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失恋船長さんのページ
失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 651-700
OUTLOUD-We'll Rock You to Hell and Back Again
THE 冠-日本のヘビーメタル
NEMOPHILA-REVIVE
STALA & SO.-Play Another Round
EXODUS-Persona Non Grata
PETER GOALBY-Easy with the Heartaches-Mona Lisa Smile
PETER GOALBY
PETER GOALBY-Easy with the Heartaches-I Found Real Love
PETER GOALBY-Easy with the Heartaches
STORMHUNTER-Crime and Punishment
ZEDEKIAH-Karma +3
Tom DeLuca-Down to the Wire
SPYS-S·p·y·s
夜叉-夜叉
WRABIT-Tracks-Bare Knuckler
WRABIT-Tracks
TRAPEZE-Live in Texas: Dead Armadillos
NAPALM-Cruel Tranquility
LOUDNESS-Eurobounds
EZ LIVIN'-Firestorm
EZ LIVIN'-After the Fire
MARK SPIRO-Now Is Then, Then Is Now
John O’Banion-Danger
ANIHILATED-The Ultimate Desecration
BOULDER-Boulder
ROBIN RED-Robin Red
TONY MARTIN-Thorns
Tokio Rose-Just Wanna Rock N Roll
Stingray(JAPAN)-Rain
WAYNE-Metal Church
HURRICANE-Take What You Want-Hurricane
HURRICANE-Take What You Want
SAXON-Carpe Diem-Remember the Fallen
SINNER-Santa Muerte
IT'SALIE-Lilith
CRYSTAL VIPER-The Cult-The Cult
RAGE-Execution Guaranteed
RAGE-Reign of Fear
CROWLEY-悪魔がにくい-悪魔がにくい
LUBA-Secrets and Sins
I,NAPOLEON-I, Napoleon
LOUDNESS-DRAGON-Mirror Ball
LOUDNESS-Loudness Japan Tour 2019 Hurricane Eyes + Jealousy Live at Zepp Tokyo 31 May, 2019
DRIVE,SHE SAID-Pedal to the Metal
LOUDNESS-Loudness World Tour 2018 Rise to Glory Metal Weekend
DANTESCO-Pagano
WITNESS-Witness-You're Not My Lover
WITNESS-Witness
Dag Finn-The Wonderful World of D. Finn
TIGERTAILZ-Young and Crazy
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発言している8曲を連続再生 - Youtube



OUTLOUD-We'll Rock You to Hell and Back Again ★★★ (2022-02-02 16:07:24)

最近まで、こんなにカッコイイバンドがいたのを知りませんでした。いやー活きがいいですね。ワイルドでメロディアス、そしてキャッチーなサウンドは躍動感溢れるハードサウンドを従えノリノリで楽しませてくれます。
80年代的な王道スタイルを嫌みなく踏襲、その無理無駄のないアイデアはスッキリとまとまり目詰まりなく展開、すんなりと耳に届いてくれるのが嬉しい。ついつい類似点が気になったりとオジサンの悪い癖が出てしまうのですが、このバンドはそんな事を考えさせないくらい完成されています。FIREWINDの二人がドラムとギターを担当、こういう王道スタイルでありながらも自分たちの音を持っているのが強い。躍動感のあるグルーブ感の心地よさ、瑞々しいメロディを力強く歌い上げるチャンドラーの確かなパフォーマンス力、一発で魅了されました。お約束感満載のハードサウンドが最高にカッコイイ①から②の流れ、そしてボンジョヴィ
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THE 冠-日本のヘビーメタル ★★★ (2022-02-02 15:53:41)

最近は千鳥の相席食堂にも出ていました、我らが孤高のメタルヒーロー、哀愁の鋼鉄神、THE冠が2020年にリリースしたフルアルバム。現代的なテクノロジーの恩恵は受けているがオーガニックな人間力も同様にアピール、80年代から現在までのハードシーンの匂いを存分に撒き散らしながら真っ当な現代的メタルサウンドで魅了。
筋金入りのメタルファンが一般社会で生きる息苦しさを歌詞にしているのも共感性が高く、彼の唄はあらゆる世界で日陰で生きる大衆迎合できないマニアにいつでも寄り添っている。本来ロックが持っているフラストレーションの解放、そこに多大なるエンタメ性を盛り込んだのが冠サウンドと言えるだろう。少々エモい曲でもビシッと筋が通っているのは、メタル的なサウンドが核にあるからである。彼が高らかに歌うように、これが日本のヘビーメタルの進化形なのかも知れない。
彼のサウンドには一貫したモノがある、どん
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NEMOPHILA-REVIVE (2022-02-02 15:31:23)

BURRN!はおろかシンコーミュージック激押し女性グループのデビュー作。SNSを駆使する売り方は今っぽいがどれだけ効果があったのかは分からないが、なんといってもこういう門外漢も甚だしい音楽に簡単に触れる環境がある昨今なので試聴出来るのはありがたいです。
オープニングナンバーからメタルコアが炸裂、ジャパニーズ歌謡テイストも満載と、いつ禰豆子~!!と叫び、うっせわぁ~という曲が登場してもおかしくない親しみやすさで大衆性を補完しています。
前半の数曲はもはやテクノロジーの恩恵を受けまくった曲であり、だれが演者でも構わない仕様、エイベックス系の女性シンガーが無理して声を潰して歌うのも感心できなかったりと、問題点も少ないくないが流行りモノに目のない人ならば問題はないだろう。

このバンド、アイアンメイデンのカヴァーをやっているのだが、実は出来は良くない。簡単に言うとバンドの
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STALA & SO.-Play Another Round ★★★ (2022-02-01 13:29:01)

最近まで、こんなにオシャレでメロディアスな北欧メタルバンドがいたことを知りませんでした。参加メンバーが新しいバンドには疎いので仕方がありません。やはり雑誌読まないと離れ小島にはなりますよねぇ。しかし、いくつになっても新鮮な出会いがあるので問題はないのですが、LORDIのドラマーであるKITAことサンプサ・アストラが全権委任するバンドの2枚目。ここではシンガーを務めているのですが、北欧マインド全開のメロディアスサウンドを嫌みなく展開、ど真ん中もど真ん中なハードポップ風味もねじ込んだスタイルはとにかく聴きやすい。北欧ならではの哀愁のメロディと爽快感、なによりヒットポテンシャルを携えたメジャー仕様の作り込みは万人受けすること間違い無しの守備範囲の広い音楽性を見事に聴かせてくれます。その優等生ぶりは完全に土屋太鳳ちゃん級の輝きなのですが、ここまで国民受けするメジャー北欧ロックを聴かされるとチョイ
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EXODUS-Persona Non Grata ★★★ (2022-02-01 12:57:44)

