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失恋船長さんのページ
失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 1801-1850
ROUGH CUTT-Rough Cutt
ROUGH CUTT-Wants You-The Night Cries Out (For You)
RAILWAY-Climax
CRYSTAL VIPER-The Curse of Crystal Viper
KIMMO KUUSNIEMI BAND-Moottorilinnut
ROUGH CUTT-Rough Cutt-Cutt Your Heart Out
ROUGH CUTT-Rough Cutt-Take Her
ROUGH CUTT-Rough Cutt-Dreamin' Again
DORO-Classic Diamonds-Metal Tango
DORO-Classic Diamonds-I Rule the Ruins
DORO-Classic Diamonds-Für immer
DORO-Classic Diamonds-All We Are
DORO-Classic Diamonds-Breaking the Law
LITA FORD-Out for Blood
Hammerschmitt-Hammerschmitt
BLACKMAYNE-Blackmayne
SIX FEET UNDER-Eruption
SIX FEET UNDER-Six Feet Under
FASTWAY-Bad Bad Girls-She Won't Rock
FASTWAY-Bad Bad Girls-I've Had Enough
FASTWAY-Bad Bad Girls-Big Beat No Heart
FASTWAY-Bad Bad Girls-Lucky To Lose
FASTWAY-Bad Bad Girls-Miles Away
FASTWAY-Bad Bad Girls
SKAGARACK-A Slice of Heaven-Angel Eyes
SKAGARACK-A Slice of Heaven-Open Your Eyes
SKAGARACK-A Slice of Heaven-Anytime, Anywhere
SKAGARACK-A Slice of Heaven
SKAGARACK-Hungry for a Game-This World
SKAGARACK-Hungry for a Game
RTZ-Return to Zero
MANIA-Changing Times
TYGERS OF PAN TANG-Tygers of Pan Tang
METALITE-Biomechanicals
CRAZY LIXX-Forever Wild
METALITE-Heroes in Time
NAZARETH-Play 'n' the Game
DAMNED NATION-Road of Desire
TYSONDOG-Crimes of Insanity
ANGEL WITCH-Angel of Light
ANGUS-TRACK OF DOOM
BLOOD OF THE SUN-Death Ride
LAST AUTUMN'S DREAM-A Touch of Heaven
RED ZONE RIDER-Red Zone Rider
X-WILD-Savageland
CURVED AIR-Air Conditioning-Vivaldi
SAVAGE MASTER-Myth, Magic and Steel
VIOLENT DEFINITION-Life Sentence
X-WILD-Monster Effect
LEE AARON-Bodyrock
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発言している21曲を連続再生 - Youtube



ROUGH CUTT-Rough Cutt ★★★ (2019-11-29 14:00:27)

NIJI MUSICの力添えも有ったのか大手WANNERからリリースした1st。ウエンディ&ロニー夫妻のバックアップは大きく、曲作りなどのも関与したと言われているが、その辺りに②③とカヴァーソングが続く構成になったのだろう(③はオーストラリアのChoirboysのカヴァー)、ポール・ショーティノの新人離れした貫禄たっぷりの歌声は、オープニングナンバーから炸裂、ゆったりとしたリズムだが妙に癖になるリフと哀愁が漂うメロディは、このバンドの魅力を端的に告げるもの、若干の肩透かし感はあったが、曲そのものの魅力は個人的にRough Cuttと言えばこれと思うほど大好物です。
予想外のスタンダードなカヴァーソング②に面喰らったが、これがポールに良く似合う。もはやポールの持ち歌レベルの仕上がりに驚かされたまま、シンプルはポップロックの③に流れる展開は、ある意味勢いが足りない。次も素晴らしいバラー
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ROUGH CUTT-Wants You-The Night Cries Out (For You) ★★★ (2019-11-29 12:47:23)

アルバムを締めくくるに相応しいムードのあるバラード
ポールの歌声が優しく抱きしめてくれる

RAILWAY-Climax ★★★ (2019-11-29 12:40:29)

新たなギタリストとして参加したフロリアン・オールガイアーと、初期メンバーであるアーミン・シュラーが再びシンガーの座に帰り着いてリリースされた3rd。それまで揶揄され続けてきた小型ACCEPTからの脱却。より幅広い音楽性を取り込む事でメインストリームの世界へと打って出た作風に転じてはいるが、総じて、王道スタイルを踏襲するサウンドである為に、安心して聴く事が出来る。その代わり、ややスリルは足りないのだが、キレまくる③やメランコリックな出だしはACCEPTバラード風だし、そこから剛毅に転じるのもジャーマンスタイルと言うものだろう。
音楽性云々よりも、このバブリー臭の漂うミックスに全てが起因しているように思える。欧州由来の泣きと剛毅なジャーマンテイストの角を取る事で丸みを帯びているが、このバンドが醸し出す男臭さも同時に楽しめるので、ここは趣味趣向の問題だろう。シンガーが変わったからこそ、挑
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CRYSTAL VIPER-The Curse of Crystal Viper ★★★ (2019-11-27 14:31:37)

