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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 2151-2200
ANTHEM-NUCLEUS-Awake
ANTHEM-NUCLEUS-Unbroken Sign
ANTHEM-NUCLEUS-Overload
ANTHEM-NUCLEUS
MOTORHEAD-Bad Magic-Till the End
MOTORHEAD-Bad Magic
HIDDEN INTENT-Fear, Prey, Demise
CONCEPTION-My Dark Symphony
BLOOD TSUNAMI-Grave Condition
VOLCANO-Darker Than Black
GIOELI-CASTRONOVO-Set the World on Fire-Fall Like an Angel
GIOELI-CASTRONOVO-Set the World on Fire-Who I Am
BACKWATER-Final Strike
BACKWATER-Revelation
SNOWBLIND-Snowblind-Hold on
SNOWBLIND-Snowblind-Losing My Place
SNOWBLIND-Snowblind-Sierra
V2-Out to Launch
ROSE ROSE-Brutalize
ROSE ROSE-Mosh of Ass
TYSONDOG-Beware of the Dog
GIOELI-CASTRONOVO-Set the World on Fire-Ride of Your Life
Set the World on Fire
REVOLUTION SAINTS-Light in the Dark-I Wouldn't Change a Thing
REVOLUTION SAINTS-Light in the Dark
TALON-Vicious Game
44 MAGNUM-ANGEL NUMBER
BOBBY MESSANO-Messano
DOKKEN-Return to the East Live 2016
NORTHWARD-Northward
大山まき-AcoMetal
Daida Laida-Dreamer's Train
NORWAY-Night Dreams-Night Dreams
NORWAY-Night Dreams-Heartbeat
SURVIVOR-Eye of the Tiger-Children of the Night
SURVIVOR-When Seconds Count-Backstreet Love Affair
BONHAM-The Disregard of Timekeeping-Wait for You
SHARK ISLAND-Law of the Order-Shake For Me
SHARK ISLAND-Law of the Order-Paris Calling
Within the Fire-Still Burning
DEXTER WARD-Rendezvous With Destiny
SWEET & LYNCH-Only to Rise
Hyena-Keep It True
T&N-Slave to the Empire
ESPERANTO-Esperanto Rock Orchestra
Nutz-Hard Nutz
SHAH-P.S.I.H.O.
INTRUDER(THRASH)-A Higher Form of Killing
LADY SABRE-Enchanted
THIN LIZZY-Thunder and Lightning-Cold Sweat
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ANTHEM-NUCLEUS-Awake ★★★ (2019-03-29 22:04:45)

アンセムお得意のパワフルな3連ナンバー。個人的にも大好物な一曲であり、この曲を森川で聴けるのは嬉しい。
メロディアスかつパワフルなミドルナンバーに負けない森川の歌唱力の高さ。
元曲に忠実であればこそ、余計にその部分が強く響き渡ります。このリメイクは大歓迎ですよ。

ANTHEM-NUCLEUS-Unbroken Sign ★★★ (2019-03-29 21:59:59)

これに関しては個人的に、今作収録のアルバムを聴いたときから森川が唄うイメージが頭をよぎった。
それだけに思い入れも強く、また仕上がりにおける満足度や感動の度合いも大きい。
流石、森川之雄といいたくなる哀愁を帯びたストロングヴォイス。甘さを排しビターな大人の味わいを加えている。
それでいてアンセムらしい叙情性を押しつぶす事無く、その世界観を広げているのだから圧巻である。
坂本英三も良かったが、個人的には森川ヴァージョンの方がしっくりくる。

ANTHEM-NUCLEUS-Overload ★★★ (2019-03-29 21:54:46)

オリジナルでは坂本英三がかなり粗めの歌入れを行っていた。
過酷なレコーディングの精だったのか体調不良だったのかは分からないが、少々気になる仕上がりだった。
ここではその不満が解消され楽曲の魅力が倍増された。
泣かせのギターソロもグッと響いてきますよ。
森川の唄によって生まれ変わった曲なのだが、ミキシングを担当したイェンスの手腕も大きいだろう。
ギターもファットになり逞しさも加わった。あらゆる面でリメイクして大正解の一曲。
全般的にキュッと締めあげメリハリが付いているも印象的。これこそOVERLOADなんでしょうね。

ANTHEM-NUCLEUS ★★★ (2019-03-29 21:43:43)

過去の作品も海外でリリースされていた実績はあるのだが、今回のような海外主導の形でリリースされるのが初めてとなる、アンセムの本格的な海外戦略第一弾アルバム。内容はリメイク作となるのだが、全編英詩に変更した事で印象がガラリと変わった。
ただの英詩ではなく外国人に通用する英詩と言うのが重要なのである。収まるべくして復帰した森川が、坂本英三時代の曲を中心に再結成以降の楽曲を手掛けたのも斬新なアイデアであり、個人的にはグラハム・ボネットと作ったアルバムと一曲も被っていないのが嬉しい。

