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失恋船長さんのページ
失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 1151-1200
SABER TIGER-Paragraph V
BLOODROCK-Bloodrock 2
BLOODROCK-Bloodrock
BIFF BYFORD-School Of Hard Knocks-Scarborough Fair
SAXON-Inspirations-Speed King
SAXON-Inspirations-Paint It Black
Август-Ответный удар
WHITE LION-Anthology ’83–’89
Masters of Disguise-Alpha / Omega
WHITE LION-Anthology ’83–’89-Hungry
VIXEN-Live Fire-You Ought to Know by Now
VIXEN-Live Fire
Color-激突
Валерий Кипелов-Смутное время
Кипелов(KIPELOV)-Звёзды И Кресты-Косово Поле
Кипелов(KIPELOV)-Звёзды И Кресты
ANTHEM-Explosive - studio jam
BERNIE MARSDEN'S ALASKA-The Pack-S.O.S.
BERNIE MARSDEN'S ALASKA-The Pack
STATE OF ROCK-A Point of Destiny
SNAKECHARMER-Second Skin
Rhoads-Into the Future
BERNIE MARSDEN'S ALASKA-Heart of the Storm
AGENT STEEL-Mad Locust Rising
浜田麻里-MAGICAL MYSTERY “MARI” 浜田麻里 LIVE ’85
DAMIAN HAMADA'S CREATURES-旧約魔界聖書 第Ⅱ章
SEX MACHINEGUNS-Best Tracks: The Past and the Future-みどりのおばちゃん
SEX MACHINEGUNS-Best Tracks: The Past and the Future-語れ!涙!
SEX MACHINEGUNS-Best Tracks: The Past and the Future
BOW WOW-Warning from Stardust-Warning from Stardust
BOW WOW-Warning from Stardust-Break Out the Trick
BOW WOW-Warning from Stardust-20th Century Child
BOW WOW-Warning from Stardust-Poor Man's Eden
BOW WOW-Warning from Stardust-Can't Get Back to You
BOW WOW-Warning from Stardust-Clean Machine
1782-1782
GALNERYUS-VETELGYUS
SODOM-Genesis XIX
DAMIAN HAMADA'S CREATURES-旧約魔界聖書 第I章-Sacrifice of Love〜主よ、人の欲望の悲しみよ
DAMIAN HAMADA'S CREATURES-旧約魔界聖書 第I章-Lady into Devil
DAMIAN HAMADA'S CREATURES-旧約魔界聖書 第I章-三枚の照魔鏡
VAN HALEN-Diver Down
DEEP PURPLE-Live in Paris 1975
URIAH HEEP-The Magician's Birthday Party
URIAH HEEP-Celebration: 40 Years of Rock
SILVER MOUNTAIN-A Reunion Live
HARDLINE-Danger Zone-What I'd Like
HARDLINE-Danger Zone
DAMIAN HAMADA'S CREATURES-旧約魔界聖書 第I章-Heaven to Hell
DAMIAN HAMADA'S CREATURES-旧約魔界聖書 第I章-Babel
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発言している20曲を連続再生 - Youtube



SABER TIGER-Paragraph V ★★★ (2021-01-25 12:45:38)

北の狂獣の異名を持つ北海道はおろか、日本を代表するHM/HRバンドによるセルフリメイク作。正直、このシリーズは多いので、全く新鮮味はないのだが、過去に埋もれかけている名曲を掘り起こし、海外のマニアに知らせるには効果的といえるだろうし、新規さんにとっても昔の曲に触れる機会になるので悪いアイデアではない。
ここは、お馴染みの恒例行事として楽しむのが一番でしょう。予想外の選曲もあったりと、個人的には重複のない選曲は大いに買いだし、完結している久保田陽子時代と対峙する下山ヴァージョンの違いを楽しめるのも、この企画モノならではの味わいでしょう。でも久保田さんで完結しているので難しいですよね。
シングルギターだった曲をどう料理するのか、トリオ編成の曲をどう膨らませるのか、そういう知的好奇心をくすぐりまくるリメイクベスト。
現代的なマッシブでメカニカルな要素が増量、その中にある人間力
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BLOODROCK-Bloodrock 2 ★★★ (2021-01-17 21:57:51)

前作同様グランドファンクのプロデューサーとして成功するテリー・ナイトを迎え制作された2枚目。前作同様ヘヴィな音楽性を継承しているが、幾分スマートになった印象を受ける。また、バンドとして実験的な要素も見えたりと次作の布石を感じさせるもポイント。スマッシュヒットを記録する原動力となったシングルの⑦もあり、バンドの名前を一躍ミュージックシーンに轟かせる形となった。
ブルージーな味わいもあるが、ハモンドとコーラスワークも色鮮やかな色彩美を魅せ、ロックの基礎となるアンサンブルの上を革新的な風合いで駆け抜けたりと、当時としては斬新と言えるスタイルを築いていた。
ブルースロックにだけ留まらないエモーションを込めたギター、時には冷徹に響くリズムの上で情熱的に輝く。ソウルフルな歌声は南部らしいが、このグループは、濁りよりも清々しいメロディを盛り込み、繊細さとロックの醍醐味たる野性味を際立たせて
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BLOODROCK-Bloodrock ★★★ (2021-01-17 21:34:52)

