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失恋船長さんのページ
失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 1051-1100
George Murasaki and Mariner-Mariner Two
FIGHTER-Bang the Drum
VENGEANCE RISING-Human Sacrifice
Emerald-Armed for Battle
LIONHEART
LIONHEART-Unearthed - Raiders of the Lost Archives-Don't Hide The Feeling
LIONHEART-Unearthed - Raiders of the Lost Archives-Prisoner
LIONHEART-Unearthed - Raiders of the Lost Archives-Shooting All The Lights Out
LIONHEART-Unearthed - Raiders of the Lost Archives-Don't You Know What Love Is
LIONHEART-Unearthed - Raiders of the Lost Archives-Ace In The Hole
OZONE-Self Defence
HOBBS' ANGEL OF DEATH-Heaven Bled
A.S.A.P.-Silver and Gold
早川めぐみ-Hot Lady
BLACK KIRIN-金陵祭
梦灵-General Triumphant
DESTRUCTION-Bestial Invasion of Hell
Urchin-Get up and Get out
ANGEL-Risen
THUNDERMOTHER-Heat Wave
MAGNUM-The Serpent Rings
FRANK DIMINO-Old Habits Die Hard
STRYPER-Fallen
ANDY MCCOY-21st Century Rocks
HANOI ROCKS-Oriental Beat
DR. FEELGOOD-Down by the Jetty
SLADE-Slayed?
DREAM THEATER-Images and Words-Learning to Live
Images and Words-Wait for Sleep
DREAM THEATER-Images and Words
WISHBONE ASH-Coat of Arms
TWINTAIL-Ghost Pain
CRYSTAL VIPER-The Cult
DREAM THEATER-Train of Thought
NEW YORK DOLLS-New York Dolls
MAZERAN-Can't Stop My Dream
TILT-Tilt Trick
KEN HENSLEY-Cold Autumn Sunday
KEN HENSLEY-The Last Dance
KEN HENSLEY-Running Blind
KEN HENSLEY-Blood on the highway-Blood on the Highway
KEN HENSLEY-Blood on the highway-The Last Dance
WITCHFYNDE-Stagefright-Moon Magic
KEN HENSLEY-A Glimpse of Glory
KEN HENSLEY-Free Spirit
SNAKES IN PARADISE-Step Into the Light
Inspire-Doctor-Leads to the Lights
WITCHFYNDE-Stagefright
SKID ROW-United World Rebellion: Chapter One-Fire Fire
GRAND SLAM-GOLDEN BAT-D.O.A
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発言している15曲を連続再生 - Youtube



George Murasaki and Mariner-Mariner Two ★★★ (2021-04-02 20:20:09)

沖縄のロックシーンを代表する紫の創始者、ジョージ紫が新たに動き出したバンドの2枚目。シンガーはJJが務め、バックはアメリカ人と言う事らしいのだが、元々、返還前の沖縄の血で育まれた本物のロックを体感してきた彼等、JJもある意味、外国人だし、このバンドから日本的なバタ臭さは全く感じない。
むしろ、英国でも米国でもない無国籍なサウンドを奏でており、ジョージのキーボードを生かしたドラマティックなサウンドを展開。JJのソウルを感じさせる歌声は、正にロックシンガーとしての魅力を搭載、そこにプログレタッチの本格的なロックサウンドが絡んでいくのだからたまりません。プログレ系と言ってもコマーシャル性は完備。ASIAほどのスケールの大きさはありませんが、完成度の高さでは、このバンドも負けていません。むしろ、どこかアジアを感じさせる個性的なメロディを有しており、一度聴いたら忘れないようなフレーズもあった
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FIGHTER-Bang the Drum ★★★ (2021-04-01 19:33:59)

エイミー・ウォルターとショーン・マーフィーの男女がシンガーを務めるクリスチャンロックバンドの2nd。ハードエッジよりはAOR調のサウンドを基調としており、HEARTのBRIGADEみたいな路線を思い出しました。
嫌味のない爽快感とロックな躍動感、弾けるポップセンスを巧みの盛り込み万人に受け入れられるスタイルを取っている。コンパクトながらギターも巧者、この手のバンドは、実力者が脇を固めるパターンが多いのだが、このバンドも安心して聴ける技を持っている。
個人的には、折角フロントマンが二人いるんだから、もっとデュエットを増やせばよいのにと思います。①男性②女性③男性④女性⑤男性と、譲らないんですよね主役の座を、何故なのか不可思議な気持ちのまま、進みますが総じてクオリティは高くメロディ派の心に寄り添うようなヒットソングも多い。
まぁ、こればかりはバンドの在り方ですから、如何とも
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VENGEANCE RISING-Human Sacrifice ★★★ (2021-04-01 19:13:38)

クリスチャンメタル界からついにスラッシュが登場するとは夢にも思いませんよね。恐るべしスラッシュムーブメントなのかクリスチャンの節操のなさなのかは分かりませんが、このバンドが出している音の暴力的なエッセンスには驚きます。
DARK ANGEL的な背徳感やSLAYERのようなアンチクライスト的な匂いまで嗅ぎ取れるのに、これが、キリスト万歳を唄っているのかと驚きますが、英語は分かりませんので不思議な気持ちです。
ギャングコーラスも飛ぶ出す①のようなお約束もあるが、ブルースメタルな③もあったりと、以外と懐が深い。そして④ではスローな出だしで驚かせ、その後、吐き捨てタイプの歌声が映える絨毯爆撃スラッシュが展開。ゴン太なヘヴィグルーブが怒涛の進撃を繰り広げるバイオレント極まりないスラッシュサウンドの凄み、それでいながらも、スラッシュ以外からの影響が出ているパートも攻守交代のように効果的に
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Emerald-Armed for Battle ★★★ (2021-04-01 18:49:51)