オープニングナンバーから印象が変わった感が強いのだが、その印象は②で一気に加速、森川もライブで歌い込んだ曲を新たに英詩で歌いなおすと言うのは、かなりの難業だったと推察出来る。それでなくとも坂本英三による渾身の歌入れを取り直すのだ。ましてや、森川の得意なキーで無いものもあったはずである、そんな中でも
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MOTORHEAD-Bad Magic-Till the End ★★★ (2019-03-28 20:51:01)

燻銀です
泣かせます
ベテランの味わいです

MOTORHEAD-Bad Magic ★★★ (2019-03-28 20:47:01)

よもや今作がレミー・キルスターの遺作となるとは夢にも思わなんだ。制作前から噂になっていたと言われる体調不良など微塵も感じさせない、モーターヘッド印満載の暴走ロックが満載。その魅力は頭2曲で発揮されているが、煙臭いブルースベースの暴走サウンドのカッコよさに、多くのファンは安堵の気持ちに包まれたでしょう。ここまで愚直に自分達のスタイルを踏襲し再現する姿は美しい限りだ。もはや疑いようのないスタイルと音楽性、その魅力をひたすら鍛錬したバンドを前に戯言は無用でしょう。
耳に残るフックとキャッチーさも爆音サウンドを際立たせるのに効果的、やや元気がないのかぁと思わせるレミーをサポートするように味のあるギタープレイが脇を支え、メンバー総動員で事に当たり盛り立てているように聴こえるのも印象的でした。
変わり映えのないスタイルと揶揄されようが、このストレートに叩きつけるパンクメタルロックの純然た
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HIDDEN INTENT-Fear, Prey, Demise ★★★ (2019-03-28 20:27:46)

オーストラリア産のヤングスラッシュトリオが2018年にリリースしたアルバム。弾力のあるへヴィグルーブが勢いよく押し出されるサウンドの心地よさに、懐かしき時代を感じさせるピュアさが何度も言えない空気感を生み出しており、オールドスクールかくあるべきなスタンスの姿勢を披露している。
スラッシュ特有の先の読めない展開も先人達の影響を巧みに取り込み、大胆に動き出すストーリー性の豊かさも抜群の威力を発揮している。その畳み掛けるような展開は、別の曲に変わったような印象さえ与え、聴き手の趣味嗜好にハマれば相当な破壊力となるだろう。ピュアスラッシュと呼ぶに相応しいタイトな演奏力の高さも、そういったスタイルの実直さに反映されており、軽快なへヴィグルーブも骨太さと相まって、実にフレッシュで魅力的に響いている点も見逃せませんね。

スラッシュマニアにとっては、初期衝動を擽るような原始的な響き、
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CONCEPTION-My Dark Symphony ★★ (2019-03-25 16:56:45)

プログレッシブパワーメタルバンドConceptionが2018年に復活。プログレ風味満点の高いドラマ性、そこに放り込まれる叙情性、その憂いのある優美なメロディを極限まで高めているのがロイ・カーンの艶やかな歌声だと言うのがポイント。
この手のバンドには、分かりやすい部分は少なくてよい知的好奇心を擽る遊び心や、高い冒険心、あるいはロックの世界への探求心と言った深層部へ切れ込んで欲しい。
そういった好奇心を満たすサウンドとしては大正解の復活劇だろう。彼らが活動していた時期はグランジ真っ只中の90年代だった。どうしても不遇を味わう事になるのだが、今回の復活作も単なる回顧録ではない、現代的なエッセンスを持ち込み、新時代で生き抜くフレッシュ感を持ち合わせているのが素晴らしい。衰え知らずのロイ・カーンの美声に改めて魅了されたのも個人的には良かった。

BLOOD TSUNAMI-Grave Condition ★★★ (2019-03-25 16:23:34)

ノルウェーはオスロ出身の中堅スラッシャー、通産4枚目のアルバムはノリの良いへヴィグルーブを従える切れ味鋭いスラッシュサウンドを叩きつけてきました。NWOTSMの中でもトップクラスの実力を誇っているだけにスピードに特化しつつもバラエティに富んだ楽曲を収録、そのアイデア豊富なアレンジと曲作りの上手さに目を細めてしまいます。
ハインテンションで突っ走るリフ、リズムの嵐、どこか切迫感に満ち溢れており、聴き手の焦燥感をジリジリを煽るような緊張感が、これまた癖になるほど魅力的に映る。ハードコア・デス系という要素もあるが正統的なメタルアプローチもあったりと、アングラ感満載のブラッケンドメタルが轟かせる爆音の破壊力は並はずれたものがある。それでありながらも計算を尽くした無軌道ぶりの演出力も魅力的だ。野蛮な音を聴き憂さ晴らしがしたいと思うマニアにはもってこいのサウンドだろう。
北欧なのに、何故
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VOLCANO-Darker Than Black ★★ (2019-03-24 21:53:41)