知らないうちに新作をリリースしていたスラッシュメタル界の重鎮、衰えを知らないベテランの凄みはオープニングナンバーから炸裂。アグレッシブで性急なビート、切れ味鋭いギターは相手構わず滅多斬りの様相、その狂気のハイテンションぶりに仰け反るのだが、粗暴で卑下た唄い回しもズッポリとハマり聴いている人間の闘争心を煽ります。
獰猛な肉食獣の闘いを見せられていりような神経を逆撫でするというのか、心の奥底にある破壊的衝動を煽るというのか、実に猛々しい爆音が一気呵成に畳みかけてくる。ある意味、初期の時代への回帰だし、多くのファンが待ち望んだスタイルなのではと思わずにはいられません。これだけキャリアがあるので、どの時代にフォーカスを当てるのかで評価も大きく分かれそうですが、過激な音楽性ではあるのに、リフ一つとってもキャッチーで耳なじみが良く身体が勝手にリズムを刻み出すような親しみやすさが試聴感をよりよい
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PETER GOALBY-Easy with the Heartaches-Mona Lisa Smile ★★★ (2022-01-31 14:01:45)

ポップですね
キャッチーです
そしてロマンティックです
なによりヒープに提供した楽曲の元ネタです
こういう優美なメロディを歌いこなせる器用さがピーターの魅力でもあります
押しは強いが一本調子にならないエモーショナル歌声
器用な歌い手ですよね
唄が下手なんで事は断じてありませんのでご安心ください

PETER GOALBY (2022-01-31 13:58:02)

1973年にFABLEのシンガー兼ギターとしてデビュー、その後はソロに転身した曲も作れるミュージシャン。
グレンヒューズが抜けたあと、ヴォーカルを兼任していたメル・ギャレー、しかしメルも声に不調を訴え専任シンガーとして迎えられたのがピーター。クラシックロックだったFABLEからファンクロック系のTRAPEZE加入とは驚いたが、その重責を見事に果たし名を上げる。
1982年にURIAH HEEPに加入、音楽性をガラリと変えた名盤『Abominog』で力強い歌声を披露。RAINBOWにジョー・リン・ターナーが加わった時のように、新たなる可能性を導いた男して知られています。

HEEP脱退以降大きな活動はなく幻のPERFECT STRANGERはあるのだが、都市伝説となるHEEPの過酷なツアーで喉が壊れ、さらには燃え尽き症候群だったなどの逸話を残し結局、90年代を迎え表
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PETER GOALBY-Easy with the Heartaches-I Found Real Love ★★★ (2022-01-31 13:39:39)

大人の魅力に溢れていますね
都会的な洗練度と男臭いピーターの歌声
野性味とシャレオツ感が絶妙です
英国のマグナムとか思い出しますよ

PETER GOALBY-Easy with the Heartaches ★★★ (2022-01-31 13:37:59)

昨年の11月にCherry Redからリリースされた幻の一枚。HHEP脱退後に作り上げるも契約に結びつける事が出来ずにお蔵入りしていた一枚。30年以上も埃が被っていたレアモノが遂にリリースされました。当然、古さは否めませんが、ピーターの押しの強い歌声を前に出した唄モノサウンドはキラキラとしたキーボードも生かしソフトなAOR調のロックサウンドを展開、哀愁のメロディを散りばめメリハリを効かせています。
リズムは打ち込みだしロック色は薄い、HEEPファンやTRAPEZEのファンにとってもおもてたんと違うと感じる場面は多いでしょう。しかしロビン・ジョージとの共作もありますが、大半はピーターが一人で作り上げた楽曲ばかり、彼のソロとしては美味しい作りになっているのは確かです。ピートの歌声に涼やかなAORサウンドが合う合わないは好みもあるでしょうが、唄モノロックが好きな人は大いに楽しめるでしょう
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STORMHUNTER-Crime and Punishment ★★ (2022-01-31 13:26:24)

バンド名と甲冑に身を包んだ騎士が描かれるジャケを見れば音楽性も聞えてきますよね。ツインギター編成のジャーマンメタルバンドによる2枚目のフルアルバム。屈強なメロディアスサウンドが哀愁をまとい疾走する、これぞ欧州産のスピードメタルというか、ドイツ特有のスピードサウンドを披露、初期型ハロウィーンだし、ロックンロルフだしブラインドガーディアンなどの初期のスタイルが好きな人ならば胸が焦がれる、あの古くさい音色の鋼鉄サウンドを魂が震えながらかき鳴らしていきます。
リードギターとして活躍するステファン・ミューラー、そして相棒を務める紅一点のジュリア・ワイスによる二本のアックスマンによる泣かせのフレーズ、我が身の命運は神のみぞ知ると言わんばかりに勇猛果敢に突っ込む戦士達の刹那、そういうドラマティックなバトルメタルサウンドをど真ん中で展開しています。ワタクシはそちら方面に疎いので、恐ろしいくらいのパ
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ZEDEKIAH-Karma +3 ★★★ (2022-01-30 15:24:01)

知る人ぞ知る関西を拠点に活動していた国産スラッシャー、とは言っても一括りで紹介するのに躊躇するような多様性を抱えたバンドであり、スラッシーなリフワークもあるが、やはりDOOMのようにプログレからメタル、ジャズまで飲み込んだ懐の深さがバンドのウリであり、情念のある和のテイストも楽曲に散りばめ独自性を高めている。勿論、一気呵成に突っ込んでくる攻撃性と破壊力も、もち合わせているのでスラッシーなサウンドに身を任せたいマニアも存分に楽しめます。
攻撃的な音楽性の中に隠された知性、そして各パートが互いを睨み合いながら一触即発とも言うべき緊張感を持ちながらプレイしているのでスリルは満点、しかし破綻せぬようアイデアを共有、バンドとして強靱なアンサンブルを叩き出しています。
シンガーのRAN嬢のアジテーションヴォイスもバシッとハマり、場面場面に合わせストリーテラーの如く多彩な表情を見せフロント
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Tom DeLuca-Down to the Wire ★★★ (2022-01-29 18:36:07)

