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失恋船長さんのページ
失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 751-800
L.A. GUNS-Checkered Past-If Its Over Now
L.A. GUNS-Checkered Past-Get Along
L.A. GUNS-Checkered Past
John O’Banion-里見八犬伝 Satomi Hakken-Den
John O’Banion-John O’Banion-Come to My Love
John O’Banion-John O’Banion-Love Is Blind
John O’Banion-John O’Banion-Take a Chance on Love
John O’Banion-John O’Banion
DAMIAN HAMADA'S CREATURES-魔界美術館
KAMIKAZE-Kamikaze 3
SAXON-Live at Rock Sound Festival 2006
SAXON-Rock 'n' Roll Gypsies
John O’Banion-里見八犬伝 Satomi Hakken-Den-Hakkenshi's Theme (White Light)
CHARIOT-The Warrior-Horizons
CHARIOT-The Warrior
CHARIOT-Burning Ambition
SAXON-Carpe Diem-Carpe Diem (Seize the Day)
ROSEMARY BUTLER-汚れた英雄-The Last Hero
ROSEMARY BUTLER-汚れた英雄-汚れた英雄
ROSEMARY BUTLER-汚れた英雄
EXISTANCE-Wolf Attack
BLITZKRIEG-Ready for Action
WHITEFOXX-Come Pet the Foxx
BLOOD MONEY-Red, Raw and Bleeding!
PALACE-Rock and Roll Radio
CHEZ KANE-Chez Kane
MIKE TRAMP-Capricorn
KENT HILLI-Vital 4
RUNNING WILD-Blood on Blood
Wolfbane-Wolfbane
ARAGORN-NOONDAY: THE ARAGORN ANTHOLOGY
GIRLSCHOOL-Running Wild-Running Wild
BATON ROUGE-Lights Out on the Playground-Tokyo Time
BATON ROUGE-Lights Out on the Playground
MISFITS-Walk Among Us
METALLICA-The $5.98 E.P.: Garage Days Re-Revisited
BATON ROUGE-Lights Out on the Playground-Slave to the Rhythm
WILDSIDE-Under the Influence
U.D.O.-Game Over
Big Bad Wolf-Big Bad Wolf
Kim Sixx-Complete Anthology (1984-1985)
Joined Forces-Joined Forces
LADY BEAST-Vicious Breed
BAD MOON RISING-Blood
SHADOW KING-Shadow King
Jagged Edge UK-Fuel for Your Soul
ALCATRAZZ-V
HOUSTON-IV
BONFIRE-Point Blank-Tony's Roulette
BONFIRE-Point Blank
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発言している10曲を連続再生 - Youtube



L.A. GUNS-Checkered Past-If Its Over Now ★★★ (2021-11-13 13:26:53)

ダークでメランコリックなスローナンバー
フィルはこういう曲も歌いこなせるようになりました
激しいだけがロックバンドではない
そういう懐の深い音楽性を魅せてくれます
シンプルな曲なんですが浮遊するようにユラユラと揺らめきながら
琴線に触れていきますよね

L.A. GUNS-Checkered Past-Get Along ★★★ (2021-11-13 13:24:47)

素直に良い曲ですよね
シンプルですが心にスッと入ってくるメロディ
どこか優しげな眼差しが音になって現れています
だから次に繋がるんでしょう

L.A. GUNS-Checkered Past ★★ (2021-11-13 13:19:43)

先行公開された楽曲も多くリリース前にアルバムを聴いた気になるのが昨今の問題のような気がしますが、その反面、手応えありなのは間違いないので安心して聴くことが出来ます。オープニングからその魅力は全開、海賊髭たくわえたフィルの姿に不安な気持ちにはなるがオープニングナンバーは間違いなくカッコイイ。その勢いは衰えること無くトレーシー復帰後の路線であるシリアスなスタイルはダークでメランコリックなサウンドを展開、どこか退廃的なムードを散りばめた楽曲は、ソリッドかつメタリックなギターサウンドを軸とすることでバンドの個性となる音を手にした事になる。ある意味、時代遅れなサウンドであろう。2021年にバットボーイズロックなんてと悪口も出そうですが、一本筋の通った音楽性の中で可能性を広げる音楽的教養の豊かさに、ベテラン戦士にしか成し得ない身体で鳴らすロックのカッコよさに痺れます。小難しい事なんてやっていません。
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John O’Banion-里見八犬伝 Satomi Hakken-Den ★★★ (2021-11-12 17:21:01)

1983年に角川のバックアップを受けてリリースされたフルアルバム。タイトルから分かるように映画『里見八犬伝』とのタイアップ的な効果を狙っていますよね。一応はイメージアルバムだとの事ですが英語で歌っているのでワタクシにはよく分かりません。そういう知識は横に置いて聴いて欲しいですね。ジョンのソフトな歌声を生かしたAOR調の唄モノアルバムはロックな曲も放り込みつつ、ディスコ調の曲もあるし、お得意のソフトケイスされたロマンティックナンバーまでとバラエティは豊か、彼の素直でクリアーな歌声を多種多様な楽曲を用いて堪能できます。個人的には①がハイライトなのだが、シリアスな空気の③もいいですよね。
彼の真骨頂は⑥だろうなんて声も聞えてきますが、映画の重要な場面で流れる楽曲だけに走馬灯のように名シーンが脳裏をよぎる方も多いでしょう。ダンサンブルでポップな⑦だって歌メロは魅力的ですよ、そこから⑧に流れ
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John O’Banion-John O’Banion-Come to My Love ★★★ (2021-11-12 16:59:39)

大人の魅力ですねぇ
哀愁を含んだジョンの歌い回しもクール
サビでは軽くなるのもポイント
聴かせ方が上手いよね
ソングライティングチームも価値でしょう

John O’Banion-John O’Banion-Love Is Blind ★★★ (2021-11-12 16:58:13)