つい最近、VOLCANO名義でカヴァーアルバムをリリースしたと思っていたら、新譜のフルアルバムを出してきたんだから驚きです。
近年の盛況ぶりに驚かされますが、今作も従来のスタイルを基盤とした音楽性を踏襲。泣きの曲は泣かせ、ブルータリティなナンバーは徹底的に無慈悲さを強調と、各楽曲の方向性を明確に定める事でメリハリを生み出している。やや泣きの成分が薄まった感覚はあるのだが、聴き込む程に拘りの演出を施しており、安定のブランド力を発揮している。
普遍性を保ちながら新機軸を打ち出す事の難しさ、そして同じ場所に踏みとどまるのではなく、アルバム毎に新しい事にも果敢にチャレンジする姿は現役のバンドならではの強みでしょう。

国産メタルの牙城を守るVOLCANOだが、日本国内のみで認知度を高めるのは難しい。やはり日本の音楽シーンにおいてメタルというジャンルはマイナーな存在であり、
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GIOELI-CASTRONOVO-Set the World on Fire-Fall Like an Angel ★★★ (2019-03-23 13:37:42)

イントロからガツーンと掴んできますよね
ドラマ性も有り期待値もあがります
ツインヴォーカルの旨味を堪能できる一曲
このプロジェクトならではのお楽しみでしょう
哀愁とロックな熱量がバランスよく並列されています

GIOELI-CASTRONOVO-Set the World on Fire-Who I Am ★★★ (2019-03-23 13:35:15)

ベタだがイイ曲だ
ジョニーの熱量高めの唄も良いし
ディーンのエモーショナルヴォイスもクールダウンに効果的
両者の絡みも悪くない
今っぽさも忘れていないのがエエね

BACKWATER-Final Strike ★★★ (2019-03-23 13:31:45)

荒くれジャーマントリオによる1986年にリリースされた2nd。まずは前作よりも整合性が増しメタル成分も増量とタイトさが感じてとれる仕様となった。ある意味、プレスラッシュ的なアプローチを取り込んだともいえるのだが、前作同様のVENOM+MOTORHEAD的なスタンスに変わりはなく、若干味付けは変わったが、耳をつんざく粗暴なサウンドは健在とマニアなら安心して手を出せる一品でしょう。
メリハリがついた事でダークな色彩も耳を惹くようになり、このローファイな音質との相性も抜群だ。若干の埃っぽさが汚らしさを倍増させているのも見逃せません。全てにおいてメタルサイトに接近したが故の成長度合い、いい意味での無軌道さを懐かしむ向きもあるが、ダーティで卑しい歌い回しから、粗暴な歌声まで二人のシンガーが歌い分ける事で色も変わり、このバンドの個性を剥き出しにしている。
バランスも良くなく分離も悪いと思
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BACKWATER-Revelation ★★ (2019-03-23 13:16:03)

ジャーマンパワー/スピードHM/HRバンドが1984年にリリースした記念すべき1st。2009年には2ndとのカップリングでCD化もされマニアを歓喜させた濃厚な一枚。音楽的な理論などクソ喰らえと言わんばかりのノイジーな爆音を轟かせています。その無軌道とも言える爆裂感は完全にVENOMを彷彿とさせるもの、同じトリオ編成だしフォロワーとして見るのが正しいでしょう。
一般的な人が最もメタルに対して拒否反応が出る騒音の嵐、直情的に刻まれるスピード感を煽るパンキッシュな展開、バッキバキのブンブンベースの迫力もVENOM仕込み、そして感情を押し殺し叫びを上げる唄の呪術的な響き、まさにVENOM+MOTORHEADにメタル成分をチョイ足ししたような音楽性は、当時としては十分に個性的であり、ドイツから、このようなバイオレントかつ下品さを感じさせる粗暴なメタルが登場するとは想像もつきませんでした。
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SNOWBLIND-Snowblind-Hold on ★★★ (2019-03-19 21:25:18)

高らかにキーボードがファンファーレの如く鳴り響きます
英国プリティシュハードポップナンバー
どこか頼りない歌い手も7曲目となれば逆に味わい深いものになります
繊細かつダイナミックなメロディアスハードサウンド
捨て曲のない素晴らしいアルバムでした

SNOWBLIND-Snowblind-Losing My Place ★★★ (2019-03-19 21:22:54)

切ないですねぇ
寒々しいメロディが心を冷やしていきます
でも泣かせすぎない爽やかな風が未来を照らす
キーボードも大活躍の美しきブリティッシュロック
真の英国マニアは押さえて欲しいね
またメロディ派も押さえるバンドですよ

SNOWBLIND-Snowblind-Sierra ★★★ (2019-03-19 21:17:58)

ポップだなぁ
そしてミンティアな爽快感
軽やかな口当たり
この曲に限らず
このバンドを聴いていると下村成二郎がいた時代のブリザードを思い出し
無性に聴きたくなるのです

V2-Out to Launch ★★★ (2019-03-19 21:09:29)

