケットにライカ
花実-月の娘~DAUGHTER OF THE MOON~-おとぎばなしが、きこえる
花実-月の娘~DAUGHTER OF THE MOON~-十界の辻
花実-月の娘~DAUGHTER OF THE MOON~-月の回廊
花実-月の娘~DAUGHTER OF THE MOON~
MEZZERSCHMITT-Weltherrschaft-Die Nacht Hat Augen
MEZZERSCHMITT
MEZZERSCHMITT-Weltherrschaft
KRIK/KRAK-NURSERY RHYMES-真夜中の紅薔薇
KRIK/KRAK-SETTE COLORI
LIV MOON
LIV MOON-Echo~蒼空の余響~-The Phantom of the Opera
LIV MOON-Echo~蒼空の余響~-Echo~蒼空の余響~
SARKE
SARKE-Vorunah-Dead Universe
SARKE-Vorunah-Old
SARKE-Vorunah-13 Candles
SARKE-Vorunah
KHOLD-Hundre år gammal-Bonn
KHOLD-Hundre år gammal-Straff
KHOLD-Hundre år gammal-Rekviem
KHOLD-Hundre år gammal-Hundre år gammal
KHOLD-Hundre år gammal-Der kulden rår
KHOLD-Hundre år gammal
君の美術館-Dialogue~paradigm Lost~-夢消失~lost Dream
君の美術館-Dialogue~paradigm Lost~-おてんば恋娘
君の美術館-Monologue~魔法が解けるその前に~-Behind the Mask
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発言している26曲を連続再生 - Youtube



FATIMA HILL-The Snow Tower-The Snow Tower ★★★ (2009-12-12 20:58:19)

正にジャケット通りの音が展開されるタイトル曲。
キーボードが聴き手の眼前に情景を広げ、その中で祈るような声で歌い上げるヴォーカルが聴けるサビが本当に素晴らしい。でも、「堕落したドラゴン」というと、どうしてもルシファーを想像してしまいますが…どういうバックグラウンドのある曲なんだろう。

FATIMA HILL-The Snow Tower ★★ (2009-12-12 20:53:00)

2009年発表の3rd。
このバンドのアルバムは初めて聴いたんですけど、一聴した限りでは落ち着いた雰囲気で
進行していく神秘的なメタル…という印象でしたが、よく聴くと色々な要素が交じってますね。
基本的にはプログレ寄りのアンサンブルを取り入れた、ドゥーミーなゴシックという感じですが
時折入るしっかりとフレーズで主張するギターリフや、華麗さも感じられるキー&ギターソロ、
全体を包み込むようなアトモスフェリックなキーボードなどは、確かに正統派や様式美メタルが
根底にあることを感じさせてくれます。それらの要素を上手く纏め上げ、一つの情景に
昇華させる作曲・編曲能力は流石ベテランといったところですね。
その練り込まれた、絵画的な音の中でも「顔」としての存在感あるヴォーカルも素晴らしい。
低~中音域メインで、下手な男性よりも力強さがありながら、
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TSJUDER-Desert Northern Hell-Ghoul ★★★ (2009-12-11 23:33:33)

気が触れたように爆走→一旦攻撃の手を休めて毒々しいメロディを聴かせる→今度はそのメロディを纏って疾走、の3連コンボで一気に聴き手の耳を惹く曲。やっぱりこのバンド、攻撃性やダーティさだけじゃなく、曲の構築性にも優れてると思う。

TSJUDER-Desert Northern Hell-Sacrifice ★★★ (2009-12-11 23:32:32)

私はどっちかと言えばオールドスクールなものより、モダンなものやテクニカルなものを好むタイプなんですが、アルバムで一番気に入ったのはスラッシーなこの曲。特に捲し立てるようなヴォーカルラインは、確実にアルバムの曲の中で一番かっこいいと思います。でも、何故かこの曲だけ歌詞が載ってないんですよね…。

TSJUDER-Desert Northern Hell ★★★ (2009-12-11 23:31:00)

