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mokusatuさんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 351-400
CRADLE OF FILTH-Cruelty and the Beast
MY DYING BRIDE-The Dreadful Hours
XASTHUR-Hedengang / A Curse for the Lifeless
ANATHEMA
ANATHEMA-A Fine Day to Exit-Underworld
ANATHEMA-A Fine Day to Exit-Leave No Trace
ANATHEMA-A Fine Day to Exit-Looking Outside Inside
ANATHEMA-A Fine Day to Exit-Release
ANATHEMA-A Fine Day to Exit-Pressure
LIMBONIC ART-Ad Noctum: Dynasty of Death-Pits of the Cold Beyond
LIMBONIC ART-Ad Noctum: Dynasty of Death-In Embers of Infernal Greed
LIMBONIC ART-Epitome of Illusions-Eve of Midnight
LIMBONIC ART-Epitome of Illusions-The Black Hearts Nirvana
LIMBONIC ART-Ad Noctum: Dynasty of Death
CRADLE OF FILTH-Dusk and Her Embrace
CRADLE OF FILTH-V Empire or Dark Faerytales in Phallustein
CRADLE OF FILTH-The Principle of Evil Made Flesh
ANATHEMA-A Fine Day to Exit
ANATHEMA-Alternative 4-Inner Silence
ANATHEMA-A Fine Day to Exit-Temporary Peace / In the Dog’s House
ANATHEMA-A Fine Day to Exit-Panic
ANATHEMA-A Fine Day to Exit-Barriers
CRYPTOPSY-Once Was Not
VED BUENS ENDE-Written in Waters-Coiled in Wings
VED BUENS ENDE-Written in Waters-Den saakaldte
VED BUENS ENDE-Written in Waters-It's Magic
VED BUENS ENDE-Written in Waters-You, That May Wither
VED BUENS ENDE-Written in Waters-I Sang for the Swans
VED BUENS ENDE-Written in Waters-Autumn Leaves
THE 3RD AND THE MORTAL-Painting on Glass-Horizons
SAMAEL
SAMAEL-Passage-Angel's Decay
SAMAEL-Passage-Moonskin
SAMAEL-Passage
1349-Beyond the Apocalypse
MAYHEM-Chimera
DARKTHRONE-Under a Funeral Moon-Inn i de dype skogers favn
VED BUENS ENDE-Written in Waters
SADIST-Crust-Christmas Beat
SADIST-Crust-Obsession-Compulsion
SADIST-Crust-Perversion Lust Orgasm
SADIST-Crust-'Fools' and Dolts
SADIST-Crust
SADIST-Tribe-India
SADIST-Tribe-Tribe
SADIST-Tribe-From Bellatrix to Betelgeuse
SADIST-Tribe-The Ninth Wave
SADIST-Tribe
SADIST-Above the Light-Hell in Myself
SADIST-Above the Light-Enslaver of Lies
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CRADLE OF FILTH-Cruelty and the Beast ★★ (2006-05-21 02:08:00)

発売された当時、前作「DUSK AND HER ENBRACE」を崇め奉っていた私は、「泣き」どころか「哀愁」すら薄いこのアルバムの楽曲群とパタパタドラムに心底絶望、2度ほど聴いた後「大駄作」の烙印を押して部屋の奥に封じ込め、その後、このバンドを思い出す事は、最近までなかった。
改めて聴き直してみると、「シアトリカル・デカダンス・ドラマ」ではないが、「ドラマティック・ダーク・スラッシュ・メタル」としてとても楽しめた。疾走感に重きを置いた作風で、その疾走感を失わないようにして、装飾もドラマも付随しているように感じる。全編スラッシーでメタリックな快感で構成されており、翻って、前作はプログレッシブなアルバムと言えるのかもしれない。
哀愁はないが、その分恐怖と不穏が際立っているわけで、それはつまり、このバンドの幅広い表現力の証左だったのだな、と今更反省した次第です。輸入限定盤だけ取っ
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MY DYING BRIDE-The Dreadful Hours ★★ (2006-05-20 15:39:00)