後年、Fair Warningのトミー・ハートがいたバンドということでプチ話題になったバンド。マニア筋にとっては、それ以前から渡米後のScorpionsのようなメロディアスなサウンドのジャーマンメタルとして知られており、その洗練されたサウンドはFair Warningのトミー・ハートの威光など借りずとも十分魅力的だった。
今作ではシンガーが交代、そのせいでウンコみたいな扱いを受ける2枚目のアルバムのなのだが、メインストリームに寄り添う洗練されたハードサウンドは前作以上にアメリカン市場を意識した作りとなっており、ザラついたハードテイストと欧州風味満点のメロディが程良く混ざり合い、耳馴染みの良いハードサウンドを披露。ポップでキャッチーさもあるが、メタリックかつエネルギッシュなパワー内包しているので軟弱な要素は薄めなのが、ドイツ産ならではの味わいなんだろう。
トミー・ハートの歌声が
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ROSE ROSE-Brutalize ★★★ (2019-03-19 20:35:57)

1stから4年ぶりにリリースされた2nd。体制もトリオからツインギター編成に4人組に変更、その成果は音楽性にも見事に表れており、へヴィな硬質感もアップ。リズムにも深みが増し、よりソリッドでバイオレントなサウンドへと舵を切る事となった。またギターアプローチにも広がりが増え、メタル的な要素もアップ。そんじょそこらのデスメタル系など、全て駆逐する程の過激さを纏ったダイハードなデス系ハードコアサウンドは、1stで聴けた爽快感や無邪気なお楽しみ感を排除。
厳つく暴れ倒しまくりで聴き手を刺激しまくりです。どこか血生臭い空気感も漂い実にバイオレントなサウンドへと仕上げてきた。
歌い手の粗暴な咆哮スタイルもキレが増しヒステリックな音楽性に拍車を掛けてくる、その熱き血潮が迸る唄は不快感と共に精神的な苦痛を与える刺激を携えており、過激さと暴虐性が増した音楽性との相性も抜群だ。
恐れるものな
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ROSE ROSE-Mosh of Ass ★★★ (2019-03-19 20:15:36)

ジャンルを問わず過激なモノを好む方なら知らない者はいないと言われる国産バンドのフルアルバム。当時はスケーターロックなる言葉で呼ばれる事も多く、そのパンキッシュなサウンドにスラッシュ風味を塗しダイハードなハードコアスタイルまで飲み込んだ、音楽性は唯一無二の存在として国内でも多くのフォロワーを生む存在へと上り詰めた。
ある意味、様式と言うかスタイルが確立されていたメタル系のハードサウンドとは微妙に異なるが故に、個人的にはハマらなかったが、あらゆるジャンルを複合的に取り込みハードコアスタイルへと研磨させた音楽性は、メタル系のような深みはないが、性急なビートがアグレッシブにバンドをサウンドを押し上げ、そこにソリッドなリフワークがギャンギャンと喚き立て過激さを牽引、その上でより分かりやすい構造を示し、激しく雄たけびを上げる唄が一体となり一気呵成に突っ走っていきます。
色んな音楽性を詰め
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TYSONDOG-Beware of the Dog ★★★ (2019-03-17 17:02:59)

英国はニューキャッスルを中心に活動していたNWOBHMバンドが1984年にリリースした1st。オープニングから切れ味鋭い疾走ナンバーで幕開け、妖しげなメロディが激しく切れ込んでくる様に悶絶。その過激さはプレスラッシュといった迫力があり、早々にグイッとスピーカーに齧りつきそうになるくらい前かがみにさせられます。
どこか煮え切らないが哀愁を帯びたメロディがクールなのにグツグツと沸騰していたり、シャープなのにドンヨリ系のリフなど英国風味満点。これほどの名盤が何故、当時話題にならなかったのか不思議なのだが、雑誌のフォローがなかったというのが一番大きいのだろう。時期的に下火になったNWOBHM、もしこの作品のリリースが2年早ければ、このバンドの価値や歴史は大いに変わっていたろう、攻撃的なドラミングの破壊力たるやね。またレーベルたるNEATのブン投げ仕事がロクなフォローもせずにほったらかしのせ
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GIOELI-CASTRONOVO-Set the World on Fire-Ride of Your Life ★★★ (2019-03-15 21:05:38)

この曲はメロディアスロックマスターのジム・ピートリックが寄稿
豪華な組み合わせじゃありませんか
ここではディーンが主役で歌い上げています

Set the World on Fire ★★★ (2019-03-15 21:00:45)

シンプルにカッコいい
シンプルにめちゃくちカッコいいアルバムのオープニングナンバー
ディーンとジョニーが唄うなんでステキ過ぎです
フックも満載なメロディアスかつハードサウンド
でもって硬派なスタイルも貫いている
恐るべしFrontiers Musicよ

REVOLUTION SAINTS-Light in the Dark-I Wouldn't Change a Thing ★★★ (2019-03-15 20:54:52)

もはやジャーニーである
恋人同士が喧嘩分けるするシーンも盛り込まれたPV
色んな意味でディーンの近況を想起させますかね
美しき歌モノロックバラード
エモーショナルな歌声を堪能しましょう

REVOLUTION SAINTS-Light in the Dark ★★★ (2019-03-15 20:52:40)

前作で素晴らしい喉を披露したドラマーとしても名高いディーン・カストロノヴァをフィーチャーした歌モノロックプロジェクトの第2弾。今回もFrontiersがバックアップ。お抱えソングライターのアレッサンドロ・デル・ベッキオも前作同様加わり、さらにはダグ&ジャックもソングライティングに知恵を出すと言う豪華な仕様となり、前作以上にバンド感も出ています。