よもやブラッドロックの初めての登録をワタクシが行うとは夢にも思っていませんでした。アメリカ南部はテキサス出身の古典HRバンド。そのうねりを上げるヘヴィグルーブとギター、そこにオルガンが絡みバンドサウンドの厚みも倍増。一曲の中に緩急も設け、濃密な初期型ヘヴィロックサウンドを鳴り響かせている。MC5やBLUE CHEERのような生々しいガレージ臭はないが、上記のバンドやGRUND FUNKなどとアメリカンハードシーンの支えたグループとして有名ですね。
特にグラミー賞を取ったWOLFMOTHERにも多大なる影響を与えているバンドとして認知もされています。WOLFMOTHER自体は少々2000年代ならではのオシャレロックなエッセンスが入っていて、個人的にはやりに行ってる感がダメでしたが、こちらはオリジナルたる本物の響きを持っているので、古典HRを知りたいマニアなら是非とも聴いて欲しい一品で
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BIFF BYFORD-School Of Hard Knocks-Scarborough Fair ★★★ (2021-01-16 13:30:48)

ビフのルーツたる曲でしょうね
ロックヴァージョンに仕立て上げ感動も倍増
望郷のメロディ
そしてビフの切ない歌い回し
ベテランの味ですね
こういう曲を取り上げたからバンドでカヴァー集へと向かったのかな?

SAXON-Inspirations-Speed King ★★ (2021-01-16 13:26:35)

クラシック中のクラシックナンバーをカヴァー
これは1月15日にアップされた動画
次のカヴァー集に対する気合いを感じ取れますが
あくまでもカヴァーはカヴァーです
もう少しリッチー愛を感じたかったかな
スピードキングツインギターヴァージョンを楽しみました

SAXON-Inspirations-Paint It Black ★★★ (2021-01-16 13:22:35)

今年の3月リリースのアナウンスを昨年末に届けてくれた先行動画
12月にアップされた動画なのですが相当見ましたね
別のアルバムを登録しようとしたら
今作が自動登録出来るとは驚きです
メンバーにゆかりのある場所なのか?
熱狂的なファンではないので分かりませんが
レコーディング場所も面白いですね
そんな裏側も見れるPV
そして原曲に忠実に行われたリスペクト溢れる好カヴァー
老いさらばえたメンバーのオフショットに微妙な空気も流れますが
モノクロ映像と曲がリンクしているなぁ
ビフの枯れた声も合っている

Август-Ответный удар ★★★ (2021-01-13 15:33:41)

80年代の初頭から活動開始、90年代に一度は歩みを止めるも2003年に復活、現在も活動を続けるロシアの老舗メタルバンドが1989年にリリースした2nd。前作のマイナー臭を払拭、いい意味で洗練された展開にバンドの意気込みも伝わり、DP風味からノリノリのロックアンセムまで多彩な楽曲をロシア風味で料理、彼等が何者かを強烈に誇示してきます。
影響を受けているバンド群のスタイルを実直に受け止め自分達流に再構築、癖強ロシアンワールドによってオリジナルティを猛烈に発散しています。
深みのない共産圏ならではのミックスも気にさせない勢いがここにはありますね。
多彩な鍵盤プレイを前に出しつつ、派手に駆け回る硬質なギター、そして勢いを押し上げるリズムプレイ、重厚で劇的な様式美メタルを引っ提げシーンに切り込んできます。これがロシアでなければ、もう少し認知されそうなのですが、残念ですね。

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WHITE LION-Anthology ’83–’89 ★★★ (2021-01-11 16:31:49)

サブスクで楽しんでいると、思わぬ出会いが訪れます。貴方におススメの一枚だそうで、知らないタイトルに興味も津々。1983年といえば日本のみでリリースされたアルバムよりも前の音源があるというだけでも興奮しますが、今作は、貴重なデモや未発表曲。特に2枚目、3枚目の完成前の音源が聴けたりするのですが、これが驚きである。
特に①に違いに驚愕、アコギで始まる出だしは同じだが、そこから一転、シャープに走り出す。その硬質感と切れ味鋭い曲調に二度見ならぬ三度見も出る始末、予想外の疾走感とハードテイストの増量ヴァージョンに驚きました。彼等の名前を一躍有名にした全米デビュー盤は、いかに売れそうなプロデュースをうけていたかを知ることになります。
本来の彼らがやりたかったのは実に硬派で、欧州風味のメロディを隠し味に大衆性を捨ててない正統なスタイルだったかを雄弁に物語っていました。その魅力はDISC1で
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Masters of Disguise-Alpha / Omega (2021-01-11 16:05:09)

US産スピードメタルの雄Savage Graceのアルバムからバンド名を拝命したバンド。それだけにデビュー作は、バキバキのベース音も含め、完全にフォロワーという形をとっていた。それもカヴァーバンドから派生しているのだから当然です。
今作は、いい意味で彼らの個性を出している。その反面、無頼なコンクリートアメリカンスタイルは捨て欧州風味も倍増。しっかりと歌い込めるシンガーの素養もありMasters of Disguiseの音になってきている。
ギターも巧者であり、よく泣き疾走する。
基本はスピード重視の楽曲と音楽性、彼等のやりたいことは貫かれているが、余所行きに変わった印象は拭えない。特にアコースティカルなパートも増やし音楽性に深みが増している。
この手のスピードメタルにありがちな、勢いだけではない懐も深さ、そういう演者のバックボーンも巧みに取り込み、脱Savage
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WHITE LION-Anthology ’83–’89-Hungry ★★★ (2021-01-10 19:57:07)

