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失恋船長さんのページ
失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 101-150
WIRED-Catch !-Love Comes Through Your Mind
DARE-Calm Before the Storm-Calm Before the Storm
ARCADE-Arcade-Cry No More
Jagged Edge UK-Fuel for Your Soul-Smooth Operator
BLACK 'N BLUE-Black 'n Blue-Chains Around Heaven
ICON-Icon-Rock 'n' Roll Maniac
LONDON-The Metal Years-Miss You
DANGEROUS TOYS-Hellacious Acres-Best of Friends
DOMAIN-Lost in the City-Lost in the City
ULI JON ROTH-Firewind-Chaplin and I
PROPHET-Recycled-Brightest Star
LE MANS-Le Mans-Love is a Waste of Time
BAD HABIT-After Hours-I Never Knew What Love Could Do
RAZORMAID-First Cutt-Too Late
JAG PANZER-Chain of Command
JAG PANZER-Mechanized Warfare
ORIGINAL SIN-Sin Will Find You Out
HAMMER-Sherman
VIRGIN STEELE-Life Among the Ruins
VIRGIN STEELE-Age of Consent
VIRGIN STEELE-Noble Savage
VIRGIN STEELE-Guardians of the Flame
VIRGIN STEELE-Virgin Steele
SAVAGE STEEL-Begins With a Nightmare
CHURCH OF MISERY-Born Under a Mad Sign-Butcher Baker (Robert Hansen)
CHURCH OF MISERY-Born Under a Mad Sign-Come and Get Me Sucker (David Koresh)
CHURCH OF MISERY-Born Under a Mad Sign-Murder Castle Blues (H.H. Holmes)
CHURCH OF MISERY-Born Under a Mad Sign-Freeway Madness Boogie (Randy Kraft)
CHURCH OF MISERY-Born Under a Mad Sign-Most Evil (Fritz Harmann)
CHURCH OF MISERY-Born Under a Mad Sign-Beltway Sniper (John Allen Muhammad)
ZED YAGO-The Invisible Guide
KUBLAI KHAN-Annihilation
Bigg Mouth-Bigg Mouth
SAMSON-Refugee
SURRENDER-Better Later Than Never
SAMSON-1988
SAMSON-Joint Forces
SAMSON-Thank You and Goodnight
SAMSON-Don't Get Mad - Get Even
SAMSON-Before the Storm
METALLICA-72 Seasons-Lux Æterna
V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS-N.w.o.b.h.m Rarities(HMR Singles)
Medusa-Clash of the Titans
Hallowed Ground-Warlord
NARITA-NARITA
LORD TRACY-Deaf Gods of Babylon
VENEMOUS-Rise in Glory
METALUCIFER-Heavy Metal Ninja
RUSS BALLARD-Barnet Dogs-Riding With the Angels
STAN MEISSNER-Dangerous Games
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発言している16曲を連続再生 - Youtube



WIRED-Catch !-Love Comes Through Your Mind ★★★ (2023-07-13 20:56:25)

跳ね上がるリズムで一般大衆のハートを掴みます
ジャンル不問のメロディックサウンド
こういう曲を作り上げるセンスは希有だった
もっと評価されても良いのだがジャケが損している
ライブでも皆がノリノリで盛り上がれる一曲だ
メロディがいいんだよなぁ

DARE-Calm Before the Storm-Calm Before the Storm ★★ (2023-07-13 20:50:35)

流石ですねぇ
ドラマティックですねぇ
こういう曲で8分持たせるのが素晴らしい
ベタですが
それで良いのです

ARCADE-Arcade-Cry No More ★★ (2023-07-13 20:48:33)

アコースティカルな旋律に導かれ始まる
このドラマ性に期待値もあがりますよね
この歌声あってのバンドですからねぇ
上手い下手で評価しても仕方がありませんが
この味を楽しみましょう

Jagged Edge UK-Fuel for Your Soul-Smooth Operator ★★★ (2023-07-13 20:46:25)

どこかで聴いたことがあるような曲ですが
90年代を思い出させるオシャレでファンキーなハードナンバー
みんなやり出したんだよなぁ

BLACK 'N BLUE-Black 'n Blue-Chains Around Heaven ★★★ (2023-07-13 20:44:23)

キレのあるリフ
聞き心地のよい歌メロ
硬軟のバランスが取れたクロージングソング
1stアルバムならではの味わいだ

ICON-Icon-Rock 'n' Roll Maniac ★★★ (2023-07-13 20:42:07)

このバンドらしい折衷サウンドです
少々ワイルドな歌い回しだが
サビのコーラスワークがそのあたりを緩和
上手くまとめている
またハードに迫っている時代のスタイルだ

LONDON-The Metal Years-Miss You ★★★ (2023-07-13 20:39:06)

美しいバラードですねぇ
売れそうなアイデアは持っていたがヒットに繋がらなかった
画に描いたようなメインストリーム寄りのアメリカンハードサウンド
こういうバラードだって様になるバンドでした

DANGEROUS TOYS-Hellacious Acres-Best of Friends ★★★ (2023-07-12 21:52:24)

王道のアメリカンバラード
ガンズに続けと言わんばかりに売って出るも売れなかった
個人的にはガンズタイプなら一番だし
本家よりもお気に入りだった

DOMAIN-Lost in the City-Lost in the City ★★★ (2023-07-12 21:48:36)

