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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 251-300
URIAH HEEP-Equator-Poor Little Rich Girl
URIAH HEEP-Your Turn to Remember: the Definitive Anthology
URIAH HEEP-Chaos & Colour
NECRONOMICON-Apocalyptic Nightmare
MINDLESS SINNER-MASTER OF EVIL-Screaming for Mercy
MINDLESS SINNER-MASTER OF EVIL
LOUDNESS-Thunder in the East 30th Anniversary Edition-"before and AFTER"~First Demo Tracks from Japan~
DON JOHNSON-Heartbeat
BALANCE-Balance
BALANCE-In for the Count
V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS-An '80s Metal Tribute to Journey
BALANCE-In for the Count-In for the Count
BALANCE-Ride the Wave
ARMED FORCE-Let There Be Metal
MADISON-The Lost Tracks
FANS OF THE DARK-Cover Me
SKID ROW-The Gang’s All Here
TREAT-The Endgame
Sunburst~我武者羅-Yamato Damashii
URIAH HEEP-Chaos & Colour-Save Me Tonight
ANTHEM-Crimson & Jet Black-Wheels of Fire
十二単-Loving Woman ~ the History of 12hitoe
TREAT-Tunguska
TREAT-Ghost of Graceland
KRYPTONITE-Kryptonite
AUTUMNS CHILD-Zenith
TKO-Below the Belt
HOUSTON-Relaunch II-Love Is Blind
HOUSTON-Relaunch II-Justice for One
THE BIG DEAL-Amaranth(Nightwish Cover)
THE BIG DEAL-Gimme! Gimme! Gimme! (ABBA cover)
THE BIG DEAL-Rock the Night(Europe Cover)
THE BIG DEAL-First Bite-Bad Times, Good Times
THE BIG DEAL-First Bite-Top Heaven
THE BIG DEAL-First Bite-Sensational
THE BIG DEAL-First Bite-Never Say Never
THUNDERSTICK-Something Wicked This Way Comes
HEAVY PETTIN'-Roll the Dice
HAUNT-Mind Freeze
KRYPTOS-Afterburner
THUNDERMOTHER-Black and Gold
MADAM X-Monstrocity
SAHARA-Going Crazy
BENEDICTUM-Uncreation
M-pire-Chapter One
GRAHAM BONNET BAND-Day Out in Nowhere
HEADSHOT-As Above, So Below
INTRINSIC-Intrinsic
SNAKES IN PARADISE-Garden of Eden
Oral-Oral Sex
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発言している16曲を連続再生 - Youtube



URIAH HEEP-Equator-Poor Little Rich Girl ★★★ (2023-01-26 00:25:37)

昔は狙いすぎて好きじゃなかったのだが
こうして現在の姿に感銘を受けると聞こえる音も違ってくる
RAINBOWにジョーが加入して音楽性が変ったような感覚で向き合えば違和感は溶けてなくなる

URIAH HEEP-Your Turn to Remember: the Definitive Anthology ★★★ (2023-01-26 00:20:06)

ヒープのベストアルバムは沢山リリースされて、どれから手をつけていけば良いのか悩むでしょうね。サブスクでも大量にアルバムが紹介されているので苦労するはずです。そもそもオリジナルアルバムの枚数も多いしライブ盤も沢山ある。
似たような構成の多いベストアルバムの中で、今作は1stからRAGING SILENCEまでのアルバムを時系列に収録、2枚組で34曲というボリュームにたじろぎそうになるが、休み休みで十分ですので、最新作をより楽しむために、是非とも頭から最後まで聴き通してください。
このバンドの音楽性の変遷はシーンの背景を反映するモノ、Rockaramaのようなモダンな曲でさえ現在の姿に通ずるモノがあります。
ミック・ボックスの監修とアンディ・ピアースのミキシングで蘇ったベストアルバム。そっちのヴァージョン選んだんだねという、楽しみもあるかと思いますよ。

URIAH HEEP-Chaos & Colour ★★★ (2023-01-26 00:09:27)

サブスク解禁、日付が変った深夜からやっていましたね。ありがたいですね。海外のファンも試聴できるならこれ幸いです。
先行公開された①の出来の良さが、今作に対する期待値を上げまくっていましたが、今作はその期待に応えた傑作でしょう。
邪魔をしないドラマー、エレガントとも言える上品なドラムとコーラスで貢献したリー・カースレイクの後任として、板についたラッセル・ギルブルックの野性味溢れるパワフルドラムは益々磨きが掛かり驚異的なパフォーマンスで魅了、2019年にヴァッケンで行われたライブなど、彼のドラムがどれほど強靱なモノかと想像以上に体感させられましたね。素晴らしいドラマーです。そういう若い存在の後押しも受け、ミック・ボックスはいぶし銀のギタープレイでバンドサウンドを牽引、フィル・ランソン、デイブ・リマーの高度なサポートワークも絶妙、バンドサウンドを大きく膨らましています。

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NECRONOMICON-Apocalyptic Nightmare ★★★ (2023-01-23 20:16:13)

古参ジャーマンスラッシャーだが、Kreator,、Destruction、Sodomと言ったクセ強軍団ほどの個性を出せずに、二番煎じを感じさせるスタイルが印象に残るバンドでした、良くも悪くも後追い感は否めなかったりするのだが、時系列など関係ない今の感性でいけば実に真っ当なスラッシュメタルをやっている。ダーティーに吐き捨てる歌い回しもジャーマンスラッシャーらしい魅力があったりと、猛々しいスピードサウンドの持つアグレションは妙に懐かしい空気を醸し出し、B級感丸出しの音質も手伝い、まだまだアングラだった初期スラッシュメタルの世界へと誘ってくれる。
一発の決め技にかけるアルバムだ、正直、これを聴くくらいならば、もっと聞き込まなければイケないアルバムは沢山あるのだが、メジャーどころのバッキバキじゃない、大物になりきれなかった男達、けして怠けていないのに足りないモノを補えなかったサウンド、そう
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MINDLESS SINNER-MASTER OF EVIL-Screaming for Mercy ★★★ (2023-01-23 19:52:38)

