この曲を聴け! 

mokusatuさんのページ
mokusatuさんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 451-482
ARCTURUS-La Masquerade Infernale-Of Nails and Sinners
ARCTURUS-La Masquerade Infernale-The Throne of Tragedy
ARCTURUS-La Masquerade Infernale-The Chaos Path
ARCTURUS-La Masquerade Infernale
ARCTURUS-Aspera Hiems Symfonia
BURZUM-Hvis lyset tar oss-Inn i slottet fra drømmen
ANATHEMA-Eternity-Radiance
ANATHEMA-Eternity-Cries on the Wind
ANATHEMA-Eternity
ANATHEMA-The Silent Enigma-A Dying Wish
ANATHEMA-The Silent Enigma
ANATHEMA-Pentecost Iii
ANATHEMA-Serenades
ANATHEMA-The Crestfallen
SATYRICON-Megiddo
SATYRICON-Rebel Extravaganza
1349-Beyond the Apocalypse-Aiwass-Aeon
1349-Beyond the Apocalypse-Singer of Strange Songs
THE 3RD AND THE MORTAL-In This Room-Hollow
THE 3RD AND THE MORTAL-In This Room-A Touch Of・・・
THE 3RD AND THE MORTAL-In This Room
THEATRE OF TRAGEDY-Aegis-Samantha
THEATRE OF TRAGEDY-Aegis-Poppaea
THEATRE OF TRAGEDY-Aegis-Venus
THEATRE OF TRAGEDY-Musique
THEATRE OF TRAGEDY-Aegis
THEATRE OF TRAGEDY-Velvet Darkness They Fear-And When He Falleth
THEATRE OF TRAGEDY-Velvet Darkness They Fear
THEATRE OF TRAGEDY-Theatre of Tragedy-Sweet Art Thou
THEATRE OF TRAGEDY-Theatre of Tragedy
ATROX-Terrestrials-Mare's Nest
ATROX-Terrestrials
→PC向けページ
Tweet
0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9


発言している17曲を連続再生 - Youtube



ARCTURUS-La Masquerade Infernale-Of Nails and Sinners ★★★ (2006-04-17 04:13:02)

この曲ほど「曲のタイプ」のチェックを迷ったものはない。どれも当て嵌まらねぇよ。挙句これだし(だって間違ってないもん)。
パイプオルガンが鳴り響く教会でひざまずいて祈ろうとしたら、コントみたいに床が抜けて阿鼻叫喚の地獄巡りするような曲。
何言ってるか分からないだろうが、俺も何聴いてるか分からない。

ARCTURUS-La Masquerade Infernale-The Throne of Tragedy (2006-04-17 03:16:50)

ギターとキーボードに明確に泣きの旋律があってボーカルも哀愁漂わせてて、構成は割と普通の曲のはずなんだが、どういうわけか蛆虫みたいなコーラスが長々と入っててどうにも感動出来ない。
結果、印象が「蛆虫コーラスの曲」になる困った曲。
曲のタイプは「蛆虫」にチェックを入れようと思ったが、見当たらなかった。

ARCTURUS-La Masquerade Infernale-The Chaos Path ★★★ (2006-04-17 03:02:34)

重っ苦しいリフで幕が開いて始まる不気味なメタル演劇。
シンフォニックなのかインダストリアルなのか狂ってるのか筋書き通りなのか笑えばいいのか気持ち悪いのか何が何やらさっぱり分かりません。

ARCTURUS-La Masquerade Infernale ★★ (2006-04-17 02:36:00)

私はこのアルバム凄く好きです。
前作のオーロラをあしらったジャケットから一変、胡散臭さ爆発のチープ極まりないジャケットになってます。こんな馬鹿丸出しのジャケ、そうないよ。
だが、音の方は前作から較べて音質、楽曲の多様性・質、SE・弦楽器・管楽器をも用いる装飾の幅と、あらゆる要素が有り得ないスケールにまで向上、暗黒と、優雅と、哄笑と、暴力と、卑猥と、静謐と、神秘と、低俗やらあらゆるものが渾然一体となった理解不可能プログレッシブ不条理発狂オペラティック・メタル舞踏会?な代物で変態モノ好きは買って損なし!と断言出来る。それは逆に「シンフォニック・ブラック」を期待すると裏切られるという事だ。
前作もそうだったが、このバンドの基本姿勢は「Garmのボーカルの為のメタリック実験装置」なのでは。Sverdが指揮を振った次作から方向性が変わった事からもそう思う。