全く知らないアーティストですが、あなたにオススメという事で試聴。これが実に爽快でロッキンな熱量のある唄モノサウンドを聴かせてくれます。基本はポップでキャッチーなのだが主役であるシンガーのトムさんの押しの強いハスキーヴォイスは一本筋が通っており、その男臭いセクシーさも機能、カッコつけたモノクロジャケもハッタリで終わらない大人の魅力を醸し出しています。上手い歌とツボを押さえた楽曲の旨味、デビュー作とは思えない完成度の高さにポッと出ではないキャリアを感じますね。
ジョン・パーとか、ロバート・テッパーなどの熱いロックシンガーが好きな人ならばグッとくるでしょうね。特に、軽めの曲の中にハードさを絶妙な加減で持ち込む歌声と、曲の良さのマッチングも良く、1986年リリースの今作は日本でも話題になっておかしくないクオリティを誇示しています。唄モノマニアならば押さえて損はしないクオリティをパフォーマン
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SPYS-S·p·y·s ★★★ (2022-01-26 19:30:54)

結局バンドから離れることになったフォリナーのキーボードプレイヤーであるアル・グリーンウッドとベーシストのエド・ガリアルディ、その二人が中心となり結成されたのがこちら。プロデューサーにニール・カーノンを迎え密度の濃いAOR調のプログレハードポップサウンドを構築、キーボードを中心に組み立ててはいるが、不必要にでしゃばらない絶妙なリードプレイが楽曲の世界観を大きく押し上げている。クリアーな声質だが情熱的なエモーションを込めて唄うジョン・ブランコのソウルフルな歌声と壮麗なコーラスハーモニーは見事に主役となり色彩美豊かな世界観を展開、このバンドが持ち合わせている質の高い楽曲と知性、そして親しみやすさの裏にあるアーティスティックな感性が彩りを膨らまし自然の営みの如く体中に染み渡っていく。
どの曲にも強烈なフックがあり、心地よく耳を刺激、産業ロックかくあるべきと断言したくなるほど完成度が高い、無
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夜叉-夜叉 ★★ (2022-01-26 14:52:24)

スラッシュメタルという形で紹介されたが、このバンド、実はそんなにスピーディーな曲を用意していない。ここで聴けるサウンドはドスの効いた成田伸治の唄を中心としたヘヴィネスサウンドを展開、リリースが1992年ですから脱スラッシュ化したスラッシュバンドの系譜というなら納得するが、個人的にはダイハードなアメリカンパワーメタル軍団に類するようなスタイルだと思う。特にドラマーでありリーダーの菊池さんの後ノリのドラムは、スラッシュメタル然としたリズムとは違う、また、当時はさらし巻いて着流しを羽織るみたいなイメージに難を示してステージも見なかった。この時代の音楽性は後に変遷するので、このラインナップを見逃したのは若気の至りで恥ずかしいのだが、成田の山田雅樹を彷彿とさせる咆哮スタイルは説得力も十分備わり、E・Z・Oのミドルナンバーをよりヘヴィにしたようなスタイルにフィット、スーパーグループ時代のLOUDNE
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WRABIT-Tracks-Bare Knuckler ★★★ (2022-01-26 01:53:11)

イントロから凄いです
前作の流れからドカーンと始まる感じがエグい
その壮大なアレンジセンスを耳馴染みよく聴かせた手腕に脱帽
ドラマティックなサウンドが一陣の風となり
心を晴れやかにして過ぎ去っていきますよ
上手い歌とツボを押さえたアレンジ
皆が主役となり叩き出すバンドサウンドの凄みたるや
何度聴いても興奮させてくれる
大衆性があるのにメンバーがバトルしているようで面白い

WRABIT-Tracks ★★★ (2022-01-26 01:49:07)

本日、めでたく3枚とも国内盤が再発された幻のメロディアスHM/HRバンドの2枚目。音楽ストリーミングサービスで楽しめる状態ではありますが、ファンなら手元に置いておきたいと思うでしょうね。
壮麗なメロディと耳なじみの良いキャッチーさを際立たせるハードネス、その絶妙なバランスは明るく脳天気では無い真面目な作風を貫いているので最後までテンションが落ちることなく楽しめる仕様になっている。ソフトケイスされたサウンドなのに、シリアスな空気から生み出される独特の間合い、その緊張感がロックな耳を捉えてはなさい。アレンジにも気を配りサラリと流れそうなサウンドなのに、グッとふんばり刺激を与えてくる。
本当に素晴らしいIQの高い音楽性を披露、でもアホでも楽しめる親しみやすさが最大の売りである。エモーショナルを讃えた歌声と壮麗なコーラスハーモニー、心も穏やかに清々しい気分をたっぷり味わいながら、涙は
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TRAPEZE-Live in Texas: Dead Armadillos ★★★ (2022-01-25 14:52:54)

グレン・ヒューズの後任としてシンガーの座に収まったピーター・ゴルビー、彼はギターも担当出来るので四人編成でのライブとなります。ライブという事もありバンドの演奏は良い意味でロックなワイルドさを加味、ファンキーでグルーヴィーなトラピーズサウンドはそのままに、新体制でも十分にやれるという事を証明しています。
グレン時代の曲も、オリジナルに敬意を払い器用に歌うピーターのおかげで、バンドサウンドは壊れること無く機能、スタジオ作よりも荒っぽいギターワークで攻めているメル・ギャレー、実に生々しいサウンドでライブ感を追体験させてくれます。
リズム隊も強めのビートとグルーブ感で勝負、腰に来るノリの良さに、ファンクロックの旨味を味わえるが、個人的にはファンクロックに詳しくないので、ウネリが強めでは無いストレートさがすんなりと耳に入ってきます。グレンの特徴的なベースラインというのがあるので、その質
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NAPALM-Cruel Tranquility ★★★ (2022-01-24 14:45:04)