歌い手としての実力にも疑いのない主役たるディーン・カストロノヴォ、彼のエモーショナルな唄を軸としつつも、明朗快活なアメリカンハードも全開に叩きだし、心地よく鳴り響かせています。嫌みのない作り込は焦点を絞り込み、現代的な要素なども盛り込まなかった判断の賜物。ジャーニータイプのオーセンティックなスタイルだが、ダグのハードなギターもしっかり楽しめる仕様は聴き応え十分。流石はFrotiersと言った仕上がりでしょう。ベタに敵うもん無しを見事
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TALON-Vicious Game ★★★ (2019-03-13 20:48:03)

ジャーマンメタルバンドTALONが勝負を掛けた3rd。リリース時期は1986年、専任シンガーも加入させ隆盛を極めつつあるメタルシーンへと打って出たのは、JP譲りのオーセンティックなメタルサウンド。
キーボードも裏で鳴り響き、間口を広げ派手さも加味されたサウンドと懐かしきHM/HRサウンド。シンガーもリーダであり、以前はギターと兼任だったウベェとまるっきり違う声質ではないので、過去の作品と向き合っても遜色はないだろう。むしろロブ・ハルフォード的なシンガーを迎え、脱NWOBHM路線を打ち出し、当時のJPを模倣したようなメジャー風味の正統派HM/HRサウンドで勝負を仕掛けてきた印象が強い。その為に、初期の頃の灰汁が薄まったため、マニアとしては寂しい気持にもさせるのだろうが、アルバム毎にモデルチェンジを遂げたバンドだけに、この路線への方向転換に違和感はない。
勢い重視からの脱却、楽曲
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44 MAGNUM-ANGEL NUMBER ★★ (2019-03-13 20:21:13)

今や再始動後の活動の方が長くなったベテランバンドの44MAGNUM。ヴォーカルの梅原達也氏も、闘病生活を経てのレコーディングは健常者であるワタクシには、計り知れない苦労もあるのだろうが、実息の協力を得たツインヴォーカル体制も板に付き、今作でも、その旨味を生かしている。
オープニングからハードなナンバーで幕開け、いい意味での古さとヒリリと焼けつくハードテイストがクールな印象を与える好ナンバーだ。それ以降もアヴァンギャルドな雰囲気を加味させつつも、オーソドックなハードサウンドと現代的なエッセンスも抱き合わせたサウンドはベテランならではの解釈で攻めており現役感が強い。手慣れた雰囲気はあれど、これぞ44MAGNUMな雰囲気が充満している。
ベテランらしい重厚感を演出するリズムプレイの深み、割と唄を中心とした作りが多いのに、宮脇のドラムは重くメタリックに響き、吉川は堅実にボトムを支えて
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BOBBY MESSANO-Messano ★★★ (2019-03-12 16:09:56)

STARZ, Lou Gramm、FIONAの1stやジョー・リン・ターナーのソロなどの仕事で知られるアメリカ人ギタリスト、ボビー・メサノが1989年にMESSANO名義でリリースしたフルアルバム。
爽快感のあるメロディに嫌みなどなく、カラッと乾いているが爽やかな風が優しく頬を撫でていくような優しいハードポップサウンドを披露。主役であるボビーさんは、ギター以外にヴォーカルも担当と八面六臂の大活躍、若干埃っぽいギタープレイもあるが、ブルース臭は皆無、その甲斐あってソフトな口当たりとなっている。
華やいだムードも漂うコマーシャル性の高いアルバム、テクニックではなく楽曲勝負の音楽性は、絶妙なバランス感覚で楽しませてくれる。

DOKKEN-Return to the East Live 2016 ★★ (2019-03-12 15:49:17)

遂に往年のメンバーが再結集。まぁお金の匂いもプンプンしてきますが、ドンとジョージが揃ったライブと言うのは貴重なものだ。相変わらず絡みのない二人だが、両者には間違いなくケミストリーがありマジックが生まれている。犬猿の仲を繋ぐ、ジェフはコーラスワークでも大活躍、衰えの著しいドンを支えている。

ノスタルジー以外の何物でもないライブ盤だけに、熱心なファン以外には旨味が少ないのかも知れないが、オープニング収録の新曲を聴けば、まだまだこのバンドは健在である。
恩讐を乗り越え是非とも再始動して欲しいね。これ以上、衰えたらドンもライブで歌いのはキツイでしょう。

NORTHWARD-Northward ★★★ (2019-03-10 13:34:34)

