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mokusatuさんの発言一覧(評価・コメント) 101-150
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ARCTURUS-Sideshow Symphonies-Shipwrecked Frontier Pioneer
ARCTURUS-Sideshow Symphonies-White Noise Monster
ARCTURUS-The Sham Mirrors
ARCTURUS-The Sham Mirrors-Collapse Generation
ARCTURUS-The Sham Mirrors-For to End Yet Again
ARCTURUS-The Sham Mirrors-Kinetic
ARCTURUS-The Sham Mirrors-Nightmare Heaven
ARCTURUS-The Sham Mirrors-Star-Crossed
AT THE GATES-Slaughter of the Soul
AT THE GATES-Slaughter of the Soul-Slaughter of the Soul
AT THE GATES-Slaughter of the Soul-Suicide Nation
AT THE GATES-Terminal Spirit Disease
AT THE GATES-Terminal Spirit Disease-Terminal Spirit Disease
AT THE GATES-The Red in the Sky Is Ours
AT THE GATES-The Red in the Sky Is Ours-Windows
AT THE GATES-With Fear I Kiss the Burning Darkness
AT THE GATES-With Fear I Kiss the Burning Darkness-Primal Breath
AT THE GATES-With Fear I Kiss the Burning Darkness-The Burning Darkness
ATROX
ATROX
ATROX-Mesmerised
ATROX-Terrestrials
ATROX-Terrestrials-Mare's Nest
Anthems to the Welkin at Dusk
Anthems to the Welkin at Dusk-Thus Spake the Nightspirit
Armada
Armada-Armada
Armada-Crown of the Kings
Armada-Into the Fire
Armada-Many Are We
Armada-The Black Uncharted
Armada-The Wealth of Darkness
Armada-Vengeance Rising
Armada-Winged Watcher
BALSAGOTH-BATTLE MAGIC
BALSAGOTH-BATTLE MAGIC-BLOOD SLAKES THE SAND AT CIRCUS MAXIMUS
BALSAGOTH-BATTLE MAGIC-THE DARK LIEGE OF CHAOS IS UNLEASHED AT THE ENSORCELLED SHRINE OF A'ZIRA-KAI (THE SPLENDOUR OF A THOUSAND SWORDS GLEAMIMG BENEATH THE BLAZON OF THE HYPERBOREAN EMPIRE PARTⅡ)
BALSAGOTH-STARFIRE BURNING UPON THE ICE-VEILED THRONE OF ULTIMA THULE
BALSAGOTH-STARFIRE BURNING UPON THE ICE-VEILED THRONE OF ULTIMA THULE-IN THE RAVEN-HAUNTED FORESTS OF DARKENHOLD,WHERE SHADOWS REIGN AND THE HUES OF SUNLIGHT NEVER DANCE
BALSAGOTH-STARFIRE BURNING UPON THE ICE-VEILED THRONE OF ULTIMA THULE-SMMONING THE GUARDIANS OF THE ASTRAL GATE
BLUT AUS NORD-MoRT
BLUT AUS NORD-The Work Which Transforms God
BLUT AUS NORD-The Work Which Transforms God-Axis
BLUT AUS NORD-The Work Which Transforms God-Inner Mental Cage
BLUT AUS NORD-The Work Which Transforms God-Metamorphosis
BLUT AUS NORD-The Work Which Transforms God-Our Blessed Frozen Cells
BLUT AUS NORD-The Work Which Transforms God-Procession of the Dead Clowns
BLUT AUS NORD-The Work Which Transforms God-The Choir of the Dead
BLUT AUS NORD-Thematic Emanation of Archetypal Multiplicity
BORKNAGAR-Borknagar-Vintervredets sjelesagn

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ARCTURUS-Sideshow Symphonies-Shipwrecked Frontier Pioneer ★★★ (2006-09-30 01:41:33)

音質については本当、明らかに大ポカやらかしましたね。万死に値します。
しかし名曲は、引っ込んだ音質などものともしません。様々な展開を見せる力強い突進力+歌唱で攻める前半も格好良いですが、中盤の宇宙的浮遊感から立ち上がってくるドラマ性といったらもう、筆舌に尽くし難い。
音色に気を使った、派手になり過ぎないSverdのプレイは絶賛するしかないです。