70年代の終わりに産声を上げたクリスチャンメタルバンドが、解散前にリリースした6曲入りのEP。なぜこのような形でバンドは終焉を迎え、リリースに至ったのかは知りませんが、歯ごたえのある無頼なメタルを披露。オープニングではやさぐれたDOKKENのような曲で幕開け、次もアコギのパートを盛り込みドラマ性を喚起させる無頼さもある曲へと繋がり、このバンドから浮ついた印象を受けない。
メタルバブルど真ん中の1987年に、この手のスタイルがメインに躍り出ることはないが、EDMもリズムも取り込み多様化する昨今のサウンドを見聞きするたびに、個人的には、この無頼なメロディアススタイルに愛着を覚えずにはいられません。
やたらベースが自己主張するバランスなど、もう少し配慮した方が良いような気がする、全体的にもっさりとした印象が拭えない。やりたいことを表現方法が違うと感じてしますが、それも、マイナーバン
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LIONHEART (2021-04-01 02:20:03)

このバンドが再び脚光を浴びたのはデニス・ストラットンがプレイングマンティスに加わった事が大きい。実際、1992年に世界に先駆け、日本のみでCD化再発された時は、その前後でBURNN!誌において、再考され名盤発掘的なお墨付きをおもらった記憶がある、そのおかげでワタクシも1stを聴いたのだが、後期NOWBHMバンドとの認識として照らし合わさすと、かなりアメリカンナイズドされたシャレオツなサウンドだったことに驚いたものです。

質は高いがメジャー感がバリバリのメロディアスサウンドだった。後年、コンピ作に収録された曲を聴いた時に、このバンドも少なからずメジャー資本の横槍を入れられ方向性が変わったんだと思ったのですが、1999年に、今なお日本のみでしかリリースされていない、2枚組のデモ集を聴き長年の鬱積も晴れました。

そして30年以上たってから、デニスは、昔やり残したこと
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LIONHEART-Unearthed - Raiders of the Lost Archives-Don't Hide The Feeling ★★★ (2021-04-01 01:58:06)

英国らしい高貴なムードが漂う哀メロハードポップナンバー
線は細いが透明感のある歌声もマッチ
こういう曲を盛り込める三頭政治体制は間違いではなかった

LIONHEART-Unearthed - Raiders of the Lost Archives-Prisoner ★★★ (2021-04-01 01:18:48)

我らが山本恭司のソロでも唄い
バーニー・マースデンのアラスカでも唄った
ロバート・ホーソーンがボブ名義で参加しています
彼の透明感のある歌声と
分厚いコーラスワークは似合いいますね
このラインナップには可能性を感じます
マンティスから流れてきたファンもグッと掴むでしょう
ドラマティックな展開もあったりと繊細さもたまらん

LIONHEART-Unearthed - Raiders of the Lost Archives-Shooting All The Lights Out ★★★ (2021-04-01 01:16:07)

英国のMR.BIGのシンガーだったジェフ・ペインが立ち上げたバンドのカヴァー曲
この煮え切らない感じも英国していますねぇ
ご機嫌なブギースタイルという事ですかね

LIONHEART-Unearthed - Raiders of the Lost Archives-Don't You Know What Love Is ★★★ (2021-04-01 01:13:07)

TOUCHの名曲をカヴァー
このバンドこういう曲が好きなんですねぇ
デニスとロッキーが唄い分けています

LIONHEART-Unearthed - Raiders of the Lost Archives-Ace In The Hole ★★★ (2021-04-01 01:10:46)

Vinnie Vincent InvasionやJourneyのシンガーとして知られる
ロバート・フライシュマンの曲をカヴァー
4トラック録音だそうで音質はショボいですが
このバンドには似合っていますね
いいフィーリングがありますよ

OZONE-Self Defence ★★★ (2021-03-30 18:27:43)

スティーブ・オーバーランドとクリス・ウーズィーの実力者シンガーのツインボーカルが堪能できるAOR調のハードサウンド。ソングライティングチームにはマイク・スラマーも加わりお膳立ては揃っているのですが、そこにトミー・デナンダーも招聘とメロディ派にとっては盤石の体制となっていますね。
英国的な叙情派サウンドに盛り込まれる北欧のエッセンス、それらが織りなす化学反応に導かれ極上の歌モノロックが展開。真新しいものなど無いのだが、安定感抜群のサウンドに身も心も委ね楽しむのが一番ですね。
上手いなぁ、ツボを押さえていますね。味のあるギターも印象に残る。でも邪魔しないのよ。だれも無駄な動きをしていない。こういう音は永遠に聴いていられますね。
玄人も唸らせるアレンジセンス、そこに上手い唄が絡むのだから、マニアならずとも手を出して損をさせない一枚でしょう。

HOBBS' ANGEL OF DEATH-Heaven Bled ★★ (2021-03-30 18:02:42)

どこかファニーなイメージがあったバンドの首謀者であるピーター・ホブスさん、雑誌の低評価もそこに加わり、一般的には割を食った印象が強い。しかし、生粋のスラッシュマニアからは、そのキャラも含め愛されるべきバンドして一目を置かれたのは事実。久しぶりの復活作となる今作に対する期待値は決して低くない状況の中で、見事にこちらの期待を裏切ってきました。
単なる80年代スタイルの焼き回しに終わらないブルータリティの増量、それはオープニングから炸裂。切り刻まれるブラストビートとブラッケンドなアグレッションを有するナンバーの登場に衝撃を受けました。その路線はアルバム全体で感じさせるものであり、新しい時代を巧みに飲み込み、この時代に復帰する意味合いを強く感じさせてくれました。