NIGHTWISHのシンガー、フロール・ヤンセンとPAGAN'S MINDのギター、ヨルン・ヴィグゴ・ロフスタットの二人によるロックプロジェクト。幅広いジャンルをフォローするNUCLEAR BLASTからのリリースだけに、音源を聴くまで音楽性は見てこないのだが、ここで聴けるのは外連味のない、元気溌剌な健康優良児サウンドを披露。ストレートに響かせるハードサウンドと北欧テイスト満載の涼やかでキャッチーなメロディは耳馴染みも良く、また扇情力も抜群。一発で聴き手の身体にスッと馴染んでいきます。
現代的な感性をタップリを含ませてもストレートなHM/HRであるが故に、新旧のファンを満足させる作り込も素晴らしい。老舗大手レーベルからのリリースに嘘はありませんでしたね。
その反面、冒険心の少ないサウンドであるが故のデジャブ感が漂い、どこか熱く成りきれないのだが、鮮烈なリードプレイで華を添える
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大山まき-AcoMetal ★★ (2019-03-08 19:37:56)

メタルソングをアコギアレンジで歌う女性がいるとYouTubuで話題になった女性シンガーの大山まきさんが、クラウドファンディングを活用してリリースしたアルバム。
今の時代を反映させる出来事ですねぇ。YouTubuからクラウドファンディングへ、実力のある人は、どんどんと世に出るチャンスを自ら掴んでアピールして欲しいですね。
ギミックなし、パワフルな歌声一本で勝負を掛ける姿は男前、色んなファン層を考えた選曲もこういう企画モノとしては正解でしょう。あくまでもメタル以外は聴きたくないと言う人にとっては、つまらない選曲ですが、彼女のパワフルヴォイスを楽しめる佳曲が揃い踏み、後は、今作で名前を売ったので次は、どんな作風のオリジナルで勝負をするかがポイントでしょう。じゃないとロック界のMAY-Jになりますのでね。

Daida Laida-Dreamer's Train ★★★ (2019-03-08 19:22:31)

HM/HRシーンを枠を超え活躍してきた腕のあるミュージシャンが集合したスーパーバンドの1st。
Vo:NoB
G:白田 一秀
B:MASAKI
Ds:JOE
Kb:清水 賢治
上記メンバーによるバンドの始動はチョイとした話題になりましたが、その話題性に負けない現代的なハードサウンドを引っ提げシーンに打って出てきたのですが、全部の曲にサブタイトル○○の唄というのが付いていて、個人的にはそこがムチャクチャダサいと感じてしまうのが残念。
例:Liar~真実の唄~とかね。

その辺りはバンドとコンセプトとして捉えれば、ここで聴けるフレッシュな感覚とメンバーが培ってきた音楽性が巧みに混ざり合ったハード&へヴィな王道サウンドのキレに身震いさせられます。
聴かせ方の上手さもさることながらポイントの押さえ方が上手く、どのチャンネルを捻れ
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NORWAY-Night Dreams-Night Dreams ★★★ (2019-03-06 22:51:49)

あまーい
ソフトケイスされたメロディアスロック
歌モノマニアにはたまらんでしょうね
チョイと切ないメロディがエエんですよねぇ

NORWAY-Night Dreams-Heartbeat ★★★ (2019-03-06 22:49:39)

甘いわぁ
甘いよ
ロマンですなぁ
歌モノマニアにお勧めですねぇ

SURVIVOR-Eye of the Tiger-Children of the Night ★★★ (2019-03-06 22:41:44)

抑え気味だが上手く個性を見出している
典型的なパターンを複数織り交ぜる手法も見せ方が上手い
このコーラスワークも彼らの強み
名曲の多いバンドですよ

SURVIVOR-When Seconds Count-Backstreet Love Affair ★★★ (2019-03-06 22:38:39)

良く出来ているねぇ
お約束感満載ですが
この手の曲を上手く調理できるバンドでした
好きですよ
ベタに敵う者なし

BONHAM-The Disregard of Timekeeping-Wait for You ★★★ (2019-03-06 22:35:20)

ちょっとやりに行った感の強さは否めないが
息子のイメージを優先した結果だろう
こういうのはファンの期待に応える為にやった方が良いだろう
雰囲気モノだが上手く聴かせている

SHARK ISLAND-Law of the Order-Shake For Me ★★★ (2019-03-06 22:31:58)

90年代を前にしたアメリカンロックな感触がある
ハードでメジャー感もあるがシリアスな作風がこのバンドの魅力だった
後輩たちに先を越されアイデアまで盗まれた感のある苦労人バンド
この曲など最たる例だろう
俺達の方が先に考えたんだと言いたいだろうね

SHARK ISLAND-Law of the Order-Paris Calling ★★★ (2019-03-06 22:29:43)

やっとの思いでデビューに漕ぎ着けた苦労人バンド
本格派のサウンドの隠し味がL.A風味の毒気です
耳触りの良さが返って仇となったのかな?
こういうしっかりとしたバンドサウンドは大好きです

Within the Fire-Still Burning ★★★ (2019-03-05 19:33:24)