2001年発表7thアルバム。KeyヘルプでBAL-SAGOTHのJonny Maudlinが参加。
5th、6thアルバムは持っておらず、このバンドのCDを購入したのは4th「LIKE GODS OF THE SUN」以来10年振りなんですが、いや、驚きました。「懐かしい」どころじゃないです。
1st収録曲をリメイクしてるから「それなりに原点回帰してるんだろう」と思ってましたが・・・何と、リメイク曲が何一つ違和感なくアルバムに溶け込んでおり、つまり、音楽性は何だか1stっぽい、という有り得なさ。何故そこまで何もかも回帰してますか!?聴いてたらもう、呆れを通り越して、失笑通り越して、突如悟りが開いて泣けます。6thからバンドロゴが1st・ 2nd時に戻ってる事にもっと早く気付くべきでした。
「バイオリンをメンバーとして加入させたのは間違いだった」とでもいうような、哀愁は
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XASTHUR-Hedengang / A Curse for the Lifeless ★★ (2006-05-19 14:55:00)

デンマークの一人ブラックNORTTとのスプリットCD「NORTT/XASTHUR」として発表された、ま、ミニアルバムと言っていいかと。2004年。私のXASTHUR初体験。
BURZUM直系、ドゥーム・アンビエント・ブラック、「永遠」という幻覚を見せて人間を誘い込む呪いの森、憂鬱→絶望→首吊りコンボ確定→「YOU LOSE」、といった趣の、虚空の美に酔える世界(ドラムは打ち込み・・・)。
全3曲かたくなにスローで隙のない虚無感、ギターの擬音が「シャーッ」である極上のブラック音質、執拗に続く寂寞アルペジオ、「歌が全くない」にも関わらず「冗長」を紙一重で回避する構成(②は10分!!)、呪いシンセ・幽玄コーラスの巧みさなど、「BURZUMの後継者」と呼ぶに充分な品質である。特に 3rd、4th時のBURZUMは、「曲の良さ」より「単調さ」が強いと個人的に感じるので、音楽的には、こち
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ANATHEMA ★★ (2006-05-19 01:52:00)

オフィシャルサイトで聴ける「Everything」という新曲が鬼のように素晴らしくてびっくり。勢い余って6thを全曲レビューしようと思ったらタイトルトラックだけする気になれなかったというのもどうなんだろう。
2006年に新譜出るのかなぁ・・・何か「レコードディールが決まってない」とかそら恐ろしい事書いてありますが・・・。

ANATHEMA-A Fine Day to Exit-Underworld ★★★ (2006-05-19 01:34:23)

焦燥感を煽るリフから静かに始まってゆっくり情感が熱を帯びていく、「RELEASE」同様、Dannyらしい曲と言える。あまり起承転結を感じさせない、自然に感情が流れていくようなドラマがある。素晴らしい。

ANATHEMA-A Fine Day to Exit-Leave No Trace ★★ (2006-05-19 01:23:47)

アコースティック・バラードと言っていいと思う。
Vincentの歌詞は詩的だし、曲も暗いと言うより哀愁がある感じで切ない雰囲気がある。「No Future」とか連呼してるけどさ。

ANATHEMA-A Fine Day to Exit-Looking Outside Inside (2006-05-19 01:16:45)

メロウな前半から一転、後半は錯乱した精神が激情を露わにする。
Dannyの狂ったフィードバックギターで締められて、全く救いなく終わります。

ANATHEMA-A Fine Day to Exit-Release ★★ (2006-05-19 01:05:45)

静かなアルペジオや微かなSEから、コーラスワークなど少しずつ音が増え、勢いを増し、ロックらしいリフも出て盛り上がっていく。
部屋で一人、静かに浸りたい。

ANATHEMA-A Fine Day to Exit-Pressure (2006-05-19 00:52:36)