個人的には、行き過ぎた印象は否めないものの、若い人たちにも存分に訴求する魅力を携えており、現役のアーティストとして
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A.S.A.P.-Silver and Gold ★★★ (2021-03-29 17:44:33)

今作をリリースする辺りから、エイドリアン・スミスはメイデンを抜けるのではと噂になっていました。元々、メイデン加入前のバンドURCHINでは、唄も担当、そして音楽性もポップな叙情派ロックをやっていたので、今作の方向性に違和感はない。しかし、そういう情報は必ずしもポピュラーではない為に、多くのファンにとっては、おもてたんと違うという事で、あまり良いリアクションを得られなかったと言われていますが、英国スタイルを基調としつつもワールドワイドな展開を視野に入れた楽曲を収録、アメリカン仕様が少々鼻にはつくが作品のクオリティは総じて高く、マニアならずとも手が出るライトな音楽性に傾ている。
バーニー・マースデンもアラスカやったからなぁ、なんて妙に納得できたりするのですが、格式高いメイデンスタイルを期待すると正直ガックリとくるでしょう。
個人的にはEARTHSHAKERに提供したような曲調も期
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早川めぐみ-Hot Lady (2021-03-29 17:24:15)

今回の帯タタキもキュンとなりますねぇ「君も、セクシーでキュートなメグのライヴ感覚あふれる"POWER POP"かじってみない?!!」前作に当たるEPにもあったPOWER POPかじってみない好きやなぁ。

元祖嬢メタルと言えば、ワタクシにとっては早川めぐみ嬢を真っ先に思い出します。セクシー系のジャケ、そして裏ジャケは松本伊代に叱られそうな線路でグラサン姿を披露。中身のポスター的な要素の強いライナーノーツではアイドル的な笑顔を披露と、一枚で何度も楽しめる仕様になっています。
これぞ昭和アイドル的な売り方なのでしょうが、アイドルに熱を上げなかった少年時代のワタクシは、チョイと疎いのですが、そんな雰囲気を今作から感じています。

作風も、作品毎に歌謡テイスト化に拍車がかかり、B面に当たる2曲以外はリズム隊が打ち込みに変更と、本格的に路線変更を果たしています。
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BLACK KIRIN-金陵祭 ★★★ (2021-03-28 17:21:41)

漢字では黑麒と書きます。中華圏のフォーク系ブラックメタル。その悲哀に満ちたメロディと暴虐性極まりないサウンド迫力満点。殺傷力の高いリフ、悲しみを抱いて血を吐き咆哮する唄、ブルータリティに満ちた豪快なリズムは強度が高く、エキサイティングなサウンドメイクに一役買っている。
殺伐として狂気、中華風のメロディも大胆に取り込み、静と動のコントラストを際立たせた演出が独自性の花を開いている。7曲入りで唄があるのは3曲、インスト唄インストという具合で物語が進み、戦争と言う不条理なる出来事を彼等流に演出。歴史解釈はどうであれ、我々日本人にとっては、無視できない南京大虐殺を取り扱うコンセプトアルバムとなっています。

個人的には7曲で37分超え、少々長いなぁと感じる曲がある。例えばインストの⑤はスローナンバーで5分半、しかも強弱のある展開がないので、いつまで続くんだろうと心配になる。歌詞
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梦灵-General Triumphant ★★★ (2021-03-28 16:59:34)

梦灵と書いてDream Spiritと読む、中華圏のフォークメタルバンドが2017年にリリースした2nd。既に海外のフェスに参加するなどワールドワイドな活ども行っているようで、中国のロック市場がどのような動きをしているのか?検閲のある中国において興味が尽きない、そろそろロックやって大丈夫のか?政治批判なんて絶対できないだろうしなぁ?
そういう意味では、今作にある昔の話をテーマにしたコンセプト色の強い作風は波風を立てない、また、フォークロックとの親和性の高いテーマでもある、それだけに違和感なく中華風味を盛り込んだメタルをやっても遜色はない。むしろ個性の確立に一役も二役も買っている。
欧米志向の強いロックが中国から出ているとは驚きだが、今となっては、こういう資本の使い方もありだろう。
中国で売れるだけでも、物凄い成功につながる、映画だって、マッド・デイモンが主役の歴史ファン
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DESTRUCTION-Bestial Invasion of Hell ★★★ (2021-03-24 17:50:54)

ドイツが生んだ極悪スラッシャー、ディストラクションのデモ音源。2018年に正式な形で商品化された一品ですが、現在は配信盤も世に出ており、簡単に耳に出来る貴重な一品です。
このデモを叩き台に正式な形でアルバムに収録されたりしているのですが、その違いを楽しむのが一番でしょう。個人的には資料的な価値の高い作品だと思っている。
アメリカのバンドの触発されドイツからも現れたスラッシュ三羽烏の一翼を担ったグループですが、1984年の時点でかなり自分たちのスタイルを構築しており、その奇抜なアイデアからくる、ひねくれたリフワークや禍々しい暗黒度、理性を逆撫でするハイテンションな突貫スタイルは健在、少々、唄の迫力は、まだまだキレ不足だったりするが、このバンドが、単なるスレイヤーのフォロワー以上の魅力を持ち合わせていたことを理解できますね。
後年の、欧州スラッシュシーンに対する影響力の強さ
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Urchin-Get up and Get out ★★★ (2021-03-21 17:51:52)