このバンドの本当の姿を世に知らしめた未発表テイク集のオープニング
もの悲しいアコギから一転
タイトにスリリングに展開
原曲よりもテンポアップされており
男前度がグッと上がっている
スピーディーな展開になった瞬間
マジのチョ待てよが出た
多分キムタクよりもカッコいいチョ待てよが出た
それくらいカッコいい
オリジナルは売れるためにテンポを落としソフトなミックスになったんだね
このヴァージョンが出ていたら売れていないかもしれないが
メタルファンの間ではもっと高い評価を受けるバンドになっていたろう
そして今なお伝説の正統派ヘヴィメタルバンドとして崇められたと思う
メジャー展開って恐ろしいわ

VIXEN-Live Fire-You Ought to Know by Now ★★★ (2021-01-10 17:58:15)

レイ・ケネディのカヴァーです
こういうセンスが共感度を上げますよねぇ
日本では八神康子が怒られた奴で知られた曲ですね
デヴィッド・フォスター関係者が許さなかったのかな?
しっかりとVIXEN流に仕上がっていますよ
唄っている彼女の変貌ぶりに時の流れを感じます
俺も歳喰ったよなぁ

VIXEN-Live Fire ★★★ (2021-01-10 17:43:18)

L.Aのメタルシーンを駆け抜けた本格派のガールズHM/HRバンドのライブ音源。私が知っているのは、ここに登録されているより2曲多く、一つはベースのロス・シェアが唄う、レイ・チャールズやハンブル・パイが有名にした曲であり、メタル系ならWASPが取り上げたI Don't Need No Doctorとスタジオ音源がないと思われるROCK MEが入っている14曲入りの奴です。

初期の2枚に特化した収録曲の美味しさ、①②⑦⑧が2nd。③④⑨⑩が1st。合い間に挟まれる⑤はバンド紹介。そして⑥はレア音源集で紹介された奴ですね。最後の2曲はレイ・ケネディのカヴァーであり(八神康子が叱られた奴です)レア集にあった奴とヒット曲のアコギヴァージョンと現ラインナップによる挨拶代わりのオマケが収録。これを機に本格的な始動を期待させる内容になっています。

特筆すべきは本編であるライブ
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Color-激突 (2021-01-08 21:35:05)

かつて東のX、西のカラーと並び称された関西圏のロックバンドのフルアルバム。詳しいバイオはサッパリだが(コンピ作に収録されたサウンドバックベイビーが初体験でした)ド派手なルックスとパンクに通ずるようなノリ重視の楽曲が話題となり、ヴィジュアル系バンドの魁として人気を得ていた記憶がある。
とにかく派手派手なルックスと、はったりをかましまくるヘタな歌声が、物凄い雰囲気を醸し出し胡散臭さが漂いまくる。その何とも形容しがたい、ごった煮感が醸し出す危うさ、危険極まりない火薬の匂いが漂うバンドサウンドが、上手くハマれば破壊力も倍増するでしょう。
個人的には少々軽めのミックスと、パンクな歌い回しにハマらなかったが、TOO MUCHな初期型ヴィジュアル系ならではの型にハマらない大きな意味でのハードサウンドが魅力ではあったのでしょう。
今作一枚しかもっていないし、ヴォーカルであるダイナマイト
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Валерий Кипелов-Смутное время ★★★ (2021-01-03 16:57:46)

元ARIAであり、ソロで活動するギタリストのセルゲイ・マブリンとARIAの看板シンガーだったヴァレリー・キプロフの二人がメインを張るロックプロジェクトのアルバム。作品はこの一枚しか残していないが、今作は②でブルースをやったり、トリッキーなプレイを押し込んだ、明るめの③が序盤から登場と、古めかしいロシアンメタルとは違う路線を提示。欧州のシーンに打って出ようとする冒険心。局地的な音楽性からの脱却を目指しているように感じられ、ドリーミーなオペラロックナンバー⑥まで放り込み、バラエティ豊かな楽曲を揃え楽しませてくれます。
基本軸は正統派メタル、ロシア仕込みの癖強いスタイルではなく、もっとワールドワイドな感性に磨きをかけている。その修練の賜物は英詩タイトルになっている⑦なんかに現れているでしょう。
キャッチーなメロディとゴシカルな曲調、ゾクゾクを煽る高揚感、キーボードも効果的に使われド
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Кипелов(KIPELOV)-Звёзды И Кресты-Косово Поле ★★★ (2021-01-03 16:30:03)

ドラマティックですね
リリシズム溢れるメタリックな大作ナンバー
荒涼とした大地
虚しく響く孤高のメロディに胸がキュンとなります
ロシア語なんで何を唄っているか分かりませんが
なんとなく読めるコソボ
そういう事をテーマにして歌っいると決め込んで聴いていますよ
だから悲しいメロディなんだなぁ

Кипелов(KIPELOV)-Звёзды И Кресты ★★★ (2021-01-03 16:27:07)