アルバムのオープニングナンバー
序章となるキーボードの旋律が高らかに鳴らされる
あのパターンだよなぁなんてツッコむのは野暮です

ところでワシはこのバンドの投稿けっこうした記憶があるがバッサリない?
勝手に書き込みしたと思い込んだだけなのか?
老いは怖いわ
まさにLost in the city

ULI JON ROTH-Firewind-Chaplin and I ★★★ (2023-07-12 21:44:50)

イイ曲ですねぇ
歌はイマイチですがイントロの美しい旋律にウットリ
二井原実先輩の弾き語りで聴きたいなぁ
なんて思いました
隠れた名曲の一つですよねぇ

PROPHET-Recycled-Brightest Star ★★★ (2023-07-12 21:42:28)

いいですねぇ
イケイケのメロディックメタル
このバンドらしい小技も聴いている
ダイナミックなサウンドとテクニカルさ
絶妙なバランス感覚が魅了していますね

LE MANS-Le Mans-Love is a Waste of Time ★★★ (2023-07-12 21:40:29)

洗練されたサウンドとハードテイストにさじ加減
大衆性を無視しないがビックサウンド過ぎないのが絶妙だ
売れそうなポテンシャルのあったバンドだった
日本人好みのサウンドだろう
ギターソロでは牙を剥きますよ

BAD HABIT-After Hours-I Never Knew What Love Could Do ★★★ (2023-07-12 21:36:50)

北欧の風を吹かすメジャーサウンド
この糖度の高いメロディと涼やかさ
清涼感を味わいたい季節にピッタリの一曲でしょう
ベタに敵うモノなしです

RAZORMAID-First Cutt-Too Late ★★★ (2023-07-12 21:33:18)

ハードなリフと哀愁のメロディ
実によい味わいの一曲
硬派なハードさと大衆的親しみやすさ
計算されていますよね
日本人はこういう曲が好きなのに
日本のバンドはこういう曲を書けない
やっぱりロックは外国のもんなんだなぁ

JAG PANZER-Chain of Command ★★★ (2023-07-10 13:33:07)

遂にオフィシャルな形でリリースされた幻の2nd。ギターのジョーイ・タフォーラとシンガーのハリー・コンクリンが抜け、変わりに参加したのが、クリスチャン・ラセグとボブ・パルドゥバの二人。とくにシンガーのボブはタイラント・コンクリンに負けないハイトーンを駆使するシンガーで違和感は全くない、むしろ中音域に甘さがありタイラントよりも柔軟さを感じる。彼の実力はKeep It True X festival in 2008でも確認が出来るので、何故このクオリティでお蔵入にされたのか疑問を払拭できないほど、欧州風味のあるアメリカンパワーメタルをやり切っている。
良く伸びるハイトーン、ジョーイ・タフォーラをフィーチャーしすぎていた面があった前作から比べると楽曲に比重を置いたパフォーマンスに変わり、その充実ぶりはソングライティング力に反映、これぞヘヴィメタルな楽曲に彩られている。Iron Butter
…続き

JAG PANZER-Mechanized Warfare ★★★ (2023-07-07 14:12:25)

機械化戦と訳せるアルバムタイトル通り、実にメカニカルかつヘヴィなサウンドを展開している。このバンドらしい漲るパワー。メイデンヨロシクなギタープレイもそこそこに、ハリー・タイラント・コンクリンのハイトーンが空間を切り裂きます。名手クリス・ブロデリックがいるのでギターソロとかキレてますよね。
アメリカのバンドですがドイツのレーベルと契約しているように、ガチムチのパワーメタルに情緒のあるメロディを導入、湿ってはいないが濡れている、お得意のサウンドを確立している。
2000年をいう時代背景もそこそこに、ブレることのないメロディックなパワーメタルサウンド、定番であることの難しさ、ヒロイズム溢れるサウンドはエピカルという言葉も当てはまるし、各方面にアピール出来る、真面目なメタルを愛する猛者どもを一手に受け止めるだけの器量がある。
日本では人気のないバンドだが、必ず需要はあるはずであ
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ORIGINAL SIN-Sin Will Find You Out ★★★ (2023-07-04 11:04:39)

ジャケットに女性が4人写りこんでいるので全員女性によるスピード/パワーメタル系のバンドなのかと思いきや、ヴォーカル以外は全員男性、しかもジャック・スター関連のメンバーでVirgin SteeleでありExorcistのメンツが大集合、しかも女性シンガーのダナエ・デフェイス
はデビッド・デフェイスの妹だと言うのだから、随分と仲間内で作り上げたバンドでありサウンドだと思います。
Virgin Steeleのゴタゴタのあと、課外活動に精を出していたんだなぁと知るのですが、わざわざ別名義でださんでもなスピードサウンドで魅了。ちなみに後にVirgin Steeleがリメイクしている楽曲もありますからね。Exorcist風もあったりするんですが、でも、まだまだメタル界において女性が歌うなど偏見もあった時代、こういうサウンドでフロントを張る姿は様になっており、彼女の為のバンドと言えなくもな
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HAMMER-Sherman ★★★ (2023-07-04 10:32:21)

ポーランド産のスピード/スラッシュメタルバンドのフルアルバム。今作は1989年にリリースされたHammerの英詩ヴァージョンらしいですが、Hammerを聴いたことがないので真偽の程は分かりません。曲順も変わり1曲少なくなっているようですね。