哀愁のメロディが耳を惹くロックナンバー
甘いトーンを駆使しセクシーなダンディズムを振りまき迫ってきます
こういうタイプも歌えるジョンの歌声に惚れ惚れする
語尾に掛かるヴィブラーどもなかなか味わい深いです
でも何故ユーライアヒープはカヴァーしたんだろうねぇ

John O’Banion-John O’Banion-Take a Chance on Love ★★★ (2021-11-12 16:48:49)

洒落ていますねぇ
洗練された哀愁のメロディが華麗にステップ
サビではパッと明るく跳ねあがります
ホーンセクションの導入もオシャレ

John O’Banion-John O’Banion ★★★ (2021-11-12 16:45:38)

東京音楽性でグランプリを獲得、その後は角川映画『里見八犬伝』の主題歌などを担当、その里見八犬伝をイメージしたアルバムを作ったりするなど、日本でもブレイクした実績のあるアメリカ人シンガーの1st。今作リリース時は30代半ばという苦労人ですが、①が地味にヒットするなど、ローカルヒーローで終わるようなシンガーではなく、一見ソフトケイスされたバラードタイプの歌い手と思いきや、③のようなロックナンバーも起用に歌いこなし黒っぽいフィーリングを生かした歌い回しは実にエモーショナル、ロマンチックなソフトソング&バラードシンガーだけじゃ無いぞと思わせる、彼の歌い回しにグッときます。
ちなみにこの曲は、ユーライアヒープがカヴァーしていたことでも知られていますよね。個人的には①②ののほほんとした路線よりも、ピリッとしたこちらの方が好みなのですが、AOR調のソフトロックサウンドをお楽しみの方には、次の④の
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DAMIAN HAMADA'S CREATURES-魔界美術館 ★★★ (2021-11-10 15:28:10)

前2作の好評を受け早くもリリースされた2021年の最新作。ダミアン浜田殿下の活動意欲に驚かされるのですが、その世界観に迷いはなくダミアンブランドに陰りはありません。前2作にあった濃密な世界観から今回は全体的にスッキリとしたアレンジを持ちいり今まで以上に歌が前に出る作風になっています。昔のアイデアを持ち出したリメイクアルバムと言われたらそれまでだが、どのような形であれ現ラインナップで創作した新作として十分楽しめます。
可愛らしい声質の伊舎堂さくらも、ストレートな歌唱スタイルを研磨、裏返りそうになりながらもロックな逞しさが増し今まで以上にメタルを唄うに適合しようと努力しているのも好印象、どうしても可愛い声優声というのかアイドルチックな声質は変わりようもないのだが、聴かせ方というのを身につければ、逆にこの声はバンド最大の武器になる、大福にイチゴを入れたように究極のミスマッチ感が、このダミ
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KAMIKAZE-Kamikaze 3 ★★★ (2021-11-09 14:00:20)

アルゼンチンを代表するメインストリーム寄りの正統派サウンドが売りのバンドによる3枚目のアルバム。サウンドメイクも良くないし、怪しい場面も多々ある作風だが、遅れてきた88年と言いたくなるようなバブリー正統派メタルサウンドを彷彿とさせるバンドサウンドを展開。92年という時代でも古くさいのだが、今となっては懐かしい雰囲気もありまくりでノスタルジーを思い切り味わえるでしょう。お世辞にも上手いバンドではないのだが、総合力を楽しんでもらいたい。アルゼンチンらしいパッションはじけるサウンドは、昭和の刑事ドラマのような薄く暗い路地裏系の哀愁がにじみ出たりと、絶妙なマイナー臭も放り込み、丸ごとアメリカンではない情緒を感じさせるのがポイント。日本のインディーズ系にも通ずるシンガーの線の細さにも通ずる問題もあったりと共感させるポイントが多いのも個人的には好感が持てます。なかなか手に入らない作品ですので、わざわ
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SAXON-Live at Rock Sound Festival 2006 ★★★ (2021-11-09 13:47:28)

2006年に行われたイベントの模様をパッケージしたライブ盤。これが実に生々しいサウンドメイクとなっており目の前でライブが展開されているような臨場感を味わえる。怒気を孕んだステージは2006年という背景をバックに、ビフ・バイフォードは噛みつくように吠えている。老いて益々盛んなるべしという言葉が当てはまるように、①で掴んで、②の豪放磊落パワフルな出だしに身震いさせられます。それはジャイアント馬場が喰らわす脳天唐竹割りチョップからのココナッツクラッシュを彷彿とさせる破壊力をイメージさせるモノであり、スタン・ハンセン流血である。
とにかく現役感バリバリです。元々演奏の上手さで酔わせるバンドではないので、この荒っぽさも逆に魅力的に感じさせるのが老獪なテクニックを駆使すると言うことでもあろう。新旧の楽曲を混ぜても困惑することのない筋の通ったバンドサウンドの凄み、2006年という背景を味方につけ
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SAXON-Rock 'n' Roll Gypsies ★★★ (2021-11-09 13:19:53)

短命に終わった『Destiny』のラインナップ。個人的には歌モノが大好きなのでOKな作風だが、大胆に売れ線志向に舵を切った時代でもあり、長続きはしないだろうと感じてました。そんな関係もあるのか、このライブではリズム隊が変更。ナイジェル・グロックラーが戻り、付き合いが長くなるニブス・カーターの名前が初めてクレジットされたのが今作であった。リアルサクソンファンにとっては、このアルバムはそういう意味での記念碑的な意味合いもあり以外と着目される一枚でもある。
一部の雑誌崇拝者の影響もあり渡米後の彼らがいわれのないバッシングを受けた事実を知るものとしては同情を禁じ得ないのだが、今の若い人は雑誌を読まないと聴いたのである意味一安心です。余計なバイアスが掛からない今だからこそ、機会があれば聴いて欲しい一枚。プロデューサーにビフ・バイフォードのクレジットがあったように、今作はALLサクソンで作り上
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John O’Banion-里見八犬伝 Satomi Hakken-Den-Hakkenshi's Theme (White Light) ★★★ (2021-11-07 19:47:48)