知る人ぞ知るロシアのメタルシーンを代表するバンドARIAのフロントマンだったヴァレリー・キプロフのソロバンドの3枚目。2002年から活動しているのでコンスタントとは言い難いが、合い間にライブアルバムを2枚挟んだり、コンピ作を出したりとロシアあるあるがあるので、ご無沙汰感は少なめだが、それでも待ちに待った待望の新作と言えるだろう。
衰え知らずの艶のある歌声を軸に、時代遅れと言われそうなトラディショナルサウンドを引っ提げ、期待通りの作風を提示してくれた。勿論、現代的なエッセンスは無視していないし、テクノロジーの恩恵はロシアにも届いており、かつてのような脆弱な音質とは無縁のサウンドを轟かせている。
少々ミックス的には、歌モノバリにキプロフの歌声強めとなっているが、癖が強めのメロディラインを絶妙な感性で押さえ込みワールドワイドな作風に終始している。ロシアの風は吹いているかも知れないが
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ANTHEM-Explosive - studio jam ★★★ (2021-01-02 17:13:26)

ANTHEM feat. Graham Bonnet名義でリリースされたスタジオジャムセッションライブを収録した企画モノアルバム。過去に一度アンセムの曲をグラハムが唄う企画を成立させたが、今回のコラボも両方のファンが得をする内容に落ち着いている。
自動登録出来ないので下記に収録曲を紹介
1. Gypsy Ways(WIN, LOSE OR DRAW)
2. Cryin’ Heart
3. Midnight Sun
4.Since You Been Gone
5.Lost in Hollywood
6.Desert Song
7.The Witchwood
8.Night Games

頭3曲はアンセムのカヴァー、かつて一緒にやった奴、④⑤はRAINBOW、⑥はMSG、⑦はアルカトラス、ラストはソロからという、グ
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BERNIE MARSDEN'S ALASKA-The Pack-S.O.S. ★★★ (2020-12-30 18:33:10)

癖がないですね
そのクリアーさがコクを薄めているが
バーニーファンにとってはお待ちかねのブルースナンバー
三連が心地よいです

BERNIE MARSDEN'S ALASKA-The Pack ★★ (2020-12-30 18:30:30)

前作から間髪を入れずにリリースされた印象の強い2nd。オープニングからポップセンス全開のライトな曲で幕開け、完全に振り切っているので不自然さは皆無、むしろ前作で免疫が出てきているので問題なし、今作もこっちでいくんだなぁと確信しました。少々ハードタッチの②、AOR調の軽やかな③とハードなものを好む耳では、眠くなるのですが、中盤ではバーニーに期待するブルース臭が香りだし、気分を持ち直す。クリアーな歌声のシンガーの声質にも合う、チョイ足しブルージーのオシャレサウンドで埋め尽くされている。喰い足りなさを誘発するライトロック路線。とにかく、売れることを念頭に置いたサウンド故に、聴き手を選ぶでしょう。
個人的には、オジサンになり守備範囲も広がりましたので、容易に受け入れるのですが、お金出しては行きづらいサウンドではあります(安っぽいキーボードを引っ込めたのも正解)。現在はBRONZE YEAR
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STATE OF ROCK-A Point of Destiny ★★★ (2020-12-29 16:18:56)

SHYのシンガーとして知られるトニー・ミルズが、ドイツのメロディアスHM/HRバンドFRONTLINEのメンバーと合流、そして作り上げたのがキーボードも大活躍の、涼やかでダイナミックなハードサウンドが心地よく駆け抜ける王道メロディアスHM/HRサウンドを披露。時折、ミルズのハイトーンが煩わしいと感じる場面もあったりするが、両者の特色を生かした骨太感のある叙情派路線は、メロディ派の耳を存分に楽しませるでしょう。
小難しい解釈なのど皆無、その実直なる姿勢は逆に新鮮だなと感じさせる場面もあったりと聴きようによっては景色も変わるから不思議だ。
勿論、ド定番と言えるバラード風味満載のメロウな曲もありますのでね、グッとハートを掴まれますよ。裏切らないことが一番の裏切りというベタさが最強なんだということを雄弁に物語る。王道メロディアスHM/HRサウンドの旨味。良い歌とメロディがあれば良いと
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SNAKECHARMER-Second Skin ★★★ (2020-12-29 15:47:06)

ブリティッシュロックマニアなら、腰を上げずにはいられないベテランが集うロックプロジェクトの2枚目。こんかいはバーニー・マースデンの名前はないが、代わりに参加したのがサイモン・マクブライドという玄人好みのマニア泣かせメンバーが参戦、WISHBONE ASHを支えたローリー・ワイズフィールドとの相性も上々に、バーニー不在が不満となることなく機能していますね。
元々がブルースベースの王道ブリティッシュロックでしたからね、テクニックよりもフィーリング重視、このベテラン集団が培った経験を余すことなく伝えてくれるだけで十分です。期待を裏切らない展開、上手い歌とツボを押さえたプレイ、その滋味深いハートフルメロディと躍動するロックなリズム、聴いていて嬉しくなうような懐かしさ、熟練度の高さからくる安定感、そういった全てに癒されますね。
期待を裏切らないが、退屈させては意味がない。何の特色もない
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Rhoads-Into the Future ★★ (2020-12-28 18:23:31)