ポーランド産のバンドと言うことで癖の強そうなサウンドを想像したのですが、これが思いのほかオーソドックスなスタイルを築いており欧米諸国の先輩達からの薫陶を受けたサウンドを構築、90年代を目前に実にオーセンティックなサウンドで魅了してくれました。
その反面、個性不足という面は否めないかも知れませんが、スピード/スラッシュメタル系に、そんな批評は野暮なので、ここは東欧風味もそこそこにエネルギッシュな演奏と楽曲に身を任せるのが一番ですねぇ。
コンピ作などにも顔を出し実績を積んだバンド、ポッと出の新人ではないので積み上げたものを解放し
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VIRGIN STEELE-Life Among the Ruins ★★ (2023-07-01 16:49:14)

元々ZEPからの影響はあったのでしょうが、今作は前作からガラリと音楽性を変えてきました。時代は1993年、このバンドにも変革の波は否応なしに訪れ、こういう方向性に向かうしかなかったのだろう、国内盤はゼロ・コーポレーションからリリースと、マニアからは懐かし名前の登場と、ゼロ・コーポレーションの大袈裟な商品説明に乗った人は、ちょっと騙された気分だったでしょうね。
ピアノの美しい旋律に導かれる小曲④から⑤の流れは、新機軸と言える魅力を発散、②のような曲もこなせるバンドだけに、もはや何が出てきても驚かない一枚となった。

彼らのカタログの中では異質な一枚であるが、ブルージーなヘヴィロック系が好きな人ならば大いに楽しめるだろう。

VIRGIN STEELE-Age of Consent ★★★ (2023-07-01 16:32:26)

前作の手応えを受け手なのか今作は音楽性をより大衆的なものに寄せてきた。とは言え、このバンドらしい情緒のあるパワフルなメロディは健在。前半と後半でイメージの変更を図るなど工夫を凝らしている。④はユーライアヒープも取り上げた曲があるのが、その証拠だろう。デヴィッド・デファイスがシンガーとして一本立ちしたと言える安定したパフォーマンスも功を奏し、非常にバランスの良いサウンドへと変換している。
自動登録にはないが私が知っているヴァージョンは6曲目にThe Burning of Rome (Cry for Pompeii)という楽曲があり、これが実にメロディックかつパワフルなナンバーであり、このバンドの代名詞のようなワクワクドキドキとさせる勇壮さのあるドラマティックな一曲であり、これがあるとないとで大違いだ。
今作は実にややこやしい一枚として知られる。それは90年代に再発されたものは、
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VIRGIN STEELE-Noble Savage ★★★ (2023-07-01 16:06:23)

バンドの創始者であるジャック・スターが裁判に負けバンド名を引き継げなかったとい逸話もあるが、バンドにとっては方向性が確立した記念碑的なアルバムでもある。でもJack Starr's Burning StarrのNo Turning Back!ではキーボードとしてデビッド・デフェイスが参加したり、喧嘩別れしたわけじゃないのかな?なんて疑問もあったりと気になるところですよね。1986年にExorcistもあったしねぇ。などと深読みしたくなる時期にリリースされた一枚なのですが、迷いのない方向性、イニシアチブをデビットが完全に掌握した事でバンドサウンドが確立。
シンガーとして成長著しいデビットの指揮下にあるメロディックかつパワフルなサウンドは、胸焼けを起こしそうな濃いサウンドとは一線を画すモノであり、その濃密なドラマ性を無駄なく聴かせてくれる。
このバンドの歴史は今作から始まったと言
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VIRGIN STEELE-Guardians of the Flame ★★★ (2023-06-30 11:01:58)

メロディックなオープニングナンバーに驚きましたね。驚くのもつかの間、パワフルな②が始まり、このバンドの成長度の高さを感じます。パフォーマンス力は勿論だが、バンドの一体感、その成果は音楽性にも反映されソングライティング力もアップと実に逞しいバンドになりました。
リズム隊も強化されましたね。ギターの音もファットになりました。ヴィブラートの掛け方は好きになれないが前作とは比較にならないタフな歌声を手に入れたデビッド・デフェイスのパフォーマンス、当時、メディアではケチョンケチョンにやられましたんで、まぁ何十年経っても攻撃する人もいますが、令和5年に当時の論調をわざわざ広げて流布する人もいないので、大きな問題ではありません。
むしろ褒める長所の多い作風となり裏街道を練り歩くアメリカンパワーメタルと大衆性を巧みに織り込み、王道スタイルへと昇華させています。
キーボードの使い方がドラ
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VIRGIN STEELE-Virgin Steele ★★★ (2023-06-30 10:38:07)

ジャック・スターのプロキャリア最初の作品と言われるバンドの1st。のちに音楽性の違いでバンドを離れバンド名義も引き継げなかった男なのですが、今作ではイニシアチブを握りジャックのギタープレイをフィーチャー、RAINBOW系の楽曲からアメリカンハードありと、わりと典型的なアメリカンメタルをやっています。そこにねじ込まれるジャックが持ち込んだヨーロピアンな感性、のちにマイク・ヴァーニー主催のUSメタルなるコンピ作に提供するChildren of the Stormも収録と将来の有望株として、マイナーリーグでしのぎを削る活動をしていました。なんと言っても今作はデモ音源を叩き台に短気でレコーディングした代物、それ故に、そこまでのクオリティは期待できないが、Still in Love with Youのような大泣かせのバラードあり、男らしいメロディックメタルDanger Zone、バラードの後を引き
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SAVAGE STEEL-Begins With a Nightmare ★★★ (2023-06-29 18:57:01)