いつの頃からかTRUE METALなる言葉が声高に叫ばれるようになったのが(真実のへヴィメタルってねぇ、世の中が勝手に解釈を変えただけなのに)、そんな多様化する時代にポーランドから登場したのがマルタ・ガブリエル擁するバンドのデビュー作。リードシンガーのみならず、ギターも弾ける彼女は、バンドの創作面を司るバンドの要なのだが、そんな彼女を支えるのがプロデューサーであり、結婚相手でもあるバート・ガブリエル。この二人がいればバンドは永遠に続くのだろう。ちなみにバートはSkol Recordsの創設者であり、レーベルの志向を考えると、このバンドの音も合点がいきますよね。

紛うことなきクラシックメタルの世界観を踏襲。高揚感のあるメロディと攻撃的な演奏はへヴィメタルのカタルシスを解放するに適していると言え、中世ヨーロッパの世界を下敷きにしたファンタジックかつヒロイズム溢れるサウンドを、ど
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KIMMO KUUSNIEMI BAND-Moottorilinnut ★★★ (2019-11-27 03:02:37)

フィンランドのロック史を語る上では外せないバンドであるSarcofagus。2枚のアルバムをリリースするも満足がいく結果を得られずに、心機一転レーベルを移籍するも、前の所属先からバンド名を使う事を許されなかったために、ギタリストであるキムモ・クーシュニエミの名前を前面に押し出す形でリ・スタートしたのが今作。実質Sarcofagusの3枚目と言えるのだが、シンガーが3人いたりと、バンドだったのかプロジェクトだったのか、詳細は不明だが、世の中がNWOBHMブームに乗る中で、このバンドも感化されたのは間違いなくSarcofagus時代から比べると攻撃性やスピード感も増しへヴィメタルブーム到来を予感させる音楽性へとシフトチェンジした。ゲストシンガーである、キルカはフィンランドを代表するシンガーであり、所謂歌謡曲的な曲(シュラガーってやつね)で成功を収め、80年代の中頃にはロック色を強めたアルバム
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ROUGH CUTT-Rough Cutt-Cutt Your Heart Out ★★★ (2019-11-25 22:42:47)

シャープに切れ込んでくるメタリックな疾走ナンバー
ハスキーでセクシーな声が全部持っていくね

ROUGH CUTT-Rough Cutt-Take Her ★★★ (2019-11-25 22:40:14)

ロニーとグレイグのDIO組が楽曲を提供
でもグレイグは元ROUGH CUTTなんでややこしいねぇ
シンプルだが耳を惹くリフに尽きる
走らないオープニングってのもこのバンドらしいね
なんだかんだでROUGH CUTTと言えばこの曲を真っ先に思い出します
イイ曲ですよ

ROUGH CUTT-Rough Cutt-Dreamin' Again ★★★ (2019-11-25 22:37:56)

ようやっと完全オリジナルの曲が登場するのですが
バラードだったと言うオチに肩透かしを喰らったマニアも多かったろう
このエモーションと泣き
そして新人の一枚目とは思えない落ち着き払ったパフォーマンス
これは黙って受け入れ酔いしれましょうよ
リズムもズシズシ決まってるんだよね

DORO-Classic Diamonds-Metal Tango ★★★ (2019-11-23 01:20:26)

オリジナルにあった勇壮さの中にある哀愁
そのセンチメンタル感が倍増
サビメロに向かってのカタルシスに感動
これもありだなと思わせるアレンジが秀逸です
哀切を讃えたドロ節も大好物
メランコリックなソロもたまらん

DORO-Classic Diamonds-I Rule the Ruins ★★★ (2019-11-23 01:15:31)

ヴァッケンのステージでも証明されたオーケストラとの共演
その勢いと言うか相性の良さをこの曲を聴けば感じる事が出来るでしょう
無理無駄のないアレンジ
この曲に限らずメロディの良さを際立たせている
オリジナルの硬軟交えたニュアンスがイキイキとしているねぇ

DORO-Classic Diamonds-Für immer ★★★ (2019-11-23 01:13:05)

これが完成形なんだと思わせる仕上がりです
オリジナルも良いがコチラの方がドラマ性がアップ
これが感動を運んできますよ
収まるべくして収まった珠玉のバラード

DORO-Classic Diamonds-All We Are ★★★ (2019-11-23 01:11:19)

不滅のロックアンセム
今なお色褪せない名曲をオーケストレーションを加えアレンジ
メロディの良さを際立たせたね
ドロの衰え知らずの歌声が胸を打ちます
唄の上手い下手では出せない彼女の生き様にグッときます

DORO-Classic Diamonds-Breaking the Law ★★★ (2019-11-23 01:08:44)

アコースティカルなアレンジにしたのは正解
ドロのエモーショナルな歌声が泣かせます
そしてオーケストラが参加してから一気にスパーク
ウド・ダークシュナイダーも加わり大円団を迎えます

LITA FORD-Out for Blood ★★★ (2019-11-17 20:56:38)