ベタですね
ベタですが凄く良いです
ヘヴィメタルと呼ぶに相応しい勇ましさ
そして北欧らしいメロディ
甘からず辛からず丁度良い塩梅です

MINDLESS SINNER-MASTER OF EVIL ★★★ (2023-01-23 19:49:50)

初期型北欧メタルの匂いを発散するバンドによる幻のEP。なんどか再発されており、その際に大量のボーナストラックが収録とお得ですが気軽に聴けるのはデジタル盤でしょう。本編4曲+デモ5曲、CD盤はライブ音源などプラスしたフルボリュームとなっていますが、そちらは見たことがありません。

このバンドが損しているのは、1stアルバムのジャケットのかっこ悪さに尽きるのだが、音楽性は実にイイ線をいってる。北欧らしい冷ややかなメロディをスゥーティーにさせない粗さ、そのロック武骨さが音に加わりタフさを前に出している。しかし、北欧らしいメロディが全体をコントロールしているので、様式美タッチのハードスタイルとしてメロディックメタルが好きな人にはグッとくる場面も多いでしょう。とくに島国ニッポンにも通ずるような情緒、そのメロディを大切にするスタイル、RAINBOWやDP、マイケル・シェンカーと言ったバン
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LOUDNESS-Thunder in the East 30th Anniversary Edition-"before and AFTER"~First Demo Tracks from Japan~ ★★★ (2023-01-22 19:02:47)

01. THE LINES ARE DOWN (Unreleased DEMO-M3-)
02. WE COULD BE TOGETHER (Unreleased DEMO-M2-)
03. GET AWAY (Unreleased DEMO-M5-)
04. RUN FOR YOUR LIFE (Unreleased DEMO-M6-)
05. CRAZY NIGHTS (Unreleased DEMO-M4-)
06. FIRESTORM (Unreleased DEMO-M7-)
07. HEAVY CHAINS (Unreleased DEMO-M11-)
08. NEVER CHANGE YOUR MIND (Unreleased DEMO-M10-)
09. ERUPTION (Unreleased DEMO-M9-)

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DON JOHNSON-Heartbeat ★★★ (2023-01-22 18:33:54)

ミュージシャンと言うよりも俳優として有名なドン・ジョンソン。人気絶頂の時代にリリースした歌手としてのソロアルバム。これが本当に熱い内容であり、フロンティアレーベルからリリースされるような唄モノサウンドが好きならば十分守備範囲と言える熱を帯びたAORサウンドを聴かせてくれます。洗練された大人のロック、アーバンな楽曲は当時としてもモダンか空気を纏っており、今聴いても古くささを抑えている。いい意味で80年代的なスタイルなのだが、同時期活動していたマイケル・ボルトンよりもハード目に感じるのも好印象、ロバート・テッパーとかティム・フィーハンとかの唄モノロッカーに通ずる魅力があり、曲の良さと相まって普遍的な魅力を携えている。

①からサックスの音色が印象的な②と掴むんだ流れをしっかりと③で受け止めるという構成も素晴らしい。ゴールドディスク獲得はけして俳優業での成功が後押しではない、実力で
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BALANCE-Balance ★★★ (2023-01-21 11:44:26)

このバンドとしては1stの方が有名でありセールスも上げている。スタジオミュージシャンとして腕を鳴らしたボブ・キューリックとダグ・カツァロス、ポール・スタンレーのソロに参加した事が二人を結びつけたとも言われるが、既にキャリアのあるぺピー・カストロが顔となり契約を掴んだと言われている。

個人的にはクールでハードな2枚目から先に知ったので、今作に対するイメージは柔和、少々コマーシャル性が高すぎるのだが、角度を少し変えるだけで評価は大幅に変るのが印象的でしたね。嫌みのない爽快なサウンド、キャリアに裏付けられたアイデアとセンス、そのツボを押さえたアレンジの妙味は、極上の癒やしを与えてくれます。また聴き進むにつれてアーティステックな感性を見せつけられます、ギターとキーボードもお互いを高め合うように拮抗しながら主張。ソフトケイスされているようで、独特の緊張感があり、売れ線志向ではあるが、
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BALANCE-In for the Count ★★★ (2023-01-20 14:31:56)

メロディ派のマニアならば知らない人はいないでしょう。WRABIT系の哀メロハードサウンドが好みならマストと言えるカッコ良さ。
オープニングから流れる緊張感のある演奏と、どこかスリルのある展開はアルバムジャケットの世界観に通ずるモノがあり、なぜかハラハラとさせられます。芯のある歌声、ハードに迫るギターと前作よりもロック食を強め硬派なイメージを与えてくる。個人的にはオープニングの掴みで悶絶、失神しそうになりますよ。
硬軟交えた絶妙なバランス感覚、大衆性を恐れない構成とバンドサウンドの旨味、コマーシャル性の高い売れ線志向とは一線を画すIQの高いメロディアスハードナンバーは、どれもがフック満載、一度聴くだけで脳内にインプットされるほど親しみやすいです。
これほどのクオリティながら、レーベルのゴタゴタに巻き込まれバンド活動は暗礁に乗り上げる。
打開策として日本限定のCMソン
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V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS-An '80s Metal Tribute to Journey ★★★ (2023-01-20 14:16:17)