2004年発表の3rd。
DISK UNIONの小冊子でもブラックの名盤として紹介されていた作品です。

DARK FUNERALやTHE LEGION辺りのファストブラックの爆発力と、CARPATHIAN FORESTなどのオールドスクールなブラックのダーティさを組み合わせたような、ブラックの良いとこ取りな作風で、正にTRUE NORWEIGIAN BLACK METALの鑑といった音。雪崩のように炸裂する豪速ブラストと、スラッシーでノリのいいパートを上手く合わせた、メリハリのある展開と、DARK FUNERALにも通じる「悪魔的」な雰囲気を感じさせつつも、寒々しさより禍々しさや毒性の強いメロディのセンスによって、常に緊張感が保たれている感じ。

ヴォーカルも狂性とダーティさを兼ね備えた声だし、ギターの音色もクリアながら泥臭い歪ませ方で、フレーズの魅力を引
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IXXI-Assorted Armament ★★★ (2009-12-09 00:29:00)

2007年発表の2nd。

このバンドはスウェーデン産ですが…演っているのはダーティな刻みリフと、ロック(ンロール)的なノリのいいリズムなどを取り入れた、ブラック黎明期以前のアングラメタル色の濃い路線で、DARKTHRONEやSATYRICONなどの、ノルウェー産ブラックの大御所の近年の作風に近しい物がありますね。ハードロック寄りドゥームのような雰囲気がある辺りは、フィンランドのBARATHRUMに通じるものも。

DARKTHRONEがやさぐれたアングライズム、SATYRICONが暗黒を表現しているように思えるのに対し、このバンドの音には「病的さ」が強く感じられるのが大きな特徴。刻みリフに潜ませたメロディには、聴き手の耳孔に毒を流し込むような薄気味悪さ、不穏さが根付いていると思う。この辺りのセンスは、LIFELOVERやONDSKAPTなど、病的志向の強いバンド
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鼓太蝋 ★★ (2009-11-29 20:58:00)

ここでもScarlet Destinyさんがアルバムレビューの方で指摘してますが、
「Native Face」の曲名は色々な所で突っ込まれてますよね(笑)。
私は、「生まれ持った(=飾りのない)顔(=表情)」と解釈してますが…
あの曲調でそんな化粧品のコピーみたいなタイトル付けるか、って感じですよね(笑)。
やっぱり天然なのかも。

LIVSNEKAD-Den sociala vanförheten ★★★ (2009-11-29 20:49:00)

2009年発表の1st。

Kvarforthを含む、メンバーの半数以上がSHINING絡みと言う事で、やはりSHININGのような絶望的な鬱ブラックを期待してしまいますが、思いっきり期待通りの音を出してますね。

ただしメタリックな感触も色濃く残していたSHININGと比べると、こっちは疾走をほぼ廃し、ヴァイオリンやピアノによるメランコリックなメロディを導入し、より「物哀しさ」に焦点を絞ったような作風になっていると思います。

あくまで個人的な主観ですが…他の鬱ブラックと比べてこのバンドの音が「違う」と思うのは、暗さや陰鬱さだけではなく、「寒さ」が強く感じられる点。それも吹雪を思わせるDISSECTIONやTHE LEGIONのような「寒さ」ではなく、暖炉も何もない山小屋でじわじわと体温を奪われ、凍えて死にゆくような、もっと陰湿な「寒さ」なんですよね
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ARCANA ⅩⅢ ★★ (2009-11-28 21:51:00)

日本・東京産シンフォニック・ブラック。
店のコメント見て買った時は相当掘り出し物だと思いましたが、今も活動してるんでしょうか…
どうやら音源はEP1枚しか出していないようですが…

ARCANA ⅩⅢ-REBORN IN PAIN ★★ (2009-11-28 21:50:00)

2003年発表の3曲入りEP。

ハーモニクスも交えた、メロデス要素もあるメタリックでメロディアスなリフに、シンフォニックなキーボードが乗る、シンフォブラックの中でも聴きやすい路線と言える作風なんですが…そのシンフォ要素が半端ではないのが本作。よくキーの煌びやかさを表すのに「キラキラ」という擬音を使いますが、この作品のキーはその「キラキラ」がもう少しで目視できそうな程の煌びやかさ。店のコメントでは宮廷音楽が引き合いに出されてましたが、正にそんな感じで滅んだ宮廷の中を亡霊の群れが飛び交っているような雰囲気があると思う。