2012年に突如High Roller Recordsから世に送り出された幻のバンドの音源。知る人ぞ知るエイドリアン・スミスがメイデン加入前にメインで活動していたバンドのがURCHIN。結局、フルアルバム世に出す前に消えたのですが、メイデン効果もあってか、チョイチョイ未発表音源がリリースされています。権利の関係はどうなっているのか?など気になることはありますが、発掘良品を送り出すHigh Roller Recordsだけに期待値は高いものでした。
今作はリハーサル音源です、一発録音音源です。正式なレコーディング商品ではありません。それでも、このバンドの魅力を知るには十分なプレイと楽曲が目白押し、どちらかと言えばNWOBHM勢でもポップな叙情派スタイルで知られたバンドでしたが、その魅力を残しつつもライブらしいラフさも加味されており、持ち味は十分に発揮されてるでしょう。
後年、メ
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ANGEL-Risen ★★★ (2021-03-21 17:29:19)

あのANGELが白い衣装をまといシーンにカムバックしてきました。パンキー・メドウズのソロやフランク・ディミノのソロの延長線上にあるようなハードテイストを増強、合い間に懐かしいエッセンスを散りばめながら、軟弱な印象などを一切与えないパワフルな古典ロックを披露。
昔の名前で出ていますな、ノリを排除しつつも往年のファンを無視しない仕様に一日の長を感じずにはいられません。フックのあるメロディとクサすぎない哀愁美、重量感のあるリズムを心地よく鳴り響かせ、ギターの深い味わいで聴かせる手法により、硬軟のハンドリングを行い、このバンドの持ち味である華やかさを、新しい切り口で魅せている。

やや収録曲が多いなぁと感じるのだが、伝統と革新をもって改革された新生ANGELサウンドに死角は見当たりません。こういう古典的なロックは聴いていて気持ちがイイですねぇ。
スカッと抜けていますよ。歌
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THUNDERMOTHER-Heat Wave ★★★ (2021-03-21 16:57:53)

常に鮮度の高い古典ロックを披露する北欧のガチンコHM/HRバンドの4枚目。ブルースベースのロックサウンドも見事に手名付け、自分達が何者であるかを誇示するように、スケールの大きなロックサウンドを眼前に見せつけてきます。しなやかで強度のあるヘヴィグルーブは心地よくなり響き、ノリの良いリフ一発に破壊力も倍増、豪放磊落なロックンロールの嵐に飲み込まれますね。その頂点に立つ唄も頼もしい限り、AC/DCにも匹敵するような定番感を持ち合わせています。
こういう音楽は時流に左右されることはありません、彼女達に邪な感情さえ生まれなければ、このバンドに外れはないでしょう。似て非なるものを作る作業は簡単ではありませんが、ライブで叩き上げた実力者にとっては無問題ですね。

雑念を振り落とした穢れなき古典ロックの美徳。それでありながらも華やかさを感じさせるのはルックスだけではなく、このダイナミッ
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MAGNUM-The Serpent Rings ★★★ (2021-03-17 04:12:46)

英国を代表する伝説のロックグループによる20年リリースのフルアルバム。近年の精力的な活動には目を見張るものもありますが、今回はベースプレイヤーがデニス・ワードにチェンジ、どのような交代劇があろうとも、主役を張るボブ・カトレイとトニー・クラーキンの二人がいれば陰りなどあり得ないでしょう。
オープニングから炸裂するマグナム印満載のオーケストレーションも決まっているドラマティックなナンバーの登場で掴みはOK、その後も、彼等のイメージに沿うような重厚な世界観を演出、マグナムかくもありきな音楽性をで酔わせてくれます。
あくまで主役は唄なのだが、その中にもマグナム流儀のプログレスタイルも盛り込み、楽曲毎にドラマとなる見せ場を設け聴き手を飽きさせません。しかし、ある意味、マンネリズムではある。
新しい事はやっていないかもしれないが、その反面、長きに渡り培ったバンドとしての顔がある。熟
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FRANK DIMINO-Old Habits Die Hard ★★★ (2021-03-16 01:24:35)

日本でも外タレ好きの女子から大人気を博したANGELのシンガーであり、脱退後はソングライターとして活躍する、フランク・ディミノがリリースしたソロアルバム。
国内盤もAVALONから出ていますので比較的聴き易い環境にあると思いますが、これが素晴らしい出来栄え。硬軟交えた楽曲はどれもがヒットの要素を秘めた玄人も唸らせる職人肌の楽曲が目白押し、熟練された力強い歌声と表現力の高さ、そこに熱量の高いハードサウンドが絡めば、もはや外すことのない定番定食の出来上がり、キーボードが活躍する疾走ナンバーまで用意する憎い演出もバチーンと決まり、今作をサブスクで見つけてからはヘヴィローテーションと化しています。

ギタリストには懐かしいパンキー・メドウズの名前もありANGELファンなら嬉しい共演でしょう、エディ・オジェーダ、オズ・フォックス、ジェフ・ダンカンと、HM/HRマニアには嬉しい名前
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STRYPER-Fallen ★★★ (2021-03-14 20:04:28)

有名バンドのカヴァー大会にセルフリメイクもやり、自分達の本分を取り戻そうと邁進してきたストライパー。今作も多くのファンが期待しているようなメロディアススタイルを保持、美しいコーラスワークもしっかりと登場、ツボを押さえたアレンジは、今の時代性も無視することなく新旧の魅力を携えています。

このヘヴィなうねりが苦手と言う人もいるかもしれないが、新生サウンドの代名詞ともなっているので、ここまでくれば違和感はないですね。
個人的には、少々、アイデアの流用も気にかかる面があるのですが、逆に80年代スタイルを支持するマニアには安心材料となるでしょう。メロディを大切にしつつもヘヴィなグループが硬派な印象を後押し、ポッと出の新人には出せない百戦錬磨の貫禄をアピールすることに余念がありません。型のあるバンドが強いねぇ。