アルバム1曲目から「穴の中を進んでいく 惨状へ向かって」などとのたまう、この後ろ向きな出発は何なんでしょうか。
楽曲自体は淡々としたメランコリー・ロックと言えますが、段々Dannyのギターノイズが漂い始めて、「早く発狂させてくれ」と懇願したくなる素晴らしいムードが作られます。

LIMBONIC ART-Ad Noctum: Dynasty of Death-Pits of the Cold Beyond ★★ (2006-05-17 02:41:12)

容赦ないブラスト地獄から、宇宙的広がりすら感じるコーラスパートへの展開に痺れます。
長さは5分台。こんな曲ばかりだったら嬉しかったなぁ・・・。

LIMBONIC ART-Ad Noctum: Dynasty of Death-In Embers of Infernal Greed (2006-05-17 02:08:54)

アルバムの中では6分台と短いし、シンセのメロディが割と前に出ていて聴き易い。神秘と暴虐の猛突進。

LIMBONIC ART-Epitome of Illusions-Eve of Midnight ★★ (2006-05-17 01:51:56)

ブラストから叙情まで、起伏に富んだ展開を見せるドラマティック・ブラック7分半。長いけど、常にメロディックなので退屈しない。
一番最後、締めのヘヴィ・メタルらしいパートが哀愁もあってとても格好良い。

LIMBONIC ART-Epitome of Illusions-The Black Hearts Nirvana ★★ (2006-05-16 13:53:29)

10分の大曲の上、インストかと思うくらいあまりボーカル出てきません。ギターも「シャーッ」っていってるだけで大した動きもない。
つまりシンセの、神々しくも残酷なメロディの流れにひたすら酔える。

LIMBONIC ART-Ad Noctum: Dynasty of Death ★★ (2006-05-16 02:05:00)

まず「EPITOME OF ILLUSIONS」を聴いて、次にこの3rdというのも変則的な聴き方だと思うが、何だかシンセが引っ込み過ぎてて、細かい部分が全然聴こえないんですけど・・・ミックスか何か間違えたの?こう意図したのか?確かにシンセの旋律より、マシン・ブラストの破壊力が凄まじい音圧で迫ってきて迫力満点ですけども。
メロディを抑えた神々しい暴虐ブラスト・ドラマと言えば聞こえはいいが、ほぼブラスト一辺倒なのに曲は平均8,9分と長めで正直冗長だし、壮大なシンセの旋律こそこのバンドの核と思っていた私にとって、これはちょっと不満。
でも基本の音楽性は変わってないし、あんまりシンセが目立たなくても充分に魅力的な蹂躙感を体験出来るので、割と満足はしました。Deamonのボーカル表現力が上がってて、絶叫はかなりのおぞましさ。

CRADLE OF FILTH-Dusk and Her Embrace ★★ (2006-05-15 17:06:00)

前ミニ・アルバムと較べて基本路線は同じ「シアトリカル・デカダンス・ドラマ」だが、そこにさらに、哀愁の旋律が全編を覆い尽くし、シンセも女声もブラストも何もかも哀しみに向かって収斂されていく。特に④「A GOTHIC ROMANCE(RED ROSES FOR THE DEVIL'S WHORE)」、⑥「MALICE THROUGH THE LOOKING GLASS」、⑨「BEAUTY SLEPT IN SODOM」のようなバラードパートの出現が顕著な例で、個人的には、これ以上壮大に悲劇に酔える音楽を知らない。猛烈に泣ける。
悲壮のドラマが猛然と疾走するメロディック・ブラックの超大傑作。捨て曲一切なし。完璧。神の作品。何百回聴いたか分からない・・・という行き過ぎの絶賛は、日本盤と輸入デジパック盤と棺桶ケース盤を所持している私には許されると信じる。
個人的には⑤「NOCTURNA
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CRADLE OF FILTH-V Empire or Dark Faerytales in Phallustein ★★ (2006-05-15 15:49:00)