ARCTURUS-Sideshow Symphonies-White Noise Monster (2006-09-30 02:28:30)

3rdに収録されていても違和感なさそうな突進メタルですから、期待を裏切るわけはなく。遊び心が混ざってて素敵です。

ARCTURUS-The Sham Mirrors ★★ (2006-08-10 02:43:00)

02年発表の3rdアルバム。1stはメインギター、前作では多分ギターソロだけ弾いてたCarl-August Tidemann(G.)はもう参加しておりません。SkollことHuge Steven James Mingay(B.)は1曲のみ参加。・・・個人的にかなり悲しい。
2ndが好きだった私の第一印象は「普っ通ー!!」でして、シンフォニック・メタルとしての価値なんか正直どうでもええわと買って数年あんまり聴いてなかったんですが、改めて聴き返してみると、聴き易くはなっていますがシアトリカル・メタルとして優れている事に間違いない音楽だと思えました。
前作は個人的にダーク・シアトリカル・メタルと位置付けてますが、「ダーク」が抜けて「シンフォニック」もしくは「スペイシー」がくっついて、丸くなった感じかと。
前作と較べればそりゃ楽曲は普通にメタルっぽいですが、他のシンフォニック・
…続き

ARCTURUS-The Sham Mirrors-Collapse Generation (2006-08-10 01:25:53)

Hellhammer様!!
この曲聴いてると、LIMBONIC ARTにヘルプしてもらいたかったなどという余計願望を抱いてしまう、煌びやかな突進インスト。

ARCTURUS-The Sham Mirrors-For to End Yet Again ★★★ (2006-08-10 02:05:30)

ビ、ビン・ラディン!?・・・そうか、2002年だしな。だがタイトルはサミュエル・ベケット・・・展開も普通なのかぶっ飛んでるのかいまいちよく分からんスペイシー不条理?ドラマ10分。メロディアスで綺麗な曲だと言えるが、すごーい変な曲だと思います。
2nd好きとしては、冒頭のいやに軽快なリフと気だるいボーカル、最後の壮大なシンセに乗る語りにそそられるわけです。

ARCTURUS-The Sham Mirrors-Kinetic (2006-08-10 02:12:50)

エンタープライズ発進!!
SEやらエフェクトやら乱舞するシンフォニック・ギャラクシー・メタル。

ARCTURUS-The Sham Mirrors-Nightmare Heaven ★★ (2006-08-10 01:10:10)

不気味に蠢くリフ展開に突如差し込むピアノが儚くも哀しい・・・。
中間部のエレクトロニックな暗黒から盛り上がっていく展開もドラマティックだ・・・っていうか盛り上がり過ぎてちょっと可笑しい。「フォーッ!!」

ARCTURUS-The Sham Mirrors-Star-Crossed ★★ (2006-08-10 01:42:53)

繊細かつ激しいエレクトリック・ピアノの旋律と不穏なリフの対比、その中を語りから始まるボーカルが縫って進み、力強く盛り上がっていく。
個人的に、イントロはSHADOW GALLERY(2nd)を思い起こしました。

AT THE GATES-Slaughter of the Soul ★★ (2006-04-25 01:55:00)

前作(3rd)はメロディックなリフによる情感に覆われていたが、今作では無慈悲で冷徹、鋭利な刃物のようなリフに変わり、デス/スラッシュが本来持っていたメタル的攻撃衝動が疾走するアルバムとなっている。「スラッシュメタルが好き」と言いながら「このアルバムが嫌い」と言う人は「頭がおかしい」か「言語感覚がおかしい」かのどちらか。
前作にあったような分かり易いメロディは曲中ピンポイントで出て来るが、それよりも、無慈悲なリフ一つ一つが実は男泣きしていて、アルバム全体を覆う悲哀の量は変わらないと思う。

AT THE GATES-Slaughter of the Soul-Slaughter of the Soul ★★★ (2006-04-25 01:59:55)

イントロでやられる。
あと、この曲が一番「男泣き」の感覚が強いかと。

AT THE GATES-Slaughter of the Soul-Suicide Nation ★★★ (2006-04-25 02:09:51)