1.Don't Stop Believin' - Mickey Thomas
2.Who's Crying Now - Bobby Kimball
3.Send Her My Love - Kip Winger
4.Open Arms - Tommy Shaw
5.Any Way You Want It - Jack Russell
6.Faithfully - Robin McAuley
7.Wheel in the Sky - Kelly Hansen
8.Girl Can't Help It - John Corabi
9.Only the Young - Mark Knight
10.Lovin', Touchin', Squeezin' - Chaz We
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BALANCE-In for the Count-In for the Count ★★★ (2023-01-19 12:52:47)

カッコいいですね
スペイシーなイントロも印象的ですが
歌メロが良いのよねぇ
そしてエッジの効いたギター
大人が聴いても恥ずかしくない極上のハードポップナンバー
アルバムジャケットのイメージに直結するような音楽性なんですよね
ミステリアスな雰囲気作りもイイ
上手い唄を生かした抜群のアレンジに唸ります

BALANCE-Ride the Wave ★★★ (2023-01-19 12:47:31)

日本のみでリリースされたシングル盤
車のCM用に制作されたという一曲
爽やかな風が吹き抜けるハードポップソング
腕利きのミュージシャンがアレンジして演奏するから
まぁイイ曲に仕上がっています
メロディ派なら大満足でしょう
ちなみにRock Candyから再発された2ndにボートラとして収録されています
ジャケット撮影どうにかならんかったのか?
売れるわけないだろう
懐かしの宇宙人コスプレだろ
頭に触覚つけろよである

ARMED FORCE-Let There Be Metal ★★ (2023-01-18 13:47:32)

なんとなくSpotifyで検索したら引っかかった幻のアメリカンメタルバンドが1986年にリリースしたEPが配信されていた。しかも曲順を変え、全8曲入をオリジナルよりも多い仕様。これには驚いたが、このバンドを自動登録したら幻の1stが出ている。向こうはCD化されたのか?いずれにしろレアモノだけにマニア泣かせの作品である。正直、1stは現物を見たことがない。

ヌルッとしたけだるいロックはグラム系&パンキッシュな魅力を発散、少々ハイトーンもウザ目に絡んで来るが、なんとも言えないアングラ臭が漂い、地下プロレス感が強い。走り出しそうで出さない大味な展開もアングラ臭に拍車を掛けるが、そこに裏街道を生き抜くアメリカンハードシーンを垣間見ますね。
メタルバブルが勃発するまでは、こういうの普通にありましたからね。ポップでシンプルな構成、荒削りなパワーを放り込みヌルッとした毒気を発散、だ
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MADISON-The Lost Tracks ★★★ (2023-01-17 15:07:15)

ブートなのに自動登録出来るほど認知されているんですね。所謂ピート・サンドベリにヴォーカルをチェンジした時代のマディソンに音源。ピートが唄う正式なのはシングルNorthern Lightだけだったハズなので、このブートはマニアの間でもチョイとした話題でした。
厳ついメタルから完全に離脱、メインストリーム寄りの北欧スタイルへと変貌。ピートが唄っているので完全にALIENスタイルと言えます。寒々しい哀愁のメロディアスロック、まさに北欧メタルブランドです。
光り輝くオーロラサウンド、是非とも正式なヴァージョンを出して欲しいねぇ。

FANS OF THE DARK-Cover Me ★★★ (2023-01-16 15:21:27)

Balance、Blue Öyster Cult、REO SpeedwagonそしてRushの曲をカバーしたEP。このセンスに痺れますね。正直、Balanceに関しては忘れていました。
収録曲はこちら
①In For the Count (Balance)
②Dancin‘ in the Ruins (Blue Öyster Cult)
③In My Dreams (REO Speedwagon)
④Subdivisions (Rush)

世間的に有名ではない曲もあるでしょうが、この4曲に込められたバンドとしての方向性、爽快感のあるメロディアスサウンドを主軸とした音楽性を愛しているバンドなのでしょうね。②だってこれを選ぶんだから憎いヤツですよ。④もアメリカで売れたシングルですね。
シンガーが抱える人種問題、そういうのも④の中に込められてい
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SKID ROW-The Gang’s All Here ★★★ (2023-01-16 14:57:05)

80年代の末期にデビュー、1991年に出した2枚目も成功と不動の地位を視野に入れたバンドだったが、看板フロントマンの破天荒なゴシップや、傍若無人ぶり、そしてシーンの変節などもあり近年の彼らの人気はどうなんでしょうか?
特に日本では厳しい環境に置かれていたのでしょうかねぇ・すっかり名前を聞かなくなったベテランバンド、その精神性は揺るぎないモノがあり、今作では見事の初期の時代へカムバック。グラマラスでキャッチーながらも、激しさを伴ったスタイルは、キャリアを積んだ分、より説得力が増し、バンドとしての味が出ている。
新シンガーの座に着いた元H.E.A.Tのエリック・グロンウォールも、バズを想起させる活きのいいパフォーマンスを披露、初期型スタイルをこれ以上ないくらい思い出させてくれた。

自分たちのイメージを損なわず、尚且つ古いアイデアの流用などではないクリエイティブな姿勢
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TREAT-The Endgame ★★ (2023-01-11 16:27:31)