96年発表の1stに次ぐミニ・アルバム。
1stと較べるといきなり音圧が格段に上がっていて、冒頭のリフからもう禍々しさが違う。Daniのボーカルも高音絶叫から低音咆哮まで幅広く駆使、さらに女性ボーカルもSarah Jezebel Deva等が全面的に参加して演劇性が過剰なほど加わり、ド派手になったオーケストレーションがまたドラマを煽って煽って煽りまくって疾走・狂気・頽廃・哀切・恐怖・官能が暴風雨の如く暴れ回るシアトリカル・デカダンス・ドラマがここに完成している。1stと基本的に音楽性は変わってないのだが、凄まじい装飾の嵐でとても同じに聴こえない。
「DUSK AND HER EMBRACE」が好きなら聴かずに死ねないアルバム。
ここからジャケが良い感じになってますが、メンバー写真は全員が全員瞳孔がなくなってて怖いです。

CRADLE OF FILTH-The Principle of Evil Made Flesh ★★ (2006-05-15 14:55:00)

94年発表の記念すべき1stアルバム。
いやはや、まずジャケが最高過ぎ。女吸血鬼が女性を襲ってるわけですが、まー単純に言って、裸の女性二人が血塗れで抱き合ってますな。いやーエロい。何度見てもエロいです。しかし、金がなかったのか内ジャケは至ってシンプルで、独特のデカダンス世界はありません。
音の方は、次作以降繰り広げられる「シアトリカル・デカダンス・ドラマ」の雛型というか、複雑でメロディックな「ドラマティック・スラッシュ・メタル」と言えます。
音質が良くなくて、シンセの音色が薄っぺらく豪華とは言えない上、装飾以上には扱われていないので明確に分かりますがこのバンド、「ブラックメタル」と言われていても、端から「どれだけ速く演奏するか」という勝負に乗ってないんですよね。「暴虐」よりも「耽美」の意識が強い。このアルバムの時点は装飾塗れの暗黒絵巻ではないしスラッシュ的な聴き易さがあ
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ANATHEMA-A Fine Day to Exit ★★ (2006-05-14 02:55:00)

01年発表の6th。Les Smith(Key。元CRADLE OF FILTHのLecter)がメンバーに加わっている。
私は前作「JUDGEMENT」は未聴だが、聴いていて不意にSENTENCEDを思い起こした。それは無論音楽性からではなくて、「昔は昔、今は今」でどっちも好きになれそうなその品質において、である。このアルバムはゴシックでない。メタルでない。ハードロックでもない。単にロック・アルバムだ。
ゴシックの重さや耽美志向はほぼ皆無、メタル的リフの魅力・攻撃性も皆無、というかもう、ギターに比重が置かれてない。ロックになったと言ったら一言だが、代価として浮上させた魅力は、4th「ALTERNATIVE 4」から少しづつ導入されてきた(であろう)コーラスワークなのではないか。女声も取り入れられているし。つまり、このアルバムの軸になっているのは、ギターでもオーケストレーショ
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ANATHEMA-Alternative 4-Inner Silence (2006-05-14 01:42:38)

3分の小曲。切々と紡がれるピアノ、重いヘヴィ・リフと来て、泣きのギターメロディですよ。これぞDanielの真骨頂!!
でも、曲が短過ぎ。

ANATHEMA-A Fine Day to Exit-Temporary Peace / In the Dog’s House ★★★ (2006-05-14 01:18:49)

かなり陰鬱なアルバムの最後は、波の音と共に、深い安らぎを与えてくれるこの暖かくも美しい曲で締めくくられる・・・それが例え、かりそめの安らぎ(Temporary Peace)だとしても・・・
・・・シークレットトラック、まぁいいじゃないすか。ハッピーエンドって事でw。

ANATHEMA-A Fine Day to Exit-Panic ★★ (2006-05-14 00:40:08)

タイトル通り、精神錯乱が早口かつ、スピーディーに駆けて行く。ライブで盛り上がりそうだ。
無論デス的疾走ではなくハードロック的ですが、コーラスワークの疾走がたまらない心地良さです。