オリジナルは1987年、あのNew Renaissance Recordsからリリースした1st。あのレーベルですからね、覚悟は必要ですが、このバンドは随分マシな部類に入るバンド。むしろ、もっと作り込む時間があれば相当、気合いの入った一枚になったのですが、未消化な部分をそのままリリースしたような雰囲気があり、ある意味生っぽさはあるが本人達はこれで納得したのかと想像させる一枚。

回転するリフワーク、先の展開を読ませないスリルはあるのだがNew Renaissance Recordsが全てをぶち壊していると思わずにはいられない場面が多々あり、そのあたりが評価を分けるだろう。

カナダのミュージシャンは勤勉である。その真摯な姿勢は作品に反映されておりプロダクションさえ良ければ相当な迫力と緊張感で聴き手を魅了したでしょう。歌声だってもっと鍛錬されたものなハズである。何か
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CHURCH OF MISERY-Born Under a Mad Sign-Butcher Baker (Robert Hansen) ★★★ (2023-06-27 11:22:25)

ロバート・ハンセン
数多くの女性を誘拐、強姦、拷問、そして殺人を犯したシリアルキター。アラスカで17人殺したことになっているが本当の数字はわからない。
ほかにも強盗や窃盗を繰り返す悪人に一ミリも憐憫の情などわかないが
キャラやストーリー的に物語性があるので映画の題材にもなっている
問答無用で死刑を言い渡したいがアメリカなので仮釈放なしの終身刑、禁固何百年ってなんかおかしい。
売春婦をさらい強姦、そして野に放ちライフルで狙撃。やすもんのB級ホラーさながらの人間狩りとは獣にも劣る所業だろう
拉致された売春婦が逃げ出し警察の保護を求めなければ犠牲者がどれだけ増えたか
見た目はひ弱なパン屋の男。そんな奴が殺人なんてやらないよという先入観。一番怖いのはここだよねぇ。


情け容赦のない地獄のスナイパー
狙われる女性たちの絶望的な心情
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CHURCH OF MISERY-Born Under a Mad Sign-Come and Get Me Sucker (David Koresh) ★★★ (2023-06-27 11:18:34)

デビッド・コレシュ
キリスト教の終末論を信奉するブランチ・ダビディアンの教祖デビッド・コレシュ
若いころロックスターに憧れハリウッドに出るも相手にされなかったという逸話がある
海外のドラマなどの題材にもなるエピソード
武装した信者たちはFBIや地元警察と交戦
最終的に乳飲み子や子供を含む数十人が自殺を図った愚か者である
なぜこんなペテン師に騙されるのだろうか?と考えるのだが
確かに雑誌の情報を丸呑みして誤った解釈を流布する馬鹿者をみるとあり得るなと思える

説法のようなナレーションが入る一曲
狂気のカルト集団が見つめる破滅的な運命をテンションの高いサウンドで演出しているかのようだ
なぜこの男は破滅へと向かうのだろう
朝枝の焼け付くような歌声がクールさを倍増
日本人云々で語られる必要のないヘヴィグルーブの凄みに息
…続き

CHURCH OF MISERY-Born Under a Mad Sign-Murder Castle Blues (H.H. Holmes) ★★★ (2023-06-27 11:13:31)

ドクター・ヘンリー・ハワード・ホームズ
殺した人間は200人以上と語られる伝説の殺人鬼。
尾ひれはひれついた逸話や伝記物が多いので真相は明らかにならないが
とにかく半端ない殺人鬼だ
自ら買い取った薬局の隣にホテルを建設
そこは彼が自由に徘徊できるようにトリックを用いり建設
宿泊者はそんな仕掛けがあるとも知らずに彼の毒牙にかかる
地下室に作られた拷問部屋、彼らは生きながらあらゆる苦痛を与えられたろう
殺人事件で逮捕されることはなかったが
別の詐欺で捕まったあとに事件が明るみになったというのだから恐ろしい話である。
ホテルの宿泊者が忽然と消えるなんて下手な都市伝説でしかないのだが実際に起こった出来事と考えると恐怖があふれ出してくる。


黒く濁る泥水のような悪意
その泥水ブルーズの濃度の高さに視界不良

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CHURCH OF MISERY-Born Under a Mad Sign-Freeway Madness Boogie (Randy Kraft) ★★★ (2023-06-27 11:07:55)

ランドルフ・スティーブン・クラフト
フリーウェイキラーの異名を持つ連続殺人鬼
とにかく許される要素を持たない最低のくず野郎。
起訴された殺人人数は16人だが、彼が手を染めた期間を考えたら何倍もやっているだろう
アルコールと薬で酩酊状態にしてから残虐の限りを尽くして殺すシリアルキラー
死体を高速道路に遺棄するからフリーウェイキラーなのだが
殺された若い男たちはみな性器が切断されていたという


フリーウェイキラーを題材にしているからかテンポが速めの曲だ
狂気の世界観をうねりまくる強靭なリズムがサウンドを牽引
ドラムもベースも大好きである
6分もあるのにあっという間に終わる印象がある
このバンドの力量はこういうところにある
歌詞の意味が分かればもっとこの世界に陶酔できるのだろうが
ワシは英語がさっぱりな
…続き