角川映画『里見八犬伝』のサントラ盤という側面もあるアルバムのオープニング
タイトルからして完全にそうですよね
出だしのキーボードそして歌い出しのAメロから哀愁のメロディにグッと掴まれます
アルバムとしては一二を争うハード目の一曲
ジョーイ・カルボーンとリッチーズィトーという二人がソングライティングに参加
どうりで日本人好みのメロディを書きあげているわけだ
ダンサンブルな次の曲との流れも完璧なんですよね
それもこれも主役であるジョン・オバニオンの繊細な歌声が絶妙だからですけどね
Aメロ泣けるんだよなぁ
弱いんだよ~このメロにねぇ

CHARIOT-The Warrior-Horizons ★★★ (2021-11-07 19:21:54)

UFOからの影響も強い一曲
ブリブリと唸るベースと小気味いいドラム
情念のあるギターと押しの強さ
その押しに負けない歌声
青空が似合わない情熱的なNWOBHMサウンドに唸ります

CHARIOT-The Warrior ★★★ (2021-11-07 19:18:41)

ムーブメントとしては完全に下火となったNWOBHM、遅れてきたルーキーとしては厳しい環境だろうが、彼らは実に全うにNWOBHMの世界観を貫いてきた。英国由来の湿りけっぷりの煮え切らないメロディと、どんよりとくぐもった音質、そのビシャビシャに湿ったサウンドメイクと分離の悪い音質のおかげで、懐かしいあの時代を空気を思いっきり体感できます。
それ故に、一般的なメジャー流通に作品に慣れた耳には退屈に感じるだろうが、ひとたび、この世界に足を踏み入れた迷い人ならば、ズブズブと沈み込み体中で味わいたい情熱系NWOBHMサウンドを楽しめます。シンガーの持って生き方もフィル・モグからの影響が顕著な唄い回しもあったり、初期型ブリティッシュハード系の系譜に連なる伝統芸能をアップデートしたスタイルは、地味ではあるが熱き血潮が滾る情熱的なサウンドを展開しており、リフで押しまくる姿も頼もしい限りです。

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CHARIOT-Burning Ambition ★★★ (2021-11-07 18:56:23)

遅れてきたNWOBHM、1986年リリースと言うこともあり彼らなりに時代性を加味した作風に転換。その効果はメロディアスでキャッチーさも散りばめたブリティッシュロック路線で見事に発揮されているが、個人的にはかなり驚いた。
タンクのような哀愁系のリフも今作ならではの味わいだろう。普遍的なメタルとしての魅力は今作に軍配を上げるがNWOBHMとして括ると1stの世界観の方が上でしょう。
そういう趣向を加味して手に取って欲しい一枚です。燃える野心と訳せるアルバムタイトル同様、ここにはメジャー感を増した老舗のブリティッシュメタルサウンドがあります、メタルバブル勃興の1986年に時代錯誤だったろうが、それでもピュアなメタルを求める耳にはビンビンに届いていましたよ。

SAXON-Carpe Diem-Carpe Diem (Seize the Day) ★★★ (2021-11-05 19:40:32)

来年の2月にリリースされるアルバム『Carpe Diem』のタイトルトラックでしょうね。
先行配信されているのですが、これが初期の頃を思わせるリフで押すナンバーとなっており、アメリカン何チャラとイチャモンをつけられていた渡米時代より遙かに重傷とも言えるヘヴィネス路線とは手を切った印象を与えるメロディアスでキャッチーな活きのいいナンバーが飛び出しました。とにかく昨今のサクソンはリフがおもろなかったので、その味のないパワーコード一本から脱却した印象はありがたいです。しかし、懐かしいミックスは80年代的であり、これは前作のカヴァーアルバムが功を奏したと言えるでしょう。
面白いのが、この曲の次に自動再生で偶然繋がったのが『Rock The Nation』でしたが全く違和感がありません。面白いですよね。カムバックサクソンを印象つけていますよ。その日を摘めって言葉もいいねぇ。

ROSEMARY BUTLER-汚れた英雄-The Last Hero ★★★ (2021-11-04 13:47:35)

いいですねぇ
角川な優しくロマンを包み込むバラードタイプの一曲
映画はクラッシュしたポンコツの部類に入るのだが
この曲の持つ普遍的な魅力は傷ついた心を癒やし
レースに負けた男達を優しく慰めます

今の映画は内容に見合わないJPOPが多すぎる
今作はイメージを損なわないどころか救っていますよね
主題歌と併せて名曲でしたね
どこかで配信されんかね

ROSEMARY BUTLER-汚れた英雄-汚れた英雄 ★★★ (2021-11-04 13:42:45)

この曲を書いたのは日本人の作曲家、小田裕一郎さん、
作詞はトニー・アレン、歌はローズマリー・バトラーというややこしい編成。
所謂、俺は洋楽しか聴かないという鎖国体制の偏屈モノを混乱させる楽曲になります。
普通に良い音楽に巡り会いたいと思う方ならなんの問題もないのですがね…

ロッキーの主題歌EYE OF TIGERあたりを思い出させるビートの聴いた楽曲、
そしてパワフルなローズマリーの嬢の歌声に魅了サビメロもグッとくるのよねぇ
歌メロが抜群に良いのです、日本人の耳に馴染むんですよねぇ。
と言うことでカッコイイロックを聴きたいと思う方はジャンル不問でお楽しみください。
この昭和感も愛して欲しい。
哀愁のあるメロディと力強い歌声に持って行かれるのよ~

ROSEMARY BUTLER-汚れた英雄 ★★★ (2021-11-04 13:37:48)