キラキラ系の音を使用していないパートでも、アトモスフェリックな音色を被せたりしていて、雰囲気の演出の巧みさには確かなものがあると思う。ぶっちゃけ音質はアングラ丸出し(ドラムが結構しょぼめ…)なんですが、ここまでキーがゴージャスな音出してるともうどう
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THOUSAND LEAVES-GODS ★★ (2009-11-27 19:42:00)

2009年発表の東方風神録メタル/プログレインストアレンジ。
IRON ATTACK!のIron Chino氏がゲスト参加。
この作品は、メタルサイド担当のBach氏による前半と、プログレサイド担当の川瀬氏による後半で
作風がはっきり分かれる構成になってますね。ラストはIRON氏参加のゴリゴリのメタル曲で締め。
「Bach side」
日本の「侘び寂び」文化とメロスピのクサさがハイレベルな融合を果たした「Crystal
Mountain」「Moon Magic」、ゲーム音楽とメタル、お互いの高揚感が見事に合った
「Twilight Jealousy」、トレモロで切り刻む導入部が印象的な「Brief is the Light」と、
曲は粒揃い。基本メロスピながら、原曲のクサメロ以外のパートなどでは、メロスピの
テンプレートにはないよう
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UNLUCKY MORPHEUS-Girl Revolution (forestpireo)-八咫烏の憂鬱 ★★ (2009-11-26 23:42:29)

原曲に混沌としたメロディのパートがあるので、それを生かしたメタリックな曲かと思いきや、意外にもメロの美味しい部分を使った、ジャジーなアレンジ。いつもの勢いのある歌い方と違い、官能的に歌い上げるヴォーカルも良いですね。
このコンピは、同じくジャジーな「keeps sleeping」、メタルインストの「RED.sis」「RED.ter」、サビが非常にクサい「仮面」、ラストに相応しい世界観を見せつける「ホシノタビビト」など、他アーティストの曲も粒揃いなので、メタラーがこの曲目当てで買っても、他にお気に入りが見つかるかも。ただ、「ハルトマンの妖怪少女」アレンジは正直苦手な路線でかなりがっかり…

UNLUCKY MORPHEUS-Shooting Summer (forestpireo)-魍魎の密室 ★★★ (2009-11-26 23:34:18)

あからさまに「和」を意識したヴォーカルメロディといい、若さに任せてがむしゃら(それでいて完成度は激高)に自分の思うメタルのかっこよさを追求したような曲調といい、殆ど初期陰陽座のメロスピ曲まんまな作風の曲ですね。
…でも、何故このコンピに曲を提供しようと思ったのかが謎。目茶目茶浮いてます(笑)。他はなんか萌え系みたいな曲が多くて、正直かなりがっかり…ジャケの絵は綺麗でいい感じなのに。逆に言えば、メタラー視点では彼らの一人勝ち、なのかも。普通にサムライメタルとかRED HOT BURNING HELLとかに提供しても良かったのでは。

UNLUCKY MORPHEUS-Unbeatable Accomplice (unlucky Morpheus×aquaelie)-Unfeigned Actress ★★★ (2009-11-26 23:25:35)

曲調としては、いつものUnlucky Morpheusのスタイルである、2バスドコドコ×ピロピロギター×激クサ歌メロの「理想のメロスピ」で、当然素晴らしい出来なんですが、歌詞も同じく素晴らしい。悠久の命を持つが故の葛藤は、ファンタジーでは割と良くあるテーマですが、それをここまで真に迫って聴かせるのは凄い。特に「君に澄む蓬莱のしるしを いっそ喰らってしまえたなら」とか「宿命よ どうか今だけは この改ざんを赦してくれ」とか、ちょっとした言い回しに凄くセンスを感じられます。張り詰めた高音と、押し殺した低音を無理なくかつ劇的に使い分けて、歌詞の世界を演出する歌声も素晴らしい。このアルバムには殆どアレンジの変わらないインスト版も収録されてますが、はっきり言って緊張感は段違い。表現者としてのFuki嬢の実力を見せつける超名曲です。

NIGHTBRINGER-Death and the Black Work ★★★ (2009-11-26 22:02:00)