知る人ぞ知るランディ・ローズのお兄さん、ケル・ローズ率いるバンドのデビュー作。今となってはニック・メンザがドラムを担当している方が話題性もあったりするのだろうが、サウンドとしては軽快なアメリカンロックサウンドが満載、ミックスも軽めの仕様で、ドラムを音作りには殺意すら覚えるほど、苦手なミックスなのだが、ケルはチョイハスキーなラフでワイルドな歌声を披露、ガンガンを攻め込み気持ちよく歌っている、その悪っぽいノリが噛み合えばよいのだが、なんでこんなペラペラのミックスにしたのか理解が出来ない。
ロックのもつダイナミズムをすっぽり抜け落ちているぞ、そんな個人的な不満はあれど、割と勢いで押し切っており、Rude Awakeningに参加するギターのジョン・グッドウィンも派手に迫っている。
何を聴かせたいのか、バンドの核となる部分が分かりづらいバンドサウンドが大きく評価を分けるでしょう。しか
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BERNIE MARSDEN'S ALASKA-Heart of the Storm ★★★ (2020-12-28 18:04:07)

WHITESNAKEから抜けたバーニー・マースデンが新たに立ち上げたバンドがコチラになります。時代は1984年、多くのバンドがアメリカへの進出を伺う時代、衰退する英国シーンに見切りをつけてとなるのだが、今作は雑誌の評価も低く日本でも話題に上ることなく消失。のちに、同じ英国勢のLIONHEARTは再考の機会を与えられたが、同じような路線のアラスカはダメだった。
端的に言えば、徹底的にブルース臭を抜いたWHITESNAKEとも取れる堅実なプレイと楽曲を用意、もっとブルージーに染め上げた方がバーニーらしいと思うが、それではレコード契約もきつかろうと推察できる。しかし、ファンが求めるものとの乖離が評価を下げたのは間違いなく、何を聴けばよいのかと言いたくなるほど、お気楽なキーボードの登場に脱力するのは間違いない。特に今の感性でいけば、キーボードの音は安売りスーパーの如き軽薄さが漂っている。
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AGENT STEEL-Mad Locust Rising ★★★ (2020-12-28 17:37:38)

我らがコンバットから1985年にリリースされたEP。
SIDE.A
1.The Swarm Is upon Us
2.Mad Locust Rising
Side B
3.The Ripper (Judas Priest cover)
4.Let It Be Done / The Day at Guyana
一曲目は10数秒で終わるインスト。③はJPのカヴァーですから、オリジナルは2曲と判断することになりますが、ツインギター編成になり、1stから2ndへの過渡期となる音楽性の意味合いはとても大きく、スピード狂を身上とするマニアは勿論、バンドを愛する方なら押さえて欲しい一品ではあります。のちに再発されるフルアルバムにボートラ扱いで収録されることにはあるのですが、やはり単体の作品として、楽しんでもらいたいので、復刻された今作を見かけた方は是非とも
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浜田麻里-MAGICAL MYSTERY “MARI” 浜田麻里 LIVE ’85 ★★★ (2020-12-28 17:12:43)

脂乗った1985年のライブを収めた一枚。映像作品としては、浜田麻里メインのカメラワークに、ロックバンドとしての醍醐味や臨場感を味わえない一枚だったので、感触が良いとは思えなかった一品。スポットライトの当たらないバックメンバーの思いを感じると無念である。確認できる佐藤克也も辛かったろうが、音源のみとなると話は別であり、ここで味わえる珠玉のロックナンバーに胸がキュンキュン鳴りっぱなし、カヴァーソング②も嬉しい誤算だし、こういう守備範囲の広さをアピールしてきたのは正解だと思う。
80年代の後半位から路線変更して成功した片鱗を感じさせ、偏見の強い国産メタルシーンを考えると、このまま踏みとどまらせるのは勿体ないと思っていたので、後の成功に賛辞を送りましたね。
そんな過渡期となる85年のライブ、人気も絶頂であり、大きなホールを埋める実力派の彼女、そんな当時の充実した活動を反映するような、
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DAMIAN HAMADA'S CREATURES-旧約魔界聖書 第Ⅱ章 ★★★ (2020-12-27 18:38:09)

一般メディアでもチョイとした話題のダミアン浜田陛下率いるロックプロジェクトの第二章となるアルバム。筋は通っているがバラエティに富んでいた前作と比べ、方向性を絞った印象が強い荘厳なるチャーチメタルサウンドが全開。その濃密な世界観故に、少々胃もたれを起こしそうになるが、これがダミアン浜田陛下ワールドだというメッセージ性は強く、2枚を一緒にするよりは切り離した方が無難だったと思わせる出来栄えとなっている。
堅実なプレイで濃厚な世界観を支える演者の器用さに目を細めつつ、やはり、この可愛らしい女性シンガーの声質が全てを結審するようなバンドだと思っている。
幼いというのか、あどけなさの残るストレートな歌唱スタイルは、何とか少年少女合唱団的なニュアンスが、この荘厳なサウンドと合わさることで増幅されているなぁと感じる面はあるのだが、ストレートにロックを歌い上げる女性シンガーは稀有な存在、見た
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SEX MACHINEGUNS-Best Tracks: The Past and the Future-みどりのおばちゃん ★★★ (2020-12-23 13:48:16)