ARCTURUS-Aspera Hiems Symfonia ★★ (2006-04-17 01:52:00)

ブラックメタル然とした①の素晴らしさによって「シンフォニック・ブラック」と言われるが、少なくとも1stと2ndは「シアトリカル・ダーク・メタル」と呼んだ方が分かり易いと思う。事実①以外にファストテンポの曲はなく、Garmのボーカルは全体で聴くと、デス声よりノーマルボイスが主だ。
不気味なコーラスワーク、密やかな耳打ち、卑しい呟きから歪んだ絶叫まで駆使するボーカルが、確かな技術を持つ演奏陣によってきらびやかに展開していく不気味な世界。
似たようなテンポの曲が多い為ダレなくもないが、この神秘的妖しさはブラックメタル界において唯一無二だ。

BURZUM-Hvis lyset tar oss-Inn i slottet fra drømmen ★★★ (2006-04-16 23:56:23)

イントロからもう、シンプルなリフの執拗な反復が病的。たった一つのリフでここまで狂気を表現したものはそうあるまい。
あと、スローパートに入った後(4分03秒くらい)の奇声が、どうしても私には真似出来ない(しなくていいんだけど)。

ANATHEMA-Eternity-Radiance ★★★ (2006-04-16 23:43:47)

不協和音、男声の呟き、女声コーラスを従えて、ギターが理性と狂気の狭間を泳いでいく。
救われない自意識を描写しながらドラマティックに盛り上がるこの曲が何を伝えようとしているのか、深く考えたくはない。

ANATHEMA-Eternity-Cries on the Wind ★★★ (2006-04-15 13:56:05)

ゴシック的な圧力がエジプト風味も交えてゆったりと進行する曲。
しかし後半鋭いギターが切り込んで雰囲気は一変、胸の内の悲哀を必死に抑えるようなDanielのギターワークに震える。
しかし、Danielは頭拍取り辛いリフ好きだなぁ・・・俺も大好きだ!

ANATHEMA-Eternity ★★ (2006-04-15 04:45:00)

96年発表3rdアルバム。
いきなり① 「Sentient」と②「Angelica」の素晴らしさに圧倒される。前作との比較どころか、現実の予定が全部吹っ飛ぶほどの衝撃が走る事請け合い。胸を締め付ける狂おしさで咽び泣くDanielのギターに感情が動かなければ、人間ではない。メタルもゴシックも何も関係ない。音とか音楽とかギターとか CDとかCDの普及とか、それらは全てこういった感動の為にあるはずだ。表現が駄目なら事実を述べるが、私は日本盤買った後さらに、曲数の少ない(再発ではない)輸入デジパック限定盤をまた購入した。それくらいの価値があったし、今もある。
が。
アルバム全体で見ると、この冒頭2曲は「浮いている」事に気付く。ここまで感情をあらわにした楽曲は、実は、他にはない。前作までの病んだ美意識は、この2曲を除いて、やはりこのアルバムにもしっかりと受け継がれている。私のよう
…続き

ANATHEMA-The Silent Enigma-A Dying Wish ★★★ (2006-04-15 03:16:14)

激しく、そしてドラマティックに展開する絶望絵巻。
ギターメロディは印象に残るが、全体的には何一つ救いになってない。地獄の淵で浸る哀愁は、単に虚しい。

ANATHEMA-The Silent Enigma ★★ (2006-04-15 03:01:00)

95年発表の2ndフルアルバム。前ボーカリストは解雇(その後 THE BLOOD DIVINEへ)、ギターのVincentがボーカル兼任している。
音楽性は前ミニアルバムの延長線上にあるものの、ボーカルが攻撃的咆哮(デス声というほどではない)に変わって、これまでで最もメタルっぽいアルバム。
・・・のはずなのだが・・・
相変わらず重苦しさに妥協はない、加えてさらに息苦しい、一緒に歌える部分はない、泣けるメロディもない、フレーズのループがよくある、その上楽曲は7,8 分台、という事で、ANATHEMAのアルバムの中でも薦めにくさは筆頭格である事が、今日、分かりました。私はこのアルバムが最も好きだったのに・・・。

曲名を私なりに訳してみる。
①妄想の幻惑(Restless Oblivion) ②濃々霧(Shroud of Frost) ③孤独(・・・Alo
…続き

ANATHEMA-Pentecost Iii ★★ (2006-04-15 01:29:00)

