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mokusatuさんの発言一覧(評価・コメント) 51-100
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AMORPHIS-Tales From the Thousand Lakes-Into Hiding
AMORPHIS-Tales From the Thousand Lakes-Magic and Mayhem
AMORPHIS-Tales From the Thousand Lakes-The Castaway
AMORPHIS-Tuonela
AMORPHIS-Tuonela-Divinity
AMORPHIS-Tuonela-Greed
AMORPHIS-Tuonela-Morning Star
AMORPHIS-Tuonela-Nightfall
AMORPHIS-Tuonela-Rusty Moon
AMORPHIS-Tuonela-Shining
AMORPHIS-Tuonela-Withered
ANATHEMA
ANATHEMA
ANATHEMA
ANATHEMA-A Fine Day to Exit
ANATHEMA-A Fine Day to Exit-Barriers
ANATHEMA-A Fine Day to Exit-Leave No Trace
ANATHEMA-A Fine Day to Exit-Looking Outside Inside
ANATHEMA-A Fine Day to Exit-Panic
ANATHEMA-A Fine Day to Exit-Pressure
ANATHEMA-A Fine Day to Exit-Release
ANATHEMA-A Fine Day to Exit-Temporary Peace / In the Dog’s House
ANATHEMA-A Fine Day to Exit-Underworld
ANATHEMA-Alternative 4
ANATHEMA-Alternative 4-Inner Silence
ANATHEMA-Eternity
ANATHEMA-Eternity-Cries on the Wind
ANATHEMA-Eternity-Radiance
ANATHEMA-Pentecost Iii
ANATHEMA-Serenades
ANATHEMA-The Crestfallen
ANATHEMA-The Silent Enigma
ANATHEMA-The Silent Enigma-A Dying Wish
ANOREXIA NERVOSA-New Obscurantis Order
ANOREXIA NERVOSA-New Obscurantis Order-Black Death, Nonetheless
ANOREXIA NERVOSA-New Obscurantis Order-Châtiment de la Rose
ANOREXIA NERVOSA-New Obscurantis Order-Ordo ab chao: The Scarlet Communion
ARCTURUS-Aspera Hiems Symfonia
ARCTURUS-Aspera Hiems Symfonia-To Thou Who Dwellest in the Night
ARCTURUS-Aspera Hiems Symfonia-Whence & Whither Goest the Wind
ARCTURUS-La Masquerade Infernale
ARCTURUS-La Masquerade Infernale-Ad Astra
ARCTURUS-La Masquerade Infernale-Of Nails and Sinners
ARCTURUS-La Masquerade Infernale-The Chaos Path
ARCTURUS-La Masquerade Infernale-The Throne of Tragedy
ARCTURUS-Sideshow Symphonies
ARCTURUS-Sideshow Symphonies-Deamon Painter
ARCTURUS-Sideshow Symphonies-Hibernation Sickness Complete
ARCTURUS-Sideshow Symphonies-Hufsa
ARCTURUS-Sideshow Symphonies-Nocturnal Vision Revisited

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AMORPHIS-Tales From the Thousand Lakes-Into Hiding ★★ (2006-08-19 23:31:03)

エクストリーム・メタルと思って聴くと、どんどんメロディックになっていくイントロからひっくり返るな。
どうしようもないデス声が叫びでなく、明確に歌として位置付けられている点も驚異的。
デス声による重っ苦しいフィンランド暗黒詩がノーマルボーカルによって情景転化するドラマに悶絶する。1曲目からこれだ。メロディック・デスの可能性を天下に知らしめたという点でも価値のある曲であろう。

AMORPHIS-Tales From the Thousand Lakes-Magic and Mayhem (2006-08-20 00:57:01)

あーこの頃から「CARES」で聴かれるダンス指向は出ていたのか・・・。
だが暗黒度が高過ぎてサイケデリックですらあり、全く気持ち良くない。むしろ吐きそうになる。終わりに相応しいともあまり思えん。

AMORPHIS-Tales From the Thousand Lakes-The Castaway (2006-08-19 23:40:21)

のっけからメロディ全開。悠久を思わせるシンセの音色が有り得ない対比である。
「ELEGY」もそうだが、1曲目よりも2曲目の方が勢いがあってメロディックでもあるのは、この頃のこだわりなのだろうか。