裏アクセントリフと表アクセントリフが混ざってるんだね・・・言葉にすると味気ないが、この疾走感と蹂躙感は癖になるわ。
デス/スラッシュって素晴らしい音楽だと改めて思える。

AT THE GATES-Terminal Spirit Disease ★★ (2006-04-25 00:57:00)

94年発表の3rdアルバム。
ここから、作曲クレジットがのほとんどが「Bjorler/Bjorler/At the Gates」、レコーディングスタジオ「STUDIO FREDMAN」、プロデューサー「Fredrik Nordstom」となってクオリティが鬼のように上がる。プログレッシブ路線は完全廃棄、伝統的なメタル/スラッシュの疾走感に焦点を絞った作曲によって、萌芽に過ぎなかったメロディセンスが全面開花、全てのリフに情感が宿り、歯切れの増したTomasの怒りの叫びを伴ってここに深い哀切と暴力衝動が疾駆するメロディック・デス・メタルの一つの完成形を見る事になった。
調べてみると、DISSECTIONの1st「THE SOMBERLAIN」、DARK TRANQUILLITYの1st「SKYDANCER」が93年、IN FLAMESの1st「LUNAR STRAIN」、OPET
…続き

AT THE GATES-Terminal Spirit Disease-Terminal Spirit Disease ★★★ (2006-04-25 02:23:38)

よく聴けばこの曲は、3/4拍子と4/4拍子を絡めたミドルテンポの曲だ。でも疾走感はある。その上ギターリフが泣ける。さらにデス声なのにサビでの歌唱に悲しみが宿ってる。

AT THE GATES-The Red in the Sky Is Ours ★★ (2006-04-24 22:21:00)

92発表の1stフルアルバム。
このアルバムはデスラッシュではなくプログレッシブ・デスと言え、4th「SLAUGHTER OF THE SOUL」の影はほとんど見て取れない。ヴァイオリニストを含む6人編成、せわしなく落ち着かない展開、乱舞するメロディック・リフ・・・「メロディック・デス」という言葉すら生まれてない時期、北欧の地下で行われていた新しい形のデスメタルを作り出す為の「プログレッシブ」な実験から出てきた、異形のデスメタルであろう。
脈絡がない変態的展開に下手糞なヴァイオリンにチープ極まる音質と、負の要素が溢れているにも関わらず、それらに目を瞑って聴き続けられる理由は、3rd以降如何なく発揮される事になるメロディ感覚の萌芽だ。特にAndersの泣きの感覚が支配する⑤ 「Windows」が出色だが、どう贔屓目に見ても二流のデスメタルなのに、気付くと悪いと思えなくなっている
…続き

AT THE GATES-The Red in the Sky Is Ours-Windows (2006-04-25 03:04:11)

展開は何が何だかという感じですけど、ギターの泣きっぷりは2ndの「THE BURNNING DARKNESS」と同等、っていうか似てる。
初期AT THE GATESを代表する曲と言い切ってしまおう!展開はどうかと思うが!

AT THE GATES-With Fear I Kiss the Burning Darkness ★★ (2006-04-24 23:15:00)

93年発表の2nd。
私が所持している邦盤の帯文句には「・・・前作とは異なる方向性を打ち出した・・・」とあるが、どう聴いても基本路線は1stと大差はない。次々と忙しく展開するプログレッシブ・デスメタルで、作曲クレジットから推測するにAlf中心で作られたからだろうが、展開がより複雑で分かりにくく、難解なアルバムだと思う・・・Alfは⑤や1stの「NEVERWHERE」を聴く限りいいメロディを書くのに、どうしても複雑怪奇な展開にするんだよなぁ・・・やはりまだ二流の域を出たと言い難いし、言うまでもなくデスラッシュとは言えない。音質とTomasのデス声が良くなっている。jonasはまだ作曲クレジットに載ってない。
このアルバムを最後にAlf Svenssonが脱退(その後Oxiplegatzへ)。

AT THE GATES-With Fear I Kiss the Burning Darkness-Primal Breath (2006-04-25 02:30:58)

このアルバムを最後に脱退したAlfの遺産かと。
曲展開は無闇で冗長だけど、差し込まれるメロディに一聴の価値はある。

AT THE GATES-With Fear I Kiss the Burning Darkness-The Burning Darkness ★★ (2006-04-25 02:51:27)