95年発表の2ndミニアルバム。現在は92年発表のミニアルバムTHE CRESTFALLENとのカップリングCDとして発売されている。
ボーカルがデス声から苦悩を吐露するような歌唱に変化、音質とアレンジの向上もあって暗黒的神秘のスケールが格段に拡がった。耽美意識はメロディではなく精神へと向かい、輝きのない小宇宙の存在感を、静かに、しかし確実な歩みで、強固にしていく。悲しみや切なさなどの感傷も許されない、ただただ苦悩と後悔に苛まれる死際の美しさに浸れる40分間。

ANATHEMA-Serenades ★★ (2006-04-15 00:51:00)

93年発表の1stフルアルバム。
前ミニアルバム同様、スローゴシックの中に病的耽美意識が映える重苦しい神秘世界・・・と言いたいのだが、「実験的」と言えるツインギターリフと、良いとは言い難い音質が、神秘に辿り着く前に苦笑しなくもない。
それでも、切なさに浸れるメロディは随所にあるし、「THE SILENT ENIGMA」で生かされ始めるDanielのオーケストラアレンジメントの片鱗がインスト2曲に見受けられもするので、他のアルバムの後に、買って損はない。

ANATHEMA-The Crestfallen ★★ (2006-04-14 23:20:00)

92年発表のデビュー・ミニアルバム。現在は、95年発表の2ndミニ・アルバムPENTECOSTIIIとのカップリングCDとして発売されている。
陰鬱と苦悩と絶望を表現するジャンル・ゴシックメタルの、その黎明期を支えたバンドのデビュー作だけあって、ひたすら暗、重、遅の三拍子が揃ったアルバムではある。が、そこから滲み出る耽美意識の質において既に、当時のレーベル仲間MY DYIND BRIDEやPARADISE LOSTと差別化されるだけのものが聴き取れる。
ただ彼らの耽美感覚は、聴き手の琴線に触れて涙腺を刺激するような悲哀のドラマ構築に作用しない。メロディの鍵を握るDaniel(とVincent兄弟)のギターは、蠢く孤独の内側にひたすら閉じ込もる。故にANATHEMAは、「好き」だと言いたいのに、「好き」な理由が挙げ辛い。
彼らはただ素朴で美しい花を、誰の手にも届かない闇の
…続き

SATYRICON-Megiddo ★★ (2006-04-14 04:41:00)

97年発表のミニアルバム。ケースの表面がプリントされていて格好良いです、ていうかその格好良さが気に入って購入した記憶がある。
収録曲は、①Nemesis DIvina収録「The Dawn of New Age」のリミックスバージョン
②「Night of Divine Power」と改題されたDark Medieval Times収録「The Dark Castle in the Deep Forest」のリ・レコーディング
③Nemesis DIvina収録「Forhekset」のライブ
④モーターヘッドの「Orgasmatron」のカバー、以上4曲。
ちなみに②はベスト盤Ten Horns - Ten Diademsにも収録されている。
聴き所は個人的に③だが、音質はこもってるし、「楽曲がライブでちゃんと再現されている」以上の感想が浮かばない。②
…続き

SATYRICON-Rebel Extravaganza ★★ (2006-04-14 03:50:00)

大手Nuclear Blastに移籍しての4th。ジャケットの容貌は、「ブラックメタル的こけおどし」から「現実の異常犯罪者っぽいこけおどし」に変わってつまり、嫌悪感が一般的になったと。
だが音楽性は、前作の分かり易いメロディック・ブラック路線を放棄、曲の全体像が恐ろしいほど掴めないドラマの展開、つまりそれは1st、2ndの頃に戻り、さらにメロディは消し尽くされた。初聴時は意味不明でつまらなかったのだけど、「このひねくれモン加減こそこのアルバムの美点」と理解すると途端に面白くなる。「似た音源がない」という点でウルトラマニアックなアルバムだ。
これは推測だが、中心人物のSatyrは、当時スタイルが模倣されてブラックメタルがトレンド化した空気から離脱、ブラックメタルの精神性の回帰を試みたのではないか。その精神とはつまり、「生温い空気の中で馴れ合ってる貴様らの姿は心底吐き気がするわ」
…続き

1349-Beyond the Apocalypse-Aiwass-Aeon ★★ (2006-04-14 02:58:23)

イントロでぶちかましたブラストビートが、後半突然ぶり返す狂気的展開で二度死ねる曲。
いや、こっちが死ぬ前にFrostが死なないか心配になるが・・・。

1349-Beyond the Apocalypse-Singer of Strange Songs ★★★ (2006-04-14 02:48:27)

ねっとりとしたスローパートで溜めて溜めた後ブラストとスラッシュビートによる核爆発が繰り返されたと思いきや慟哭のスローパートを挟み込んで泣かしにかかったりと壮絶なドラマ性を持つドラマティックブラックの理想形の一つ。
後半、執拗に繰り返されるブラストビートに戦慄が止まらん!!