ANDY MCCOY-21st Century Rocks ★★★ (2021-03-14 19:53:30)

ハノイロックスの主要メンバーとして解散後も活躍したアンディ・マッコイの久しぶりのソロアルバム。なんの思い入れもないアーティストですが、何故か、貴方におススメのアーティストとして紹介されたので視聴(今作を聴いたことで、一時期ロックンロール系を中心に聴くこととなる)
これが思いのほか、バラエティに富んだ楽曲が目白押し、次から次へとフックのあるメロウな雰囲気重視のロックナンバーが登場。フラメンコな曲まであるのだから驚きです。歌もギターも雰囲気バッチリ、やるせないアンディの声とメロディラインが合致、これが彼の持ち味なんだろうなぁと初心者であるワタクシにもビビットくる音楽性を披露していると思います。
サックスやトランペットにスパニッシュギター、そういう楽器が出てきても変化球を投じていると思わせない、彼の核心を突くようなロックサウンドを丁寧に作り上げ、メロディアスかつラフなロックンロール
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HANOI ROCKS-Oriental Beat ★★★ (2021-03-12 16:24:21)

日本でもバットボーイズブームが巻き起こった時代がありましたね。あまり詳しくないのですが、友人の影響もありGDフリッカーズとかDEVILS辺りを真っ先に思いだします。一番成功したのはZIGGYだろう。グロリアのヒットは凄まじい影響力を持ち、同学年の友人、知人がこぞって聴いていた。
そんな中で、ZIGGYのメンバーが、ハノイやニューヨーク・ドールズから影響を受けたみたいなコメントを残した為に、急増したのがハノイファン。モトリークルーのDR FEELGOODも売れたが、あれはうるさ過ぎると敬遠されたがハノイはウケていた。

このバンドはポップでキャッチーなサウンドを引っ提げ、非常に耳辺りの良いロックをやっていた。フックのあるメロディと適度の毒気。退廃的なムードもそこそこに親しみやすい魅力も持ち合わせZIGGYのメンバーも押していた為に、それが口火となり皆が聴いていて驚きました
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DR. FEELGOOD-Down by the Jetty ★★ (2021-03-12 16:14:29)

イギリスを代表するロックバンドの一つでありパブロックの中核を担った伝説のグループ。よもやワタクシのような門外漢も甚だしいものが初登録となり投稿するとは夢にも思わなんだ。
本当にないのか検索ミスじゃないのかと疑いは拭えませんが、一応登録しました。

ワタクシの人生において大きな影響を受けたジャンルではありませんが、サブスク生活のおかげで、昔、チラッと聴いた音楽をタダで聴ける人生なのでトライ。ボートラも大増量の41曲入りでリマスター盤が聴けるとは有り難いです。

ジャカジャカとかき鳴らされるギターはシンプルだが、鋭さがあり強力なテクニックは無くとも切れ味で勝負している。リズムプレイもシンプルだがタイトで無駄がなく気持ちのいいビートを叩き出しパブロックバンドの持つビート感を誘発、ジャンルに縛られない奔放さが爽快感を伴い軽快に踊ります。

リードシンガー
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SLADE-Slayed? ★★★ (2021-03-11 02:06:47)

SLADEと言えば、グラムロックの大御所であり、カヴァーされた「Cum On Feel the Noize」の原曲バンドくらいのイメージしかなかった。大人になり少し金回りも良くなった90年代の中頃、音楽シーンの変遷についていけず自分探しの旅に出てた。自らのルーツたる音楽を見直す、これは本当に大きな出来事であり、今の自分を形成するのに凄く役に立った。
ある意味、グランジムーブメントのおかげで、速い段階で覚醒への兆しを見つけれたので今となっては感謝している。
このバンドも、そんな時期に触れたベテラン集団の一つでしたが、これが底抜けに明るく楽しいだけじゃない、英国的な陰りとパンチの効いたパワーポップサウンドを聴かせており、何とも頼もしいと思わせる趣向を取っている。
バカっぽいビジュアルにだまされそうになるが、頭のいい人たちであり、腕のあるバンドだという事に気が付かされた。
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DREAM THEATER-Images and Words-Learning to Live ★★★ (2021-03-09 20:09:25)

前の曲との流れが絶妙
ある意味組曲的なニュアンスが強い
⑦⑧と続きけて聴けば
イイ映画を一本見たくらいの感動を味わえます
恐るべしドリームシアター

Images and Words-Wait for Sleep ★★★ (2021-03-09 20:07:22)

緊張と緩和が見事
ここでこの曲をやるからアルバムが締まる
エピローグ的な味わいがイイ

DREAM THEATER-Images and Words ★★★ (2021-03-09 20:05:36)

このバンドの名前を世の中に知らしめた一大出世作。特にギタープレイの壮絶さに、それまであったギターヒーローの流れとは別次元からやってきたスター登場という衝撃が凄かった。
個人的に、あまりにも上手すぎるが故に、大ハマりしなかったのだが、今作の持つ意義は十分に理解している。
世界中に多くのフォロワーを生み出した音楽性、プログレメタルというジャンルの雛形として今なお色あせる事はありません。まぁ、楽器をやらない人には、なんのこっちゃにはなるでしょうね。
超一流のテクニックをもって作り上げた楽曲は、どれもがキャッチーでポップなセンスを用いり調理、味わい深い華やかなサウンドメイクは、玄人から初心者までも魅了するサウンドとなりました。
この手のサウンドは、聴き手を置いていき、マニアックに走りがちなのだが、今作は実に豪華絢爛、カラフルな色合いが強く、バラエティに富んだ楽曲を取り揃え
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WISHBONE ASH-Coat of Arms ★★★ (2021-03-09 19:49:16)