AMORPHIS-Tuonela ★★ (2006-08-23 02:27:00)

そうかー、色んなレビューを見て回ったがこのアルバムもサイケ要素があったのか・・・見るまで全く気付かなかった。そう考えるならシングル「MY KANTELE」とつながっている事になるわ・・・。
個人的には、オルタナ的と言われると「それは分かる」と言ってしまうので、これは幽玄オルタナ・ハード・ロック(言うだけタダだから色んな事言ってみたいんです)。99年発表の4thアルバム。
このバンドは「キーボードアレンジをキーボーディストがやっていた」と仮定する。
2ndはKasper Martensonによる透明感のある冷ややかな感触、3rdはKim Rantalaによる豪華でハモンドを多用するサウンド、と考えるとこのアルバムのキーボードアレンジの特色も納得出来る気がする。
このアルバムの専任キーボーディストは、いない。
だから、装飾が前面に出て来ない。「空気感の演出」以上
…続き

AMORPHIS-Tuonela-Divinity ★★ (2006-08-25 14:53:39)

「GREED」からの流れが素晴らしく格好良い。
寂寥感溢れるボーカルメロディに涙が滲むが、やっぱり合いの手で入り込む囁きが怖いです。
ただ終わりのキーボードソロはもう少し考えて欲しかったなー。

AMORPHIS-Tuonela-Greed (2006-08-25 18:55:32)

中近東風リフから何だか「BETTER UNBORN」をコンパクトにした、という例えを用いたくなる。デス声パートとノーマル声パートによる緊張と叙情の対比があります。
あと試聴した限り、PasiのバンドAJATTARAに通じるのかもしれないとも感じた・・・まあっちは黄泉の国というより完全に地獄ですけど・・・。

AMORPHIS-Tuonela-Morning Star (2006-08-25 14:30:28)

ギュワギュワ蠢いてるギターが前面に出てもっと混沌として欲しかったが。
でもキメのギターのカッティングが格好良いし、ボーカルラインの一番最後が涅槃に飛んでます。

AMORPHIS-Tuonela-Nightfall (2006-08-25 14:38:50)

これは3rd「ELEGY」ぽい。味付けで入ってるのはおそらくソプラノ・サックスであろう。
ボーカルラインに掛け合いとして入る幽玄な囁き声に背筋が凍る。終わり方がまた怖いな。

AMORPHIS-Tuonela-Rusty Moon ★★★ (2006-08-25 15:26:29)

個人的にアルバム中最強曲。
どっしりしたミドル・テンポ、穏やかに流れるメロディック・リフ、力みの少ない幽玄な歌唱(囁きも最高だ!!)、そしてそれらを、ナニモノかを呼び寄せそうな幻惑的なフルートの音色が包み込むという、何かもう三途の川の情景を描き切ったとしか思えないドラマティックな曲である。
そしてメタルではそう聴けんと思うが、ソロは速弾きフルート・・・本当、何もかもが昇天級(ギターソロはないです)。

AMORPHIS-Tuonela-Shining ★★ (2006-08-25 15:07:08)

ちょっとダルなリフから歌い上げるサビへの対比がとっても情熱的。
AMORPHISらしさも失われてないし、これはバッチリだ!!

AMORPHIS-Tuonela-Withered ★★ (2006-08-25 15:14:15)

イントロの涅槃ぽいボーカルが堪らない。
「ELEGY」に近いノリのアップテンポな中近東サイケ・ハード・ロック。
楽曲の背後で「ギョギョギョギョ・・・」とギターがうなってますが、やっぱもっと前に出てもらいたかった個人的には。

ANATHEMA ★★ (2006-04-24 14:31:00)

>ヴィレさん
アルバムEternity収録の「Sleepless'96」が「Sleepless」で登録されてて、1stの「Sleepless」と混乱しそうで登録しづらいのですが・・・。修正依頼出してもいいでしょうか?

ANATHEMA ★★ (2006-04-25 03:23:00)

>ヴィレさん
わざわざありがとうございます~。修正されたら二曲とも書きます!ANATHEMAファンが一人でも増える事を祈りましょう!
私の書き込みは、書き込みが少ないと特にですが、調子に乗って言いたい放題言ってしまうので、「見当外れな事言ってるなこの馬鹿」と思われたら容赦なく突っ込んでくださいな!