二分強しかない小曲だが、二本のギターがひたすら泣きの旋律を奏で続けていて胸に迫るものがある。
複雑で難解なアルバムに含まれているだけあって、何気に5/4拍子メインで5/8拍子+6/8拍子やら混在する無茶な事やってますが、難解な印象は微塵もない。それは情感の表現に成功しているからでしょう。
でもこのオリジナルより、3rd収録の(ボーナスでない)ライブ版の方がテンポ速めだしボーカルもいいと思ってたり・・・。

ATROX ★★ (2006-05-26 02:30:00)

>Usher-to-the-ETHERさん
今MonikaのHPにあるインタビューを読んでみたんですが、逆じゃないですかね。
「ORGASM」を聴いてはないんで分かりませんが、「ORGASM」では今までの歌い方に自信がなくしてしまって"Contentum"(2nd)の時のように“weird"でもなく“indian, arabian influenced"もあまりない歌い方になっている、と読みましたが、私の訳し間違いですかね・・・どうでしょう?
しかし・・・レーベル側から「もっと普通に歌え」と言われてたみたいっすねー・・・その方が女性ボーカルメタルとして売れるからだろうけど、個人的には「ふざけんな!」と言いたいわ・・・まー、Monika自身がお気に入りのアルバムが「TERRESTRIALS」と言ってるのが救いですけど・・・。

ATROX ★★ (2006-05-26 11:36:00)

>Usher-to-the-ETHERさん
読みました。
つまり、前作までは入念に(あの独特の)ボーカルラインを作ってレコーディングに臨んだけど、問題(独特のボーカルラインへの反発が無視出来なくなった)が起こったため、(独特のボーカルラインを完全に捨てて)スタジオで即興で作った、という意味ですかね・・・。
「ORGASM」聴いてないんで即興の良さがあるかないか分かりませんが・・・インタビューアの「全く特異な作品ですね!(They are quite unusual...)」という問い掛けに対する、Monikaの「どこが?(not THAT unusual I think)」という返答が全てかなーと思いますね・・・。
ちなみに私が読んだのはこのページですttp://edvardsensingers.free.fr/indexmonika.htm
一応先頭
…続き

ATROX-Mesmerised ★★ (2006-09-19 01:20:00)

97年発表の1stアルバム。
同郷のバンドTHE 3RD AND THE MORTAL(1st)、IN THE WOODS...(1st)に近い雰囲気がありますが、おそらく最もメタルぽいというか、男性と女性ボーカルを擁しているところなんかからもゴシック・メタルと呼ぶ人も多そうな音です。
THE 3RD AND THE MORTALのように妖精を幻視するほどの神秘はなく、初期IN THE WOODS...のように静寂と発狂が豪快に展開されるわけでもなく、比較的個性は薄いですが、ただやっぱりノルウェイの矜持というか、上記に挙げたバンド同様に森林から発せられる妖気みたいなものが強くあって、耽美的というより幻惑的、ゴシックを冠するほどには重くなくて軽い感じ・・・浮遊感がある。似たバンドを辿っていくとMANESを通ってBURZUMに辿り着くという、静的ブラックもしくはアンビエント・ブラ
…続き

ATROX-Terrestrials ★★ (2006-04-07 18:08:00)

このバンドはやはり、元The 3rd and the MortalのAnn-Mari Edvardsenの妹がボ-カルだったり、発売元がブラック/デス/ゴシックをメインに扱うSeason of Mistだったりするから、真っ当なメタルファンの手に届きにくいのは仕方ないと思う。だが、このCDは先述したものとは何の関係もない。ブラックではなく、デスでもなく、ゴシックでもない。そういったカテゴリを飛び越えた場所にこのバンドは存在している。言ってみればプログレであってメタルなのだが、発売元のバイオグラフィーにある「スキゾフレニック・メタル」がもっとも核心を突いた言い方だろう。
個人的な表現をさせてもらうと、
「発狂した元ちとせが結成したメタルバンド」
とか、
「女の亡霊に取り憑かれたCynic」
とか、
「性転換して喜ぶDevil Doll」
といった趣
…続き

ATROX-Terrestrials-Mare's Nest ★★★ (2006-04-12 12:25:22)