トニー・アイオミの元カノ(ブートだが音源も録音)としても有名な元Runawaysのリタ・フォードのソロアルバム第一弾。地味目だが実力のあるリズム隊を引き連れ、彼女をメインに据えたやり方は正解。誰が主役かをビジュアル的に明確なものにしたのだが、そんなイメージ戦略は必要なしの元気溌剌な本格派のロックサウンドを披露、とにかく音が楽しそうにコロコロと飛んだり跳ねたりとロックなリズムに合わせ大騒ぎしている。
シンプルに聴かせる手腕と見た目以上にハードに迫る本格派志向、それでいながらも大衆的な面を際立たせるアレンジは見事、彼女の才色兼備ぶりを遺憾なく発揮している。ポップな躍動感と火薬の匂いが漂うロックの香り、キャッチーな歌メロと抜群のグルーブ感を誇るリズム、メジャーロックの醍醐味を味わえる一品ですね。

Hammerschmitt-Hammerschmitt ★★★ (2019-11-15 20:28:51)

しゃべらないマジシャン、トランプマンが深酒をしてしまい、悪ふざけを極めたようなジャケットが印象的です。ツインギターを擁するドイツ産の正統派HM/HRバンドは1985年にリリースした1st。
オープニングからクラシカルテイストも感じさせるスリリングなインストナンバーで幕開け、その流れを組むように、ドイツ版のシュラプネル系とも言えるガチムチのスピードメタルへと流れるのだが、それだけに留まらずハロウィーンタイプのシュラガーメタルに、バラードへと流れる展開もあり、バラエティ豊かな味付けが施されている。とはいえ、ハイトーン系のシンガーが、やや画一的な歌い回しに終始している場面があり、張り上げた瞬間に皆同じと聴こえるのが残念。歌い手もけして下手ではない、そういう意味では、もう少し聴かせ方に気を配ってくれると、感触も大分違ったと思うのだが、このハイトーンは武器だけに難しい問題だ。
しかし切
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BLACKMAYNE-Blackmayne ★★★ (2019-11-15 19:49:29)

NWOBHMの流れを組むバンドが1984年にリリースした1st。オープニングから炸裂する攻撃的なリズムと疾走感、そして憂いのあるメロディが沸々と沸騰する、熱情型のサウンドが激しく燃え盛っております。その流れを壊す事無くアルバムは続くのだが、ある意味、型にハマったタイプのバンドではある。それはSatanだしGrim ReaperだしDiamond HeadだしBlitzkriegと言ったバンドが作り上げたスタイルの継承である。それだけに新鮮さは薄味だが、セオリー重視の音楽性と言うのは悪くない。むしろ、自分達のやりたい事に純粋に取り込んでいるように感じられ好感が持てる。商業ベースに乗るのとは違う、若さに任せたガムシャラさが、聴き手を鼓舞し、熱いものを突き上げさせてくれた。
それにしてもNWOBHMは奥が深い、このクオリティでも埋もれるのだから、シーンの隆盛というのか流れの速さに驚かされ
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SIX FEET UNDER-Eruption ★★★ (2019-11-15 19:36:32)

オープニングからハモンドがウネリあげる古典疾走ナンバーで幕開けと、このバンドの持ち味が炸裂。ロバート・プラントを意識したアウアウアウのシャウトも狙い通りといったところか、そして②ではギターが良く歌う哀メロ路線に転向と、このバンドの守備範囲の広さを知らしめる事に成功、前作にあったイモ臭さを消しつつも、パープル、レインボー、UFOと言ったバンドから受けた影響をふんだんに感じさせるサウンドを披露。これぞSIX FEET UNDERという音楽性を展開している。

今の耳で聴けば古臭さは否めないだろうが、メタルバブル勃興前の玉石混合な時代だから感じられる洗練と気骨溢れるロックなサウンドが、互いを高め合うように共鳴し合い、激しくぶつかり合っているのが印象的だ。
素直なメロディが優しく鳴り響く、シングルカットされたバラード③も嫌みなくスッと溶け込めるのも、そういう背景があればこそであ
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SIX FEET UNDER-Six Feet Under ★★★ (2019-11-15 19:18:53)

活動期間が82年から85年までと短期間だった北欧の正統派HM/HRバンドの1st。我らがZEROコーポレーションからリイシュー盤が出た時は驚きましたが、ギターのトーマス・ラーションがグレン・ヒューズのソロに参加したり、BALTIMOOREにいたりと、その辺りの影響もありタイムリーなリリースだと思っていた。
こうして時代が過ぎ、この音を聴けば北欧のメタルシーンにおけるUFO、パープル、レインボースタイルと言うのが、いかに影響を及ぼしていたかが分かる。確かにEUROPEのヒットがスウェーデンのロックシーンにおける成功例ではあるが、あのスタイルが北欧の全てではないと言うのを如実に物語っていますね。
今はいないでしょうけど、80年代とか90年代には、EUROPEが北欧メタルを作ったみたいな大ウソをコキまくる輩が沢山いましたのでね。

コブシを回すように濃厚な味付けのギター
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FASTWAY-Bad Bad Girls-She Won't Rock ★★★ (2019-11-12 12:58:29)

これもステファニー・ボジャースのソロに提供していました
英国風味満点のメロディアスロック
ライトな感覚を加味させているが十分ブリティシュと言える
こちらもサビを連呼するタイプです

FASTWAY-Bad Bad Girls-I've Had Enough ★★★ (2019-11-12 12:54:54)