完全にやり切っていますね。やり切りすぎかも知れません。前作でも感じたデジャブ感。今回はそういうのも、お構いなしにやり切っています。個人的には少々やり過ぎ感と狙いすましたメジャーロック感が強すぎてイマイチのめり込めませんが、彼らのファンが求める王道スタイルを完璧に踏襲していますね。
ファンの期待に応えすぎた優等生なアルバム。それだけに大きな裏切りや斬新な手法が見当たらないのはチョイと残念だし、ビルド&スクラップ過ぎるのだが、ワタクシの貧乏臭い耳には気恥ずかしさが上回ってしまいましたね。

メディアの評判も上々らしいのですが、前作や前々作にあった、芯の太さというのか、メランコリックさや哀愁度をシリアスな作風の中に込めていた分、今作は完全に陽な感性の中で解放しているのが、チョイとワタクシの好みから外れているという感じでしたね。
普段、マイナースピードメタルやNWOBHM
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Sunburst~我武者羅-Yamato Damashii ★★★ (2023-01-11 16:07:12)

ラウドネスらしいキメもあるが
それ以上に自由なマインドを感じさせる
なにか吹っ切った印象を受けましたね
こういう歌詞を採用したのも驚きでした
最初はベタな一曲だとおもったが
聞き込むと新しい発見がある
制約を取り払いつつもらしさを失わなかったのは昔気質のファンから支持されるだろう

URIAH HEEP-Chaos & Colour-Save Me Tonight ★★★ (2023-01-11 15:48:17)

今月末にリリースされるフルアルバムから先行公開されたリーダートラック
僅か3分30秒というランニングタイムも狙っていますよね
コロナ騒動をヒープ流に見つめています
ジェフ・スコット・ソートとデイブ・リマーのコラボ
躍動感溢れるメロディアスな疾走ナンバー
若いね
そしてベテランの味わいがあります
新作に期待値も高まるのですが2ヶ月前から聴いているからなぁ

ANTHEM-Crimson & Jet Black-Wheels of Fire ★★ (2023-01-11 15:36:23)

昨今流行の先行公開された一曲
近年の作風を踏襲するメロディックなアンセム流ヘヴィメタル
EVIL ONEタイプですかね
ギターソロもテクニックのみならず哀愁のあるフレーズで魅了
今回も英詩を採用しているようですね
海外でもコアなファンならば日本を代表するバンドとして知られるアンセム
限られた時間の中で存分に暴れて欲しいものである
個人的には初期の頃を思わせるゴリゴリのメタルも聴いてみたいなぁ
タイトロープみたいなアルバムをあえて作って欲しいねぇ
いっそ森川でセルフリメイクして欲しい
森川の唄うDEATH TO DEATHとかピッタリだと思うんだけどなぁ
あと柴田さんのガリガリと迫力のあるベースサウンドを味わいたい
ご無沙汰ですからねぇ

十二単-Loving Woman ~ the History of 12hitoe ★★★ (2023-01-10 14:53:40)

まさか生きているウチに、このバンドの正式な音源が聴けるとは夢にも思いませんでした。エクスプロージョンからリリースされた幻のV.A『HEAVY METAL FORCE』に楽曲を提供、デモ音源など正式な音源を残すことなくバンドは消滅。というか、バンドをヴォーカルの藤原正紀名義に変更、そして聴きやすいミックスに変えてリリースされたのが藤原のソロ『AGAIN』である。

あちらはアナログ盤を手に入れたのだが、そっちも復刻盤が出たのに驚いた。でも十二単ほどではない。こちらは本気で驚きましたね。
そして原曲というのかアレンジの違い、そして未体験のライブ音源に興奮必至。よくぞ掘り起こしてくれましたねです。
クレジット見て驚いたのがギターが八重樫のいない時代があったり、ドラムが五十嵐公太じゃないとか、個人的にも新しい発見があり、このバンドの事を全然知らなかったんだなぁと思いました
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TREAT-Tunguska ★★★ (2023-01-10 14:24:20)

前作にあったモダンな風味付けを絶妙に排除、とは言えそれ風の楽曲もあり、安易な80年代型メタルと言う手法は一切とっていない。前半から色彩美豊かな楽曲を揃えてきた。この野心溢れるバンドサウンドは成功を掴む最短ルートを見つけたかのような光が差し込んでいて、躍動感溢れるダイナミックなリズムと北欧らしい冷ややかなメロディを軸に多種多様な方法論で魅了してきた。
とにかく迷いが一切ない、全力で極上のメジャーロックをやっている。
BON JOVIが哀愁のメロディと魅了した路線に戻ることはない、デフ・レパードも中途半端で何をやっても過去を超えられないだろう。
もう積んだ両者に変わりトリートがメジャーロックの本流となり広くハードシーンを支えて行くのでは?と錯覚するほどに充実ぶりだ。
唄を中心としつつもギターも心地よく鳴り響き、気持ちよさそうにリードしている。聴きやすいサウンドメイクは
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TREAT-Ghost of Graceland ★★★ (2023-01-07 08:59:17)

リバイバルブームが訪れ再結成が頻繁に行われた2000年以降のメタルシーン。多くのバンドは尻すぼみで知らんうちに解散したりするのだが、一発屋で終わらずに継続した形になったのはファンに取っては何よりもありがたい出来事ですよね。
若干モダンな風味付けを初っぱなで行ったが、あくまでもメロディ主体の為、耳も直ぐに慣れ、違和感は徐々に薄まり4曲目を境に一気に押し切られました。レコード契約を交わしてから常にメインストリームを意識した作風で活動していた彼ら、これが2016年のクラシックメタルとしての旬なサウンドメイクという事なのだろう。どこを切っても溢れ出る潤いのある叙情的なメロディ、BON JOVIでもデフ・レパードでもない、トリート流メインストリームロックを確立、昔の名前で出ていますではない現代に通用する形を取ったのは現役のバンドとして生きる上では必要不可欠でしょう。