CHURCH OF MISERY-Born Under a Mad Sign-Most Evil (Fritz Harmann) ★★★ (2023-06-27 11:02:21)

フリッツ・ハールマン
ドイツのシリアルキラー。狙うは浮浪者や男娼などの若い男。
行為中に喉を掻き切り殺害。その毒牙にかかったものは24人にも上るというが実際はもっと多いらしい。
この男が恐ろしいのは、その殺害したものたちの人肉を食らったという逸話があること。
そしてその肉を売りさばいていたという都市伝説がある。
1920年代の話とはいえ想像するだけで気分が悪くなる。
食肉店で手に入れたスキルを使い死体の解体。なぜ彼が数多くの凶行に及ぶも逮捕されなかったのか?
警察の情報屋の顔を持っていたというのも恐怖であろう

地を這いまわりながらうねりを上げるヘヴィグルーブ
このバンドらしいカオティックな空気感がにじみ出ている
断続的に刻まれる狂気のグルーブ
日本人によるラインナップは正解だ
朝枝カムバックである

CHURCH OF MISERY-Born Under a Mad Sign-Beltway Sniper (John Allen Muhammad) ★★★ (2023-06-27 10:56:45)

ジョン・アレン・ムハンマド

狂気の殺人スナイパー。証言では17人もの面識のない罪なき人々を殺害した男
元軍人で射撃の腕は一流だったといわれる。
子煩悩だったといわれる反面、離婚歴も多く、軍隊では上官への暴力が原因で除籍されている。
最後まで語られなかった殺害の動機。銃社会が抱える本質を提示している。
数か月わたり行われた犯行。いつどこで誰かが狙っているという環境で生きるなど日本生まれのワシでは耐えられんぞ。


ユラユラと蠢くヘヴィグルーブ
この陶酔感こそこのバンドの肝だろう
8分超えも苦にならないのは独自の世界観を極めているから
岡崎さんギターもかっこいい
朝枝さん復活も嬉しいニュースだ

ZED YAGO-The Invisible Guide ★★ (2023-06-23 12:34:31)

生きる伝説と呼べる女性メタルシンガーの草分けとなるユッタ・ヴァインホールドがシンガーと務めたバンドとして知られる正統派メタルバンドが復活。残念ながらユッタ嬢は参加していないが、ギターのジミー・デュランの嫁さんイボンヌを新たなフロントマンに添えて再始動をなりました。
2000年代のフィルターを通してはいるが、往年のスタイルに肉薄するようなサウンドを基本としているため混乱は生じない。④みたいな曲は少々面を喰らうが、イボンヌ嬢は巧みな声色を使い分けフロントマンとしての重責を全う。少々やり過ぎな面もあることはあるが、これくらいでケチを付けたら聴くべきバンドはズッと狭まるぞと言いたい。
スピード命、キャッチーで分かりやすいヤツがないとダメという人には勧められませんが、ミドルナンバー中心のサウンドは、このバンドが一貫したものでありDIO風な曲もあるので、その筋のマニアには大いに食指も動く
…続き

KUBLAI KHAN-Annihilation ★★★ (2023-06-23 12:01:00)

ウンコたれレーベルNew Renaissance Recordsからリリースされた唯一のフルアルバム。レーベルから想像させるような脆弱なサウンドプロダクションに脱糞しそうになるが、出している音かけして酷いモノではない。NWOBHMからの流れを汲む初期型スラッシュサウンドは、スピードとスラッシーなリフに特化したスタイルを軸にバイオレントな空気感を繰り出す事に成功、時折正統派メタル的なエッセンスも散りばめ、しっかりと軸足を置いて初期型スラッシュをやり切っている。
ギタリストでありヴォーカルを担当するグレッグ・ハンデヴィッドが、Megadethにいたという情報もあってか、確実にそこからの枝分かれ的なサウンドである事は言わずもがな、なスタイルで攻撃してくる。
とにかくバランスが悪い、ごちゃっとしているし、危なかっしい。もう少し丁寧なレコーディングとミキシングがあったハズだと思わせるの
…続き

Bigg Mouth-Bigg Mouth ★★★ (2023-06-20 12:35:05)

1995年に日本国内のみでリリースされた一枚。アメリカのバンドらしいのですが、当時の時代背景を飲み込みつつもダイナミックなアメリカンロックはメロディもしっかりとあるので、日本人の耳に馴染みやすいだろう。ある意味、個性不足というのか先人達の影響下にある、ストレートなサウンドは当時としてもやり過ぎ感が強く、もう少し個性を出して来いよと言いたくなります。イケメンシンガーによるワイルドでセクシーな歌い回しも懐かしいので、80年代後半から90年代に掛けてのメインストリームを意識したヘヴィネスサウンドが好きな人ならば大いに楽しめるでしょう。
今の若い人にも懐メロ的なニュアンスで、90年代のロックとして知ってもらいのにちょうど良いでしょう。○○風過ぎるのだが、だからつまらない分けではない。しかし、オリジナルティの薄さは否定できない微妙な一枚だ。アルファレコードのBrunetteってこういうマニア
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SAMSON-Refugee ★★★ (2023-06-20 12:09:02)