英国ロックを代表するベテラン中のベテラン。来日コンサートも話題になりましたが、最新作をリリースしてきました。メンバーはアンディ・パウエルしかいませんが、このラインナップでも活動も板についている状態だけに問題は起きないでしょう。パルエル一家も支えアルバムを作り上げているのも安心材料の一つ。
今後の事も考えると、そんなに新作をリリースできるとも思えないので、総力戦で挑んでいるという事でしょうね。

湿り気のある哀愁のメロディは健在、古めかしい曲を今の感性で作り上げ大衆性も完備。順風満帆とは言い難い時代も含め、今作には、それまでの流れを無視していない一貫性のあるアルバムに仕上がっている。
ベテランらしい地に足の着いたパフォーマンスは、若い人にとっては、やや刺激も薄めでしょうが、枯れた味わいだけではない、洗練されたポップセンスとコマーシャル過ぎないロック然とした力感、無駄
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TWINTAIL-Ghost Pain ★★★ (2021-03-09 19:33:47)

キャリア的には10年以上も活動している国産HM/HRバンドがようやくリリースに漕ぎつけたフルアルバム第一弾。日本人好みの歌謡テイストも香る情熱系メタルサウンドを披露。どこか懐かしい昭和スタイルや先人達から受け継いだアイデアも巧みに取り込み、見事にやり切っている。少々、やってんなぁはあるのだが、熱の籠った正統性の強いストロングスタイルと情緒のあるメロディ、そこに切り込むハイトーンとツインギターは王道中の王道。
ハイトーンもX-JAPANのTOSHI風でもあり、その筋のマニアならグッとくるでしょうね。ちょっと唄が弱いといえるのだが、それも日本人あるあるなので無問題です。
真摯に向き合ったヘヴィメタルのマナー、その純粋無垢な作り込みに深い愛を感じますが、少々小奇麗にまとまったのが残念。ダイナミックな音質が欲しかった。若いので剥き出しのギラついた野心を音に乗せてたら、より一層カッコよ
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CRYSTAL VIPER-The Cult ★★★ (2021-03-08 16:47:03)

ポーランドが世界に誇れるガチンコ正統派HM/HRの勇者、マルタ・ガブリエル率いるバンドの最新作。衰え知らずにパワーヴォイスを主軸に、ドラマ性豊かなパワフルサウンドを披露。
純度100%のガチンコメタルのカッコよさに唸らされます。なにか特別な隠し味や必殺技はなくとも重厚なスタイルと、華やかさのある音楽性に陰りはなく、往年の大スター、フリッツ・フォン・エリックのような鉄のツメサウンドで魅了する。
地味系なんだけど一撃のインパクト、このバンドには堅実さの裏にある、メタル道を極めんとするバンドが持つ、煌びやかなスター性がある。それは女性シンガーの存在だけではない。バンドが一体となり醸し出す味わいにある。

正統派=他に例えようがない地味系バンド、そんな粗悪品も増えてきた中で、このバンドはしやかなかパワーグループ、硬質なリフワーク、そして華麗に舞い踊るストロングな声、重厚な
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DREAM THEATER-Train of Thought (2021-03-08 16:17:52)

フェバリットではないバンド故、なぜこのバンドがヘヴィネス路線を追求したのか情報通に聴いてみた。当時、彼等はメタリカのアルバムを丸ごとカヴァーするライブなどをおこなっていて、そこで体感したヘヴィなスタイルの統一感、みたいなものに触発され、徹底的にヘヴィでダークなスタイルに軸足を置いて制作したと教わる。

なるほどなと納得したのですが、腕のあるグループだけに、何をやっても様になるのだが、今作に一番足りないものは、なんてことはない、バンドが長年培ってきた美意識である。
複雑な演奏の中に盛り込まれるポップセンス、なによりも素晴らしいのはメロディの練り上げ具合、その激しくぶつかいあう技巧の果てに流麗なメロディが嫌味なく流れてくる展開に、多くのフォロワーを生み出すインテリジェンスが垣間見えた。
今作はあえて、その手法を取らず徹底的に強度のあるモダンヘヴィネスサウンドを踏襲。メ
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NEW YORK DOLLS-New York Dolls ★★★ (2021-03-05 19:32:32)

非常に中性的なメイク姿が目を惹くジャケット。そこに拍車を掛けるグラマラスな雰囲気が漂うポップでキャッチーなロックサウンド。音楽性だけでいけば、英国のパンク勢に多大なる影響を与えたという点には些か違う気もするが、ロックの持つ退廃的なムード、その危うさが色濃く打ち出されている今作は、このジャンルと形容しがたい魅力がありハードロックというよりはグラムロックと呼ぶに相応しい音楽性を披露している。

このバンド、2枚のフルアルバムを残し瓦解するのだが、短い間に駆け抜けた破天荒はロックンロールライフは正にパンクの先鞭をつけるという意味では大きな影響力をもっていたのだろう。

久しぶりに聴いたが若い頃よりも許容範囲がガバガバになったオジサンになってから聴くと評価が全然変わってくる。技巧的な面や完成度の高いアーティスティックなバンドが多く出てきた70年代、その反目にある胡散臭いロ
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MAZERAN-Can't Stop My Dream ★★★ (2021-03-05 16:45:49)