この曲をやるときはストライプの服を着て聖書を配って欲しい

SEX MACHINEGUNS-Best Tracks: The Past and the Future-語れ!涙! ★★★ (2020-12-23 13:46:40)

青春しているねぇ
ストレートな歌詞もグッと響きますよ
競馬で穴を買うときにサビを口ずさみます
勿論負けた後もね

SEX MACHINEGUNS-Best Tracks: The Past and the Future ★★★ (2020-12-23 13:44:26)

一時期はお茶の間にも顔を出す機会があった国産HM/HRバンドのベスト。個人的には、ハマらなかったが、一時期はそこそこ人気のあったグループだったはずである、特に一般層にも受け、メジャー流通の活動をしていた稀有なバンドだったと認識しています。
定額制なんでタダで聴けますからね、腹立たないのですが、やはりオマージュがキツイなぁと感じる面が多々あり、あっ、それが苦手で避けていたんだということを思い出した。
コミカルな歌詞を許せないほど、ケツの穴は小さくないが、メタルを知らん奴らに、その手口は日本で一番有名なロックデュオと同じなので、好みの問題だが気になると厳しい。
しかし、無料となると話は別で分かりやすいメタルソングが満載、成り立ちもバイオもサッパリの初心者のワタクシには、非常にありがたいカタログであり、この一枚でバンドの魅力が十分に理解できます。
スピード重視のノリの良
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BOW WOW-Warning from Stardust-Warning from Stardust ★★★ (2020-12-23 13:25:35)

再結成後にリメイクされたヴァージョンも良いが
思い入れはこちらの方が強い
荒廃した雰囲気が曲調に滲み出ていますね
荒涼とした叙情的メロディをビターテイストで味付け
拳を握りしめながら唇をキュッと噛みしめたくなります
カッコいい大人のハードサウンド
BOWWOWのラストアルバムは実にバラエティに富んだものになっています
こういう曲をサラリとやってのけるバンドの懐の深さに唸りますね
北斗の拳なんだよなぁ

BOW WOW-Warning from Stardust-Break Out the Trick ★★★ (2020-12-23 13:20:13)

トリッキーなリフワークが印象的ですね
斎藤の男臭い歌も
この手の曲に似合います
臭めの日本語歌詞も逆に好きですね
ワイルドかつキャッチーなのもカッコいい
B時代ならではの魅力ですよ

BOW WOW-Warning from Stardust-20th Century Child ★★★ (2020-12-23 13:17:43)

LIVEでも定番の一曲になります
歌詞も日本語なので狙いは分かりますよ
シンプルでキャッチー
彼等流のロックアンセムです
派手なギターを楽しみましょう
歌メロも一発で耳に残ります

BOW WOW-Warning from Stardust-Poor Man's Eden ★★★ (2020-12-23 13:16:01)

ストレートに突っ込んでくるハードロックナンバー
勢いだけではないキメの細やかさに日本を感じますね
でもワイルドさは十分ありますよ

BOW WOW-Warning from Stardust-Can't Get Back to You ★★★ (2020-12-23 13:12:57)

B時代ならではの豪快なロックナンバー
このキャッチーなエッセンスもバンドの武器ですね
中盤のシリアスな展開が好きですね
一筋縄ではいかないんだよなぁ

BOW WOW-Warning from Stardust-Clean Machine ★★★ (2020-12-23 13:11:47)

シャープでメタリックなリフが耳を惹きますね
ドラムも暴れているよ
男らしいワイルドさも前に出たメタリックなナンバー
クールだなぁ
噛みつくような歌もロックしてますよ

1782-1782 ★★★ (2020-12-18 20:55:46)

イントロからサバス愛も炸裂するイタリアンドゥームプロジェクトの1st。禍々しい闇の世界に委ねられた、おどろおどろしいホラーサウンド、その恐怖を増幅するようなレトロな音色とエコーの掛かったヘタウマな歌声が、ズンドコとうねりを上げながら聴き手の感情に忍び寄り徐々に侵食。強めのアルコールを飲み干したような焼け付く焦燥感が、どこか心地よく酔いが回るように歪ませていきます。
古臭い手法の古典ドゥームと現代的なストーナー系の持つ鮮度、その両面から追いかけてきたサイケなジャズブルースロックの普遍的響きに往年のバンドと重ね合わせ楽しんでいます。新鮮さは少ないが、それがドゥーム系と言えるので無問題。オジーのように引きずるような歌い回しも悪くない、感情を揺さぶる暗黒ギター、ヘヴィグルーブを核に現代的洗練度も手懐け、鬱屈とした世界観を演出している。
ちぎっては投げを繰り返す倦怠感のあるグルーブもハ
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GALNERYUS-VETELGYUS ★★★ (2020-12-18 20:25:49)

若きギターヒーローと目され、デビュー当時から話題だったSYU国産メタルバンド。前任シンガーが苦手なタイプであり、また所謂メロパワもちょっと苦手なので手が出なかった。
小野先生になってから、過去のリメイクを聴いたがハマることなく今日まで来ているのが現状。とは言いつつもカヴァー集は選曲の良さも手伝いコンプリートしてるが、オリジナル作にどうにも馴染めなかった。でもそんな聴いていないし、アルバムもつまみ食い程度。今作も貴方の好みの曲ですで、サブスクのおススメに単に従い手を出しただけ。
そうしたらですよ、ケルト風のメロディは飛び出すわ、流行りのEDM風味はあるは、テクニカルなギターも当然出てくるがバンドとしてのバランス感覚が素晴らしく、唄を中心にキーボードも名わき役として随所の存在感を残し、とにかく鮮度の高いサウンドで魅了。なんでもありの柔軟さ、これがガルネリウスなのかと思うと恐れ入る
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SODOM-Genesis XIX ★★★ (2020-12-17 15:22:14)