ポール・ディアノとデニス・ストラットンの二人による
プロジェクトThe original Iron Menにも取り上げています
リー・ハートよ
節操が無さすぎるぞと言いたくなりますが
こちらが先だもんな
でも個人的にはコチラを後に聴きました
ポール・ディアノとリー・ハートの唄を比較するのはナンセンスですが
The original Iron Menはパワフルだったぞ

FASTWAY-Bad Bad Girls-Big Beat No Heart ★★★ (2019-11-12 12:51:23)

こちらも敵は海賊に収録されています
シンプルに打ち鳴らされるビート
英国的なリズムとメロディ
この展開は癖になりますよ

FASTWAY-Bad Bad Girls-Lucky To Lose ★★★ (2019-11-12 12:49:55)

敵は海賊というアニメのサントラに提供されていました
キレのあるカッティングが印象的です
カラッとしたポップソング的な側面はあるのだが英国だ

FASTWAY-Bad Bad Girls-Miles Away ★★★ (2019-11-12 12:47:49)

この曲はかつてステファニー・ボジャースに提供しましたね。
英国的な色合いの強い曲ですが
ファースト・エディ・クラークにしては大人過ぎますかね
このリフは耳に残ります
あとマイルズ・アウェイって連呼しすぎじゃないの

FASTWAY-Bad Bad Girls ★★ (2019-11-12 12:45:37)

元々はファースト・エディ・クラークとピート・ウェイの大物英国ミュージシャンの融合が話題となったバンドだったが、ピートが早々とバンドを去ったのは、ある意味当然の結果だったのかもしれない。そんな話題性を抱いて活動を続けるも、決定打のなかったバンドなのだが、1990年リリースの今作は、リー・ハートの力を借りて、英国テイストを生かしたアメリカ寄りのハードサウンドを披露。正直、どちらが先なのかは分からないものもあるが、既発というか、カヴァーされというか、提供したと言うか、とにかく他のプロジェクトに顔を出した楽曲が多くあり、ある意味、オリジナルはコチラだ的なお楽しみ感があるのが最大の聴きどころ。良くも悪くもまとまった音楽は、エディの破天荒さを期待したファンにとっては肩透かし感はハンパないのだが、リー・ハート関連と考えると、こういう作風に収まったのは以外で無いと言う一品。
地味目だし、オーセンテ
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SKAGARACK-A Slice of Heaven-Angel Eyes ★★★ (2019-11-11 21:25:59)

北欧の風が吹いているねぇ
コーラスのもって生き方なんてお国柄のなせる技でしょう
ひんやりとした感触
そして泣かせのサビとビックコーラス
そこからのギターソロでしょ
ベタだけどたまらんわ
あの曲に似てるなんて言っちゃダメよダメダメ

SKAGARACK-A Slice of Heaven-Open Your Eyes ★★★ (2019-11-11 21:19:17)

やりやがったなぁ
この野郎と言いたくなりますね
ツボを付く北欧テイストと王道な泣かせの展開
甘く切ないメジャーロックの醍醐味を味わいましょう
フォリナーのようだと言われたのも納得です

SKAGARACK-A Slice of Heaven-Anytime, Anywhere ★★★ (2019-11-11 21:17:25)

爽快ですね
心が洗われますね
マイナー調で押し切らない大衆性と朗らかさ
まるであの曲のようだ
唄いかたはあいつにソックリだと非難されそうですが
ベタに敵う者なしです

SKAGARACK-A Slice of Heaven ★★★ (2019-11-11 21:15:58)

一聴して頭をよぎったのは北欧のGloryの2枚目でしたね。北欧らしいフックに富んだ哀愁のメロディ、程良い甘さもアクセントとなっているが、そこにブルージーなテイストを導入。時代の流れを読み取り今まで以上にアメリカンな方向性に傾いているその為に、個性は薄まったが、マイナー臭を払拭することに成功、前作よりもメジャー感を増しているのが印象的です。北欧ハードポップと括るよりも広い意味での大衆性を纏ったAOR調のハードサウンド、その旨味と開き直り感は、マニアならずとも大いに楽しんでもらえるでしょう。ライトな感覚なのに、ウエッティな質感を残すメロディとギターワーク、単なるフォロワーでは終わらない、自らのアイデンティティを誇示するようにSKAGARACKサウンドを展開しているのが嬉しい。ベタに敵わないを実践していますね。

SKAGARACK-Hungry for a Game-This World ★★★ (2019-11-11 20:58:40)

この雰囲気に酔えるねぇ
男の哀愁美が漂っています
多様性を帯びたアルバムを象徴するように
違いタイプの名曲が登場する
泣き泣き泣きで流さないサビメロも大好きです
そしてギターはここぞで泣きまくります

SKAGARACK-Hungry for a Game ★★★ (2019-11-11 20:55:58)

知る人ぞ知る北欧メロディックマスターの一人、トーベン・シュミット引き入るメロディアスHM/HRバンドの2nd。北欧風味の残しつつ、アメリカ寄りの王道スタイルを取り込み、明確に何を聴かせたいかを定めている。その為に、ハードエッジは不足しているが、この丸みを帯びたマイルドなサウンドと、北欧特有の透明感、そして虫歯がうずくスイートメロディの数々、嫌みのない朗らかさと、ほんのりと漂う哀愁美、その大衆性を帯びた作り込はメジャー級のバンドと比肩出来るクオリティを保持しています。前作を聴いてファンになったマニアは勿論、これからバンドに触れたいと思う新規さんにも訴求する魅力を発散していますね。一口で語る事の出来ない多様性を帯びた楽曲をねじ込んでも、八方美人に感じさせないのも今作の強みでしょうね。