エアロスミスの名曲Dream Onのカヴァーにも挑戦したシングル。
今作は今はなきMandrake Rootからリリースされていますね。大阪のバンドがと少々意外でしたが、オリジナルソングを聴けばレーベル的な方向性にもあう、日本人らしいメロディセンスを生かしたハードサウンドで勝負しているバンドと捉えることが出来ます。
いい意味でラフなパワーを内包した音楽性、エアロファンにとっては違うなぁとなりますが、どこか退廃的なムードを醸し出しているのが印象的です。それに聴いたことのあるフレーズを上手く取り込み再構築するセンスも日本的と言え、その細やかな配慮とセンスに光るものを感じますね。
エアロのカヴァーを聴けば一目瞭然、あとは日本人的な歌い手に対する評価が全てでしょう。場違いと思うか、これも日本人アルアルと好意的に受け止めれるかがカギになりそうですね。
ワタクシは、こういう雰
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TILT-Tilt Trick ★★★ (2021-03-05 14:36:08)

ガチンコ、トラベリンバンドとして有名な名古屋のHM/HRバンドのフルアルバム。ますまずエアロスミス化に拍車もかかり歌い手もスティーブン・タイラー風味も増しているが、本家のようなファンクやソウル色が薄めの為、アメリカンロックのもつ大味なテイストよりも、日本人的なキメの細やかさが目立っている。

日本のロックバンドにありがちな洋楽かぶれの底の浅いサウンドとは違い、幾戦の修羅場を乗り越えたバンドが持つ核になるものが彼等にはあった。こうして日の目を浴びた今作においても、彼等は妥協せずに自らが示してきたバンドしての道しるべになるスタイルを貫き、荒々しい演奏と、ライブで鍛え抜かれた熟成具合も程よく絡み、問答無用のロックサウンドを奏で理屈抜きに楽しませてくれる。

とは言いつつもライブバンドならではの熱気と言うか勢いみたいなものが、今作には足らず、バンドの魅力が伝わり切っていな
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KEN HENSLEY-Cold Autumn Sunday (2021-03-03 15:40:53)

のっけからボサノバありタンゴありと、前作のブルージー路線を払拭。憂いのある英国的な情緒も戻ってきました。作風としてはAOR風味の歌モノサウンド。多少なりともHEEP的なアプローチを探せるが、彼のソロ作で統一されている革新的な方法論を持ち込まない、無難な作り込みは定番の空気が漂い、刺激はないが安定感はある。
ラジオ向けの大衆性、ソフトケイスされたバラード系が大半を占める構成(私が聴けるのは頭から⑧までです)、今回は今までと違いレコーディング環境も良くなり音に深みが増しているのが良かった。

そして連続してケンのソロを聴き、いかに1stソロが偉大だったかを思い知らされた。

KEN HENSLEY-The Last Dance ★★ (2021-03-03 15:29:27)

ロシアなど局地的な地域では神様のように扱われる英国を代表するオルガン奏者。それ以外に歌もギターもできるマルチプレイヤーとしても知られ、その豊かな才能は70年代において煌めいていた。
一頃、すっかり姿を消したケン・ヘンズレーだったが、それまでの低迷期を払拭するように精力的な活動を行っていた。ライブなどでは、HEEP時代の曲を擦り倒し沢山の会場を埋め尽くす盛況、その反面、ここ数作の作風はファンの思いに応えていたのかと言う疑問符もあったが、彼がやりたいことをやればよいので問題は起きない。
今作は彼がかつてサザンロックバンドにいたことを思い出した。乾いた南部よりもブルージーな作風は、雄大な大地を想起させるスケールを誇っており、その無駄を省き徹底して方向性を絞り込んだことにより近年の作風に感じた迷いを払拭、好き嫌いは別として、まるでBON JOVIがやりそうなカントリー風味のロックをケ
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KEN HENSLEY-Running Blind (2021-03-03 14:44:30)

2000年に入り動きも活発となったケン・ヘンズレー。ジョン・ロートンとのコラボも発表、手作り感満載とは言え両者が並ぶライブは見ごたえたっぷりの内容だった。しかしというか予定通り、プロジェクトは永続できず、次に手を組んだのはジョン・ウエットンだったが、これも早急に瓦解する。
何事も続かないのが問題だが、精力的な動きの中でリリースされたのが今作。まずオープニング2曲が嘘のようなイントロダクション的なインストナンバーが2曲続きます。このアイデアにちょっと笑ってしまいますが、③からエンジンも始動。それまでの路線とは明らかに違う歌をメインにしたメロディアスロックスタイルで勝負。
ジョン・ロートンのソロに近い風味も漂い、ロートンとのコラボ時代を想起させるような楽曲が続きます。A Glimpse of Gloryが厳しい内容だっただけに、焦点を絞り込んだ作風はありがたい話である。

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KEN HENSLEY-Blood on the highway-Blood on the Highway ★★★ (2021-03-01 19:31:08)

エモーショナルヴォイスが持ち味のヨルン・ランデ
彼の持ち味を生かしたゴスペル調のブルージーな一曲
ケンの人生を振り返るという意味のあるアルバム
そういう意味で聴けば非常に意味のあるタイトルトラック
ヨルンのディープヴォイスがグッと迫ってきますね

KEN HENSLEY-Blood on the highway-The Last Dance ★★★ (2021-03-01 19:27:05)

ヴォイスオブゴットの異名を持つグレン・ヒューズの降臨です
彼のソウルフルかつエモーションな歌声が楽曲の持ち味を遺憾なく発揮
ストリングスアレンジもがっちりとハマり
ソウル過ぎないグレンのおかげで数段素晴らしい仕上がりになりました
ケン・ヘンズレーではこういう味にはなりません
レベチですね
一番ガツーンと来て欲しいサビで突き抜けるのでオリジナルにあった糞詰まりも解消
スッキリさせてもらいました