ANATHEMA-A Fine Day to Exit-Barriers ★★★ (2006-05-14 00:21:57)

ゴシックどころかメタルですらないアルバムの中、この曲だけゴシック的耽美意識が漂っている。驚くべき事に、リピートされるボーカルは2nd収録「SHROUD OF FROST」と同じではないか!!
後半のリフのうねり、切なく囁くコーラス、Danielによる幽玄なフィードバックギター・・・渦巻く暗黒美意識の明確過ぎる表出に、古参ファンとしてほくそえんでしまった。

CRYPTOPSY-Once Was Not ★★ (2006-05-13 02:56:00)

個人的に、3rd、4thと期待を裏切られ続けたが、2ndまで在籍していたLord Worm(Vo)復帰と聞いて喜び勇んで購入、その期待は完全に満たされた。素晴らしいデス・ボーカルである。さすがに1st、2nd時のようにはいかないが、これでも充分・・・いや、Mike Desarvoの後任であるのだから、これぐらい歌っぽい方が3rd以降のファンも安心なのかもしれない・・・いや、しかし、凄いボーカルだ。
デス声って実は歌(Vocal)というより、パーカッション(Throat)に近いものだが、この人のボーカルスタイルは、パーカッシブな心地良さすら消そうとする。つまり、こんなに音楽的に価値のない、酷いボーカルってないんじゃないかと(日本盤ボーナスのライブと原曲を比較すると特にそう思う)。
このバンドはアルバムを重ねる毎に、テクニカルな部分ばかりが増長し、そして、技術ばかり取り上げられて
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VED BUENS ENDE-Written in Waters-Coiled in Wings ★★★ (2006-05-12 00:46:11)

前半、朗々と歌い上げておきながら、一転、後半は本性を現したのか怒涛のブラスト・・・いやもう曲の印象なんかどうでもいい。
何と言っても聴きどころは・・・ブラスト時のSkollによるトレモロベースラインだろう!!猛烈に泣いている!!最高だ!!これが聴きたかった!!
あと、「I am the one worthy」と卑しく叫ぶVictonikのデス声が好き。

VED BUENS ENDE-Written in Waters-Den saakaldte ★★★ (2006-05-12 00:24:26)

これは個人的にお薦め。
9分近い大作だけど、これまで通りの不穏なアンサンブルに加え、恍惚感溢れるズレたダブルボーカルが気味悪く、後半、何故か突然ブチ切れてブラック・メタル化したりと、「これぞVED BUENS ENDE...流ドラマ!!」と、言ってみたくなる。

VED BUENS ENDE-Written in Waters-It's Magic ★★ (2006-05-12 00:06:50)

シアトリカルなボーカルが、変幻自在とまでは言えない歌唱力で歌い上げる。充実の気味悪さだ。
中間部に珍しく分かり易い、ギターとベースのやりとり(と言えそうなパート)があるね。

VED BUENS ENDE-Written in Waters-You, That May Wither ★★ (2006-05-11 23:59:40)

一応ブラックっぽい疾走感がある曲です・・・というか、展開する度に何故かテンポが上がっていく。1曲目飛ばして、この曲から聴いた方がとっつき易そうだ。

VED BUENS ENDE-Written in Waters-I Sang for the Swans ★★ (2006-05-11 23:47:12)

アルバム1曲目からいきなり、不気味でウネウネしたアンサンブルを3分以上も聴かされる。この時点で早くも「普通のアルバムじゃねーな」と気付けるありがたい構成だ。
曲の印象は、ミドルテンポに終始する、罪と後悔の残留思念みたいです。
「I raped her on her throne」の絶叫が何か怖い。

VED BUENS ENDE-Written in Waters-Autumn Leaves (2006-05-11 22:29:42)

アルバム中唯一の普通の曲。クリーントーンのギターカッティングとうねらないベースに、男声と女声のデュエットが乗って、幻想的な雰囲気のバラードになってます。
本当普通に良い曲です。男声がもうちょっと上手ければなお良かった。