RTZ-Return to Zero ★★★ (2019-11-10 18:38:23)

BOSTONの初期メンバーであるバリー・グドロー、そこに同じくBOSTONのブラット・デルプが加わり結成されたバンドのデビュー作。BOSTONと比較すると、よりシンプルに作り上げている為に、少々地味に感じるのだが、バリーの堅実な作業は曲作りの上手さにおいては目を見張るものも有り、味わい深いポップフィーリングを堪能出来る。そこに秀逸なる歌メロと歌唱スタイルを落ち込みバンドサウンドに華を添える、実力派シンガーのブラットのエモーショナルヴォイスが乗るのだから、歌モノマニアなら存分に楽しめるでしょう。
派手に走ったり、頭を振るだけがロックではない、大人が聴いても恥ずかしくないメロウさ、潤いがあるのに、アーシーな質感はバンドの個性であり武器なのだろう。このゆったりとしたリズムも雄大さを演出。スケールの大きさも、キャリアあるバンドの持ち味なんでしょうね。個人的には少々メリハリに欠ける面があるの
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MANIA-Changing Times ★★ (2019-11-10 17:25:52)

マイケル・キスクのアマチュア時代のバンドに後任として参加した実績のあるクリス・クラウケ。彼のイマイチ頼りない歌声に、どうも調子ハズレな気分になるのだが、欧州由来の湿り気とダークテイストを纏ったパワー漲るスピードHM/HRサウンドは、ドイツらしい生真面目さが漂い、そのおかげで遊びの部分は少ないが真摯にへヴィメタルと向き合っている。
バンドの目指すサウンドも、ガチンとハマれば、そのスケールの大きさに期待値も上がるのだが、一曲の中にカッコいいクールな部分と、ダサい不器用さが同居しており、その比率にノレそでノレない、もどかしさに見たいなモノを感じるのが評価を分けるでしょうね。初期HELLOWEENに通ずるような、親しみやすさも顔を覗かせたりと、角度を変えてみると違った表情を魅せるもの面白いですね。

TYGERS OF PAN TANG-Tygers of Pan Tang ★★★ (2019-11-09 20:43:39)

若かりしジョン・サイクスがいたバンド。そのおかげでNWOBHMの中でも後年、特別な扱いを受けたように感じるが、このバンドは、そんな話題にしがみ付かなくとも十分魅力的な楽曲を届けており、真のNWOBHMマニアなら、サイクス時代以外も存分に楽しんでもらえるでしょう。チョイチョイ集合離散を繰り返してきたバンドだけに、安心できない面も多々ありますけどね。

今の時代を見据えたベテランバンドの一撃、古さに埋没しないが、背伸びをしない余裕のあるサウンドは、実に伸びやかに新生TYGERS OF PAN TANGサウンドを奏でている。またソーレン・アンダーセンやハリー・ヘスの二人がミキシングとマスタリングで参加、二人のアドバイスがあったかは不明だが、メロディの味付けなど、随分とメロディアスで練り上げられているなぁと感じますね。かつての彼らとは確実に違う、細部に拘った音の作りにも耳が行きますね
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METALITE-Biomechanicals (2019-11-09 20:10:40)

シンガーの座がエリカ・オールソンに変更。そしてドイツのAFM Recordsから2枚目をリリースしました。前任者よりも年齢も上がり、幾分ロックなビッチ感も増しましたが、根幹となるEDMのリズムを大胆に取り込んだメロディアスHM/HRサウンドは健在。個人的には、EDMは死ぬほどきらいで、へヴィメタルの対極にあると思える音楽性だと思うのだが、この手の水と油商法は、既にシーンの中でも確立されつつあるジャンルであり、これからも多くのバンドが後続を連ねる事となるでしょう。

瑞々しく躍動する壮麗なリズム、逞しい程に派手に暴れる電子音、そこに刃を立てるメタルなサウンド、北欧特有の透明感と、耳馴染みの良い大衆性がガップリ四つに組みあっています。
今なお貧乏臭いNWOBHMを聴き楽しみ四畳半一間の貧相な耳には、オシャレすぎてついて行けないが、こういう音を入り口に、メタルの世界に足を踏み
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CRAZY LIXX-Forever Wild ★★★ (2019-11-08 17:47:12)

先人達からの影響を包み隠さずに現代に伝える北欧産スリージー系ハードサウンドを売りにしたバンドのアルバム。作品を重ねるたちに、そのゴージャス感というのかメジャー感が高まるのだが、今作もその流れを踏襲したものとなり、硬軟のバランスが取れたメジャー級の作風に落ち着いた。典型的なNWOTHMなだけに、目新しい発見は皆無だが、その代わりに視聴感は抜群に良く、これからハードなサウンドに触れたいと思う方には、丁度よいサウンドだと思う。
勢いに満ちているが、丁寧な作り込も親切心に溢れており、この辺りが聴きやすさを誘発している。
ライブで盛り上がりそうなコーラスワーク、パーティー感もそこそこに、ジャンル不問のフェス向けのバンドサウンドに仕上げてきた最新作。こういう路線は今の時代、大いに支持されるだろう。