歌い、語り、囁き、呟き、喘(あえ)ぎ、叫び、喚(わめ)き、呻(うめ)くソプラノヴォ-カル千変万化の六分間。
微かな呻き声が高音ソプラノ絶叫へ転移する瞬間は、何度聴いても恐怖を感じる。

Anthems to the Welkin at Dusk ★★ (2006-06-21 02:24:00)

私はこのアルバムが、何故こんなにも音質が悪いのかさっぱり分からない。
前作のような割とシンプルなブラック・メタルではない、かなり凝ったアレンジが随所に施されたドラマティック・カオティック・ブラックとして孤高の音楽性を提示しながら(アルバムの裏面には「Empeor performed Sophisticated Black Metal Art Exclusively!」とすら表記されている)、こんなアングライズム溢れる音質にする必要性がどこにあるのだろう・・・音質によって楽曲の細やかさやダイナミズムを死んでいる気がする(もしかすると、メンバーの問題等からして「必然」だったのかもしれないが)
3rd以降の洗練された音質を知っているからだろうが、このアルバムはどうしても素直に誉められない。
ブラック・メタルの邪悪さを精神から音楽に落とし込んで生まれたのは、凄まじく複雑で技巧的
…続き

Anthems to the Welkin at Dusk-Thus Spake the Nightspirit ★★★ (2006-11-05 00:46:34)

Ihsahn作。
ブラック的な狂気的ビートに反し、クラシカルで落ち着いたギター及びシンセ・アレンジによって醸し出される崇高で格調高い暗黒性が正に「Ihsahn節」、時期的にその雛型といったところ。
展開に凝り過ぎない4分台のドラマが素直で分かり易いミドルテンポのクラシカル・カオス。

Armada ★★ (2006-11-01 02:12:00)

EMPEROR、CRADLE OF FILTH、DIMMU BORGIR、ANOREXIA NERVOSAなど、連綿と、かつ強固に進化・拡散してきた「シンフォニック・ブラック」というメジャー・スタイルを瓦解・撃沈させる怪物の誕生である。
ブラック・メタルが、ドラマーの技術やシンセの派手さ(やアングライズム)に偏って発展した影で、顧みられる事なく失われていったギタリストのテクニック指向こそを中核とするスタイルはキャッチーだと言えるだろう。
トレモロ・リフなど弾けて当たり前、そこに精密機械の如き細やかさとTHE CROWN「DEATHRACE KING」に通ずるドライブ感を持つスラッシュ・リフが組み込まれ、挙句ブラスト・ビートに完全に連動するほどの恐るべき速さで弾きこなされている。
ハモリや装飾にほとんど頼らない、スピードと鋭さに焦点を絞りきった豪速メタル・リフを創り出した
…続き

Armada-Armada ★★★ (2006-10-30 23:13:32)

このウルトラ・ハイ・スピードなトレモロ・メロディの飛翔感といったら筆舌に尽くし難い。霊界が見えますね。最早オーラの領域。
が、せっかく上がったテンションを中間部で落としてまでドラマティックにする必要があるのかとも思う(それだけメロディが優れているという事ですけど・・・)。

Armada-Crown of the Kings ★★★ (2006-10-30 22:03:45)

静寂の海岸に殺気を察知させる①「SURFACE」に続いて、海原から現れた未曾有の数を誇る殺戮軍団の奇襲の如きイントロが凄い。旋律は無残なほど華やかで展開は惨劇的、ウルトラ・スピーディーかつウルトラ・メロウというこのバンドの美点は申し分なく発揮されている。
絶叫一辺倒でないボーカルも◎、というか凄い重要である気も。もっと前に出してあげてね。

Armada-Into the Fire ★★★ (2006-10-30 22:37:45)

「MANY ARE WE」同様ドライブ感重視の楽曲かと思いますが、こっちはブラック的邪悪さに満ちてます。
しかし、この複雑で息つく暇もないリフの応酬は凄まじいとしかいいようない。

Armada-Many Are We ★★★ (2006-10-29 02:25:07)

ここまでドライブ感だけで構成されてると、最早ブラック・メタルではないと思うんですが。メロウさなどほとんどない光速ロックン・ロール。世界一格好良いです!!
ノーマルな歌唱を喚きに混ぜてくるボーカリストの選択は、ホント吉と出ています。メニアウェーイ!!