US産スラッシャーEnertiaのメンバーが母体となる別プロジェクトバンドなのだろうか?オープニングからインペリテリ風のパワフルなスピードナンバーで幕が開け、そのまま突っ走るのかと思ったら②は歯応えのあるリズミカルなパワーメタルナンバーと一括りに出来ない音楽性を披露。ザクザクと刻まれるエッジの立ったリフワークも耳を惹くが、③のようなメロディアスな叙情派ナンバーも聴かせたりと器用さも顔を出す多彩なバンドサウンドは、メタルらしい魅力に富んでおり、一枚で色んなスタイルを楽しめるのが面白い。
やや曲調を広げ過ぎている点も気にかかるが、それよりも軸足となる硬派なメタルスピリットを演出するへヴィなリズムとギターリフがあれば十分ではないだろうか?コーラスパートにも気を配した歌の重要性もバンドの肝、皆が主役となり盛り立てるバンドサウンドは、オーソドックスだからこそ逆に新鮮味があると思わせるのがポイ
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DEXTER WARD-Rendezvous With Destiny ★★★ (2019-03-05 19:08:14)

RIOTのトリビュートアルバムにも参加したギリシャの正統派HM/HRバンドが2016年にリリースした2nd。
エピカルなドラマ性と硬派な質感はへヴィメタルに由来するところも大きいが、このバンドは、そこに親しみやすいメロディも盛り込み大衆性も忘れていないのがポイント。色んな面で亜流的な曲作りも散見出来るのだが、それは逆説的に真摯にメタルへと向き合っている証拠ともとれ、何を期待して聴くかで評価も大きく分かれそうです。メイデンが好きなベースもバキバキと言っていて、ツボを押さえたプレイの数々はメタル魂を擽ってくるだろう。
パワーメタルほど愚直ではなく、エピックメタルのようなむせ返る重厚感はない、でも速さでお茶を濁すような誤魔化しもない分、やはり聴いていて好感がもてる。へヴィメタルならではのドラマ性、そしてパワフルさとメロディアス加減の絶妙感、重すぎず軽過ぎないやり口は、ポピュリズムと
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SWEET & LYNCH-Only to Rise ★★★ (2019-03-03 11:39:02)

80年代のアメリカンロックシーンにおいてブイブイ言わせていたジョージ・リンチとマイケル・スウィートが共演するという夢のタッグが発表された。正直ジョージに関しては、合間にT&NやLYNCH MOBもあったりと、どうにも腰の据わりの悪さばかりを感じ蓋を開けるまでイマイチ信頼のおけないユニットだったのだが、ここで聴けるのは中途半端なブルース路線でもDOKKENをこするだけではない、普遍的なスタンスのHM/HRサウンドを披露。相変わらず艶やかで張りのある歌声を聴かせてくれたマイケルのおかげで、地味目の曲にも一輪の花が咲いている。
ジョージが差別化を図る意味もあるのか、やや置きに行ったようなギタープレイに終始しているのがチョイと気がかりで、その辺りが物足りなさを誘発するのだが、それでも二人の共演には大きな可能性があり、スーパーヴォーカルの隣にギターヒーローがいると言うのは大きな武器であり個性
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Hyena-Keep It True ★★★ (2019-03-03 11:21:04)

南米はペルー出身の正統派HM/HRバンドが2019年に配信したEP。今やBandcampなどを通せば簡単にデジタル配信が可能な時代。売り手も作り手も最小限のリスクで世の中に提示できる時代に変換しています。こういう現地の人しか知らないようなバンドも直ぐ様、音源と出せると言うのはとても良い時代になったと思いますね。
⑤はTygers Of Pan Tang 、⑥はRandy のカヴァーとマニアなら涙を流すようなマニアっぷりを発揮する選曲に唸りますが、ライブというよりは、リハーサルテイク的なものをねじ込んだだけなので完全にボートラ扱いです。それでもこういう選曲を見るだけで、このバンドの音が聞こえてきそうなのが何とも嬉しい限りです。

アルバムタイトル通り、純然たるトラディショナルサウンドの再考、それはオリジナルティに欠けたサウンドかも知れません。過去の流用、毎度お馴染み、古臭
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T&N-Slave to the Empire ★★ (2019-03-03 11:02:10)

ドン・ドッケン抜きのドッケン組が揃ったバンドによる1st。ここでリードシンガーを務めるのはジェフ・ピルソン。DOKKENのカヴァー曲はゲストシンガーを迎え制作と、純然たる新譜としては、ややインパクトに欠けるのだが、往年のサウンドが現代に蘇った感は十分にある。あとはオリジナルとボートラ的な立ち位置のカヴァー曲の関連性をどう受け止めるかで評価も分かれるでしょう。
個人的には少々、DOKKENに頼りすぎ感が無きにしも非ずで、イマイチ素直に入ってこないのだが、オープニングから気合の入ったDOKKEN風味満点のメロディアスHM/HRナンバーを聴かされると、否応なしに身体が勝手に動き出し熱くなります。
まぁ、それは懐かしさによるところが大きいのですが…ね。
昔から、曲作りは勿論、多くのアイデアを寄せていたジェフ・ピルソンの存在は大きい。そしてジョージのギターは、今の自分を明確に打ち
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ESPERANTO-Esperanto Rock Orchestra ★★★ (2019-03-02 10:41:28)