2008年発表の1st。

アメリカのバンドって、XASTHURやLEVIATHANなど、ブラック特有のノイジーな音と鬱系のメロディを利用して情景を描くスタイルが多い印象ですが、このNIGHTBRINGERもその流れを汲んでますね。ただし厚みのあるノイズ質で暗さを演出しつつ、ミニマルに疾走していく作風は、DARKSPACEやPAYSAGE D'HIVER辺りのヨーロッパ産アンビエント/アトモスフェリックブラックの方がより近いかな、という感じも。

DARKSPACEやPAYSAGE~と大きく異なるのは、厚みのあるノイズリフに合わせて、初期DISSECTION的な寒々しいトレモロリフを奔らせている点。同じくトレモロとミニマリズムに拘ったKRALLICEはポストブラック的メロウさを志向してましたが、こっちはブラック本来の邪悪さや寒々しさに的を絞った使い方。時折KRAL
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エスシリヰズ-履歴書 ★★ (2009-11-23 16:44:00)

2009年発表の5曲入り1stミニ。
「五人一首の関連メンバーと、ジャズ畑のヴォーカルが組んだメタル/ポップバンド」という
触れ込みですが、確かに五人一首の複雑でテクニカルなアンサンブルを、怪奇性ではなく、
アンサンブル自体を楽しむようなポップ性に向けたような作風ですね。
単に技術が優れているというだけでなく、曲の展開によって好き放題に絡み合ったり、
歌を立てたり、歌と一緒に盛り上げたりと押し引きを心得ている所が、真にテクニカル
なんでしょう。スタジオで音の絡み合いを楽しんでる様子が伝わってくるような雰囲気で、
ここまで聴き応えのあるアンサンブルを聴かせながら、歌ものとしても成立させているあたり、
本当に一流という感じがします。ヴォーカルの歌唱も、Middleisland辺りを思わせる情念系の
歌唱で、バンドの演出するレトロな空気感と
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DARKCELL-BONE WITH HATRED-HATRED IS INFINITY ★★★ (2009-11-23 11:31:21)

「Infinite(永遠の)」ではなく、「Infinity(永遠性)」なのがポイント。
最初のキーボードを纏って疾走するパートなんかは、どこか初期EMPERORを彷彿とさせますね。冷気を纏うEMPERORに対し、こっちは不吉さを纏っている感じですが。中盤の、感覚を遮断され、意識の中に光の明滅を見ているようなキーボードとベースの絡みも素晴らしいです。

DARKCELL-BONE WITH HATRED-BONE WITH HATRED ★★★ (2009-11-23 11:29:42)

他のアンビエント要素の強いバンドと比べても、景色を黒く塗りつぶす力は圧倒的といえるかもしれません。展開時にギターの歪みの質を変える演出は、ただ闇を表現しているだけじゃなくて、それが生きているかのような感覚を覚えさせてくれます。

DARKCELL-BONE WITH HATRED ★★★ (2009-11-23 11:28:00)

2009年発表の1st。

CDショップやネットなどでは、よくアンビエントブラックとして紹介されてますが…アンビエントブラックって、情景描写に主眼を置きつつも、あくまでバンドサウンドがメインのタイプと、アンビエントやノイズ、ドローンの要素がバンドの音を飲み込んでいるタイプとがありますが、この作品は前者ですね。ジギジギに歪んだバンドサウンドをアトモスフェリックなキーが包む作風で、疾走パートもありアンビエント以前に、ブラックのアングラなかっこよさがたっぷり詰まった音だと思う。

しかし、このバンドも異常なまでに情景描写能力が高いですよね…基本RAWな音作りながら、ベースを効かせ、ノイズ質を操作することで作った有機的な闇の中で、鬼火のようにキーボードが揺らめく情景には、魔性や神秘性といったなにか超越的な物を感じます。哀愁や鬱よりも、「不吉さ」という微妙な情感を表現できる
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ELEANOR-A CIRCLE OF LAMENT ★★ (2009-11-22 09:16:00)