個人的には
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KRYPTONITE-Kryptonite ★★★ (2023-01-07 08:33:24)

THE POODLESの成功、ヤコブ・サミュエルも余裕のある生活を送っているでしょうね。プロデューサーはアレサンドロ・デル・ペッキオ、ヤコブと一緒に曲を作り、レーベルはFrontiersときていますから、メロディ派マニアなら安心して手を出せる作品。信頼度のあるレーベルですからね。ギターにマイケル・パレスってのも、ダメ押しの安定感です。
お膳立ては揃っています。もはやレーベル謹製のサウンドです、それだけに真新しい出会いや、裏切りはありません。その信頼と実績のあるスタイルから繰り出されるブランド力、ベタに敵うモノなしを思いっきり体感させてくれます。

そんな中でありきたりに陥らないのはヤコブ・サミュエルの金属質な歌声、柔和なサウンドの中でアクセントとなっている。流麗なギターワークも我を張らないが実にツボを押さえており、的確なギターワークが邪魔することなくドラマを演出すること
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AUTUMNS CHILD-Zenith ★★★ (2023-01-07 08:16:01)

ミカエル・アーランドソンがフロントマンを務めるメロディックメタルバンドの3枚目。コンスタントにアルバムをリリースと活動も順調な用でメロディメイカーとしての才能を遺憾なく発揮という事でしょう。相棒であり右腕として辣腕を奮うMOON SAFARIのポントゥス・オーケソンのギターワークもギラリと光を放ち、ここで聴ける多様性の溢れたメロディアスメタルサウンドの根幹を支えている。
とにかく叙情派ナンバーは勿論だが、煌びやかなポップチューンにバラード、戦隊モノの主題歌みたいな楽曲まで用意とやり過ぎなくらい、メインストリームに睨みを利かせつつも、合い言葉は哀愁のメロディと言わんばかりに、徹底した音楽性を追求している。
その中で哀愁美の配合を変えバラエティに富んだと感じさせる手腕は見事でしょう。やはり参加メンバーの技量というモノがモノを言っている。技巧的志向のバンドサウンドではないが、余計な
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TKO-Below the Belt ★★★ (2023-01-05 06:33:14)

今やTKOと言えばペットボトルを後輩に投げつけ、知識の欠片もないに投資トラブルを巻き起こした、お騒がせの調子こき芸人を真っ先に思い出すでしょうが、個人的にはTKOと言えば、このバンドをなります。
アメリカのバンドらしいくメインストリームよりの豪快なロックをやっています。前作の方向性を引き継ぎつつもソリッドでハードなサウンドと懐かしいバブル臭、1986年というメタルバブル勃発の運気を見逃すまいと全力で取り組んでいます。
根が根だけに、アーティスト気質が出ており、実にオーセンティックなスタイルで勝負している。その生真面目さが売れ線志向と合わず、真面目さが上回り、どこか個性の無いサウンドへと変換しているのが評価を分ける最大のポイント。
個人的には、大きな期待を裏切らない安定したサウンドは、スリルはないが堅実であり、華やかな80年代の空気とロックの持つ一色即発な雰囲気が共存して
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HOUSTON-Relaunch II-Love Is Blind ★★★ (2023-01-02 01:07:48)

オリジナルはジョン・オバニオンが唄っています
こうして改めて聞き直すとオバニオンに寄せて唄っていますね
こういう曲をチョイスするセンスに唸ります
何よりメロディアスなサウンドに相当精通しているアーティストですね
こういうところに着目できるセンスにワタクシも共感します
オリジナルに対する思い入れが強いので部が悪いのだが
まっさらな気分で聴けば素晴らしいパフォーマンスだと認知するでしょう
文句のつけようなどないのだがオリジナルを聴きすぎた

HOUSTON-Relaunch II-Justice for One ★★★ (2023-01-02 01:02:38)

オリジナルはカナダのミュージシャン
メロディ派のマニアからは絶大な支持を受けるジョン・ファーナム
オリジナルの味を損なわず北欧風味をサラリとねじ込んだセンスに目を見張りますね
そしてオリジナルの素晴らしさを再確認させてくれました

THE BIG DEAL-Amaranth(Nightwish Cover) ★★★ (2023-01-02 00:54:43)

原曲を知らないので比較のしようもありませんが
こういう曲もやれるんだという事を示したのか再生回数を見て
アルバムの方向性を固めたのかは分かりませんが
タイプの異なる3曲をやれる器用さとアーティストとしての力量
可能性豊かなメロディアスロックバンドですね

THE BIG DEAL-Gimme! Gimme! Gimme! (ABBA cover) ★★★ (2023-01-02 00:47:21)

まぁABBAのカヴァーに鮮度はありませんが
ツインヴォーカルの旨味を端的に伝えています
こちらもアルバム未収録のカヴァーソング
ギターソロもテクニカル
キーボードソロも華麗に舞い踊る
ジャジーな終わり方もイイねぇ

THE BIG DEAL-Rock the Night(Europe Cover) ★★★ (2023-01-02 00:42:48)

このバンド日本でリリースされていないんですね
アルバム未収録で先行公開されたカヴァーソング
なんか日本盤が出たらボートラになりそうな予感が
でもPV込みで見て欲しい
カッコいいわぁ
躍動するアメリカンロックサウンド
こういうの聴いてアメリカンナイズドとか寝ぼけたことを言いますか?
全米を席巻した北欧風アメリカンロックのカッコ良さを余すことなくカヴァー
シンプルにカッコイイ