ANATHEMA ★★ (2006-05-19 01:52:00)

オフィシャルサイトで聴ける「Everything」という新曲が鬼のように素晴らしくてびっくり。勢い余って6thを全曲レビューしようと思ったらタイトルトラックだけする気になれなかったというのもどうなんだろう。
2006年に新譜出るのかなぁ・・・何か「レコードディールが決まってない」とかそら恐ろしい事書いてありますが・・・。

ANATHEMA-A Fine Day to Exit ★★ (2006-05-14 02:55:00)

01年発表の6th。Les Smith(Key。元CRADLE OF FILTHのLecter)がメンバーに加わっている。
私は前作「JUDGEMENT」は未聴だが、聴いていて不意にSENTENCEDを思い起こした。それは無論音楽性からではなくて、「昔は昔、今は今」でどっちも好きになれそうなその品質において、である。このアルバムはゴシックでない。メタルでない。ハードロックでもない。単にロック・アルバムだ。
ゴシックの重さや耽美志向はほぼ皆無、メタル的リフの魅力・攻撃性も皆無、というかもう、ギターに比重が置かれてない。ロックになったと言ったら一言だが、代価として浮上させた魅力は、4th「ALTERNATIVE 4」から少しづつ導入されてきた(であろう)コーラスワークなのではないか。女声も取り入れられているし。つまり、このアルバムの軸になっているのは、ギターでもオーケストレーショ
…続き

ANATHEMA-A Fine Day to Exit-Barriers ★★★ (2006-05-14 00:21:57)

ゴシックどころかメタルですらないアルバムの中、この曲だけゴシック的耽美意識が漂っている。驚くべき事に、リピートされるボーカルは2nd収録「SHROUD OF FROST」と同じではないか!!
後半のリフのうねり、切なく囁くコーラス、Danielによる幽玄なフィードバックギター・・・渦巻く暗黒美意識の明確過ぎる表出に、古参ファンとしてほくそえんでしまった。

ANATHEMA-A Fine Day to Exit-Leave No Trace ★★ (2006-05-19 01:23:47)

アコースティック・バラードと言っていいと思う。
Vincentの歌詞は詩的だし、曲も暗いと言うより哀愁がある感じで切ない雰囲気がある。「No Future」とか連呼してるけどさ。

ANATHEMA-A Fine Day to Exit-Looking Outside Inside (2006-05-19 01:16:45)

メロウな前半から一転、後半は錯乱した精神が激情を露わにする。
Dannyの狂ったフィードバックギターで締められて、全く救いなく終わります。

ANATHEMA-A Fine Day to Exit-Panic ★★ (2006-05-14 00:40:08)

タイトル通り、精神錯乱が早口かつ、スピーディーに駆けて行く。ライブで盛り上がりそうだ。
無論デス的疾走ではなくハードロック的ですが、コーラスワークの疾走がたまらない心地良さです。

ANATHEMA-A Fine Day to Exit-Pressure (2006-05-19 00:52:36)

アルバム1曲目から「穴の中を進んでいく 惨状へ向かって」などとのたまう、この後ろ向きな出発は何なんでしょうか。
楽曲自体は淡々としたメランコリー・ロックと言えますが、段々Dannyのギターノイズが漂い始めて、「早く発狂させてくれ」と懇願したくなる素晴らしいムードが作られます。

ANATHEMA-A Fine Day to Exit-Release ★★ (2006-05-19 01:05:45)

静かなアルペジオや微かなSEから、コーラスワークなど少しずつ音が増え、勢いを増し、ロックらしいリフも出て盛り上がっていく。
部屋で一人、静かに浸りたい。

ANATHEMA-A Fine Day to Exit-Temporary Peace / In the Dog’s House ★★★ (2006-05-14 01:18:49)

かなり陰鬱なアルバムの最後は、波の音と共に、深い安らぎを与えてくれるこの暖かくも美しい曲で締めくくられる・・・それが例え、かりそめの安らぎ(Temporary Peace)だとしても・・・
・・・シークレットトラック、まぁいいじゃないすか。ハッピーエンドって事でw。

ANATHEMA-A Fine Day to Exit-Underworld ★★★ (2006-05-19 01:34:23)