Noir誌でコラムも連載する才媛、Shiori Vitusさんの在籍するバンドの1st。2008年作品。
…前から気になっていたバンドではあるんですが、コラム読んで購入に至りました。
…まあ、こういうきっかけもありますよね(笑)。
胸を焼くような深い哀愁と、キャッチーな歌メロと躍動感もあるリズムによるポップ性を
上手く両立させたゴシックメタルで、ノルウェーのMORTAL LOVE辺りに近い路線。
基本的に針を振り切るほど遅かったり速かったりする曲は演らず、ミディアム中心で
統一感のある曲調ながら、この手のゴシックにありがちな金太郎飴感がなく、アルバム最後まで
緊張感が途切れず聴けるのは、やはりメロディセンスの良さに因るところが大きいと思います。
特に歌メロ、海外の一流バンドを上回る鮮烈さで、「heart」「ray」期のL'Arc-en-Ci
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THE LEGION-Unseen to Creation ★★★ (2009-11-20 22:52:00)

2003年発表の1st。

実は、MARDUKのメンバーが在籍、しかもファスト系という事で、「MARDUKの分家」的なイメージを勝手に抱いてしまい、今までスルーしてしまっていたんですが…。もうメンバーには土下座して謝っても詫び足りないです(笑)。MARDUKやDARK FUNERAL、1349などのこの手の代表バンドの作品に比肩するか、それ以上の名盤ですよ、これ…。

まず耳を惹きつけるのが、MARDUKのドラマーでもある、Emil氏のドラミング。
MARDUKの時同様に豪腕を振るいまくる、血も涙もないようなブラストをブチかましてくれますが、ドラムの音質がMARDUKの時よりも更に炸裂感の強い、バキバキな音のせいでよりブルータルに聴こえます。丁度1349の「Beyond the Apocalypse」に近い音だと思う。

しかし、彼のドラミングと
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CHTHONIC-十殿 (Mirror of Retribution) ★★★ (2009-11-19 18:27:00)

2009年発表の5th。

日本デビュー盤の前作「Seediq Bale」は、二胡や女性ヴォーカルによる、大陸的なメロディを取り入れた、個性的でかつメジャー第一線クラスのシンフォニックブラックを聴かせてくれましたが、少し音質にチープさがあったのが気に掛かったんですが…本作はその欠点を完全に払拭、第一級の中の第一級の音にパワーアップした感じがしますね。

リフが他のシンフォニックブラックよりも、それこそメロデス並にメロディアスなのも本作の大きな特徴ですね。二胡に主旋律を振っているパートでも、単なるバッキングにならず、トレモロリフを頻繁に用いて更にメロディアスさを増しているのが素晴らしい。仮に二胡が無かったとしても、超良質のメロブラ/メロデスとして楽しめそう。プロダクションが良くなったお蔭で、リフのメロディがこれまで以上に強調されてるのも良いですね。


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FAIRY MIRROR-Eternal Fortress ★★ (2009-11-16 22:41:00)

2003年発表の1st。
現在メジャーレーベルKing Records所属の、SAEKOさんが在籍してた事でも有名ですね。
このアルバムの時点では既に脱退し、MIYAKOさんという方に交替してますが。
女性ヴォーカルをフィーチャーした、正統派/メロパワ路線のジャパメタ。
…と、一言では言えない魅力が、演奏にはありますね。ツインギターによるリフの絡みや、
キーボードを用いたメリハリある演奏は、普通の正統派やメロパワよりも大分メロディックで、
オケだけ聴いたらメロデスっぽくも聴こえると思う。…私は最初このバンドがKing Records
所属だと思っていて、「さすがメジャーだ!!」とか勝手に思ってたんですが…(笑)。
まあそれだけ説得力ある演奏だという事で(笑)。
ただし、ヴォーカルは少し厳しいものが…キンキン声に引き攣るようなビブラート
…続き

花実-月の娘~DAUGHTER OF THE MOON~-ポケットにライカ ★★ (2009-11-16 22:37:59)

子供の頃夢見たような、淡いロマンティックさに溢れたファンタジー世界の日常を切り取ったような、可愛らしさのある1曲。可愛らしいんですが、歌声にはやっぱり美しくて、崇高な部分も。ああ、こんな世界に住みたいわ…この世界、クレーマーも酔っ払いもぜ~ったいにいないですもん(笑)。聴いててちょっと哀しくなってくる…。

花実-月の娘~DAUGHTER OF THE MOON~-おとぎばなしが、きこえる ★★★ (2009-11-16 22:37:08)

起伏のある歌メロと、自然界の音をそのまま再現したかのような繊細さが両立する、稀有な曲。…ほんと、この人の声ってそれだけでアンビエント・ミュージック並の情景描写能力があるんじゃないのかなぁ…そんな繊細さがありながら、変な癖のない素直な歌声なのが素晴らしい。