Armada-The Black Uncharted ★★★ (2006-10-30 22:20:34)

ブラストのスピードにドライブ感を失わないリフが乗ってる時点で驚異的だが、サビはクリーン・ボーカルだわ静寂からスパニッシュ・ギター(だよね?)が現れるわ女声も入るわでやりたい放題。まいりました。

Armada-The Wealth of Darkness ★★ (2006-10-30 22:53:09)

鋭利なリフは抑え気味の比較的普通のブラックぽい曲かなあ。終わり際のクリーン・ボーカル・パートが私は好きです。
ドラムは、ブラストの裏拍がスネアからタムに移ってるのでしょうか。こんな妙なの初めて聴きましたが。

Armada-Vengeance Rising ★★★ (2006-10-29 02:15:07)

ミュートしたおっ・・そろしく速いトレモロ・リフをツーバス連打に連動させて弾くと、ヘリコプターの滑空音になるという新事実をこの曲で発見しました・・・ギターの擬音が「バルルルル・・・」って有り得ねえ~!!
ドライブ感は抑え目ながら、起承転結を越えた展開にブラックらしい邪悪さがある気がします。

Armada-Winged Watcher ★★ (2006-10-30 21:11:56)

シンセありアルペジオありボーカルワークも絶唱してるスケールでかいスロー・ナンバーですが、こんな曲でもリフは恐ろしく鋭利で攻撃的。対比が映え過ぎです。

BALSAGOTH-BATTLE MAGIC ★★ (2006-04-24 16:54:00)

98年発表の3rd。
ジャケがアメリカンコミックみたいになってますが、音像もそんな感じに変化してます。ダーク・サーガではなく、ヒロイック・ファンタジーと言える世界観。ブラックメタルっぽい攻撃性が減退した代わりに煌びやかなミドル・スローパートが浮上、シンフォニックアレンジも全体的に明るくなっている印象を受けます・・・ま、シンフォニック・スピード・メタル・オブ・やりすぎ系の基本理念は変わってませんが。
突貫魂の薄れはブラックメタルファンとしては寂しいんだけど、今聴いてたら、野山を越えていく戦士達の行軍やら、森を彷徨って辿り着いた湖で戯れる妖精やら、森を抜けた先の丘から見えた広大な朝焼けの絶景やら、見知らぬ都市での不可解なパレードやら、色んな情景が思い浮かんで何だか楽しくなってきちゃったよ。

BALSAGOTH-BATTLE MAGIC-BLOOD SLAKES THE SAND AT CIRCUS MAXIMUS (2006-04-24 18:06:30)

この曲を聴けば、ま、前作のダーク・サーガ路線を期待してる俺が間違ってたと納得せざるを得ない。どう聴いてもこれはBAL-SAGOTH版エレクトリカル・パレードで、気味の良くないクラシックです。でもインストに9分費やすところがらしいと言えばらしい。
個人的には、インストなのに何故、歌詞が3ページ弱もあるのかと問いたい。

BALSAGOTH-BATTLE MAGIC-THE DARK LIEGE OF CHAOS IS UNLEASHED AT THE ENSORCELLED SHRINE OF A'ZIRA-KAI (THE SPLENDOUR OF A THOUSAND SWORDS GLEAMIMG BENEATH THE BLAZON OF THE HYPERBOREAN EMPIRE PARTⅡ) (2006-04-24 18:45:40)

タイトル、鍵括弧の中とか要らない気もしたが、もう意地で。とても訳す気にならんがイントロ聴くと、タイトルは「いざ行かん!我が軍の勝利の為に」で満場一致すると思うわ。愉快にも程がある。
「楽しい行軍」パートは後半、両軍衝突したのか疾走パートへ変貌します。でもこのアルバムの中では4分台と短く、まとまった聴き易い曲ですよ。
あと3ページみっちり埋めてる歌詞ですが、早口選手権の優勝者でも呼ばないと4分で言い尽くせないと思う。

BALSAGOTH-STARFIRE BURNING UPON THE ICE-VEILED THRONE OF ULTIMA THULE ★★ (2006-04-24 02:33:00)