焦燥感を煽るリフから静かに始まってゆっくり情感が熱を帯びていく、「RELEASE」同様、Dannyらしい曲と言える。あまり起承転結を感じさせない、自然に感情が流れていくようなドラマがある。素晴らしい。

ANATHEMA-Alternative 4 ★★ (2006-05-23 02:01:00)

ゴシックの括りから外れ出した前作「ETERNITY」からさらに、ゴシック特有の耽美意識や重さが消えた、どころか、メタルの質感まで薄くなり、このアルバムにある音楽性は「プログレ」と言った方がいい。
この後ANATHEMAは結局、ロックというか、RADIOHEADに近くなっていくわけで、「プログレ」という言い方は正直間違っていると思うが、他にどうにも言い表しようがない。ただ、ANATHEMAは実のところPINK FROIDに多大な影響を受けているようなので、やっぱり合っている気もする。そんな感じの憂愁ロック。
10曲中6曲がDuncan Patterson(B)作曲で、Daniel Cavanagh(G)信者の私としては、最も聴く頻度が低いアルバム。具体的に言うと、Duncanはどうも、装飾の音色に雰囲気を任せ過ぎというか、使い方が安直だと思うのですがどうでしょうか。対してDan
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ANATHEMA-Alternative 4-Inner Silence (2006-05-14 01:42:38)

3分の小曲。切々と紡がれるピアノ、重いヘヴィ・リフと来て、泣きのギターメロディですよ。これぞDanielの真骨頂!!
でも、曲が短過ぎ。

ANATHEMA-Eternity ★★ (2006-04-15 04:45:00)

96年発表3rdアルバム。
いきなり① 「Sentient」と②「Angelica」の素晴らしさに圧倒される。前作との比較どころか、現実の予定が全部吹っ飛ぶほどの衝撃が走る事請け合い。胸を締め付ける狂おしさで咽び泣くDanielのギターに感情が動かなければ、人間ではない。メタルもゴシックも何も関係ない。音とか音楽とかギターとか CDとかCDの普及とか、それらは全てこういった感動の為にあるはずだ。表現が駄目なら事実を述べるが、私は日本盤買った後さらに、曲数の少ない(再発ではない)輸入デジパック限定盤をまた購入した。それくらいの価値があったし、今もある。
が。
アルバム全体で見ると、この冒頭2曲は「浮いている」事に気付く。ここまで感情をあらわにした楽曲は、実は、他にはない。前作までの病んだ美意識は、この2曲を除いて、やはりこのアルバムにもしっかりと受け継がれている。私のよう
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ANATHEMA-Eternity-Cries on the Wind ★★★ (2006-04-15 13:56:05)

ゴシック的な圧力がエジプト風味も交えてゆったりと進行する曲。
しかし後半鋭いギターが切り込んで雰囲気は一変、胸の内の悲哀を必死に抑えるようなDanielのギターワークに震える。
しかし、Danielは頭拍取り辛いリフ好きだなぁ・・・俺も大好きだ!

ANATHEMA-Eternity-Radiance ★★★ (2006-04-16 23:43:47)

不協和音、男声の呟き、女声コーラスを従えて、ギターが理性と狂気の狭間を泳いでいく。
救われない自意識を描写しながらドラマティックに盛り上がるこの曲が何を伝えようとしているのか、深く考えたくはない。

ANATHEMA-Pentecost Iii ★★ (2006-04-15 01:29:00)

95年発表の2ndミニアルバム。現在は92年発表のミニアルバムTHE CRESTFALLENとのカップリングCDとして発売されている。
ボーカルがデス声から苦悩を吐露するような歌唱に変化、音質とアレンジの向上もあって暗黒的神秘のスケールが格段に拡がった。耽美意識はメロディではなく精神へと向かい、輝きのない小宇宙の存在感を、静かに、しかし確実な歩みで、強固にしていく。悲しみや切なさなどの感傷も許されない、ただただ苦悩と後悔に苛まれる死際の美しさに浸れる40分間。

ANATHEMA-Serenades ★★ (2006-04-15 00:51:00)

93年発表の1stフルアルバム。
前ミニアルバム同様、スローゴシックの中に病的耽美意識が映える重苦しい神秘世界・・・と言いたいのだが、「実験的」と言えるツインギターリフと、良いとは言い難い音質が、神秘に辿り着く前に苦笑しなくもない。
それでも、切なさに浸れるメロディは随所にあるし、「THE SILENT ENIGMA」で生かされ始めるDanielのオーケストラアレンジメントの片鱗がインスト2曲に見受けられもするので、他のアルバムの後に、買って損はない。