WITCHFYNDE-Stagefright-Moon Magic ★★★ (2021-03-01 19:12:34)

ロマンですね
どこか神秘的にも聴こえます
このバンドの本質はコチラの路線なのかもと思えます
アルバムの中で一際異彩を放つ一曲

KEN HENSLEY-A Glimpse of Glory (2021-03-01 19:02:06)

久しぶりにシーンにカムバックしてきたケン・ヘンズレー、今回も沢山のゲストを迎え制作。相変わらず彼がメインでギターとヴォーカルも担当、やはり大人しくキーボードに専念することはありませんが、懐かしいMama's Prideのメンバーが楽曲を提供、&客演、④はパットが唄い⑤⑨はダニーが唄っている。④はMama's Prideの曲、⑤⑨はわかりません。
他の曲のクレジットはヘンズレーです。作風は静かな歌モノサウンドを貴重とした渋めのロックサウンド。
ケンのハモンドが暴れるなんてありません。ひたすらAORという仕様。合い間にサザン風味まで持ちこみ、とにかくハードなものを主食としてる方なら眠くなること間違いなし、HEEPファンにとっても辛いアルバムになりました。
ワタクシはアイドルの追っかけではないので、ケン・ヘンズレーなら何やっても凄いと思える耳は持っていませんので、地味な歌声と
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KEN HENSLEY-Free Spirit (2021-02-28 19:29:44)

HEEPを去ったケン・ヘンズレー、何かに追われるようにリリースされたソロなのだが、これが困惑するような内容になってしまった。英国的なフォーキー路線だったゼ前2作とは路線をガラリと変えAOR調の歌モノスタイルへと舵を切っている。
特にオープニングナンバーなどディスコタッチのナンバーなので驚く、続く②も2分半と短い歌モノサウンドに驚く、ドリーミーなHEEP風味もあるが、戸惑いは隠せない。
何の予備知識もなく聴けば、これがケンのソロとは思えないような、オシャレAORロックになってしまった違和感は今もってなくならないが、イアン・ペイスが叩いている⑥はハードなスタイルをキープ、オシャレ感と枯れたギターもマッチしており、盛り返している。バラード系も機能しているが、ケンの歌声はパンチに欠け、一番出て欲しいところで苦しそうに唄ってしまう、ポップなロックナンバーの⑧などでは、彼の歌唱力不足は顕
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SNAKES IN PARADISE-Step Into the Light ★★★ (2021-02-28 19:03:55)

知らないうちに再始動していた北欧のメロディアスHM/HRバンドの4枚目。往年のメンバーもそろい踏みでレーベルがメロディアスロックの総本山、門外不出の秘技を持つ少林寺拳法、我らがFrontiersからリリースとくれば不安な要素など皆無です。おまけに外部ソングライターの曲も採用と、完全にお膳立ては揃っていますね。
ブルージーな要素も組み込まれた北欧印のメロディアスHM/HR旨味たるや、硬軟のバランス感覚も素晴らしく重厚なロックのダイナミズムと叙情性をふんだんに盛り込み、実にリラックスした姿勢で聴かせてくれます。

なんたって本家が高須クリニックばりに若作りしたボトックス治療ロックをやり痛々しい姿を見せているだけに、今作には代替え品以上の価値を見い出すことが出来ます。洗練された極上のチョイ渋ブルースロックのまろやかな響き、確信犯的なフレーズさえ味方につけ、自身のアイデンティテ
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Inspire-Doctor-Leads to the Lights ★★★ (2021-02-26 17:21:42)

テラローザの曲を高橋喜一が唄うみたいな曲
日本人好みの様式とダークテイスト
シアトリカルな歌も機能しているといえよう
上手いバンドだったがアルバムリリースまでいけなかったのは残念

WITCHFYNDE-Stagefright ★★★ (2021-02-26 16:49:32)

92年に我が国のみでCD化されたレア盤も存在するNWOBHMバンドの2nd。活動キャリアは70年代の中頃にはありポッと出の新人ではない、それだけにマテリアルもあったのかデビュー作の同年に間髪入れずに世に出している。

オープニングナンバーこそ、オカルト神秘主義をど真ん中で受け止めているサウンドを披露しているが、その要素は徐々に薄れ、③のような軽快なロックナンバーが始めれば、事前に聴いていた話と違うぞという事で戸惑いを覚える。
その要素は、マイナスに働いておらず、サタニズムな歌詞もあるのだろうが(日本人なので英語はわかりません。勿論訛りも何十年聴いてもわかりません)全般的には英国流儀に根差したロックサウンドを踏襲、前作の流れを受け止め幅を広げてきた印象も強く、ヘヴィでダークなオカルト神秘主義に傾倒することなくバランス感覚を用いているのが面白い。

他人からの伝
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SKID ROW-United World Rebellion: Chapter One-Fire Fire ★★★ (2021-02-25 13:44:01)

我らがEZOのカヴァー
そういえば同期デビューだもんなぁ
一緒にツアーも出たみたいなニュースもあった気がする
以外とハマっているのに驚いた
でも本家の方が迫力ありますよ
こうして取り上げてくれたことが嬉しい

GRAND SLAM-GOLDEN BAT-D.O.A ★★★ (2021-02-25 13:36:04)

イントロでガツーンといき
Aメロで引く展開
ヴィジュアル系から入った人にも優しい仕様です
本格派のハードサウンド
腕が確かなメンバーが色んな思いを飲み込み時代に合わせアレンジしている
その努力に☆3個献上しますよ


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