THE 3RD AND THE MORTAL-In This Room-Hollow ★★★ (2006-04-14 02:13:26)

精神異常者による、言語を超越した「虚空」との対話、みたいな。
我々聞き手にはその内容が全く理解出来ない。
だが、彼らは仲良くなったように思える。
(すいません、インストだから言いたい放題言ってます・・・)

THE 3RD AND THE MORTAL-In This Room-A Touch Of・・・ ★★★ (2006-04-14 02:05:55)

精神異常者の、瞳の焦点が合わないが故の伸びやかなマインドトリップ、とでも言えばいいか。
ちょっと楽しそうだ。

THE 3RD AND THE MORTAL-In This Room ★★ (2006-04-13 17:35:00)

97年発表の3rd。前作同様、Ann-Mari Edvardsenがボーカル。
まず断っておきたい。私は「Tears Laid In Earth」「Painting On Glass」「Project Bluebook」とこのアルバムを持っているが、このアルバムが一番好き、いや言ってしまえば、このアルバムしか好きじゃない。巷で言われている難解さは微塵も感じない。その割に「Painting~」は難解で聴けない。「Tears~」は冗長で聴けない。こんな耳をしている私のレビューが参考になるのか、甚だ疑問に思う。だが誰も書いてないし、本当に好きなアルバムなので書いておく。

まず楽曲以前に、音が素晴らしい。輸入盤ジャケットのような、ざらざらして、くぐもった感じのSEとノイズが楽曲の背後にいつも流れていて、おぞましく、不穏な空気が支配している。クラシック的でない女声は、ソプラノボ
…続き

THEATRE OF TRAGEDY-Aegis-Samantha ★★ (2006-04-13 14:54:04)

ボーナストラックだけあって(良く言えば)シンプルな曲。歌詞も凄い短くて、サビはソプラノボーカルが「ららら~」としか歌ってない。
が、それが逆に儚くて、印象深かったりする。

THEATRE OF TRAGEDY-Aegis-Poppaea ★★★ (2006-04-13 14:46:03)

タイトルは、歌を聴く限り「ポペア」でいいのでは。
サビにかけて高音域へと盛り上がっていくソプラノボーカルに対し、いつまでも低音域を彷徨い続ける男声ボーカル・・・。男としては、この無常な世界に泣き伏せるしかありません(笑)
(わー重複しちゃった!ごめんなさい!)

THEATRE OF TRAGEDY-Aegis-Venus ★★★ (2006-04-13 14:38:04)

美しく叙情的なソプラノ・ハーモニーから一転、ヘヴィリフにパーカッシブなデス声が割り込んでくる対比が見事。
さらに、そのデス声を退けて自由に歌い上げるソプラノに開放感があって素晴らしい。

THEATRE OF TRAGEDY-Musique ★★ (2006-04-13 13:57:00)

00年発表の4th。ギタリスト一人とベーシストが脱退している。弦楽器陣は何とも冷遇されるバンドだな・・・。
ジャケットやシンプルなタイトルから予想は付くが、デス/ゴシック的な暗黒的神秘は跡形もなく霧散、PARADISE LOSTによってもたらされた(らしい)デジタル・ゴシックの影響をもろに被っている。シンフォニックな装飾はなく、概ね曲は3分台で、時には「軽快」「ダンサブル」とすら言える曲もあり、決定的に今までの「ゴシックメタル」ではない。
確かに初聴時は驚かざるを得ないが、こういうものとして聴けば、デジタルビートに清楚なソプラノボーカルが浮遊している不思議な世界であり、メタルファン以外にも薦められそうで、さしずめ「デジタル・ダーク・ポップ」とも言いたくなるアルバム。
前作までと切り離して捉えるか、ソプラノボーカル・Livの可能性を探る一枚として捉えれば、十二分に楽しめる
…続き

THEATRE OF TRAGEDY-Aegis ★★ (2006-04-13 04:54:00)