元々はコンバットという名前で活動していたアメリカンスラッシャー、1986年にバンド名を変更、1989年にSteamhammerからメジャーデビューを果たします。先人達からの影響も巧みに取り込み築き上げたスラッシュサウンドはシリアスでクール、アメリカのバンドらしいコンクリートメタルサウンドは鈍色の光をギラリと放ち、こちらを睨み付けてくる。刻まれるリフと怒濤のリズムプレイ、強靱なビートをたたき出すドラムの手腕にも目を見張るが、個人的にはドラムサウンドが好きになれない場面があり、このミックスで良かったのかと思う瞬間もある。しかしギラギラとしたベースとの絡みがハマった時のエネルギーは凄まじいパワーを有しており、切り刻まれるギタープレイとかけ合わさることで極限的に破壊力を強めている。情報過多に追い込まれず破綻しないアイデアは、スラッシュ特有の先を読ませないスリルが張り詰めており、その筋のマニアなら
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LOUDNESS-Eurobounds ★★★ (2022-01-23 17:52:18)

渡米前のラウドネスがヨーロッパを中心にクラブサーキットしたDVD映像の音声をリマスターにてCD化。それだけにDVDを見まくった人には少々物足りないのかも知れませんが、ハイトーンスクリーム全開な二井原実先輩の若々しい歌唱スタイル、そしてダークな英国メタル路線を踏襲する初期型ラウドネスサウンドを思いっきり堪能できる一枚、若いのにテクニックは申し分ない彼らが海外のメタルキッズをノックアウト、世界に通用する演奏技術と個性を武器にメタル大戦の火蓋を切ってくれました。
この時の彼らがあるから、今日の知名度と期待に繋がっている。渡米後のマイルドラウドネスも良いが、個人的には古くささは否めないが、ダークでブリティッシュな路線を突き詰めて欲しかったので、この時代のライブ音源は本当に嬉しいです。ここで選曲された楽曲はどれもが即効性があり、攻撃性の高いスピードナンバーやキャッチーなサウンドを盛り込み、手
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EZ LIVIN'-Firestorm ★★★ (2022-01-23 17:34:32)

懐かしい名前が復活です。領主自ら謀反を起こしてBONFIREから離脱するも、真相は分からないが元サヤに戻りバンドは短命の終わっている。それから10年以上もたって復活した幻のメロディアスHM/HRバンドの2枚目。シンガーに懐かしいデイヴィッド・リースを迎え腰を据えたメロディアスロックをやっている。かつてのような煌びやかなメインストリームサウンドではないが、プロデューサーにアレサンドル・デル・ヴェッキオを迎え堅実なスタイルになっています。
正直、もう少し分かりやすく跳ねた曲があった方が良いのにとは思いますが、良心的なメロディアスハードサウンドを踏襲、URIAH HEEPのカヴァーまでしっかりとやっています。ちなみにオリジナルよりもテンポを落としヘヴィな仕様になっています。このあたりのアプローチが今作の方向性を示しているのでしょう。
ドイツ人らしい生真面目さが音楽性に息づいている。
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EZ LIVIN'-After the Fire ★★★ (2022-01-23 17:20:37)

知る人ぞ知るジャーマンメロディアスHM/HRバンドの1st。BONFIREのギターとドラムが参加、音楽性的にはBONFIREの派生と言えるメロディアスかつ大衆性をまとった音楽性を披露、そのメジャー感バリバリのサウンドと欧州由来の叙情性、そしてドイツらしい硬質感をミックスさせたサウンドは、少々リズムセクションの音作りには注文をつけたくはなるが、BONFIREの創立者として知られるギターのハンス・ジラーはイニシアチブを握る為に結成されたバンドだけにクオリティは保証付き、CACUMEN時代にも通ずる硬派なスタイルを設え硬軟のバランスに秀でたバンドサウンドを作り上げている。
個人的には少々、鼻につく場面はあるのだが、欧州産ならではの情緒のあるメロディと煌びやかなキャッチネスさはメインストリームを射貫く鋭さをもっており、ティーンエージャーに消費されるだけのヒットチャートを賑やかすだけではない
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MARK SPIRO-Now Is Then, Then Is Now ★★★ (2022-01-21 16:20:13)

最近フロンティアからベストアルバムをリリースしたAORマスターと呼んでも差し支えのないマーク・スピロの3枚目のアルバム。既に楽曲提供を行い名を挙げていますが、彼の本文はアーティストであり有能なシンガーでもあります。
その繊細なハスキーヴォイスは、哀愁をまとったアーバンなAORサウンドと相性も良く、ハスキーヴォイスが運んでくる刹那な哀愁がロマンティックなメロディの中で一陣の風となり吹き抜けていきます。思わずコートの襟を立てたくなりますが、哀愁をたたえたサウンドはフックも満載、素直に心に響いてきます。
とにかくAORな唄モノロックを愛する方ならビンビンに響くでしょうね。リリース時が1996年でなければ相当、話題をかっさらうような隙のない作りとクオリティを保持、どうして国内盤がなかったのかと不思議に思うくらい出来が良いです。日本人の心に訴えかける繊細で情緒のあるメロディ、打ち込みベ
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John O’Banion-Danger ★★★ (2022-01-21 16:00:26)

同年に日本限定でリリースされた『Close Up』と内容がかぶりまくりの2nd。東京音楽祭グランプリの勢いも手伝い元祖ビックインジャパン的な扱いを受けるジョン・オバニオン、先行されたアルバムを聴いたファンは複雑な気分で今作を手にしたんでしょうね?
ちなみに今作がCD化されたときは『Close Up』に収録されたライブヴァージョンが追加され、もやは『Close Up』にボートラが追加されたといった方が分かりやすい状態になっています。
そんな混乱は、今となっては笑い話で済みますが、とにかくAORな唄モノロックが好きな人にはたまらんものがあるでしょう。ウエストコースト風味満点の爽快なサウンドにねじ込まれる哀愁、オバニオンの歌声はロックな力強さもあり、優美なメロディにボディガードのように寄り添ってくれます。『Close Up』の帯に書いてあった『過ぎ去った恋に一人口づけるクラブソーダ
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ANIHILATED-The Ultimate Desecration ★★★ (2022-01-21 15:47:19)