角川映画『汚れた英雄』の主題歌として知られる名曲中の名曲。映画は、10分たっても20分たっても主演の草刈正雄は出てこず、レースシーンと主題歌を何度も流し、劇中、汚れた英雄ことRiding Highを100回くらい流したんじゃないのかなぁというくらい、ローズマリー嬢のパンチの効いた歌声が印象的なのですが、やはり草刈正雄登場シーンのインパクトには勝てません。そういうぶっ飛んだ演出が最後まで繰り広げられる角川映画なのですが、この曲の良さに助けられた感は大きいと思いますよ。
カップリングのバラードも込みで今作は歌モノロックファンなら抑えて欲しいシングルになります。実は、今作がCDで聴ける『角川映画主題歌集』のみかと思います。でもカップリングのバラードは収録されていません。なのでどこかで復刻して欲しいなぁと思いますね。現在、ローズマリー・バトラーの1stソロアルバムの配信版に、Riding
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EXISTANCE-Wolf Attack ★★★ (2021-11-04 13:11:58)

フランスを代表する若手正統派HM/HRバンドが2016年以来のフルアルバムをリリース。音沙汰がなかったので心配していましたが、国内盤も前作同様スピリチュアルビーストからリリース。しかもボートラ2曲追加&国内先行販売という気合いの入りように驚きましたが、このバンドにはそれくらい力を入れてリリースしたくなるような魅力があり、現存するこの手のバンドでは最高峰に位置するクオリティを保持しています。
ワタクシは、RIOTとRAINBOWのカヴァーは魅力的ですが、その2曲のために2500円は出せないのでお金の掛からないストリーミングサービスで楽しんでいますが、本編のラストも美味しい選曲なんですよね。イケメンシンガー兼ギターのジュリアン・イザードは、フランスメタルシーンを語る上では外せないバンド、H-BOMBのシンガーであるディエディ・アイザードの息子というDNAを引き継いでおり、今回はカヴァー
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BLITZKRIEG-Ready for Action ★★★ (2021-11-02 13:27:40)

ロン・キールがプロデューサーを務めた事で知られるL.AメタルバンドのEP。硬派でメタリックなサウンドはKEEL仕込みの豪快なサウンドを展開、乾坤一擲とも言える出たとこ勝負というのか、これでも喰らえ感がカッコイイ。巨体を生かした大技重視のレスラーのようだが、小技もしっかりとキメれますよな器用さもあり、聴いていて心地が良い。フルアルバムを出すことなく今作一枚で消えたために認知度は低いのだが、硬派なアメリカンロックが好きな人ならば大いに満足して頂けるでしょう。
ちなみに、このアルバムの歌い手がキールそっくりなのも耳を惹きますよね。プロデューサーやり過ぎじゃないのと言えなくもないのだが、ロン・キールファンとしては、そこも見逃せないポイントでしょう。

WHITEFOXX-Come Pet the Foxx ★★★ (2021-11-02 13:13:26)

音楽ストリーミングサービスを利用していると、こういう出会いがあります。輸入盤市場などで高評価を得ているフィラデルフィア出身の5人組によるコンピ作。詳しいバイオはサッパリですが、今作のCDの裏面には1982年にプレシャスメタルというバンド名でスタートしたと紹介があります。
サウンドは類型的な部分が顔を出しており、オープニングナンバーなどDOKKENからの影響も強くメロディ重視のバンドなのだという事が理解出来ます。2曲目など日本のバンドにも通ずるようなワビサビを感じさせるメロディアスなロックを展開しており、丸ごとメインストリーム寄りのバンドサウンドという分けではなく、もっと硬派で本格的なスタイルを築いている。正直、輸入盤市場における絶賛を鵜呑みには出来ないが、デモ音源の寄せ集めと思われる今作は、お世辞にも音質がクリアーと言えず、シンガーの湿度のある抜け心地のどんよりとした歌声もあり、ど
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BLOOD MONEY-Red, Raw and Bleeding! ★★★ (2021-11-02 12:50:48)

かの有名な商業誌のレビューにてゴット伊藤がボロカスの評価を下した為に完全に死んでしまったバンドの1st。そういう評価があったことを知らないのでなんとも言えないのだが、メタルに対するスピードを求めるマニアならば首も疼きぱなしの爆裂メタリックサウンドがてんこ盛り、全10曲、ランニングタイムが30分を切る潔い展開に持って行かれますよね。
プレスラッシュと呼ぶに相応しい加速度を増した楽曲群の放つ切れ味と攻撃力は半端なく、まるでビルの解体現場で大暴れすドデカい鉄球のついた重機が制御不可能に陥ったような過激で凶暴なスピードメタルを展開しています。
しかし、このバンドが凄いのは、そういう破天荒メタルにありがちな雰囲気重視の歌声で突っ込んでくるのではない、実力者がしっかりとメロディに乗せて伸びやかな歌声を披露することで、バックのイケイケドンドンの演奏との対比がより体感スピードを上げ、そんじょ
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PALACE-Rock and Roll Radio ★★★ (2021-10-31 14:01:14)

マイケル・パレスのソロプロジェクトバンドの第3弾。マルチプレイヤーとして知られる彼ですが、今作では多くの場面で自分のカラーを投影、それもそのはずでアレンジを含め各パートまで自分の手で再現する始末、もうやりたい放題のメロディアスロック路線を突き詰めています。それはオープニングから炸裂で、○○風味満点の楽曲を全力でやりきっています。潔癖症な人は、オープニングのイントロで撤退を決めるでしょうが、懐かしきキラキラ系の産業ロック路線はどれもが高品質、同窓生の家で見る卒業アルバムのような懐かしさを共有できるマニアなら必ずや満足出来るでしょう。
嫌みのないクリアーな歌声とツボを押さえたアレンジ、サックスも飛び出すオシャレ感とハードエッジを効かせたサウンドは、上手いこと仕上げています。その筋のマニアならずとも身を乗り出したくなる視聴感の良さに笑みもこぼれますが、やり過ぎだと思う瞬間は少なくないです
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CHEZ KANE-Chez Kane ★★★ (2021-10-30 14:41:54)