THE 3RD AND THE MORTAL-Painting on Glass-Horizons ★★ (2006-05-10 23:45:16)

このCDを所持して数年、アルバムの最後の曲とはいえ、この曲の存在に気付かなかった自分を恥じたい。
神秘的で幽玄に漂う女声コーラスワークが、タイトル通り、日の出の明るみを、薄暗さを、丁寧に、そして官能的に描写する。このバンドにしては珍しくポジティブな印象を受ける点も良い。
とにかく美しい。
何故「官能的」と言ったかは、歌詞を訳してみれば一読瞭然。

SAMAEL ★★ (2006-05-10 16:19:00)

ずーっとドイツのバンドだと思ってたが、スイスのバンドだったとは。
「これぞドイツ」と思ってた私は一体どうすればいいのだろう・・・。

SAMAEL-Passage-Angel's Decay ★★ (2006-05-10 15:56:00)

儚く哀しいピアノのメロディをバックに、苦悩と葛藤がじわりじわりと聴き手を侵食するインダストリアル・メランコリック・ドラマ。
深みのあるVorphの低音ボーカルを堪能せよ!!

SAMAEL-Passage-Moonskin ★★★ (2006-05-10 15:38:25)

ピアノの旋律がメインのSAMEL風メタルバラードか。
見上げた月に、夜空に、失った恋人を永遠に捜し求めているような、壮大な哀愁に満ちている。紛れもない名曲。

SAMAEL-Passage ★★ (2006-05-10 15:21:00)

96年発表の4th。
以前はブラックメタルだったらしいが(未聴)、このアルバムはインダストリアル・ゴシック・メタル。
このバンドが先達なわけだからこの例えは失礼だろうが、「人間味のないRAMMSTEIN」と言える。
ドラムは打ち込み、全編ミッドテンポで進む重いリフが、シンフォニックな華やかさでない、オペラティックと言える壮大で憂愁をたたえたシンセに覆われる、冷徹・荘厳・無慈悲な世界。
徹底的に硬質な音塊の存在感もさることながら、オーケストレーションが奏でる旋律が冷たくも哀しく、無慈悲ではあるが無機質な印象はない。狂気的情感に溢れた強固なゴシックの世界・・・それはまさに、ジャケに大きく写されている月が象徴しているだろう。
このアルバムしか持ってないが、独自性・クオリティ共に申し分なく(似たようなテンポが続くので少しダレるが)、もっと多くの人に聴かれるべきバンド
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1349-Beyond the Apocalypse ★★ (2006-05-10 03:31:00)

メタリックなダイナミズムを駆使して繰り広げられる、ドラマティック・ブラックの傑作。
疾走感のみを売りにせず(基本凄まじく速いが)、メロディによって暴虐を対比させるわけでもなく、シンセで華麗な装飾をするわけでもなく、優れたリフと多様な展開だけで、ここまで劇的でなおかつブラック・メタル以外の何物でもない音というのはそうないのではないか。
いや、こんなにメタルの格好良さを持ったブラック・メタル・アルバムを私は知らないです。

MAYHEM-Chimera ★★ (2006-05-06 21:55:00)

陰鬱で重苦しく、攻撃的な恐怖が押し寄せる、テクニカルな狂気的メタルだと思う。
だが、賞賛意見が多いし、相殺効果で消えると判断した上で、私は正直な意見を書き込みたい。
このアルバムを聴きながら、大袈裟でなく怒りを覚えた理由は、このアルバムが、北欧はノルウェー産という出自が全く感じられなかったからだ。そこらのどうでもいいバンドならいざ知らず、「ブラック・メタル」の始祖であるMAYHEMが、自らが作り上げた狂気の血統から外れて、「ブラック・メタル」のアイデンティティーであるブラストビートを多用していながらも「ブラック・メタル」と呼べない「テクニカル・デスラッシュ・メタル」と呼べる作品を作り上げた事を、私はとても評価する気になれない。
評価で言えば、私は前作の方を上にする。何故なら、アンビエントもしくはエレクトロニカと呼べる方向性は、紛れもなく、ノルウェー産狂気の血統から出て来
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DARKTHRONE-Under a Funeral Moon-Inn i de dype skogers favn (2006-05-06 15:51:49)