THE BIG DEAL-First Bite-Bad Times, Good Times ★★★ (2023-01-02 00:34:25)

1stから4曲PVを制作されているのだがバラードが一曲も無い
こういう姿勢にもフロンティアレーベルのブランド力を感じる
普通は売るためにやるだろうよ狙いすましたバラードをさ
このレーベルから大量に輩出される音源をチェックするだけで一年が終わりますよね
普遍的なメロディアスロックの持つ堅実さと軟弱なバンドではないというメッセージ性を込めたバンドサウンド
無駄に女を売るだけにマネージメントが付いていない証拠でもある
90年代には終わった性を強調して売るという作業
日本ではいまだにそれがメインである
世界に売って出るならば心を入れ替えないとね
あちこちにヒントはある
目先の僅かな成功になびいてはいけない

THE BIG DEAL-First Bite-Top Heaven ★★★ (2023-01-02 00:30:03)

耳馴染みの良いメロディとしなやかな鋼鉄サウンド
メロディ派のマニアにはたまらんでしょうね
女性シンガーも最高にクール
エロかっこいいとはこの事でしょうよ
釘付けになるPVもエエですよ
唄を際立たせるアンサンブルの作り方も悪くない
キーボードソロもギターソロもまだまだ聴かせてと思わせるのもイイよね

THE BIG DEAL-First Bite-Sensational ★★★ (2023-01-02 00:24:56)

躍動する壮麗なハードサウンド
サビの弾けっぷりも素晴らしい
ギターも巧者
鍵盤プレイも効いている
もっと売れて良いバンドだろう
華やかさを音に練り込んでいるのもカッコいいです

THE BIG DEAL-First Bite-Never Say Never ★★★ (2023-01-02 00:21:51)

TNTのカヴァーを年末にリリースしましたね
チョイ嬉しいです
タイプの異なる麗しの女性シンガーを二人並べていますが喧嘩しません
ギターはソロになると俄然色めき立ち確かな腕前を披露
唄以外にキーボードも奏でるネヴェナ・ブランコヴィッチが良いんですよね
才色兼備なバンドサウンドにウットリです

THUNDERSTICK-Something Wicked This Way Comes ★★★ (2023-01-02 00:09:01)

知らない内に再結成を果たしていたNWOBHM史を語る上では外せないドラマー、我らがサンダースティックの帰還です。
幻の2ndからマテリアルを選出という話題性もマニアには興味を注がれるポイントでしょうが、ジョディー・ヴァレンタインという大きな損失を、どういう形で埋めたのかも注目ですよね。
そのパワフルな歌声は前任者と比肩しても問題なし、派手目のドラムを前に出したロックオペラ風のサウンドをコントロールするのにピッタリの逸材、あらゆるタイプの楽曲を自分のモノとし絶大なインパクトを誇っています。少々AOR調だった1stと比べてもダイナミックで親しみやすいロックサウンドを提示、その古典的な手法は今の時代、逆に新鮮に映り懐かしさと共に手堅いハードサウンドを聴かせてくれる。テクノロジーの恩恵は、自主制作盤でも遺憾なく発揮、少々ドラムがウザいミックスも1stを思い出させ懐かしいのだが、実力は
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HEAVY PETTIN'-Roll the Dice ★★★ (2022-12-27 17:03:31)

知らんうちに配信盤にてリリースされた幻のシングル盤の復刻、2022年リマスターとオリジナルバージョン収録と言うマニアを歓喜させる仕様に、ヒデキ感激とリンゴとハチミツがトローリ溶けて、旨さが爆発なレア盤が復活。収録されたLove X LoveとNothing to Loseは、ニートからリリースされたシングルには収録されておらず、また過去のアルバムにもなかったハズである。これには面喰らいました。嬉しい誤算ですよ。
NWOBHMファイター時代を完全に想起させる憂いのある叙情派ハードサウンドに唸りますよ。
詳しい詳細はさっぱりです。既存の情報を引っ張り転載するのはNGなのでやりませんが、この3曲の出来映えに胸踊りますね。発見してからヘビロテですよ。NWOBHMマニアは勿論ですが、湿り気のある英国的伝統美溢れる古典ロックに興味のある方はマストと言えるでしょう。

HAUNT-Mind Freeze ★★★ (2022-12-27 14:55:38)

現代に甦ったNWOBHMとして知られるプロジェクトチームのフルアルバム。音に厚みをもたらす鍵盤プレイもそこそこに、叙情性の高い湿り気たっぷりのハードサウンドを披露。その実直なる精神はマニアにとっては頼もしい限り、方向性を広げつつも口うるさいマニアから、そっぽを向かれぬように、道筋を立てきっちりとやりきっている。
妖しげなメロディとメタリックなリフ、適度な疾走感を伴い駆け抜ける様は、実に伝統的である。

この湿り気がたまらないのよ。狙っているんですよね。新しい何かを作るスタイルではないが、消えて言い訳がない古典中の古典。エンジェルウィッチのような英国的なビシャビシャ系メタルが好きな人なら大いに楽しめますよ。こちらはあか抜けてますけどね。でも胡散臭さも上手に取り込んでますのでご安心ください。

KRYPTOS-Afterburner ★★ (2022-12-19 22:25:02)