アルバムタイトルが示すようにヴァイオリンにチェロ、ヴィオラが加わる12人編成のロックプロジェクトチーム。参加メンバーの国籍も多彩で、まさにロックオーケストラを形成しているようだ。
枠組みに囚われない発想なのだが、けして難解で分かる人だけが分かればよいといったスタンスではなく、キャッチーかつファンキーなノリも加味した耳に楽しいロックサウンドへと仕上げている。
クラシックというよりは酒場で楽しく聴けるパブ風ポピュラーミュージックへと接近を巧みに図りつつも、安直な手法でお茶を濁すような事はせずに、重すぎず軽過ぎないアンサンブルを放り込み、先の読ませない展開で聴き手を楽しませてくれます。
シンガーも複数人用意、男女混成にした事でより深みが増しているのも見逃せません。
弦楽器人が主導権を握りつつもキーボードが俯瞰的な立場から全体を主導しているようにも感じられ、そのスケール感
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Nutz-Hard Nutz ★★★ (2019-03-02 10:20:38)

新たにキーボード奏者を正式メンバーに加え5人編成へと生まれかわった1977年リリースの3rd。今まで以上にキーボードにも比重を置く事で音楽性に広がりと深みがましたサウンドは、前作と比べるとアンサンブルの強化はされたが、Hard Nutzというタイトルの割には前作よりも洗練されたポップサウンドを披露。このバンドの強みと言える華麗なコーラスワークも見事に決まり厚みを増したポップロックスタイルへと昇華している。

時代的にニューウェーブなどに押される形となったハードロック勢。このグループの立ち位置は非常に面白い。英国的なニュアンスも強いのに、爽快感やポップセンスにはアメリカンな要素も感じられ、なんとも質の高いプレイとアレンジで楽しませてくれるバンドでした。センスのあるボーカルハーモニーや枯れた味わいのギターなどジンワリと沁み入る旨味もありますよぁ。
有名どころじゃなくとも優れ
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SHAH-P.S.I.H.O. ★★ (2019-03-02 10:06:40)

ロシアンメタルを牽引してきたロシアンスラッシャーのラストアルバムにて4枚目。オープニングから90年代中期の音楽性を引きずるモダン臭に、ロシアにもオルタナ・グランジの波は押し寄せていたのかと驚きます。スタイル的にも癖が強めのロシアンスラッシュ風味よりも、現代的なスタイルを加味させたMegadeth的な要素も強まり、巧みに時代性を取り込んでいます。
このアルバムを最後に解散してしまった為に実情は分からないが、ヨーロピアン調のメロディアスさとグルーヴィーなサウンドの相性は思いのほか上手く融合しており、可能性を感じさせるスタイルに昇華していただけに残念だ。
こういう作風が2,3枚と続くと、スラッシュマニアにはキツくなるが、これも時代の流れだよと妙に納得出来る仕上がりになっているのが面白い。
早々と廃盤&脆弱な流通の為に長らく市場で見かける事はなかったが、今ではダウンロード盤が安
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INTRUDER(THRASH)-A Higher Form of Killing ★★★ (2019-02-27 17:28:23)

パワーメタル色も強かった1stから完全にスラッシュサウンドへと進化を遂げた2枚目のアルバム。ツインギター体制も功を奏したのか、一寸先の展開が読めないスリリングなプレイの応酬に緊張感もMAXとスラッシュならではの旨味が倍増。ベイエリア風でもあるが、よりテクニカルな要素も強め、ファットなギターの音像はベイエリア勢がナイフで刻みこむのに対して、こちらは斧をブン回しているような苛烈さがある。
ややカッチリまとまった感はあるのだが、その整合性もスラッシュならではの旨味として楽しむのが一番。この時期に溢れ返ったメタリカクローンとは一線を画すスラッシュサウンドを響かせ、多くのマニアの心を掴む事に成功している。特にスピート重視の姿勢で押し切らない、工夫を凝らした構成力は聴く者を興奮の坩堝へと運ぶだろう。

LADY SABRE-Enchanted ★★ (2019-02-27 17:16:00)

女性シンガー、サンドラ・トーマスがフロントを飾るフロリダの4人組が1989年にリリースした1st。サウンド的にはDIO風味のエピカルなメタルにHEARTのような泥臭さのあるハードロックテイストを折りまぜたサウンドを披露。しっかりと歌い込める実力派のシンガーは頼もしい限りで、同時期に活躍した女性シンガー人にも負けないハイクラスのパフォーマンスを披露しています。
自主製作故に音質も緩く、15曲を詰め込んだ作風は長尺を感じずにはいられないのだが、アンサンブル重視のメロディアスHM/HRはUS産ならではのアングラコンクリートスタイルも完備しており、そこにねじ込まれる妖しげなフレーズは、今後に期待を持たせる出来栄えである。
結局、このバンドは今作を残し解散、各メンバーのその後は知れないが、リーダーであるギターのクリス・ウォーレンも色気のあるソロを奏でていただけに(こういう路線を進むUS
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THIN LIZZY-Thunder and Lightning-Cold Sweat ★★★ (2019-02-26 17:14:04)

THIN LIZZYと言えば個人的にはこの曲を思い出します
サビのキャッチーさも耳を惹くが
AメロBメロで漂う火薬の匂いが漂う男の哀愁美がカッコいいねぇ


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