ANATHEMA-The Crestfallen ★★ (2006-04-14 23:20:00)

92年発表のデビュー・ミニアルバム。現在は、95年発表の2ndミニ・アルバムPENTECOSTIIIとのカップリングCDとして発売されている。
陰鬱と苦悩と絶望を表現するジャンル・ゴシックメタルの、その黎明期を支えたバンドのデビュー作だけあって、ひたすら暗、重、遅の三拍子が揃ったアルバムではある。が、そこから滲み出る耽美意識の質において既に、当時のレーベル仲間MY DYIND BRIDEやPARADISE LOSTと差別化されるだけのものが聴き取れる。
ただ彼らの耽美感覚は、聴き手の琴線に触れて涙腺を刺激するような悲哀のドラマ構築に作用しない。メロディの鍵を握るDaniel(とVincent兄弟)のギターは、蠢く孤独の内側にひたすら閉じ込もる。故にANATHEMAは、「好き」だと言いたいのに、「好き」な理由が挙げ辛い。
彼らはただ素朴で美しい花を、誰の手にも届かない闇の
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ANATHEMA-The Silent Enigma ★★ (2006-04-15 03:01:00)

95年発表の2ndフルアルバム。前ボーカリストは解雇(その後 THE BLOOD DIVINEへ)、ギターのVincentがボーカル兼任している。
音楽性は前ミニアルバムの延長線上にあるものの、ボーカルが攻撃的咆哮(デス声というほどではない)に変わって、これまでで最もメタルっぽいアルバム。
・・・のはずなのだが・・・
相変わらず重苦しさに妥協はない、加えてさらに息苦しい、一緒に歌える部分はない、泣けるメロディもない、フレーズのループがよくある、その上楽曲は7,8 分台、という事で、ANATHEMAのアルバムの中でも薦めにくさは筆頭格である事が、今日、分かりました。私はこのアルバムが最も好きだったのに・・・。

曲名を私なりに訳してみる。
①妄想の幻惑(Restless Oblivion) ②濃々霧(Shroud of Frost) ③孤独(・・・Alo
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ANATHEMA-The Silent Enigma-A Dying Wish ★★★ (2006-04-15 03:16:14)

激しく、そしてドラマティックに展開する絶望絵巻。
ギターメロディは印象に残るが、全体的には何一つ救いになってない。地獄の淵で浸る哀愁は、単に虚しい。

ANOREXIA NERVOSA-New Obscurantis Order ★★ (2006-06-16 01:45:00)

2001年発表の3rdフル・アルバム。私はこれしか聴いた事ないです。
どうやらこのバンド、CRADLE OF FILTHが比較対象にされてしまうようで、確かにどちらも「シンフォニック・ブラック」と言って間違いないから仕方ないですが、私としてはMARDUK と比較したくなりました。「どクラシカル・MARDUK」。MARDUKは重戦車に例えられるように現実の血生臭さがありますが、こちらは神々の戦争みたいな華やかさがある大虐殺サウンド。どちらにせよ、CD聴き終える頃には尊い命が万単位で消えてます。天晴れ。
ブラック・メタルは大概、シンセをムード作り(耽美)の為に活用してきたと思いますが、ドラムもボーカルもギターもオーケストレーションもここまで対等に攻撃的なアレンジを施したバンドはほぼないような気がします。
「クラシカル」という言葉を聞くとどうしても、静かで繊細で優雅な雰囲気が
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ANOREXIA NERVOSA-New Obscurantis Order-Black Death, Nonetheless ★★ (2006-06-16 02:14:17)

スローパートを挟むドラマティックな曲・・・いやもうこれくらいの攻撃性が丁度ですよ私には。
リズミカルなオーケストレーションが恐怖を煽りまくってます。クレッシェンドするブラスっぽい音色も目新しい。

ANOREXIA NERVOSA-New Obscurantis Order-Châtiment de la Rose ★★ (2006-06-16 02:44:57)

クラシカル・ブラストのオーケストレーションに惚れ惚れするわ。
中間部のノーマルボーカルも苦悩が感じられていい。

ANOREXIA NERVOSA-New Obscurantis Order-Ordo ab chao: The Scarlet Communion (2006-06-16 03:05:36)