インド産HM/HRバンドが2019年にリリースしたフルアルバム。パワー・スピード・メロディとヘヴィメタル三種の神器を頭上高く掲げ、JPやメイデン、ACCEPTと言った王道スタイルをど真ん中で踏襲、全8曲小気味よく駆け抜けていきます。こうなると、このラフな歌声がチョイと情緒に欠いた面が目立ち、全ての楽曲の印象を画一的にしてしまうというピンチに陥る。また楽曲も実直すぎるパターンが多いため、初見の感触は良いが飽きのサイクルが早いのは免れないだろう。
こういうのを聴くと、わしゃ、有名バンドの昔のアルバムを聞き直すわいと言われたら反論の余地などないのですが、若い人にとっては、少々サウンドプロダクションに古さを感じる過去作よりも、こうして現代的なテクノロジーの恩恵を受けたサウンドの方が馴染みやすいだろう。黄金期と呼ばれるメタルシーンが活況した80年代を想起させてくれる筋の通ったサウンドは、入門
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THUNDERMOTHER-Black and Gold ★★★ (2022-12-19 22:10:23)

豪放磊落、ドライヴィングするグルーブはキャッチーさも今まで以上に取り込み聴きやすさを倍増、このバンドらしい、しなやかでキレのあるハードサウンドは、天地を揺るがす落雷の如くビッカビカに光輝きストームを巻き起こす。AC/DCよりも洗練されているのは、日本人にもウケそうなのだが、やはりメインヴォーカルを初め。後ろ姿が軽トラ並にごっつい容姿が押せない理由ならロックじゃねぇなぁ。

AFMレコードの抱えているバンドとしては、かなり親しみやすいし王道のど真ん中を大胆に闊歩する姿は逆にクールだし頼もしい。女である事を売らなくても成立させれる、音そのもので勝負出来る魅力。日本のメタルシーンにとっても良いビジネスモデルだと思うんですけどね。とにかく、このバンドは嘘をつきません、そして裏切りません。それは先人達が築いたスタイルを踏襲しているからです、そのリスペクトはパクりではなく、自らの血となり
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MADAM X-Monstrocity ★★★ (2022-12-17 19:45:23)

かつてセバスチャン・バックがいたことでも有名なグラム系の硬派メタルバンドによる復活作。ド派手のルックスとシュレッドギターを擁するサウンドは、明るい脳天気なメインストリーム寄りのL.Aメタルとは違い、当時のシーンにとっても異質なバンドであった。
それだけに、このバンドがどのような形で復活作を届けるのか興味も注がれます。
今やエルビス・プレスリーのソックリさんというか、エルビス・プレスリーそのもので活動するシンガーのブレット・カイザーも現役感バリバリ、当時から女性としては頭一つ抜けていたギタリスト、マキシン・ペトルッチのごっついギタープレイに陰りはなく、この古くて新しいヘヴィメタルサウンドの軸となり八面六臂の大活躍、盤石のリズムプレイにも隙はなく豪快なリズムを叩き出し、ダイナミックなバンドサウンドを牽引、MADAM Xというバンドが持っていた毒気と硬派なメタルスピリットを現代のフ
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SAHARA-Going Crazy ★★★ (2022-12-16 14:26:11)

同時期にデビューしていた女性シンガーのいるSARAYAと混同した時期がありましたが、こちらはアメリカ産の叙情派HM/HRサウンドを轟かせるバンドの1st。キーボードのセンチネルことダイアン・アレンズの華麗なるキーボードと、女性らしい凜とした佇まいから発せられるパワーヴォイス、その美声にウットリとさせられます。この2枚看板の圧倒的な存在感、そのパフォーマンス力に釘付け。リリースが1992年ですからね。今となっては早すぎた登場となります。80年代でもダメ、今が旬でしょうね。成熟しきったメタルシーンにおいて、かつて、ここまで完成度の高い女性がメインを張るバンドなど、そういるモノではありません。
センチネルの奏でるドラマ、そして、リズ・ヴァンドールが歌い上げるメタル一大叙情詩の美しさ、メロディックなメタルが好きで、複雑すぎるドラマはチョイと、と思うマニアにはドンピシャのサウンドである。
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BENEDICTUM-Uncreation ★★★ (2022-12-16 13:49:21)

正統派ヘヴィメタルの世界では知らない人はいないでしょうよと、言いたくなるほどの実力を誇る女性シンガー、ヴェロニカ・フリーマン。ディオのトリビュートバンドをやったり、THE RODSと共演して音源をリリースしたりと、そっち系との人脈も強く、今作のプロデューサーはジェフ・ピルソンである。
日本では女性であるという事は最大の売りであり、ある意味、性を販売する傾向が強い。欧米ではアイドル文化は根付かないだろう、特に恋愛禁止など完全なる人権問題だし、女性アイドルに関しては特に性差別の最たる例でしょうね。そんな文化圏のアジアだからこそ、成立する女性が不必要に色気を売り性的歓喜を行う。アメリカでもそういう時代があったが90年代に入り、そういう行為に対する拒絶が行われた。令和4年であり2022年の日本では、メディアイチオシは、どんなグループだろうか?時代遅れもやり過ぎれば深刻な病である。目先の成功
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M-pire-Chapter One ★★★ (2022-12-15 14:07:20)

手は目よりも早いで話題をさらったジョシュア・ペラヒアが90年代に、M-Pireというバンド名で活動していた時代があります、今作は1995年にリリースされたフルアルバム。ちなみに2001年にJoshua Perahia名義で再発されているので、ややこしいのですが初っぱなは、この名義でのリリースでした。シンガーにはマイケル・オマラを迎え、ジョシュアなりに90年代を意識、ザラついたアメリカンロックも取り込み、ジョシュア流SKID ROWみらいな感じの作風に仕上げている。
正直、95年でも古いサウンドなのだが、ソロではジョシュアらしい面も見られるが、全体的には抑え目でありバンドサウンド勝負という方向性だ。正直、懐かしい空気のサウンドだし、何もジョシュアがやらなくてもではあるが、80年代末期から90年代前半に登場したメインストリーム系のハードサウンドが聴きたいというマニアには丁度良いでしょう
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GRAHAM BONNET BAND-Day Out in Nowhere ★★★ (2022-12-14 17:15:04)