最終的に、トム・エンジェルリッパー以外のメンバーを刷新した形となった新生ソドム。ツインギター編成の4人組となったが、バックファイアなどの懐かしい名前もあったりと、マニアにとってはニヤニヤさせてくれる要素もあるだけだが、単純にバックファイアのバンドとトムが合体しただけとも言え、そうなれば政治的なバランスも気にかかるも、2020年という背景に不純物が混ざる要素もないので問題なくチャレンジできました。なんたってお金かかりませんのでね。
今作の特徴は、速さに特化したスタイルとは違い、非常の重く荒々しい展開に終始しており、148キロのストレートでも前に飛ばすことを許さずにバットを折りまくる、剛球路線へと展開。禍々しい黒く濁った感情が吐き出されるソドム流ブラッケンドメタルへと仕上げています。感触は徹頭徹尾ヘヴィなのに、のべつ幕なしのスピード狂路線とは違い、間合いを持たせたことで凄みが増し、それ
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DAMIAN HAMADA'S CREATURES-旧約魔界聖書 第I章-Sacrifice of Love〜主よ、人の欲望の悲しみよ ★★★ (2020-12-17 14:56:03)

魔界聖書というアルバムタイトルのイメージがソックリハマるような一曲
これで歌い手に妖艶さが備われば完璧ですね
専任キーボードの使い方も世界観を大きく広げダミアンワールドを強めています
なんか起きそうで起きないもどかしさもあるが
第2章に繋がる何かを期待させる曲調でもある

DAMIAN HAMADA'S CREATURES-旧約魔界聖書 第I章-Lady into Devil ★★★ (2020-12-17 14:52:04)

プログレッシブロックな展開と耳なじみの良いメロディ
その一筋縄ではいかないアレンジが耳を惹きます
こういう曲を料理できるバンドメンバーがいることが強み
懐の深い魔界サウンドに魅入られます

DAMIAN HAMADA'S CREATURES-旧約魔界聖書 第I章-三枚の照魔鏡 ★★★ (2020-12-17 14:49:30)

メロディアスかつ勇壮なミドルナンバー
アルバムの中ではストレートな曲調である
詩の世界観などダミアン浜田陛下ならではでしょう

VAN HALEN-Diver Down ★★ (2020-12-17 14:28:48)

アルバムの半数近くがカヴァーソングという風変わりなスタンスになったアルバム。前作がセールス的に失敗した煽りだろうが、このやり口には些か驚かされる。
底抜けに明るいアメリカンロック路線を追求しつつも、ギターオリエンテッドな作風を貫こうと苦心する姿にロックバンドとしての矜持を、売れなければいけない苦悩を感じるが、今作はその両面を絶妙に押さえ、よりジャンル不問のロックスタイルへと昇華させている。何を聴きたいかで大きく評価を分けるだろう、ハードなものを好み耳には、チョイとやり過ぎとも思えるが、いずれにしろ商品としての質の高さは揺ぎ無い。ヴァン・ヘイレンというブランドの価値を上げるには十分なインパクトがある。一家に一枚という側面から見ても、このやり方は正解。非難を押さえ込むだけのアイデアが詰まっているという事でしょうね。

DEEP PURPLE-Live in Paris 1975 ★★★ (2020-12-15 15:31:18)

バンド脱退を決めたリッチー・ブラックモア。この時期のラインナップは相当、人間関係に軋轢があったろう。それでなくともリハーサル嫌いのリッチーなのだから、今作における準備はいかほどだったのかと興味は尽きない。オープニングからサウンドチェックを入れたりと、不安な気持ちにもなるが、同時に妙に生々しい緊張感が漂い今作の成り立ちを含め、期待感を煽る。結論から言えば、リッチーはバンドに対する情熱が失われていたと感じる、しかし、そういう中でも第三期時代の曲を意外なほど真面目に取り組み、けして親指一本でプレイするなどの皮肉を感じることのない、やる気を見せており、前評判ほどの不満を感じることなく大いに楽しみました。何と言ってもこの時代のライブは貴重ですからね。ましてや、脱退を決めたラストステージとなれば、尚更の事です。
手直しなしのノーカット版、その意味合いは大きい。ふてくされ気味と言われるリッチーの
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URIAH HEEP-The Magician's Birthday Party ★★★ (2020-12-14 14:15:17)