珍しく、ギターが格好良いと思った曲。
ブラスト時はやはりシンセが乱舞しますが、ミッドテンポパートは地味にギターが生きてます。やっぱこういうパートもないと。

ARCTURUS-Aspera Hiems Symfonia ★★ (2006-04-17 01:52:00)

ブラックメタル然とした①の素晴らしさによって「シンフォニック・ブラック」と言われるが、少なくとも1stと2ndは「シアトリカル・ダーク・メタル」と呼んだ方が分かり易いと思う。事実①以外にファストテンポの曲はなく、Garmのボーカルは全体で聴くと、デス声よりノーマルボイスが主だ。
不気味なコーラスワーク、密やかな耳打ち、卑しい呟きから歪んだ絶叫まで駆使するボーカルが、確かな技術を持つ演奏陣によってきらびやかに展開していく不気味な世界。
似たようなテンポの曲が多い為ダレなくもないが、この神秘的妖しさはブラックメタル界において唯一無二だ。

ARCTURUS-Aspera Hiems Symfonia-To Thou Who Dwellest in the Night ★★★ (2006-04-17 15:08:27)

メロディ陣は優雅にゆっくり流れるのに、せわしなく動くドラムによってやたら疾走感があるシンフォニック・メタル。
というかこの曲はHellhammerの独壇場。曲の緩急が全て彼のドラムによって付けられていて、ドラム聴いてるだけで楽しい。
シンフォ・ブラック界で、未だこの疾走感に似た曲を聴かないのは、やはりドラムビートがブラック・メタルしてないからだろうか?ブラストブラストとツーバスにこだわり過ぎるのも問題だな、と反省・・・疾走感=ブラストというわけじゃないですねえ。

ARCTURUS-Aspera Hiems Symfonia-Whence & Whither Goest the Wind ★★★ (2006-10-06 23:54:10)

煌びやかかつ妖しいメタル・シンフォニーに下卑たボーカルが吐き捨てられ続けるというこの美醜対比!!壮絶な無常感です。哀愁を超越してますね。まさしく、これぞダーク・メタルだと、私は言ってみたい。
シンフォニック・メタルとしては・・・聴いてられないかもですが。

ARCTURUS-La Masquerade Infernale ★★ (2006-04-17 02:36:00)

私はこのアルバム凄く好きです。
前作のオーロラをあしらったジャケットから一変、胡散臭さ爆発のチープ極まりないジャケットになってます。こんな馬鹿丸出しのジャケ、そうないよ。
だが、音の方は前作から較べて音質、楽曲の多様性・質、SE・弦楽器・管楽器をも用いる装飾の幅と、あらゆる要素が有り得ないスケールにまで向上、暗黒と、優雅と、哄笑と、暴力と、卑猥と、静謐と、神秘と、低俗やらあらゆるものが渾然一体となった理解不可能プログレッシブ不条理発狂オペラティック・メタル舞踏会?な代物で変態モノ好きは買って損なし!と断言出来る。それは逆に「シンフォニック・ブラック」を期待すると裏切られるという事だ。
前作もそうだったが、このバンドの基本姿勢は「Garmのボーカルの為のメタリック実験装置」なのでは。Sverdが指揮を振った次作から方向性が変わった事からもそう思う。

ARCTURUS-La Masquerade Infernale-Ad Astra ★★★ (2006-04-17 04:53:22)

ブラックメタルに限らずメタル界を見渡しても、これほどドラマティックなインストゥルメンタル・メタルがどこにあるというんだ?
バイオリン、チェロによる悲壮なムードを操るSverdのキーボード、静謐を劇的に打ち破るHellhammerのツーバスの鋭さ、剥き出しになった鋼鉄の上で飛翔するAugustのギター・・・ブラックメタル界の重鎮による面目躍如、というか下手すると普通のメタルとか要らなくなるはず。

ARCTURUS-La Masquerade Infernale-Of Nails and Sinners ★★★ (2006-04-17 04:13:02)

この曲ほど「曲のタイプ」のチェックを迷ったものはない。どれも当て嵌まらねぇよ。挙句これだし(だって間違ってないもん)。
パイプオルガンが鳴り響く教会でひざまずいて祈ろうとしたら、コントみたいに床が抜けて阿鼻叫喚の地獄巡りするような曲。
何言ってるか分からないだろうが、俺も何聴いてるか分からない。