思いのほかアルカトラスの活動が続いたグラハム、多彩なゲストを迎えるも企画倒れに終わったアルカトラスのアルバム。せっかくメンツを揃えても統一感の無さが散漫な印象を色濃く残した、予定通りのグラハムは脱退。ドゥギー・ホワイトを入れてアルカトラスの名義に則った作風に回帰した。ドゥギーが、どの時点で参加したかは分からないが、グラハムが歌い出しそうな曲も多くありドゥギー・ホワイトが前提のように思えなかったのだが真相は分からない。
そしてパートナーと共に元サヤの収まりリリースされたのが今作でしょう。予定調和の楽曲と音楽性、グラハム・ボネット・バンドの名に相応しい多様性と王道路線を押さえた作風が刺激は薄いが安定感があり、グラハムも気持ちよさそうに歌っている。流石に衰えは隠せないが老獪なテクニックを駆使して成立させているのは流石である。

裏で鳴るリリカルな鍵盤プレイも耳を惹くしリードギ
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HEADSHOT-As Above, So Below ★★★ (2022-12-13 15:37:31)

90年代から活動を続けるジャーマンスラッシャー、ジャーマンスラッシャーの諸先輩からの影響もくみ取れるが、より一層磨きを掛けるのは古典メタルから現代的なスタイルも柔軟に取り込み王道路線へと変換。
古さに埋没しないアイデアと、焼き回しに陥らない直球勝負な清いスタイルがなんとも魅力的です。
ヘヴィでダークというよりはスカッとキレのある面を強調しているので聴きやすさを誘発しているのは間違いない。小気味よく繰り出されるリズムとリフ、強靱なグルーブを叩き出すサウンドはスラッシュメタルならではのダイナミズムに溢れておりギターも巧者、臨機応変にメロディアスなパートも持ち込み、楽曲に豊かな表情をつけている。
このバンドの魅力は有機的な絡みを感じさせるところにある。やり過ぎないサウンドミックス、そして人間味を感じさせるギターチーム、そういう血の通ったプレイが根幹にあり、デジタル加工臭を押さ
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INTRINSIC-Intrinsic ★★★ (2022-12-12 15:16:08)

アメリカンメタルの裏街道を走るガチムチのパワフルメタルサウンド、そして一筋縄ではいかない場面展開の多さ、そのドラマ性はストレートに突っ走るだけではない情景を浮かべメタル一大叙情詩を奏でている。
欧州的なフォーキーメロディも取り込み、メイデンよろしくと言わんばかりに起伏のある構成は聴き手の闘争心を煽るようなアレンジが効いており、その手のメタルが好きな人にはグッと燃えるモノもあるでしょう。
インディーズ盤ではありますが、録音状態も酷いモノではなく演奏もタイト。インストナンバーの③の次には3分を切るスピードメタルもぶっ込み、重厚さだけではないキレも魅せつけた。こういう演出がアルバムの流れとしては聴き易さを誘発、迫力不足の低音であろうが、妙な生っぽさのある演奏によりメタルの持つ、好戦的な魅力を抽出している。スラッシュメタルの台頭もあり、メタルバブルが吹き荒れる中で、一番苦戦したのがア
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SNAKES IN PARADISE-Garden of Eden (2022-12-12 15:02:36)

バンド名から想像させるカヴァデール風味、その予感はオープニングナンバーから漂いますが、④とはかちょっとやり過ぎですよね。前半から、前作以上に狙いに言った曲が多く正直、前作にあったホワイトスネイクしすぎず、北欧メタルしないという作風よりも、グッとホワイトスネイク風味を増量、完全に北欧のホワイトスネイクになっている。
そのあたりが評価を分ける最大のポイントだろう。もうチョイ自然体でやって欲しいところである。
しかし、コンパクトながらもギターも美味しい、唄は相変わらず上手い、それだけに日本代表のPKみたいに、ちょこんと置きにいった楽曲は模倣を突き破るまでの勢いはない。
最近、まで今作に触れてこなかったが1st以降、あまり話題にならなかったのも頷ける。一頃シーンに溢れかえったカヴァーディルのモノマネシンガーによる典型的なブルージーメタルである。

しかし、元ネタを知
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Oral-Oral Sex ★★★ (2022-12-11 17:30:05)

とんでもないアルバムタイトルに躊躇する人も続出です。橋のたもとで撮影されたジャケット、ボンテージ風ファッションに身を包み、どんなバンドなのかコンセプトも伝わらない微妙な表情を浮かべる3人の女性、クレジット的にもこの3人のバンドなのかと錯覚するのですが、実は演奏しているのは男性であり、唄を売っているのが女性という嗜好、なんでそんなお遊びをぶっ込んだのかは分かりませんが、確かに、ゆるい3人からは想像できないまともな演奏に納得しました。
陽性な空気を運ぶ女性シンガー、そしてハードにドライブするロックンロールは、ヘヴィさには欠けるが軽快に駆け抜けるので、この女性を生かすパンク的なアプローチと考えると大きな不満は無い。
とにかくファニーな親しみやすさとエロい歌詞、そういうものをコンセプトにロックをやっていると言うことなのだろうが、英語が分からないワタクシには、どのような比喩があるのかも
…続き


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