なんだかんだ言ってもコンスタントに作品を残すポール・サムソン率いるSAMSON。今回も大幅にメンバーを交代して作品をリリース。一曲目にゲイリー・オーエン(英国のTNTのシンガー)が歌う以外は大柄のシンガー、ピーター・スカランが担当。引き続きキーボードプレイヤーを迎え入れメロディックメタル路線を強化。NWOBHM路線を感じさせる場面はあるが、AOR調のメロディックサウンドへと舵を切り、今まで以上に守備範囲を広げてきた。前作のEPが余りにもやり過ぎだったので、この揺れ戻し現象は大正解。バンドの本文であるサムソンのギターもそれなりに牙を剥いている。
柔和ではあるが攻めている作風、メロディを際立たせても主役はポールだと言わんばかりにバランス感覚が今作最大のポイントだろう。
これがあのNWOBHMファイターのSAMSONかと言われると微妙だが、無理なく進化したスタイルは非難されるべきで
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SURRENDER-Better Later Than Never ★★ (2023-06-19 10:20:20)

輸入盤市場で話題になった一枚。レアなモノを好むコレクターが血眼になって探したという幻の一品も今ではデジタル配信盤があり、苦労することなく聴くことが可能。アメリカンプログレハード勢からの影響も汲み取ったAOR調のハードサウンドは、需要も高いだろうが、前評判が高すぎる点は否めない。教科書通りに展開されるサウンド、裏切りがないので好きモノにはたまらんが、その反面、スリルは皆無。
あまりにも予定調和、また軽めのミックスも気になるところと、ハードサウンドを好むマニアには少々小綺麗過ぎると感じるだろうが、その煌びやかなサウンドメイクが好きのもにはたまらんものであり、一生モノの愛聴盤へと変換されるでしょう。
ターゲットと定めたスタイル故に冒険はいりません。その安定感のあるドラマこそ、もっとも愛すべき美点でしょう。

SAMSON-1988 ★★★ (2023-06-17 12:24:41)

メンバーを大幅に入れ変え1988年にリリースした5曲入のEP『And There It Is』、それに6曲プラスしてリリースされたのが今作。専任キーボード、トビー・サドラーが参加と音楽性の変化を予感させますが、シンガーもミック・ホワイトに変りメロディックかつキャッチーな路線へと変貌、メインストリームと言いたいがそこまで器用にやり切れていないのがポール・サムソンの矜恃だろうか?
芯にあるブリティッシュハードサウンド、そこに装飾した華やかさが1988年という時代背景を飲み込むのだが、パンチの効いた⑤みたいな楽曲で聴ける折衷案に苦悩と苦心の跡が窺えます。完全に陽性ロックに舵を切れなかったバンドサウンド、これはこれでありだろう。SAMSON名義に恥じないラジオフレンドリーな一枚だが、もっとアメリカンナイズドしないと売れないだろう。そういう不器用さが最大のポイントだ。

SAMSON-Joint Forces ★★★ (2023-06-17 11:58:20)

解散したSAMSON。同年にはブルース・ディッキンソン時代のベストをリリースされたりしていたが、その際にゴット伊藤氏から、ブルース以外は凡人みたいな批評を受け完全に死んでしまいました。
それだけに今作のリリースは当時、あまり語られることもなかったと言われています。本来はポール・サムソンのソロ名義だったが紆余曲折を経てバンドになったと言われる。
ハッキリ言ってドラム以外はSAMSONに在籍したもの、ベースのジョンもシングル盤で演奏していますね。あとニッキー・ムーアとはMammothで一緒だったはずなので、このラインナップに違和感はない。
再びニッキー・ムーアのブルージーな歌唱スタイルをフィチャーしたサウンドはSAMSONの歴史を総括したような内容であり、ポール・サムソンというソングライターの存在を知らしめるに相応しい内容です。NWOBHM時代から滋味深さで勝負していただけ
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SAMSON-Thank You and Goodnight ★★★ (2023-06-17 11:35:26)

ニッキー・ムーア時代のライブ音源、オフィシャル初のライブ音源だったはずである。アルバムのツアーなので初期のナンバーは少なめ、ディッキンソン時代を愛する人には物足りない選曲でしょうが、ムーアのブルージーな歌い回しが映える楽曲を中心に構成、ライブならではの臨場感と熱気、そして熟成されるバンドサウンド、その美味しいところを見事に浮き出しています。
⑥のようなポール・サムソンが歌っていたナンバーはムーアの方が上であり、やはり彼の歌唱スタイルは、メロディックなブルージー路線と見事にマッチ、見た目同様ダイナミックですね。

演奏がしっかりしているバンド、主役たるポールのギターはスタジオ盤よりもワイルドに吠え,これがサムソンなんだと言わんばかりにバンドサウンドを牽引。荒々しい面を際立たせている。もはや主要メンバーが帰らぬ人となり再結成もないバンド。NWOBHM期に活躍していた程度の認
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SAMSON-Don't Get Mad - Get Even ★★★ (2023-06-16 06:33:26)

単体でのCD化はないのだが2017年にThe Polydor Yearsという3枚組が世に出ているが、そこで今作を確認出来る。オリジナルは1984年、10曲入で、ちゃんと国内盤もある一枚。当時の評価は知る由もないが今日まで話題になっていないのだから評価も高くないのだろう。

前作よりもメロディの強度を強めた印象が強い巨漢を震わせ歌い上げるニッキー・ムーアのブルージーな歌声、前作以上に艶のある滋味深いギターで魅了するポール・サムソン。強弱を生かせる奥行きのあるリズムプレイは屋台骨を支え更なる深みをもたらしている。