2001年にロンドンで行われた一大イベントを収録したライブ盤。フルパッケージではないし曲順も変えられている。しかし、今作には、そんな事はどうでも良いと思わせる圧倒的な魅力がある。それは、恩讐を乗り越えて、あのケン・ヘンズレーが参加していること、そして久ぶりにジョン・ロートンが美声を披露。さらにはゲストとしてFOCUSのタイス・ヴァン・レールがフルートとヨーデルを披露していたりと、お楽しみが多い。
特に20年の時を経て参加するケンの雄姿には、ファンならずともグッとくる要素も大きくあり、その夢の競演に興奮を覚えますね。
現ラインナップは①から④までと続けて披露、②ではタイスがお得意のヨーデル&フルートを用いり大いに楽しませてくれる。これは、後半が楽しみで仕方がないぞと思っていたら、⑤からはケン・ヘンズレーが本格参加、しかも名曲『July Morning』ときてますからね、興奮しな
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URIAH HEEP-Celebration: 40 Years of Rock ★★★ (2020-12-14 13:24:38)

アルバムタイトルが全てを物語る40周年を記念するリメイクベスト。①⑤は新曲だが、違和感なく収まり往年のヴァイブスが感じられ嬉しいボーナスとなっている。
長きに渡り活動を続けるラインナップによる、リメイク集だけに綻びもなく等身大の魅力を表現、現ラインナップでのHEEPというのも余すことなく伝えてくれる。もっと、あの曲が聴きたいというのもあるのだが、初期の傑作に絞ったのは正解だろう。個人的に、漏れた選曲も含め第2弾、第3弾を聴きたいものだ、やはり予想外の曲が欲しいものです。自身のセルフリメイクも含め、見事に大役を務めたバーニー・ショウ流石にジョン・ロートンの歌っていた⑨辺りは分が悪いものの、温かみのあるジェントリーな歌声で見事にフロントマンとしての重責を果たし、バンドの顔であることの正しさを証明、口うるさいファンの不満を押さえ込むには十分な活躍だったと思う。
名曲⑭も、ようやくち
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SILVER MOUNTAIN-A Reunion Live ★★★ (2020-12-12 14:07:54)

2010年に行われた関係者大集合の復活ライブ。ヨハンソン兄弟の不参加は残念だが、クリスタル・メンツァーの他にヨハン・ダールストロームがヴォーカルとして自身の持ち歌を担当。パー・スタディン以外にも初期に在籍していたインゲール・ステンキスト、ドラムはマルテン・へーデナーにマッツ・ベルゲンツの二人がしっかりと参加、お祭り的な意味合いのあるリユニオンライブに華を添えています。
元々DVDとして世に出ていたもの数曲カットして配信しているので編集点がおかしいなぁと思うものあるのだが、いやいやこれがどうして、生々しいリアルライブを味わっているような雰囲気があり、ミスも含め、これがあのシルヴァー・マウンテンだという魅力を思いっきり味わえます。
上手いとか下手では出せないアンサンブルと、主役たるヨナスのギター、個人的にはヨナスが奏でる必殺のクラシカルフレーズにグッとくるので、大いに楽しみました
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HARDLINE-Danger Zone-What I'd Like ★★★ (2020-12-12 13:41:56)

ヘヴントゥナイト風な曲ですね
インギーの横で歌うジョニーも悪くないなぁと感じましたね
アクセル・ルディ・ペルともやっているのだから見てみたい気がします

HARDLINE-Danger Zone ★★★ (2020-12-12 13:40:35)

ジョシュ・ラモスもいなくなり、すっかりジョニー・ジョエリのソロプロジェクト的なニュアンスも強まったが、それもこれもFRONTIER RECORDSのバックアップもありということで、欧州風味を倍増のメロディアスロックサウンドへと仕上がり無国籍スタイルへと昇華。哀愁を塗した繊細さのある叙情性、そこにジョニーの熱を帯びた歌声が情熱的に絡み力強さを補完、ともすれば暑苦しくなる歌声も巧みなディレクションのもと、押さえ気味に仕上げることで万人向けのメロディアスサウンドへと仕上げています。
大きな驚きも裏切りもない、安心安全の歌モノロック。過激さや新しい風を浴びたいマニアにはおもろくないでしょうが、ここで聴ける抜群の安定感、そして心を震わすエモーショナルなジョニーの歌声、この手のメロディアスロックに必要不可欠なものが全て揃っているように感じます。個性のある歌声のジョニーを主役に決めたことが成功に
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DAMIAN HAMADA'S CREATURES-旧約魔界聖書 第I章-Heaven to Hell ★★★ (2020-12-11 12:15:34)

レンジの広い歌声
ある意味ここまで女性的な声質のシンガーがメタルを唄うというのを知りません
ともすれば歌唱力のあるアイドル的な可愛い声である
それが荘厳なダミアン叙情派ロックと有機的に絡むというのだから驚きだ
究極のミスマッチ感はあれど
普段メタルを聴かない人にはドンピシャを人材だった
本当にかわいい声なのにロックを迎え撃っている
バックの演奏も味わい深いものがあるねぇ
グッとくるよ~
ワタクシを魔界へと誘ってくれます
美しいピアノにキュンとなるわ
一ミリも無駄のない展開に唸りますね

DAMIAN HAMADA'S CREATURES-旧約魔界聖書 第I章-Babel ★★★ (2020-12-11 12:12:24)

SE的な①に導かれ炸裂するシンフォニックなダミアンワールドも全開
涙で枕を濡らしたという生活感のある歌詞は気になるが
始まりましたよーと高らかに宣言している
アニソンよろしくな歌声は個人的にイマイチ馴染めないが
多くのファンを迎えるべき体制は整っていました


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