デビュー当時はハードコアパンクスだったと言われるUK産スラッシュメタルバンドの2枚目。時代が1989年というのもありスラッシュメタルシーンの成熟してきました。そういう時代背景もあり音楽性は先人達の影響下にあるサウンドを披露。まるで○○風だったりもするのだが、イギリスのバンドらしく土台のしっかりとしたスタイルを構築、刺激的でスリルのあるサウンドは古典スラッシュメタルを愛するマニアを喜ばせるだけのクオリティは保持しています。とくにスレイヤーからの影響を受けているバンドが好みの方ならば、フォロワーバンドとして歓迎できるでしょうね。
少々、似たような曲調に陥る欠点があります、リフ時代も単調に感じさせる場面がある、そういう欠点を飲み込ませるだけのパワーと緊張感、そして破壊力のあるサウンドは説得力があり期待を抱かせる有望株と言えるでしょう。今作リリース後、ほどなくして解散、それだけに知名度を上
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BOULDER-Boulder ★★ (2022-01-18 18:46:53)

スタン・ブッシュのキャリアを語る上では外せない幻のバンド。そんな貴重な音源がただで聴けるのは嬉しいですよね。ありがとうSpotifyなのですが、ここで歌うのはスタン・ブッシュ兄さんではなく、ボブ・ハリス、アメリカンメロディアスロックマニアにとっては、見逃せないコラボですよ。それだけで十分興奮するのですが、サウンドの方はライトなメロディアスロックを披露、洗練された味わいは野性味を感じさせませんが、整合性のあるサウンドは知的なエッセンスを盛り込み優等生さをアピール。後の片鱗を爆発とはならずも、ボブの温かみのある歌声に酔いしれる事は出来ます。
今作リリース後、このバンドがどうなったのかは分からないが、ボブ・ハリスを筆頭に数名のメンバーがアメリカ人のカントリー系シンガー、ウォーレン・ゼボンが1980年リリースするライブアルバムに参加(ボブ兄のコーラスも良いですよ)おそらく短命に終わったんで
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ROBIN RED-Robin Red ★★★ (2022-01-18 18:25:17)

スウェーデンのメロディアスHM/HRバンドDEGREEDのヴォーカル、ロビン・レッドのソロアルバム。オーディション番組出身という経歴も話題性十分。DEGREEDの方がオシャレ過ぎて、ちょっとしか耳にしなかったのだが、今作は本家とは違い懐かしきスタンダードな唄モノロックサウンドをやり切っている。80年代から90年代にかけて良く耳にしたサウンドを想起した。
ここにモダンな匂いは無い、現代的なテクノロジーの恩恵は受けているが、やっている音はノスタルジックだ。それだけに主役たるロビン・レッドの歌声が重要なのだが、これが実に温かみのある歌声を披露、時代を超越した普遍的メロディアスロックとの相性も良く、チョイハスキーな声が絶妙な哀切を演出している。
ギターワークも素晴らしいし参加メンバーも機能と全てが優等生なのだが、この手のサウンドを知らない若い人には新鮮に聞えるでしょう。甘ったるいだけ
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TONY MARTIN-Thorns ★★★ (2022-01-16 18:38:27)

個人的には最近、名前を聞かなくなったなぁと思ってたトニー・マーティン。そういう意味では待望のソロアルバムなのですが、中途半端なことをやっている可能性はあるなぁと睨んでいました。ましてや実子が参加するとか親バカぶりも感じるしと、訝しむワタクシの思いを吹っ飛ばしたのが先行公開された曲の数々、まさにマーティンが求められている、様式美サバスを想起させるような神秘的なダークネススタイルの音楽性を踏襲、ド派手なゲストを招聘してお茶を濁す事も無く実に筋の通った作風へと仕上げてきた。
幾分、艶は失ったが往年のパフォーマンスと比べても遜色の無い歌声で魅了、マーティン節とも言える朗々と歌い上げる姿は実に頼もしい限りです。まだまだ第一線でやれる現役感を見せてくれましたね。
ダニー”ダンテ”ニーダムのパワフルなドラム、オーソドックスな形に終始したギターワーク、キーボードも音楽性の幅を広げドラマ性を広
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Tokio Rose-Just Wanna Rock N Roll ★★★ (2022-01-16 18:09:21)

1987年にカナダでアルバムをリリースしたメロディアスロックバンドの再発アルバム。2008年にタイトルも変わり、数曲追加されて世に出ていますが、そもそもオリジナルを聴いたこともなく今作しか知りません、おそらく復刻版だとは思いますが、そのあたりの審議に確証を得られませんので割愛します。
ソフトケイスされたメロディアスサウンドはあくまでも楽曲重視、扇情的なフレージングと甘く切ないハードサウンドを巧みに融合させバランス良く聴かせてくれます。とにかくキャッチーなメロディは耳なじみもよく適度な刺激を与えてくれます。
哀メロハードポップファンならば腰を上げずにはいられないスタイルでは無いでしょうか、音質こそ奥行きの無いチープなモノになっているが、それ相応のサウンドメイクが施されたならばメジャーロックシーンに切れ込むだけにクオリティは十分の保持しているので安心して聴けますね。だたミックスが
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Stingray(JAPAN)-Rain ★★ (2022-01-15 18:04:28)

このバンドの登録もあったし、このアルバムをコメントした記憶がありありなんだけどなぁ…バンド自体が消えていたんだよねぇ
ウーン、チェリーボーンからの譲二ショックである。
気を取り直して再投稿をしますかね。

キングレコードはNexusから1985年にリリースされた1st。いかにも日本人らしいスクラップ&ビルドを展開、影響を受けたのアーティストからのエッセンスを巧みに取り込みニューミュージックなロックサウンドを展開。非常に聴きやすい歌謡テイストのあるロックサウンドを聴かせてくれます。少女漫画チックな歌詞の世界もなんとも言えないドリーミングな世界観を魅せ、このバンドの独自性を高めているように感じるが、日本のプログレバンドはこんな感じだったかも知れない。
インストから続くのはマイケル・ジャクソンが踊り出しそうなビートの強いナンバー、その後もグッとロックな滾りを感じず
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WAYNE-Metal Church ★★★ (2022-01-15 17:26:30)