花実-月の娘~DAUGHTER OF THE MOON~-十界の辻 ★★★ (2009-11-16 22:36:17)

これ、最初聴いた時は疾走曲のイメージだったんですが、よく聴くと中盤まで打楽器が入ってないアレンジなんですね。ギターの躍動感あるリフと、ヴォーカルのドラマティックなメロディによってそう感じるのかも。これはクサメロ好きにも大推薦です。

花実-月の娘~DAUGHTER OF THE MOON~-月の回廊 ★★★ (2009-11-16 22:35:16)

情景の見える音楽好きなら、この1曲目で殺されてください。
櫂を漕ぐようなパーカッションと、水の波紋のようなギター、妖精の歌声を思わせる澄んだヴォーカル…本当に、月の夜、湖にボートで漕ぎ出していく気分が味わえますね…「ARIA」という癒し系漫画がありますが、その世界観を地で行ってると思う。そこに暗めのロマンティシズムを足した感じ。

花実-月の娘~DAUGHTER OF THE MOON~ ★★ (2009-11-16 22:33:00)

2007年発表の、おそらく1st。
…ぶっちゃけジャケ買いです。アートワークも素晴らしいんですが、ジャケの手触りも
良いですね(笑)。なんとなく「ビビッ」と来るものがあって、全く知らないアーティストなのに
作品を買ってしまったんですが、こんな素晴らしい音楽を聴かせてくれるとは…
第6感ってマジにあるのかも…。
路線は、ごく簡単に言ってしまえば、ZABADAKやKIRCHE、MAPLE LEAF辺りの、
ワールドミュージックやトラッドをベースとした、プログレにも通じる「情景の見える音」を
聴かせるポップス。シンガーソングライターを自称しているだけあって、上記アーティストよりも
音作りはややシンプルで、例えば駅の前で弾き語り演ったとしてもその魅力を十分伝えられそうな、
歌を聴かせる事に重きを置いた作風ですね。
しかし、このヴォーカル
…続き

MEZZERSCHMITT-Weltherrschaft-Die Nacht Hat Augen ★★★ (2009-11-14 23:01:35)

アンビエント的なパートから、テクニカルな演奏を爆発させるように叩きつける曲。…にしても、この曲のリフ捌きは素晴らしい。Blasphemer氏、ブラックやゴシックなどの、ある程度雰囲気が重視されるバンド以外にも、テクニカルデスとかメロデスとか、メタルの「演奏」のかっこよさを最重視するサブジャンルにも挑戦して欲しいと思うのは私だけ?

MEZZERSCHMITT ★★ (2009-11-14 23:01:00)

MAYHEMのBlasphemerとHellhammer、RED HARVESTのLarsによる変名バンド。
BlasphemerもMAYHEM抜けたみたいだし、活動再開&フルレンス制作して欲しいです。
出来ればManiacも呼んで。

MEZZERSCHMITT-Weltherrschaft ★★ (2009-11-14 23:00:00)

2002年発表の4曲入りデビューミニ。

MAYHEMのメンバーが二人在籍していることからも分かる通り、当時のMAYHEM(GRAND DECLARATION OF WAR)の路線である、ミリタリーな雰囲気のある、テクニカルなインダストリアルブラックを演ってますね。アンビエント的な要素も含む、やや前衛的な展開はTHORNSの1stからの影響も強そう。

Maniacがコンセプト制作の為に大学に通ったり、収録曲を元に学術論文を書いたドイツ人の学生も現れたという逸話の残るGdoWと比べると、コンセプトも音もちょっと淡白かも。雰囲気を重視したためか、爆走はほぼなく軍隊の行進的なミディアムが殆どだし、Maniacの特徴のあるデス声もないし(BlasphemerのVoスタイルは、語りと無感情気味なデス声)。

ただ、実力のあるメンバーが揃っているだけあって、演奏
…続き

KRIK/KRAK-NURSERY RHYMES-真夜中の紅薔薇 ★★★ (2009-11-12 21:52:33)