METALITE-Heroes in Time (2019-11-08 17:33:04)

国内盤はRubicon Musicからリリーされている北欧のメロディアスHM/HRバンドの1st。メロディアスと言っても今風のデジタルサウンドを大導入、EDMのリズムを取り込んだダンサンブルなビートとハードなバッキングを主軸に、真面目そうな女性シンガー、エマ・ベンシングが素直な歌唱スタイルを披露する、新時代の予感を漂わせるデビューアルバムですね。
所謂、YouTubeで話題をかっさらい大きなディールを獲得したという今風の話も納得の音楽性なのだが、聴きやすさの代わりにエッジ不足かつロックなエナジーが少々不足気味なのが喰い足りないと思わせるのだが、昨今のブームを考えると、当然といも言える音楽性であり、わが国でもBABYMETALが世界中を席巻しているのだから、こういうスタイルが新時代のメタルとして牽引するのも、ありなのではないだろうかと思っている。
ハッキリ言ってメタルを初めて触
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NAZARETH-Play 'n' the Game ★★★ (2019-11-06 17:09:14)

どういう訳か日本では絶望的に人気の出ないバンド。はやり島国日本人の感性に、この泥臭いブルース系のハードブギーは受けないのかといつも思うのだが、当時のメディアやDJの口に合わず、その人たちを追いかけるしかない、ステレオタイプの人たちの影響も有って、今だにマイナーな存在なのだが、海外では伝説的なバンドであり、今なを現役であるのが凄い(歴史があるだけにメンバーは変わっている)
個人的にはロックと言えば、真っ先に思い出される音であり、シンガーであるダン・マッカファーティーの個性豊かな塩っ辛い歌声が似合う、ご機嫌なロックナンバーが目白押しと相変わらずのスタイルですが、カヴァーは4曲も有り、いずれもアメリカと方向性にライトさが加わってはいるものの、変えようもない英国の血が、独特の湿り気と憂いを楽曲に帯びさせているので、ファンなら安心して手を出せるでしょう。
売れ線志向に媚を売りきれなかっ
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DAMNED NATION-Road of Desire ★★★ (2019-11-06 16:55:30)

オープニングからカヴァーディル風の唄い回しが似合う北欧風へヴィロックで幕開け、質の高い演奏と唄によって、この古典的な楽曲を安心して聴く事が出来ます。ベタなんでヘタを売ったら大変ですからね。時代は1999年、そういう背景を想像して聴けば、こういう路線と言うか音楽性に落ち着くのは当然とも言え、先人達の影響を自分達流に解釈した楽曲は、どれもが手堅く、そして練り上げられており、安心して聴いていられます。新鮮味の薄い楽曲なのにフレッシュ感が漂っているのも魅力的、こじんまりとした感もあるけど、百花繚乱、色鮮やかでバラエティに富んだ楽曲を自分の好みで楽しんで聴けるのが今作最大の売りでしょう。また、最終的に、北欧風味満点の爽快感で包んでいるのも、マニア筋を喜ばせる要因でしょう。なんでもミント味にするんだなと思う方は止めた方が良いですけどね。

TYSONDOG-Crimes of Insanity ★★★ (2019-11-06 16:42:21)

遅れてきたNWOBHMと呼ばれる1986年リリースの2nd。鋭角的に切り込まれるリフワーク、ド派手に打ち鳴らされる攻撃的なリズム、元気一発のコーラスワーク、そして過激な演奏に負けない熱を帯びたクールヴォイス、このプレスラッシュと呼べるスピーディーかつメロディのある楽曲は、まさにNWOBHMの流れを明確に受け継いだものだろう。NEAT謹製の不明瞭な音質が、なにもかもをブチ壊している感はあるのだが、その生々しい粗さが聞き様によっては、過激さを倍増していると取れなくもないのがポイントだろう。
レーベルの性質を理解している身としては不満はもはやないのだが、初見の方は相当驚くでしょうね(このバンドに限らずね)前作から比べると、落ち着きを払ったヘヴィネス路線も増え、全てにおいて成長の跡も見受けられる、それだけに今作を残して解散したのは残念で仕方がないのだが、英国の憂いを纏ったパワフルサウンドを
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ANGEL WITCH-Angel of Light ★★★ (2019-11-04 19:21:34)

伝説のNWOBHMバンド、衝撃のデビュー作が及ぼした影響、そのおかげでマニア筋から神格化されるような一枚だったのだが、個人的には、2枚目も3枚目の大好きで、80年代当時でも時代錯誤なサウンドを提供してきた彼ら、今作は正に往年のNWOBHMから連なる系譜を踏襲したエンジェルウィッチサウンドを披露。もやっと霞の掛かったようなくぐもった音色、煮え切らない歌メロと歌声、そしてウネウネと絡むリフワーク、どこか妖しげで淫靡な空気感すら漂わせる、魔術的響きにグッと引き寄せられます。
前作よりも焦点を絞り、金看板となる昔のスタイルを引っ張り出しただけに、これでコケるわけにはいかないのだが、果たして今の若い人に、素直に走り出さないサウンドがどう届くのか、チョイと不安材料はありますが、このバンドに求めるのは、そんな即効性とは違う、禍々しくも美しいダークテイスト満載の英国式の様式美サウンドと言えるでしょ
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ANGUS-TRACK OF DOOM ★★★ (2019-11-03 20:39:29)