メタルチャーチのシンガーだった、デイヴィッド・ウェインが立ち上げたソロプロジェクト。アルバムタイトルを見ただけでややこしいイメージを持ちますよね。参加メンバーにも懐かしい名前があったりと成り立ちはどういうところから発生したのか気になりますが、2001年という時代背景を飲み込みつつも、出している音は懐かしきUS産パワーメタルサウンドを披露。ガッツ溢れるスピードナンバーが適度にあれば良かったのだが、時代性がそれを許さずミドルテンポ主体の作風になっている。
ヘヴィなギターリフが要所を締めているが、メタルチャーチというアルバムタイトルにしたのであれば、本家を脅かすような勢いが欲しかった。しかし、ダークでミステリアスな雰囲気のあるパワーメタルはウェインに期待される一面であることに変わりは無く、メタルチャーチというバンドが持ち合わせていた緊張感と曲間にギアを上げる起承転結のある展開、それがあれ
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HURRICANE-Take What You Want-Hurricane ★★★ (2022-01-11 22:32:25)

歌メロが好きなんですよねぇ
リバーブの掛かったミックスも懐かしいです
バンド名をつけた曲だけに強力
そしてこのバンドの音楽性を端的に伝える曲でしょう
哀愁のメロディアスハードサウンドに耳がもっていかれます

HURRICANE-Take What You Want ★★★ (2022-01-11 22:28:53)

有名な商業誌にて、パッとしないとので買うか迷う点数でと言う批評をくらい70点代の前半を頂戴したデビューEP。このバンドの代名詞と言えるメロディと硬派なハードスタイルは既に確立。明るく脳天気、売れたいですよーという音楽性とは一線を画した音楽性を披露、勿論アメリカのバンドなので、濡れているが湿ってはいない光沢のあるメロディアスサウンドを展開、グルーブ感のあるリズムは心地よく鳴り響き、豪快な①から悪っぽい路地裏ハードサウンド②への流れなんかもベタですがグッと掴まれますよね。
ある意味、お約束感は強い、そこが批評家から苦言を呈されたのでしょうが、それなりのキャリアのあるメンバーが手堅い音楽性を踏襲しつつ聴かせるパートを設け適度に耳を刺激、この計算されたワイルドさとロックの持つダイナミズムの格好良さ、今となっては懐かしいミックスのドラムでさえ、これでいいと思わせる味わいが大好きです。

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SAXON-Carpe Diem-Remember the Fallen ★★★ (2022-01-11 22:18:17)

早くも最新作から2曲目の先行リリース。懐かしい時代を想起させる哀愁の英国ハードサウンド。しかしマイナーな時代では無く渡米後の垢抜けた時代を想起させるフレッシュ感のあるバイカーズロックです。これでもアメリカンなんちゃらと難癖をつけられそうですが、いやむしろアメリカンなんちゃらと言わないと、過去のアルバムに対する整合性は成立しないんですけどね。
30年以上も前の評論家の発言に引っ張られない純粋なロックファンに楽しんで貰いたい一曲。
落としすぎのチューニングを戻して往年の姿を取り戻していますよ。

SINNER-Santa Muerte ★★★ (2022-01-09 19:05:39)

頭にはあるのだが、熱心に追いかけていないマット・シナー率いるSINNER。いつでも気軽に聴ける環境が余計に遠ざけている感はあるのだが、しばらく放置している間に随分と様変わりしています。オープニングから女性シンガーのタフな歌声にノックアウト、呆然としているうちに②ではロニー・ロメロがゲスト参加で歌声を披露。いかにもシナーが考えそうなメロを唄い我に返りました。
③ではシナー節とも言える哀愁が炸裂、シナーのリードヴォーカルをとりメランコリックな哀愁のシナー節を聴かせてくれます。ここには新旧の魅力があります。自らが築いた古典ロックと踏襲したシナー流のメタルサウンド、そこに現代的な要素も無理なく盛り込みアップデート、一見、奇をてらったような女性シンガーの加入も、次の展開を見据えた中で行われているのは当然のことであり、シナーのハンドリングの元、多彩なフォーメーションで魅了するサッカーチームのよ
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IT'SALIE-Lilith ★★★ (2022-01-09 18:44:44)

サブスク生活は色んな意味で刺激的です。とにかく一枚なにかを聴けばオススメのアーティストや似たテイストのバンドをめちゃくちゃ薦めてくれます。本当に追いつきません。そのおかげで最近のバンドの音源に触れる機会が増えました。増えすぎて困るくらいなんです。こんなにSpotifyやAmazonに追い詰められる人生を送るとは夢にも思いませんでした。たいして金も掛からんのに恐ろしい情報量です。なにより好きな時に好きな音源が聴けるというのが一番です、このバンドのそんな中で出会いました。
全く知らないバンド、情報も皆無ですが、このバンドはプロジェクトチームのような立ち位置であり、イタリア人女性シンガーのジョルジア・コレルオーリの歌声を生かした古典ロックを展開、現代的なサウンドメイクでアップデートしているが、タフでヘヴィな古めかしいサウンドを名いっぱい聴かせてくれる。そこにこのパワフルな女性シンガーが持
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CRYSTAL VIPER-The Cult-The Cult ★★★ (2022-01-08 18:31:08)

イントロの流れを引き継ぐモノ悲しいイントロ
マイナー調のメロディは悲しみを讃え一気に弾けます
パワフルかつメロディアスなクリスタルヴァイパーサウンドの幕開け
心して聴かないと吹っ飛ばされるような勢いをまとっている

RAGE-Execution Guaranteed ★★★ (2022-01-07 14:01:29)