チャイコフスキーの「白鳥の湖」を思わせる、世界レベルのクサメタルバンドでも滅多に辿り着けない境地に達したクサいメロディで、華麗に、可憐に駆け抜けるクサメタラー殺しの超名曲。決して長くはない演奏時間内に、しっかりと劇的なドラマを完結させる、ストーリーテリング力も素晴らしい。…でもこの仮面、ジョジョのアレと比べると、どうも弱そうな気がするんですが(笑)。

KRIK/KRAK-SETTE COLORI ★★ (2009-11-12 21:46:00)

2007年発表の1st。
最近少女病を初めとして、シンフォな音像とゴシック/トラッドをベースとしたクサメロ、
更に語りを交えた劇(場)的な展開を武器とする、いわゆる「SOUND HORIZONフォロワー」が
多く現れ始めている印象がありますが…ここまで徹底しているアーティストはなかなかいないでしょう。
語りパートの語り口や口調、ヴォーカルの歌い方、そしてどうぞ二次創作なり妄想なりして下さい、
なケレン味たっぷりな世界観に至るまで、Aramaryさん在籍時のSOUND HORIZONへの
リスペクトに溢れてます。SHファンとしては、もう聴いてて嬉しくなってくるくらい(笑)。
しかし、真に凄いのは、そのリスペクトを表現できるだけの実力があることでしょう。
SH自体右に出るものがいないくらい、クサい歌メロを書く才能に恵まれたアーティストですが、
…続き

LIV MOON ★★ (2009-11-12 02:10:00)

元宝塚の歌姫を擁する、国産ゴシックメタルバンド。
来月には1stアルバムの発売も予定しているようです。

LIV MOON-Echo~蒼空の余響~-The Phantom of the Opera ★★ (2009-11-12 02:01:24)

歌声的に、ちょっと腹黒なクリスティーヌと、チャラ男のファントムが思い浮かぶんですが…(笑)。女性ヴォーカルは歌唱力も高いし良いんですが、チャラい大学生がいきがってるような、弱い男性ヴォーカルは大いに改善の余地があると思う…。

LIV MOON-Echo~蒼空の余響~-Echo~蒼空の余響~ ★★ (2009-11-12 01:58:06)

元宝塚の歌姫によるヴォーカルを活かせるくらいには、歌が中心にあるアレンジなんですが、演奏の方も遠慮が無くてかっこいいです。Aメロとか歌メロがズタズタになる寸前だけど、その緊張感と激しさが心地良い。ただ、サビよりもイントロや間奏の方が盛り上がるのが惜しい…折角スター性のあるヴォーカルを起用してるんだから、もっとサビを盛り上げなさい(笑)

SARKE ★★ (2009-11-11 22:25:00)

KHOLD、TULUS、OLD MAN'S CHILDのSarkeと、DARKTHRONEのNocturno Cultoによるプロジェクト。
クレジットを見る限り、バンドの主導権はSarke氏が握っているようですね。
まあ、バンド名からして「SARKE」な訳ですが。

SARKE-Vorunah-Dead Universe ★★★ (2009-11-11 22:24:59)

ラストで遂にブラスト解禁!!
やっぱベテランが「ここぞ」という時に演ると迫力が違う…。
でも、頑なにトレモロには頼らないんですね…。

SARKE-Vorunah-Old ★★ (2009-11-11 22:24:19)

オールドスクールなブラックメタルサウンドに乗せてガナられるテーマは…老い!?お迎えが来たようなキーボードまで使われてるし、サタニズムとは全く別の、ブラックジョーク的な黒さがありますね。

SARKE-Vorunah-13 Candles ★★★ (2009-11-11 22:23:31)

Sarke氏、作ろうと思えばメジャー級のシンフォニック・ゴシックも作れるんじゃないでしょうか…少なくともこの曲の、キーボードの繊細なメロディセンスは、第一級のゴシック系のバンドと比べてもなんら遜色ないと思う。

SARKE-Vorunah ★★ (2009-11-11 22:21:00)

2009年発表の1st。

構成員の在籍したバンドである、DARKTHRONEやSATYRICON、KHOLDの最近の作品を聴くと、過度なモダン化を避け、黎明期以前の暗黒スラッシュと未分化だった頃のブラックメタルのアングラなエナジーを揺り戻そうという動きがあるように感じられるんですが…この作品も明らかにその流れの中にあると思います。意図的に「発狂ヴォーカル」「トレモロリフ」「ブラストビート」などの、最近のブラックメタルバンドに典型的な要素に頼り切らない曲作りに、特にそれを感じます。