オランダ産の正統派HM/HRバンドの1st。パワフルかつクリアーな歌声はハードなバッキングに負けじと対峙する頼もしい姿に、これぞ正統派と言いたくなりますが、奇をてらう事のない鋭利で硬質なサウンドは、まさにへヴィメタルの醍醐味を堪能させると言うモノ、濃厚にて密度の濃いサウンド、NWOBHMからJPにメイデンまで王道を押さえ、アグレッションを加味する展開も、古典サウンドを愛する方ならツボでしょうね。
二匹?のケンタウロスが競い合うように走るジャケットワークを想起させるようなヒロイズム溢れる音楽性もへヴィメタルには良く似合います。アタッキーなドラムと良く動き回るベースの二人から生み出される極上のグルーブ、芸達者なギターは鮮烈なプレイで聴き手を魅了、派手さに逃げない堅実さが逆に魅力となり、この正統性の強いへヴィメタルサウンドには良く似合う。アコギも挟みドラマ性と高めているのも印象的だ。また
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BLOOD OF THE SUN-Death Ride ★★★ (2019-11-03 19:44:12)

マルチプレイヤーとして活躍する元COVENANTのデイヴ・グライダーとドラマーのヘンリー・ヴァスケズらが中心となり結成されたUS産のガソリン臭さをまき散らす、図太いハードドライヴィングサウンドが売りの古典HM/HRバンドの3枚目。
今回はヴォーカルにデレク・セント・ホルムズを迎え準備万端、危険な香りが充満する古典ロックと、酒臭さに胸焼けする濃厚なハードブギー、それらを牽引するのがデイブの、歪みまくったへヴィなハモンドの音色、そして濃密な絡みを魅せる酔いどれリズムの強烈なグルーブ、そして二本のギターが噛みつくほどに獰猛な雄たけびを上げ弾き倒されるのだから、これはロック好きにはたまらんものがあるでしょう。狙ったように、先人達からの影響も散りばめた楽曲とプレイは、今のご時世、逆に新鮮に耳に届くから不思議なものです。
ロックの原点たるブルースの濃度を高め、サイケデリックを隠し味に、豪
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LAST AUTUMN'S DREAM-A Touch of Heaven ★★★ (2019-11-02 18:49:26)

この時期と言うか晩秋の季節に思い出されるのが、このバンドですよね。バンド名に相応しいと言うのか、そのイメージを壊さない哀愁度の高い叙情的なメロディーを軸に、エッジの効いたハードサウンドが絡む泣き、郷愁を擽る哀メロの数々にキュンとなりますよね。
老獪なテクニックを駆使し衰えを感じさえないどころか、貫禄を漂わせるミカエル・アラードソンの歌声、アンディ・マレックのギターも、必要以上に弾く事はないのだが、随所に存在感を見せつけるパートがあり、このバンドの充実度を感じますね。ポジティブな気持ちになるポップフィーリング、甘口なメロと唄い回しなのに、ホロリと泣き笑いさせるのが、今作の魅力でしょうね。明るい泣かせの叙情派サウンド、このバンドが行きついたのが、このスタイルなら大正解でしょうね。
マンネリ化を押さえる為なのか、それとも新たなるパートナーとして迎え入れたのか、ドラムのジェイミー・ボ
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RED ZONE RIDER-Red Zone Rider ★★★ (2019-11-02 18:36:16)

ヴィニー・ムーア、ケリー・キーリング、スコット・クーガンの三人によるロックプロジェクトチーム。ケリーのソウルフルな歌声を生かしたブルージーかつソリッドなへヴィロックサウンドを披露、パッと聴けば一頃大流行の70年代型の懐古主義サウンドとなるのだが、ヴィニーのテクニカルなプレイもサラリとねじ込むサウンドは、現代的な要素も嫌みなく盛り込み、無理無駄のない理にかなった音楽性に落ち着いている。無難な作りの楽曲が多いため、興奮度は少なめかも知れませんが、この自然なスタイルの中で奏でるスピーディなリックの数々、無駄に走らないブルージーなスタイルとの相性も抜群に良く、ヴィニーの新たなる魅力を発見したと言えよう。こういうストレートに打ち出されるロックな感性を大切にしたサウンドと言うのは、今のご時世、実に新鮮に聴こえましたよ。

X-WILD-Savageland ★★ (2019-11-01 22:36:15)

アルバムをリリースする度に個性を見出してきた彼ら、今作はオーセンティックなHM/HRサウンドを下地に、自分達が参加したバンドのフィルターを通す事でバンドの流儀を見出している。こうなると1stのRUNNING WILD丸出しの、ロックン・ロルフに対するあてつけアルバムがネガティブなイメージを植え付けてしまった事が悔やまれる形になったのは残念だ。
個性と共に音楽性の幅も広げた感はあるのだが、こうなると、この表現力に乏しい塩っ辛い声もマイナスにと、色んな意味で欠点を露呈する形のなったのは因果なものだ。とはいえラストアルバムとなる今作までビクターは面倒をみたのだから、日本人好みの頑固一徹ジャーマンスタイルを踏襲しているので、その筋のマニアには需要もあるでしょう。
一旦気持ちをリセット出来る今だからこそ、再挑戦する価値はあるかも知れませんね。