ギタリストの片割れがWARLOCKのルディ・グラフに変更、ミキシングはトミー・ハンセン、総監督にノイズのオーナーも登場とバックアップ体制を強化。スラッシーな殺傷力とメリハリを効かせたメロディ、そこに拘りのある展開も設け一筋縄ではいかない独自性を高める事に成功。欧州由来の叙情性も生かしつつもタフガイな魅力を損なわない男臭さが全体を支配している。
ミキシングも代わりスッキリとした味わいが増えたのはメジャー感を強めたと言えるだろう。当時は唄が弱いと揶揄されたが、この味わいこそRAGEでありピーヴィの魅力でしょう。既存のアイデアを踏襲しつつも斜めから切り込む独自の感性がより強固に花開いた2枚目。スピード狂には前作の方がウケが良いかも知れませんが、独創性を高め順当にパワーアップを果たした今作に豊かな将来性を感じます。テクニカルな演奏と安定感が更なる逞しさを見せつけている。

RAGE-Reign of Fear ★★★ (2022-01-07 13:34:42)

バンド名をRAGEと改名してリリースされた仕切り直しの一枚。癖が強い歌声も全開、猪突猛進するパワー/スピードメタルサウンドはスラッシーさも補完、ACCEPTからの薫陶も受けたジャーマンスタイルを基盤に多様性も網羅している。
剛毅に打ち鳴らされる激しいリズム、癖の強いシンガーに負けない拘りのある楽曲構成、一気呵成に走り出すだけでは無い屈強なヒロイズム溢れるパワフルナンバーも散りばめ、一癖も二癖もあるサウンドを展開している。
まだまだ未熟な部分もあるしミックスも含め改善の余地はあるだろう、しかしメタルに対する純然たる熱い思が溢れており、ラルフ・ヒューベルトと共に作り上げたサウンドは、彼らが単なるフォロワーバンドでは終わらない個性を光らせている。

CROWLEY-悪魔がにくい-悪魔がにくい ★★★ (2022-01-06 01:42:36)

昨年の暮れにリリースされたミニアルバムのタイトルトラック
平田隆夫とセルスターズのカヴァーソングというテレ東音楽祭みたいなノリに驚きました
昭和歌謡全開の楽曲をやりきった彼らの心意気
なんと言っても原曲のノリを壊さずにクロウリー流のサウンドへと転換しています
動画を見つけてからはヘビロテで楽しんでいますよ
原曲も簡単に聴ける環境なので聞き比べもしました
元は女性が歌っているからキーが高いのですね

LUBA-Secrets and Sins ★★★ (2022-01-04 13:50:31)

ウクライナの血を引く女性シンガー、ルバこと‎ルボミラ・コワルチク‎のソロなのかバンドなのか分からないが1984年にルバ名義でリリースした2枚目のアルバム。カナダではスマッシュヒットしたバラードの②が有名なのですね。少々デジタルチックなニューウェーブ臭も漂いますが、ワイルドでハードなロック的ニュアンスも散りばめ、主役たるルバ嬢の女性らしい、しなやかで凜とした佇まいの歌声がサウンドとマッチしており、チョイハードな唄モノロックを愛するマニアにはマストな一枚と言えるでしょう。
当時、彼女の作品が日本でリリースされていたのかは知るよしもないが、メディアが取り上げていないのは確かで、カナダで売れたバンドはイマイチ跳ねないような印象が強い。これもメディア偏重な日本人気質によるモノだろうが、そういった情報に踊らされない唄モノロックファンにもススメたい一枚ですね。
とはいえ、ワタクシもニューウ
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I,NAPOLEON-I, Napoleon ★★★ (2022-01-04 13:28:31)

バンド名がインパクト大なバンドのデビュー作。大手ゲフィンレコードからリリースとお膳立ては揃っているが、リリース時期も悪かったと思う。リアルロックに傾いた時代に彼らはバブル臭の残った音楽性を展開、しかも主役たるシンガーのスティーブ・ナポレオン氏の悪声がメロディアスはバブルロックに似合わない。パンキッシュな『Love I Hate』みたいな曲では機能するが、ポップスやバラードとなるカナダでヒットしたルバの⑤などはトイレの前でモジモジしながらシャウトしているようでかみ合っていないのが好悪を分けるポイントでしょう。私のように気になるとダメだが、国内盤も出ているようなので、クオリティは保持されていると思います。個人的にも前半よりも中盤以降に顔を出すダークでメランコリックなサウンドの方がバンドの持ち味が出ていると感じるので、曲順は大切だなぁと思いますね。聴きすすめることに、この爬虫類的ねっとりとした
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LOUDNESS-DRAGON-Mirror Ball ★★★ (2022-01-03 16:56:05)

曲名が示すように多様なアイデアが眩い光を放ちながら回転しています
聴きようによって表情を変える古典ロックの凄み
山田雅樹のエモーショナルな歌い回しにも不自然さは無い
リズム隊は強力なアイデアとプレイで魅了
フリーフォームなロックサウンドの中で縦横無尽に暴れ
主役たる高崎晃と渡り合っている
サイケでいかしたヘヴィロックディスコです

LOUDNESS-Loudness Japan Tour 2019 Hurricane Eyes + Jealousy Live at Zepp Tokyo 31 May, 2019 ★★★ (2022-01-03 16:15:20)

日本向けのミニアルバム『JEALOUSY』と『HURRICANE EYES』を中心に収録、そこに『RISE TO GLORY』から数曲を混ぜ作り上げた渾身のライブアルバム。特に『JEALOUSY』の楽曲は貴重であり、二井原実先輩脱退前のツアーを思い出させるラインナップに興奮を覚えます。
ドラムは器用に叩く西田竜一の力強いドラム、山下のベースとも相性が良く互いを高め合うように重厚なリズムをたたき出している。衰えるどころか全盛期よりも太さを増した二井原実先輩の歌声も、この路線にマッチしており、多くのベテランが精鋭を欠いた中で彼ら現在進行形でベストなパフォーマンスを見せている。相変わらず高崎のギターは文句なしの仁王立ちである。生々しいピッキングのニュアンスも伝わる抜けの良いギターの音像、80年代的なメタルサウンドではないオーガニックな響き、そのナチュラルな高崎のギタープレイから放たれる新
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DRIVE,SHE SAID-Pedal to the Metal ★★★ (2022-01-02 16:04:16)