とにかく今までの中で一番バランスが良い。メリハリを効かせた楽曲構成、唄を前に出しつつもギターも派手に見せ場を作り、リズム隊に暇を持て余す時間は無い無駄を省いたアレンジ。厳ついだけじゃない間口の広さは多くのファンを迎え撃つだけの魅力がある。
当時のブ
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SAMSON-Before the Storm ★★★ (2023-06-16 06:11:12)

当時、ブルース・ディッキンソンがブルース・ブルースと名乗り参加していた時代がピークと思われるバンドですが、ドラマーとヴォーカルが変わり、よりオーセンティックなハードサウンドへと舵を切っている。巨漢で知られるニッキー・ムーアの味のある歌声とポール・サムソンが奏でる滋味深いギターサウンドとの絡み、この相性は路線的にもバッチシとハマり当時としても古くさい音色であったろうが、時流に流されないスタイルは大いに評価が出来る。
これぞブリティッシュハードな魅力が満載、バンド的にもこちらの方が自然に感じるのがポイント。元々サムソンはNWOBHMの中でも滋味だったからね。ニッキー・ムーアがシャウトしないカヴァデールみたいでカッコイイんですよね、チョイ、デイブ・ヒルっぽさもある。

オーセンティックなメロディックサウンドを引っ提げシーンに貢献した今作、⑤なんてANTHEMのRUNNING
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METALLICA-72 Seasons-Lux Æterna ★★★ (2023-06-11 16:59:55)

流れ込む強烈なリズム
キャッチーで親しみやすいヤツです
NWOBHMテイスト満載なのもいい
ロードとリロードってなんだったんだ?
モンスターバンドの風格が漂うシンプルな一曲
なんでもかんでもメタリカ最高と言われるのも可哀想だなぁ
そんなメインストリームにいるバンドではなかったのにね

V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS-N.w.o.b.h.m Rarities(HMR Singles) ★★★ (2023-06-10 22:23:55)

TWISTED ACE 、SOLDIER 、JAGUARの3バンドがHeavy Metal Recordsからリリースしたシングル盤をひとまとめにしたコンピ作。こんなレアものが配信されていたとは驚きですが、正直NWOBHMマニアでもなければ食指は動かない地味なラインナップ。唯一スピード狂にとってJAGUARが知られている程度なのだが、この貴重なシングル盤をひとまとめにしたアイデアはマニアにとってはたまらんものがあり、特にJAGUARの曲はロブ・レイスが歌っていたラインナップのモノだ。

各バンド2曲の6曲入のコンピ盤。30分にも満たないランニングタイムだが、これが実に心地よい時間ですよね。最近のCDは詰め込むだけ詰め込むから、頭から最後まで聴くのが難しい、その出来不出来の差が作品のクオリティを下げていると言える。
そういう時代と逆行する仕様、4バンドにする事だって出来た
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Medusa-Clash of the Titans ★★★ (2023-06-09 19:03:13)

1970年の後半から活動を開始、82年頃には活動を終えた正式音源をリリースしていない幻のNWOBHMバンドによるデモ音源+蔵出しリハーサル音源をまとめたコンピ作。このバンドの幻感を強めているのがシンガーが、あのスティーブ・グリメットであること。
正直、音質は厳しいです。完全に板起こしの手つかずの音源、それだけに貴重なデモをそのままという感じにはなるが、ブート感はハンパ無い。NWOBHMというムーブメントが産み落としたバンド群の数々、その質の高さに驚かされましたが、このバンドだって継続していたらどうなっていたのかと思わせるクオリティを保持、英国ロックの伝統と革新を両面から支持する作風は、まさに新たなる芽吹きとなるシーンの勃興を予感させるモノ、こういう反則スレスレの蔵出し音源ではありますが、当時の活況を知る上では外せない一枚となるでしょう。このリバーブの掛かりすぎたミックスも懐かしいで
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Hallowed Ground-Warlord ★★★ (2023-06-07 18:35:00)

復刻盤に余念の無い、マニア筋から愛されるレーベルHigh Roller Recordsからリリースされた幻の一枚。彼らが世に残したデモ音源やコンピ作に提供した楽曲などを元に作り上げた一枚なのですが、これがNWOBHM謹製のドストライクな作風。湿り気を帯びたメロディと疾走感、絶妙なバランス感覚でヒリついていきます。
掘り起こしNWOBHMはマニア限定みたいなノリがあり、部外者厳禁な面も強いが今作はワリと広い層に訴えかける柔軟さがあり音質も、思っていた程酷くない。むしろ当時の空気感をパッケージしており、タイムトラベラー感覚で勃興するNWOBHMの空気を追体験出来る仕様だ。

このバンドを有名にしたのはラーズ・ウルリッヒが監修したコンピ作に選出されたのがきっかけと聴かされているが、日本にいるとこの手のバンドの情報は入ってきませんねぇ。我が国でも確実に需要のあるNWOBHMサウ
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NARITA-NARITA ★★ (2023-06-06 13:30:58)