YouTubeドリームを掴んだ女性シンガーのソロアルバム第一弾。オープニングからサックスも飛び出すアーバンでメロディアスなロックサウンドでメロディ派のハートを掴んでいくのですが、②では豪快なロックナンバーも放り込みロックアンセム然とした楽曲は、アリーナと浜崎あゆみ風に叫んでおかしくないくらいメロディアスロックマニアのハートにビンビンと響いていきます。
彼女に関わっているアーティストからのデジャブ感がちょっとにじみ出ているのですが、狙い澄ました王道メロディアスロックサウンドは、彼女のYouTubeドリーム体感させるには十分な楽曲を用意、その筋のマニアなら必ずや満足できる出来映えでしょう。
極めてキャッチーでメロディアスな作風だが焦点を絞っているのでブレはない、妙なパーティーソングでお茶を濁すこともないし、粒ぞろいの楽曲を無難に歌い上げることで女性らしい、しなやかさを北欧マインド
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MIKE TRAMP-Capricorn ★★★ (2021-10-30 14:28:43)

WHITE LIONのヴォーカリスト、マイク・トランプのソロアルバム第一弾。1997年にリリースされた作品ですね。Freak of NatureよりはWHITE LIONに近い作風になっており、乾いたアメリカンロック風の楽曲はどこかメロウな響きがあり、ヴィトと培った音楽性の芽吹きを思い出させるような、あの独特の風合いを感じ取る事が出来ます。
ある意味、円熟味を増した歌声は親しみやすさがあり、かつては元はアイドルグラムロック出身だった事をチョイと思い出させたりする瞬間がなきにしもあらずな彼だったが、ここでは、そういう馬脚を現す瞬間を押さえ自分のカラーに完全に持って行っている。彼もまたWHITE LIONの強烈なブレインであり、相棒だったんだということを再認識させるパフォーマンスを味わえます。
上手い下手では表現できないマイクの歌声、その個性無しが個性的に映るのも彼の魅力の一つ、
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KENT HILLI-Vital 4 ★★★ (2021-10-30 14:07:02)

収録曲
1. Losing You (Joe Lynn Turner cover)
2. Can't Turn It Off (Michael Bolton cover)
3. Arms Of A Stranger (Signal cover)
4. More Than Meets The Eye (Europe cover)

上記4曲を収録したEPを9月にリリースしたケント・ヒッリ。バンド活動のみならず、ソロのキャリアも精力的に築き上げてきていますね。それにしてもジョー・リン・ターナーのカヴァーから幕が開けるのは渋い。シグナルをやったのも渋い、そしてヨーロッパはOUT OF THISからのシングルカットされたキャッチーでマイルドになったが北欧の風を吹かせまくったあの曲をカヴァーと、彼の瑞々しいハイトーンヴォイスを駆使し、見事にやりきっています。自分
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RUNNING WILD-Blood on Blood ★★★ (2021-10-30 13:37:14)

キャッチーで明るいオープニングナンバーには驚いた、SEとかで盛り上げるわけでもないし唐突に始まった感はある、ジャーマンメタル界のレジェンドである彼らの5年ぶりになる新作。しかも今回は国内盤もリリースされるとのことで航海の支度は整っていますかね。
相も変わらずドラマ性のあるメロディアスな王道サウンドを踏襲、自らが作り上げたフォーマットに沿うようにヘヴィメタルの枠に拘りつつも多くのファン層に切り込むだけの魅力を誇っているのがポイント。ロックン・ロルフ船長が示す世界に向けた大海原を駆け抜ける元祖メタル海賊、その勇ましい姿は彼の思考を反映、つかみで失敗した?ようだが曲が進むにつれ挽回、その勢いを増したパワフルサウンドは嵐を巻き起こし海峡を突っ切ります。自らが切り開いた世界観を突き詰めた今作に迷いはありません。
代わり映えのないスタイル故に、ロルフ船長の生き様に共感できなければ付き合え
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Wolfbane-Wolfbane ★★★ (2021-10-26 13:41:21)

こちらはブルース・ベイリーがいた英国のバンドではありません。あっちはWOLFSですからね。こちらは幻のNWOBHMバンドになります。どうやらデモ音源のみで消えたバンドらしく、その実態は不明。昔、Bandcampで見つけたのだが、なんと愛するSpotifyでも聴けますのでNWOBHMマニアならば是非ともトライしてください。でも日本的なNWOBHMを支持する方にはハードルは高いかもです。なんたって四天王にワイルドホーシズが入ると解釈された国ですからね。ガールにデフ・レパードだもの。
暗く湿った英国サウンドは暴力的な響きを伴いズンズンと突き進み、その垢抜けないサウンドはデモで終わったのが残念と言えるほど、作り込まれており9分超えの大作ナンバーも面白くないと言わせない腕を持っていた。ラフな音像と対比するような細部への拘り、しかしデモだけに荒削りではある。もしこれが正式な形で世に出ていたら、
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ARAGORN-NOONDAY: THE ARAGORN ANTHOLOGY ★★★ (2021-10-26 13:10:22)

NEATレーベルからシングル盤を出した実績のあるNWOBHMバンドのコンピ作。有名なシングル盤も納めているが、今作最大の聴き所は幻となった1stアルバムが丸々収録されていること、ほかにもデモ音源など入っているが、ハイライトはシングル&フルアルバムであろう。
煮え切らない唄い回しも完全にNWOBHMな空気を充満、そして抜けの悪い音質もまさにアングラ地下室サウンドの如き胡散臭いスタイルを前面にだしており、マニアならば一気にあの時代にトリップ出来るでしょう。
ラフなパワーを内包した荒削りな演奏、憂いのある英国式ロックが沸々と燃えさかり激しくスパークする様にスラッシュ勢に多大なる影響を及ぼしたのは、間違いなくNWOBHMだよなぁなんて事を再確認させてくれるような実直さがあります。
でもヌメッとしたシンガーの節回しは如何ともしがたく、マニアック度を倍増させているのが最大のクサレポ
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GIRLSCHOOL-Running Wild-Running Wild ★★★ (2021-10-25 13:29:30)