展開どころか、リフどころか、コード進行すら僅かという起伏のない疾走感に、邪念を込めて語り掛けてくるデス声が恐ろしい。
この寒々しさこそ北欧ブラックの神髄だと個人的に思っているのだが。

VED BUENS ENDE-Written in Waters ★★ (2006-05-06 01:43:00)

当時のノルウェーブラックメタル界のタレント達で結成されたバンド、もしくはプロジェクト。メンバーはDODHEIMSGARDやAURA NOIR他様々なバンドに関わっているCarl-Michael(Vo&Dr)、DODHEIMSGARDのVicotnik(G&デス声)、ULVERのSkoll(B)の3人編成。
メンバーからして当然、ブラックメタルを期待して聴き始めるが、聞こえてくる音はミドルテンポ中心の、不気味な3ピースアンサンブルと気だるい歌唱が延々続く内容で、ブラックどころかゴシックでもなく、メタルというのも首を捻るような、アヴァンギャルドとかプログレッシブとしか表しようのない、アンビエント・メタルもしくはブラック・ジャズ・メタルだ。音像をカテゴライズするのは非常に難しい。
最初は印象を言葉にする事も出来なかった。ブラックメタルのような暴力性はほぼないし、メロディックでもなく
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SADIST-Crust-Christmas Beat ★★ (2006-05-05 21:50:22)

この曲の何がクリスマスなのか・・・歌詞はどうも、情動を抑えきれない男がレイプした、ってだけに思いますが、その日がクリスマスなの?だとしたらえげつないな。
キラキラ光る華やかなムードの中、獰猛で粘っこく始まり、レイプ、じゃなくて切れ味鋭いパートへ雪崩れ込んでその後も疾走と弛緩を繰り返して展開。良いですよ。
・・・曲が、ね。

SADIST-Crust-Obsession-Compulsion ★★★ (2006-05-05 21:08:04)

これはAndy(B)がメインで作ったんだろうなぁ、と推測出来る。ベースが暴れ回っとる!!Bソロもあるし。☆3つなのは、ベース経験者の贔屓目もありますかね。
MESHUGGAHかっ!!というリフからメロディックな展開も清々しい。

SADIST-Crust-Perversion Lust Orgasm ★★★ (2006-05-05 20:36:16)

不気味なSE、妖しい旋律を奏でるシンセ、ヘヴィなモダン・アンサンブル、多彩な展開、デス声から恍惚に病んだ呟きまで幅広いボーカルと、新生SADISTの魅力が詰まった1曲目。
あとドラムが凄えよ。

SADIST-Crust-'Fools' and Dolts ★★ (2006-05-05 20:23:22)

イントロのSEから、ひたすら聴き手を急き立てる不穏と衝動・・・そして爆発、暴走、Fool、Fool、Fool、発狂していくボーカル・・・。
メロディなどなくてもSADISTは、情感の描写に困らないのだ。

SADIST-Crust ★★ (2006-05-05 18:21:00)

2ndでシンセはやりきったのか、「これ、デスメタルじゃないよね」と我に返ったのか、今度は思いっきり直情的なモダン・デスメタルに変貌してます。歌詞が「だって俺ら、サディストだし」という開き直り過ぎな内容に変わりまして、叙情も哀愁もオリエンタリズムもガックリ肩を落としてますな。歌い上げるのは「殺してぇ!!」「刻みてぇ!!」「血が見てぇ!!」という激情で、まあ、まさにそれは確かにまさしくデスメタルなんですけども、曲は3分台で音質も「いかにもデス」という感じで聴き易いのは「あんたらちょっと日和過ぎではないですか」と言ってみたくもなります。
とはいえ。
デスメタルとしては紛れもない超怒級のクオリティを持つ一級の作品である事は間違いなく、ヒトに潜む攻撃衝動は正確無比に表現される上、アンビエント風シンフォニック・シンセがその野蛮を賛美するかように妖艶で魅力的に彩ってリスナーの脳に流し込まれ
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SADIST-Tribe-India ★★★ (2006-05-05 16:04:46)