CURVED AIR-Air Conditioning-Vivaldi ★★★ (2019-10-28 14:35:56)

このバンドを代表する一曲でしょうね
開始して1分少々でヴァイオリンがの独奏パートに流れるのだが
これがスリリングかつ鮮烈なインパクトを残す
その後も実験的な要素を孕んだノイジー系の電子音もねじ込み
70年代初頭ならではの前衛的なスタイルは聴く者の感性に突き刺さるでしょう
後半に向けてヴァイオリンが先導するスリリングな展開
その切迫感に手に汗握る興奮を覚えるでしょう
どういう訳か秋も深まる季節になると無性に聴きたくなる一品です

SAVAGE MASTER-Myth, Magic and Steel ★★★ (2019-10-28 14:21:06)

日に日に肥える女性シンガー、スティシー・サヴェッジを擁するUS産のカルト系メタルバンドの3枚目。彼女以外のメンバーは黒頭巾をすっぽりと被りステージに佇むと言う背徳感MAXのサタニカルな演出を施すバンドですが、今作も今までの流れを踏襲する古典HM/HRサウンドを披露。いい意味でのメタル同好会的な匂いに、メジャー流通の洗練されたサウンドが主食に方には、マニアック度が高めかもしれませんが、このシケシケ感もある正統派サウンドは、手作り感の強めだった今までと比べると平均的な水準がアップ。灰汁も薄まり聴きやすくなってきましたね。
ギタープレイ一つとっても懐かしい空気が漂い、派手ではないが堅実なプレイは、時には邪気を払い旋律にまとわりつき、妖艶な魅力を放っています。スティシーの歌声もけして邪悪系ではないので、このギターの音色との相性は、このバンドの魅力の一つなんだろう。いい意味での隙間の空いたバ
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VIOLENT DEFINITION-Life Sentence ★★★ (2019-10-28 13:51:33)

ある意味、ヨーロッパ随一のスラッシュ大国と過言ではないギリシャのバンドによる1st。これが実に爽快感のあるピュアスラッシュを披露。ハイピッチのシンガーもしっかりと唄い込み、噛みつくように鋭くシャウト、スラッシュシンガーかくあるべきなハイテンションヴォイスを轟かせます。緩急自在のギタープレイもスリル満点、豪快にうねったと思えば、キュイーンと高速プレイで魅了、そのスリリングな展開に前のめりにさせられます。爽快感を担うのは、このスパーンとキレたドラムも重要、荒々しいエネルギーが加速しながら突っ込んでくる楽曲構成と相まって、スラッシュメタルの醍醐味を堪能出来る。
その要因となるのが、過激なのにキャッチーさがあるという事、またスラッシュ全盛の時代を踏襲したスタイルは単なる懐古主義では終わらない、バンドとしての真摯な姿勢、この音に対するリスペクトが感じられるのが強み。

X-WILD-Monster Effect ★★ (2019-10-26 19:14:25)

このバンドの性質を考えると致し方ない事なのだが、オープニングからRunning Wild感が丸出しの為に、本家を知っている人がどこまで許容できるかが全てだろう。誰もが、本家の出涸らし感を感じずにはいられないのだが、好きモノにはたまらない重厚なジャーマンスタイルのパワーメタルサウンドを貫いているので、モノマネだろうが、俺はこのサウンドが大好物なんだと溺愛指数100%の猛者なら大いに楽しめるでしょう。
流石のワタクシも1stは許せたが確信犯と言うには、やり過ぎな2枚目は少々厳しく映る。しかし、アルバムを通して聴けばアラばかりが目立つのだが、好みで数曲選び聴けば、このバンド特有の魅力たる、剛毅なパワー漲るメロディアスなハイエナジーサウンドに血も滾りますね。

本家同様、もう少し歌えるシンガーがいれば、このバンドに対する評価も変わったでしょうね。シンガーまで、ロルフの小型化じゃ
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LEE AARON-Bodyrock ★★★ (2019-10-25 01:20:08)

確かな歌声と画になるヴィジュアルを併せ持つも、イマイチ弾けられない本格派の女性シンガー、リー・アーロンの歌モノ路線アルバム。前作の流れを組むメインストリーム寄りだが、安直なポップロックをやらないのが彼女の魅力なのだろう。それが逆におモロないと言われる要因なのだが、カナダのバンドらしい生真面目さと大らかなグルーブ、それらはけしてアメリカで受けないような要素ではないのだが、新鮮味が薄いのは間違いない。
また、島国日本においては、この平坦なグルーブとメロセンスは、そんなに愛されるものではないので評価も厳しいものへと繋がりますよね。そんな批評が多い中でも、アーバンな魅力漂うハードサウンドの⑤なんて、彼女の骨太の歌声と売れ線志向もハマり、これくらい唄って貰わないと困りますよねという、聴き手の不満の残さないパフォーマンス力を常に持っている実力派だけに、決定打が欲しいと言わざるおえないだろう。難
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