バブルの匂いがするなぁ
ガールスクールらしさは微塵もありませんが
前作でモデルチェンジした彼女たちの最終形態でしょう
やり過ぎだがここまでいったら受け入れるしかないでしょう
ソフトケイスされていますが質は高い
バンド名にこだわらなければ問題なしです

BATON ROUGE-Lights Out on the Playground-Tokyo Time ★★★ (2021-10-25 13:14:10)

ジャック・ポンティ~と叫びたくなります
こういうコーワスワークとサビメロの盛って生き方にジャックの味付けを感じますねぇ
ボンジョヴィぽいのもパクりではありません
彼はブレインの一人だったのです
何度聴いてもエエわ
ワタクシを1991年に連れ戻してくれます

BATON ROUGE-Lights Out on the Playground ★★★ (2021-10-25 13:10:12)

90年代というシーンの変遷に巻き込まれ、自分自身も当時の嫌な記憶を消し去っているところがあります。今作もリリース時は、熱心に聴かなかったので、昨今のサブスクリプションサービスのおかげで、消し去った空白の期間を埋めております。いやぁ本当に便利な世の中になったなねぇ。日本じゃ手に入らないマイナー系は勿論だが、購入に躊躇するようなバンドを気安く聴き再考する機会があるのは、何よりも嬉しい限りです。
前作とは打って変わりブルージーな要素を増量、アメリカン度は上がったがコーワスワークなどメロディアスさも忘れてはおらず、現代のシーンを通り抜けてきた耳には何の違和感もなく届くでしょうね。本格派のバンドサウンドは成熟度もあげ、ケリー・キーリングのちょいハスキーな声にはぴったりとハマるでしょうね。とくにギターリフがクールでかっこいいエネルギッシュなオープニングナンバーは珠玉の出来映えを誇り完全に掴んで
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MISFITS-Walk Among Us ★★ (2021-10-25 12:52:26)

US産バンク/ハードコア番長として知られるバンドのフルアルバム。パンク特有の荒涼とした空気と同じくらい陽性なお気楽感があり、情緒がないのでハマらなかったが、ストレートに弾き出されるスピードロックが好物な方なら大いに楽しめるでしょう。
賑々しい破天荒なスタイルは思いのほか直情的に進んでくるが聴きやすい、これはシンガーのグレン・ダンジグがしっかりとメロディを追いかけて唄っていることに尽きる、パンクバンドにありがちなアジテーションヴォイスじゃなかったのが視聴感の良さに繋がったろう。
またミックスも特徴的で、メタルになれている耳には奇っ怪に聞こえるキックの強度が高い音作りに馴染めなかったりするのだが、どこか人を寄せ付けない排他的なエッジのたったバンドサウンドをひっさげており、馴染みやすさとアンバランスなツンデレ感が最大の聴き所でしょう。如何せん、こちら方面の音楽に造詣がない門外漢なワ
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METALLICA-The $5.98 E.P.: Garage Days Re-Revisited ★★★ (2021-10-25 12:37:56)

2018年にはリマスター再発された5曲入りにEP。存在をすっかり忘れていました。わざわざ今作単体を買わなくともガレージインクに丸々収録されているのだからと思うのだが、リマスターを楽しみたい猛者には再発は嬉しいニュースでしたでしょうね。
今作の意味はシーンにとっては大きいと思います。特に日本ではNWOBHM自体が湾曲して伝わっています。なんといってもNWOBHM四天王はメイデン以外はNWOBHMと呼ぶのに微妙なガールとデフ・レパードの二つ、前者は音楽性そのものが違う、後者は本人が否定している。そしてもう一つがワイルドホーシズでした、これに関しては、日本以外でNWOBHMと括る国はないでしょう。
こんなガセネタを伝達した罪は重いのですが、一番驚いたのは30年くらいたってもまだ、それを信じて疑わない人に出会ったことの衝撃は未だに忘れられません。本当に驚きましたよ。そういう雑誌偏重の
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BATON ROUGE-Lights Out on the Playground-Slave to the Rhythm ★★★ (2021-10-24 13:11:29)

かっこいいねぇ
今でもノリノリで聴いていますよ
この時代のバンドと最近は向きある機会が増えています
プチブーム到来なので尚更ノリノリです
ハードエッジなギターは弾き出すご機嫌なリフ
洗練度とアメリカンなブルージー感が絶妙に絡み淡泊になりすぎない男臭さがある
でも野暮ったさなんてものは微塵もない
いい時代のメジャーなサウンドですねぇ

WILDSIDE-Under the Influence ★★★ (2021-10-24 13:05:05)

ワイルドサイトといういかにもなバンド名、そのイメージを具現化したようなサウンドなのだが、これが以外に口当たりがよい。確かにバットボーイズ系の匂いがするのだが、ゴールデンタイムのドラマに出てくるような不良学生感が漂い全然悪じゃないのがポイント。計算されたハードサウンドと売れそうな空気、なにより洗練された作りはメジャー資本のハード系でしか成し得ない物であり、その質の高さと練り具合に唸らされる。曲の良さを壊さない堅実な演奏も相まって視聴感は上々でしょう。歌い手も、少し声色を変えてアクセル・ローズっぽさも出たりする瞬間があるのだが、個人的にはキャッツインブーツで歌っていたシンガーを思い出しました。ほかにもドンピシャでスティーブン・パーシーだったりするんですが、SKID ROWあたりを想起させるようなナンバーも出てきたりと、メタルバブル最終兵器と言った様相を呈しているのが今となっては新鮮です。
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U.D.O.-Game Over ★★★ (2021-10-24 12:47:19)