騒乱のナリタといかにも邦題っぽいタイトルが付いたデビュー作。そりゃバンド名がナリタでアルバムタイトルも同じだからインパクトは弱いですよね。それだけにこの邦題は正解である。
90年代に入りモダンヘヴィネス時代が到来、日本人的にワビサビのある情緒のあるサウンドを求めるマニアは路頭に迷いだした時代、ガンズシンドロームも更に拍車を掛けたという背景もあり、こういうタイプのサウンドに脚光が集まった。
今は亡きSHARK RECORDSからヒッソリとデビュー、それをPony Canyonが見つけて国内盤をリリースするのだから、無名であろうが一定のクオリティを保持している事に間違いはありません。
デンマークのディッキンソンと言われたブライアン・リッチの確かな歌声、テクニカルなギター、メロディックなパワーメタル路線とお膳立ては揃っているのだが、イマイチ楽曲が練り込まれていない、そのチグハ
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LORD TRACY-Deaf Gods of Babylon ★★★ (2023-06-06 13:05:27)

アメリカは南部の香りを燻し出すアメリカンハードロックバンドのデビュー作。個人的にもストライクとは言い難い音楽性なのだが、シンガーがあのPANTERAで初期3枚の作品で歌っていたテレンス・リーこと、テリー・グレイズである。PANTERAと言えば日本盤が出たヤツが有名なのだが、あそこにこぎ着けるまで4枚アルバムをリリース、初期がデフレパートを意識したようなグラム系だったのだが、もっとヘヴィなヤツをやりたいとメンバーチェンジ、そこでバンドを離れたのがテリー・グレイズである。
このバンドの音楽性は南部の血を受け継いだメジャー路線、それだけに洗練度が加味されているが、泥臭さもまぶされており、その味わいは土壌で熟成された地場ロックである。
リリース後、どれくらい手応えはあったのか知る由もないが、次のアルバムがすぐに出なかったのでバンドとしては、順調な活動とは行かなかったのかなぁ?なんて推
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VENEMOUS-Rise in Glory ★★★ (2023-06-04 21:30:07)

メキシコ産のヤングスラッシャー、かの地のメタルシーンとは、どんな音楽性が主流なのか全く分かりませんが、情熱の国から飛び出してきたサウンドは活きのいい古典スラッシュ、オーセンティックなスタイルを先人達からの影響をタップリと染みこませ大放出、あふれ出すエネルギッシュなヴァイオレントサウンドの持つカオスティックな音色は十分、聴きての理性を逆撫でするモノ、どこか冷めた空気感もアクセントとなり殺伐とした空気感は独自性を打ち出している。またこの野蛮で卑下た歌声もバッチリとハマり、このバンドの顔をして君臨しています。テクノロジーに頼り切らない生身の人間が繰り出す強靱なグルーブと、クールなギターサウンド、その対比が押し合いへし合いぶつかり合う事で、やはりバンドの持ち味となる核になる音を形成している。
なかなかメキシコ産の音源で流通されませんが、今は感嘆に聴ける環境が整っていますので、ガチンコスラッ
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METALUCIFER-Heavy Metal Ninja ★★★ (2023-06-04 21:13:31)

日本よりも世界で人気のある国産メタル戦士、商業ベースとは無縁の為に、雑誌に掲載されるアーティストしか追いかけないメジャーロック好きには相手にしてもらえませんが、世界中のカルトメタラーを虜にする質の高い音楽性、ヘヴィメタルに対する揺るぎなき忠誠心、その心血を注ぎ己の全てを捧げた音楽性に嘘偽りはなし、ジャパニーズNWOBHMというジャンルを欲しいままにする彼ら、今回の日本的なエッセンスを隠し味に、これぞクラシックメタルという音色をド頭から披露、2曲目で聴ける泣きのギターフレーズが登場するなり、多くのマニアをノックアウト寸前に追い込むでしょうね。
上手い下手で語る事の無い音楽性、ヘヴィメタルという名の下に集いし猛者どもを歓喜に渦に巻き込むNWOBHMサウンドの極み、4曲入のEPを日本語ヴァージョンと抱き合わせているのも嬉しい、これにより8曲入へと厚みがます、個人的には英詩バージョンの方が
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RUSS BALLARD-Barnet Dogs-Riding With the Angels ★★★ (2023-06-03 01:01:02)

SAMSONが取り上げた事でも知られる一曲
向こうはブルース・ブルースと名乗っていたブルース・ディッキンソンが歌っていますが
個人的にはニヒリズムを感じさせるオリジナルの方が好きです

STAN MEISSNER-Dangerous Games ★★★ (2023-06-03 00:55:58)

数多くのお仕事をこなしてきたスタン・マイスナー、満を持してのソロアルバム第一弾が今作になる。過去に再発盤はあるのだがプレス枚数が少なく瞬く間に完売となった実績があることでも知られる一品。2010年に再発盤が出たときはAOR系のマニアが歓喜の涙を流したと逸話があるくらいの逸品。

都会派の洗練されたシャレこきサウンドです、爽やかなソフトロックが満載と、それだけにハードなものが主食のマニアにはとてもじゃないが勧められませんが、メロディ命という涙腺の緩めの唄モノヘビーユーザーならば是非とも押さえて欲しいアルバム。
洗練されたサウンドにねじ込まれた哀愁とフックのあるメロディ、その嫌味の無いサウンドは最短距離でストレートに感動を運んできます、軽やかな音色は空間を華麗にステップ、ポジティブな空気に満ちあふれたソフトロックは、ちょぴり憂いのあるナンバーを合間に挟み、胸キュン度を確実に
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