98年発表の3rd。多分ギタリスト二人入れ替わってます。
ここでデス声がほぼ完全に消滅。曲調に陰りはあるが、果たしてゴシックメタルの中に留めておくべきか疑問に思う音楽にまで成長した。女性ボーカル(+男声)もののプログレの中に入れても何の問題もないと思う。2ndまでと較べ、視聴対象は格段に拡がっているから、ゴシック初心者に薦めたいアルバム・・・というか、ソプラノボーカルが「嫌い」という方以外は聴いて損はありません。それ以外何も言う必要がない。
だって、似てるらしいけど、PARADISE LOSTほとんど聴いた事ないし。
私が所持しているのは限定デジパック版だが、「SAMANTHA」「VENUS」「POPPAEA」の流れは何度聞いても素晴らしい・・・。

THEATRE OF TRAGEDY-Velvet Darkness They Fear-And When He Falleth ★★★ (2006-04-13 04:24:07)

シンセが重要な位置にあるバンドにもかかわらず、シンセを完全に排除し、もう一つの売りである男女の対話ボーカルのみを前面に出す事により、その魅力をを最大限引き出した曲。
男の歪んだ叫びと絶望の呟きを感じて、天使が嘆いている、そんな情景が思い浮かぶ。
このバンドにしか作りえなかったであろう、珠玉のゴシックメタルバラード。

THEATRE OF TRAGEDY-Velvet Darkness They Fear ★★ (2006-04-13 04:02:00)

96年発表の2nd。どうでもいいが、ギタリストが一人変わっている。
男性ボーカルはデス声一辺倒ではなくなり、ソプラノボーカルは表情豊かになり、SEが多用されKeyの音色も多様になって、明らかにアルバムの完成度は向上している。
ひたすら寂寞かつ荒涼としていた前作に較べ、今作は悲壮なドラマが感じられる。それだけ情感のスケールが上がったという事だろう。

THEATRE OF TRAGEDY-Theatre of Tragedy-Sweet Art Thou (2006-04-13 03:01:29)

1stでは唯一と言っていい、ミドルテンポで、メタルらしい攻撃的な雰囲気のある曲。だがだからこそ、ソプラノボーカルの儚さとピアノの哀愁が際立っている。
この曲の方向性が、2nd以降強調されていったとも思える。

THEATRE OF TRAGEDY-Theatre of Tragedy ★★ (2006-04-13 02:48:00)

95年に発表された1st。LEAVES' EYESのLivが在籍していた。
当時、デス/ゴシックと呼ばれる暗黒音楽において女性ボーカルが彩りを添える場合は、なかったわけではないが、男性ボーカルと共に女性ボーカルが正式メンバーとして加入しているバンドは非常に稀で、画期的だった覚えがある。美と醜の対比が滞りなく進化していく現実に、私は心躍っていたような。
音楽的には、全編スローなゴシックメタルなのだが、繊細なソプラノボーカルがデス声と全く対等に主張してくるので、陰鬱さはあまりなく、儚げで耽美的な世界に心地良く酔う事が出来る。
ボーカル二人は全く異なる歌詞を対話するように歌っており、オペラ・演劇的演出をしている点も面白い。
1stだけあって至らない面もあるが(個人的にはKeyの演奏力が何とも・・・)、ゴシックの可能性を切り拓いたアルバムとして、未だ褪せない魅力がある。

ATROX-Terrestrials-Mare's Nest ★★★ (2006-04-12 12:25:22)

歌い、語り、囁き、呟き、喘(あえ)ぎ、叫び、喚(わめ)き、呻(うめ)くソプラノヴォ-カル千変万化の六分間。
微かな呻き声が高音ソプラノ絶叫へ転移する瞬間は、何度聴いても恐怖を感じる。

ATROX-Terrestrials ★★ (2006-04-07 18:08:00)

このバンドはやはり、元The 3rd and the MortalのAnn-Mari Edvardsenの妹がボ-カルだったり、発売元がブラック/デス/ゴシックをメインに扱うSeason of Mistだったりするから、真っ当なメタルファンの手に届きにくいのは仕方ないと思う。だが、このCDは先述したものとは何の関係もない。ブラックではなく、デスでもなく、ゴシックでもない。そういったカテゴリを飛び越えた場所にこのバンドは存在している。言ってみればプログレであってメタルなのだが、発売元のバイオグラフィーにある「スキゾフレニック・メタル」がもっとも核心を突いた言い方だろう。
個人的な表現をさせてもらうと、
「発狂した元ちとせが結成したメタルバンド」
とか、
「女の亡霊に取り憑かれたCynic」
とか、
「性転換して喜ぶDevil Doll」
といった趣
…続き


MyPage