ここに来ても変革と野心を捨てずに活動を続ける鋼鉄神、我らがUDOの最新作。前作がドイツ連邦軍楽隊のオーケストラとの共演というトリッキーな内容だっただけに純度100%の新作は久しぶりである
ACCEPTは年々、ウルフ・ホフマンがリッチーブラックモア化してしまい独善的になっているのだが、こちらは相変わらずバランス感覚に富んでおり今回も盤石な体勢の中で古典を守っている。その中でも今まで以上にキャッチーさやメロディの練り具合に気を配していおりメリハリの効いた楽曲構成は視聴感を抜群に上げている。特にウドの歌メロは一発で耳に残るものも多く、リフワーク一つとっても基本を押さえつつも凡庸なものはない。そういう充実感が楽曲からも溢れだし今なお現役感を強めているのが凄い。
キャッチーさが際だっても恥ずかしい思いしないのがポイント。あえて言うならば、楽器をやらない人にとってはマンネリしか感じない音
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Big Bad Wolf-Big Bad Wolf ★★★ (2021-10-22 13:28:08)

国内盤はAVALONからもリリースされているメロディアスHM/HRバンドの1st。参加メンバーが玄人好みのメンツなのも話題なのですが、キャッチーなメンバーではなかったかもしれませんが腕は確かです。
ギターのグレイグ・チャキーソとベースのブレット・ブルームフィールドはSTARSHIP組、ドラムのケニー・スタフロブラスはLE MANS、CACOPHONYのシュラプネル系バンドに参加、シンガーのキャリアは分かりませんが、各自が思いの丈をブチかまし、ド派手にアメリカンハードサウンドをかき鳴らしています。ともすれば妙な明るさを持ち込むアメリカンハードなのですが、彼らはその領域に踏み込まず明朗かつ爽快感のある強靭なハードサウンドを武器に堅実だが遊び心のある下地のしっかりとした本格派のメロディアスロックを披露。サビで重ねるコーラスハーモニーも抜群だし、メリハリの利いた演奏とサウンドメイクは絶妙な
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Kim Sixx-Complete Anthology (1984-1985) ★★★ (2021-10-22 12:56:10)

カルトメタルマニアの間では知られるデンマークの正統派メタルバンド?なのかソロなのか分かりませんが、女性シンガー、キム・シックスをフロントに据えるバンドサウンドはNWOBHM仕込みのスピーディなサウンドを軸に、メイデンよろしくな展開とRIOTバリに哀愁を振りまく疾走パートを盛り込み華麗に走り抜けていきます。
主役たるキム嬢も曲調に合わせ柔軟な歌唱スタイルを披露、張り上げるだけではない女性らしい、しなやかを武器にバンドサウンドを牽引しています。音質はお世辞にも良いとは言えないが、熱くほとばしる熱情はメタル愛に溢れるものであり、NWOBHM直系の鋭角的なリフと派手なギターソロは見せ場を設け機能している。リズムプレイも若々しい、キャッチーでメロディアスな歌メロも耳を引きますね。
ACIDやBLACKLACEあたりがイケるマニアなら、このバンドもマストと言えるでしょう。あくまでもデモ音
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Joined Forces-Joined Forces ★★★ (2021-10-21 12:11:10)

元々は1989年にレコーディングしていた作品がお蔵入り、2010年に晴れて世に出ることとなったアメリカ産のバンドによる幻の1枚。しかし、これが実に活きのいいアメリカンロックを展開、シンガーのサミー・ヘイガー風味の歌声を生かしドライブする豪快なロックはダイナミックに鳴り響きます、曲によってはWHITESNAKE風味もバッチリと漂わせカヴァーディルに寄せに行ったりと器用に展開していますね。
嘘や裏切りのないアメリカンロックは聴いていて実に心地が良いですね、テクニックもあるし曲作りも巧、類似性を許せない潔癖なマニアにはすすめないが、Y&T当たりの玄人を唸らせるような本格派のハードサウンドが好きに人なら大いに楽しめるでしょう。
でも90年代を目前に、少々置きに行っている印象もあるので、そのあたりがお蔵に繋がったのでしょうかね?質は高いだけに世に出なかったのは残念ですが、今聴いても十分
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LADY BEAST-Vicious Breed ★★★ (2021-10-21 11:39:23)

いまやUSメタルシーンの裏番長といっても差し支えのないバンドといってイイほどキャリアを積み上げている。女性シンガーをフロントに置き、奏でるは従来通りの古典スタイル。その古臭い音色に新しい歴史を作れないメタルなど無意味だと言われると、ぐうの音も出ないのだが、時代の流れの中で価値観は変われど、様式そのものまで変わる必要もなく、その古典芸能を現代のシーンに受け継ぐのも重要な行為だと思うワタクシにとって、このバンドはヘヴィメタルの血脈を守る守護神かの如く神々しく輝いております。
ギターのアンディ・ランペイジは、あくまでも攻撃的に野心を漲らせ、この古き良き世界観を踏襲、バンドが一丸となり作り上げる筋の通ったメタルワールドは、驚くほど忠実で真っ当に古典芸能を再現している。
もちろん現代のシーンを生き抜くにあたり、古さの中にある新機軸を打ち出し無理なく聴かせる器用さとバランス感覚がベテラン
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BAD MOON RISING-Blood ★★★ (2021-10-18 19:45:05)

日本一権威ある商業誌の評価によって殺された一枚として有名なアルバム。点数は70点ですが、内容はケチョンケチョンでしたからね、あの内容なら30点つけないとおかしくないの?やはり企業から接待されていますか?等など勘繰りたくなるような点数と批評のバランスが釣り合っていないアルバムとしても有名です。
あくまでもクラシックなメタルを神とするなら、今作は駄作でしょう。でもスリップノットやアヴェンジドセブンフォールド、ブレットフォーマイバレンタインなどの新興勢力が世界最高峰であり、これからのハードシーンは彼等が天下とするのならば、このアルバムの低評価に対する整合性は一切ないと断罪したい気分である。
数年後、あれだけ手のひらを反すなら、今のネット社会、あん時はゴメンね!と関係者は謝罪するべきだろうと思いますよ。それくらい、このアルバムはモダンなアメリカンロックを本気でやり切っていますのでね。
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SHADOW KING-Shadow King ★★★ (2021-10-18 19:27:37)