後半で聴けるキーボードの導入の仕方や、一部でのゴシックメタルにも通じる繊細なメロディを聴くと、単に昔のアングライズムを取り戻そうというだけでなく、現代的な要素も取り入れて更に良い物にしようとしているのも感じられます。ライブハウスやスタジオで酒呑んでやさぐれてるて暴れてるだけではない、
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KHOLD-Hundre år gammal-Bonn ★★★ (2009-11-11 17:28:06)

DISSECTIONを緩やかにしたような、毒々しい暗黒美の息づいた曲。
アルバムを通じて、美しさよりもダーティな雰囲気を重視していた感じがするんですが、敢えてこういう曲で締めた事で、全体の構成にも凄みが加わった印象があります。

KHOLD-Hundre år gammal-Straff ★★ (2009-11-11 17:27:09)

ギターの残響音にも気を使った音作りは、現代のブラックの感覚がありますね。このバンドは最近の手法も取り入れて、黎明期の邪悪さを表現しているのが面白いと思う。…ヴォーカルのスタイルがもう少し私好みだったら、凄くお気に入りのバンドになったかもしれないなぁ…。

KHOLD-Hundre år gammal-Rekviem ★★ (2009-11-11 17:26:27)

本能の警告を呼び覚ますような、不協的なアルペジオの醸し出す邪悪さは、近年のDSOに通じるものがあるかも。このバンドも暗黒を表現するのにかなり試行錯誤してそう。

KHOLD-Hundre år gammal-Hundre år gammal ★★★ (2009-11-11 17:25:41)

クラスト方面に行く直前のDARKTHRONEみたいな雰囲気が素敵。
ふてぶてしさはありつつも、ブラックの陶酔的・催眠的な部分が強く出ている感じ。

KHOLD-Hundre år gammal-Der kulden rår ★★ (2009-11-11 17:24:55)

普通のブラックメタルよりも、ベースの音が効いているサウンドなのが良いですね。オールドスクールな、黒いふてぶてしさが更に強調されているような印象を受けます。

KHOLD-Hundre år gammal ★★ (2009-11-11 17:23:00)

2008年発表の5th。
00年結成だから、HR/HMバンドとしては割と速いペースで作品を出してますね。

リズムにロックのダイナミズムを導入する事で、アングラメタルのふてぶてしさ、ブラックメタルの暗黒エナジーを表現する、(「Now, Diabolical」「The Age of Nero」期の)SATYRICONにも通じる路線ですね。SATYRICONが鬱系メロの練り込まれたリフと威厳のあるデス声を用いていたのに対し、こっちはオールドスクールで太い響きのリフと、スラッシュがベースにありそうな野太いダミ声を使っているのが大きな違い。

その分、SATYRICONよりもメジャー感の薄い、アングラっぽい作風になってますね。SATYRICONとDARKTHRONE(共に最近)の真ん中くらいの作風というと近いと思います。そう考えると、何気に今のノルウェーのシーンを象
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君の美術館-Dialogue~paradigm Lost~-夢消失~lost Dream ★★ (2009-11-11 17:20:46)

出来は凄く良いのを前提で言いますが…私はこのメロディだったらBメロとサビでもっとドラマティックにアレンジの雰囲気を変えて欲しかったなぁ。ガストのRPGの街の曲のような、穏やかでセンスの良い雰囲気は好きですが。

君の美術館-Dialogue~paradigm Lost~-おてんば恋娘 ★★ (2009-11-11 17:19:56)

個人的には、TUBEが時々やるタンゴっぽい曲みたいなイメージがあるんですけど…ヴォーカルに前田亘輝氏を起用して、少しルーズに歌ってもらったら面白い仕上がりになりそう。

君の美術館-Monologue~魔法が解けるその前に~-Behind the Mask ★★★ (2009-11-11 17:18:45)

Cherose氏はやっぱりすげぇ…と思わされた1曲。
悪事を前にハイになってる男の高揚を見事に歌い上げてるし、台詞までこなしてるし…「♪ハッピークリスマス」のところなんて、ほんとに気が昂ぶってるんだろうな~っていうのが伝わってきますし。


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