ARCTURUS-La Masquerade Infernale-The Chaos Path ★★★ (2006-04-17 03:02:34)

重っ苦しいリフで幕が開いて始まる不気味なメタル演劇。
シンフォニックなのかインダストリアルなのか狂ってるのか筋書き通りなのか笑えばいいのか気持ち悪いのか何が何やらさっぱり分かりません。

ARCTURUS-La Masquerade Infernale-The Throne of Tragedy (2006-04-17 03:16:50)

ギターとキーボードに明確に泣きの旋律があってボーカルも哀愁漂わせてて、構成は割と普通の曲のはずなんだが、どういうわけか蛆虫みたいなコーラスが長々と入っててどうにも感動出来ない。
結果、印象が「蛆虫コーラスの曲」になる困った曲。
曲のタイプは「蛆虫」にチェックを入れようと思ったが、見当たらなかった。

ARCTURUS-Sideshow Symphonies ★★ (2006-09-29 02:41:00)

前作でこのバンドに見切りを付けていた昨日までのワタクシは遥か彼方へ吹っ飛んで、宇宙の藻屑と消えました。「ARCTURUSの中心人物はGarmだったんだろう」という私の憶測は、見当外れの大嘘でした。申し訳御座いません、とキャプテン・ Sverd(Key.)に土下座しなければなりません。05年発表3年振りの4th、これは嬉しい誤算の大傑作です。

このアルバムは、広大な宇宙の未知なる暗黒に対峙しているような、やるせない、しかし飲み込まれそうな恍惚感を丹念に描写しているかのように思えます。聴いてると宇宙の塵として漂い、消え入りそうになります。
ブラック・メタル的な攻撃性は全く中核に置かれず(このバンドはそんなものを中核にした事は一度もありませんが)、漠然とした暗鬱な不安感と、それを嘲笑うような可笑しさが、(シンフォニック・メタルにありがちな大味さでなく)プログレッシブ・ロック
…続き

ARCTURUS-Sideshow Symphonies-Deamon Painter ★★ (2006-09-30 01:53:09)

比較的ギター・リフ主導で展開する、ARCTURUSにしてはシンプルな楽曲です。アルペジオが美しいですね。Sverdのソロも◎です。
このアルバムは全体的にボーカル・ラインのパターンが、多少ですけど、一辺倒のきらいがあって、シンプルな構成の楽曲では特にそう思えます。低音がなさすぎと言いますか。
いや、及第点以上のものはあるんですが、まだ足りない。まだまだやれます。つまり私はSimenにこう言いたいのです。
「今すぐDIMMU BORGIRを辞めてください」

ARCTURUS-Sideshow Symphonies-Hibernation Sickness Complete ★★ (2006-09-30 03:03:58)

ざらついたシンセが消えて歌い上げられるボーカルが切ない。この寂寥感こそ今作で獲得した情感ではないかと。
しかしベースが動いてますね。後半のグルーヴィーな疾走感など私はベースしか聴いてませんよw。Hellhammer(Dr.)+Huge Mingay(B.)は私の中での最高のリズム隊です。

ARCTURUS-Sideshow Symphonies-Hufsa ★★ (2006-09-30 02:45:25)

アルバム中最も邪悪で混沌としてます。2ndぽいと言うか。
こういうゆったりとした低音ボーカル、もっと増やして欲しいですね。濁った呟きもいい。対照的に激しいギター・ソロがまた破滅的です。
印象としては、PINK FLOYDの影を感じました。

ARCTURUS-Sideshow Symphonies-Nocturnal Vision Revisited ★★★ (2006-09-30 02:17:45)

未知なる宇宙空間の静寂、異形の生命体の恐ろしさ、広大な暗黒への不安などが、ゆっくりと航行する宇宙船の向こうに現れては消える・・・こんなスケールのドラマ、私は他に知りません。
情景描写に徹するアンサンブルの緻密さは本当に痺れますが、突如訪れた静寂から流れ出るSimenのボーカルの美しさ、そしてその後の、宇宙船が発火しながら落ちていくような壮大な瞬間は涙するしかない。
しかし、迫力に欠けるバスドラは本当に痛い・・・。


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