プロデューサーにキース・オルセンを迎えコマーシャル性豊かなメロディアスHM/HRサウンドをダイナミックに展開している。ヴィヴィアン・キャンベルとルー・グラムの共演と言う当時としては嘘みたいな組み合わせが話題性にも繋がってはいるのだが、雑誌の評価が辛辣なモノであり、日本でも評価を得られなかったバンドである。
そういう意見を鵜呑みにするステレオタイプの人ではない、良識のあるメロディ派には再度向き合って頂きたいクオリティの高い一枚。売れっ子プロデューサーであるキースを選んだのも頷ける、みずみずしいメロディアスサウンドは絶妙なハードテイストを残しワールドワイドな感性を用いり展開、アメリカでも英国でもない偏りの少ない王道路線は、実に同に入ったもの。正直、ギターはヴィヴィアンである必要はないのだが、後にヴィヴィアンがデフ・レパードに加入した時ほどの驚きも違和感もなく、むしろ予兆はここにあったの
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Jagged Edge UK-Fuel for Your Soul ★★ (2021-10-17 12:45:42)

まずオープニングはジミヘンメロディアスロックヴァージョンで幕開け、新人のデビュー作の割には地味な手法やなぁと感じますが、それと同時に抜群の安定感を感じさせます。②では一転してキャッチーでメロウなロックを展開、そして③からまたブルージーな路線へと戻ります。このバンド、思いのほか、先人たちの足跡を辿っている。それは堅実なサウンドがあるから様になるのだが、潔癖な人には相当気にかかるでしょうね。
そういうレイトバックした作りに評価も分かれそうですが、バランスの取れたサウンドであることは間違いなく、MR.BIG英国ヴァージョン的な匂いもする。
看板シンガーと言っても大げさではないマッティ・アルフォンゼッティのソウルフルな歌い回しも、クドクないのですんなりと耳に馴染むし、英国的な湿り気のあるメロディと相まって視聴感はホワイトスネイクよりもメロディアスに感じるだろう。90年と言えば同タイプ
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ALCATRAZZ-V ★★★ (2021-10-15 17:06:17)

海外盤は既にリリースされているグラハム・ボネットがいないアルカトラスのフルアルバム。シンガーの座にドゥギー・ホワイトを迎えたのには驚いたが、オープニングナンバーにも驚かされた。正にインギー時代を想起させるようなド直球のネオクラサウンドに仰天。もう少し、そこは外してくるのかなぁと思ったので本当に驚いたが。よくよく考えたらギターはジョー・スタンプだし、メンバーも初期のラインナップが揃っている。そうならば、こちらの路線の方が規定だったはずである。そういう意味では1stを愛しているマニアにとっては大歓迎の一枚だろう。
格下のメンバーでインギー時代を再現したと言う悪口も聴こえてきそうだが、ジョーの荒々しいピッキングとクラシカルテイストは、インギーのそれとは違うし、ドゥギーもグラハムとはアプローチが違うので、新しい見方も楽しめるでしょう。でもネオクラ様式美系を愛する者にとってのサウンドであるの
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HOUSTON-IV ★★★ (2021-10-15 16:45:40)

北欧のAOR系メロディアスロックバンド待望の新作。前回から4年のブランクがありましたが、今回はイタリアの名門フロンティアからリリースとなりました。少々キラキラ系のキーボードが増えたなと、打ち込みチックなリズムセクション、そしてギターサウンドと、気になる点が増えましたが楽曲によっては違う印象を受け、チグハグな感じもしたりするのですが、全般的に、このバンドらしい北欧風味の叙情的なメロディが冷ややかな風を吹かせメインストリーム路線を楽曲を包み込む仕様に変わりはなく、先人達からの影響を一切隠さない清い姿勢でやり切っています。
今までも作風を支持する方は問題なく楽しめるでしょう。ミックスの関係は好みですので、こちらも問題ないでしょうね。哀愁のHOUSTONサウンド、華やいだメロディアスロックはリラックスしたムードに包まれ絶妙なコマーシャル性を維持しながらロックな手ごたえを残しつつ最後まで走り
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BONFIRE-Point Blank-Tony's Roulette ★★★ (2021-10-13 19:59:52)

やってんなぁ
やりにいってんなぁ
と細かい追及はご法度でお願いしたい
欧州とアメリカの融合
正にメロディアスロックのNATO軍と言った曲です
こういうミドルナンバーは大好物です
メロディがハッキリとしていますからね
地味ですがアルバムには必要な曲
こういうのをサラリとやれる彼等のセンスに目を細めます
BONFIRE組の底力を見ましたね

BONFIRE-Point Blank ★★★ (2021-10-13 19:55:13)

ドイツのBON JOVIのように例えられる事もあるボンファイア。今作は17曲入りのボリュームだが一枚のCDに収まると言うコンパクト仕様。テクニックよりもエモーションを込めたメロディを届けると言う作業に力点を置きハード&キャッチネスサウンドを展開。ヒットポテンシャルを秘めた楽曲はどれも耳なじみが良く、ドイツらしい生真面目さを武器にメインストリーム寄りの楽曲構成を行い何を聴かせたいのか明確な意思表示をおこなっています。
類型的な音楽性を嫌味なく取り込むことで無理無駄のないコンパクトさを確立、個性不足であろうが一聴して口ずさめる親しみやすさは爽快でもある。
今聴けば懐かしい音色だなぁとほっこりとした気分にもなるのだが、ドイツのバンドだけに欧州風味のメロウなフレーズがチョコチョコを琴線を震わしていきます。今の若い人には新鮮なサウンドとして耳に届くと思いますよ。
豪快で大陸的なア
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