96年発表の2nd(この年には、以前のレーベルメイトCradle of Filthが「Dusk and Her Embrace」を発表してますね)。ちなみにBal-Sagothというバンド名はロバート・E.ハワードの小説から取ったそうで。
Cradle of Filthがホラー風味のデカダン世界を構築したのと同様のレベルで、こちらはダーク・ファンタジー・サーガを物語っています・・・いや、その情熱の迸り加減は、推測ですけど、両バンドの全アルバムの中でもこれが一番ではないですかね。だってアルバムタイトルからして長過ぎでしょう?略になってない!曲のタイトルはもっと凄い事になってまして、それはもう、「この曲を聴け!」に登録するの嫌になるくらいっすよ。
曲の方も、やりすぎなシンフォニック・シンセと抑えきれない突貫ブラック根性が矢継ぎ早に「これでもか!」というほど繰り返されるシンフォニッ
…続き

BALSAGOTH-STARFIRE BURNING UPON THE ICE-VEILED THRONE OF ULTIMA THULE-IN THE RAVEN-HAUNTED FORESTS OF DARKENHOLD,WHERE SHADOWS REIGN AND THE HUES OF SUNLIGHT NEVER DANCE ★★ (2006-04-24 03:06:31)

タイトルの長さはアルバム中二番目・・・まだ上がある・・・。
曲の基本は相変わらずシンフォニック世界の語り部が突如「ィエエエエーッ!」と発狂して走り回る展開ですが、この曲には明確にサビというか、曲の落としどころがはっきりとあります。シンフォニックシンセとギターメロディの掛け合いみたいな感じで、メタル的格好良さに哀愁も含まれてて印象に残ります。

BALSAGOTH-STARFIRE BURNING UPON THE ICE-VEILED THRONE OF ULTIMA THULE-SMMONING THE GUARDIANS OF THE ASTRAL GATE ★★ (2006-04-24 02:47:54)

ギターに乗った語りから一転、突貫馬鹿一代狂乱スピードメタルの世界へようこそ。後はもう暴れ狂おうや。
と言いつつも、テンポ落としてノリ変える展開なんかはかなり格好良い。

BLUT AUS NORD-MoRT ★★ (2006-11-15 12:55:00)

おめでとうございます。傑作、というか完成形じゃないですか。
前EP「THEMATIC~」の拡散した視野は悪くも良くもありましたけど、今作は正反対に、自分達の独自性に焦点を絞った形で、その他のアンビエント/スーサイド/暗鬱系ブラックの中でも孤高の異形性を顕示していると思います。
端的に言って、これはメタルではない、と言えます。
メタルとして聴くと、ボーカルラインがありません。リフがありません。メロディがありません。ドラムパターンがありません。楽曲構成がありません。当然、曲毎の差異がありません(曲名もない)。恐ろしく単調でつまらない、「もや」みたいなアルバムです。
けれども、これはブラック・メタルと申せましょう。
つまりそれだけ、メタルの概念が完全に瓦解するぎりぎり、崩壊するぎりぎり、もう少し形が崩れると別の音楽(ただのダーク/インダストリアル・アンビエント)に
…続き

BLUT AUS NORD-The Work Which Transforms God ★★ (2006-09-09 21:29:00)

うひゃひゃひゃひゃ、これは最高だ。
ブラックだろうがデスだろうが、エクストリーム(極端な)・ミュージックと呼べるものは何かしら病気持ちの音楽だと思いますけど、こいつらは一体どんだけの病気を併発してんだ、と心配になりますな・・・「疫病神」の称号を与えたいですね。03年発表の4thらしいです。
ブラック・メタルって割と「躁病」が評価されやすいですが、私のような「鬱病」派にとっては、何と言うか願ったり叶ったりみたいな音です。ブラストもありますけど全くメインではなくて、不協和音の不安定さと得体の知れないホラーの空気が土台としてあって、まー・・・そこに骨格としてブラック・メタルみたいなものがくっついてる、と言っていいです。構成とかありますけど、大方、リフらしいリフはありません。
つまりこれは、ブラック・メタルとアンビエント・ミュージックの境界線にあると言えますかね。マシン・ドラム
…続き

BLUT AUS NORD-The Work Which Transforms God-Axis ★★ (2006-09-09 14:07:32)