オープニングナンバーからやっていますねぇ。少々狙いすぎな奴ですが(曲名Touchに曲調はやり過ぎ)、Frontiersも完全なるバックアップ体制でお迎え、このバンドに求められる音楽的要素を再構築する為のお仕事に余念はありません。
レーベル関係者が揃い、とにかくダイナミックなハードさとフックのあるメロディを軸に展開、ベテランならではの円熟味と若々しい躍動感、この二つがドーピングギリギリで弾けあうことで攻めの姿勢を貫けたのが功を奏している。
勿論、期待されているベタは外していないのでファンなら安心して聴けるでしょう。ベタ中のベタを極めたサウンド、これもFrontiersならではの味付け、まさかのフィオナ嬢まで担ぎ出し玄人からライトリスナーまで満足させるメロディアスHM/HRサウンドを作り上げました。AOR系と呼ぶにはロック色が強い、ここもハード系を愛するマニアには朗報でしょう。で
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LOUDNESS-Loudness World Tour 2018 Rise to Glory Metal Weekend ★★★ (2022-01-02 15:47:20)

01. OPENING
02. SOUL ON FIRE
03. I'M STILL ALIVE
04. CRAZY NIGHTS
05. LIKE HELL
06. HEAVY CHAINS
07. THE SUN WILL RISE AGAIN
08. GO FOR BROKE
09. ARES' LAMENT~UNTIL I SEE THE LIGHT
10. KAMA SUTRA-Instrumental-~Drum Solo
11. MASSIVE TORNADO
12. RAIN
13. THIS LONELY HEART
14. CRAZY DOCTOR
15. IN THE MIRROR
16. S.D.I.

今や80年代の全盛期をしのぐ多
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DANTESCO-Pagano ★★ (2022-01-02 15:16:35)

プエルトリコのメタルバンドが2008年にリリースした2nd。オペラドゥームなどと称されたデビュー作の流れを引き継ぐ濃密な世界観、愛してやまないMANOWARからの影響も強く、その濃度の高い世界観に胸焼けを起こすのだが、情熱的なサウンドメイクはプエルトリコというお国柄の影響も強めにスパニッシュな味付けは独自性を高め、似て非なるモノを作り上げている。
煽り立てる情感の歌声、冷ややかな感性で見つめる静と動のコントラストをダイナミックに描く演奏、その鋭い眼差しは他では味わえない一線を画す発想を蓄えたおり、無理矢理大げさなアイデアを盛り込み台無しにするような愚行は行っていません。
亜流と罵られる面は否めないが、それがけしてマイナスに働いていない、アナログ的な古典主義と現代的なデジタルワークの融合、起承転結をこれでもかと盛り込む濃密なドラマ性、一つ一つを整理し完結させているのがポイント。
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WITNESS-Witness-You're Not My Lover ★★★ (2021-12-30 15:22:57)

ダルトンの曲として知られていますが
この曲のクレジットが凄い
Captain Kiddことジョン・ボン・ジョヴィ
The King Of Swingことリッチー・サンボラ
そしてデスモンド・チャイルドの3人で共作した一曲
悪いわけがありませんよね
耳を惹くフック満載のメロディと華麗なコーラスワーク
絵に描いたような売れ線ハードポップナンバー
女性シンガーの方がフィットしていますよね
もっと売れて良いし認知されるべきグループだったと思うなぁ

WITNESS-Witness ★★★ (2021-12-30 15:17:58)

女性シンガー、デビー・デイビス擁するアメリカンメロディアスハードロックバンドが1988年にリリースしたフルアルバム。作品はこれで終わったので知る人ぞ知る的な存在なのだが、ハッキリ言うとバンド感が全く漂わない。外部ソングライターの曲ばかりだし、参加メンバーにニール・ショーンやブラット・ギルズ、スティーブ・スミスといった名前もあり、もはや誰がメインのバンドなんだと訝しむラインナップ、デビー嬢を売り込むバンドなのかなぁと思ったりもするのだが、一応バンドのギターとして名を連ねるのはデイモン・ジョンソンである、デイモンと言えばBlack Star Riders、Thin Lizzyでギターを担当したし、幻の3枚目のアルバムを作るもお蔵入りしたDamn YankeesやAlice Cooperとのお仕事でも知られる実力者、さらにキーボードのジョーイ・ハフマンの後に成功者となる人物だったり、バンドとし
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Dag Finn-The Wonderful World of D. Finn ★★★ (2021-12-28 13:27:48)

Sha-Boomのシンガーとして知られるダグフィン・ストロームがダグ・フィン名義でリリースしたソロアルバム。彼の歌声を前に出した作風はいかにも北欧風の哀メロを搭載した叙情はハードポップサウンドを展開、爽快で冷ややかな風を運ぶキーボードと嫌みの無いハードサウンドは、日本人の感性に訴えかける場面も多いでしょうね。今作のリリースが1991年なのですが、既にあのトミー・ディナンダーが楽曲を提供、その筋の歌モノロックを愛する方ならドンピシャの方向性に進んでいますよ。
ミカエル・アーランドソンなどが好きな方なら大いに楽しめるでしょう、全ての楽曲に不自然さがないんですよね。あるべくして出てくる弾けるポップロックの旨味、どんな曲を歌っても邪魔しない個性と力強さ、そのおかげで全てが高品質なクオリティを保持、ラモーンズもやったI Wanna Be Your Boyfriendも様になっていますよ。この
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TIGERTAILZ-Young and Crazy ★★ (2021-12-28 12:56:14)

ド派手なルックスに負けないパワーポップなオープニングナンバーも炸裂とめちゃくちゃデジャブ感が強いサウンドを引っ提げている。ジリ貧する英国シーンから活路を見いだすために米国に渡ってきたのだが、それにしてもアメリカン路線であろう。歌い手のダイアモンド・デイブ臭もキツメであり、ポイズン、モトリーといったグラム系バットボーイズロックをど真ん中でやり切っている。
今作のみでバンドを去るスティービー・ジャイムズの歌声の嘘くささが、このバンドサウンドにハマり過ぎたのが個人的には食い切れない要素でした。でも、所謂グラム系のサウンドが好みの方なら大いに楽しめる要素も大きいでしょう。
楽曲が進むにつれ英国情緒のあるメロディも顔を出し、カラッとドライなスタイルに傾くのではなく毒気のあるポップなサウンドの中にモッチリとした哀愁のメロディを練り込んでいる。
こうして久しぶりに聴いたのだが、やはり
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