タイトル通りインド音楽を取り入れてるのか?オリエンタルな響きが支配するプログレッシブ・密教・デス。
涅槃にGO!!という感じ?なの?あぁ、想像すると気持ち悪い!!

SADIST-Tribe-Tribe (2006-05-05 15:41:41)

4分しかないとは思えない程に矢継ぎ早かつ多彩に展開する実験的なカオティック・テクニカル・ドラマであろう。
様々な叙情性や攻撃性が描かれるのにGソロもBソロもあって、曲の印象がどうにも言葉にならない。

SADIST-Tribe-From Bellatrix to Betelgeuse ★★★ (2006-05-05 15:16:08)

・・・未開の密林に辿り着き、そこで見上げた夜空の美しさと暗闇の恐ろしさを想起する・・・
シンセが奏でる煌びやかで壮大な旋律から、メタリックで圧迫感のある展開、そして、Tommyによる、神掛かった哀愁と神秘を発散するソロに泣かずにいられるかッ!!
このインストの存在を、ARCTURUSの「AD ASTRA」同様、デスメタル愛好者は誇らしく思うべきだ。

SADIST-Tribe-The Ninth Wave ★★ (2006-05-05 12:12:20)

この曲が、難解と言えるアルバム「TRIBE」の核を、最も分かり易く伝えていると思う。
つまり、デス声で、割と疾走感があって、不穏な雰囲気があって、シンセが主導権握って乱舞して、で、「ギターリフがありません」けどそれでもデスメタルと呼びますか、と。
ていうかこの曲、趣がLIMBONIC ARTに近い・・・と思ったら「TRIBE」、LIMBONIC ARTの1stと発売年が一緒かよ。不遇にも程があるなこのバンド。

SADIST-Tribe ★★ (2006-05-05 02:35:00)

1stから3年・・・その間、ノルウェーのブラックメタルバンド・MAYHEM内に起きた凶行の衝撃がアングラ・メタルシーンを駆け巡り、AT THE GATES、DISSECTION、IN FLAMESなどによるスウェーデンのメロディック・デス・メタル勢が台頭、CRADLE OF FILTH、DIMMU BORGIR、BAL-SAGOTHなどシンフォニック・ブラックも活発化しており、デス/ブラックシーンはまさに活況を呈して、96年。
そんな状況に発表されたこのアルバムは、そんなシーンの変化を鋭敏に察知、当時の影響をもろに被っている・・・事はなく、影響は全く見られない、どころか時代の流れを清々しいほど完全無視、好き勝手に独自の進化に邁進した内容だ。
前作はあくまでも「デスメタル」という土台の上に、クラシカルな装飾など異ジャンルの音楽性を取り入れていたが、今作はもう「デスメタル」と言え
…続き

SADIST-Above the Light-Hell in Myself ★★★ (2006-05-04 13:21:22)

こんなデスメタル、そうそうないです(邦盤解説には「チェンバーロックとデスメタルの融合というに相応しい」とあります)。前半部と後半部を掛け合わせたのでしょうが、要素が巧みに混ぜられていて不思議と違和感がなく、アルバム中でも浮いてない。
妖しくも朗らかで、恐ろしいのに崇高な世界。

SADIST-Above the Light-Enslaver of Lies ★★★ (2006-05-04 12:51:16)

デス声に惑わされてはいけない。憤怒の疾走から哀切のギターソロまで複雑に展開するプログレッシブ・メタル。デスメタルの暴力を手段として利用する手腕は見事と言う他ない。


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