人間業じゃない豪速マシン・ブラストで幕開けですが、そこに何の嫌味もないのは、最早音楽性がメタルの管轄外だからでしょうかね。
しかしこのアルバム、どの曲も展開すればするほど盛り下がってくのが面白くて仕方ないわw。

BLUT AUS NORD-The Work Which Transforms God-Inner Mental Cage ★★ (2006-09-09 15:07:36)

デジタルの恐怖といった趣。ブラック的絶叫のピンポイントな使い方がまた素敵です。

BLUT AUS NORD-The Work Which Transforms God-Metamorphosis ★★★ (2006-09-09 02:58:32)

マシン・ドラムで生ドラムみたいな事するのも、ま、いいですけど、その逆ってのも可能性があるわけで。
この曲のマシン・ドラムに何があるかつーと、ギクシャク感・不安定感ですよ。ドラミングの歴史からすればおそらくギャグっつーか、ドラムになってないでしょうね。
でもこのバンドはそもそも、リフがリフの体を成しておらず、不協和音/ノイズ(ギター)にさらに恐怖と不穏(SE・喚き声)があるだけなんで、そこに機械だけに正確無比にネジを外してくるリズムが加わればそれは正に、鬼に金棒。
素晴らしくブッ壊れたプリミティブ・アンビエント・ブラックです。

BLUT AUS NORD-The Work Which Transforms God-Our Blessed Frozen Cells ★★ (2006-09-09 03:14:51)

イントロが何気に泣いてますねー。アルバム中では割とまともなリフが続いてXASTHURみたいでもある・・・後半のシンセのメロディがまた憂鬱で雄大ですなぁ・・・。
ただ、あまりにも普遍的スーサイド・ブラックすぎて「らしくない」とも言えます・・・いや、名曲には間違いないですよ。ひとしきり感動して、死にたくなります。

BLUT AUS NORD-The Work Which Transforms God-Procession of the Dead Clowns ★★ (2006-09-09 15:16:08)

アルバムのアウトロに位置しているインスト。
淡々と刻まれる重いリズムに、メロディが雄大に流れて行く。
展開らしいものも全くない10分であり、思う存分憂鬱に浸れる反ヒーリング・ミュージックだ。

BLUT AUS NORD-The Work Which Transforms God-The Choir of the Dead ★★ (2006-09-09 14:34:46)

実質アルバム1曲目。いきなり6分なんで、嫌いな人は1曲も聴けないと思います。不協和音と不穏と不吉のカオス・・・「不」ばっかだw。
ミドル・テンポ・パートのパターンがどうにも掴めない冗談みたいなドラムがツボすぎ。最早不条理です。

BLUT AUS NORD-Thematic Emanation of Archetypal Multiplicity ★★ (2006-11-14 03:58:00)

5th(2006年)が4thの路線に戻ったので、このEP(2005年)は実験作であると言えそうです。もう全然ブラック・メタルではないです。ほとんどボーカルもギターもないので、メタルでもない。ダーク・ダンジョン・ミュージックとでも申しましょうか。
実質3曲入りで、どれも曲調が違いますが、廃墟と化した工業都市のような荒涼としたイメージは統一されていなくもなく、精神をじくじくと蝕む雰囲気はこのバンドらしいといえばらしいので、反ヒーリング・ミュージックとして期待を裏切る事はないでしょう。
4thや5thのようなブラック・メタル的邪気はない音響系インダストリアル/エレクトロニカ音楽とはいえ、清らかさや美しさなどに意欲を向けず、「さあ今度も新しい病気を生み出すぞ!!」といった間違った方向への気力が相変わらず溌剌としていますので、そこが頼もしいです。
いやしかし、イントロからアウトロ
…続き

BORKNAGAR-Borknagar-Vintervredets sjelesagn ★★★ (2006-07-26 01:59:55)

メロディック大爆走ブラック!!このバンド真性ではないので、邪悪さより爽快さが強いんですよ。初期BAL-SAGOTHみたいな感じ?
爆走パートの次に勇壮なコーラスが出て来て落ち着いた、と思ったら爆走、ギターメロディを生かしたミドルパートが来たね、と思ったらまた爆走、このドラマティックで死に物狂いな突貫根性は敬意に値する。突貫ブラックの大名曲!!


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